JP4780586B2 - ポジ型感光性樹脂組成物 - Google Patents
ポジ型感光性樹脂組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4780586B2 JP4780586B2 JP2006129266A JP2006129266A JP4780586B2 JP 4780586 B2 JP4780586 B2 JP 4780586B2 JP 2006129266 A JP2006129266 A JP 2006129266A JP 2006129266 A JP2006129266 A JP 2006129266A JP 4780586 B2 JP4780586 B2 JP 4780586B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- acid
- carbon atoms
- compound
- relief pattern
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Materials For Photolithography (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Description
感光性ポリベンズオキサゾール前駆体の代表的組成は、アミド基のオルト位にヒドロキシ基が置換された芳香族ポリアミド、即ちポリ(o―ヒドロキシアミド)と溶解抑止剤を含む組成物である。溶解抑止剤としてキノンジアジドを用いた場合は、活性光線照射によりそれがインデンカルボン酸となり、アルカリ水溶液で処理すると照射部が溶解除去され微細パターンを形成する。また、照射により添加した光酸発生剤から酸を発生させ、その酸で溶解抑止剤をアルカリ可溶性の構造に変換するタイプの感光性組成物もある。このような方法でパターンを形成した後、高温で加熱処理することにより、電気特性や耐熱性に優れたポリベンズオキサゾールからなる保護膜を形成する事ができる(特許文献1参照)。
熱処理温度を下げるには、感光性ポリベンズオキサゾール前駆体組成物を酸触媒または熱により酸を発生する化合物と共存させる方法がある。例えば、9,10−ジメトキシアントラセン−2−スルホン酸−p−ニトロベンジルを触媒として共存させる事により300℃付近までオキサゾール化温度を下げる事が出来る。さらに、250℃でオキサゾール化できる触媒としては、(5−プロピルスルフォニロキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−2−(メチルフェニル)アセトニトリル(以下「PTMA」ともいう)が見出された(非特許文献3及び特許文献2参照)。
長であるi線を用いた露光装置の場合は大きな問題である。
このような背景から、厚膜にも適用できる高感度で低温熱処理の可能な感光性ポリベンズオキサゾール前駆体組成物が強く求められている。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
1.(1)(A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を有するポリヒドロキシアミド100質量部、(B)下記一般式(2)または(3)で表される光酸発生剤0.1〜10質量部、(C)酸分解性基で置換されたフェノール性水酸基またはカルボキシル基を有する酸分解性化合物1〜50質量部、(D)熱酸発生剤1〜20質量部を含むポジ型感光性樹脂組成物を基板上に形成し、
(2)マスクを介して活性光線で露光するか、活性光線、電子線またはイオン線を直接描画し、
(3)照射部をアルカリ水溶液で溶出または除去し、
(4)得られたレリーフパターンを180℃以上250℃以下で加熱処理することを特徴とする、硬化レリーフパターンの製造方法。
記1に記載の硬化レリーフパターンの製造方法。
3.(C)酸分解性化合物がフルオレン骨格を有する化合物であることを特徴とする、上記1又は2に記載の硬化レリーフパターンの製造方法。
4.上記3に記載の製造方法により得られる硬化レリーフパターン層を有してなることを特徴とする、半導体装置。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物を構成する各成分について、以下具体的に説明する。(A)ポリヒドロキシアミド
本発明のポジ型感光性樹脂組成物のベースポリマーであるポリヒドロキシアミドは、下記一般式(1)のジヒドロキシジアミド単位m個を有する。該ジヒドロキシジアミド単位は、Y1(COOH)2の構造を有するジカルボン酸およびX1(NH2)2(OH)2の構造を有するビスアミノフェノールを重縮合させた構造を有する。該ビスアミノフェノールの2組のアミノ基とヒドロキシ基はそれぞれ互いにオルト位にあるものであり、該ポリヒドロキシアミドは熱処理により閉環して、耐熱性樹脂であるポリベンズオキサゾールに変化する。mは2〜1000の範囲が好ましく、3〜50の範囲がより好ましく、3〜
30の範囲であることが最も好ましい。
ポリヒドロキシアミド中における上記のジヒドロキシジアミド単位の割合が高いほど現像液として使用するアルカリ性水溶液への溶解性が向上するので、m/(m+n)の値は0.5以上であることが好ましく、0.7以上であることがより好ましく、0.8以上であることが最も好ましい。
にオルト位にあるアミド結合とフェノール性水酸基を有するジアミン(以下、「分子内にPBO前駆体構造を有するジアミン」という。)を使用することもできる。例えば、上記のX1(NH2)2(OH)2の構造を有するビスアミノフェノールに2分子のニトロ安息香酸を反応させて還元することにより得られる、下記一般式で示されるジアミンが挙げられる。
このうち芳香族ジアミンとしては、例えば、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、2,4−トリレンジアミン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルケトン、4,4’−ジアミノジフェニルケトン、3,4’−ジアミノジフェニルケトン、2,2’−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4−メチル−2,4−ビス(4−アミノフェニル)−1−ペンテン、4−メチル−2,4−ビス(4−アミノフェニル)−2−ペンテン、1,4−ビス(α,α−ジメチル−4−アミノベンジル)ベンゼン、イミノ−ジ−p−フェニレンジアミン、1,5−ジアミノナフタレン、2,6−ジアミノナフタレン、4−メチル−2,4−ビス(4−アミノフェニル)ペンタン、5(または6)−アミノ−1−(4−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、ビス(p−アミノフェニル)ホスフィンオキシド、4,4’−ジアミノアゾベンゼン、4,4’−ジアミノジフェニル尿素、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、2,2−ビス[4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]ベンゾフェノン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、4,4’−ビス[4−(α,α−ジメチル−4−アミノベンジル)フェノキシ]ベンゾフェノン、4,4’−ビス[4−(α,α―ジメチル−4−アミノベンジル)フェノキシ]ジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、フェニルインダンジアミン、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、o−トルイジンスルホン、2,2−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)プロパン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェノキシフェニル)スルフィド、1,4−(4−アミノフェノキシフェニル)ベンゼン、1,3−(4−アミノフェノキシフェニル)ベンゼン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4,4’−ジ−(3−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン、及び4,4’−ジアミノベンズアニリド等、ならびにこれら芳香族ジアミンの芳香核の水素原子が、塩素原子、フッ素原子、臭素原子、メチル基、メトキシ基、シアノ基、及びフェニル基からなる群より選ばれた少なくとも一種の基または原子によって置換された化合物が挙げられる。
ルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物、エキソ−3,6―エポキシ−1,2,3,6−テトラヒドロフタル酸無水物、3−エチニル−1,2−フタル酸無水物、4−エチニル−1,2−フタル酸無水物、シス−4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、1−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、マレイン酸無水物、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、アリルスクシン酸無水物、イソシアナートエチルメタクリレート、3−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイソシアネート、3−シクロヘキセン−1−カルボン酸クロライド、2−フランカルボン酸クロリド、クロトン酸クロリド、ケイ皮酸クロリド、メタクリル酸クロリド、アクリル酸クロリド、プロピオリック酸クロリド、テトロリック酸クロリド、チオフェン2−アセチルクロリド、p−スチレンスルフォニルクロリド、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエーテル、クロロぎ酸メチルエステル、クロロぎ酸エチルエステル、クロロぎ酸n−プロピルエステル、クロロぎ酸イソプロピルエステル、クロロぎ酸イソブチルエステル、クロロぎ酸2−エトキシエステル、クロロぎ酸−sec−ブチルエステル、クロロぎ酸ベンジルエステル、クロロぎ酸2−エチルヘキシルエステル、クロロぎ酸アリルエステル、クロロぎ酸フェニルエステル、クロロぎ酸2,2,2−トリクロロエチルエステル、クロロぎ酸−2−ブトキシエチルエステル、クロロぎ酸−p−ニトロベンジルエステル、クロロぎ酸−p−メトキシベンジルエステル、クロロぎ酸イソボルニルベンジルエステル、クロロぎ酸−p−ビフェニルイソプロピルベンジルエステル、2−t−ブチルオキシカルボニル−オキシイミノ−2−フェニルアセトニトリル、S−t−ブチルオキシカルボニル−4,6−ジメチル−チオピリミジン、ジ−t−ブチル−ジカルボナート、N−エトキシカルボニルフタルイミド、エチルジチオカルボニルクロリド、ぎ酸クロリド、ベンゾイルクロリド、p−トルエンスルホン酸クロリド、メタンスルホン酸クロリド、アセチルクロリド、塩化トリチル、トリメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、N,O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド、(N,N−ジメチルアミノ)トリメチルシラン、(ジメチルアミノ)トリメチルシラン、トリメチルシリルジフェニル尿素、ビス(トリメチルシリル)尿素、イソシアン酸フェニル、イソシアン酸n−ブチル、イソシアン酸n−オクタデシル、イソシアン酸o−トリル、1,2−フタル酸無水物、シス−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸無水物、及びグルタル酸無水物が挙げられる。
を反応させて、生成するカルボン酸残基を、モノアルコールまたはモノアミンにより、エステル化またはアミド化することもできる。
また、ビスアミノフェノールに対してトリメリット酸塩化物を反応させて、テトラカルボン酸二無水物を生成し、上記のテトラカルボン酸二無水物と同様の方法で開環してジカルボン酸として使用することもできる。ここで得られるテトラカルボン酸二無水物としては下記の化学式で示される化学式が挙げられる。
光酸発生剤とは、活性光線照射により酸を発生する化合物をいい、本発明の組成物に含まれる光酸発生剤は、上記一般式(2)もしくは上記一般式(3)で表される化合物である。R1は炭素数1〜10の1価の脂肪族基または炭素数6〜12の1価の芳香族基であり、例えば、n−C3H7、n−C8H17、−C10H16O(カンファニル基)、p−CH3C6H4から選ばれる基が好ましい。これらは、チバ・スペシャリティ・ケミカルズからCGI13XXシリーズとして入手でき、照射光としてg線、h線、i線、Kr
Fレーザーを用いることができる。R2は炭素数1〜10の1価の脂肪族基または炭素数6〜12の1価の芳香族基であり、例えば、n−C3H7、p−CH3C6H4から選ばれる基が好ましい。これらは、チバ・スペシャリティ・ケミカルズからCGI26Xシリーズとして入手でき、照射光として、KrFレーザーを用いることができる。
本発明においては、上記一般式(2)で表される光酸発生剤が好適に用いられる。(B)成分は、(A)成分100質量部に対して、0.1〜10質量部、好ましくは1〜5質量部用いられる。光酸発生剤の混合量が0.1以上であると感度が良好となり、10以下であると良好なパターンが形成される。
本発明に使用される(C)成分である酸分解性化合物は、活性光線照射により(B)成分から発生した酸を触媒として分解反応を起こし、露光部のアルカリ水溶液への可溶性を増大させる機能を有するものである。上記(C)成分としては、フェノール性水酸基またはカルボキシル基を有する化合物においてフェノール性水酸基またはカルボキシル基の水素原子の一部または全てを酸分解性基で置換した化合物が好ましい。
フェノール性水酸基またはカルボキシル基を有する化合物としては、1〜15個のベンゼン環を有し、フェノール性水酸基またはカルボキシル基を分子内に1〜20個有する化合物が好ましい。また、これらの化合物は、フェノールノボラック樹脂またはカルボキシル基を有するポリビニルフェノールのような樹脂状化合物を用いても良い。中でも、フルオレン骨格を有するフェノール化合物が好適に用いられ、その中でも、9,9’−ビス(4−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)フルオレンがより好適に用いられる。
本発明に用いる熱酸発生剤は、熱により分解し酸を発生する化合物で、一般的に高温になるほど分解率が高く、酸を発生し易い。また、酸の共存下では、酸が無いときに比べ分解が促進されるため、酸の増殖剤としての機能も有している。本発明に用いる熱酸発生剤として、i線吸収の少ない(D)熱酸発生剤を用いて(B)光酸発生剤の添加量を少なくすると、光の透過性が良くなり厚膜のパターン形成が可能となる。また、(D)熱酸発生剤は、パタ−ニング時には分解しないことが必要であり、後述する照射後加熱(PEBともいう)が必要な場合は、その温度、例えば110℃、での安定性が必須条件となる。
散すればさらに好ましい。
(A)成分100質量部に対して、組成物における(D)成分の含有量は、1〜20質量部、好ましくは5〜15質量部用いられる。熱酸発生剤の含有量が1質量部以上であると、低温硬化が可能で感度が良好となり、20質量部以下であると金属配線への影響が良好となる。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物には、必要に応じて、ポジ型感光性樹脂組成物の添加剤として知られているフェノール化合物、界面活性剤、及び/又はシリコンウエハーとの密着性を高めるための接着助剤等を添加することも可能である。
上記添加剤について更に具体的に述べると、フェノール化合物は、前記感光性ジアゾキノン化合物に使用しているバラスト剤、並びにパラクミルフェノール、ビスフェノール類、レゾルシノール類、あるいはMtrisPC、MtetraPC等の直鎖状フェノール化合物(本州化学工業社製:商品名)、TrisP−HAP、TrisP−PHBA、TrisP−PA等の非直鎖状フェノール化合物(本州化学工業社製:商品名)、ジフェニルメタンのフェニル基の水素原子2〜5個を水酸基に置換した化合物、2,2−ジフェニルプロパンのフェニル基の水素原子1〜5個を水酸基に置換した化合物、等が挙げられる。該フェノール化合物の添加により、現像時のレリーフパターンの密着性を向上させ残渣の発生をおさえることができる。なお、バラスト剤とは、フェノール性水素原子の一部がナフトキノンジアジドスルホン酸エステル化されたフェノール化合物である前述の感光性ジアゾキノン化合物に原料として使用されているフェノール化合物をいう。
フェノール化合物を加える場合の添加量は、ポリヒドロキシアミド100質量部に対し、0〜50質量部が好ましく、1〜30質量部が好ましい。添加量が50質量部以内であれば、熱硬化後の膜の耐熱性が良好である。
界面活性剤を加える場合の添加量は、ポリヒドロキシアミド100質量部に対し、0〜10質量部が好ましく、0.01〜1質量部がより好ましい。添加量が10質量部以内であれば、熱硬化後の膜の耐熱性が良好である。
シランカップリング剤の具体的な好ましい例としては、3−メタクリロキシプロピルトリアルコキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジアルコキシアルキルシラン、3−グリシドキシプロピルトリアルコキシシラン、3−グリシドキシプロピルジアルコキシアルキルシラン、3−アミノプロピルトリアルコキシシラン又は3−アミノプロピルジアルコキシアルキルシランと、酸無水物又は酸二無水物の反応物、3−アミノプロピルトリアルコキシシラン又は3−アミノプロピルジアルコキシアルキルシランのアミノ基をウレタン基やウレア基に変換したものが挙げられる。この際のアルキル基としてはメチル基、エチル基、ブチル基などが、酸無水物としてはマレイン酸無水物、フタル酸無水物などが、酸二無水物としてはピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−オキシジフタル酸二無水物などが、ウレタン基としては
t−ブトキシカルボニルアミノ基などが、ウレア基としてはフェニルアミノカルボニルアミノ基などが挙げられる。
接着助剤を加える場合の添加量は、ポリヒドロキシアミド100質量部に対し、0〜30質量部が好ましく、0.1〜10質量部がより好ましい。添加量が30質量部以内であれば、熱硬化後の膜の耐熱性が良好である。
溶媒の添加量は、ポリヒドロキシアミド100質量部に対し、100〜1000質量部が好ましい。溶媒の添加量は、上記の範囲内で塗布装置、及び塗布厚みに適した粘度に設定することが、硬化レリーフパターンの製造を容易にすることができるので好ましい。
次に、本発明の硬化レリーフパターンの製造方法について、以下具体的に説明する。
第一に、本発明のポジ型感光性樹脂組成物を、以下で示す基板、例えばシリコンウエハー、表面に窒化ケイ素、酸化ケイ素、金属等の薄膜が形成されたシリコンウエハー、セラミック基板、アルミ基板等に、スピナーを用いた回転塗布、又はダイコーター、もしくはロールコーター等のコータ−により塗布する。もしくは、インクジェットノズルやディスペンサーを用いて、所定の場所に塗布することも可能である。これをオーブンやホットプレートを用いて50〜140℃で乾燥して溶媒を除去することによって、基板上に感光性樹脂組成物を形成する。膜厚は1〜50μmが好ましい。
本発明のポジ型感光性樹脂組成物により形成された膜を現像するために用いられる現像液は、アルカリ可溶性ポリマーを溶解除去するものであり、アルカリ化合物を溶解したア
ルカリ性水溶液であることが必要である。現像液中に溶解されるアルカリ化合物は、無機アルカリ化合物、または有機アルカリ化合物のいずれであってもよい。
該無機アルカリ化合物としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、ケイ酸リチウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ホウ酸リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、及びアンモニア等が挙げられる。
さらに、必要に応じて、上記アルカリ性水溶液に、メタノール、エタノール、プロパノール、またはエチレングリコール等の水溶性有機溶媒、界面活性剤、保存安定剤、及び樹脂の溶解抑止剤等を適量添加することができる。
また、本発明のポジ型感光性樹脂組成物は、多層回路の層間絶縁、フレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレジスト膜、または液晶配向膜等の用途にも有用である。
<ポリヒドロキシアミドの合成>
〔参考例1〕
100mlナスフラスコに4,4’−オキシビス安息香酸8.75g(33.9mmol)と、塩化チオニル20ml(274mmol)、DMF数滴を加えて90℃で3時間還流した。その後、減圧にして塩化チオニルを取り除き、粗生成物を得た。粗生成物をヘキサンで再結晶して、減圧乾燥することで白色の結晶4,4’−オキシビスベンゾイルクロリド(OBBC)6.27gを得た。
次に、100ml二口ナスフラスコにN−メチル−2−ピロリドン40mlを入れ、2,2’−ビス−(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン5.49g(15.0mmol)とLiCl1.40g(33.0mmol)を常温、窒素雰囲気下で加えた。全て溶けたあと、氷浴で冷やしながらOBBC4.43g(15mmol)を加え、24時間常温で攪拌した。そのポリマー溶液を水3:メタノール1の溶液1リットルに落とし、吸引ろ過後、減圧110℃で乾燥し、白色の固体ポリヒドロキシアミド
(P−1)8.61gを得た。
〔参考例2〕
300ml三口ナスフラスコにイソプロパノール3.83ml(50.0mmol)、メタンスルホニルクロライド3.23ml(41.7mol)、塩化メチレン100mlを窒素雰囲気で加えた。その後、フラスコを氷浴で冷やしながらピリジン8.15ml(100mmol)を15分かけて滴下した。0℃で1.5時間、室温で1.5時間攪拌した後、塩化メチレン200mlを加えて希釈し、1M塩酸300mlで1回、飽和重曹水200mlで二回洗浄し、硫酸マグネシウムを入れて乾燥させた。濾過によって硫酸マグネシウムを除去し、エバポレーターで塩化メチレンを大部分取り除いた後、減圧蒸留を行うと無色透明の液体メタンスルホン酸イソプロピルエステル(Q−1)3.09gを得た。
〔参考例3〕
300ml三口ナスフラスコにイソプロパノール8ml(104.4mmol)、p−トルエンスルホニルクロライド10.0g(52.5mmol)、塩化メチレン100mlを窒素雰囲気下で加えた。その後、フラスコを氷浴で冷やしながら、ピリジン15ml(184mmol)を15分かけて滴下した。室温で12時間攪拌した後、塩化メチレン150mlを加えて希釈し、純粋200ml、飽和重曹水200ml、純水200mlの順で3回洗浄し、硫酸マグネシウムを入れ乾燥させた。ろ過によって硫酸マグネシウムを除去し、エバポレーター、減圧蒸留で塩化メチレンを取り除くと、目的の生成物p−トルエンスルホン酸イソプロピルエステル(Q−2)5.49g(25.8mmol、収率49.1%)を得た。
〔参考例4〕
300ml三口ナスフラスコにテトラヒドロフラン200ml、9,9’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン10g(28.5mmol)、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン0.018g(0.15mmol)を溶解させた。その後、二炭酸ジ−t−ブチル14.9g(68.4mmol)を加え、50℃で2h攪拌した。その溶解液をメタノール4:水1の溶媒に落とし、粗生成物を回収した。粗生成物をヘキサン5:テトラヒドロフラン1の溶媒で再結晶して、白色の固体9,9’−ビス(4−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)フルオレン13.3g得た。生成物のIRスペクトルは堀場製作所社製 FT−720を用いて測定し、1H NMRスペクトルはBRUKER DPX300を用いて測定した。
〔参考例5〕
ポリヒドロキシアミド(P−1)70g、PTMA5g、9,9’−ビス(4−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)フルオレン25gを含む組成物を調整し、i線照射における感度及びコントラスト値を測定した結果、膜厚1.2μmで、D0=34mJ/cm2、γ0=5.8を得た。(D0は膜厚を0にすることができる最小露光量を示し、γ0は露光量の対数をx軸に、硬化感光性樹脂の膜厚の相対値をy軸にとり、y軸の0から1までの長さと、x軸の対数値の差が1となる長さを等しくして、残膜率のグラフを書いた場合の傾きの角度をθとするとき、tanθをγというが、特に膜厚が0になったところでのθの値をθ0とするとき、tanθ0をγ0という。)
〔参考例6〕
ポリヒドロキシアミド(P−1)9.5gにメタンスルホン酸イソプロピルエステル(Q−1)を0.5g添加したものは、200℃で82%、250℃で100%オキサゾール化が進行した。任意の加熱温度におけるオキサゾール化率は、赤外線吸収スペクトル測定(堀場製作所社製 FT−720 フーリエ変換赤外分光光度計)を用いて行い、次の式より算出した。
オキサゾール化率(%)=(A(加熱温度℃)/B(加熱温度℃)−A(100℃)/B(100℃))/(A(350℃)/B(350℃)−A(100℃)/B(100℃))×100
A:オキサゾール(C−O)の吸光度(1052cm−1)
B:シリコンウェハの吸光度(609cm−1)
式中にカッコで示す温度は、それぞれ試料の加熱温度を示す。
測定は、試料を100℃、10分間乾燥させた後、150℃で10分ホールド後測定し、ついで160℃に昇温させ10分ホールド後測定し、同様にして10℃づつ上昇させ、そのつど350℃まで測定した。
〔参考例7〕
ポリヒドロキシアミド(P−1)9.5gにp−トルエンスルホン酸イソプロピルエステル(Q−2)を0.5g添加した以外は、参考例6と同様に測定した。結果、200℃で65%、250℃で100%オキサゾール化が進行した。
<ポリヒドロキシアミドの環化>
〔参考例8〕
ポリヒドロキシアミド(P−1)10gを用いて、その他は参考例6と同様に測定した。その結果、200℃でオキサゾール化は起こらず、250℃で35%オキサゾール化が進行した。
[実施例1]
上記参考例1にて得られたポリヒドロキシアミド(P−1)100質量部に対して、上記参考例2にて得られた熱酸発生剤(Q−1)15質量部、及びPTMA5質量部及び9,9’−ビス(4−t−ブトキシカルボニルオキシフェニル)フルオレン25質量部を、シクロヘキサノン600質量部に溶解し、ポジ型感光性樹脂組成物を調整した。
[実施例2]
熱酸発生剤を、上記参考例3にて得られた熱酸発生剤(Q−2)15質量部に変更した以外は、実施例1と同様に調整した。
上記実施例1〜2のポジ型感光性樹脂組成物をスピンコーター(ミカサ株式会社製 1H−D7)にて5インチシリコンウエハーにスピン塗布し、ホットプレートにて100℃、300秒間プリベークを行い、膜厚1.5μmの塗膜を形成した。膜厚はフィルム膜厚測定装置(Veeco Instruments Inc.社製Dektak3system)にて測定した。
をアルカリ現像液(2.38wt%水酸化テトラメチルアンモニウム及び5wt%イソプロパノールを含有した水溶液)を用い、25℃、25秒の条件下で現像し、純水にてリンスを行い、ポジ型のレリーフパターンを形成した。その結果、ポジ型感光性樹脂組成物の膜厚は1.5μmとなった。
このレリーフパターンを250℃で10分間キュアすることで、100%オキサゾール化が進行した。
Claims (4)
- (1)(A)下記一般式(1)で表される繰り返し単位を有するポリヒドロキシアミド100質量部、(B)下記一般式(2)または(3)で表される光酸発生剤0.1〜10質量部、(C)酸分解性基で置換されたフェノール性水酸基またはカルボキシル基を有する酸分解性化合物1〜50質量部、(D)熱酸発生剤1〜20質量部を含むポジ型感光性樹脂組成物を基板上に形成し、
(2)マスクを介して活性光線で露光するか、活性光線、電子線またはイオン線を直接描画し、
(3)照射部をアルカリ水溶液で溶出または除去し、
(4)得られたレリーフパターンを180℃以上250℃以下で加熱処理することを特徴とする、硬化レリーフパターンの製造方法。
- (D)熱酸発生剤が、自己酸増殖機能を持つ熱酸発生剤であることを特徴とする、請求項1に記載の硬化レリーフパターンの製造方法。
- (C)酸分解性化合物がフルオレン骨格を有する化合物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の硬化レリーフパターンの製造方法。
- 請求項3に記載の製造方法により得られる硬化レリーフパターン層を有してなることを特徴とする、半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006129266A JP4780586B2 (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | ポジ型感光性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006129266A JP4780586B2 (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | ポジ型感光性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007304125A JP2007304125A (ja) | 2007-11-22 |
JP4780586B2 true JP4780586B2 (ja) | 2011-09-28 |
Family
ID=38838124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006129266A Expired - Fee Related JP4780586B2 (ja) | 2006-05-08 | 2006-05-08 | ポジ型感光性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4780586B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101023089B1 (ko) | 2008-09-29 | 2011-03-24 | 제일모직주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물 |
KR100995079B1 (ko) | 2008-09-29 | 2010-11-18 | 제일모직주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물 |
KR101015857B1 (ko) | 2008-10-07 | 2011-02-23 | 제일모직주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물 |
KR101257696B1 (ko) | 2008-11-10 | 2013-04-24 | 제일모직주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물 |
JP5515397B2 (ja) * | 2009-05-09 | 2014-06-11 | 住友ベークライト株式会社 | ポリアミド系樹脂、光学部品用樹脂組成物、被覆部材、光学部品および光学デバイス |
KR101333704B1 (ko) | 2009-12-29 | 2013-11-27 | 제일모직주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물 |
KR101400192B1 (ko) | 2010-12-31 | 2014-05-27 | 제일모직 주식회사 | 포지티브형 감광성 수지 조성물, 이를 사용하여 제조된 감광성 수지막 및 상기 감광성 수지막을 포함하는 반도체 소자 |
JP6059983B2 (ja) * | 2012-12-28 | 2017-01-11 | 富士フイルム株式会社 | 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、該組成物を用いたレジスト膜及びパターン形成方法、並びに、電子デバイスの製造方法 |
WO2015087830A1 (ja) * | 2013-12-11 | 2015-06-18 | 富士フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物、硬化膜の製造方法、硬化膜、液晶表示装置および有機el表示装置 |
JP6658548B2 (ja) | 2015-01-23 | 2020-03-04 | 日立化成デュポンマイクロシステムズ株式会社 | ポジ型感光性樹脂組成物、パターン硬化膜の製造方法、パターン硬化膜及び電子部品 |
CN112321457A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-02-05 | 大连新阳光材料科技有限公司 | 4,4’-二酰氯二苯醚的合成方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG78412A1 (en) * | 1999-03-31 | 2001-02-20 | Ciba Sc Holding Ag | Oxime derivatives and the use thereof as latent acids |
BR0307501A (pt) * | 2002-02-06 | 2004-12-07 | Ciba Sc Holding Ag | Derivados de sulfonato e o uso destes como ácidos latentes |
JP2003302761A (ja) * | 2002-04-08 | 2003-10-24 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 |
JP4484479B2 (ja) * | 2002-09-27 | 2010-06-16 | 大阪瓦斯株式会社 | フルオレン誘導体及び光活性化合物 |
JP4125094B2 (ja) * | 2002-11-01 | 2008-07-23 | 住友ベークライト株式会社 | ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 |
JP4125093B2 (ja) * | 2002-11-01 | 2008-07-23 | 住友ベークライト株式会社 | ポジ型感光性樹脂組成物及び半導体装置 |
WO2005000912A2 (en) * | 2003-06-05 | 2005-01-06 | Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. | Novel positive photosensitive resin compositions |
EP2469337B1 (en) * | 2004-05-07 | 2014-01-22 | Hitachi Chemical DuPont MicroSystems Ltd. | Positive photosensitive resin composition, method for forming pattern, and electronic component |
JP4525202B2 (ja) * | 2004-06-22 | 2010-08-18 | 住友ベークライト株式会社 | ポジ型感光性樹脂組成物並びに半導体装置及び表示素子並びに半導体装置、表示素子の製造方法 |
US7803510B2 (en) * | 2005-08-17 | 2010-09-28 | Fujifilm Electronic Materials U.S.A., Inc. | Positive photosensitive polybenzoxazole precursor compositions |
-
2006
- 2006-05-08 JP JP2006129266A patent/JP4780586B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007304125A (ja) | 2007-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4780586B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5171628B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP4925732B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP4397418B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP4931644B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
WO2009145153A1 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP5185999B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP5079089B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、硬化レリーフパターンの製造方法及び半導体装置 | |
JP5111234B2 (ja) | アルカリ現像可能なネガ型感光性樹脂組成物 | |
JP4804312B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5547933B2 (ja) | アルコキシメチル化合物 | |
JP5513217B2 (ja) | 硬化レリーフパターンの形成方法 | |
JP4627030B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5439640B2 (ja) | アルカリ現像可能なネガ型感光性樹脂組成物、硬化レリーフパターンの製造方法及び半導体装置 | |
JP4726730B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP2005338481A (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP4836607B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP4578369B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5241142B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5139886B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP4744318B2 (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 | |
JP5111223B2 (ja) | ネガ型感光性樹脂組成物 | |
JP2007225942A (ja) | ポジ型感光性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20090220 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090326 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20090401 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110628 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140715 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |