JP4862712B2 - 被記録材排出装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録装置内で記録が実行された後の被記録材を記録装置外へ排出する被記録材排出装置、該被記録材排出装置を備えた記録装置に関する。
被記録材の記録面にインクやトナー等でドットを形成して画像等を記録するインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の記録装置において、記録実行後の被記録材は、記録装置の外部に設置された排出トレイ等に順次排出されて積重されていくのが一般的である。このような記録装置において、排出中の被記録材の先端は、その被記録材の自重によって下方へ垂れ下がってしまい、排出トレイ等に排出されて積重されている他の被記録材に接触してしまう虞があった。
つまり、従来の記録装置においては、排出中の被記録材の先端が下方に垂れ下がって排出トレイ等に積重されている他の被記録材に接触して引っ掛かってしまい、排出中の被記録材がカールしてしまったり折れ曲がってしまったり、或いは排出トレイ等に積重された他の被記録材が排出トレイの外側へ押し出されてしまう虞があった。また、下方に垂れ下がった排出中の被記録材の先端が、排出トレイ等に積重されている他の被記録材の記録面と接触することによる記録画質の低下が生ずる虞もあった。
このような課題を解決可能な従来技術の一例としては、例えば、排出トレイ等へ排出される過程の被記録材に対して排出方向に直交する湾曲を与える可動隆起部材を、排出経路に上下動可能に配置した排紙装置が公知である。排出される被記録材の両側部等を下側から可動隆起部材で支持することにより、排出される被記録材には、排出方向と直交するU字状或いはW字状の湾曲が付与される。それによって、排出される被記録材は、見かけ上の剛性が高まり、排出方向の先端が自重により垂れ下がってしまうことを防止できる(例えば、特許文献1〜3を参照)。
また、被記録材のサイズや厚みに応じて可動隆起部材を上下に変位させることで、被記録材のサイズや厚みに応じた適切な湾曲量の湾曲を排出中の被記録材に付与することができる(例えば、特許文献1又は2を参照)。
特開平6−239000号公報 特開平6−239001号公報 特開平6−239002号公報
しかしながら、前記の従来技術においては、ユーザが入力キー等を操作して入力した被記録材の大きさ或いは厚みに応じて、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量を画一的に設定していた。つまり、前記の従来技術においては、被記録材の物理的な形状の相違に起因して被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさが相違することにのみ着目して、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量を画一的に設定しているに過ぎなかった。そのため、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、その被記録材の記録面に実行される記録内容の相違に起因して被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさが相違する点については、全く考慮されておらず、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量は必ずしも最適なものではなかった。
このようなことから、前記の従来技術においては、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量が足りずに依然として被記録材先端の垂れ下がりが生じてしまう虞があった。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、記録装置内で記録が実行された後の被記録材を記録装置外へ排出する被記録材排出装置において、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量が足りずに依然として被記録材先端の垂れ下がりが生じてしまう虞を低減させることにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、記録装置内で記録が実行された後の被記録材を記録装置外へ排出する被記録材排出装置であって、記録実行後の被記録材を排出方向へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段の排出方向下流側で被記録材を排出方向と交差する方向へ湾曲させる湾曲手段と、前記湾曲手段による被記録材の湾曲状態を制御する湾曲制御手段とを備え、前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の記録状態に応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
被記録材の記録面にインクやトナー等でドットを形成して画像等を記録するインクジェットプリンタやレーザプリンタ等の記録装置において、記録が実行された後の被記録材は、その記録実行後の記録面にインクやトナー等が付着してドットが形成された部分に、水分増加等による剛性の低下が生ずる。したがって、排出中の被記録材は、その剛性低下の分だけ自重による先端の垂れ下がりが生じやすくなる。また、記録実行後の被記録材は、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等の分だけ重量が増加する。したがって、排出中の被記録材は、その重量増加分だけ自重による先端の垂れ下がりが生じやすくなる。
本発明の第1の態様に記載の被記録材排出装置は、排出する記録実行後の被記録材の記録状態に応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する。それによって、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、その被記録材の記録面に実行される記録内容の相違に起因した被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。したがって、本発明の第1の態様に記載の被記録材排出装置によれば、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量が足りずに依然として被記録材先端の垂れ下がりが生じてしまう虞を低減させることができるという作用効果が得られる。
本発明の第2の態様は、前述した第1の態様に記載の被記録材排出装置において、前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の記録デューティに応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
例えば、画像を記録面の略全面に記録した被記録材は、記録面の略全面に隙間無く多数のドットが形成されるため、被記録材の記録面の略全面にわたって水分増加等による剛性の低下が生ずることから、被記録材全体の剛性低下が大きくなる。また、記録面の略全面に隙間無く多数のドットが形成されるため、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等による被記録材の重量増加も大きくなる。他方、例えば、文字だけで構成された文書データ等を記録面の略全面に記録した被記録材は、記録面に形成されるドットの数は極めて少なく、記録面にまばらにドットが形成されるため、水分増加等による剛性低下が小さく、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等による被記録材の重量増加も小さくなる。
すなわち、記録実行後の被記録材は、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、記録面に対する記録デューティ(記録面の全領域に対するドット形成領域の割合)が高くなるほど、排出中の先端の垂れ下がりが生じやすくなり、記録デューティが低くなるほど、排出中の先端の垂れ下がりが生じにくくなる。このようなことから、本発明の第2の態様に記載の被記録材排出装置は、排出する記録実行後の被記録材の記録デューティに応じて、当該被記録材に付与する湾曲の湾曲状態を制御する。それによって、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、記録デューティの相違に起因した被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。
本発明の第3の態様は、前述した第1の態様又は第2の態様に記載の被記録材排出装置において、前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の排出方向と交差する方向の記録領域幅に応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
例えば、記録面の略全面に画像を記録した被記録材は、記録面の略全面に隙間無く多数のドットが形成されるため、被記録材の記録面の略全面にわたって水分増加等による剛性の低下が生ずることから、被記録材全体の剛性低下が大きくなる。また、記録面に多数のドットが形成されるため、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等による被記録材の重量増加も大きくなる。他方、例えば、記録面の一部の狭い範囲に小さな画像を記録した被記録材は、水分増加等によって剛性低下が小さくなるのが一部の限られた狭い範囲となるため、被記録材全体からみれば剛性低下は小さくなる。また、形成されるドット数も少ないため、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等による被記録材の重量増加も小さくなる。
すなわち、記録実行後の被記録材は、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、記録面の記録領域(ドット形成領域)が大きくなるほど、排出中の先端の垂れ下がりが生じやすくなり、記録面の記録領域が小さくなるほど、排出中の先端の垂れ下がりが生じにくくなる。このようなことから、本発明の第3の態様に記載の被記録材排出装置は、被記録材に付与される湾曲の方向と同じ方向の記録領域幅に応じて、湾曲手段による湾曲状態を制御する。それによって、同じサイズ及び同じ厚みの被記録材であっても、湾曲方向の記録領域幅の相違に起因した被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。
本発明の第4の態様は、前述した第1〜第3の態様のいずれかに記載の被記録材排出装置において、前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の排出方向と交差する方向の長さに応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
このように、前述した第1〜第3の態様に記載の被記録材排出装置において、さらに、排出する記録実行後の被記録材の排出方向と交差する方向の長さに応じて、当該被記録材に付与する湾曲の湾曲状態を制御することによって、被記録材のサイズの相違に起因した被記録材先端の垂れ下がりの生じやすさの相違も含めたより適切な湾曲量設定が可能になるという作用効果が得られる。
本発明の第5の態様は、前述した第1〜第4の態様のいずれかに記載の被記録材排出装置において、前記湾曲手段は、二つの湾曲付与部材を有し、前記湾曲付与部材は、被記録材を下側から支持する傾斜面を有し、前記搬送手段から排出される被記録材の排出方向と交差する方向の両端に対応する位置に、前記傾斜面が排出方向と交差する方向で被記録材の内側から外側へ向けて上り傾斜面となるように対称的に配設され、被記録材に対する前記傾斜面の排出方向と交差する方向の当接角度が変化するように回動可能に軸支されており、前記湾曲制御手段は、前記湾曲付与部材の回動位置を調節することによって被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
被記録材を下側から支持する傾斜面を有する湾曲付与部材は、排出中の被記録材に対して、排出方向と交差する方向の両端に対応する位置に、傾斜面が排出方向と交差する方向で被記録材の内側から外側へ向けて上り傾斜面となるように対称的に配設されている。そのため、排出中の被記録材は、排出方向と交差する方向の両端が湾曲付与部材の傾斜面で支持されるとともに、その傾斜面が被記録材の内側から外側へ向けて上り傾斜面となっていることによって、排出方向と交差する方向の両端が上方へ持ち上げられてU字状の湾曲が付与される。
前述した従来技術の被記録材排出装置は、排出中の被記録材の両側端を下側から支持しながら湾曲させる湾曲付与部材の傾斜面の当接角度は一定のままで、その湾曲付与部材を上下動させるだけで、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲量を調節していた。そのため、排出中の被記録材に付与している湾曲の湾曲量によっては、湾曲付与部材と被記録材との当接面において、湾曲付与部材の傾斜面の傾斜角度と被記録材の湾曲角度とが一致せず、排出中の被記録材の湾曲姿勢が不安定になってしまう可能性があった。
このような従来技術に対して、本発明の第5の態様に記載の被記録材排出装置は、排出中の被記録材の両側端を下側から支持しながら湾曲させる傾斜面を有する湾曲付与部材が、被記録材に対する傾斜面の当接角度が変化するように回動可能に軸支されている、という特徴を有している。すなわち、本発明の第5の態様に記載の被記録材排出装置は、排出中の被記録材を下側から支持する湾曲付与部材を単に上下動させるのではなく、排出中の被記録材に当接する傾斜面の角度を調節することによって、当該被記録材に付与する湾曲の湾曲角度を調節して湾曲状態を制御する。
したがって、本発明の第5の態様に記載の被記録材排出装置によれば、湾曲付与部材と被記録材との当接面における湾曲付与部材の傾斜面の傾斜角度と被記録材の湾曲角度とが一致した状態を維持したまま、排出中の被記録材の湾曲量を増減させることができる。それによって、湾曲付与部材の傾斜面が排出中の被記録材に面接触した状態を維持したまま、当該被記録材に付与する湾曲の湾曲状態を制御することができるので、湾曲量の大小に関わらず、常に安定した湾曲姿勢で被記録材を排出することができる。また、湾曲付与部材の傾斜面の角度を調節することによって、排出中の被記録材の湾曲角度を直接的に制御することができるので、排出中の被記録材に付与する湾曲の湾曲状態を高精度に制御することができる。
本発明の第6の態様は、前述した第5の態様に記載の被記録材検出装置において、前記湾曲手段は、被記録材を下側から支持する中央支持部材が二つの前記湾曲付与部材間の略中央位置に上下動可能に配設されている、ことを特徴とした被記録材排出装置である。
本発明の第6の態様に記載の被記録材検出装置によれば、中央支持部材の上下動位置を制御することによって、排出中の被記録材に対して任意にW字状の湾曲を付与することが可能になり、より高い見かけ上の剛性を排出中の被記録材に付与することが可能になるという作用効果が得られる。
本発明の第7の態様は、被記録材への記録を実行可能な記録装置であって、前述した第1〜第6の態様のいずれかに記載の被記録材排出装置を備えている、ことを特徴とした記録装置である。
本発明の第7の態様に記載の記録装置によれば、被記録材への記録を実行可能な記録装置において、前述した第1〜第6の態様のいずれかに記載の発明による作用効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る「記録装置」の一例としてのインクジェットプリンタの概略構成について説明する。
図1は、本発明に係るインクジェットプリンタの要部平面図であり、図2はその側面図である。
インクジェットプリンタ50は、「被記録材」としての記録紙Pを自動給送する自動給送手段として、給送用トレイ71及び給送用ローラ72を備えている。給送用トレイ71に積重された記録紙Pは、給送用ローラ72の駆動回転によりインクジェットプリンタ50の内部へ1枚ずつ自動給送される。このとき、図示していない分離パッド等の分離手段によって、複数の記録紙Pが重なった状態で同時に給送されてしまうことが防止される。
給送用ローラ72の搬送方向Yの下流側には、記録紙Pを搬送方向Yへ搬送する手段として、外周面に高摩擦抵抗を有する皮膜が施された搬送駆動ローラ51及び複数の搬送従動ローラ52が配設されている。搬送従動ローラ52は、従動回転可能に軸支され、搬送駆動ローラ51の外周面に当接するように付勢されている。給送用ローラ72と搬送駆動ローラ51との間には、記録紙Pの先端及び後端を検出可能な公知の紙検出器32が配設されている。給送用ローラ72の駆動回転により自動給送された記録紙Pは、搬送駆動ローラ51と搬送従動ローラ52とで挟持された状態で、搬送駆動ローラ51の駆動回転によって搬送方向Yへ搬送される。
搬送駆動ローラ51には、搬送駆動ローラ51の回転状態を検出する公知のロータリエンコーダ31が配設されている。ロータリエンコーダ31は、搬送駆動ローラ51の回転に連動して回転するロータリスケール311と、ロータリスケール311の外周に沿って等間隔に形成されているスリットを検出するロータリスケールセンサ312とを有している。ロータリエンコーダ31からは、搬送駆動ローラ51の回転速度に比例した周期のパルス信号が出力される。
搬送駆動ローラ51の搬送方向Yの下流側には、記録紙Pを裏面側から支持するプラテン53と、記録紙Pの記録面にインクを噴射して記録を実行するための記録ヘッド61が配設されている。搬送駆動ローラ51の駆動回転により搬送方向Yへ搬送される記録紙Pは、プラテン53に支持された状態で搬送方向Yへ搬送されながら、記録ヘッド61のヘッド面からインクが噴射されて記録面にドットが形成されて、記録面への記録が実行される。
記録ヘッド61の搬送方向Yの下流側には、記録が実行された後の記録紙Pを排出トレイ73へ排出する「被記録材排出装置」を構成する排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55が配設されている。排出従動ローラ55は、従動回転可能に軸支され、排出駆動ローラ54の外周面に当接するように付勢されている。記録実行後の記録紙Pは、排出駆動ローラ54と排出従動ローラ55とで挟持された状態で、排出駆動ローラ54の駆動回転によって、搬送方向Yと同方向である排出方向(以下、排出方向Yという。)へ排出されて排出トレイ73に積重される。
排出トレイ73の排出方向Yの上流側近傍には、後述する湾曲付与部材1Lと湾曲付与部材1Rとの間に、排出補助駆動ローラ54s及び排出補助従動ローラ55sが配設されている。排出補助従動ローラ55sは、従動回転可能に軸支され、排出補助駆動ローラ54sの外周面に当接するように付勢されている。この排出補助駆動ローラ54s及び排出補助従動ローラ55sは、後端が排出駆動ローラ54を通過した後の記録紙Pを湾曲付与部材1L、1Rより排出方向Yの下流側にある排出トレイ73へ送り出すためのものである。
記録制御部100は、ロータリエンコーダ31及び紙検出器32の出力信号に基づいて、給送用ローラ72の回転駆動力源となるASFモータ(図示せず)並びに搬送駆動ローラ51及び排出駆動ローラ54の回転駆動力源となるPFモータ(図示せず)を回転させて、記録紙Pの自動給送制御及び搬送制御を実行する。同時に、記録制御部100は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置(図示せず)から受信した記録データに基づいて、記録ヘッド61のインク噴射制御を実行する。
つづいて、本発明に係る「被記録材排出装置」について、引き続き図1及び図2を参照しながら説明する。
インクジェットプリンタ50は、「被記録材排出装置」を構成する「湾曲手段」としての湾曲付与部材1L、1Rを備えている。湾曲付与部材1L、1Rは、排出駆動ローラ54及び排出従動ローラ55の排出方向Yの下流側に配設されており、排出駆動ローラ54の駆動回転により排出される記録紙Pを排出方向Yと交差する方向X(以下、湾曲方向Xという。)へ湾曲させる。また、湾曲付与部材1L、1Rは、それぞれ符号Aで図示した方向へ回動可能に軸支されており、湾曲付与部材1Lを回動させるためのモータ11L及び湾曲付与部材1Rを回動させるためのモータ11Rが、それぞれ配設されている。そして、湾曲付与部材1L、1Rは、図示の如く、排出駆動ローラ54の駆動回転により排出される記録紙Pの湾曲方向Xの両端に対応する位置にそれぞれ配設されている。
左側の湾曲付与部材1Lは、図示の如く直方体の上側に三角錐を付加したような形状をなしている。三角錐部分の底面は、図示の如く、略直角三角形であり、直角を挟む二辺が直方体部分の上面の長辺及び短辺と一致しており、斜辺を回転軸として符号Aで示した方向へ回動可能にモータ11Lの回転駆動軸に配設されている。湾曲付与部材1Lの三角錐部分の斜面は、記録紙Pを下側から支持する傾斜面13Lとなり、湾曲付与部材1Lの直方体部分の上面は、排出中の記録紙Pを下側から支持しつつ傾斜面13Lへと案内する案内面12Lとなる。右側の湾曲付与部材1Rは、湾曲付与部材1Lを湾曲方向Xへそっくりそのまま反転させた左右対称形状をなしており、案内面12R及び傾斜面13Rを有している。
湾曲付与部材1L、1Rは、図示の如く、傾斜面13L、13Rが湾曲方向Xで記録紙Pの内側から外側へ向けて上り傾斜面となるように対称的に配設されている。したがって、排出駆動ローラ54の駆動回転により排出される記録紙Pは、湾曲方向Xの両端が案内面12L、12Rに摺接しながら傾斜面13L、13Rへ案内され、その傾斜面13L、13Rによって、湾曲方向Xの両端が上方へ押し上げられてU字状の湾曲が付与されながら排出トレイ3へ排出される。
そして、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を変化させると、排出中の記録紙Pに対する傾斜面13L、13Rの湾曲方向Xの当接角度が変化し、それによって、排出中の記録紙Pに付与する湾曲の湾曲量を増減させることができる。湾曲付与部材1L、1Rは、モータ11L、11Rの双方向回転によって符号Aで示した双方向へ回動させることができる。「湾曲制御手段」としての記録制御部100は、モータ11L、11Rの回転制御によって、排出中の記録紙Pに当接する傾斜面13L、13Rの角度を調節し、それによって、排出中の記録紙Pに付与する湾曲方向Xの湾曲の湾曲状態を制御する。
したがって、本発明に係る「被記録材排出装置」は、湾曲付与部材1L、1Rと記録紙Pとの当接面における湾曲付与部材13L、13Rの傾斜面13L、13Rの傾斜角度と記録紙Pの湾曲角度とが一致した状態を維持したまま、排出中の記録紙Pの湾曲量を増減させることができる。それによって、湾曲付与部材1L、1Rの傾斜面13L、13Rが排出中の記録紙Pに面接触した状態を維持したまま、当該記録紙Pに付与する湾曲の湾曲状態を制御することができるので、湾曲量の大小に関わらず、常に安定した湾曲姿勢で記録紙Pを排出することができる。また、湾曲付与部材1L、1Rの傾斜面13L、13Rの角度を調節することによって、排出中の記録紙Pの湾曲角度を直接的に制御することができるので、排出中の記録紙Pに付与する湾曲の湾曲状態を高精度に制御することができる。
つづいて、「湾曲制御手段」としての記録制御部100による湾曲状態の制御について説明する。
インクジェットプリンタ50において、記録が実行された後の記録紙Pは、その記録実行後の記録面にインクが噴射されてドットが形成された部分に、水分増加等による剛性の低下が生ずる。したがって、排出中の記録紙Pは、その剛性低下の分だけ自重による先端の垂れ下がりが生じやすくなる。また、記録実行後の記録紙Pは、インクが噴射されてドットが形成された部分に付着したインクの分だけ重量が増加する。したがって、排出中の記録紙Pは、その重量増加分だけ自重による先端の垂れ下がりが生じやすくなる。
この点に着目した本発明に係る「湾曲制御手段」としての記録制御部100は、インクジェットプリンタ50において、排出する記録実行後の記録紙Pの記録状態に応じて当該記録紙Pの湾曲状態を制御することを特徴とするものである。排出する記録実行後の記録紙Pの記録状態に応じて当該記録紙Pの湾曲状態を制御することによって、同じサイズ及び同じ厚みの記録紙Pであっても、その記録紙Pの記録面に実行される記録内容の相違に起因した記録紙Pの先端の垂れ下がりやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。
以下、複数の実施例を参照しながら、「湾曲制御手段」としての記録制御部100による湾曲状態の制御について、より詳細に説明する。
<第1実施例>
図3は、本発明に係る「被記録材排出装置」の要部を模式的に図示した正面図であり、本発明の第1実施例における湾曲制御を模式的に図示したものである。
第1実施例における記録制御部100は、従来と同様に、排出する記録実行後の記録紙Pのサイズに応じて湾曲量を増減制御することに加えて、排出する記録実行後の記録紙Pの「記録デューティ」に応じて当該記録紙Pの湾曲状態を制御する。ここで、「記録デューティ」とは、記録紙Pの記録面の全領域に対するドット形成領域の割合をいうものとする。この「記録デューティ」は、当該記録紙Pへ記録を実行したときの記録データや記録ヘッド61のヘッド面に多数配設されているインク噴射ノズル(図示せず)の制御状況等から特定することが可能である。
例えば、画像を記録紙Pの記録面の略全面に記録した場合には、記録面の略全面にインクが噴射されて隙間無く多数のドットが形成されるため、「記録デューティ」は高くなる。この場合には、記録紙Pの記録面の略全面にわたってインク噴射に起因した水分増加等による剛性の低下が生ずることから、記録紙P全体の剛性低下が大きくなる。また、記録面の略全面に隙間無くインクが噴射されて多数のドットが形成されるため、ドットが形成された部分に付着したインクによる記録紙Pの重量増加も大きくなる。したがって、この場合、記録実行後の記録紙Pは、排出中に先端の垂れ下がりが生じやすくなる。
それに対して、例えば、文字だけで構成された文書データ等を記録紙Pの記録面の略全面に記録した場合には、画像を記録した場合と比較して記録紙Pの記録面に形成されるドットの数は極めて少なく、記録紙Pの記録面にまばらにドットが形成されるため、「記録デューティ」は低くなる。この場合には、前記の水分増加等による剛性低下は小さくなり、ドットが形成された部分に付着したインクによる記録紙Pの重量増加も小さくなる。したがって、この場合、記録実行後の記録紙Pは、排出中に先端の垂れ下がりが生じにくくなる。
このようなことから、記録制御部100は、同じサイズ及び同じ厚みの記録紙Pに対して、付与する湾曲の湾曲量を「記録デューティ」の高低に応じて増減制御する。当該実施例において、記録制御部100は、「記録デューティ」を0〜100%の間で1%単位で特定して湾曲量の増減制御を実行する。例えば「記録デューティ」が50%前後である場合には、傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に小さくなるように湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節して、記録紙Pに付与する湾曲量を小さくする(図3(a))。
また、例えば「記録デューティ」が70%前後である場合には、「記録デューティ」が50%前後のときより傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に大きくなるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節する。それによって、記録紙Pに付与される湾曲量は、「記録デューティ」が50%前後のときより大きくなる(図3(b))。さらに、画像を四辺縁なしプリントした場合等、例えば「記録デューティ」が略100%である場合には、「記録デューティ」が70%前後のときより傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に大きくなるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節する。それによって、記録紙Pに付与される湾曲量は、「記録デューティ」が70%前後のときより大きくなる(図3(c))。
このように、本発明の第1実施例における「被記録材排出装置」は、排出する記録実行後の記録紙Pの「記録デューティ」に応じて、当該記録紙Pに付与する湾曲の湾曲状態を制御する。それによって、同じサイズ及び同じ厚みの記録紙Pであっても、「記録デューティ」の相違に起因した記録紙Pの先端の垂れ下がりやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。
<第2実施例>
図4は、本発明に係る「被記録材排出装置」の要部を模式的に図示した正面図であり、本発明の第2実施例における湾曲制御を模式的に図示したものである。
第2実施例における記録制御部100は、従来と同様に、排出する記録実行後の記録紙Pのサイズに応じて湾曲量を増減制御することに加えて、排出する記録実行後の記録紙Pにおける湾曲方向Xの「記録領域幅」に応じて当該記録紙Pの湾曲状態を制御する。ここで、湾曲方向Xの「記録領域幅」とは、記録紙Pの記録面におけるドット形成領域の湾曲方向Xの幅をいうものとする。この湾曲方向Xの「記録領域幅」は、当該記録紙Pへ記録を実行したときの記録データや記録ヘッド61のヘッド面に多数配設されているインク噴射ノズル(図示せず)の制御状況等から特定することが可能である。
例えば、画像を記録紙Pの記録面の略全面に記録した場合には、記録面の略全面にインクが噴射されて多数のドットが形成されるため、記録面の「記録領域」は広くなり、湾曲方向Xの「記録領域幅」が大きくなる。この場合には、記録紙Pの記録面の略全面にわたってインク噴射に起因した水分増加等による剛性の低下が生ずることから、記録紙Pの全体の剛性低下が大きくなる。また、記録面の略全面にインクが噴射されて多数のドットが形成されるため、ドットが形成された部分に付着したインクによる記録紙Pの重量増加も大きくなる。したがって、この場合、記録実行後の記録紙Pは、排出中に先端の垂れ下がりが生じやすくなる。
それに対して、例えば、記録面の一部の狭い範囲に小さな画像を記録した場合には、水分増加等によって剛性低下が小さくなるのが一部の限られた狭い範囲となるため、湾曲方向Xの「記録領域幅」が小さくなる傾向となる。この場合には、記録紙Pの記録面の一部にしかインク噴射に起因した水分増加等による剛性の低下が生じないことから、記録紙Pの全体からみれば剛性低下は小さくなる。また、記録面の略全面に記録した場合と比較して形成されるドット数も少ないため、ドットが形成された部分に付着したインクやトナー等による記録紙Pの重量増加も小さくなる。したがって、この場合、記録実行後の記録紙Pは、排出中に先端の垂れ下がりが生じにくくなる。
このようなことから、記録制御部100は、同じサイズ及び同じ厚みの記録紙Pに対して、付与する湾曲の湾曲量を湾曲方向Xの「記録領域幅」の大小に応じて増減制御する。このとき、記録制御部100は、「記録領域幅」の大小を可能な限り小さいステップで特定して湾曲量の増減制御を実行するのが好ましい。例えば湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅(湾曲方向Xの長さ)の50%前後である場合には、傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に小さくなるように湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節して、記録紙Pに付与する湾曲量を小さくする(図4(a))。
また、例えば湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の70%前後である場合には、湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の50%前後であるときより傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に大きくなるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節する。それによって、記録紙Pに付与される湾曲量は、湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の50%前後であるときより大きくなる(図4(b))。さらに、画像を四辺縁なしプリントした場合等、例えば湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の略100%である場合には、湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の70%前後であるときより傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に大きくなるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節する。それによって、記録紙Pに付与される湾曲量は、湾曲方向Xの「記録領域幅」が記録紙Pの横幅の70%前後であるときより大きくなる(図4(c))。
このように、本発明の第2実施例における「被記録材排出装置」は、排出する記録実行後の記録紙Pにおける湾曲方向Xの「記録領域幅」に応じて、当該記録紙Pに付与する湾曲の湾曲状態を制御する。それによって、同じサイズ及び同じ厚みの記録紙Pであっても、湾曲方向Xの「記録領域幅」の相違に起因した記録紙Pの先端の垂れ下がりやすさの変動に柔軟に対応した適切な湾曲量設定が可能になる。
<第3実施例>
図5は、本発明に係る「被記録材排出装置」の要部を模式的に図示した正面図であり、本発明の第3実施例における湾曲制御を模式的に図示したものである。
第3実施例における「被記録材排出装置」は、「湾曲手段」として、記録紙Pを下側から支持する中央支持部材2が湾曲付与部材1L、1Rの間の略中央位置に上下動可能に配設されている。中央支持部材2は、図示していない駆動手段及び駆動機構によって上下動する。この中央支持部材2の上下動は、「湾曲制御手段」としての記録制御部100によって制御される。
第3実施例における記録制御部100は、第1実施例と同様に、排出する記録実行後の記録紙Pの「記録デューティ」に応じて当該記録紙Pの湾曲状態を制御する(図5(a)〜(c))。その際、例えば、記録実行後の記録紙Pのサイズが大きく、かつ記録紙Pに対して画像を四辺縁なしプリントした場合(「記録デューティ」が略100%である場合)等、より高い見かけ上の剛性を排出中の記録紙Pに付与する必要がある場合には、傾斜面13L、13Rの傾斜角度が相対的に大きくなるように湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を調節するとともに、符号Bで示したように中央支持部材2を上昇させて、記録紙PにW字状の湾曲を付与する(図5(c))。
すなわち、本発明の第3実施例における「被記録材排出装置」は、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置制御に加えて、中央支持部材2の上下動位置を制御することによって、排出中の記録紙Pに対して任意にW字状の湾曲を付与することが可能になり、より高い見かけ上の剛性を排出中の記録紙Pに付与することが可能になる。
<その他の実施例>
また、上記の第1実施例〜第3実施例において、記録制御部100は、記録実行後の記録紙Pの詳細な記録内容に基づいて、湾曲付与部材1Lの傾斜面13Lの傾斜角度と湾曲付与部材1Rの傾斜面13Rの傾斜角度とがそれぞれ異なるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を個々に制御することもできる。例えば、記録紙Pに記録した画像等が湾曲方向Xのいずれか一方側に偏倚しているような場合には、記録実行後の記録紙Pは、画像が偏倚して記録されている側の剛性低下は大きくなり、反対側の剛性低下は小さくなる。
したがって、例えば、湾曲付与部材1L側に画像が偏倚して記録されている場合には、湾曲付与部材1Rの傾斜面13Rの傾斜角度より、湾曲付与部材1Lの傾斜面13Lの傾斜角度が相対的に大きくなるように、湾曲付与部材1L、1Rの回動位置を制御する。それによって、記録実行後の記録紙Pの湾曲方向Xにおける剛性低下の偏倚にも柔軟に対応することができ、より適切な湾曲量設定が可能になる。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るインクジェットプリンタの概略の平面図。 本発明に係るインクジェットプリンタの概略の側面図。 本発明の第1実施例における湾曲制御を模式的に図示したもの。 本発明の第2実施例における湾曲制御を模式的に図示したもの。 本発明の第3実施例における湾曲制御を模式的に図示したもの。
符号の説明
1L、1R 湾曲付与部材、2 中央支持部材、11L、11R モータ、12L、12R 案内面、13L、13R 傾斜面、50 インクジェットプリンタ、51 搬送駆動ローラ、52 搬送従動ローラ、53 プラテン、54 排出駆動ローラ、55 排出従動ローラ、61 記録ヘッド、71 給送用トレイ、72 給送用ローラ、73 排出トレイ、P 記録紙、X 湾曲方向、Y 搬送方向及び排出方向

Claims (5)

  1. 記録装置内で記録が実行された後の被記録材を記録装置外へ排出する被記録材排出装置であって、
    記録実行後の被記録材を排出方向へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段の排出方向下流側で被記録材を排出方向と交差する方向へ湾曲させる湾曲手段と、
    前記湾曲手段による被記録材の湾曲状態を制御する湾曲制御手段とを備え、
    前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の排出方向と交差する方向の記録領域幅に応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置。
  2. 請求項1に記載の被記録材排出装置において、
    前記湾曲制御手段は、排出する記録実行後の被記録材の排出方向と交差する方向の長さに応じて当該被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の被記録材排出装置において、
    前記湾曲手段は、二つの湾曲付与部材を有し、
    前記湾曲付与部材は、被記録材を下側から支持する傾斜面を有し、前記搬送手段から排出される被記録材の排出方向と交差する方向の両端に対応する位置に、前記傾斜面が排出方向と交差する方向で被記録材の内側から外側へ向けて上り傾斜面となるように対称的に配設され、被記録材に対する前記傾斜面の排出方向と交差する方向の当接角度が変化するように回動可能に軸支されており、
    前記湾曲制御手段は、前記湾曲付与部材の回動位置を調節することによって被記録材の湾曲状態を制御する、ことを特徴とした被記録材排出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の被記録材排出装置において、
    前記湾曲手段は、被記録材を下側から支持する中央支持部材が二つの前記湾曲付与部材間の略中央位置に上下動可能に配設されている、ことを特徴とした被記録材排出装置。
  5. 被記録材への記録を実行可能な記録装置であって、請求項1〜4のいずれか1項に記載の被記録材排出装置を備えている、ことを特徴とした記録装置。
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