JP4780344B2 - 記録装置 - Google Patents
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また、第1の態様に関連する態様は、被記録材を所定の搬送方向へ搬送する搬送装置と、前記搬送方向に沿って形成される複数の突条部が前記搬送方向と交差する方向へ離間して並設され、記録実行領域において前記突条部の頂部で被記録材を支持する支持部材と、前記支持部材に支持された被記録材の前記搬送方向と交差する方向における位置を検出する検出装置と、前記支持部材を前記搬送方向と交差する方向へ変位させる支持部材変位装置と、前記検出装置による被記録材の検出状態に基づいて前記支持部材変位装置を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記検出装置により検出した被記録材の位置に応じて前記支持部材を変位させる、ことを特徴とした記録装置である。
このように、補助突部と支持部材とが一体的に変位する構造にすることによって、支持部材と補助突部とは、常に同じ変位方向へ同じ変位量で変位することになる。すなわち、支持部材の突部と補助突部との位置関係を常に適切な位置関係に維持することができる。それによって、支持部材の変位位置にかかわらず、安定した支持状態で被記録材を搬送可能な状態を高精度に維持することができる。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例であるインクジェットプリンタ50の概略構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るインクジェットプリンタ50の側断面図であり、図2は、その要部平面図である。
つづいて、「支持部材変位装置」の構成について、図4〜図6を参照しながら説明する。
「支持部材」としてのプラテン53は、幅方向Xへ変位可能に、インクジェットプリンタ50の基体11に支持されている。また、プラテン53には、プラテン用のリニアスケール41が配設されており、基体11には、このリニアスケール41のスリットを検出するためのプラテン用のリニアスケールセンサ42が配設されている。このプラテン用のリニアスケール41とリニアスケールセンサ42とで、プラテン53の変位位置を検出するためのプラテン用のリニアエンコーダが構成される。そして、基体11には、プラテン53を変位させるためのプラテン駆動用モータ43が配設されている。「支持部材変位装置」は、このプラテン用のリニアスケール41、プラテン用のリニアスケールセンサ42及びプラテン駆動用モータ43で構成される。
記録制御部100は、プラテン用のリニアスケールセンサ42の出力信号からプラテン53の移動方向及び移動量を演算し、その演算したプラテン53の移動方向及び移動量に基づいてプラテン53の位置制御を実行する。そのため、記録制御部100は、インクジェットプリンタ50の電源ON時等に、プラテン53の幅方向Xの中心と位置制御の起点になる基準位置CPとを一致させる初期化シーケンスを実行する。以下、記録制御部100において実行されるプラテン53の位置制御の初期化シーケンスについて、図7及び図8を参照しながら説明する。
まず、プラテン53が支持されている基体11の凹部の側壁面13へ向けて、幅方向Xにおける右方向XR(以下、単に「右方向XR」という。)へプラテン53を移動させる動作を開始する(ステップS1)。つづいて、プラテン駆動用モータ43の電流値が一定のしきい値を超えたか否かを判定する(ステップS2)。それによって、プラテン53の右方向XRの端部が側壁面13に突き当たったか否かを判定することができる。プラテン駆動用モータ43の電流値が一定のしきい値を超えた時点(ステップS2でYes)、つまりプラテン53が側壁面13に突き当たった時点で(図7(a))、プラテン駆動用モータ43の回転を停止させる(ステップS3)。
当該実施例においては、目標となる目印Mが、プラテン53の幅方向Xの中心に対応する部分に予め付されている(図9(a))。この目印Mは、キャリッジ61に配設されたPWセンサ34で検出可能な目印である。まず、左方向XLへのキャリッジ61の移動を開始し(ステップS11)、PWセンサ34で目印Mを検出したか否かを判定する(ステップS12)。PWセンサ34で目印Mを検出した時点で(ステップS12でYes)、目印Mを検出した位置と中心位置CPとのずれ量γを算出する(ステップS13、図9(b))。中心位置CPは、キャリッジ61の移動制御における幅方向Xの特定の座標位置として不揮発性メモリ105に予め記憶されている。
つづいて、プラテン53の位置制御を含むプリンタ動作制御シーケンスについて、図11〜図15を参照しながら説明する。
プラテン53のプラテンリブ531Aは、L判サイズ(横幅89mm×長さ127mm)の記録紙Pに記録を実行する際に、その記録紙Pの側端近傍を支持するために設けられているプラテンリブ531である。他方、プラテンリブ531Bは、L判サイズより大きい、はがきサイズ(横幅100mm×長さ148mm)又はKGサイズ(横幅102mm×長さ152mm)の記録紙(一点鎖線で図示)に記録を実行する際に、その記録紙の側端近傍を支持するために設けられているプラテンリブ531である。このプラテンリブ531A、531Bを含む各プラテンリブ531は、コックリングによる記録紙Pの浮き上がりや記録紙Pの一部が垂れ下がることによる裏汚れ防止という観点から理想的な位置に配設されている。L判サイズの記録紙Pに縁なし記録を実行する際のインク噴射領域(破線で図示)は、L判サイズの記録紙Pが本来の給送位置に給送された状態では、プラテンリブ531Bより内側にある。
L判サイズの記録紙Pが本来の給送位置から右方向XRへずれた位置に給送されると、そのずれた記録紙Pの位置に合わせてインク噴射領域も右方向XRへずれた位置に設定されることになる。L判サイズの横幅とはがきサイズの横幅との差は、約11mmしかない。特に、当該実施例におけるインクジェットプリンタ50のように、記録紙Pの幅方向Xの中心を基準位置とする構成である場合には、その差は半分の約5.5mmしかないことになる。そのため、図示の如くL判サイズの記録紙Pに対するインク噴射領域と、本来はその外側にあるべきプラテンリブ531Bとが干渉してしまう虞が生ずる。このような状態になると、L判サイズの記録紙Pに縁なし記録を実行したときに、プラテンリブ531Bの頂部にインクが噴射されてしまうことになるため、はがきサイズ又はKGサイズの記録紙に記録を実行するときに裏汚れが生ずる原因となってしまう。
まず、ユーザが電源スイッチ35を操作してインクジェットプリンタ50の電源がONされると(ステップS21)、前記の初期化シーケンスが実行される(ステップS22)。そして、ユーザによる記録実行操作がなされると(ステップS23)、記録紙Pが自動給送装置70により給送される(ステップS24)。
このように、搬送駆動ローラ54を逆回転させて記録紙Pを逆送りして(符号C)、いったん記録紙Pをプラテン53の外側へ退避させてから、プラテン53を符号BRで示した方向へずれ量αだけ移動させるのが好ましい。それによって、記録紙Pがプラテンリブ531の側端面等に引っ掛かった状態でプラテン53が移動して記録紙Pのスキューや折れ曲がり等が生じてしまう虞を低減させることができる。
記録紙Pを搬送方向Yへ搬送してプラテン53に支持された状態に戻し(符号D)、当該記録紙Pへ記録を実行する(ステップS29)。当該記録紙Pへの記録実行後、次の記録JOBがあれば(ステップS30でYes)、ステップS24〜S29の手順を再度実行する。そして、全ての記録JOBを実行し終えた時点で(ステップS30でNo)、当該手順を終了する。
さらに、本発明に係るインクジェットプリンタ50は、上記の実施例において、プラテン53の搬送方向Yの上流側及び下流側に配設されている補助リブ111及び112も幅方向Xへ変位可能に配設し、プラテン53と同様に、給送された記録紙Pの位置に応じて変位させるのがより好ましい。それによって、給送された記録紙Pの支持位置がプラテン53において本来支持されるべき位置からずれていても、補助リブ111及び112による安定した記録紙Pの搬送状態を安定的に維持することが可能になる。したがって、記録紙Pの搬送中にスキューが生ずる虞がより低減され、記録紙Pへの記録精度をより向上させることができる。
Claims (5)
- 被記録材にインクを噴射してドットを形成する記録ヘッドと、
前記被記録材を所定の搬送方向へ搬送する搬送装置と、
記録実行領域において前記搬送方向と交差する方向へ離間して並設され、被記録材を支持する複数の突部を有する支持部材と、
前記支持部材を前記搬送方向と交差する方向へ変位させる支持部材変位装置と、
前記搬送装置から搬送された被記録材を、被記録材の前記搬送方向と交差する方向における位置を検出する検出装置と、
前記検出装置による被記録材の検出結果に基づいて、被記録材の正の給送位置からのずれ量を算出し、被記録材に重ならない前記突部に被記録材からはみ出したインクが付着しないように、前記ずれ量に基づいて前記支持部材を前記搬送方向と交差する方向へ変位させるように前記支持部材変位装置を制御する制御装置と、
を備えたことを特徴とした記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記制御装置は、前記検出装置が検出した被記録材の前記搬送方向と交差する方向における中心位置と前記支持部材の前記突部が配設された領域の前記搬送方向と交差する方向における中心位置とが一致するように、前記支持部材変位装置を制御する、ことを特徴とした記録装置。
- 請求項2に記載の記録装置において、前記支持部材より前記搬送方向の上流側及び下流側には、前記支持部材の突部と対応する補助突部が前記搬送方向と交差する方向へ変位可能に配設されており、
前記制御装置は、前記検出装置が検出した被記録材の位置に応じて前記補助突部を変位させる、ことを特徴とした記録装置。 - 請求項3に記載の記録装置において、前記補助突部は、前記支持部材と一体的に変位する、ことを特徴とした記録装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録装置において、前記制御装置は、前記支持部材を変位させる間、前記支持部材に支持されている被記録材を前記搬送装置により前記支持部材の外側へ退避させる、ことを特徴とした記録装置。
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