JP6516904B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関し、より詳細には、画像形成装置を使用していないときに省電力状態とするサスペンド機能を有する画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
近年、画像形成装置や情報処理装置では、ユーザが画像形成装置や情報処理装置を使用していないときに消費電力を抑制するために、システムを省電力状態とするサスペンド機能を有するものがある。さらに、サスペンド機能を有する画像形成装置や情報処理装置では、省電力状態から通常電力状態へとシステムの状態を切り替えるレジューム機能を有するものがある。レジューム機能を有する画像形成装置や情報処理装置では、サスペンドモードにおいて、ユーザからの復帰要求をシステムが検知した場合、サスペンドモードになる直前の状態に復帰することができる。
復帰要求として、操作パネルへのキー操作の受け付けや、タイマ割込、NIC(ネットワークインターフェースカード)によるネットワークパケットの受信のほか、画像形成装置の読取部への原稿設置を検知すること、などが例示される。システムは、復帰要求を受信してからレジューム処理を開始し、レジューム処理においてシステムのハードウェア再設定や、ソフトウェアの読み込みが実行される。システムによるレジューム処理が完了することにより、再設定されたハードウェアおよび読み込まれたソフトウェアにより、システムは動作可能な状態に復旧される。一般的に、システムがレジューム処理を完了するまでに、おおよそ数秒単位の時間を必要とし、その間はシステムの機能が制限される。
特許文献1には、システムが省電力状態のときに、いずれかの復帰要求を検知した際に、その復帰要求がいずれの要因であったかを記憶部に記録し、その後にシステムへの通電を再開させるデータ処理装置が公開されている。特許文献1に開示されている技術により、システムが通常電力状態に復帰した後、データ処理装置は、記憶部に記録しておいた復帰要求の種別に応じたレジューム処理を実行することができる。
例えば、NICがLANからネットワークパケットを受信したことを示す復帰要求があった場合、ユーザは必ずしもデータ処理装置付近にいるとは限らない。そのため、データ処理装置は、操作パネルへの給電を再開しない態様でのレジューム処理を実行することができる。一方、操作パネルへのキー操作を受け付けたことを示す復帰要求があった場合、ユーザはデータ処理装置付近にいることが想定される。そのため、操作パネルへの給電を即座に再開する態様でのレジューム処理を実行することができる。
特開2006−074747号公報
しかしながら、システムが復帰要求を受信してレジューム処理が開始された後、当該レジューム処理を完了させるまでは、レジューム処理を実行するソフトウェアは割込要求処理をロストする場合がある。システムが復帰要求を受信してレジューム処理が開始された後、システムが復帰要求を受信した場合、レジューム処理を実行するソフトウェアが当該復帰要因を割り込みとして受信する。しかしながら、ソフトウェアの起動が完了する前に、システムが復帰要因を受信した場合には、ソフトウェアが復帰要因をロストしてしまう場合がある。そのため、システムが復帰要求を受信してレジューム処理が開始された後、当該レジューム処理を完了させるまで、別の要因による復帰要求を受信した場合、後に受信した復帰要求に応じたレジューム処理を実行することができないという課題があった。
本発明は、画面を表示する表示手段と、原稿台に載置された原稿を搬送して読み取り、画像を生成する読取手段と、駆動部を駆動させ用紙を搬送し、当該用紙に前記読取手段により生成された画像を印刷する印刷手段と、外部の装置からのパケットを受信する受信手段と、を有し、前記印刷手段に電力が供給され、前記表示手段が点灯される第1の電力状態と、前記印刷手段に電力が供給されず、前記表示手段が点灯されない第2の電力状態で動作可能であって、前記第2の電力状態における前記受信手段による前記パケットの受信に基づいて、前記表示手段を点灯せずに、前記印刷手段を起動することのできる画像形成装置において、前記第2の電力状態における前記受信手段により前記パケットを受信後、且つ、前記印刷手段を起動する前に前記原稿台に原稿が載置された場合、前記表示手段を点灯させる電力制御手段を有することを特徴とする。
本発明における画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびコンピュータプログラムは、上記課題を鑑みてなされたものである。すなわち、システムが復帰要求を受信してレジューム処理が開始された後、当該レジューム処理を完了する前に、別の要因による復帰要求が発生した場合、後に受信した復帰要求に応じたレジューム処理を実行可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
実施形態における画像形成装置の構成を示すブロック図である。 実施形態におけるカテゴリテーブルの内容を説明する図である。 実施形態における画像形成装置の電力状態遷移時の動作を時系列に沿って説明したタイムチャートである。 実施形態における画像形成装置のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。 実施形態における画像形成装置のサスペンド処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。 実施形態におけるサスペンド中の電源制御部の処理内容の一例を示すフローチャートである。 実施形態における画像形成装置のレジューム処理の処理内容を示すフローチャートである。 実施形態におけるレジューム処理の前段のステップの処理内容を示したフローチャートである。 実施形態におけるレジューム処理の後段のステップの処理内容を示したフローチャートである。 実施形態における電源制御部および周辺装置の回路構成を示す回路図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
図1は本実施形態に係る情報処理装置の一例である、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。本実施形態において、画像形成装置1は、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ストレージ機能等を有する多機能装置(複合機)とすることができる。
図1において、画像形成装置1のコントローラ2は、CPU101を備え、CPU101は指示された命令セットと入力値に応じてシステムバス100に接続される各デバイスを統括制御する。
HDD(Hard Disk Drive)102は不揮発性メモリ装置であり、CPU101に対し命令を与えるための各種プログラムが格納されている。HDD102にはさらに、システム上の基本ソフトウェアとなるOS、OSを選択するためのブートローダ、各デバイスなどのハードウェアを制御するためのファームウェア、ファイルを効率良く管理するためのファイルシステムなどのデータが格納されている。
RAM103は揮発性メモリであり、CPU101のメインメモリやワークエリア等として使用される。HDD102に保存された各種プログラムはRAM103に展開され、展開された処理内容をCPU101により解釈されることにより、各種プログラムは実行される。
NIC(ネットワークインターフェースカード)104は、例えばファイルサーバなどの外部装置からLANなどのネットワークを介して送信されるデータを送受信する。
操作パネル3は、ユーザからの指示入力を受付ける操作部106と、システム情報を表示するための表示部108とを備えている。操作部106は、例えばキーボード、タッチスクリーンディスプレイなどとすることができる。表示部108は、液晶ディスプレイなどとすることができる。なお、操作部106と表示部108とをタッチスクリーンディスプレイを用いて一体構成とすることもできる。
操作部I/F(インターフェース。以下同様に「I/F」はインターフェースを示す)107は、操作部106からの指示入力の検知や制御を行う。表示部I/F107は、表示部の表示を制御する。
USBホストコントローラ109は、大容量記憶デバイスやICカードリーダ等のUSBインターフェースを備えたデバイスを、コントローラ2に接続可能とするインターフェースである。
EEPROM110は、書き換え可能な小容量の不揮発性メモリ装置であり、画像形成装置1の設定情報などが記憶される。
タイマ111は、二次電池を備え、基準時刻からの経過時間を常に計測する他、CPU101からの指示に応じて経過時間の測定を行う。スイッチ112は、CPU101への電力制御指示を生成することができる。
モデム113は、公衆回線を介して接続された外部装置と通信を行い、外部装置から公衆回線を介して送信されるファクシミリデータの送受信を行う。
近接センサ114は、ユーザが画像形成装置1に接近したか否かを検知することができる。
電源制御部115は、画像形成装置1の電力制御を行う。この電源制御部115は、後述する復帰要因情報を記憶する記憶部116を有する。
画像読取部4は、ドキュメントフィーダ、スキャナ、手差しトレイなどから構成される原稿読取部117を備え、ユーザが原稿読取部117に設置した原稿を読み取り、原稿を電子データ化することができる。
原稿読取部117のうち、原稿を設置するための開閉機構を持つものについては、開閉センサ118が開閉機構への開閉操作を検知することに応じて開閉状態の通知をCPU101に対して行うことができる。更に、原稿読取部117は、原稿検知センサ119を備えており、原稿検知センサ119によって原稿の設置を検知することに応じてCPU101に対して割込処理を発生させ、設置時処理の実行と原稿サイズの検知を行うことができる。
図1に示される画像形成装置1のハードウェアブロック図中、網掛で示されるハードウェアブロックは、省電力状態において復帰要求を発生させることが可能な復帰要求元デバイスである。各復帰要求元デバイスは、所定の条件を満たした場合に割込を発生させ、電源制御部115に通知する。例えば、復帰要求元デバイスが割込を発生させる場合として、原稿が原稿読取部117に設置された場合、近接センサ114が指定距離内に近接した物体を検知した場合、NIC104がネットワークパケットなどのデータを受信した場合などが例示される。
電源制御部115は、省電力状態中に割込を受けた場合、復帰要求の生成元デバイスの種別を示す、復帰要因情報を電源制御部115内の記憶部116に記憶する。
CPU101は、画像形成装置1が省電力状態から通常電力状態に遷移した後、電源制御部115の記憶部116に記憶された復帰要因情報から、復帰要求を発生させたデバイスの種類を判別することができる。また、CPU101は各々の復帰要求元デバイスが備えるレジスタを参照することで、復帰要求元デバイスがどの状態であるかを検知ことができる。
CPU101は、スイッチ112からの電力制御指示に応じて、画像形成装置1の起動処理、シャットダウン処理または省電力状態に遷移させる処理など、電力遷移処理を行う。シャットダウン処理後のOFF状態において、スイッチがONされた場合に画像形成装置1の起動処理が開始される。起動処理が完了すると、画像形成装置1は通常電力状態となり、ユーザからの指示入力を待機する状態となる。画像形成装置1の再起動処理では、シャットダウン処理の完了後、即座に起動処理が実行される。
省電力状態では、CPU101、RAM103、図1において網掛で示される各ハードウェアブロック以外の通電を行わず、電源制御部115が網掛で示される各ハードウェアブロックからの指示を受けた場合に、システムは通常電力状態へ遷移する。
図2は、復帰要求元デバイスの種別と、属するカテゴリと、各復帰要求元デバイスが遷移する状態とを対応付けて記憶されている、カテゴリテーブル200の内容を説明する図である。復帰要求元デバイスの種別には、それぞれカテゴリが設定されている。本実施形態においては、カテゴリには、優先度の高い第1のカテゴリ(カテゴリ1)と、第1のカテゴリよりも優先度の低い第2のカテゴリ(カテゴリ2)とが含まれる。
本実施形態において、画像形成装置1のレジューム処理時にカテゴリテーブル200が参照され、復帰要求を発生させた復帰要求元デバイスのカテゴリに応じた電力遷移モードが選択される。そして、電源制御部115は、選択された電力遷移モードで画像形成装置1のレジューム処理を実行する。なお、複数の復帰要求が発生した場合は、優先度の高いカテゴリを適用する。
すなわち、復帰要求元デバイスの種別がNIC104のみの場合、CPU101で動作するソフトウェア機能の一部である選択部307は、カテゴリ2と判断する。一方、復帰要求元デバイスの種別がNIC104と画像読取部4(原稿読取部117または開閉センサ118)の2つの場合は、優先度の高いカテゴリ1と判断する。
また、これら復帰要求元デバイスは、第1の状態である状態Aから第2の状態である状態Bに遷移した場合にのみ割込を発生させ、省電力状態においてその割込が復帰要求として電源制御部115に送信される。例えば、省電力状態において原稿読取部117に原稿を設置した場合に復帰要求が発生するが、原稿を取り除いた場合は復帰要求が発生しない。なお、CPU101は各復帰要求元デバイスのレジスタを参照することでデバイスが状態Aもしくは状態Bのいずれであるかを検知することができる。
図3は、本実施形態における要部である、画像形成装置1の省電力状態と通常電力状態との間での電力状態遷移を示すタイムチャートである。図3に示されるタイムチャートでは、CPU101および電源制御部115の制御、ならびに複数の割込イベントの発生を時系列に沿って説明する。
図3において、復帰要求元デバイスとしてNIC104および原稿読取部117による連続した割込処理が行われた場合を例に説明する。なお、電源制御部115による省電力状態時制御については図6の説明において後述する。同様に、CPU101によるサスペンド処理、レジューム処理A、レジューム処理Bは図7から図9の説明において後述する。
CPU101はサスペンド処理を実行することにより、電源制御部115に給電停止処理を実行させる。CPU101は、t1において原稿読取部117の状態を取得し、原稿読取部117が状態Aまたは状態Bのいずれかの状態であるかを示す状態情報をRAM103に記憶する。その後、RAM103をセルフリフレッシュ状態とした後、CPU101自身を省電力状態へ遷移させる。電源制御部115は、CPU101の指示により給電を停止させた後、復帰要求元デバイスからの割込待ち状態となる。
t2において、NIC104は外部装置からネットワークを介して送信されるネットワークパケットを受信し、復帰要求を電源制御部115に通知する。復帰要求を受信した電源制御部115は、画像形成装置1への給電を再開させ、NIC104から復帰要求が発生したことを記憶部116に記憶し、給電が完了した時点でCPU101を再稼働させレジューム処理Aを実行させる。なお、t2の復帰要求をトリガとする給電対象のハードウェアブロックは、図1において白色で示される各ハードウェアブロックである。
t3において、CPU101がレジューム処理Aを実行している際に原稿読取部117が原稿を検知し、割込を発生させる。しかし、t4においてCPU101は、レジューム処理Aにおいて割込初期化を実行するため、原稿読取部からの割込をハンドリングできない。その理由は、割込初期化処理の完了によって、CPU101上で動作するソフトウェアは、各復帰要求元デバイスからの割込に対応した割込ハンドラ処理を実行可能になるからである。
t5において、CPU101はレジューム処理Bを実行する。CPU101は、電源制御部115が記憶する復帰要因情報を取得することで、NIC104のイベントによる復帰であると判断することができる。
t6において、取得部301は原稿読取部117の状態を再度取得し、t1において取得した状態から遷移しているために、原稿読取部117によるイベントも発生していたと判断する。これにより、CPU101はt3において発生したカテゴリ1(原稿読取部117)の復帰要求を取りこぼすことなく、表示部の通電を行うことができる。
図4は、本実施形態における画像形成装置1のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。本プログラムはRAM103に展開され、展開された処理内容をCPU101により実行されることにより、以下に説明する各種の機能を実現される。
取得部301は、画像形成装置1を通常電力状態から省電力状態に切り替えるサスペンド処理を実行するとき、複数の復帰要求元デバイスがそれぞれ状態Aまたは状態Bのいずれの状態であるかを特定する状態情報を取得する(t1)。
このとき、状態情報記録部302は、取得した状態情報をRAM103に記録する(t1)。
通知部303は、画像形成装置1が省電力状態のときに、復帰要求元デバイスの状態が遷移することに応じて、電源制御部115に復帰要求を通知する(t2)。
このとき、復帰要因情報記録部304は、復帰要求を通知した復帰要求元デバイスの種別を示す復帰要因情報を、電源制御部115の記憶部106に記録する(t2)。
比較部305は、画像形成装置1を省電力状態から通常電力状態に切り替えるレジューム処理を実行するとき、取得部301が再度取得した各復帰要求元デバイスの状態情報と、RAM103に記録されている状態情報とを比較する(t6)。
追加部306は、比較部305の比較結果で、状態Aから状態Bに状態が遷移している復帰要求元デバイスが存在していた場合、当該復帰要求元デバイスの種別を、電源制御部115の記憶部116が記憶する復帰要因情報に追加する(t6)。
選択部307は、電源制御部115の記憶部116に記憶されている復帰要因情報をキーに、カテゴリテーブルを参照する。参照の結果、優先度の高いカテゴリ1に対応付けられた復帰要求元デバイスが含まれている場合、第1の電力遷移モードである、ユーザへの応答性を重視した電力遷移モードを選択する。第1の電力遷移モードが選択されると、電力制御部115は、ユーザの操作への応答に必要な画像形成装置1のデバイスとして、操作部106および印字部5への通電をすることにより、電力遷移処理を実行する。
一方、優先度の低いカテゴリ2に対応付けられた復帰要求元デバイスのみが含まれている場合、第2の電力遷移モードである、省電力性を重視した電力遷移モードを選択する。第2の電力遷移モードが選択されると、電力制御部115は、ユーザの操作への応答に必要な画像形成装置1のデバイスとして、操作部106および印字部5への通電を遅延することにより、電力遷移処理を実行する。
図5は、画像形成装置1が通常電力状態から省電力状態に遷移する際に、CPU101が実行するサスペンド処理の処理内容の一例を示すフローチャートである。
S401において、取得部301は、各復帰要求元デバイスの状態がいずれの状態であるかを取得し、状態情報記録部302は、当該状態情報をRAM103に記録する。S401において記録した状態情報は、後段のレジューム処理Bにて参照される。
S402において、CPU101は画像形成装置1の各ハードウェアをサスペンド状態に遷移させる。具体的には、現在のレジスタ設定値をRAM103に退避させ、サスペンド状態または停電状態用のレジスタ設定を行う。
S403において、CPU101は電源制御部115を省電力モードに切り替え、RAM103をセルフリフレッシュモードにし、CPU101自身の停止処理を行う。CPU101がS403の処理を実行することにより、画像形成装置11は省電力状態に遷移する。
図6は、省電力状態における、電源制御部115の処理内容の一例を示すフローチャートである。
図6において、電源制御部115は、復帰要求割込待ちを行うとともに、電源制御部115内に備えた記憶部116への復帰要因情報の記憶処理を行う。
S501において、画像形成装置1が省電力状態に移行した際に、電源制御部115は現在記憶している復帰要因情報をクリアする。次いで、電源制御部115は各復帰要求元デバイスからの復帰要求割込待ちを行う。
S502において、電源制御部115への復帰予約があったかを判定する。ここで、復帰予約とは、例えばサスペンド処理中(図3)において、電源制御部115が復帰要因の予約を受信し、電源制御部115の記憶部116に予め予約レジスタとして記憶する処理をいう。S502において、電源制御部115は当該予約レジスタが記憶部116に記憶されているかを参照することで、電源制御部115への復帰予約があったかを判定することができる。具体的なユースケースとしては、画像形成装置1がサスペンド処理を実行している間に、NIC104より印字部5に印字処理をさせるためのパケットを受信した場合が例示される。このとき、一旦画像形成装置1が省電力状態になった後、電源制御部115は復帰予約があったことを判定して、直ちにレジューム処理を実行する。
S503において、電源制御部115はネットワーク受信があったかを判定する。このとき、電源制御部115はNIC104からのパケット受信割込についての割込待ちを行っており、NIC104からの当該割込を受信したとき、S503の判定が肯定される。
S504において、電源制御部115はFAX着信があったかを判定する。このとき、電源制御部115はモデム113からのFAX着信割込待ちを行っており、モデム113からの当該割込を受信したとき、S504の判定が肯定される。
S505において、電源制御部115は復帰時刻となったかを判定する。このとき、電源制御部115はタイマ111からの指定時刻アラーム割込待ちを行っており、タイマからの当該割込を受信したとき、S505の判定が肯定される。
S506において、電源制御部115はUSBホストコントローラ109からのジョブ受信があったかを判定する。このとき、電源制御部115はUSBホストコントローラ109からのジョブ受信割込待ちを行っており、USBホストコントローラ109からの当該割込を受信したとき、S506の判定が肯定される。
S507において、電源制御部115は操作部106への操作があったかを判定する。このとき、電源制御部115は操作部106への操作による操作部I/F107からの割込待ちを行っており、操作部I/F107からの当該割込を受信したとき、S507の判定が肯定される。
S508において、電源制御部115は近接センサ114への近接があったかを判定する。このとき、電源制御部115は近接センサ114からの近接検知割込待ちを行っており、近接センサ114からの当該割込を受信したとき、S508の判定が肯定される。
S509において、電源制御部115は原稿読取部117への原稿の設置があったかを判定する。このとき、電源制御部115は原稿読取部117の原稿検知センサ119からの割込待ち処理を行っており、原稿検知センサ119からの当該割込を受信したとき、S509の判定が肯定される。
S510において、電源制御部115は原稿読取部117の開閉が検知されたかを判定する。このとき、電源制御部115は開閉センサ118からの開閉割込待ち処理を行っており、開閉センサ118からの当該割込を受信したとき、S510の判定が肯定される。一方、S510の判定において否定された場合(S510:No)、再びS502に戻り、S502〜の判定処理を行う。
S511において、いずれかの復帰要求元デバイスからの復帰要求割込が発生した場合、復帰要因情報記録部304はいずれの復帰要求元デバイスからの復帰要求であるかを示す復帰要因情報を、電源制御部115内に備えられた記憶部116に記録する。
S512において、CPU101のリセット不具合を回避するために、電源制御部115は最小サスペンド時間を保証する制御を行う。
S513において、電源制御部115はCPU101の動作を再開させ、ソフトウェアによるレジューム処理を実行させる。S513以降のレジューム処理の内容については、図7〜図9において後述する。
図7は、画像形成装置1を省電力状態から通常電力状態へと遷移させるレジューム処理の処理内容を示すフローチャートである。
本実施形態におけるレジューム処理は、前段のステップであるレジューム処理A(S600)と、後段のステップであるレジューム処理B(S700)との2段階のレジューム処理により構成される。
レジューム処理A(S600)は図8において、レジューム処理B(S700)は図8においてそれぞれ詳細に説明する。なお、本実施形態における画像形成装置1においては、CPU101はレジューム処理Aが完了するまではハードウェア割込処理を行うことができない。そのため、CPU101は、電源制御部115から通知される復帰要求元デバイスからの割込をハンドリングすることができない。
図8は、本実施形態のレジューム処理における前段のステップ(レジューム処理A)の処理内容を示したフローチャートである。
CPU101は、図8に示されるフローチャートの各処理を実行することにより、ハードウェアの初期化および割込処理の設定を行う。なお、図8に示されるフローチャートの各処理は、RAM103に読み出され、CPU101により実行されるプログラムの機能により実行される。
S601において、CPU101はサスペンド状態または停電状態となっている各ハードウェアのレジューム処理を実行する。このとき、例えばCPU101はハードウェア毎にレジスタ初期値の設定を実行する。
S602において、CPU101は割込初期化処理を実行する。S602の処理を実行する理由は、省電力状態から通常電力状態への状態遷移中の不安定な電源状態において、意図しない割込発生に起因するチャタリングを排除するためである。
S603において、CPU101は割込有効化処理を実行する。これにより、S603以降において復帰要求元デバイスからの割込を有効に受け付けることができるため、CPU101は、復帰要求に該当するユーザ操作を認識することができる。
図9は、本実施形態のレジューム処理における後段のステップ(レジューム処理B)の処理内容を示したフローチャートである。
以下、図9に示されるフローチャートを参照して、本実施形態におけるレジューム処理の内容について説明する。本実施形態におけるレジューム処理では、電源制御部115の記憶部116に記録された復帰要因情報から、復帰要求元デバイスの状態変化を検知し、画像形成装置1の電力遷移モードを選択する処理を実行する。さらに、電源制御部115は、電力遷移モードに応じて、画像形成装置1を省電力状態から通常電力状態へと遷移させる電力遷移処理を実行する。
S701において、取得部301は、各復帰要求元デバイスの状態情報を再度取得する。
S702において、比較部305は、画像形成装置1が通常電力状態から省電力状態に切り替わるときに記憶された各復帰要求元デバイスの状態情報と、取得部301により再度取得された各復帰要求元デバイスの状態情報とを比較する。比較の結果、状態Aから状態Bに状態が遷移している復帰要求元デバイスの有無を判定する。S702の判定で肯定された場合(S702:Yes)、追加部306は、当該状態が遷移している復帰要求元デバイスの種別を、復帰要因情報に追加する(S703)。
S704において、比較部305は、電源制御部115の記憶部116に記録された復帰要因情報(S511)を取得する。
本実施形態における具体例として、S401において原稿検知センサ119が原稿の設置を検知していない状態であり、S701において原稿検知センサ119が原稿の設置を検知した状態である場合を説明する。この場合、S401において記録された状態情報が、S701において取得部301によって取得された原稿読取部117の状態とは異なる場合(S702:Yes)、比較部305は、当該状態が変化したデバイスからも復帰要求が発生していたと判定する。
次いで、S705において、選択部307はカテゴリテーブル200を参照して、復帰要因情報に優先度の高いカテゴリ1に対応付けられた復帰要求元デバイスが含まれているかを判定する。
ここで、本実施形態において、カテゴリ1に対応付けられた復帰要求元デバイスは、USBホストコントローラ109、操作部I/F105、近接センサ114、原稿読取部117、開閉センサ118である。これらの復帰要求元デバイスはいずれも、ユーザが画像形成装置1の近傍に存在または操作することに起因して復帰要求のための割込を発生させる。
そのため、復帰要因情報にカテゴリ1のデバイスが含まれていると判定された場合(S705:Yes)、選択部307は、画像形成装置1の近傍にユーザがいると判定し、ユーザ利便性のために第1の電力遷移モードを選択する。電力制御部115は、第1の電力遷移モードが選択された場合、ユーザの操作への応答に必要な画像形成装置1のデバイスへの通電をする、応答性重視のレジューム処理を実行する。
復帰要因情報にカテゴリ1のデバイスが含まれていると判定された場合(S705:Yes)、S706において電源制御部115は操作パネル3への通電を再開させる。次いで、S707において、電力制御部115は印字部5を高速モードで起動させる。
電力制御部115は、印字部5を高速モードで起動させる場合、当該印字部5のロジック部とメカ駆動部との両方を起動させる。印字部5のロジック部とメカ駆動部との両方を起動させることにより、ユーザによる操作パネル3への指示入力を即座に受信可能にするだけではなく、メカ駆動部の動作に依存する印字出力要求へも迅速に対応可能となる。
一方、本実施形態において、カテゴリ1よりも優先度が低いカテゴリ2に対応付けられた復帰要求元デバイスは、NIC104、タイマ111、モデム113、電源制御部115である。これらの復帰要求元デバイスはいずれも、ユーザが画像形成装置1の近傍に不在であっても、復帰要求のための割込を発生させる。
そのため、復帰要因情報にカテゴリ2のデバイスのみが含まれていると判定された場合(S705:No)、選択部307は、画像形成装置1の近傍にユーザが不在であると判定し、画像形成装置1の省電力のために第2の電力遷移モードを選択する。電力制御部115は、第2の電力遷移モードが選択された場合、ユーザの操作への応答に必要な画像形成装置1のデバイスへの通電を遅延する、省電力性重視のレジューム処理を実行する。
復帰要因情報にカテゴリ1の復帰要求元デバイスが含まれていないと判定された場合(S705:No)、電源制御部115は省電力優先のレジューム処理を実行する。
S708において、電源制御部115は操作パネル3への通電を遅延させる。次いで、S709において、電源制御部115は印字部5を静音モードで起動させる。
電源制御部115は、印字部5を静音モードで起動させる場合、当該印字部5のロジック部のみを起動させる。印字部5のロジック部のみを起動させることにより、相対的に消費電力の多いメカ駆動部はユーザ指示があるまで起動させず、画像形成装置1の消費電力を抑えることができる。
次いで、S710において、電源制御部115は復帰要求元デバイス固有のレジューム処理を実行する。復帰要求元デバイス固有のレジュームとしては、操作パネル3による復帰と同時に操作音を鳴らすといった処理が例示される。
以上説明した通り、本実施形態における画像形成装置1は、電源制御部115内に備えられた記憶部116に記憶された復帰要求元デバイスの状態情報と、取得部301がサスペンド時およびレジューム時に取得した復帰要求元デバイスの状態情報とを比較する。このように復帰要求元のデバイスの状態を比較することにより、各復帰要求元デバイスからの復帰要求を取りこぼすことなく、画像形成装置1のレジューム処理を実行することができる。
図10は、本実施形態における電源制御部115および周辺装置の回路構成を示す回路図の一例である。
図10に示される回路図においては、説明を簡略化するため、電源制御部115と復帰要求元デバイス部分とを示しているが、実際の回路においては電源制御部115にその他複数の復帰要求元デバイスが接続される構成となっている。
FET11001は、フリップ・フロップ11002のゲート側に印加されるQ出力の状態に基づいて、副電源系統と主電源系統を切り離す機能を有する。このように、副電源系統と主電源系統を切り離し、画像形成装置1が省電力状態に移行した場合、画像形成装置1の主要部分以外への電力供給を遮断することにより、無駄な消費電力を抑えることが可能となる。
記憶部116は副電源系統に属し、省電力モードを解除する第1〜第4の要求指示を省電力モードの間でも受け付け可能に構成されている。なお、本実施形態においては、原稿検知センサ119、NIC104、操作部I/F105、およびタイマ111からそれぞれ対応する第1〜第4の要求指示を受信する。第1〜第4の要求指示は、画像形成装置1を省電力状態から通常電力状態に遷移させるための要因となり、バッファ群を介してCPU101に入力される。また、第1〜第4の要求指示は、ORゲート11004を介してフリップ・フロップ11002のクロック入力端に入力され、例えば4ビットのデータに変換されて記憶部116に記憶される。そして、CPU101が省電力状態から通常電力状態に遷移する際に、フリップ・フロップ11005にセットされているフラグが「1」の場合は、CPU101は上記4ビットのデータを取得する。
CPU101は、あらかじめ対応づけられたビット判定テーブルを参照することにより、第1〜第4の要求指示の内容を判断することができる。フリップ・フロップ11005は副電源系統に属し、画像形成装置1が通常電力状態から省電力状態へ遷移した後も、CPU101の汎用出力ポートGPO<1>を「L」状態から「H」状態に変化させることにより生成されるフラグの内容を記憶している。また、フリップ・フロップ11005は、副電源系統に属するリセットICからのリセット信号がクリア端子(CLR)に印加され、Q出力からバッファを介してCPU101の入力GPI<0>にその旨を示す信号を出力する。
リセットICは副電源系統に属し、副電源系統に属するフリップ・フロップ11002へリセット信号を出力する。バッファ11007は、フリップ・フロップ11002へパワーオフ信号を出力する。バッファ11006、11007および11008は、主電源系統に属しており、通常電力状態から省電力状態へ遷移する際にCPU101へ電流が流入するのを阻止する機能を有する。また、リセットIC11003は常夜電源系を監視しており、後述の電源OFF後の起動時にフリップ・フロップ11005のフラグ及び記憶部のラッチデータをクリアする機能を有する。ロジックORゲートは省電力モードから復帰させるための要因を集約する機能を有する。
以上説明した通り、本実施形態によれば、レジューム処理の開始後、レジューム処理を完了する前に、別の要因による復帰要求が発生した場合、後に受信した復帰要求に応じたレジューム処理を実行可能な画像形成装置を提供することができる。そのため、本実施形態における画像形成装置は、各復帰要求元デバイスからの復帰要求を取りこぼすことなく、レジューム処理を実行することができる。
[その他の実行例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。

Claims (13)

  1. 画面を表示する表示手段と、
    原稿台に載置された原稿を搬送して読み取り、画像を生成する読取手段と、
    駆動部を駆動させ用紙を搬送し、当該用紙に前記読取手段により生成された画像を印刷する印刷手段と、
    外部の装置からのパケットを受信する受信手段と、を有し、
    前記印刷手段に電力が供給され、前記表示手段が点灯される第1の電力状態と、前記印刷手段に電力が供給されず、前記表示手段が点灯されない第2の電力状態で動作可能であって、前記第2の電力状態における前記受信手段による前記パケットの受信に基づいて、前記表示手段を点灯せずに、前記印刷手段を起動することのできる画像形成装置において、
    前記第2の電力状態における前記受信手段により前記パケットを受信後、且つ、前記印刷手段を起動する前に前記原稿台に原稿が載置された場合、前記表示手段を点灯させる電力制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の電力状態は、前記表示手段に電力供給がされない電力状態であり、
    前記電力制御手段は、前記第2の電力状態において、前記受信手段により前記パケットを受信した後、前記印刷手段が起動する前に前記原稿台に原稿が載置されなかった場合、前記表示手段への電力供給を行うことなく、前記印刷手段に電力供給を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電力制御手段は、前記第2の電力状態において、前記受信手段により前記パケットが受信される前に前記原稿台に原稿が載置されたことに基づいて、前記表示手段を点灯させ、前記印刷手段を起動することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の電力状態は、前記表示手段に電力が供給されていない状態であり、
    前記電力制御手段は、前記第2の電力状態において、前記受信手段により前記パケットが受信される前に前記原稿台に原稿が載置されたことに基づいて、前記表示手段と前記印刷手段に電力供給を開始することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記原稿台は、原稿が載置されているか否かを検知する検知手段を有しており、
    前記電力制御手段は、前記受信手段による前記パケットの受信の後、前記検知手段の検知結果を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記電力制御手段は、前記受信手段により前記パケットを受信した後、所定のタイミングで前記検知手段の検知結果を取得することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記パケットは、ネットワークを介して前記外部の装置から、前記印刷手段に印字処理を実行させるためのパケットを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記読取手段はオートドキュメントフィーダであり、前記原稿台は、オートドキュメントフィーダで搬送する原稿を載置する原稿台であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記受信手段は、前記パケットの受信に従って、前記電力制御手段に割込み信号を出力することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記電力制御手段は、前記印刷手段が起動する前に前記表示手段を点灯することができることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 画面を表示する表示手段と、
    原稿台に載置された原稿を搬送して読み取り、画像を生成する読取手段と、
    用紙に前記読取手段により生成された画像を印刷する印刷手段と、
    外部の装置からのパケットを受信する受信手段と、を有し、
    前記表示手段と前記印刷手段にともに電力が供給される第1の電力状態と、前記表示手段と前記印刷手段に電力が供給されない第2の電力状態で動作可能であって、前記第2の電力状態における前記受信手段による前記パケットの受信に基づいて、前記表示手段へ電力を供給せず、前記印刷手段へ電力の供給を開始する画像形成装置において、
    前記第2の電力状態における前記受信手段による前記パケットの受信の後、かつ、前記印刷手段への電力の供給が開始される前に前記原稿台に原稿が載置された場合、前記表示手段への電力供給を開始し、前記表示手段を点灯する電力制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 画面を表示する表示手段と、
    原稿台に載置された原稿を搬送して読み取り画像を生成する読取手段と、
    前記読取手段により生成された画像を用紙に画像を印刷する印刷手段と、
    外部の装置からのパケットを受信する受信手段と、を有し、
    前記表示手段が点灯され、前記印刷手段に電力が供給される第1の電力状態と、前記表示手段が消灯され、前記印刷手段に電力が供給されない第2の電力状態で動作可能であって、
    前記第2の電力状態における外部の装置からのパケットの受信に基づいて、前記表示手段を点灯せずに、前記印刷手段を起動させることのできる画像形成装置の制御方法において、
    前記第2の電力状態において、前記パケットを受信する受信工程と、
    前記受信工程の後に前記原稿台に原稿が載置されたことに基づいて、前記表示手段を点灯させる電力制御工程と、
    前記電力制御工程の後に、前記印刷手段の起動処理を実行する起動工程と
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
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