JP4775657B2 - ロック構造 - Google Patents
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Description
そこで、このようながた付きを防ぐための対策を施したロック構造として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。このロック構造においては、係合面と被係合面とが、弾性片の揺動軌道に沿った円弧面とされている。これにより、弾性片が弾性復帰する際には、両面は引っ掛かることなく互いに摺接し、一対の部材がロックされた状態では、両面が密着した状態となってがた付きが防止される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロック状態におけるがた付きの低減を実現しつつ不用意なロックの解除を防止することが可能なロック構造を提供することを目的とする。
一方の部材と他方の部材とを取り付ける際には、弾性片の先端部に設けられた係合部が、弾性片を弾性変形させつつ他方の部材に設けられた被係合部に乗り上げ、一方の部材と他方の部材とが正規の取り付け状態に至ると被係合部を乗り越えて弾性片が弾性復帰し、係合部に形成された係合面が被係合部に形成された被係合面に係合する。こうして一方の部材と他方の部材とは取り付け状態にロックされる。そして、係合面または被係合面には、係合解除時の相対的な変位方向側が相手の被係合面または係合面に向かって段差状に突出するがた詰め突部が設けられているから、その分係合面と被係合面との間のクリアランスは小さくなり、もって両面間のがた付きが低減される。
また、一方の部材と他方の部材とがロックされた状態で、両部材に強い引張り力(両部材の取り付け方向とは反対方向への力)が作用すると、がた詰め突部と相手の被係合面または係合面とが強く当接し合う。ここで、この当接力が非常に強い場合には、係合面が係合解除方向へ変位してしまうおそれがある。しかし、本発明の構成によれば、がた詰め突部が相手の被係合面または係合面から相対的に係合解除方向へずれると相手の被係合面または係合面が段差に落ち込み、がた詰め突部が設けられている係合面または被係合面のうちの残りの部分に当接する。これにより、係合面の係合解除方向への変位動作が止まり、もって変位動作が止まることなく不用意にロックの解除に至ってしまう事態が防がれる。
すなわち、本発明の構成によれば、ロック状態におけるがた付きの低減を実現しつつ不用意なロックの解除を防止することが可能となる。
コネクタ10の被ロック部31は、図3に示すように、ハウジング12の後面から後方へ板状をなして張り出す張出し片15を備えている。張出し片15は、ハウジング12との連設位置を基端とする片持ち状をなしている。
まず、ロック装置30の位置合わせをしつつコネクタ10とカバー20とを互いに接近させていくと、被ロック部31の張出し片15がロック部32の差込部24に少しずつ差し込まれていく。このとき、張出し片15は若干の揺動変位が可能となっているから、互いの位置が多少ずれていても修正され、差込部24にスムーズに差し込まれる。そして、弾性片22の被乗上げ面26Aがロック突部16の乗上げ面16Aに当接し、弾性片22の係合部26が、被乗上げ面26Aと乗上げ面16Aとの傾斜によって引っ掛かりを生じることなく比較的容易にロック突部16に乗り上げていく。この係合部26のロック突部16への乗り上げに伴って、弾性片22は上方へ弾性変形する。
すなわち、本実施形態の構成によれば、ロック状態におけるがた付きの低減を実現しつつ不用意なロックの解除を防止することが可能となる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、本発明を、コネクタ10とカバー20とを取り付け状態にロックするロック装置30に適用したが、これに限らず、例えばコネクタのハウジング同士を取り付け状態にロックするロック装置にも適用可能である。
(4)上記実施形態では、係合面26Bにがた詰め突部27が設けられているが、がた詰め突部は被係合面に設けられていてもよい。
16…ロック突部(被係合部)
16B…被係合面
20…カバー(一方の部材)
22…弾性片
26…係合部
26B…係合面
27…がた詰め突部
28…第一解除規制面
29…第二解除規制面
Claims (1)
- 一方の部材と他方の部材とを取り付け状態にロックするロック構造であって、
前記一方の部材に設けられ、前記他方の部材に対する取り付け方向に沿って片持ち状に延出する弾性片と、
前記弾性片の先端部に設けられ、前記一方の部材と他方の部材とを取り付ける際には、前記他方の部材に設けられた被係合部に乗り上げることによって前記弾性片を弾性変位させ、前記一方の部材と他方の部材とが正規の取り付け状態に至ると、前記被係合部を乗り越えることによって前記弾性片を弾性復帰させる係合部と、
前記係合部に形成され、前記弾性片が弾性復帰すると前記被係合部に形成された被係合面に係合する係合面と、を備え、
前記係合面または前記被係合面には、係合解除時の相対的な変位方向側が相手の前記被係合面または前記係合面に向かって段差状に突出するがた詰め突部が設けられ、
前記がた詰め突部は、相手の前記被係合面または前記係合面と当接した際、係合解除時の相対的な変位方向の分力に比べて係合時の相対的な変位方向の分力が大きく生じる傾斜をなす第一解除規制面を備え、
前記係合面または前記被係合面における前記がた詰め突部よりも前記係合時の相対的な変位方向側には、相手の前記被係合面または前記係合面と当接した際、係合解除時の相対的な変位方向の分力に比べて係合時の相対的な変位方向の分力が大きく生じる傾斜をなす第二解除規制面が備えられており、
前記がた詰め突部の突出端の位置は、前記弾性片が弾性復帰する際の、基端部を中心とする相手の前記被係合面の各部位のうち最も前記係合面側位置を通過する軌道上、または相手の前記係合面の各部位のうち最も前記被係合面側位置を通過する軌道上に設定されていることを特徴とするロック構造。
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