JP6414035B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通常モードと省エネモードを有し、省エネモードでの装置の状態を監視する監視部を含む画像形成装置に関する。
複合機、複写機、プリンター、ファクシミリ装置のような画像形成装置は、ジョブ実行可能な状態で保たれる通常モードと、一部の構成への電力供給を停止し、省電力を図る省エネモードを有する。そして、画像形成装置が省エネモードに移行した状態での不都合を解消するための技術の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、所定の省電力モード移行条件に加えて、印刷装置が印刷可
能状態にあることを省電力モードへの移行条件とし、印刷が不能であるときは省電力モードに移行させない印刷装置が記載されている。特許文献1記載の印刷装置では、異常が発生していない状態(印刷可能状態)を省電力モードへの移行必要条件とすることにより、印刷不能状態の継続時間の監視や、省電力状態での印刷不能状態の表示のような印刷不能状態で省電力モードに関する種々の制御を不要とし、装置の制御の簡素化を図る(特許文献1:段落[0009]、[0010]参照)。
特開2002−144677号公報
複合機、複写機、プリンター、ファクシミリ装置のような画像形成装置は、通常モードと、通常モードよりも消費電力を減らす省エネモード(「省電力モード」や「スリープモード」と称されることもある。)を有する。使用しない間(ジョブを行っていない間、待機中)、画像形成装置を省エネモードとしておくことで、画像形成装置での消費電力を減らすことができる。
画像形成装置のうち、省エネモード中、原稿を読み取って画像データを生成するスキャナ、印刷を実行する印刷エンジン、設定用の表示パネルのような部分への電力供給が停止される。省エネモード中、コンピューターからのプリント用データの受信のような予め定められた復帰要因が発生したとき、電力供給を停止していた部分への電力供給が再開され、画像形成装置は通常モード(ジョブ実行可能状態)に復帰する。
ここで、省エネモードに移行するとき、予め定められた省エネモード移行処理が順に実行される。そして、省エネモードへの移行期間中に(通常モードから省エネモードへの移行中に)エラーが生ずることがある。
省エネモードでは表示パネルのような使用者に情報を伝える部分への電力供給が停止される。そのため、エラーが発生したまま省エネモードに移行すると、エラー発生を使用者に知らせられないという問題がある。また、省エネモードへの移行中に生じたエラーが、通常モードへの復帰に関連する回路に悪影響を与え、復帰用の回路がロックし、通常モードに復帰できなくなる場合があるという問題がある。
なお、特許文献1記載の技術は、異常の有無を監視しておき、異常がある場合に省エネモードへの移行を開始しない技術である。従って、省エネモードへの移行中に発生したエラーに対処することができない。また、特許文献1記載の技術は、用紙有無、インクの有無、カバーの開閉状態のような通常モード中に検知できる項目のエラーを検出する(特許文献1:請求項2参照)。従って、特許文献1には、省エネモードへの移行中に生ずるエラーに関する記載は無い。
本発明は、上記問題点を鑑み、省エネモードへの移行中にエラーが生じても、エラーの長時間放置を防ぎ、通常モードに復帰できなくなることを防ぐ。
上記目的を達成するために請求項1に係る画像形成装置は、通常モードと、予め定められた供給停止部分への電力供給を停止することにより前記通常モードよりも消費電力を減らす省エネモードを有する。また、画像形成装置は、複数のコンポーネント、電源部、監視部、自動復帰信号発生部、演算処理部を含む。前記コンポーネントは、全体又は一部が前記供給停止部分であり、画像形成装置を構成する。前記電源部は、前記通常モードでは前記供給停止部分への電力供給を行い、前記省エネモードでは前記供給停止部分への電力供給を停止する。前記監視部は、前記省エネモードへの移行開始に伴い前記電源部からの電力供給を受けて動作し、前記通常モードでは停止し、前記省エネモード中に復帰要因の発生を知らせる割込信号生成部からの割込信号があったとき、前記供給停止部分への電力供給を前記電源部に再開させて画像形成装置を前記通常モードに復帰させる。前記自動復帰信号発生部は、前記割込信号の一種である自動復帰信号を前記省エネモードへの移行完了後に前記監視部に入力する。前記演算処理部は、前記供給停止部分の1つであり、前記通常モード中に予め定められた前記省エネモードへの移行条件が満たされたと認識したとき前記省エネモードへの移行を決定し、前記省エネモードへの移行決定から前記省エネモードへの移行完了までの移行期間中にそれぞれの前記供給停止部分への電力供給を前記電源部に順番に停止させ、前記移行期間中にエラーが生じたとき、前記省エネモードへの移行完了後に前記監視部に前記自動復帰信号を入力させるための復帰準備処理を行う。
本発明によれば、省エネモードへの移行中にエラーが生じても、自動的に通常モードへの復帰が行われるので、エラー発生状態のまま、省エネモードで画像形成装置は長時間放置されない。また、省エネモードへの移行中のエラーにより、復帰要因の発生を認識する部分のロックが生じても、画像形成装置を通常モードに復帰させるので、ロックを速やかに解除することができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機の電力供給系統の一例を示す図である。 実施形態に係る監視部の一例を示す図である。 実施形態に係る複合機での通常モードから省エネモードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る復帰準備処理を行って省エネモードに移行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 変形例に係る複合機での通常モードから省エネモードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図6に基づき説明する。本実施形態では、電子写真方式でカラー印刷対応の複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。複合機100は、通常モードと、通常モードよりも消費電力を減らす省エネモード(ディープスリープモード)を有する。但し、本実施形態に記載される構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概要)
まず、図1に基づき、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は、実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
複合機100は、制御部2(制御基板)を含む。制御部2は、複合機100を構成するコンポーネント(記憶部3、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、印刷部6、通信部7)の動作を制御する。制御部2は、演算、制御を行う演算処理部1、印刷に必要な画像処理を画像データに施す画像処理部21を含む。演算処理部1は、CPUのような処理、演算、制御を行う集積回路である。
また、制御部2にはタイマー回路22とRTC回路23(リアルタイムクロック回路)も設けられる(制御部2外に設けてもよい)。タイマー回路22は、一定間隔で出力信号を立ち上げる又は立ち下げる回路である。例えば、タイマー回路22は、一定周期のクロック信号を発する。タイマー回路22の出力信号は、演算処理部1に入力される。タイマー回路22の出力信号は、Linux(登録商標)のようなOSに必要な割込信号として用いられる。RTC回路23は、時間(現在時刻)を測るためのもの(時計)である。バックアップ用の電池(不図示)がRTC回路23の電源として別途設けられる。そのため、複合機100の主電源が落とされていてもRTC回路23は動作する。なお、複合機100の主電源が投入されているとき、電池ではなく、制御部2に供給される電圧に基づきRTC回路23を動作させてもよい。
記憶部3はROM、RAM、HDDのような記憶装置を含み、制御用プログラムやデータを記憶する。
又、制御部2は、操作パネル4と通信可能に接続される。操作パネル4は、表示パネル41、タッチパネル部42を含む。表示パネル41は、設定用画面、複合機100の状態、メッセージのような情報を表示する。タッチパネル部42は、表示パネル41に付される。タッチパネル部42は、使用者のタッチ位置の座標を検知する。タッチパネル部42が認識したタッチ位置に基づき、使用者に操作されたキーやボタンのような操作用画像が特定される。また、操作パネル4には、ハードキーも設けられる。例えば、通常モードから省エネモードへの移行を指示するための節電キー43や、ジョブの実行を指示するためのスタートキー(不図示)のようなキーがハードキーとして設けられる。制御部2は、操作パネル4でなされた使用者の設定どおりに動作するように、複合機100を制御する。
又、制御部2は、原稿搬送部5a、画像読取部5bと通信可能に接続される。原稿搬送部5a、画像読取部5bは、原稿を読み取って画像データを生成する部分である。原稿搬送部5aは、セットされた原稿を読み取り位置に向けて搬送する。画像読取部5bは、原稿搬送部5aに搬送される原稿や、原稿台(コンタクトガラス、不図示)にセットされた原稿を読み取り、画像データを生成する。制御部2は、原稿搬送部5aと画像読取部5bの動作を制御する。
又、複合機100は、印刷部6を含む。印刷部6は、エンジン制御部60、給紙部6a、搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dを含む。エンジン制御部60と制御部2は通信可能に接続される。制御部2は、印刷指示、印刷ジョブの内容、印刷に用いる画像データをエンジン制御部60に与える。エンジン制御部60は、制御部2の指示を受け、給紙、用紙搬送、トナー像の形成、転写、定着のような印刷関連プロセスを実際に制御する。
エンジン制御部60は、用紙を一枚ずつ給紙部6aに供給させる。エンジン制御部60は、供給された用紙を画像形成部6c、定着部6dを経て排出トレイ(不図示)まで搬送部6bに搬送させる。エンジン制御部60は、搬送部6bより搬送される用紙にのせるトナー像を画像形成部6cに形成させ、トナー像を用紙に転写させる。エンジン制御部60は、用紙に転写されたトナー像を定着部6dに定着させる。搬送部6bは、トナー像が定着された用紙を排出トレイに排出する。
又、複合機100は、通信部7を含む。制御部2は、通信部7と通信可能に接続される。通信部7は、PCやサーバーのようなコンピューター200と通信する。なお、USBケーブルを用いるなどして、通信部7とコンピューター200は直接的に通信可能に接続されてもよい。通信部7は、ページ記述言語で書かれたデータや画像データや印刷設定データのような印刷用データをコンピューター200から受信する。制御部2は、印刷用データに基づく印刷を印刷部6に行わせる。
(モードと電力供給)
次に、図2を用いて、実施形態に係る複合機100でのモードと各部分への電力供給の一例を説明する。図2は、実施形態に係る複合機100の電力供給系統の一例を示す図である。
複合機100は、電源部9を含む。電源部9は、1次電源部91、2次電源部92、電源制御部93を含む。1次電源部91は、電源ケーブルにより商用電源(交流電源)と接続される。1次電源部91は、商用電源(交流電圧)から直流電圧を生成する。1次電源部91は、モータ駆動用のDC24Vのような予め設定された電圧を生成し出力する。
複合機100内に設けられる回路、素子は様々であり、各回路、各素子の動作に要する電圧も複数種ある。言い換えると、複数種の電圧が制御部2、記憶部3、通信部7、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、印刷部6の動作に必要である。また、演算処理部1、画像処理部21のようなデバイス(集積回路)では、1つのデバイスだけで動作に複数種の電圧が必要となることがある。そこで、2次電源部92は、1次電源部91の生成電圧に基づき、複数種の直流電圧を生成する。
複数種の電圧生成のため、2次電源部92は、DCコンバーターやレギュレーターのような複数の電力変換回路9aを含む。各電力変換回路9aは、出力すべき電圧値が予め設定される。言い換えると、各電力変換回路9aは、所定の大きさの電圧を生成する。
2次電源部92は、複合機100を構成する制御部2、記憶部3、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、印刷部6、通信部7、のような各コンポーネントに必要な大きさの電圧を供給する。
2次電源部92は、制御部2の各部分(演算処理部1、画像処理部21、タイマー回路22、RTC回路23)、記憶部3、操作パネル4内の各部分(表示パネル41、タッチパネル部42、ハードキー)、原稿搬送部5a(原稿搬送部5a内に設けられた原稿搬送制御用の制御素子やメモリー)、画像読取部5b(画像読取部5b内に設けられたイメージセンサーや、光源や、画像読取制御用の制御素子やメモリー)、印刷部6(エンジン制御部60や印刷部6に設けられた他の素子)、通信部7、監視部8、復帰要因検知用の操作検知センサー80(詳細は後述)の動作に必要な大きさの電圧を生成し、供給する。
上述したように、複合機100は、通常モードと省エネモードを有する。例えば、通常モードでは、エンジン制御部60は定着部6dのヒータのON/OFFを行って、定着部6dを定着可能な温度で保つ制御を行う。しかし、通常モードではジョブを実行していない状態(待機状態)でも、制御部2、各コンポーネントで、一定の電力が消費される。
省エネモードは、待機状態での消費電力を減らすためのモードである。省エネモードは、通常モードで電力を供給していた部分のうち、予め定められた供給停止部分への電力供給を停止する。複合機100の部分のうち、どの部分を供給停止部分とするかは、適宜定めることができる。本実施形態の複合機100では、制御部2の演算処理部1と画像処理部21が供給停止部分とされる。また、コンポーネントごとに、コンポーネントに含まれる部材のうち、どの部分を供給停止部分とするかが定められる。
複合機100には、主電源スイッチ94が設けられる。主電源スイッチ94は、操作パネル4や複合機100の側面に設けられる。主電源スイッチ94は、主電源のON/OFFのためのスイッチである。主電源スイッチ94が操作されたとき、複合機100は起動を開始し、通常モードとなる。通常モードは、印刷、スキャン、送信のようなジョブを実行できる状態で複合機100を保つモードともいえる。
通常モード中に予め定められた省エネモードへの移行条件が満たされると、複合機100は、省エネモードに移行する。移行条件は、適宜定められる。通常モードとなってから(通常モードでジョブが実行された場合にはジョブの実行完了から)、複合機100への操作、入力がなされないまま、予め定められた移行時間経過したとき、制御部2は移行条件が満たされたと判断する。例えば、待機状態となってから操作パネル4への入力がなく、また、通信部7が印刷用データを受信せずに移行時間が経過したとき、制御部2は、移行条件が満たされたと判断する。移行時間は、操作パネル4への入力により設定することができる。移行時間は、十数秒〜数十分の範囲内の何れかの時間に定めることができる。また、操作パネル4に設けられた節電キー43が操作された場合にも、制御部2は、移行条件が満たされたと判断する。移行条件が満たされたとき、制御部2は、電源制御部93に指示を与え、供給停止部分への電力供給を停止させる。
一方、省エネモード中に予め定められた復帰要因が発生すると、複合機100は、通常モードに復帰する(復帰要因の詳細は後述)。省エネモード中、監視部8は、復帰要因が発生したか否かの監視を行う。そのため、電源部9は、省エネモードへの移行の開始に伴って監視部8への電力供給を開始し、省エネモード中でも監視部8に電力供給を行う。監視部8は、省エネモードで動作させる部分であるため、制御部2は、通常モード中、監視部8への電力供給を電源部9に停止させる。復帰要因が生じたとき、監視部8は、電源制御部93に指示を与え、供給停止部分への電力供給を再開させる。
電力変換回路9aの中には、供給停止部分と省エネモードでも電力供給を行うべき部分の両方に電力供給を行うものがある。供給停止部分に対してのみ電力供給をOFFできるように、スイッチ部9bが設けられる。スイッチ部9bは、トランジスタのようなスイッチング素子である。スイッチ部9bは複数設けることができる。スイッチ部9bは供給停止部分と電力変換回路9aの間に設けられる。
電源部9は、各電力変換回路9aのON/OFFや、各スイッチ部9bのON/OFFを制御する電源制御部93を含む。誤動作の防止の観点から、演算処理部1、画像処理部21、通信部7、エンジン制御部60のような複合機100の各部分への電力を供給する順番(タイミング)や、各部分への電力供給を停止する順番が予め定められる。電源制御部93は、誤動作が生じないように各電力変換回路9aや各スイッチ部9bを予め定められた順番で、予め定められたタイミングでON/OFFするシーケンス回路である。
主電源スイッチ94(不図示)の操作によって複合機100の主電源がONされたとき、電源制御部93は、予め定められた順番で、予め定められた時点にそれぞれの電力変換回路9aの動作を開始させる。また、電源制御部93は、それぞれのスイッチ部9bを予め定められた時点にONしてゆく。主電源ONに伴い、通常モードで電力を供給する部分への電力供給が順番に開始される。電力供給が開始された部分では、起動処理が開始される。通常モードで電力供給が開始された部分の全ての起動が完了すると、複合機100は通常モードとなる。
また、通常モードから省エネモードに移行するとき、電源制御部93は、供給停止部分に電力を供給する電力変換回路9aやスイッチ部9bを予め定められた順番で、予め定められた時点にOFFさせていく。全ての供給停止部分への電力供給が停止された時点で省エネモードへの移行が完了する。
また、省エネモードから通常モードに復帰するとき、電源制御部93は、供給停止部分に電力を供給するため電力変換回路9aやスイッチ部9bを予め定められた順番で、予め定められた時点にONさせていく。これにより、供給停止部分への電力供給が順次再開される。電力供給が再開された部分は、起動処理を開始する。全ての供給停止部分の再起動が完了した時点で通常モードへの復帰が完了する。
主電源スイッチ94(不図示)の操作によって複合機100の主電源がOFFされたとき、電源制御部93は、予め定められた順番で、予め定められた時点にそれぞれの電力変換回路9aの動作を停止させる。また、電源制御部93は、それぞれのスイッチ部9bを予め定められた時点にOFFしてゆく。
(監視部8)
次に、図3を用いて、実施形態に係る監視部8を説明する。図3は、実施形態に係る監視部8の一例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態の監視部8は、代理応答部81、割込受信部82、電源管理部83を含む。割込受信部82は、割込信号を受信するためのインターフェイス回路である。代理応答部81、電源管理部83は、マイコンのような小型の集積回路である。
監視部8(割込受信部82、電源管理部83、代理応答部81)は、省エネモードで動作する。監視部8のうち、代理応答部81は、ネットワーク300に接続される。そして、代理応答部81は、省エネモード中、ネットワーク300からの要求のうち、一部の要求に対する応答処理を行う。つまり、代理応答部81は、省エネモード中、通信部7を代行する。省エネモード中、代理応答部81が動作するので、省エネモード中、通信部7への電力供給を停止することができる。
例えば、代理応答部81は、ネットワーク300からのpingによるエコー要求への応答処理や、DHCPやSNMPのようなネットワーク300に関するプロトコルにおける要求への応答処理を代行する。
また、監視部8は、省エネモード中に複合機100内に設けられた割込信号生成部からの割込信号があったとき、供給停止部分への電力供給を電源部9に再開させて画像形成装置を通常モードに復帰させる。具体的に、割込受信部82は、復帰要因の発生を知らせる割込信号生成部からの割込信号を受信する。割込信号生成部は、複数設けられる。
複合機100には複数のセンサーが設けられる。複数のセンサーのうち、使用者の複合機100への操作を検知するための操作検知センサー80が割込信号生成部として用いられる。例えば、給紙部6aの用紙をセットするカセット(不図示)の出し入れを検知するためのセンサーや、複合機100のメンテナンス用のカバーの開閉を検知するためのセンサーや、原稿搬送部5aへの原稿をセットするためのセンサーや、原稿搬送部5aの上げ下げ(開閉)を検知するためのセンサーが割込信号生成部として用いられる。各操作検知センサー80は、使用者の操作を検知したとき、出力信号のレベルが変化する(High→Low→High、又は、Low→High→Low)。
また、割込信号生成部としてタッチパネル部42を用いることができる。省エネモード中に操作パネル4のタッチパネル部42がタッチされたとき、タッチパネル部42は、タッチがあったことを示す割込信号を割込受信部82に入力する。
また、RTC回路23やタイマー回路22を割込信号生成部として用いることができる。RTC回路23とタイマー回路22の両方、又は、何れか一方は、省エネモードへの移行中にエラーが発生したとき、割込信号を割込受信部82に入力する(詳細は後述)。省エネモードへの移行中にエラーが発生しなかったとき、RTC回路23、タイマー回路22は、割込信号を割込受信部82に入力しない。
また、代理応答部81も割込信号生成部として用いることもできる。代理応答部81がコンピューター200からの印刷用データのような特定のパケット(制御部2や通信部7が処理すべきパケット)を受信したとき、代理応答部81は復帰要因の発生を認識する。
各操作検知センサー80、RTC回路23、タイマー回路22の出力信号は、割込受信部82に入力される。省エネモード中、割込受信部82が割込信号を受信したとき、割込受信部82は電源管理部83に復帰要因の発生を通知する。また、代理応答部81が特定のパケットを受信したとき、代理応答部81は復帰要因が生じたことを電源管理部83に通知する。この通知に基づき、電源管理部83は、復帰要因の発生を認識する。復帰要因の発生を認識したとき、電源管理部83は、通常モードへの復帰及び供給停止部分への電力供給の再開を電源部9(電源制御部93)に指示する。これにより、省エネモードから通常モードへの復帰が行われる。
このように、監視部8は、代理応答、割込信号受信、復帰要因の発生の認識といった限られた処理のみを行う。そのため、監視部8の回路規模、消費電力は、通信部7や制御部2よりも小さい。
(通常モードから省エネモードへの移行の流れ)
次に、図4を用いて、通常モードから省エネモードへの移行の流れの一例を説明する。図4は、実施形態に係る複合機100での通常モードから省エネモードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。
図4のスタートは、通常モードであって、制御部2(演算処理部1)が、移行条件が満たされたことを認識した時点である。まず、演算処理部1は、各コンポーネント(記憶部3、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、印刷部6、通信部7)に省エネモードへの移行が可能か否かを問い合わせる(ステップ♯1)。
演算処理部1は、各コンポーネントからの回答に基づき、移行不可のコンポーネントがあるか否かを確認する(ステップ♯2)。ジョブ実行中のコンポーネントに含まれるCPUのような回路は、移行不可を演算処理部1に回答する。例えば、コピージョブ実行中に、節電キー43が操作されることがある。この場合、印刷部6(エンジン制御部60)、原稿搬送部5a、画像読取部5bは、移行不可を回答する。
また、演算処理部1は、いずれかのコンポーネントから省エネモードへの移行を待つ要求(待機要求)を受けることがある。例えば、通信部7がデータ通信をしており、かつ、1秒程度のような予め定められた待ち時間内にデータ通信が終了する場合、通信部7は、待機要求を演算処理部1に送る。また、印刷部6が最後のページを印刷しているとき、エンジン制御部60は、待機要求を演算処理部1に向けて発してもよい。待機要求を受信し、かつ、他に移行不可のコンポーネントが無いとき、演算処理部1は、待機要求を出したコンポーネントに移行可能又は移行不可の回答を受けるまで、省エネモードへの移行が可能か否かの確認を続ける。
ステップ♯2がYesとなる場合は、ジョブ実行中なのに省エネキーを操作した場合が多いと考えられる。そこで、移行不可を回答したコンポーネントがあるとき(ステップ♯2のYes)、演算処理部1は、省エネモードへの移行不可(移行エラー)を表示パネル41に表示させる(ステップ♯3)。そして、本フローは終了する。
移行不可を回答したコンポーネントがないとき(ステップ♯2のNo)、演算処理部1は、省エネモードへの移行を決定する(ステップ♯4)。つまり、演算処理部1は、通常モード中に省エネモードへの移行条件が満たされたと認識したとき省エネモードへの移行を決定する。省エネモードへの移行を決定したとき、演算処理部1は、監視部8への電力供給に電源部9(電源制御部93)に開始させる(ステップ♯5)。つまり、演算処理部1は、通常モードでは監視部8への電力供給を電源部9に停止させ、移行期間中に監視部8への電力供給を開始し、移行期間の途中から省エネモードから通常モードに復帰するまで監視部8を動作させる。
続いて、演算処理部1は、各コンポーネントへの省エネモードへの移行を通知する(ステップ♯6)。この通知に基づき、省エネモードに移行するとき、演算処理部1及びデータの保全処理を行うことが決められているコンポーネントは、データ保全処理を行う(ステップ♯7)。エンジン制御部60、原稿搬送部5a、画像読取部5bの各基板内のCPU(不図示)は、各基板内のメモリー(不図示)に記憶されているデータを記憶部3のHDDやROMのような不揮発性の記憶装置に記憶させる。また、記憶部3のRAMは、保全すべきデータを記憶部3のHDDに記憶させる。なお、この保全処理は、制御部2でも行われる。演算処理部1は、自己が保持するデータや制御部2内の回路で保持しているデータのうち、保全すべきデータを記憶部3のHDDやROMのような不揮発性の記憶装置に記憶させる。
続いて、演算処理部1は、電源制御部93に省エネモードへの移行開始を指示する(ステップ♯8)。この指示を受け、電源制御部93は、予め定められた順番で、及び、タイミングに基づき、供給停止部分への電力供給を順次停止させていく(ステップ♯9)。例えば、電源制御部93は、複数の供給停止部分のうち、表示パネル41への電力供給を最初に停止させる。また、電源制御部93は、複数の供給停止部分のうち、演算処理部1への電力供給を最後に停止する。このように、演算処理部1は、省エネモードへの移行決定から省エネモードへの移行完了までの移行期間中にそれぞれの供給停止部分への電力供給を電源部9に順番に停止させる。
そして、移行期間の間、演算処理部1は、制御部2でエラーが発生したか、及び、各コンポーネント及び監視部8からエラー発生の通知が無いか確認する(ステップ♯10)。移行期間中にエラーが発生しなかったとき(ステップ♯10のNo)、省エネモードへの移行が完了する(ステップ♯11)。そして、本フローは終了する(エンド)。
一方、移行期間中にエラーが発生したとき(ステップ♯10のYes)、演算処理部1は、省エネモードへの移行完了後に割込信号の一種である自動復帰信号S1を自動復帰信号発生部に発生させるための復帰準備処理を行う(ステップ♯12)。また、演算処理部1は、復帰準備処理として、発生したエラーの内容(エラー情報)を監視部8に通知し、監視部8のメモリー(不図示)に記憶させる(ステップ♯12)。
複合機100のうち、タイマー回路22、RTC回路23、通信部7又は監視部8を自動復帰信号発生部として用いることができる。演算処理部1は、タイマー回路22、RTC回路23、通信部7又は監視部8のうち、何れか1つ、又は、複数を自動復帰信号発生部として用いる。
タイマー回路22の出力信号は、自動復帰信号S1(割込信号)として監視部8に入力される(図3参照)。移行期間中にエラーが生じたとき(ステップ♯10のYes)、演算処理部1は、移行期間中及び省エネモードへの移行完了後もタイマー回路22に電力供給を続ける指示を電源部9(電源制御部93)に与える処理を復帰準備処理として行う。この指示に基づき、電源制御部93は、省エネモードに移行してもタイマー回路22への電力供給を続ける。従って、省エネモードへの移行後、タイマー回路22は、一定周期の信号を発し続け、この信号が自動復帰信号S1として監視部8に入力される。省エネモードに移行してもタイマー回路22に電力供給を続けるため、電源制御部93(電源部9)は、タイマー回路22用の電圧を生成する電力変換回路9aを動作させる。
一方、移行期間中にエラーが生じなかったとき(演算処理部1から省エネモード後もタイマー回路22を動作させる指示を受けなかったとき)、電源部9は、省エネモードへの移行完了後、タイマー回路22への電力供給を停止する。省エネモードで電力を供給する場合としない場合があるので、タイマー回路22に対して1つの電力変換回路9a又はスイッチ部9bを設けてもよい。電源制御部93は、タイマー回路22に対して設けられた電力変換回路9a又はスイッチ部9bを制御して、電力供給と停止を制御する。
RTC回路23は、電池を電源とし、監視部8と接続され、時間を測る。複合機100のRTC回路23では、指定された時間に割込信号を出力させることができる。そこで、移行期間中にエラーが生じたとき、演算処理部1は、省エネモードへの移行完了後の時点を指定し、指定した時点に監視部8に向けて自動復帰信号S1を出力する指示を復帰準備処理としてRTC回路23に与える。この指示を受けて、RTC回路23は、指定された時点に自動復帰信号S1を監視部8に入力する。
演算処理部1は、省エネモードへの移行が完了していると予測される時点を指定する。実験で通常モードから省エネモードへの移行に要する所要時間を予め測定しておき、演算処理部1は、エラー発生時点から、所要時間に所定のマージンを加算した時間だけ経過した時点を指定してもよい。
移行期間中にエラーが生じたとき、演算処理部1は、ネットワーク300を介して接続されたコンピューター200に向けて自動復帰信号S1を返信する要求を通信部7又は監視部8に送信させてもよい。なお、電源部9は、移行期間中に通信部7への電力供給を停止する。エラー発生時点に通信部7が動作している場合、演算処理部1は、要求を通信部7に送信させてもよい。エラー発生時点に通信部7が停止している場合、演算処理部1は、要求を監視部8に送信させてもよい。また、通信部7が動作しているか否かを問わず、演算処理部1は、要求を監視部8から送信させてもよい。
演算処理部1は、監視部8が復帰要因が生じたと認識するような信号を複合機100に向けて送信するコンピューター200への要求を通信部7又は監視部8に行わせる。例えば、演算処理部1は、監視部8が復帰要因発生と判断する特定のパケットの返信を通信部7又は監視部8に行わせる。これにより、監視部8は、省エネモードへの移行完了後、監視部8に入力されたコンピューター200からの信号に対する応答信号を自動復帰信号S1と認識する。
ステップ♯12の復帰準備処理の後、省エネモードへの移行は続けられる。そして、フローはステップ♯11に移行する。その結果、移行期間中にエラーが生じても、複合機100はいったん省エネモードとなる(エンド)。
ここで、特定のエラーが生じたときのみ、演算処理部1は復帰準備処理を行うようにしてもよい。監視部8は復帰要因の発生を認識し、供給停止部分への電力供給の再開を電源部9に命令する。監視部8がロックすると、通常モードに戻れなくなる。そこで、演算処理部1は、監視部8がロックする可能性があるエラーが発生したときのみ、復帰準備処理を行うようにしてもよい。例えば、移行期間中にノイズ侵入のエラー発生の通知を監視部8から受けたときや、ネットワーク300から異常パケットを受信した旨の通知を監視部8から受けたときのみ、演算処理部1は、復帰準備処理を行ってもよい。また、使用者に故障発生を知らせることなく、複合機100が省エネモードのまま長時間放置されることは好ましく無い。そこで、演算処理部1は、移行期間中に何れかのコンポーネントから故障発生の通知があったとき、復帰準備処理を行うようにしてもよい。
つまり、移行期間中に、ノイズ侵入、異常パケット受信、故障の何れかのエラーが発生したとき、演算処理部1は、復帰準備処理を行う。ノイズ侵入、異常パケット受信、故障以外のエラーが発生したとき、演算処理部1は、復帰準備処理を行わないようにしてもよい。
(復帰準備処理を行って省エネモードに移行した後の処理)
次に、図5を用いて、復帰準備処理を行って省エネモードに移行した場合の処理の流れの一例を説明する。図5は、実施形態に係る復帰準備処理を行って省エネモードに移行した場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
復帰準備処理を行って省エネモードに移行した場合、省エネモードに移行した直後に監視部8に自動復帰信号S1(割込信号)が入力される(ステップ♯21)。自動復帰信号S1により、監視部8は、復帰要因の発生を認識する(ステップ♯22)。そこで、監視部8は、電源部9に各供給停止部分への電力供給の再開を指示する(ステップ♯23)。
この指示を受け、電源部9(電源制御部93)は、予め定められた順番で、予め定められたタイミングでそれぞれの供給停止部分への電力の再供給を開始する(ステップ♯24)。つまり、通常モードへの復帰が開始される(ステップ♯24)。それぞれの供給停止部分は、電力の供給再開に伴い起動処理を開始する。例えば、演算処理部1、記憶部3、画像処理部21、エンジン制御部60のような各供給停止部分の再起動がなされる。
続いて、監視部8は、通常モードへの復帰で起動した演算処理部1に向けて、今回の通常モードへの復帰が復帰準備処理に基づく復帰であること、及び、保持していたエラー情報を通知する(ステップ♯25)。なお、演算処理部1は、複合機100の制御を司る。そのため、演算処理部1は、通常モードへの復帰が開始されてから比較的初期に復帰する。そして、電源部9は、少なくともステップ♯25の通知を行うまで、監視部8への電力供給を続ける。ステップ♯25の後、電源部9は、監視部8への電力供給を停止する(ステップ♯26)。
全供給停止部分への電力供給が再開され、複合機100は、通常モードに復帰する(ステップ♯27)。例えば、演算処理部1は、各コンポーネントとの通信が確立でき、全ての各コンポーネントから起動完了の通知を受けたとき、通常モードへの復帰が完了したと認識する。そして、通常モードへの復帰後、演算処理部1は、各コンポーネントにエラーの有無を問い合わせ、エラーが発生しているか否かを確認する(ステップ♯28)。
エラーが発生しているとき(ステップ♯28のYes)、演算処理部1は、エラーが発生している旨のメッセージと、発生したエラーの内容を表示パネル41に表示させる(ステップ♯29)。なお、演算処理部1は、予め定められたコンピューター200に向けて、発生したエラーの内容を示すデータを通信部7に送信させてもよい。この場合、通信部7もエラーを報知する報知部として機能する。
供給停止部分への電力供給再開による各部分の再起動があってもエラーが解消せず、省エネモードへの移行期間中に生じたエラーと同じエラーが生じたとき、演算処理部1は、回復できないエラー(重度のエラー)が生じたことを報知部(表示パネル41、通信部7)に報知させてもよい(ステップ♯29)。そして、本フローは終了する(エンド)。ステップ♯29によるエンドの場合、演算処理部1は、操作パネル4への入力のような使用者によるエラー確認がなされたと判定できるまで、エラーの表示(ステップ♯29の表示)を表示パネル41に続けさせる。
一方、エラーが発生していないとき(ステップ♯28のNo)、電力供給再開による再起動により(リセットにより)、エラーが解消した可能性が高い。そこで、演算処理部1は、省エネモードへの再移行を開始する(ステップ♯210→エンド)。具体的に、演算処理部1は、ステップ♯210において、図4のフローチャートを開始する。
(変形例)
次に、図6を用いて、変形例を説明する。図6は、変形例に係る複合機100での通常モードから省エネモードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートのうち、ステップ♯1〜ステップ♯12は、図4と同じであり、援用できるので、説明を省略する。図6では、図4に対し、ステップ♯13、ステップ♯14、ステップ♯15が追加されている。
上記説明では、省エネモードへの移行開始から省エネモードへの移行が完了するまでにエラーが生じたとき、エラーの発生時点を問わず復帰準備処理を行う例を説明した。本変形例では、移行期間中にエラーが発生したとき、エラーの発生時点によっては、演算処理部1が省エネモードへの移行を中断させる。つまり、省エネモードへの移行開始後、エラーが生じた時点が予め定められた分岐時点より前であれば通常モードに復帰し、以後であるとき省エネモードに移行する。言い換えると、分岐時点以後にエラーが生じたとき、演算処理部1は、そのエラーを省エネモードへの移行をキャンセルできない期間に生じたエラーと扱う。
ここで、印刷部6(エンジン制御部60)は停止させると、再起動するのに一定の時間がかかる。また、エンジン制御部60は、動作確認のため、給紙部6a、搬送部6b、画像形成部6c、定着部6dに含まれる回転体を回転させるので、再起動の過程で動作音が生ずる。いきなり動作すると使用者を混乱させる場合がある。さらに、省エネモードへの移行中、印刷部6の停止後、通常モードに戻すために印刷部6を再起動すると、制御プログラムは、複雑になる場合がある。これらの理由から、省エネモードへの移行をキャンセルして印刷部6(エンジン制御部60)を再起動して通常モードに戻すよりも、いったん省エネモードに移行してから通常モードに戻す方が複雑なプログラム、ソフトウェアを開発しなくて済む。そこで、本変形例では、印刷部6(エンジン制御部60)への電力供給が停止された時点を分岐時点とする例を説明する。
ステップ♯10において移行期間中にエラーが発生したとき(ステップ♯10のYes)、本変形例では、演算処理部1は、印刷部6(エンジン制御部60)への電力供給が停止されているか否かを確認する(ステップ♯13)。各供給停止部分(各コンポーネント)への電力供給停止は、予め定められた順番とタイミングで行われる。そこで、演算処理部1は、移行期間の開始からエラー発生時点までの時間に基づき、印刷部6への電力供給が停止されているか否かを判断してもよい。また、演算処理部1は、エラー発生時、エンジン制御部60に信号を送信し、エンジン制御部60からの応答があるか否かによって印刷部6への電力供給が停止されているか否かを判断してもよい。
印刷部6(エンジン制御部60)への電力供給が既に停止されているとき(分岐時点以降のとき、ステップ♯13のYes)、フローはステップ♯12に移行する。省エネモードへの移行はキャンセルされず、演算処理部1は、復帰準備処理を行い、複合機100を一度省エネモードに移行させる。
一方、印刷部6への電力供給がまだ停止されていないとき(分岐時点よりも前のとき、ステップ♯13のNo)、演算処理部1は、省エネモードへの移行をキャンセルし、複合機100を通常モードに復帰させる(ステップ♯14)。具体的に、演算処理部1は、供給停止部分への電力供給の停止を中断すべき指示と、すでに電力供給を停止した供給停止部分への電力供給の再開を電源制御部93に指示する。電源制御部93は、指示に応じ供給停止部分への電力供給を再開する。そして、演算処理部1は、エラーが生じたこと、及び、生じたエラーの内容を報知部(表示パネル41や通信部7)に報知させる(ステップ♯15→エンド)。
このようにして、実施形態に係る画像形成装置(複合機100)は、通常モードと、予め定められた供給停止部分への電力供給を停止することにより通常モードよりも消費電力を減らす省エネモードを有する。そして、画像形成装置は、複数のコンポーネント、電源部9、監視部8、自動復帰信号発生部、演算処理部1を含む。コンポーネント(記憶部3、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、画像読取部5b、印刷部6、通信部7)は、全体又は一部が供給停止部分であり、画像形成装置を構成する。電源部9は、通常モードでは供給停止部分への電力供給を行い、省エネモードでは供給停止部分への電力供給を停止する。監視部8は、省エネモードへの移行開始に伴い電源部9からの電力供給を受けて動作し、通常モードでは停止し、省エネモード中に復帰要因の発生を知らせる割込信号生成部(操作検知センサー80、タッチパネル部42、コンピューター200)からの割込信号があったとき、供給停止部分への電力供給を電源部9に再開させて画像形成装置を通常モードに復帰させる。自動復帰信号発生部(タイマー回路22、RTC回路23、コンピューター200)は、割込信号の一種である自動復帰信号S1を省エネモードへの移行完了後に監視部8に入力する。演算処理部1は、供給停止部分の1つであり、通常モード中に省エネモードへの移行条件が満たされたと認識したとき省エネモードへの移行を決定し、省エネモードへの移行決定から省エネモードへの移行完了までの移行期間中にそれぞれの供給停止部分への電力供給を電源部9に順番に停止させ、移行期間中にエラーが生じたとき、省エネモードへの移行完了後に監視部8に自動復帰信号S1を入力させるための復帰準備処理を行う。
これにより、省エネモードへの移行期間中にエラーが生じたとき、一度、省エネモードに移行した後、直ちに、かつ、自動的に通常モードへの復帰がなされる。従って、省エネモードへの移行後、演算処理部1やコンポーネント(記憶部3、操作パネル4、原稿搬送部5a、画像読取部5b、画像読取部5b、通信部7)のような供給停止部分再起動が行われ、エラーが長時間放置されない。また、省エネモードへの移行処理が順次進んでいる状態でエラー発生により省エネモードの移行を中断し、通常モードに復帰することも考えられる。しかし、このような中断及び復帰処理は複雑となる場合があり、複雑な制御プログラムを開発する必要がある。一方、本件の演算処理部1は、省エネモードへの移行を基本的に中断せず、省エネモードへの移行を進める。そして、省エネモードへの移行が完了してから通常モードに復帰するので、処理の複雑化を避けることができ、複雑な中断及び復帰用の制御プログラムを開発しなくて済む。
また、通常モードへの復帰要因を検知する部分(監視部8)は、省エネモードへの移行中に起動され、省エネモードへの移行完了後も動作を続ける。そのため、省エネモードへの移行期間中で生じたエラーは、移行期間中から省エネモードでも続けて動作する監視部8に大きな影響を与える。そのため、省エネモードへの移行期間中で生じたエラーにより、監視部8がロック(フリーズ)する場合がある。ロックすると通常モードに復帰できなくなる場合がある。しかし、省エネモードへの移行期間中、エラーが生じたとき、通常モードへの復帰が自動的になされる。これにより、通常モードへの復帰できなくなることを防ぐことができる。また、通常モードへの復帰により、監視部8がリセットされることになり、監視部8のロックを自動的に解除することができる。
又、実施形態に係る画像形成装置は、報知を行う報知部(表示パネル41、通信部7)を含む。自動復帰信号S1により画像形成装置が通常モードに復帰したとき、演算処理部1は、移行期間中に生じたエラーが回復したか否かを確認し、エラーが回復したとき各供給停止部分への電力供給を電源部9に順番に停止させて画像形成装置を省エネモードとし、エラーが回復しなかったときエラーが回復しないことを報知部に報知させる。
これにより、各供給停止部分の再起動(通常モードへの復帰)によりエラーが解消されたとき、速やかに画像形成装置を省エネモードとすることができる。従って、省エネモードへの移行中にエラーが生じ、いったん通常モードに復帰しても、速やかに省エネモードに戻すことができる。一方、通常モードに復帰してもエラーが解消されなかったとき、速やかに使用者にエラーの発生を知らせることができる。
又、移行期間中、電源部9は、複数の供給停止部分のうち、最後に演算処理部1への電力供給を停止する。これにより、省エネモードへの移行中にエラーが生じたか否かを省エネモードへの移行が完了する直前まで見極めることができる。
又、自動復帰信号発生部は、画像形成装置内に設けられ、一定時間ごとに出力信号のレベルを立ち上げ又は立ち下げ、出力信号を自動復帰信号S1として監視部8に入力するタイマー回路22である。移行期間中にエラーが生じたとき、演算処理部1は、省エネモードへの移行完了後も続けてタイマー回路22に電力供給を続ける指示を復帰準備処理として電源部9に与える。移行期間中にエラーが生じなかったとき、電源部9は、省エネモードへの移行完了後、タイマー回路22への電力供給を停止する。これにより、省エネモードへの移行完了直後に、タイマー回路22は、自動復帰信号S1(割込信号)を監視部8に入力する。従って、省エネモードへの移行完了とほぼ同時に画像形成装置を通常モードに復帰させることができる。
又、自動復帰信号発生部は、画像形成装置内に設けられ、電池を電源とし、監視部8と接続され、時間を測るRTC回路23である。移行期間中にエラーが生じたとき、演算処理部1は、省エネモードへの移行完了後に自動復帰信号S1を監視部8に入力する指示を復帰準備処理としてRTC回路23に与える。RTC回路23は、演算処理部1の指示に基づき、指定時点に自動復帰信号S1を監視部8に入力する。これにより、省エネモードへの移行完了直後に、RTC回路23は自動復帰信号S1(割込信号)を監視部8に入力する。従って、省エネモードへの移行完了後、速やかに自動復帰信号S1(割込信号)を監視部8に入力することができる。従って、省エネモードへの移行完了とほぼ同時に画像形成装置を通常モードに復帰させることができる。
又、自動復帰信号発生部は、ネットワーク300を介してコンピューター200と通信を行う通信部7又は監視部8である。監視部8は、省エネモード中、ネットワーク300と接続される。電源部9は、移行期間中に通信部7への電力供給を停止する。移行期間中にエラーが生じたとき、演算処理部1は、自動復帰信号S1を画像形成装置(複合機100)に送る要求をコンピューター200に向けて発信する指示を復帰準備処理として通信部7又は監視部8に与える。監視部8は、省エネモードへの移行完了後、要求に応じて返信されたコンピューター200からの自動復帰信号S1を認識する。これにより、要求を通信部7又は監視部8から発するだけで、省エネモードへの移行後、速やかに自動復帰信号S1(割込信号)が監視部8に入力される。また、自動復帰信号S1を発生させる処理に特別な回路は不要である。
又、演算処理部1は、移行期間中、監視部8からのノイズ侵入の通知、通信部7又は監視部8からの異常パケットの受信通知、コンポーネントからの故障発生の通知の何れか1つまたは複数を受けたことにより、ノイズ侵入エラー、異常パケット受信エラー、故障のエラーの何れか1つ、又は、複数のエラーが発生したと認識したときのみ、復帰準備処理を行うようにしてもよい。これにより、監視部8のロックが発生しやすく、通常モードに戻れなくなりやすいエラーが発生したとき、及び、画像形成装置の故障のような使用者への速やかな報知の必要性が高いエラーが発生したときに限り、自動復帰信号S1に基づく通常モードへの復帰を行わせることができる。
省エネモード移行中に印刷部6への電力供給を停止した後に通常モードに戻す処理は複雑となる場合がある。むしろ、いったん省エネモードに移行してから通常モードで再起動した方が簡易かつエラーなしに印刷部6を起動させやすい場合がある。そこで、供給停止部分の1つとして印刷を行う印刷部6が含まれる変形例では、移行期間中、印刷部6への電力供給停止以後にエラーが生じたとき、演算処理部1は、復帰準備処理を行い。移行期間中、印刷部6への電力供給停止前にエラーが生じたとき、演算処理部1は、すでに電力供給を停止した供給停止部分への電力供給を再開させ、省エネモードへの移行をキャンセルする。これにより、省エネモードへの移行をキャンセルし、印刷部6を通常モードに復帰させるためのプログラムを開発しなくて済む。また、印刷部6をエラーなく速やかに再起動することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、通常モードと省エネモードを有する画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 1 演算処理部
22 タイマー回路(自動復帰信号発生部)
23 RTC回路(自動復帰信号発生部) 3 記憶部(コンポーネント)
4 操作パネル(コンポーネント) 41 表示パネル(報知部)
42 タッチパネル部(割込信号生成部) 5a 原稿搬送部(コンポーネント)
5b 画像読取部(コンポーネント) 6 印刷部(コンポーネント)
7 通信部(コンポーネント、自動復帰信号発生部、報知部)
8 監視部 9 電源部
80 操作検知センサー(割込信号生成部)
200 コンピューター(割込信号生成部、自動復帰信号発生部)
S1 自動復帰信号

Claims (8)

  1. 通常モードと、予め定められた供給停止部分への電力供給を停止することにより前記通常モードよりも消費電力を減らす省エネモードを有する画像形成装置であって、
    全体又は一部が前記供給停止部分であり、画像形成装置を構成する複数のコンポーネントと、
    前記通常モードでは前記供給停止部分への電力供給を行い、前記省エネモードでは前記供給停止部分への電力供給を停止する電源部と、
    前記省エネモードへの移行開始に伴い前記電源部からの電力供給を受けて動作し、前記通常モードでは停止し、前記省エネモード中に復帰要因の発生を知らせる割込信号生成部からの割込信号があったとき、前記供給停止部分への電力供給を前記電源部に再開させて画像形成装置を前記通常モードに復帰させる監視部と、
    前記割込信号の一種である自動復帰信号を前記省エネモードへの移行完了後に前記監視部に入力する自動復帰信号発生部と、
    前記供給停止部分の1つであり、前記通常モード中に予め定められた前記省エネモードへの移行条件が満たされたと認識したとき前記省エネモードへの移行を決定し、前記省エネモードへの移行決定から前記省エネモードへの移行完了までの移行期間中にそれぞれの前記供給停止部分への電力供給を前記電源部に順番に停止させ、前記移行期間中にエラーが生じたとき、前記省エネモードへの移行完了後に前記監視部に前記自動復帰信号を入力させるための復帰準備処理を行う演算処理部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 報知を行う報知部を含み、
    前記自動復帰信号により画像形成装置が前記通常モードに復帰したとき、
    前記演算処理部は、前記移行期間中に生じたエラーが回復したか否かを確認し、エラーが回復したとき各供給停止部分への電力供給を前記電源部に順番に停止させて画像形成装置を前記省エネモードとし、エラーが回復しなかったときエラーが回復しないことを前記報知部に報知させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記移行期間中、
    前記電源部は、複数の前記供給停止部分のうち、最後に前記演算処理部への電力供給を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記自動復帰信号発生部は、画像形成装置内に設けられ、一定時間ごとに出力信号のレベルを立ち上げ又は立ち下げ、出力信号を前記自動復帰信号として前記監視部に入力するタイマー回路であり、
    前記移行期間中にエラーが生じたとき、前記演算処理部は、前記省エネモードへの移行完了後も続けて前記タイマー回路に電力供給を続ける指示を前記復帰準備処理として前記電源部に与え、
    前記移行期間中にエラーが生じなかったとき、前記電源部は、前記省エネモードへの移行完了後、前記タイマー回路への電力供給を停止することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記自動復帰信号発生部は、画像形成装置内に設けられ、電池を電源とし、前記監視部と接続され、時間を測るRTC回路であり、
    前記移行期間中にエラーが生じたとき、前記演算処理部は、前記省エネモードへの移行完了後の時点を指定し、指定した時点に前記自動復帰信号を前記監視部に入力する指示を前記復帰準備処理として前記RTC回路に与え、
    前記RTC回路は、前記演算処理部の指示に基づき、指定された時点に前記自動復帰信号を前記監視部に入力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記自動復帰信号発生部は、ネットワークを介してコンピューターと通信を行う通信部又は前記監視部であり、
    前記監視部は、前記省エネモード中、ネットワークと接続され、
    前記電源部は、前記移行期間中に前記通信部への電力供給を停止し、
    前記移行期間中にエラーが生じたとき、前記演算処理部は、前記自動復帰信号を画像形成装置に送る要求をコンピューターに向けて発信する指示を前記復帰準備処理として前記通信部又は前記監視部に与え、
    前記監視部は、前記省エネモードへの移行完了後、前記要求に応じて返信された前記コンピューターからの前記自動復帰信号を認識することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記演算処理部は、前記移行期間中、前記監視部からのノイズ侵入の通知、前記通信部又は前記監視部からの異常パケットの受信通知、前記コンポーネントからの故障発生の通知の何れか1つまたは複数を受けたことにより、ノイズ侵入エラー、異常パケット受信エラー、故障のエラーの何れか1つ、又は、複数のエラーが発生したと認識したときのみ、前記復帰準備処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記供給停止部分の1つであって、印刷を行う印刷部を含み、
    前記移行期間中、前記印刷部への電力供給停止以後にエラーが生じたとき、前記演算処理部は、前記復帰準備処理を行い、
    前記移行期間中、前記印刷部への電力供給停止前にエラーが生じたとき、前記演算処理部は、すでに電力供給を停止した前記供給停止部分への電力供給を再開させ、前記省エネモードへの移行をキャンセルすることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
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