JP2006288535A - 内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 内視鏡装置1は、被写体2を観察する内視鏡装置であって、レーザ光を発する光源部3と、一方向に延びて配され、光源部3から射出されたレーザ光を導光するライトガイド5、及びライトガイド5よりも先端側に配され、ライトガイド5から導光されたレーザ光が照射されて白色の励起光を被写体2に射出する蛍光体6を有して被写体2に挿入される細長の挿入部7と、光源部3に電力を供給する電源ユニット(電源部)8が配された筐体部10と、筐体部10と挿入部7とを繋ぐ中間部11とを備えており、光源部3が中間部11に配されている。
【選択図】 図1
Description
挿入部102及び中間部105には、光源ランプ103から出射された光を導いて挿入部の先端から被写体101に光を照射する光ファイバの束であるライトガイド106が配されている。挿入部102の先端には、被写体101の撮像手段として、例えば、CCD107が配されている。
筐体部104は、光源ランプ103に電力を供給する電源ユニット104Aと、CCD107が撮像した撮像信号を映像信号に変換して筐体部104とは別に配されるモニタ104Bに伝送する画像処理ユニット104Cと、光源ランプ103の発光タイミングを調整する点灯制御ユニット104Dとをさらに備えている。
また、この光源ランプは、画像を処理するビデオプロセッサ用の筐体と別々の筐体に配される場合もある(例えば、特許文献2参照。)。従って、このような内視鏡装置の場合、筐体部と中間部とは、光コネクタと電気信号の交換や電力供給を行うための電気コネクタとによってそれぞれ接続されている。
さらに、上記特許文献2に記載の内視鏡装置は、光コネクタと電気コネクタとの両方が必要になるため、コネクタ部の大型化、構成の複雑化を招いている。
本発明に係る内視鏡装置は、被写体を観察する内視鏡装置であって、レーザ光を発する光源部と、一方向に延びて配され、前記光源部から射出されたレーザ光を導光するライトガイド、及び該ライトガイドよりも先端側に配され、該ライトガイドから導光されたレーザ光を励起光として受光し前記被写体に照明光を射出する蛍光体を有して前記被写体に挿入される細長の挿入部と、前記光源部に電力を供給する電源部が配された筐体部と、該筐体部と前記挿入部とを繋ぐ中間部とを備え、前記光源部が、前記中間部に配されていることを特徴とする。
また、光源部が中間部に配されているので、筐体部と中間部との間に光コネクタ等の光を中継する部材を配する必要がなく、構造を簡略化することができる。
さらに、直進性に優れるレーザ光なので、従来の光源と異なりライトガイド内での反射しきれない光を減らすことができ、光損失の少ない状態で蛍光体まで導光することができる。
この内視鏡装置は、中間部の挿入部に最も近い場所に光源部が配されるので、光源部から挿入部先端までのライトガイド等の長さを最小にすることができる。従って、ライトガイドでの光損失を最小限に抑えることができ、高効率の照明光を得ることができる。
この内視鏡装置は、手元側接続部よりも先端側の中間部を挿入部と同様に小さい径にすることができ、装置全体の小型化を好適に実現することができる。
この内視鏡装置は、中間部の手元側接続部と筐体部の筐体側接続部とを接続して、中間部と筐体部とを接続することができる一方、中間部の手元側接続部と筐体部の筐体側接続部との接続を解除して中間部を筐体部から取外すことができる。この際、光源部が手元側接続部又はその近傍に配されているので、中間部を筐体部から取り外した状態では光源部への電力供給がなされない。従って、光源部から直接照射されるレーザ光が筐体部外へ照射されることがない。
この内視鏡装置は、光源部が複数配されているので、大きなエネルギーのレーザ光を蛍光体に照射することができ、蛍光体を容易に励起させることができる。この際、光源部が軸線方向に配されているので、中間部の外径を必要以上に大きくすることなく形成させることができる。
この内視鏡装置は、素子内に生じる電荷の再結合による発光をそのままレーザ光として利用することができ、高いエネルギー変換効率を得ることができる。従って、小さい冷却機構や電源にて対応することができる。
本実施形態に係る内視鏡装置1は、被写体2を観察する内視鏡装置であって、レーザ光を発する光源部3と、一方向に延びて配され、光源部3から射出されたレーザ光を導光するライトガイド5、及びライトガイド5よりも先端側に配され、ライトガイド5から導光されたレーザ光を励起光として受光し白色光を被写体2に射出する蛍光体6を有して被写体2に挿入される細長の挿入部7と、光源部3に電力を供給する電源ユニット(電源部)8が配された筐体部10と、筐体部10と挿入部7とを繋ぐ中間部11とを備えている。
蛍光体6は、CCD12の近傍の挿入部7先端に配されている。
まず、挿入部7を被写体2に挿入する。
そして、モニタ17及び電源ユニット8の図示しないスイッチを操作してモニタ表示可能にするとともに、点灯制御ユニット20を駆動する。これによって、光源部3のレーザダイオード16が駆動して所定の波長のレーザ光を射出する。
このとき、蛍光体6が励起して観察に適した白色光が被写体2に照射される。なお、レーザ光が照射されている間、図示しない冷却部によって光源部3が冷却される。
この結果、筐体部10や挿入部7の小型化を図ることができるとともに、中間部11が大型化するのを抑えることができる。
また、直進性に優れるレーザ光なので、従来の光源と異なりライトガイド5内での反射を減らすことができ、光損失の少ない状態で蛍光体6まで導光することができる。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡装置25が、中間部26の手元側に筐体部27と接続される手元側接続部28が配され、光源部3が、手元側接続部28に配されているとした点である。
中間部26には、ライトガイド31の一部が挿入部32側から延びて配されている。
まず、中間部26の手元側接続部28及び筐体部27の筐体側接続部30をコネクタ結合する。これによって、手元側接続部28に配された光源部3が筐体部27の点灯制御ユニット20と電気的に接続される。
観察終了後、中間部26の手元側接続部28及び筐体部27の筐体側接続部30の接続を解除して中間部26と筐体部27とを切り離す。
特に、光源部3が手元側接続部28に配されているので、手元側接続部28よりも先端側の中間部26を挿入部32と同様に小さい径にすることができ、装置全体の小型化をより好適に実現することができる。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡装置35の中間部36が挿入部37と同一方向に延びて配され、三つの光源部38A、38B、38Cが中間部36の中心軸線C方向に配されているとした点である。
各光源部38A、38B、38Cは、筐体部42に配された点灯制御ユニット43によって点灯制御される。
例えば、上記実施形態では、蛍光体41が白色光を発するものとしているが、白色光に限らず、検査目的に応じて変更してもよい。
3、38A、38B、38C 光源部
5、40A、40B、40C ライトガイド
6、41 蛍光体
7、32、37 挿入部
8 電源ユニット(電源部)
10、27 筐体部
11、26、36 中間部
15 先端側接続部
16 レーザダイオード
28 手元側接続部
30 筐体側接続部
Claims (6)
- 被写体を観察する内視鏡装置であって、
レーザ光を発する光源部と;
一方向に延びて配され、前記光源部から射出されたレーザ光を導光するライトガイド、及び該ライトガイドよりも先端側に配され、該ライトガイドから導光されたレーザ光を励起光として受光し前記被写体に照明光を射出する蛍光体を有して前記被写体に挿入される細長の挿入部と;
前記光源部に電力を供給する電源部が配された筐体部と;
該筐体部と前記挿入部とを繋ぐ中間部と;
を備え、
前記光源部が、前記中間部に配されていることを特徴とする内視鏡装置。 - 前記中間部の先端側に前記挿入部と接続される先端側接続部が配され、
前記光源部が、前記先端側接続部又はその近傍に配されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。 - 前記中間部の手元側に前記筐体部と接続される手元側接続部が配され、
前記光源部が、前記手元側接続部又はその近傍に配されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。 - 前記筐体部に、前記中間部の前記手元側接続部と着脱可能に接続される筐体側接続部が配されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡装置。
- 前記光源部が前記中間部の軸線方向に複数配されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の内視鏡装置。
- 前記光源部が、レーザダイオードを備えていることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の内視鏡装置。
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