JP2016221708A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省電力モードから復帰するとき、実行しようとするジョブに用いる機能ユニットのみへの電力供給再開をわかりやすく、直感的に行えるようにすることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、機能キーを複数の含む操作パネル、省電力モードでは電力供給が停止される複数の機能ユニット、機能キーで選ばれたジョブに必要な機能ユニットを動作させる主制御部、各機能ユニットへの電力供給を行う電源装置、省電力モードへの移行のとき、電源装置から機能ユニットへの電力供給を停止する省電力制御部、省電力モード中、規定時間内に規定回数、同じ機能キーを操作する復帰指定操作が行われたとき、復帰指定操作で操作された機能キーに対応するジョブを実行するのに必要な機能ユニットへの電力供給を省電力制御部に再開させる復帰制御部を含む。
【選択図】図7
【解決手段】画像形成装置は、機能キーを複数の含む操作パネル、省電力モードでは電力供給が停止される複数の機能ユニット、機能キーで選ばれたジョブに必要な機能ユニットを動作させる主制御部、各機能ユニットへの電力供給を行う電源装置、省電力モードへの移行のとき、電源装置から機能ユニットへの電力供給を停止する省電力制御部、省電力モード中、規定時間内に規定回数、同じ機能キーを操作する復帰指定操作が行われたとき、復帰指定操作で操作された機能キーに対応するジョブを実行するのに必要な機能ユニットへの電力供給を省電力制御部に再開させる復帰制御部を含む。
【選択図】図7
Description
本発明は、複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ機のような省電力モードを有する画像形成装置に関する。
ジョブを実行できる状態で画像形成装置を維持する待機モード(通常モード)では、一定の電力が消費される。例えば、待機モードでは、ジョブを実行していなくても、定着装置の温度維持のためにヒーターへの通電が行われる。そこで、近年では、省エネ(省電力)のため、画像形成装置には、省電力モード(「スリープモード」と称することもある。)が搭載される。省電力モードでは、予め定められた部分への電力供給を停止する。このような省電力モードを搭載した画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、省電力モードから通常電力モードまたは他の省電力モードに復帰させるための操作ボタンと、通常電力モードと省電力モードを含む複数の電力モードを備え、操作ボタンが押下されている時間を計測し、計測された時間の長さに応じて移行する電力モードを選定し、選定された電力モードに基づいて情報処理装置の各部への通
電状態を変更する情報処理装置が記載されている。具体的には、計測された時間が閾値を超えた場合には通常電力モードが選定され、計測された時間が閾値を超えなかった場合にはユーザーにより予め設定された省電力モードを選定される。この構成により、より少ないユーザー操作でユーザーにより設定された電力状態へ復帰できるようにしようとする(特許文献1:請求項1、請求項2、段落[0007]等参照)。
電状態を変更する情報処理装置が記載されている。具体的には、計測された時間が閾値を超えた場合には通常電力モードが選定され、計測された時間が閾値を超えなかった場合にはユーザーにより予め設定された省電力モードを選定される。この構成により、より少ないユーザー操作でユーザーにより設定された電力状態へ復帰できるようにしようとする(特許文献1:請求項1、請求項2、段落[0007]等参照)。
ジョブを実行できる状態に画像形成装置を復帰させるとき、省電力モードは解除され、電力供給が停止されていた部分への電力供給が再開される。画像形成装置の消費電力を下げるため、省電力モード解除のとき、これから実行しようとするジョブに必要な部分に対してのみ電力供給を再開し、不要な部分への電力供給を再開しないようにすることが考えられる。
ここで、特許文献1には、スリープ復帰ボタン33の押下時間Tiが閾値Tlmを超えているとき、通常電力モードで復帰し、閾値Tlmを超えていないとき、予めユーザーに設定されたユーザー設定電力モードで復帰する例が記載されている(特許文献1:段落[0065]〜[0072])。
しかし、スリープ復帰ボタン33の押下時間Tiが閾値Tlmを超えているときと超えていないときそれぞれどのモードに移行するか、ユーザー設定電力モードで復帰するとき、どの部分で電力供給が再開されるかは、設定を行ったユーザーしかわからないという問題がある。画像形成装置は、通常複数人で共用されるが、画像形成装置がどのような設定状態なのかを細かく覚えているユーザーは実際少ない。また、特許文献1に記載の装置では、それぞれのユーザーが、押下時間Tiが閾値Tlmを超えているときに移行するモードと、超えていないときに移行するモードを自由に定めることができる。そのため、頻繁に設定が変更されることが考えられ、スリープ復帰ボタン33の押下時間Tiの長短に応じてどのモードに移行(遷移)するかわかりづらいという問題がある。
本発明は、上記問題点を鑑み、省電力モードから復帰するとき、実行しようとするジョブに用いる機能ユニットのみへの電力供給再開をわかりやすく、直感的に行えるようにする。
上記目的を達成するために請求項1に係る画像形成装置は、操作パネル、機能ユニット、主制御部、電源装置、省電力制御部、復帰制御部を含む。前記操作パネルは、実行するジョブの種類を選ぶための機能キーを複数含む。前記機能ユニットは、ジョブの実行時に動作して選ばれたジョブを完了させるユニットであって、省電力モードでは電力供給が停止され、複数種、画像形成装置内に設けられる。前記主制御部は、前記機能ユニットのうち、前記機能キーで選ばれたジョブの実行に必要な前記機能ユニットを動作させる。前記電源装置は、それぞれの前記機能ユニットへの電力供給を行う。前記省電力制御部は、前記機能ユニットへの電力供給が行われている状態で予め定められた前記省電力モードへの移行条件が満たされたとき、前記電源装置から前記機能ユニットへの電力供給を停止する。前記復帰制御部は、前記操作パネルの出力に基づき、前記省電力モード中、予め定められた規定時間内に、予め定められた規定回数、同じ前記機能キーを操作する復帰指定操作が行われたとき、前記復帰指定操作で操作された前記機能キーに対応するジョブを実行するのに必要な前記機能ユニットへの電力供給を前記省電力制御部に再開させる。
本発明によれば、行いたいジョブの種類に対応する機能キーを連続して押すだけで、機能ユニットのうち、機能キーにより選ばれたジョブに用いない機能ユニットに電力供給しないようにして省電力モードを解除することができる。従って、省電力モードの解除(機能ユニットのうち、ジョブに用いる機能ユニットのみへの電力供給の再開)をわかりやすく、直感的に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8を用いて説明する。尚、本実施形態では、複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げ説明する。但し、本実施の形態に記載される構成、配置等の各要素は発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(複合機100の概略)
図1、図2に基づき、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る操作パネル3の一例を示す図である。
図1、図2に基づき、実施形態に係る複合機100を説明する。図1は実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。図2は、実施形態に係る操作パネル3の一例を示す図である。
複合機100は、主制御部1と記憶部2を含む(図1参照)。主制御部1は、CPU1a、ASIC(画像処理部)1bのような回路を含み、複合機100の動作を制御する。記憶部2は、ROM、HDDのような不揮発性の記憶装置と、RAMのような揮発性の記憶装置を組み合わせである。記憶部2は、制御用の各種のプログラムやデータ、設定データ、画像データのような各種データを記憶する。CPU1aは、記憶部2に記憶されるプログラム、データに基づき複合機100の各部の制御や、各種の演算処理を行う。ASIC1bは、印刷や送信に用いる画像データへの画像処理のような処理や演算を行う。また、制御部は、操作パネル3に含まれる表示パネル31の表示制御を行う。また、制御部は、操作パネル3になされた操作の内容を認識する。
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、操作パネル3を含む。操作パネル3は、複合機100の正面上方に設けられる。操作パネル3は、複合機100に関する情報(状態、各種メッセージ、各種設定画面)を表示する表示パネル31を含む。主制御部1は、表示パネル31の表示を制御する。また、表示パネル31の上面にタッチパネル部32が設けられる。タッチパネル部32は、使用者のタッチ位置を検知するためのものであり、検知位置に応じた電圧(信号)を出力する。主制御部1は、タッチパネル部32の出力に基づき、表示パネル31(タッチパネル部32)のうち、押された位置、座標を認識し、操作された画像(ソフトキー、ボタン、タブ、チェックボックスのような画像)を認識する。
また、操作パネル3には、実行するジョブの種類を選択するための複数の機能キー30(図2参照)、ジョブの実行開始を指示するためのスタートキー33、数字を入力するためのテンキー34、省電力モードへの移行を指示するための節電キー35のような複数のハードキーも設けられる。また、主制御部1は、使用者の操作パネル3への操作に応じて表示パネル31の表示を切り替えさせる。
また、複合機100は、ジョブの実行に用いられ、省電力モードでは、電力供給が停止される機能ユニット10を含む。機能ユニット10は、ジョブの実行時に動作して選ばれたジョブを完了させるユニットである。実施形態の複合機100は、読取ユニット4(原稿搬送部4a、画像読取部4b)、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sのような複数種のユニットを機能ユニット10として含む。
読取ユニット4は、原稿搬送部4aと画像読取部4bを含む。原稿搬送部4aは、読み取り位置にセットされた原稿を搬送する。画像読取部4bは、原稿搬送部4aにより搬送される原稿や載置読取用コンタクトガラス(不図示)にセットされた原稿を読み取り、画像データを生成する。主制御部1は、スキャン、印刷、送信のようなジョブのとき、原稿搬送部4aと画像読取部4bの動作を制御する。
印刷ユニット5(給紙部5a、搬送部5b、画像形成部5c、定着部5d)は、トナーを用いて画像データに基づき用紙に印刷を行う。印刷を伴うジョブのとき、給紙部5aは用紙を1枚ずつ搬送部5bに送り込む。搬送部5bは、給紙部5aから供給された用紙を搬送する。画像形成部5cは、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙に転写する。定着部5dは、用紙に転写されたトナー像を定着させる。トナー定着後の用紙は、機外に排出される。
また、複合機100は、データ通信部6を含む。データ通信部6は、各種コネクタ、ソケット、通信用チップを備える。データ通信部6は、ネットワークやケーブルを介し、PCやサーバーのようなコンピューター200と通信可能に接続される。データ通信部6はコンピューター200と画像データのやり取りを行える。主制御部1は、データ通信部6が受信したデータに基づき印刷ユニット5に印刷を行わせる(プリントジョブ)。
また、複合機100は、ファクシミリ通信部7を含む。ファクシミリ通信部7は、ファクシミリデータの送信に関するファクシミリ送信ユニット7sと、ファクシミリデータの受信に関するファクシミリ受信ユニット7rを含む。ファクシミリ通信部7は、ネットワークや公衆回線やケーブルを介してファクシミリ装置300と通信可能に接続される。ファクシミリ通信部7は、ファクシミリ装置300に向けて電子メールや画像データを送信できる(ファクシミリ送信機能)。また、ファクシミリ通信部7は、ファクシミリ装置300からのファクシミリデータを受信できる(ファクシミリ受信機能)。
(操作パネル3での機能選択)
次に、図2を用いて、実施形態に係る操作パネル3の一例を説明する。
次に、図2を用いて、実施形態に係る操作パネル3の一例を説明する。
実施形態に係る複合機100は、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ送信機能、ボックス機能のような複数の機能を有する。コピー機能は、読取ユニット4で原稿を読み取って得られた画像データに基づき、印刷ユニット5に原稿の複写印刷を行わせる機能である。スキャン機能は、読取ユニット4での原稿を読み取りに基づく画像データをデータ通信部6から送信する機能である。ファクシミリ送信機能は、読取ユニット4での原稿を読み取りに基づく画像データをファクシミリ通信部7(ファクシミリ送信ユニット7s)から相手方のファクシミリ装置300に向けて送信する機能である。ボックス機能は、読取ユニット4での原稿を読み取りに基づく画像データを記憶部2に不揮発的に記憶させる機能である。また、ボックス機能を用いることにより、記憶部2に不揮発的に記憶させた画像データを再利用(印刷や送信)することができる。
実行するジョブの種類(用いる機能)を選ぶため、機能キー30が複数設けられる。実施形態に係る操作パネル3には、機能キー30(ハードキー)として、スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dが設けられる。なお、更に多くの機能キー30を設けてもよい。主制御部1は、機能ユニット10(読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s)のうち、機能キー30で選ばれたジョブの実行に必要な機能ユニット10を動作させる。
(複合機100の各部への電力供給)
次に図3を用いて、複合機100の各部への電力供給を説明する。図3は、実施形態に係る複合機100での電力供給系統を説明するための図である。
次に図3を用いて、複合機100の各部への電力供給を説明する。図3は、実施形態に係る複合機100での電力供給系統を説明するための図である。
実施形態に係る複合機100には、電源装置11が設けられる。電源装置11には、コンセント、電源コードを介して、商用電源(不図示)が接続される。電源装置11には、整流、平滑を行って商用電源から直流電圧を生成する1次電源部11aが設けられる。1次電源部11aは、トランスを含むスイッチング電源のような電力変換回路である。1次電源部11aが生成した電圧は、複合機100内に設けられる用紙搬送用のローラーや、画像形成部5c、定着部5dの各種回転体を回転させるモーターに供給される。また、電源装置11には、1次電源部11aが生成した電圧を降圧し、複合機100内に設けられた回路、素子を駆動させるための電圧を複数種類生成する2次電源部11bが設けられる。2次電源部11bは、DCDCコンバーターやレギュレーターである。
主制御部1、記憶部2、読取ユニット4、操作パネル3、印刷ユニット5、データ通信部6、ファクシミリ通信部7、復帰制御部9(詳細は後述)のような複合機100に含まれる各部分、各機能ユニット10に1次電源部11aや2次電源部11bが生成した電圧が入力される。このように、電源装置11は、それぞれの機能ユニット10への電力供給を行う。電源装置11は、複合機100の各部、各機能ユニット10に複数種の電圧を供給するが、図3では便宜上、電源装置11から各部分、各機能ユニット10への電力供給ラインを黒矢印1本で図示している。
主制御部1、記憶部2、操作パネル3、復帰制御部9のような基板、回路へ電力供給系統や、読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sのような機能ユニット10への電力系統の途中に電力供給とその停止(ON/OFF)を行うためのスイッチ81が設けられる。省電力モードになったとき、これらのスイッチ81をOFFすることで、省電力モードで電力供給を停止すると予め定められた部分(供給停止部分)への電力供給を停止することができる。
供給停止部分は、主制御部1、記憶部2、読取ユニット4、操作パネル3、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s、復帰制御部9とすることができる。このように、供給停止部分には、機能ユニット10が含まれる。
なお、供給停止部分のうち、主制御部1や記憶部2には、省電力モードでも完全に電力供給を停止しない場合がある(一部を動作させる場合がある)。このように省電力モードでも電力供給を停止しない部分に対しては、全てのスイッチ81をOFFしても、別に設けられた電力供給線によって、電力供給が続けられる。そして、複合機100には、省電力制御部8が設けられる。省電力制御部8は、これらのスイッチ81のON/OFFを行う。
なお、省電力モードでもコンピューター200からの画像データや印刷に関する設定データを含む印刷用データを受信できるようにするため、データ通信部6への電力供給ラインにはスイッチ81が設けられない。また、省電力モードでも外部のファクシミリ装置300からのデータを受信できるように、ファクシミリ受信ユニット7rへの電力供給ラインにはスイッチ81が設けられない。言い換えると、データ通信部6とファクシミリ受信ユニット7rには、省電力モードでも電力供給が続けられる。
(待機モードから省電力モードへの移行)
次に、図4、図5を用いて待機モードから省電力モードへの移行を説明する。図4は、実施形態に係る複合機100での省電力モードへの移行条件が満たされたか否かの判定を説明するための図である。図5は、実施形態に係る複合機100での待機モードから省電力モードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。
次に、図4、図5を用いて待機モードから省電力モードへの移行を説明する。図4は、実施形態に係る複合機100での省電力モードへの移行条件が満たされたか否かの判定を説明するための図である。図5は、実施形態に係る複合機100での待機モードから省電力モードへの移行の流れの一例を示すフローチャートである。
複合機100の電源スイッチ(不図示)によって主電源が入れられると、複合機100は待機モードで起動する。主電源投入直後で、まだ省電力モードになっていないときの待機モードは、省電力制御部8が全てのスイッチ81をON状態として、電源装置11が複合機100の全ての部分に電力供給を行う。主電源投入に基づく待機モードでは、省電力モードで電力供給を停止すると予め定められた部分(供給停止部分)の全てに電力供給が行われる。待機モードでジョブが実行されると、ジョブ実行モードとなる。ジョブが完了すると、待機モードに戻る。
省電力モードが解除されたときも待機モードとなる。機能ユニット10のうち、一部には電力供給が再開されない状態で、省電力モードの解除が行われ、待機モードに復帰する場合がある。
待機モードで予め定められた移行条件が満たされたとき、主制御部1は、省電力制御部8に省電力モード移行指示を与え、複合機100を省電力モードとさせる。本実施形態の複合機100では、主制御部1が、移行条件が満たされたか否かを判定する(省電力制御部8が判定してもよい)。どのような条件を移行条件とするかは、適宜定めることができる。本実施形態の複合機100では、操作パネル3の節電キー35が操作されたとき、主制御部1は、移行条件が満たされたと判定する。
また、主制御部1は、待機モードの開始から、又は、複合機100に対する操作や入力の最後の時点から、複合機100に対する操作や入力がないまま予め定められた移行時間が経過したとき、移行条件が満たされたと判断する。移行時間は、デフォルト値が予め定められ、操作パネル3で変更することができる。
複合機100に対する操作や入力を検知する入力検知部として、データ通信部6、スタートキー33やテンキー34のようなハードキー、タッチパネル部32、挿脱検知センサーS1、カバー開閉検知センサーS2、原稿セット検知センサーS3、開閉検知センサーS4が設けられる。更に多くの入力検知部を設けるようにしてもよい。なお、挿脱検知センサーS1は、印刷ユニット5の給紙部5a(給紙カセット)の着脱を検知するためのセンサーである。カバー開閉検知センサーS2は、印刷ユニット5の点検のために設けられたカバーの開閉を検知するためのセンサーである。原稿セット検知センサーS3は、読取ユニット4の原稿搬送部4aへの原稿セットを検知するためのセンサーである。開閉検知センサーS4は、読取ユニット4の原稿搬送部4aの開閉(上げ下げ)を検知するためのセンサーである。
主制御部1は、データ通信部6、ファクシミリ通信部7、操作パネル3からの通知、挿脱検知センサーS1の出力、カバー開閉検知センサーS2の出力、原稿セット検知センサーS3の出力、開閉検知センサーS4の出力に基づき、複合機100への操作又は入力があったことを認識する。
具体的に、待機モードから省電力モードへの移行の流れを図5のフローチャートを用いて説明する。図5のスタートは、複合機100の主電源投入や省電力モードから復帰した時点である。
主制御部1は、移行条件が満たされか否かの確認を続ける(ステップ♯11、ステップ♯11のNo→ステップ♯11)。移行条件が満たされたとき(ステップ♯11のYes)、主制御部1は、機能ユニット10を含む供給停止部分への電力供給を省電力制御部8に停止させる(ステップ♯12→エンド)。これにより、複合機100は、省電力モードに移行する。
(機能キー30の操作による省電力モードの解除)
次に、図6、図7に基づき、実施形態に係る複合機100での省電力モードの解除(待機モードへの復帰)を説明する。図6は、実施形態に係る機能キー30の操作による省電力モードの解除に関する部分の一例を示す図である。図7は、実施形態に係る機能キー30の操作による省電力モードの解除の流れの一例を示すフローチャートである。
次に、図6、図7に基づき、実施形態に係る複合機100での省電力モードの解除(待機モードへの復帰)を説明する。図6は、実施形態に係る機能キー30の操作による省電力モードの解除に関する部分の一例を示す図である。図7は、実施形態に係る機能キー30の操作による省電力モードの解除の流れの一例を示すフローチャートである。
操作パネル3には、実行するジョブの種類を選ぶための機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3d)が設けられる。そして、省電力モード中に何れかの機能キー30に対し、予め定められた操作(復帰指定操作)をすることにより、各機能ユニット10のうち、復帰指定操作で操作された機能キー30に対応するジョブの実行に必要な機能ユニット10にのみ電力供給を再開して省電力モードを解除することができる。これにより、実行しようとするジョブに不要な機能ユニット10への電力供給を停止したままで待機モードに復帰することができる。
「復帰指定操作」は、予め定められた規定時間内に、予め定められた規定回数、同じ機能キー30を押す操作である。「規定時間」は、適宜定めることができ、2〜3秒とすることができる。なお、2〜3秒よりも少なくてもよいし、多くてもよい。また、「規定回数」も適宜定めることができるが、2〜3回とすることができる。なお、「規定回数」は、2〜3回よりも少なくてもよいし多くてもよい。
復帰指定操作がなされたか否かを検知するため、復帰制御部9(復帰指定操作がなされたことを検知するための基板)が設けられる。復帰制御部9は、時間を測る計時部91と、同じ機能キー30が操作された回数を数えるカウント部92と、計時部91が測る時間とカウント部92のカウント値に基づき、復帰指定操作がなされたか否かを認識する判定部93を含む。計時部91は、タイマーである。カウント部92は、カウンターである。
復帰制御部9が復帰指定操作を確認(判定、認識)したとき、復帰制御部9は、復帰指定操作がなされた機能キー30に対応するジョブの種類を示す信号S1を省電力制御部8に入力(通知)する。この信号S1に基づき、省電力制御部8は、復帰指定操作で操作された機能キー30に対応するジョブを実行するのに必要な機能ユニット10のみへの電力供給を再開する。
複合機100は、省電力モードで電力供給を停止させると予め定められた機能ユニット10として、原稿を読み取って画像データを生成するための読取ユニット4と、画像データに基づき印刷を行う印刷ユニット5と、ファクシミリ送信ユニット7sを少なくとも含む。そして、操作パネル3は、機能キー30として、スキャンキー3aと、コピーキー3bと、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dを含む。
(1)スキャンキー3aに対して復帰指定操作が行われたとき
省電力制御部8は、読取ユニット4への電力供給を再開するとともに、スキャンジョブに不要な印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。
(2)コピーキー3bに対して復帰指定操作が行われたとき
省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5への電力供給を再開するともに、コピージョブに不要なファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。
(3)ファクシミリ送信キー3cに対して復帰指定操作が行われたとき
省電力制御部8は、読取ユニット4とファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開するともに、ファクシミリ送信ジョブに不要な印刷ユニット5への電力供給を再開しない。
(4)ボックスキー3dに対して復帰指定操作が行われたとき
ボックス機能では、画像読取部4bで読み取った原稿の画像データの記憶部2への記憶や、記憶部2に記憶されたデータの再利用(印刷や送信)を行うことができる。そこで、省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開する。
省電力制御部8は、読取ユニット4への電力供給を再開するとともに、スキャンジョブに不要な印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。
(2)コピーキー3bに対して復帰指定操作が行われたとき
省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5への電力供給を再開するともに、コピージョブに不要なファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。
(3)ファクシミリ送信キー3cに対して復帰指定操作が行われたとき
省電力制御部8は、読取ユニット4とファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開するともに、ファクシミリ送信ジョブに不要な印刷ユニット5への電力供給を再開しない。
(4)ボックスキー3dに対して復帰指定操作が行われたとき
ボックス機能では、画像読取部4bで読み取った原稿の画像データの記憶部2への記憶や、記憶部2に記憶されたデータの再利用(印刷や送信)を行うことができる。そこで、省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開する。
次に、図7を用いて、機能キー30に対する復帰指定操作に基づく省電力モードの解除の流れを説明する。図7のスタートは、省電力モードに移行した時点である。
まず、省電力制御部8は、何れかの機能キー30が押されたか否かの確認を続ける(ステップ♯21、ステップ♯21のNo→ステップ♯21)。なお、操作パネル3からの信号は省電力制御部8にも入力される(図6参照)。そして、省電力制御部8は、操作パネル3からの信号に基づき、何れかの機能キー30が操作されたことを認識する。従って、省電力モードでも、操作パネル3のうち、各機能キー30への操作を検知し、信号を省電力制御部8に送る回路には電力供給が行われる。
何れかの機能キー30が押されたとき(ステップ♯21のYes)、省電力制御部8は復帰制御部9への電力供給を一時的に再開する(ステップ♯22)。省電力制御部8は、省電力モードに移行開始時点では、復帰制御部9への電力供給を行わない。そして、省電力モード中に何れかの機能キー30が操作されたとき、省電力制御部8は、復帰制御部9への電力供給を一時的に再開する(復帰制御部9を一時復帰させる)。これにより、復帰制御部9が起動する(ステップ♯23)。
復帰制御部9は、復帰指定操作がなされたか否かを確認する(ステップ♯24)。復帰制御部9の起動後、計時部91は、機能キー30が最初に操作された時点から規定時間の計時や操作回数のカウントを開始する。
復帰指定操作がなされたとき(ステップ♯24のYes)、復帰制御部9は、復帰指定操作がなされた機能キー30に対応するジョブを省電力制御部8に通知する(ステップ♯25)。この復帰制御部9からの通知(信号)に基づき、省電力制御部8は、何れのジョブでも用いられる主制御部1、記憶部2、操作パネル3への電力供給を再開する(ステップ♯26)。これにより、主制御部1、記憶部2、操作パネル3が起動する。
続いて、省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sのような機能ユニット10のうち、復帰指定操作で操作された機能キー30に対応するジョブを実行するのに必要な機能ユニット10への電力供給を再開する(ステップ♯27)。これにより、電力供給が再開された機能ユニット10が起動する。この結果、省電力モードが解除され、複合機100は待機モードに復帰し、本フローは終了する(エンド)。
なお、省電力モードが解除されても電力供給が再開されない機能ユニット10もある。待機モード中、電力供給が再開されない機能ユニット10を用いるジョブに対応する機能キー30が操作されたとき、省電力制御部8は、待機モードで停止状態の機能ユニット10への電力供給を再開する。例えば、スキャンキー3aに対し復帰指定操作を行うと、待機モードに復帰しても印刷ユニット5への電力供給は再開されない。待機モードで印刷ユニット5への電力供給が停止されたままの状態でコピーキー3bやボックスキー3dが操作されたとき、省電力制御部8は、印刷ユニット5への電力供給を再開する。
一方、復帰指定操作がなされていないとき(ステップ♯24のNo)、復帰制御部9は、押す機能キー30の変更があったか否かを確認する(ステップ♯28)。変更があったとき(ステップ♯27のYes)、復帰制御部9は、カウント部92の保持するカウント値をリセットする(「1」に戻す。ステップ♯29)。
変更がないとき(ステップ♯28のNo)及びステップ♯29の後、復帰制御部9は、復帰制御部9の復帰から復帰指定操作が行われることなく予め定められた有効時間が経過したか否かを確認する(ステップ♯210)。計時部91は、有効時間が経過したか否かを測る。なお、有効時間は、規定時間よりも長い時間である。
有効時間が経過していないとき(ステップ♯210のNo)、フローはステップ♯24に戻る。一方、有効時間が経過したとき、復帰制御部9は復帰指定操作が行われることなく有効時間が経過した旨を省電力制御部8に通知し、この通知を受けた省電力制御部8は、復帰制御部9への電力供給を停止する(ステップ♯211)。そして、フローは、ステップ♯21に戻る。
(機能キー30以外の複合機100への入力に基づく省電力モードの解除)
次に、図8に基づき、機能キー30以外の複合機100への入力に基づく省電力モードの解除を説明する。図8は、実施形態に係る複合機100での待機モードへの復帰を説明するための図である。
次に、図8に基づき、機能キー30以外の複合機100への入力に基づく省電力モードの解除を説明する。図8は、実施形態に係る複合機100での待機モードへの復帰を説明するための図である。
省電力モードでも、操作パネル3のスキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3d以外の入力検知部にも、電力供給が続けられてもよい。
図8に示す各入力検知部のうち、データ通信部6が印刷用データを受信したとき、省電力制御部8は、供給停止部分のうち、主制御部1、記憶部2への電力供給を再開する。また、省電力制御部8は、機能ユニット10のうち、印刷ユニット5のみに対して電力供給を再開し、省電力モードを解除する。そして、主制御部1は、印刷ユニット5に印刷用データに基づく印刷を行わせる。
図8に示す各入力検知部のうち、ファクシミリ通信部7(ファクシミリ受信ユニット7r)が着呼したとき、省電力制御部8は、供給停止部分のうち、主制御部1、記憶部2への電力供給を再開する。また、省電力制御部8は、機能ユニット10のうち、ファクシミリ送信ユニット7sと印刷ユニット5に対する電力供給を再開する(読取ユニット4への電力供給は再開しない)。主制御部1は、ファクシミリ送信ユニット7sとファクシミリ受信ユニット7rに、相手方のファクシミリ装置300との通信(信号のやりとり)を行わせる。また、主制御部1は、印刷ユニット5に受信したファクシミリデータに基づく印刷を行わせる。
図8に示す各入力検知部のうち、タッチパネル部32、挿脱検知センサーS1、カバー開閉検知センサーS2、原稿セット検知センサーS3、開閉検知センサーS4により、操作パネル3や複合機100のカバーや原稿搬送部4aへの操作が検知されたとき、どのジョブを実行するか判断できないので、省電力制御部8は、主制御部1、記憶部2、操作パネル3への電力供給を再開する。また、省電力制御部8は、機能ユニット10(読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s)の全てに対する電力供給を再開する。
このようにして、実施形態に画像形成装置(複合機100)は、実行するジョブの種類を選ぶための機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3d)を複数の含む操作パネル3と、ジョブの実行時に動作して選ばれたジョブを完了させるユニットであって、省電力モードでは電力供給が停止され、複数種、画像形成装置内に設けられる機能ユニット10(読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s)と、機能ユニット10のうち、機能キー30で選ばれたジョブの実行に必要な機能ユニット10を動作させる主制御部1と、それぞれの機能ユニット10への電力供給を行う電源装置11と、機能ユニット10への電力供給が行われている状態で予め定められた省電力モードへの移行条件が満たされたとき、電源装置11から機能ユニット10への電力供給を停止する省電力制御部8と、操作パネル3の出力に基づき、省電力モード中、予め定められた規定時間内に、予め定められた規定回数、同じ機能キー30を操作する復帰指定操作が行われたか否かを確認し、復帰指定操作が行われたとき、復帰指定操作で操作された機能キー30に対応するジョブを実行するのに必要な機能ユニット10への電力供給を省電力制御部8に再開させる復帰制御部9と、を含む。
これにより、使用者が実行したいジョブの種類(機能)に対応する機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3d)を複数回押す(操作する)だけで、これから実行しようとするジョブに不要な機能ユニット10への電力供給ほ再開しないようにしつつ、これから実行しようとするジョブに必要な機能ユニット10(読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s)のみに電力供給を再開することができる。電力供給が再開された機能ユニット10では起動処理がなされ、使用者の所望するジョブを実行できる状態に画像形成装置(複合機100)を戻すことができる。従って、直感的でわかりやすい操作で節電しつつ、省電力モードを解除することができる。また、従来、機能キー30を1回操作すれば省電力モードが解除される場合があったが、本画像形成装置(複合機100)では、同じ機能キー30を複数回操作しなければ、機能ユニット10への電力供給が再開されない。そのため、機能キー30を誤って1回押しても、省電力モードは解除されない。従って、機能キー30の誤操作に起因した不要な省電力モードの解除(機能ユニット10への電力供給再開)はなされず、無駄な電力の消費を無くすことができる。
また、復帰制御部9は、規定時間内に、規定回数連続して、同じ機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dのいずれか)に対する操作が行われたとき、復帰指定操作が行われたと認識し、規定時間内での同じ機能キー30に対する操作回数が規定回数未満であるとき、及び、規定時間内に同じ機能キー30に対する操作が規定回数行われたが連続していないとき、復帰指定操作が行われたとは認識しない。
これにより、省電力モードを解除するとき、同じ機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dのいずれか)を規定回数連続して操作することが必要となる。そのため、最初、操作する機能キー30を間違えても、以後、実行したいジョブの種類に対応する機能キー30を連続して操作することにより、所望のジョブの実行に必要な機能ユニット10にのみ電力供給を再開することができる。一方、機能キー30を操作したものの、省電力モードを解除したくない場合には、操作を止めるか、別の機能キー30を操作すればすむ。
また、省電力制御部8は、省電力モードに移行にあわせて復帰制御部9への電力供給を停止し、復帰制御部9への電力供給が停止されている状態で何れかの機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dのいずれか)が操作されたとき、復帰制御部9への電力供給を再開して復帰制御部9を復帰させる。復帰制御部9は、電力供給再開により起動してから規定時間内に、規定回数連続して同じ機能キー30に対する操作が行われたか否かを確認する。省電力制御部8は、復帰制御部9の復帰から復帰指定操作が行われることなく予め定められた有効時間が経過したとき復帰制御部9への電力供給を停止する。
これにより、省電力モードへの移行当初から何れかの機能キー30(スキャンキー3a、コピーキー3b、ファクシミリ送信キー3c、ボックスキー3dの何れか)が操作されるまで、復帰制御部9で電力が消費されないようにすることができる。また、機能キー30の操作に応じて一時的に復帰制御部9の省電力モードを解除したものの、復帰指定操作が行われず複合機100全体としては省電力モードが維持されているとき、一時的に電力供給を再開した復帰制御部9への電力供給を再び停止させることができる。これにより、省電力モード中の消費電力をできるだけ小さくすることができる。
また、複合機100は、電力供給を停止させると予め定められた機能ユニット10として、原稿を読み取って画像データを生成するための読取ユニット4と、画像データに基づき印刷を行う印刷ユニット5と、ファクシミリ送信ユニット7sを少なくとも含む。また、複合機100は、機能キー30として、スキャンキー3aと、コピーキー3bと、ファクシミリ送信キー3cを少なくとも含む。省電力制御部8は、省電力モードでは、読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を停止する。スキャンキー3aに対して復帰指定操作が行われたとき、省電力制御部8は読取ユニット4への電力供給を再開するともに印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。コピーキー3bに対して復帰指定操作が行われたとき、省電力制御部8は、読取ユニット4、印刷ユニット5への電力供給を再開するともにファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開しない。ファクシミリ送信キー3cに対して復帰指定操作が行われたとき、省電力制御部8は、読取ユニット4とファクシミリ送信ユニット7sへの電力供給を再開するともに印刷ユニット5への電力供給を再開しない。
これにより、省電力モードを解除し実行しようとするジョブに必要な機能ユニット10に対してだけ電力供給を再開し、再起動させることができる。これにより、全ての機能ユニット10(読取ユニット4、印刷ユニット5、ファクシミリ送信ユニット7s)への電力供給を再開して省電力モードを解除する場合に比べ、画像形成装置(複合機100)で消費される電力を抑えることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
印刷に関し、複合機100には、オプションユニットとして、増設用給紙カセットや後処理装置が取り付けられることがある。オプションユニットが取り付けられた場合、省電力制御部8は、省電力モードに移行したとき、オプションユニットへの電力供給を停止してもよい。そして、印刷ユニット5への電力供給再開と同じタイミングでオプションユニットへの電力供給を再開するようにしてもよい。
本発明は、用いるジョブの種類(機能)を選ぶためのキーと、複数の機能ユニット10を含む画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 10 機能ユニット
11 電源装置 1 主制御部
3 操作パネル 30 機能キー
3a スキャンキー(機能キー) 3b コピーキー(機能キー)
3c ファクシミリ送信キー(機能キー)
3d ボックスキー(機能キー) 4 読取ユニット(機能ユニット)
5 印刷ユニット(機能ユニット)
7s ファクシミリ送信ユニット(機能ユニット)
8 省電力制御部 9 復帰制御部
11 電源装置 1 主制御部
3 操作パネル 30 機能キー
3a スキャンキー(機能キー) 3b コピーキー(機能キー)
3c ファクシミリ送信キー(機能キー)
3d ボックスキー(機能キー) 4 読取ユニット(機能ユニット)
5 印刷ユニット(機能ユニット)
7s ファクシミリ送信ユニット(機能ユニット)
8 省電力制御部 9 復帰制御部
Claims (4)
- 実行するジョブの種類を選ぶための複数の機能キーを含む操作パネルと、
ジョブの実行時に動作して選ばれたジョブを完了させるユニットであって、省電力モードでは電力供給が停止され、複数種、画像形成装置内に設けられる機能ユニットと、
前記機能ユニットのうち、前記機能キーで選ばれたジョブの実行に必要な前記機能ユニットを動作させる主制御部と、
それぞれの前記機能ユニットへの電力供給を行う電源装置と、
前記機能ユニットへの電力供給が行われている状態で予め定められた前記省電力モードへの移行条件が満たされたとき、前記電源装置から前記機能ユニットへの電力供給を停止する省電力制御部と、
前記操作パネルの出力に基づき、前記省電力モード中、予め定められた規定時間内に、予め定められた規定回数、同じ前記機能キーを操作する復帰指定操作が行われたとき、前記復帰指定操作で操作された前記機能キーに対応するジョブを実行するのに必要な前記機能ユニットへの電力供給を前記省電力制御部に再開させる復帰制御部と、を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 前記復帰制御部は、前記規定時間内に、前記規定回数連続して、同じ前記機能キーに対する操作が行われたとき、前記復帰指定操作が行われたと認識し、前記規定時間内での同じ前記機能キーに対する操作回数が前記規定回数未満であるとき、及び、前記規定時間内に同じ前記機能キーに対する操作が前記規定回数行われたが連続していないとき、前記復帰指定操作が行われたとは認識せず、前記省電力モードを維持することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記省電力制御部は、前記省電力モードへの移行にあわせて前記復帰制御部への電力供給を停止し、前記復帰制御部への電力供給が停止されている状態で何れかの前記機能キーが操作されたとき、前記復帰制御部への電力供給を再開して前記復帰制御部を復帰させ、
前記復帰制御部は、電力供給再開により起動してから前記規定時間内に、前記規定回数連続して同じ前記機能キーに対する操作が行われたか否かを確認し、
前記省電力制御部は、前記復帰制御部の復帰から前記復帰指定操作が行われることなく予め定められた有効時間が経過したとき前記復帰制御部への電力供給を停止することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 電力供給を停止させると予め定められた前記機能ユニットとして、原稿を読み取って画像データを生成するための読取ユニットと、画像データに基づき印刷を行う印刷ユニットと、ファクシミリ送信ユニットを少なくとも含み、
前記機能キーとして、スキャンキーと、コピーキーと、ファクシミリ送信キーを少なくとも含み、
前記省電力制御部は、省電力モードでは、前記読取ユニット、前記印刷ユニット、前記ファクシミリ送信ユニットへの電力供給を停止し、
前記スキャンキーに対して前記復帰指定操作が行われたとき、前記省電力制御部は前記読取ユニットへの電力供給を再開するともに前記印刷ユニット、前記ファクシミリ送信ユニットへの電力供給を再開せず、
前記コピーキーに対して前記復帰指定操作が行われたとき、前記省電力制御部は、前記読取ユニット、前記印刷ユニットへの電力供給を再開するともに前記ファクシミリ送信ユニットへの電力供給を再開せず、
前記ファクシミリ送信キーに対して前記復帰指定操作が行われたとき、前記省電力制御部は、前記読取ユニットと前記ファクシミリ送信ユニットへの電力供給を再開するともに前記印刷ユニットへの電力供給を再開しないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015107749A JP2016221708A (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015107749A JP2016221708A (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016221708A true JP2016221708A (ja) | 2016-12-28 |
Family
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JP2015107749A Pending JP2016221708A (ja) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | 画像形成装置 |
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JP (1) | JP2016221708A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021037705A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム |
-
2015
- 2015-05-27 JP JP2015107749A patent/JP2016221708A/ja active Pending
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JP2021037705A (ja) * | 2019-09-03 | 2021-03-11 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム |
JP7401227B2 (ja) | 2019-09-03 | 2023-12-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム |
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