JP4788046B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は発熱量が大きな発熱体が設置された室内を冷却する水冷却方式の空気調和装置の省スペース化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発熱体であるコンピュ−タなどを設置した部屋を冷却する空気調和装置では、単位面積あたりのコンピュ−タの発熱量も小さく、空調負荷は0.3から0.4kW/m2であった。しかし、最近のインタ-ネット・デ−タ・センターなどに代表されるようにICの高集積化が進んだ結果、コンピュ−タの高性能化が進展し、小型で高性能なコンピュ−タが主流となった。このようなサ−バ−をひとつのキャビネットラックにできるだけ多く収納しようとする結果、単位面積あたりの発熱量は1.5から2.0kW/m2と非常に大きく、1台の空気調和装置の占める負荷は大きくなってきた。
【0003】
このような状況下では、1セットの空気調和装置としての省スペースの必要性が高まってきており、限られたスペースにいかに多くのサーバー(負荷側発熱体)を設置し、それをいかに小さな設置スペースの空気調和装置で冷却するかが大きな課題となっている。
【0004】
ところが、図10、11に示す従来の水冷式の空気調和装置において、集合水配管(以下「水主配管」という)7と熱源機とを連結する連結水配管(以下「水枝配管」という)8の取出し方向が熱源機11の背面から後取り出しとなっているために、熱源機11の背面にスペースが生じ、1システム当たりの必要設置スペースが大きくなり、水配管の施工、サービス性も悪い。
【0005】
また、水主配管7の設置位置についても、従来は天井面、または天井内に設置されており、熱源機11との設置面にて無駄が多く発生し、1フロアの部屋の天井高さが高くなってしまい、建築物が高層化し、限られた建築物高さにおける空調機の設置台数も制限され、結果的に冷却できる(設置できる)サーバー(以下「発熱体」という)の台数も制限されてしまう。
【0006】
この発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、空気調和装置の設置スペースを小さくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気調和装置は、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記熱源機の上方に設けられ前記冷却水が流れる集合水配管と、前記熱源機の側方に突設されて前記集合水配管に接続される連結水配管とを備えたものである。
【0008】
また、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記熱源機の上方に設けられ前記冷却水が流れる集合水配管と、前記熱源機の側方に突設されて前記集合水配管に接続される連結水配管とを備え、前記熱源機のサービス面と前記室内機のサービス面とをサービススペースを挟んで対向配置したものである。
【0009】
また、熱源機の幅寸法aを室内機幅寸法b、集合水配管に接続される連結水配管突出幅xに対して
a≦b−x
としたものである。
【0010】
また、前記室内機は発熱体が設置された負荷室側の室内空気を冷却するものであって、前記発熱体の反対側が前記室内機のサービス面となるよう配置したものである。
【0011】
また、前記室内機のサービス面が前記サービススペースと前記負荷室側とを区画する壁のサービススペース側に配されたものである。
【0012】
また、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記冷却水を供給および回収する冷却塔と、前記冷却塔に接続される集合水配管と、前記熱源側熱交換器と前記集合水配管とを接続する連結水配管とを備え、前記集合水配管を前記熱源機の床下のフリーアクセス内に配置するとともに、前記熱源機は、前記室内機が設置されている床面よりも一段高くなった床面に設置されているものである。
【0013】
また、熱源機の床下のフリーアクセスと室内機の床下のフリーアクセスとは隔絶されているものである。
【0014】
また、室内機からの調和空気を室内機下方から室内へ供給する供給スペースを形成し、熱源機の高さh0、集合水配管の高さhw、室内機の高さhI、供給スペースの高さhFに対して
h0+hw≦hI+hF
としたものである。
【0015】
また、室内機と熱源機との間をつなぐ冷媒配管を床下のフリーアクセス内に配設したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下この発明の実施の形態を図について説明する。図1はこの発明の空気調和装置の冷媒回路などの構成を示す回路図で、図1において、1は冷媒流を発生させる圧縮機、2は冷媒と冷却水との間で熱交換を行なう熱源側熱交換器、3は電子式膨張弁である絞り装置、4は冷媒と室内空気との間で熱交換を行なう利用側熱交換器、5はこれら圧縮機1、熱源側熱交換器2、絞り装置3、利用側熱交換器4および圧縮機1をこの順に順次接続する冷媒配管で、これらによって冷凍サイクルが形成される。この冷凍サイクルにおいて、熱源側熱交換器2は凝縮器として、利用側熱交換器4は蒸発器として作用する。尚、本実施の形態では冷媒には非共沸混合冷媒であるR407Cが使用されているが、擬似共沸混合冷媒であるR410Aや可燃性冷媒であるR32等を用いてもよい。
【0017】
6は熱源側熱交換器2に冷却水を供給する冷却塔、7は冷却塔から建物内の各フロアへ冷却水を供給または建物内から使用済みの冷却水を回収する水主配管、8は水主配管7と各熱源側熱交換器2とを接続する水枝配管である。
9は利用側熱交換器4とこの利用側熱交換器4に室内空気を通過させるための空気流を発生させる遠心送風機10とを備えた室内機、11は圧縮機1、熱源側熱交換器2および絞り装置3を備え、水枝配管が接続された熱源機である。室内機9および熱源機11の正面にはメンテナンス用で観音形の開閉扉9aおよび操作パネル9bが設けられている。水主配管7の配管方向と複数の熱源機11および室内機9の並び方向は同じ(平行)で、さらに複数の発熱体も平行になるように配置されている。
【0018】
図2は空気調和装置を建物に設置した状態を示す概念図である。図2において、水主配管7は天井付近に配設され、その下方の室内13に熱源機11が設置されている。また、室内13の床下は全体に床下フリーアクセス12のスペースが形成され、室内機9はフリーアクセス12上の室内13に設置される。室内機9は天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す構造で、所望の発熱体のところへ給気されるよう区画されたフリーアクセス12内へと調和空気が供給される。冷却塔6は建物の屋上14に設置されている。尚、室内機9および熱源機11は発熱体の数や発熱量に合わせて複数台設置されている。冷却塔6も複数あっても良い。また、発熱体上方と室内機天面との間にダクト配管を行なったり、天井裏を風路として室内機9へ発熱空気を送るようにしても良い。発熱体は単位面積あたりの発熱量が1.5から2.0kW/m2と非常に大きく、常時稼動しているインタ-ネット・デ−ター・センターのサーバで、キャビネットに固定されて、高さ方向に複数段積層されたものである。
【0019】
図3は熱源機の水枝配管横取り出しにおける設置例を示す(ア)設置上面図、(イ)1システムの設置スペース図、(ウ)側面図である。水枝配管8の取り出し方向は熱源機の左右どちらでもよいが、ここでは正面向かって左取り出しの場合について示している。図3(ア)において、15は室内13を発熱体のある負荷室側と室内機9および熱源機11がある機械室側とに仕切る仕切壁である。尚、図2においては構成の説明の都合上省略してある。
【0020】
図3(イ)において、aは熱源機11の幅寸法、bは室内機9の幅寸法で、本実施の形態ではa≒bである。xは水枝配管8を配管するために必要な幅寸法、Xは熱源機11の奥行寸法、Yは室内機9の奥行寸法、Bは室内機9と熱源機11との間隔で、a×Bは熱源機11のメンテナンス作業等を行なうサービススペースである。Cは室内機9の正面側の確保される間隔で、b×Cは室内機9のメンテナンス作業等を行なうサービススペースである。
【0021】
上記のような空気調和装置は、室内13にて熱源機11を室内機9の背面側に設置し、熱源機11左側面より取り出した水枝配管8を熱源機11上方に配管された水主配管7と連結する。そして、冷媒配管5にて熱源機11と室内機9とを連結することで空気調和装置を形成する。空気調和装置が複数台ある場合には熱源機11および室内機9それぞれの幅方向に連結設置する。
【0022】
熱源機11と室内機9の設置スペースは、図3(イ)に示すようにX×aが熱源機11自体の設置スペース、B×aが熱源機11のサービススペース、Y×bが室内機9自体の設置スペース、C×bが室内機9のサービススペース、X×xが水枝配管8の設置スペースである。水枝配管8を熱源機11の側方に配設することで、熱源機11背面を建物等の壁にぴったり設置できることで、従来背面に必要であった水枝配管スペースA×aに比べ設置スペースを低減できる。
【0023】
また、水枝配管8が熱源機11の側方に位置することで、熱源機11前方から見える位置となるから、サービス性、施工性が向上し、水枝配管8の長さを短くすることが可能になる。また、不要な曲がりで必要となるエルボ接続なども低減されるため、省工事、省コストとなる。また、水枝配管8の前方にx×Bのサービススペースが確保できるが、隣接してa×Bの熱源機11用サービススペースがあることから、サービススペースを広く確保できる。
【0024】
水冷式の空気調和装置の場合、熱源機11を室内機9よりも小型にすることが可能である。そこで、熱源機11の幅寸法aと室内機9の幅寸法bとをほぼ同じにすれば、熱源機11の高さ寸法又は奥行寸法を小さくすることが可能になる。また、室内機9は天面に室内空気の吸込口を設けており、当然室内空気が流れる空間が必要であるが、熱源機11の上方は室内空気が流れる空間は必要なく、この部分のスペースが空いている。本実施の形態ではこの点に着目し、室内機9に比べて高さ方向に有利な熱源機11の上方に水主配管7を配設することで、室内の高さ寸法が大きくなることを抑制し、水枝配管8を熱源機11の側方に配設することで、熱源機11の背面側に余分なスペースが不要となり、熱源機11背面を建物の壁面にぴったりくっつけられるようにしている。
【0025】
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態における空気調和装置を建物に設置した状態を示す概念図、図5は熱源機の水枝配管横取り出しにおける設置例を示す1システムの設置スペース図である。図4、5において、実施の形態1と同一のものには同一符号を付してその説明を省略する。図5において、aは熱源機11の幅寸法、bは室内機9の幅寸法、xは水枝配管8を配管するために必要な幅寸法で、本実施の形態ではa+x≒bである。その他の寸法については実施の形態1と同一である。尚、図4では説明の都合上仕切壁15が省略されている。
【0026】
水冷式の場合、熱源機11を室内機9よりも小さくすることができるので、熱源機11の幅を室内機9の幅よりも小さくすることができる。この他にも熱源機11の幅寸法低減手法として従来水冷熱交換器である熱源側熱交換器2に二重管型熱交換器などを用いていたが、これをプレート型熱交換器に置き代えることでその容積を半減化することが可能である。
【0027】
幅寸法をa+x≒bとすることで、室内機9を複数台幅方向に隣接配置しても、熱源機11が投影寸法内に収まるから、単位面積当たりの発熱量が大きな室内であっても室内機9を多数設置することができる。また、x×Xの大きさではあるが水枝配管8の配管スペースはその前方にx×Bのスペースが確保され、さらに隣接してa×Bのサービススペースがある。この結果、熱源機11の上方に配設された水主配管7は下方に配管スペースとなる熱源機11が存在しないスペースが確保され、前方のサービススペースと連続したスペースであることから、水主配管7の点検や修理が行ない易くなる。
尚、幅寸法はa+x≒bに限るものではなく、a+x≦bであれば、同様の効果が得られる。
【0028】
実施の形態3.
図6は熱源機の水枝配管横取り出しにおける設置例を示す1システムの設置スペース図である。図6において、実施の形態2と同一のものには同一符号を付してその説明を省略する。図6において、熱源機11や室内機9の寸法については実施の形態2と同一である。本実施の形態においては、室内機9のメンテナンス用開閉扉9aや操作パネル9bが設けられた正面が熱源機11と対向し、さらに熱源機11のメンテナンス用開閉扉11aや操作パネル11bと対向するよう室内機9が設置されている。室内機9の正面と熱源機11の正面とを対向させることにより、室内13を負荷室側と機械室側とに仕切る仕切壁15は室内機高さ、幅寸法分だけ切り欠き、室内機9の室内空気吸込口がある天面だけを負荷室側に臨ませ、室内機9の背面および室内機9の上方正面側に仕切壁15が設けられている。
【0029】
これにより熱源機11のサービススペースと室内機9のサービススペースをB×(a+b)内に集約でき、実施の形態2で必要だった室内機9の正面サービススペースC×bを削減することができる。また、水枝配管8の配管スペース前方に確保されるスペースB×xが室内機9のサービススペースに集約され、さらなるスペースの削減が図れる。
また、室内機9のサービススペースが負荷室側ではなく機械室側となるため、メンテナンス作業を発熱体によって高温となった負荷室側で行なわなくてよくなり、作業性が向上する。特に空気調和装置が一つの部屋に複数台設置されている場合には、熱源機や他の空気調和装置が運転状態のままで、負荷室側が高温状態を維持している場合があり、上記効果が大きい。
【0030】
尚、本実施の形態では観音形のメンテナンス用開閉扉9aを開放するために必要な前方寸法B1と同様なメンテナンス用開閉扉11aを開放するために必要な前方寸法B2とを合わせた寸法B1+B2は熱源機11と室内機9との間に確保されるサービススペースの寸法Bより小さい(B1+B2≦B)が、作業スペースとの関係からB1+B2≧B≧B1、B2であってもよい。このようにすれば、室内機9、熱源機11各々にサービススペースを確保した場合の前方寸法(例えば実施の形態2のB、C)よりも小さくすることができ、省スペース化になる。
【0031】
実施の形態4.
図7は空気調和装置を建物に設置した状態を示す概念図である。図7において、水主配管7は床下のフリーアクセス12内に配設され、その上方の室内13に熱源機11が設置されている。また、室内13の床下は全体に床下フリーアクセス12のスペースが形成されているが、水主配管7が配設されるフリーアクセス12は室内機9から発熱体に調和空気を送るためのフリーアクセス12とは隔絶されるとともに高さ方向に広く空間が確保され、結果的にこの部分の床面は一段高くなっている。
【0032】
熱源機11はこの一段高くなった床面に設置されているが、室内機9は下方が送風用のフリーアクセス12であるから、低い側に設置されている。熱源機11と室内機9とを接続する冷媒配管5は熱源機11の底面から下方に延設され、床面を貫通してフリーアクセス12内と通りフリーアクセス12の段差部から再び室内13側へと貫通して室内機9の側面に接続されている。このため、室内機9は従来床上に冷媒配管を配設していたものと同じものが使用可能である。その他の構成や熱源機11、室内機9、水枝配管8の配管スペース等の幅および奥行寸法は実施の形態3と同じであり、説明を省略する。
【0033】
図8は熱源機の水枝配管横取り出しにおける設置例を示す(ア)設置上面図、(イ)1システムの設置スペース図、(ウ)側面図である。水枝配管8の取り出し方向は熱源機の左右どちらでもよいが、ここでは正面向かって左取り出しの場合について示している。その他の構成や熱源機11、室内機9、水枝配管8の配管スペース等の幅および奥行寸法は実施の形態3と同じであり、説明を省略する。
【0034】
先述した各実施の形態では熱源機11の上方天井面または天井内に水主配管7を配設し、熱源機11下方のフリーアクセス12はデッドスペースとなっていたが、本実施の形態のように水主配管7をフリーアクセス12内に配設することで、デッドスペースであったフリーアクセス12の高さ分だけ高さ寸法が低減できる。これにより高さ方向に制限のある建物であっても省スペース化が可能になり、より多くの発熱体および空気調和装置が設置可能になる。
【0035】
また、水主配管7を床下に配設したことにより万が一水主配管7から水漏れがあっても熱源機11や室内機9への水飛散が防止でき、その後のサービス性、施工性が向上する。
水主配管7が配設されたフリーアクセス12を送風用のフリーアクセス12よりも一段高くしたことで、水方式の場合熱源機11よりも大きくなりがちな室内機9の高さ方向の制約を緩めることができ、室内機9上方の吸込用送風空間の確保も容易になる。
【0036】
熱源機11と室内機9とを接続する冷媒配管5をフリーアクセス12内へ収納したことにより、サービススペースの床が平らになり、作業性が向上する。
その際、室内機9を低い側の床面に設置することで、冷媒配管5をこの段差部にて貫通させて室内機9の側方から接続することが可能になるから、室内機9は従来床上に冷媒配管を配設し、室内機側方から接続していたものを使用することが可能になる。さらに、水枝配管8は熱源機11の側方に配設されているため、熱源機11底面に接続した冷媒配管5が邪魔にならない。
【0037】
実施の形態5.
図9は熱源機の水枝配管横取り出しにおける設置例を示す側面図である。図9において、h0は熱源機11の高さ寸法、hwは水主配管7が設置されたフリーアクセス12の高さ寸法、hIは室内機9の高さ寸法、hFは調和空気を供給する供給スペースの高さ寸法で送風用のフリーアクセス12の高さ寸法である。
尚、hwは本来は水主配管7の高さ寸法であるが、本実施の形態では水主配管7がフリーアクセス12内に収納されるのでフリーアクセス12の高さ寸法としている。
【0038】
本実施の形態では、これら高さ寸法の関係がh0+hw≦hI+hFとなるよう設計されている。このようにすることで室内機9および熱源機11をユニットとした空気調和装置の高さ寸法が発熱体がある負荷室側に設置される室内機9マターで決定されるため、発熱体の発熱量と空気調和装置の冷却能力との関係で空気調和装置を選定するにあたって、建物内の高さ方向の制約が熱源機11ではなく室内機9と発熱体との関係で決められるようになる。また、室内機9と熱源機11の天井面の高さが揃うので、1フロア分の天井高さを必要以上に高くする必要がなくなる。また、熱源機11と室内機9との正面が対向しているので、高さ方向においても熱源機11と室内機9のサービススペースを共用することが可能になる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有する室内機と、前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記熱源機の側方に突設され、集合水配管に接続される連結水配管とを備えたので、熱源機の設置スペースを小さくできる。
【0040】
また、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有する室内機と、前記熱源側熱交換器を有する熱源機とを備え、前記熱源機のサービス面と前記室内機のサービス面とをサービススペースを挟んで対向配置したので、サービススペースを共有して省スペース化できる。
【0041】
また、熱源機の幅寸法aを室内機幅寸法b、集合水配管に接続される連結水配管突出幅xに対して
a≦b−x
としたので、熱源機の側方に水配管スペースが確保できる。また、室内機と熱源機のサービス面を対向配置した場合、連結水配管前方の作業スペースを室内機のサービススペースと共用することができる。
【0042】
また、前記室内機は発熱体が設置された負荷室側に室内空気を冷却するものであって、前記発熱体の反対側が前記室内機のサービス面となるよう配置したので、
発熱体の熱の影響を受け難い位置にサービススペースがあり、作業環境が良好になる。
【0043】
また、前記室内機のサービス面は前記サービススペースと前記負荷室側とを区画する壁のサービススペース側に配されたので、室内機のサービススペースが室内と区画された外になるので、作業環境がさらに良好になる。
【0044】
また、圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有する室内機と、前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記冷却水を供給および回収する冷却塔と、前記冷却塔に接続される集合水配管と、前記熱源側熱交換器と前記集合水配管とを接続する連結水配管とを備え、前記集合水配管を前記熱源機の高さ方向に配置したので、設置面積を省スペース化できる。
【0045】
また、集合水配管を床下のフリーアクセス内へ収納したので、集合水配管の水漏れ時に室内機、熱源機への水滴飛散を防止できる。
【0046】
また、室内機からの調和空気を室内機下方から室内へ供給する供給スペースを形成し、熱源機の高さh0、集合水配管の高さhw、室内機の高さhI、供給スペースの高さhFに対して
h0+hw≦hI+hF
としたので、フロアにおける装置の高さ方向の無駄を低減できる。
【0047】
また、室内機と熱源機との間をつなぐ冷媒配管を床下のフリーアクセス内に配設したので、床上がすっきりする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における空気調和装置の冷媒回路を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における空気調和装置を示す概念図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における空気調和装置の設置例を示す(ア)設置上面図、(イ)1システムの設置スペース図、(ウ)側面図である
【図4】 この発明の実施の形態2における空気調和装置を示す概念図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における空気調和装置の設置例を示す1システムの設置スペース図である。
【図6】 この発明の実施の形態3における空気調和装置の設置例を示す(ア)1システムの設置スペース図、(イ)側面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4における空気調和装置を示す概念図である。
【図8】 この発明の実施の形態4における空気調和装置の設置例を示す(ア)設置上面図、(イ)1システムの設置スペース図、(ウ)側面図である
【図9】 この発明の実施の形態5における空気調和装置の設置例を示す1システムの設置スペース図である。
【図10】 従来の空気調和装置を示す概念図である。
【図11】 従来の空気調和装置の設置例を示す(ア)設置上面図、(イ)1システムの設置スペース図、(ウ)側面図である
【符号の説明】
5 冷媒配管、 6 冷却塔、 7 水主配管、 8 水枝配管、 9 室内機、 11 熱源機、 12 床下フリーアクセス、 13 室内、 14 屋上、 15 仕切壁。

Claims (9)

  1. 圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記熱源機の上方に設けられ前記冷却水が流れる集合水配管と、前記熱源機の側方に突設されて前記集合水配管に接続される連結水配管とを備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記熱源機の上方に設けられ前記冷却水が流れる集合水配管と、前記熱源機の側方に突設されて前記集合水配管に接続される連結水配管とを備え、前記熱源機のサービス面と前記室内機のサービス面とをサービススペースを挟んで対向配置したことを特徴とする空気調和装置。
  3. 熱源機の幅寸法aを室内機幅寸法b、集合水配管に接続される連結水配管突出幅xに対して
    a≦b−x
    としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和装置。
  4. 前記室内機は発熱体が設置された負荷室側に室内空気を冷却するものであって、前記発熱体の反対側が前記室内機のサービス面となるよう配置したことを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  5. 前記室内機のサービス面は前記サービススペースと前記負荷室側とを区画する壁のサービススペース側に配されたことを特徴とする請求項4記載の空気調和装置。
  6. 圧縮機、冷媒と冷却水との間で熱交換する熱源側熱交換器、絞り装置および利用側熱交換器を冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルのうち、少なくとも利用側熱交換器を有し、天面から室内空気を吸い込み、底面から調和空気を吹き出す室内機と、前記室内機と同じ室内に設置され前記熱源側熱交換器を有する熱源機と、前記冷却水を供給および回収する冷却塔と、前記冷却塔に接続される集合水配管と、前記熱源側熱交換器と前記集合水配管とを接続する連結水配管とを備え、前記集合水配管を前記熱源機の床下のフリーアクセス内に配置するとともに、前記熱源機は、前記室内機が設置されている床面よりも一段高くなった床面に設置されている空気調和装置。
  7. 前記熱源機の床下のフリーアクセスと前記室内機の床下のフリーアクセスとは隔絶されている請求項6記載の空気調和装置。
  8. 室内機からの調和空気を室内機下方から室内へ供給する供給スペースを形成し、熱源機の高さh0、集合水配管の高さhw、室内機の高さhI、供給スペースの高さhFに対して
    h0+hw≦hI+hF
    としたことを特徴とする請求項6または7記載の空気調和装置。
  9. 室内機と熱源機との間をつなぐ冷媒配管を床下のフリーアクセス内に配設したことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の熱交換換気装置。
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