JP4782286B2 - 高価値の文書のための、真正であることの特徴の組合せ - Google Patents

高価値の文書のための、真正であることの特徴の組合せ Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、高価値の文書が真正であることを証明するための二つの機械でチェック可能な特性を有する物質の組合せ、高価値の文書が真正であることを証明するためのこの物質の組合せの使用、機械でチェック可能な物理的特性を有する二つの真正であることの特徴を有する高価値の文書およびそのような高価値の文書を作製する方法、並びに炭化した物質または灰をチェックする方法に関する。
【0002】
本発明に関して高価値の文書は、偽造から保護する必要がある任意の文書でよい。特に、これらには、銀行券、株券、身分証明書が含まれるが、身分証明カード、チップカードなども含まれる。これらは、セルロースまたは綿材料を基礎としてまたはプラスチック材料を基礎としてあるいはこれらの物質のいくつかの組合せから作製してもよい。
【0003】
偽造に対して高価値の文書を保護するために、高価値の文書は、偽造できない、または不相応に高い費用をかけなければ偽造できない、真正であることの特徴を備えている。例えば、特定の物理的特性に基づいて検出できる蛍光物質、磁気粒子および物質を、真正であることの特徴として使用できる。機械でチェック可能な真正であることの特徴という用語は、人間により、特に視覚的にチェックされる特徴と対照的に、特に機械によるチェックを意図された特徴を称する。そのような人間によりチェックされる特徴には、例えば、透かし、編み縄模様、グラビア印刷法により作製される画像などが含まれる。例えば、磁気物質は、機械によるチェックに非常に適切である。これは、高価値の文書に、作製中に磁気粒子の形態で加えることができる。そのような磁気粒子は、強い磁性でもよい、すなわち磁気化した後永久に磁界を発生してもよい、または弱い磁性でもよい、すなわち外部の励磁磁界の影響下でのみ磁性を示してもよい。
【0004】
しかしながら、機械で検出可能な真正であることの特徴として発光標識を使用することは、従来技術から、多くの形態で知られている。それに関して、励磁電磁線の下でのみ特有の放射電磁線を放射する蛍光物質と、励磁電磁線が切られた後もより長い間電磁線を放射する燐光物質との間に区別がなされている。発光物質の異なる特性、例えば励磁および発光スペクトル、発光の可視性/不可視性、任意の残光時間および半減期、発光の狭い/広いバンド幅を、真正であることの証明として使用できる。偽造者は、どの特性が分析されしたがってどれを再現しなけれはならないか分からないので、偽造に対する保護は、これらの多くの分析基準を通してさらに厚くなる。
【0005】
しばしば、例えば希土類化合物のような非常に狭い波長範囲内でのみ発光する発光物質が使用される。それらは、他の物質より発光スペクトルが特有であるという点で広いバンドで発光する発光物質よりも利点を有し、そのため機械に基づく真正であることの証明についてより高い保護値を有すると考えることができる。広いバンドで発光する物質の保護値を増加させるため、発光スペクトルを、例えばDE 30 20 652に記載されているような特有の方法で変化させることができる。
【0006】
犯罪論理学上の目的のために、文書の保護に焼却後も同定できる特定の物質を使用する場合、認知できない燃焼残留物が実際に本物の文書から生ずるということを確認することが有用である。他方、燃焼した高価値の文書の灰の中に含まれる特性物質を回収し偽造文書を作製することは不可能である。
【0007】
したがって、本発明の目的は、高価値の文書自身を基礎とし、高価値の文書を再生するために真正であることの特徴を不法に再生することを防止しながら、高価値の文書を正しく同定することを可能とする解決法を示すことにある。
【0008】
この課題は、メインクレームの特徴により解決できる。さらなる発展がサブクレームに開示されている。
【0009】
本発明は、互いに独立してチェックでき、異なる温度で変化するまたは消滅する異なる物理的または化学的特性を提供することにより、相反する目的を達成することができることの発見に基づく。したがって、本発明のように、高価値の文書は、互いに独立してチェックすることができる少なくとも二つの機械でチェック可能な物理的または化学的特性を特徴とし、それによって高価値の文書は第一の温度で少なくとも一つの機械でチェック可能な特性をおよび第一の温度と明らかに異なる第二の温度で他のチェック可能な特性を失う。
【0010】
好ましくは、チェック可能な特性は、同じ場所に位置するおよび/または同じ物理的または化学的現象に基づく。これらに同じ物理的現象を基礎としない特性が含まれる場合、異なる温度で少なくとも部分的に消滅するまたは計れる程度に変化する単一の特性物質の異なる特性でもよい。好ましくは、チェック可能な特性の一つをそれぞれ示す二つの特性物質を使用する。
【0011】
さらに、本発明によると、チェック可能な特性の選択において、高価値の文書の燃焼に関して二つの温度範囲を考慮に入れるべきである。第一に、特定の燃焼温度、すなわち高価値の文書、例えばライターで燃える銀行券が大気条件下で燃焼する温度、および第二に、汚損または損傷の程度によりもはや流通するのに適切でない場合に酸素などの補助により高温焼却炉中で発行人により高価値の文書が破壊される、高価値の文書が高温焼却炉で焼却される通常の温度である。通常の焼却温度は、約1000℃またはそれ以上である。400℃から500℃までの間の数値であり、特定の燃焼温度は焼却温度よりかなり低い。
【0012】
高価値の文書の焼却は大量に生ずるので、本発明によれば、許可されていない人間は焼却された高価値の文書の燃焼残留物から真正であることの特徴を回収し高価値の文書の偽造をできないことがぜひとも必要である。
【0013】
したがって、本発明に従って使用できるチェック可能な特性(E1、E2など)は、以下の条件の一つを満たさなければならず、T1は特定の燃焼温度を称し、T2は焼却温度を称する:
第1の可能性:
高価値の文書は、T1以下で第1の特性E1を失い、T1およびT2より高い温度で特性E2を保持する。
【0014】
この組合せにおいて、温度安定性のチェック可能な特性E2を基礎として、灰は本物の高価値の文書から生ずるということを証明できる。しかしながら、大気条件下の燃焼または焼却の性質に関して結論を出すことはできない。
【0015】
2 の可能性:
高価値の文書は、T1より高い温度で特性E1およびE2を保持し、T2以下の温度で特性E1を失うのに対し、T2より高い温度でも特性E2を保持する。
【0016】
この場合、灰がまだ特性E1およびE2の両方を示すなら高価値の文書は大気条件下で燃焼されており、一方灰が特性E2のみを示すなら高価値の文書は少なくとも焼却温度にさらされたので、特性E2を基礎として、灰は本物の高価値の文書から生ずること、並びに高価値の文書が燃焼された方法を決定することが可能である。
【0017】
3 の可能性:
高価値の文書は、T1以下でE1をおよびT2以下でE2を失う。
【0018】
この場合、焼却温度より高い温度で燃焼された高価値の文書の灰は、特性E1および特性E2のいずれも示さない。したがって公式の焼却中に産生される灰は、特有の特性に関して中性である。前記のように、灰が特性E2を示す場合、これは燃焼が大気条件下で起こったことの証明として役立つ。
【0019】
4 の可能性:
高価値の文書は、T1より高い温度でE1およびE2を保持し、T2以下で両方の特性を失う。
【0020】
ここでも、大気条件下での燃焼を証明することができるので、偶発的に燃焼された文書は、前記のように真の高価値の文書と認識され、一定の条件下で完全な文書に交換できる。灰が特性E1および特性E2のいずれも示さない場合、高価値の文書が初めから本物であったか否かに関する結論が可能である。
【0021】
本発明により扱われる目的のために、ルミネセンス、磁気、誘電率または化学反応のような広範囲の効果を使用できる。本発明に関して最も重要な態様は、少なくとも二つの物理的または化学的特性を評価することができ、少なくとも一つは特定の第一の温度より高い温度で不可逆的に変化するまたは消滅し、第二の特性は第一の温度より高い温度で保持されるということである。
【0022】
本発明の好ましい実施の形態によると、高価値の文書は、異なる温度で発光特性を失う二つの発光物質を備えることができる。有機発光物質は低い温度で発光特性を失うのに対し、多くの無機発光物質は温度安定性であるので、特に適切なのは、有機および無機発光物質の組合せである。
【0023】
可能性のある不安定な有機発光物質には、メチレンブルー、ローダミン、アントラセン、キナゾレン(chinazolen)、ベンゾザジン(benzozazine)などのような様々の異なる色素、並びに希土類キレートまたは希土類アセトネートが含まれる。本発明に従って使用できる無機安定発光物質は、希土類ドープホストマトリクス(rare-earth-doped host matrixes)である。したがって、好ましくはカルシウムウォルフラメート、イットリウムグラネート(granate)、イットリウムバナデート、イットリウムオキシスルフィド(oxisulphide)などをホストマトリクスとして使用する。好ましくは、発光波長がIR範囲内に存在する不可視性のコーディングのために、希土類ネオジム、イッテルビウム、プラセオジム、エルビウムまたはホルミウムを、クロムを含むまたは鉄のホストマトリクスに使用する。発光バンドが非常に狭くしたがって機械によるチェックに非常に適切であるので、好ましくは希土類を含有する化合物を使用する。
【0024】
しかしながら、不安定な有機発光物質の代わりに、銀または銅/セリウムドープ亜鉛スルフィドのような不安定な無機発光物質を使用してもよい。
【0025】
本発明のさらなる実施の形態によれば、ある温度で磁気性質が不可逆的に変化するまたは完全に消失する、異なる磁気物質を使用してもよい。酸化鉄(Fe3O4)、黒色酸化クロムおよびバリウムフェライトは、中くらいから強い磁気特性を有する温度安定性の磁気物質の例である。
【0026】
対照的に、温度安定性が低いのは、粉末形態または薄層形態の鉄またはコバルトのような金属磁気物質である。これらは弱から強磁気特性を示す。コバルト−鉄またはニッケル−鉄合金もまた、弱い磁性であり容易に燃焼できる。非常に強い磁性であるが容易に燃焼できる物質のさらなる例は、コバルトサマリウム(SmCo5)である。
【0027】
低い温度でも、容易に燃焼できる磁性物質は、非常に特有の方法で磁性を完全に失うまたは磁気性質を変化させる。対照的に、温度安定性の磁性物質の磁気特性は変化しないままである。
【0028】
高価値の文書が、例えば異なる額面金額を有する銀行券のような、種々の同値を割り当てられた一連の文書である場合、それぞれの額面金額に異なる対の特性を提供することにより、燃焼残留物を調べる際にいずれの文書が「本物」か「偽物」かを決定するだけでなく、例えば高価値の文書の額面金額のような特別なカテゴリーを決定することができるので、都合がよい。銀行券の額面金額はしばしば燃焼残留物から決定することができないのに対し、持主は灰が特定の銀行券から生ずることを証明したいと考えるので、このことは銀行券の場合に特に実用的である。
【0029】
特性物質の採用は、種々の方法で達成できる。高価値の文書が紙からなるまたは一層の紙を含む場合、特性物質を、紙の製造中に紙パルプ中に混合するまたは一定の領域中で、完成したまだ湿っているペーパーウェブに噴霧する、印刷するまたは施す、または導入してもよい。
【0030】
高価値の文書にプラスチック物質が含まれる場合、プラスチックの産生中にプラスチック物質に特性物質を加え、これとともにフィルムまたはファイバーに加工処理してもよい。これらのフィルムまたはファイバーを、高価値の文書としてまたは高価値の文書の製造に使用することができる。したがって、フィルムを固定し、ストリップに、例えば紙の製造中に保護ストリップとしての紙に切断することも可能である。特性物質を保護ファイバーまたはプランシェットに施すこともできる。ここでも、保護ストリップに関して、物質を保護ファイバーまたはプランシェット自身の素材中に導入してもよいまたは表面に印刷してもよいあるいは染浴中で染料と共に染色してもよい。
【0031】
さらなる可能性には、身分証明カードまたはパスのための保護フィルムとしてプラスチックフィルムを使用することが含まれる。
【0032】
あるいは、高価値の文書を、特性物質を含有する印刷インクで印刷してもよい。しかしながら、特性物質を、異なる印刷インクに含んでもよい。特にグラビア印刷、熱転写、熱エンボスまたはスクリーン印刷のような任意の印刷方法を使用してもよい。
【0033】
以下の実施例は、可能性の範囲を簡単に説明することを意図する。
【0034】
実施例1
異なる発光スペクトルを有する二つの発光物質を、シートを産生する前に保護紙の製造に使用する紙パルプとともに混合する。本発明によれば、温度安定性の発光物質は、緑色の波長範囲に非常に特有の発光スペクトルを示すY3Al5O12:Tbである。ZnS:CuClを、より安定でない発光物質として使用する;その発光も緑色のスペクトル範囲内に存在するが、わずかに700℃の温度で消失する。二つの発光物質の発光スペクトルは、いずれも緑色のスペクトル範囲内に存在するが、発光スペクトルのカーブに関して非常に異なっているので、技術的方法により互いに別々に同定することができる。
【0035】
完成した紙に点火し、通常の大気条件下で燃焼させる場合、いずれの発光物質も検出可能である。紙を焼却炉中で1000℃より高い温度で焼却する場合のみ、より温度安定性のないZnS発光物質が破壊される。対照的に、無機テルビウムドープ発光物質もまた、損傷されずにこれらの温度に耐えるので、Y3Al5O12:Tbの特有のスペクトルを基礎として本物の文書から生じたものとして灰を同定することができる;しかしながら、通常の大気条件下で産生されなかったということを灰から決定することもできる。
【0036】
実施例2
異なる発光スペクトルを示す二つの発光物質を、印刷インクと混合する。温度安定性の発光物質は、緑色の波長範囲内で発光する亜鉛シリケート:マンガン(Allied Signal社により産生されるCD 12)である。赤色の波長範囲で蛍光を発する、テノイルトリフルオロアセトネートの種類からのユウロピウム−キレート化合物(Allied Signal社によるCD 335)を、不安定な発光物質物質として使用する。
【0037】
任意の所定の支持体にインクを施す場合、二つの蛍光顔料の混合した色が、視覚効果として得られる。支持体を焼却炉中で800℃以上の温度にさらす場合、ユウロピウム−キレート化合物が破壊される。対照的に、無機蛍光物質は、損傷されずにこの温度に耐えるので、特有の蛍光スペクトルを基礎として本物の文書から生ずるものとして灰を同定できる。しかしながら、同時に通常の大気条件下では産生されなかったことも証明できる。
【0038】
実施例3
無機蛍光物質である酸化イットリウム:ユウロピウム(Allied SignalによるCD 106)および気緑色の蛍光を有するベンゾチアゾール(Allied SignalによるCD 333)からの有機蛍光物質を、プラスチック合成工程中に、例えば複数の機能性イソシアネート、メラミンおよびベンズアミドの重付加を基礎として人工樹脂マトリクスと混合する。このようにして、UV励起の下でオレンジ色の蛍光を示す粉末の形態で特性物質が得られる。このように産生された発光顔料を印刷インクと混合し、これを紙に施す場合、オレンジ色の蛍光を有する紙が得られる。紙を焼却炉中で800℃を超える温度にさらす場合、オレンジ色の蛍光物質は破壊される。対照的に、無機蛍光物質は、損傷を受けずにこの温度に耐えるので、特有の蛍光スペクトルを基礎として本物の文書から生じたとして灰を同定できる。しかしながら、ここでも、灰は通常の大気条件下では産生されなかったことが証明できる。この場合、灰は赤い蛍光を示す。
【0039】
実施例4
二つの異なるオフセットインクを、ある場合にはオレンジ色の蛍光を示す無機蛍光顔料である珪酸カルシウム:マンガン:鉛(Allied SignalによるCD 110)と混合し、別の場合には青色の蛍光を示すアントラニル酸(Allied SignalによるCD 329)を基礎とする有機顔料と混合する。このようにして得られた印刷インクを、フィルムにコーディングとして互い違いに施し、次にフィルムを細いストリップに切断し、保護ストリップとしての紙の製造に使用する。このようにして標識された高価値の文書を焼却炉中で800℃を超える温度にさらす場合、有機蛍光物質は破壊される。対照的に、無機蛍光物質は、損傷を受けずにこの温度に耐えるので、特有の蛍光スペクトルを基礎として本物の文書から生じたとして灰を同定できる。しかしながら、同時に、灰は通常の大気条件下では産生されなかったことが証明できる。この場合、灰はオレンジ色の蛍光を示す。
【0040】
実施例5
この場合、実施例1に記載されるように、実施例4で使用する蛍光物質の一つを印刷インク中におよび他を紙に混合する。このようにして製造された紙に印刷インクを施した後、印刷にオレンジ色の蛍光および紙に青色の蛍光を示す文書が得られる。このようにして標識された高価値の文書を焼却炉中で800℃を超える温度にさらす場合、有機蛍光物質は破壊される。対照的に、無機蛍光物質は、損傷を受けずにこの温度に耐えるので、特有の蛍光スペクトルを基礎として本物の文書から生じたとして灰を同定できる。この場合、灰はオレンジ色の蛍光を示す。
【0041】
実施例6
コバルトサマリウム粉末(SmCo5)を含有するグラビア印刷、タンポグラフィ(tampography)またはスクリーン印刷に適切な印刷インクを製造する。この目的のために、結合剤としてのビニライト1を磁性顔料1から2および溶剤としてのエチルアセテート0.5から3と混合する。溶剤の量は、使用する印刷方法に依存する。グラビア印刷方法を使用してインクを印刷する場合、より多くの溶剤が必要となるが、スクリーン印刷には溶剤はより少なくてよい。
【0042】
上述の組成物の第二の印刷インクを、カルボニル鉄粉末(99% Fe)により製造する。あるいはさらなる色の顔料が追加された両方の印刷インクを、プラスチックフィルム上にバーコードとして印刷し、その後フィルムを保護ストリップに切断する。これらのストリップを、製造中に紙の中に完全に埋め込む。
【0043】
コバルトサマリウムおよびカルボニル鉄のこの組合せにより、これは市販されておらず非常に特有の磁気特性を示すので、偽造に対する高程度の保護が提供される。約3,160,000A/m(40,000Oe)の残留磁気を有し、コバルトサマリウムは非常に強い磁性であるのに対し、カルボニル鉄は、約790A/m(10Oe)未満の残留磁気しか示さない。
【0044】
高価値の文書を通常の大気条件下で燃焼する場合、コバルトサマリウムを完全に磁性のない酸化物に変換し、カルボニル鉄を、約15,800A/m(200Oe)から約31,600A/m(400Oe)までのカルボニル鉄と比較して非常に高い残留磁性を有する酸化鉄Fe2O3およびFe3O4に変換する。
【0045】
このことは、強い磁気特性が燃焼により失われるのに対し、弱い磁気特性は、やや変化した形態ではあるが、保持されることを意味する。
【0046】
実施例7
実施例6に示された磁性顔料コバルトサマリウムおよびカルボニル鉄を、オフセット、活版印刷または鋼版彫刻インクと混合してもよい。この目的のために、磁性顔料0.3およびアマニ油ワニス1を混合する。印刷方法に依存して、より多いまたはより少ないアマニ油を使用して、ワニスをより薄い(オフセット)またはより厚い(鋼版彫刻)形態で施す。
【0047】
これらの印刷インクを使用して、同じ位置または異なる場所で、様々の特徴または模様を高価値の文書に印刷する。
【0048】
本発明に関して高価値の文書から生ずると考えられる炭化したまたは燃焼した物質のチェックを、特性物質のチェック可能な物理的または化学的特性を基礎として行う。チェック可能な特性を、機械により分析し、保存した基準値と比較する。高価値の文書が大気条件下で偶然に燃焼されたと主張される場合、チェック可能な特性の測定値を、約400℃から500℃を超える範囲の温度および約1000℃以下の温度について予想される基準値と比較する。測定値が基準値と一致する場合のみ、高価値の文書は本物である。
【0049】
同時に、高価値であると思われていた文書は、大気条件下で偶然に燃焼されたか否かを証明することができる。基準値が約1000℃の焼却温度より高い温度での基準値と調和する場合、これにより、灰は焼却工程から不正な意図で取り出され、発行人がこれを不正な高価値の文書に換えるために、偶然に燃焼された高価値の文書であると言明されたということが示される。
【0050】
灰の同定をさらに信頼できるものにするために、特性物質または特性物質の特有の成分を、トレースアナリシス法の補助により検出し、その濃度を測定することができる。例えば、原子吸光分光分析法(AAS)、放電スペクトル内の原子発光分光分析法(AES)または電子ビーム分析(EMBA)のような方法がこの目的に適切である。
【0051】
本発明により保護されていない文書の灰の中で見られない特性物質は特に、これらのトレースアナリシス法により検出される。上述の実施例1において、イットリウム、テルビウム、亜鉛および銅のような物質およびこれらの物質の濃度比を分析する。他方、実施例7において、鉄、コバルトおよびサマリウムのような物質の存在を検出し、これらの物質の相対的な濃度比を分析する。

Claims (17)

  1. 高価値の文書であって、少なくとも2つの発光物質を有し、その発光特性が互いに別々に機械でチェックすることができ、第一の発光物質が第一の温度で発光特性を失い、第二の発光物質が第二の温度で発光特性を失い、
    前記第一および/または第二の温度が、前記高価値の文書の特定の燃焼温度より高く、
    前記第一および第二の温度の一方が、前記高価値の文書の焼却温度より低く、
    前記第一および第二の温度の他方が、前記高価値の文書の焼却温度より高く、
    前記高価値の文書の焼却温度より高い温度で発光特性を失う前記発光物質が、ネオジム、イッテルビウム、プラセオジム、エルビウムまたはホルミウムを含むホストマトリクスを有する希土類ドープカルシウムウォルフラメート、亜鉛シリケート:マンガン、および珪酸カルシウム:マンガン:鉛から成る群より選択される、
    ことを特徴とする高価値の文書。
  2. 前記第一の温度が、前記高価値の文書の特定の燃焼温度以下であり、前記第二の温度が、前記高価値の文書の特定の燃焼温度より高いことを特徴とする請求項1記載の高価値の文書。
  3. 前記発光特性を、同じ位置で、しかし互いに別々に機械でチェックできることを特徴とする請求項1または2記載の高価値の文書。
  4. 前記高価値の文書の特定の燃焼温度が、400℃から600℃までであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の高価値の文書。
  5. 前記焼却温度が、1000℃以上であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の高価値の文書。
  6. 前記高価値の文書の焼却温度より高い温度で発光特性を失う前記発光物質が第一の発光物質であり、該第一の発光物質が無機発光物質であり、前記第二の発光物質が有機発光物質であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の高価値の文書。
  7. 前記有機発光物質が、メチレンブルーであることを特徴とする請求項6記載の高価値の文書。
  8. 前記第一および第二の発光物質が、それぞれ無機発光物質であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の高価値の文書。
  9. 前記発光物質の少なくとも一つが、保護ストリップまたは保護ファイバーの上にまたは中に含まれることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の高価値の文書。
  10. 前記発光物質の少なくとも一つが、高価値の文書上に印刷される少なくとも一つの印刷インク中に含まれることを特徴とする請求項1から9いずれか1項記載の高価値の文書。
  11. 前記発光物質の少なくとも一つが、前記高価値の文書の基礎材料中に含まれることを特徴とする請求項1から10いずれか1項記載の高価値の文書。
  12. 前記高価値の文書の基礎材料が、紙、好ましくはコットン紙からなることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の高価値の文書。
  13. 前記高価値の文書の基礎材料が、プラスチック物質からなることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の高価値の文書。
  14. 高価値の文書を再現する目的で真正であることの特徴の再生を可能にせず、高価値の文書自身を基礎として該高価値の文書の同定を可能とするために高価値の文書が真正であることを証明する物質であって、
    物質が少なくとも2つの発光物質を有し、その発光特性が互いに別々に機械でチェックすることができ、第一の発光物質が第一の温度で発光特性を失い、第二の発光物質が第二の温度で発光特性を失い、
    前記第一および/または第二の温度が、前記高価値の文書の特定の燃焼温度より高く、
    前記第一および第二の温度の一方が、前記高価値の文書の焼却温度より低く、
    前記第一および第二の温度の他方が、前記高価値の文書の焼却温度より高く、
    前記高価値の文書の焼却温度より高い温度で発光特性を失う前記発光物質が、ネオジム、イッテルビウム、プラセオジム、エルビウムまたはホルミウムを含むホストマトリクスを有する希土類ドープカルシウムウォルフラメート、亜鉛シリケート:マンガン、および珪酸カルシウム:マンガン:鉛から成る群より選択される、
    ことを特徴とする物質。
  15. 前記高価値の文書の焼却温度より高い温度で発光特性を失う前記発光物質が第一の発光物質であり、該第一の発光物質が無機発光物質であり、前記第二の発光物質が有機発光物質であることを特徴とする請求項14記載の物質。
  16. 前記有機発光物質が、メチレンブルーであることを特徴とする請求項15記載の物質。
  17. 前記第一および第二の発光物質が、それぞれ無機発光物質であることを特徴とする請求項14記載の物質。
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