JP2010127897A - リング型照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CCDカメラと共に移動して検査を行っても、光ファイバーの劣化等が生じることがなく、被検査部を明るく均一に照明することができ、コンパクトで設置スペースが小さくてすむリング型照明装置を提供する。
【解決手段】このリング型照明装置1は、面発光型発光ダイオード6と、その発光面を囲むように配置された筒状ミラー8と、基端部を結束されて筒状ミラーの面発光型発光ダイオードの発光面に対向する開口部に挿入され、先端部はリング状に配列された光ファイバー束12と、光ファイバー束の先端部の光出射部の外周を囲むように配置され、少なくとも内周が反射面をなす環状ミラー17,18と、前記各部品を一体に保持すると共に、開口部5を有するハウジング2とを備え、ファイバー束の先端部から出射された光が直接又は環状ミラーに反射されて、被検査体に照射されるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDカメラ等によって、被検査体の欠損部や異物の付着等を検査したり、電子部品の組立時における位置精度などを検出したりするのに用いられるリング型照明装置に関する。
例えば、飲食品等に用いられる瓶、缶等の容器においては、欠損箇所や、異物の付着等があると、それらが口に入って人体に危害を与える虞れがあり、缶等では欠損部から腐食して不良品となることがあるため、飲食品等を充填する前に容器を検査することが行われている。
この検査は、CCDカメラ等によって容器の特に内周を撮像し、正常な容器の撮像結果と比較して異常がないかを判断させることにより、自動的に行われている。このとき、CCDカメラの撮像部位を照明装置によって明るく均一に照らし出す必要がある。
また、半導体基板のパターンの確認、処理ライン上における位置決め精度の確認、ボンディングワイヤの接続検査などにおいても、CCDカメラ等を利用して自動的な検査が行われており、この場合もCCDカメラの撮像部位を照明装置によって明るく均一に照らし出す必要がある。
このような照明装置として、下記特許文献1には、多数本の光ファイバーの基端を集束して受光部とし、前記光ファイバーの先端を環状又は線状に配列して光出射部としたライトガイドにおいて、前記出射部に沿ってその片側に、かつ、前記光ファイバーの先端から前方に突出して、反射板を設けたことを特徴とするライトガイドが開示されている。
また、下記特許文献2には、多角錘台の中央に撮像用の孔を設け、該多角錘台の周壁を構成する複数の斜面を反射面としてなる多面反射鏡と、前記多面反射鏡のそれぞれの反射面に向かって放射状に配列された複数の第1発光ダイオード群とを備え、前記複数の第1発光ダイオード群が発した光が、前記多面反射鏡のそれぞれの反射面で反射されて被検査物に照射されるように構成すると共に、第1発光ダイオード群の周囲に、更に第2発光ダイオード群を環状に配列し、環状に配列された第2発光ダイオード群が発した光が、直接被検査物に向けて照射されるように構成した発光ダイオード照明光源が開示されている。
一方、液晶基板等の製造ライン上で基板上の気泡の含有、欠損、異物の付着等を検査するのに用いられる、光を被検査体に線状に照射するライン型照明装置として、下記特許文献3には、光源部となる面発光型発光ダイオードと、前記面発光型発光ダイオードの発光面を囲むように配置された、内面を光反射率の高い材料で形成された筒状ミラーと、基端部を結束されて前記筒状ミラーの前記面発光型発光ダイオードの発光面に対向する開口部に挿入され、先端部は線状に配列されて保持された光ファイバー束と、一側面が前記光ファイバー束の先端部に対面するように配置されて光入射面をなし、該一側面に対向する面が光出射面をなす導光板とを備えていることを特徴とするライン型照明装置が開示されている。
特開平10−132752号公報 特開2002−237967号公報 特開2008−2836号公報
しかしながら、特許文献1記載のライトガイドでは、光ファイバーの基端部を集束させた受光部を、ハロゲン又はキセノンランプからなる光源に接続し、光ファイバーの先端部が配列された出射部を、被検査体に向けて動かしながら検査を行うため、光の導光路をなす光ファイバーに繰り返しの屈曲応力が作用し、光ファイバーの劣化による寿命の低下が生じる可能性があった。ハロゲン又はキセノンランプは、ランプ熱が多量に発生するため、冷却ファンを設ける必要があり、装置が大型化するという問題があった。
特許文献2記載の照明装置では、発光ダイオードを環状に配列して、発光ダイオード群が発した光が、直接被検査物に向けて照射されるように構成しているため、光のムラが発生しやすく、被検査部を均一に照明しにくいという問題があった。また、発光ダイオードを装着する基板が必要となるため、発光ダイオードを曲面形状等に沿って配列することが困難であり、装置が大型化するという問題があった。
特許文献3のライン型照明装置は、液晶基板等の製造ラインに、一般的には固定して設置されるものであり、被検査体の移動方向に対して直交する方向に沿って線状に照明することを目的としているため、CCD等で特定箇所を撮像して検査する照明装置としては適していなかった。また、本体ハウジングの天壁に面発光型発光ダイオードを装着し、出射される光を光ファイバーに導いて、天壁と対向する底面側から光が出射されるようにしているため、リング型照明装置に好適な構成にはなっていなかった。
したがって、本発明の目的は、CCDカメラと共に移動して検査を行っても、光ファイバーの劣化等が生じることがなく、被検査部を明るく均一に照明することができ、コンパクトで設置スペースが小さくてすむリング型照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、光源部から光ファイバー束を介して供給された光をリング状に出射させて被検査体に集光照射するリング型照明装置において、
前記光源部となる面発光型発光ダイオードと、
前記面発光型発光ダイオードの発光面を囲むように配置された、内面を光反射率の高い材料で形成された筒状ミラーと、
基端部を結束されて前記筒状ミラーの前記面発光型発光ダイオードの発光面に対向する開口部に挿入され、先端部はリング状に配列されて保持された光ファイバー束と、
前記光ファイバー束の先端部の光出射部の外周を囲むように配置され、少なくとも内周が反射面をなす環状ミラーと、
前記各部品を一体に保持すると共に、前記光ファイバー束の先端部のリング状配列の中心部に設けられた開口部を有するハウジングとを備えていることを特徴とするリング型照明装置を提供するものである。
本発明によれば、各部品がハウジングに装着されて一体化されており、外部電源等と電線で接続されるだけなので、CCDカメラと共に移動して検査を行っても、光ファイバーに繰り返しの屈曲応力が作用することはなく、耐久性及び信頼性を高めることができる。
また、面発光型発光ダイオードからなる均一な面光源から照射される光を、筒状ミラーによって効率よく、光ファイバー束の基端部に入射させて、リング状に配列された光ファイバー束の先端部から出射された光を、直接又は環状ミラーによって反射させて被検査体に照射させるようにしたので、ハウジングの開口部を通して配置されたCCDカメラ等によって検査する被検査部を、明るく均一に照明することができる。
更に、面発光型発光ダイオードは、それ自体基板に一体化されているため、別途基板を必要とせず、ハウジングの側壁等に直接固定することができ、光ファイバー束は、面発光型発光ダイオードとリング状の光出射部とを接続するだけの長さでハウジング内に配置され、光ファイバー束のリング状に配列された先端部には、環状ミラーを取付けるだけでよいので、装置全体がコンパクトになり、CCDカメラや移動機構が設けられた検査装置の狭いスペースにも容易に設置することができる。
本発明の実施に際し、前記ハウジングは、放熱フィンが装着された一つの側壁を有し、この側壁に対して垂直な一対の対向する壁部に前記開口部が設けられていて、前記側壁の高さが前記一対の対向する壁部の幅及び長さに比べて短い、全体としてフラットな箱型をなしており、前記側壁の内面に前記面発光型ダイオードが設けられ、この面発光型ダイオードの発光面を囲むように前記筒状ミラーが配置され、前記光ファイバー束の基端部が該面発光型ダイオードの発光面に対向するように前記筒状ミラーの開口部に配置され、前記光ファイバー束の先端部が、前記側壁に対して垂直な一つの壁部の開口部内周に沿ってリング状に配列され、この壁部に前記環状ミラーが装着されていることが好ましい。
この態様によれば、全体としてフラットな箱型をなすハウジングの側壁に面発光型ダイオードを配置し、この側壁に対して垂直な一対の対向する壁部に開口部を設け、この開口部の内周に沿って光ファイバー束の先端部をリング状に配列すると共に、環状ミラーを装着したので、装置全体が薄型でコンパクトとなり、検査装置の狭いスペースに更に容易に配置することができる。
また、前記筒状ミラーは、前記面発光型発光ダイオードの出射方向に向けて次第に広がるテーパ状又は放物面状の反射面を有していることが好ましい。
この態様によれば、面発光型発光ダイオードから出射された光を、更に効率よく光ファイバー束の基端部に入射させることができる。
更に、前記筒状ミラーは、前記面発光型発光ダイオードの出射方向に向けて次第に広がるテーパ状又は放物面状の反射面を有する第1のリングと、円筒状の反射面を有する第2のリングとを、それらの間に拡散板を配置して組付けることにより構成されていることが好ましい。
この態様によれば、第1のリングのテーパ状の反射面によって、面発光型発光ダイオードから出射された光を、効率よく光ファイバー束の基端部に入射させることができると共に、拡散板を通過させることによって光ファイバー束に入射される光をより均一にすることができる。
更に、前記光ファイバー束の先端部は、同心円状に複数列で配列され、それぞれの列の光出射部の外側に前記環状ミラーが配置されており、外側に配置された環状ミラーほど反射面の傾斜角が大きくされていることが好ましい。
この態様によれば、同心円状に複数列で配列された光ファイバー束の先端部から、同心円状に光が出射されて、それぞれの同心円の光が環状ミラーによって集光されて照射されるので、被検査部を更に明るく均一に照明することができる。
更に、前記環状ミラーは、その内周に、光出射方向に向けて次第に内径が小さくなるテーパ状又は放物面状の反射面を有し、前記光ファイバー束の先端部から出射された光が前記環状ミラーに反射されて、被検査体に集光照射されるように構成されていることが好ましい。
この態様によれば、光ファイバー束の先端部から出射された光が前記環状ミラーに反射されて、被検査体に集光照射されるので、被検査体の特定スポットをより明るく照明することができる。
更に、環状ミラーの内周がテーパ状又は放物面状の反射面をなす上記態様において、前記環状ミラーは、被検査体に対する距離に応じて、異なる傾斜角の反射面を有するものと交換可能とされていることが好ましい。
この態様によれば、検査対象によって被検査体に対する距離が変更されても、環状ミラーを交換するだけで対応することができ、作業性及び汎用性を高めることができる。
本発明によれば、CCDカメラと共に移動して検査を行っても、光ファイバーに繰り返しの屈曲応力が作用することはなく、耐久性及び信頼性を高めることができる。また、面発光型発光ダイオードを用い、筒状ミラーによって効率よく光ファイバー束の基端部に入射させ、光ファイバー束の先端部から出射された光を環状ミラーによって反射させて被検査体に集光照射させるようにしたので、被検査部を明るく均一に照明することができる。更に、装置全体がコンパクトになり、CCDカメラや移動機構が設けられた検査装置の狭いスペースにも容易に設置することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1〜3に示すように、このリング型照明装置1は、全体としてフラットな箱型をなすハウジング2を有している。ハウジング2の1つの側壁2aには、放熱フィン3がボルト4によって取付けられており、放熱フィン3は、基部3aと、羽根部3bとで構成されていて、基部3aが前記1つの側壁2aを構成している。
ハウジング2は、上記1つの側壁2a(放熱フィン3)と、他の側壁2b、2c、2dと、これらの側壁2a〜2dに対して垂直な一対の対向する壁部2e、2f、2gとで囲まれて構成されている。壁部2eは、側壁2a〜2dに連結された1枚の板からなり、下方に向けて照明光を照射する場合には、天板側に位置する。壁部2f、2gは、下方に向けて照明光を照射する場合、底面側に位置する面を覆うように、ボルト4によって固定されている。
そして、ハウジング2の側壁2a〜2dの高さHが、側壁2a〜2dと垂直な一対の対向する壁部2e、2f、2gの幅W及び長さLよりも短くなっていて、ハウジング2は全体としてフラットな箱型をなしている。
上記の使用態様で天板側に位置する壁部2eと、底面側に位置する1つの壁部2gとには、図2に示すように、CCDカメラ20を挿入するための開口部5が設けられている。この開口部5の内周には、円筒壁2hが配置されている。
図4を併せて参照すると、ハウジング2の1つの側壁2aを構成する、放熱フィン3の基部3aの内面には、面発光型発光ダイオード(以下「面発光LED」とする)6が装着されている。
面発光LED6としては、市販の各種のものが使用でき、できるだけ高輝度で均一に発光するものが好ましく採用される。発光色は、赤、緑、黄、橙、青、白等のいずれでもよく、用途に応じて適宜選択すればよい。面発光LEDの市販品としては、例えば商品名「LL41」(IDECオプトデバイス株式会社製)、商品名「CL−L100−24WNP」(シチズン電子株式会社製)などが挙げられる。
また、放熱フィン3の基部3aの内面には、面発光LED6を囲むように、筒状のホルダ7が装着されている。そして、このホルダ7の内部には、第1のリング9と、第2のリング10とからなる筒状ミラー8が配置されている。第1のリング9の内周には、面発光LED6の光出射方向に向けて次第に広がる反射面、好ましくはテーパ状又は放物面状の反射面9aが形成されている。第2のリング10の内周には、円筒状の反射面10aが形成されている。
第1のリング9の反射面9a及び第2のリング10の反射面10aは、例えばこれらのリング9,10自体を光反射率の高い金属材料で形成し、その内面を研磨したもので構成してもよく、金属又は合成樹脂からなる筒体の内面に金属蒸着を施したり、金属箔を貼着したりして構成してもよい。
そして、第1のリング9と、第2のリング10との間には、拡散板11が配置されている。拡散板11は、必ずしも必要なものではないが、面発光LED6から出射して、後述する光ファイバー束12に入射する光の強度をより均一化することができる。
また、ホルダ7の面発光LED6と対向する開口部には、光ファイバー束12の基端部12aが結束リング13で結束されて、挿入保持されている。その結果、光ファイバー束12の基端部12aの端面が、面発光LED6と対面し、面発光LED6から出射される光が入射するようになっている。
本発明に用いる光ファイバーとしては、ガラス、プラスチック等の各種材質のものが使用できるが、好ましくはプラスチックファイバーが用いられる。前記光ファイバーの長さは、5〜30cmが好ましく、7〜15cmがより好ましい。5cmより短いと、光ファイバー束の先端部をリング状に広げることが困難となり、30cmより長いと光損失が増大すると共に光ファイバーが折損しやすくなるので好ましくない。また、各光ファイバーの長さは、全て同じ長さである必要はなく、基端部12aからリング状に配列された先端部12bに至る個々の光ファイバーの経路に合わせて、できるだけ弛まないようにカットされていてもよい。なお、1つの光ファイバー束12の光ファイバー結束数は、特に限定されないが、50〜1000本が好ましく、100〜700本がより好ましい。
更に、図5を併せて参照すると、光ファイバー束12の先端部12bは、ランダムな配列で広げられて、開口部5の内周に沿って2重の同心円をなすように配列されている。すなわち、円筒壁2hの壁部2g側の外周に、中間リング14が配置されて、円筒壁2hの外周と、中間リング14の内周との間に、上記同心円の内側のリング状配列部分が挟持されて、内側リング状発光部15が形成されている。また、中間リング14の外周には、ハウジング2の底面側を覆う壁部2gの開口部内周が配置されており、中間リング14の外周と、壁部2gの開口部内周との間に、外側のリング状配列部分が挟持されて、外側リング状発光部16が形成されている。
そして、内側リング状発光部15の外周に、第1環状ミラー17が配置され、外側リング状発光部16の外周に、第2環状ミラー18が配置されている。各環状ミラー17,18の内周面は、光出射方向に向けて次第に内径が小さくなる反射面、好ましくはテーパ状又は放物面状の反射面17a、18aをなしており、各反射面17a、18aの、光ファイバー先端部の光出射方向に対する傾斜角は、外側の環状ミラー18の方が、内側の環状ミラー17よりも大きくなるようにされている。それによって、両環状ミラー17、18で反射された光が、被検査体19の検査スポット19aに集光するように構成されている。ただし、環状ミラー17、18の内周は、単なる円筒状のミラーをなしていてもよく、その場合には、各リング状発光部15、16から出射された光の拡散を抑えて、所定の面積を有する領域に均一な光を照射させることができる。
また、図3に示すように、各環状ミラー17,18には、ボルト挿通孔17b、18bが形成されており、用途によって被検査体19までの距離が変更されたときには、ボルト挿通孔17b、18bを通して螺着されたボルトを外して、環状ミラー17,18を交換することにより、集光位置を変えることができるようになっている。
なお、環状ミラー17,18の反射面17a、18aは、前述した第1のリング9の反射面9a及び第2のリング10の反射面10aと同様な材料で構成することができる。また、内側の環状ミラー17は、その外周面も反射面としてもよい。
次に、このリング型照明装置1の使用方法について説明する。
図2,5に示すように、例えば被検査体19が下方にあって、上方に配置されたCCDカメラによって、被検査体19の特定の検査ポイント19aを撮像して、損傷や異物の有無を検出したり、部品の位置精度を検出したりする場合、リング型照明装置1の同心円をなすリング状発光部15,16が下面を向くように、リング型照明装置1を支持する。また、CCDカメラ20は、リング型照明装置1の開口部5を通して、リング状発光部15,16のほぼ中心に配置する。
この状態で、面発光LED6を発光させると、図4に示すように、面発光LED6から出射される光Lが、筒状ミラー8を構成する第1のリング9のテーパ状の反射面9aで反射されて、光ファイバー束12の基端部12aの端面方向に向かい、拡散板11を通過して、第2のリング10の円筒状の反射面10aで外側への拡散を防止されつつ、光ファイバー束12の基端部12aに、ほぼ均一な光となって入射する。
この光Lは、光ファイバー束12の各光ファイバー内を通って、同心状に配列された内側リング状発光部15及び外側リング状発光部16から出射される。すると、図5に示すように、内側リング状発光部15から出射された光は、内側の環状ミラー17内周の反射面17aで反射され、また、外側リング状発光部16から出射された光は、外側の環状ミラー18内周の反射面18aで反射されて、それぞれ集光され、被検査体1の検査スポット19aに照射される。
そして、開口部5を通して配置されたCCDカメラによって、検査スポット19aを撮像することにより、損傷や異物の有無を検出したり、部品の位置精度を検出したりすることができる。
また、このリング型照明装置1は、各部品がハウジング2に一体化されて作られており、電源供給装置等の外部装置とは電線で接続されるだけなので、検査装置の駆動部にCCDカメラ等と一緒にセットされて、被検査体19の移動や各部の確認のために、高速で移動しながら検査される場合でも、光ファイバー束12に繰り返しの屈曲応力等がかかることはなく、また、光ファイバー束12が比較的短くなっているので、内部でのガタ付きも生じにくくなっており、耐久性を高めることができる。
更に、面発光LED6は、それ自体が基板と一体化されていて、別途基板上に実装する必要がなく、放熱フィン3の基部3a等に直接固定できるので、半田付け部が少なくてすみ、装置の信頼性を高めることができる。
更に、LEDを多数並べたものなどと比べて、全体の構成が簡単になり、コンパクト化を図ることができ、照明ムラも少なくすることができる。更にまた、ハロゲンランプ等を光源とする従来の照明装置に比べて、低電力で長寿命化を図ることができる。
更にまた、ハウジング2は、全体としてフラットな箱型をなしているので、CCDカメラや駆動機構を備えた検査装置の狭いスペースにも容易に設置することができる。
本発明のリング型照明装置の一実施形態を示す平面断面図である。 同リング型照明装置の側面断面図である。 同リング型照明装置の斜め下方から見た斜視図である。 同リング型照明装置の要部を示す部分拡大平面断面図である。 同リング型照明装置の要部を示す部分拡大側面断面図である。
符号の説明
1 リング型照明装置
2 ハウジング
2a 1つの側壁
2b、2c、2d 他の側壁
2e、2f、2g 1つの側壁に垂直な一対の対向する壁部
2h 円筒壁
3 放熱フィン
3a 基部
3b 羽根部
4 ボルト
5 開口部
6 面発光LED
7 ホルダ
8 筒状ミラー
9 第1のリング
9a テーパ状の反射面
10 第2のリング
10a 円筒状の反射面
11 拡散板
12 光ファイバー束
12a 基端部
12b 先端部
13 結束リング
14 中間リング
15 内側リング状発光部
16 外側リング状発光部
17 第1環状ミラー
17a ボルト挿通孔
18 第2環状ミラー
18a ボルト挿通孔
19 被検査体
20 CCDカメラ

Claims (7)

  1. 光源部から光ファイバー束を介して供給された光をリング状に出射させて被検査体に集光照射するリング型照明装置において、
    前記光源部となる面発光型発光ダイオードと、
    前記面発光型発光ダイオードの発光面を囲むように配置された、内面を光反射率の高い材料で形成された筒状ミラーと、
    基端部を結束されて前記筒状ミラーの前記面発光型発光ダイオードの発光面に対向する開口部に挿入され、先端部はリング状に配列されて保持された光ファイバー束と、
    前記光ファイバー束の先端部の光出射部の外周を囲むように配置され、少なくとも内周が反射面をなす環状ミラーと、
    前記各部品を一体に保持すると共に、前記光ファイバー束の先端部のリング状配列の中心部に設けられた開口部を有するハウジングとを備えていることを特徴とするリング型照明装置。
  2. 前記ハウジングは、放熱フィンが装着された一つの側壁を有し、この側壁に対して垂直な一対の対向する壁部に前記開口部が設けられていて、前記側壁の高さが前記一対の対向する壁部の幅及び長さに比べて短い、全体としてフラットな箱型をなしており、前記側壁の内面に前記面発光型ダイオードが設けられ、この面発光型ダイオードの発光面を囲むように前記筒状ミラーが配置され、前記光ファイバー束の基端部が該面発光型ダイオードの発光面に対向するように前記筒状ミラーの開口部に配置され、前記光ファイバー束の先端部が、前記側壁に対して垂直な一つの壁部の開口部内周に沿ってリング状に配列され、この壁部に前記環状ミラーが装着されている請求項1記載のリング型照明装置。
  3. 前記筒状ミラーは、前記面発光型発光ダイオードの出射方向に向けて次第に広がるテーパ状又は放物面状の反射面を有している請求項1又は2記載のリング型照明装置。
  4. 前記筒状ミラーは、前記面発光型発光ダイオードの出射方向に向けて次第に広がるテーパ状又は放物面状の反射面を有する第1のリングと、円筒状の反射面を有する第2のリングとを、それらの間に拡散板を配置して組付けることにより構成されている請求項3記載のリング型照明装置。
  5. 前記光ファイバー束の先端部は、同心円状に複数列で配列され、それぞれの列の光出射部の外側に前記環状ミラーが配置されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のリング型照明装置。
  6. 前記環状ミラーは、その内周に、光出射方向に向けて次第に内径が小さくなるテーパ状又は放物面状の反射面を有し、前記光ファイバー束の先端部から出射された光が前記環状ミラーに反射されて、被検査体に集光照射されるように構成されている請求項1〜5のいずれか1つに記載のリング型照明装置。
  7. 前記環状ミラーは、被検査体に対する距離に応じて、異なる傾斜角の反射面を有するものと交換可能とされている請求項6記載のリング型照明装置。
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