JP4782992B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
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Description
またレーザ光を、白色光を含めた任意の波長に変換するために、発光部に蛍光体を設けた技術も提案されている(特許文献2参照。)。
特許文献2においては、上述したレーザ光を可視光に変換する技術として、レーザ光を蛍光体に照射することにより、蛍光体から所定波長の光を出射させる技術が記載されている。
しかし、このように変換された可視光を照明光として用いて被検体を観察するには、明るさが不足していた。そのため、照明光として十分な明るさを有する可視光を得る方法として、レーザ光の出力を上げる方法や、レーザ光を出射するレーザダイオードの数を増やす方法が提案されていた。
また、レーザダイオードを複数設ける方法では、レーザダイオードを配置する空間を確保する必要があるため、内視鏡装置が大きくなるという問題があった。
請求項1に係る発明は、励起光を出射する光源と、被検査対象空間内に挿入される可撓性を有する挿入部と、該挿入部の先端に配置され、前記光源から発せられた励起光を拡散させる拡散光学部材と、前記挿入部の先端面に配置された観察光学系と、該拡散光学部材の励起光の出射面側に配置され、前記励起光により励起されて一種類の蛍光を発する扇形に形成された板から構成されている蛍光体と、前記蛍光体の側面に配置された磁性体とから構成される照明窓と、前記挿入部の前記観察光学系を備えた面の略中央且つ前記扇形の要の位置に設けられた軸線回りに、前記挿入部の先端面に配置された電磁石により前記照明窓を回動させ、前記照明窓における前記励起光の照射位置を変化させる照射位置変更手段とを備える内視鏡装置を提供する。
また、蛍光体に照射される励起光の強度を上げても蛍光体の温度上昇を抑制することができるため、光源の出力を増加させて蛍光体から出射される蛍光の光量を上げることができる。さらに、励起光の強度を上げることができるため、光源の数を増やすことなく蛍光の光量を上げることができる。そのため、内視鏡装置の小型化・軽量化を図ることができる。
なお、蛍光体への照射位置の移動は、連続的に行ってもよいし、ステップ的に行ってもよい。さらに、蛍光体の温度を検出し、検出した温度に基づいて蛍光体への励起光の照射位置の変更を制御してもよい。
本発明によれば、照明窓を回転または回動することにより、照明窓の少なくとも一部を構成する蛍光体も回転または回動する。そのため、蛍光体への励起光の照射位置を簡易に、連続的に、またはステップ的に変化させることができる。
本発明によれば、照明窓とともに蛍光体も挿入部の先端に着脱可能とされている。そのため、例えば、照明窓を取り替えることで、被検査対象空間内に向けて出射する蛍光の波長を容易に変えることができる。
前記照明窓が、この光学アダプタに設けられていることが望ましい。
本発明によれば、挿入部の先端に着脱可能な光学アダプタに照明窓が設けられている。そのため、光学アダプタを交換することで照明窓も同時に交換することができるので、照明窓を容易に交換することができ、被検査対象空間内に向けて出射する蛍光の波長を容易に変えることができる。
また、励起光の強度を上げて蛍光の光量を増加させることができるので、照明手段を複数備える必要がなくなる。そのため、内視鏡装置の小型化・軽量化を図ることができるという効果を奏することができる。
以下、本発明の参考例として、第1の実施形態に係る内視鏡装置について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る内視鏡装置の概略構成を説明する模式図である。
内視鏡装置1は、図1に示すように、励起光を出射する光源部(光源)2と、体腔や機械内部のような被検査対象空間内に挿入可能な細長い形態を有し、被検体Cの画像を撮像する挿入部5と、撮像された画像信号を処理する画像処理装置13と、処理された観察信号を表示するモニタ15と、から概略構成されている。
LD3は、必要に応じて1個または複数個備えることができる。また、集光光学部材4もLD3の数に応じて1個または複数個備えることができる。図1中の破線で表されたLD3および集光光学部材4は、LD3および集光光学部材4が複数個備えられたときの配置を示すものである。集光光学部材4としては、例えば凸レンズを用いることができるが、凸レンズのような光学レンズに限られることなく励起光を集光するものであればよい。
挿入部先端部7には、図2(a),(b)に示すように、励起光を拡散させる拡散光学部材9と、拡散された励起光を所定波長の蛍光に変換する蛍光部材(蛍光体)16aを有する照明窓16と、被検体から反射された戻り光を受光する固体撮像素子(CCD)10と、戻り光をCCD10の受光面10aに集光して観察画像を結像させる観察光学部材11と、が配置されている。
拡散光学部材9は、挿入部先端部7の略中央に配置され、導光ファイバ6の出射端8から出射される励起光が入射されるように配置されている。拡散光学部材9としては、例えば凹レンズを用いることができるが、凹レンズのような光学レンズに限られることなく励起光を集光するものであればよい。
なお、観察光学部材11の配置位置は、被検体からの戻り光が蛍光部材16aに影響されることなく観察光学部材11に入射できる位置であればよく、上述の配置位置に限定されるものではない。
また、観察光学部材11としては、例えば、図2(a)に示すように、一組の光学レンズを用いることができるが、光学レンズに限定されるものではなく、被検体からの戻り光をCCD10の受光面10a上に画像を結像させるものであればよい。
画像処理装置13に入力された電気信号は、画像処理装置13においてモニタ15に表示できる信号に変換される。画像処理装置13において変換・処理された信号は、信号線14を経由してモニタ15に伝送され、観察画像としてモニタ15に表示される。
まず、図1に示すように、制御ユニット21の出力信号に基づき、LD3から蛍光体を励起する励起光(レーザ光)が出射される。出射された励起光は、集光光学部材4に入射して、導光ファイバ6の光入射側の端面に集光され、導光ファイバ6内に入射する。励起光は、図2(a)に示すように、導光ファイバ6により、挿入部5内を挿入部先端部7に配置された拡散光学部材9まで導かれる。拡散光学部材9に入射した励起光は、拡散されて照明窓16に入射する。
照明窓16に入射した励起光は蛍光部材16aにより蛍光に変換され、蛍光は被検体Cに向けて出射される。また、照明窓16に入射した励起光の一部のエネルギは熱に変換され、照明窓16の温度を上昇させる。
なお、照明窓16の回転方向は一方向に限られることなく、照明窓16が一方向および他方向の双方向に回転されるように構成されていてもよい。
さらに、励起光の強度を増大させることができるため、LD3の配置数を増やすことなく蛍光の光量を上げることができる。そのため、内視鏡装置1の小型化・軽量化を図ることができる。
さらに、蛍光部材16aの温度上昇による内視鏡装置1の拡散光学部材9などの構成要素の破損や、各構成要素を接合する接着部の破損などを抑制することができる。
また、照明窓16を交換することにより蛍光部材16aを交換することができる。そのため、所定の波長の蛍光を発する蛍光部材から、他の波長の蛍光を発する蛍光部材への交換を容易に行うことができる。
なお、光源部2と画像処理装置13とモニタ15は、別体であっても一体であってもよい。
次に、本発明の参考例として、第2の実施形態について図3を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図3を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図3(a)は、本実施の形態に係る内視鏡装置の挿入部先端部を説明する断面図であり、図3(b)は、本実施の形態に係る内視鏡装置の挿入部先端部を説明する平面図である。
なお、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
駆動歯車35は、挿入部先端部7の半径方向外方に配置されているとともに、その中心軸に配置された軸36により保持されている。軸36は挿入部5の半径方向外方に配置されたフレキシブルシャフト18を介してモータ20と接続され(図1参照)、駆動歯車35は、軸36、およびフレキシブルシャフト18を介してモータにより回転されるように配置されている。
第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射されると、モータ20によりフレキシブルシャフト18が回転させられる(図1参照)。フレキシブルシャフト18の回転は、図3(b)に示すように、軸36を介して駆動歯車35に伝達される。駆動歯車35の回転はギア部33との噛み合わせにより照明窓31に伝達され、照明窓31は上記モータにより回転駆動される。
なお、照明窓31の回転方向は一方向に限られることなく、照明窓31が一方向および他方向の双方向に回転されるように構成されていてもよい。
次に、本発明の参考例として、第3の実施形態について図4および図5を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図4および図5を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図4は、本実施の形態に係る内視鏡装置の概略を示す模式図である。
なお、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
光源部2は、所定波長の励起光を出射するLD3と、LD3から出射された励起光を後述する導光ファイバ6に集光する集光光学部材4と、LD3および後述するモータ41を制御する制御ユニット21と、から概略構成されている。
挿入部先端部7には、図5(a),(b)に示すように、励起光を拡散させる拡散光学部材9と、拡散された励起光を所定波長の蛍光に変換する蛍光部材16aを有する照明窓16と、被検体から反射された戻り光を受光するCCD10と、戻り光をCCD10の受光面10aに集光して観察画像を結像させる観察光学部材11と、照明窓16を回転駆動するモータ(照射位置変更手段)41と、が配置されている。
内視鏡装置40は、図4に示すように、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射されると、制御ユニット21の出力信号が信号線42を介してモータ41に伝えられる。
モータ41は、図5(a)に示すように、フレキシブルシャフト18および軸17を介して照明窓41を回転させる。
次に、本発明の参考例として、第4の実施形態について図6および図7を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第3の実施の形態と同様であるが、第3の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図6および図7を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図6(a)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の断面図であり、図6(b)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の平面図である。
なお、第3の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
観察光学部材11およびCCD10は、挿入先端部7の略中央部に配置されている。観察光学部材11の周囲には円環状に凹部54が形成されている。
拡散光学部材9は、観察光学部材11の下方(図6(a),(b)中の下方向)に配置されるとともに、凹部54の底面54bに配置されている。
照明窓51は、図7に示すように、励起光により所定波長の蛍光を出射する円板形状に形成された蛍光部材51aと、蛍光部材51aの外周に配置された外周円筒59と、内周に配置された内周円筒55と、から構成されている。
外周円筒59には、略等間隔に磁性体(照射位置変更手段)56が複数個配置されている。磁性体56はその磁極の向きが一致するように配置されている。例えば、全ての磁性体56のN極が挿入部先端部7の軸線方向後方(図6(a)中の右方向)に向くように配置され、N極が電磁石53と対向するように配置されている。
なお、磁性体56は、図7に示すように、複数配置されていてもよいし、1つだけ配置されていてもよい。
カバーガラス52は、蛍光および被検体からの戻り光を透過する透明材料から形成されている。また、カバーガラス52は、挿入部先端部7の端部に配置され、照明窓51の挿入部先端部7の軸線方向前方(図6(a)中の左方向)への動きを規制している。
まず、第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射され、励起光が照明窓51に照射される。
これと同時に、制御ユニット21は、電磁石53に供給する電流の向きを制御することで照明窓51を回転させる。
上述の制御を繰り返すことにより、照明窓51は、電磁石53により回転駆動される。
また、蛍光部材51aに照射される励起光の強度を更に上げても蛍光部材51aの温度上昇を抑制することができるため、蛍光部材51aから出射される蛍光の光量を更に上げることができる。
次に、本発明の第5の実施形態について図8および図9を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第3の実施の形態と同様であるが、第3の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図8および図9を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図8(a)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の断面図であり、図8(b)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の平面図である。
観察光学部材11およびCCD10は、挿入先端部7の下方(図8(b)中の下側)に配置されている。拡散光学部材9は、挿入先端部7の上方(図8(b)中の上側)に配置されている。
照明窓61は、その頂点が挿入部先端部7の略中央に位置するように配置されているとともに、蛍光部材61aにより拡散光学部材9の前面を覆うように配置されている。また、照明窓61は、その頂点近傍領域において軸17に回転可能に保持されている。
磁性体63は、N極が下方(図8(b)の下側)に、S極が上方(図8(b)の上側)になるように配置されている。
ストッパ64Rおよび電磁石62Rは、図8(b)に示すように、観察光学部材11の右斜め上に配置され、ストッパ64Lおよび電磁石62Lは、観察光学部材11の左斜め上に配置されている。
まず、第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射され、励起光が照明窓51に照射される。
これと同時に、制御ユニット21は、電磁石62R,62Lに供給する電流の向きを制御することで照明窓51を回動制御する。
具体的には、まず、制御ユニット21は、ストッパ64Rの端部にS極が形成される電流を電磁石62Rに供給する。それと同時にストッパ64Lの端部にN極が形成される電流を電磁石62Lに供給する。すると、磁性体63のN極とストッパ64RのS極とが引き合うとともに、ストッパ64LのN極とは反発して、図9(a)に示すように、照明窓61は右方向に回動する。照明窓61は、ストッパ64Rと当接して回動が止まる。
上述の制御を繰り返すことにより、照明窓61は左右交互に回動駆動される。
次に、本発明の参考例として、第6の実施形態について図10を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図10を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図10(a)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の断面図であり、図10(b)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の平面図である。
なお、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射されると、モータ20によりフレキシブルシャフト18が回転させられる(図1参照)。フレキシブルシャフト18の回転は、図10(b)に示すように、軸17を介して照明窓71に伝達される。
次に、本発明の参考例として、第7の実施形態について図11を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図11を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図11(a)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の断面図であり、図11(b)は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の平面図である。
なお、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
なお、上述のように、蛍光部材81a,81bから出射される蛍光が白色光と紫外光であってもよいし、観察する対象・観察する目的に合わせて他の波長の光の組み合わせとしてもよい。
第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射されると、モータ20によりフレキシブルシャフト18が回転させられる(図1参照)。フレキシブルシャフト18の回転は、図10(b)に示すように、軸17を介して照明窓81に伝達される。
照明窓81の蛍光部材81aに励起光が入射すると、蛍光部材81aから白色光が出射される。照明窓81が回転して励起光が蛍光部材81bに入射すると、蛍光部材81bから紫外光が出射される。
なお、上述のように、1つの照明窓81に2種類の蛍光部材81a,81bを配置してもよいし3種類以上の蛍光部材を配置してもよい。この構成によれば、1本の内視鏡装置でより多くの波長の照明光を用いた観察を行うことができる。
次に、本発明の参考例として、第8の実施形態について図12を参照して説明する。
本実施の形態の内視鏡装置の基本構成は、第4の実施の形態と同様であるが、第4の実施の形態とは、挿入部先端部の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図12を用いて挿入部先端部周辺のみを説明し、画像処理装置等の説明を省略する。
図12は、本実施の形態に係る内視鏡装置における挿入部先端部の断面図である。
なお、第4の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
挿入部先端部7には、励起光を拡散させる拡散光学部材9と、被検体から反射された戻り光を受光するCCD10と、戻り光をCCD10の受光面10aに集光して観察画像を結像させる観察光学部材11と、照明窓51を回転駆動する電磁石53と、が配置されている。また、挿入部先端部7の外周面には光学アダプタ91と螺合するネジ部7aが形成されている。
円筒部92の一方の端部内面には、挿入部先端部7のネジ部7aと螺合する円筒部ネジ部92aが形成されている。他方の端部には前方カバーガラス94と後方カバーガラス95とが配置されている。
まず、第1の実施の形態と同様に、制御ユニット21の出力信号に基づきLD3から励起光が出射され、励起光が照明窓51に照射される。これと同時に、制御ユニット21は、電磁石53に供給する電流の向きを制御することで照明窓51が回転される。
照明窓51からは所定波長の蛍光が出射され被検体を照明する。被検体からの戻り光はアダプタ光学部材93に入射して、観察光学部材11を介してCCD10に像を結像する。
また、アダプタ光学部材93も容易に交換することができるため、1本の内視鏡装置90により複数の視野角による観察を容易に行うことができる。
例えば、上記の実施の形態においては、励起光の光源としてレーザダイオード(LD)を用いるものに適用して説明したが、励起光の光源はレーザダイオードに限られることなく、発光ダイオード(LED)等、その他各種の光源を用いたものに適用することができるものである。
2 光源部(光源)
3 LD(レーザダイオード)
5 挿入部
16、31、51、61、71、81 照明窓
16a、31a、51a、61a、71a、81a、81b 蛍光部材(蛍光体)
18 フレキシブルシャフト(照射位置変更手段)
20、41 モータ(照射位置変更手段)
33 ギア部(照射位置変更手段)
35 駆動歯車(照射位置変更手段)
53、62R、62L 電磁石(照射位置変更手段)
56、63 磁性体(照射位置変更手段)
64R、64L ストッパ(照射位置変更手段)
Claims (4)
- 励起光を出射する光源と、
被検査対象空間内に挿入される可撓性を有する挿入部と、
該挿入部の先端に配置され、前記光源から発せられた励起光を拡散させる拡散光学部材と、
前記挿入部の先端面に配置された観察光学系と、
該拡散光学部材の励起光の出射面側に配置され、前記励起光により励起されて一種類の蛍光を発する扇形に形成された板から構成されている蛍光体と、前記蛍光体の側面に配置された磁性体とから構成される照明窓と、
前記挿入部の前記観察光学系を備えた面の略中央且つ前記扇形の要の位置に設けられた軸線回りに、前記挿入部の先端面に配置された電磁石により前記照明窓を回動させ、前記照明窓における前記励起光の照射位置を変化させる照射位置変更手段とを備える内視鏡装置。 - 前記電磁石の端部には、前記照明窓が当接されるストッパが設けられている請求項1に記載の内視鏡装置。
- 前記光源がレーザダイオードを有する請求項1又は2に記載の内視鏡装置。
- 前記挿入部の先端に着脱可能な光学アダプタを更に備え、
前記照明窓が、この光学アダプタに設けられている請求項1から3のいずれかに記載の内視鏡装置。
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---|---|---|---|
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