JPH0391678A - 冷気循環形ショーケースの運転制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヒータ除霜方式を採用した冷気循環形ショー
ケースの運転制御方式に関する。

〔従来の技術〕

まず、第４図により本発明の実施対象となる平型オープ
ンショーケースの構成を説明する０図において、ｌは上
面を開口したケース本体であり、該ケース本体ｌの外箱
２と内箱３との間に仕切った冷気循環ダクト４には、冷
却器５（冷凍機のエバポレータ）、除霜ヒータ６．複数
台の送風ファンを備えたファンユニット７が収設されて
いる。

なお、８は冷却器５の出口側の空気温度を検出する温度
センサである。

かかるｆＪｌ威で、保冷時には冷却器５．ファンユニッ
ト７の送風ファンを運転することにより、冷気循環ダク
ト４には図示矢印のように冷却器５との熱交換で冷やさ
れた冷気が循環通風し、ケース本体ｌの上面開口部に冷
気エアカーテンを吹出し形成する。これにより、内箱３
の庫内空間と外気との間をエアカーテンで遮へいしつつ
内′Ｒ３の庫内に収容した商品（図示せず）を保冷する
。

一方、タイマ制御などにより、所定の周期で運転モード
が保冷から除霜に切り替わると、ファンユニット７の送
風ファンを定速で運転継続したまま冷却器５を停止する
とともに、除霜ヒータ６を通電してヒータ加熱した除霜
暖気を冷却器５に送風し、冷却器の表面に付着している
霜を溶かして除去する。ここで、除霜の進行に伴って冷
却器５の温度、ないしは冷却器出口側の空気温度が所定
の除霜終了温度（０°Ｃ以上）にまで上昇すると、温度
センサ８の検出信号を基に除霜を終了して除霜ヒータ６
の通電を停止するとともに冷凍機の運転を再開し、運転
モードを再び保冷運転に切り替えることは周知の通りで
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、前記したヒータ除霜方式では、除霜期間中に
ヒータ加熱された除霜暖気が循環通風されるために、ケ
ース本体の上面開口部を通じて除霜暖気の影響が庫内に
収容した商品に及び、商品の品温が除霜時間の経過とと
ともに次第に上昇するようになる。ここで保冷、除霜の
各運転モードに対応した冷却器、商品の温度変化の推移
を表すと第５図のようになる。なお、図中でＡは冷却器
の温度、Ｂは商品の品温を示し、また時間軸上でのＨｌ
は除霜開始時間、　８２除霜終了時間を、また温度軸上
でのＴ１は冷却器の保冷温度、Ｔ２は商品の保冷温度、
７１０．７２０はそれぞれ除霜に伴う冷却器。

商品の上昇温度を示す。

第５図から明らかなように、ショーケースの運転モード
が保冷から除霜に切り替わると、冷却器温度Ａが上昇す
るとともに、これに連れて商品温度Ｂも次第に上昇する
ようになる。そして時間Ｈ２で除霜から再び保冷に切り
替わると、冷却器は除霜終了時点での温度ＴＩＯを上限
に温度が下降し始め、その後に時間Ｈ４でほぼ所定の保
冷温度Ｔ１に到達するようになる。

ところで、保冷再開直後のプルダウン期間では冷却器温
度Ａが十分に低下してなく、かつｖ１１環空気も除霜熱
を保有したままの状態である。このために、前述のよう
に保冷、除霜を通じて全期間でファンユニットの送風フ
ァンを定速運転する従来の運転制御方式では、商品温度
Ｂは除霜終了時間Ｈ２の後もさらに時間Ｈ３まで上昇を
続ける傾向を示してその商品温度Ｂの上昇温度Ｔ２０が
保冷温度Ｔ２と比べてかなり高くなる他、保冷運転を再
開した時間Ｈ２から商品温度Ｂが所定の保冷温度Ｔ２に
低下するまでのプルダウン時間も長くかかるようになる
。

前記のように、冷気循環形のショーケースでは除霜の際
に冷却器を停止し、除霜ヒータを通電して循環送風する
ので、これに伴って商品の品温か多少なりとも上昇する
ことになるが、この場合に品温の上昇幅、並びに上昇時
間が大であるほど商品の品質が早期に劣化する。したが
って、商品の長期品質維持を図る面からも、除霜に伴う
商品の品温上昇幅、並びに除霜時間を如何にして短縮す
るかがかショーケースの運転制御面に課せられた大きな
課題となっている。

本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、除霜
時間の短縮化と併せて除霜期間中における商品の品温上
昇幅を極力抑えて商品の品質維持を図ることができるよ
うにした冷気循環形ショーケースの運転制御方式を提供
することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するために、本発明は、循環送風用のフ
ァンユニットに少なくとも３台以上の送風ファンを備え
、かつ保冷、除霜、プルダウンの各運転モードに対応す
る送風ファンの運転台数パターンを除霜〉保冷〉プルダ
ウンとなるように定め、各送風ファンの運転をショーケ
ースの運転モードに合わせて切換え制御するものとする
。

〔作用〕

上記において、ファンユニットでの送風ファンの設置台
数を仮に３台とすれば、保冷時には冷却器とともに２台
の送風ファンを運転する。そして、運転モードが保冷か
ら除霜に切り替わると、冷却器を停止して除霜ヒータを
通電開始するとともに、保冷時に停止していたファンも
含めて送風ファンの全台数（３台）を運転するように切
換える。これにより循環送風量、シたがって冷却器に送
り込まれる除霜暖気の送風量が増大するので、その分だ
け除霜の進行が早まり、霜の溶は残りなしに除霜が短時
間で終了する。また、除霜の終了後は除霜ヒータを停止
し、かつ冷却器の運転を再開するとともに、冷却器温度
が所定の保冷温度に低下するまでの期間（プルダウン）
では送風ファンの運転台数を保冷時の運転台数（２台）
よりも少ない台数（１台）に切換える。これによりプル
ダウン期間中は、ケース本体の開口部に外気の遮へいに
必要な最小限のエアカーテンを吹出し形成しつつ、庫内
側での循環送風量が低く抑えられることになる。これに
より、除霜直後の残Ｖ１暖気による庫内商品の品温上昇
への影響が少なくなるので商品の品温かさらに上昇する
ことが殆どなくなり、かつ冷却器と熱交換する空気の送
風量が少なくなるので冷却器は短時間で所定の保冷温度
まで降下するようになる。そして、プルダウンから再び
保冷運転に移行すれば、送風ファンの運転台数が２台に
増すので庫内商品の品温は急速に所定の保冷温度まで低
下する。

〔実施例〕

第１図は本発明実施例の運転制御を表したタイムチャー
ト、第２図はショーケースの各運転モードに対応したフ
ァンユニットの運転台数パターン図、第３図は冷却器温
度、商品温度の推移を表した図である。

まず、第４図のショーケース内に組み込まれたファンユ
ニット７には第２図で示すように少なくとも３台以上の
送風ファン７Ａ、　７８．７Ｃが装備してあり、各送風
ファンはコントローラ９で個別に運転制御される。なお
、コントローラ９はショーケースの運転モードに合わせ
て第４図に示した冷却器５の冷凍機、および除霜ヒータ
６も同時に制御するものセある。そして、以下述べる保
冷、除霜。

プルダウンの各運転モードに合わせて第１図のタイムチ
ャートで示すように冷却器５．除霜ヒータ６、およびフ
ァンユニット７の各送風ファン？Ａ。

７Ｂ、　？Ｃが運転制御される。なお、第２図において
、各送風ファンに付したＯＮ、ＯＦＦの記号はそれぞれ
ファンの運転、停止の状態を表す。

すなわち、保冷時には冷却器５とともに送風ファン７＾
、　７Ｃが運転され、この状態で庫内側に冷気を循環送
風して庫内に収容した商品を保冷している０次にタイマ
制御などにより所定の周期でシタ−ケースの運転モード
が保冷から除霜に切り替わると、冷却器５を停止して除
霜ヒータ６を通電に切換えるとともに、いままで停止し
ていた送風ファン７Ｂを運転に切換えて全台数の送風フ
ァン７Ａ。

７Ｂ、　７Ｃを同時に運転する。これにより多量の空気
が循環通風ダクト内を通風し、この過程で除霜ヒータ６
で加熱された除ｎＩ！気が冷却器５０表面に付着してい
る着霜を除去する。そして、冷却器５の着霜が除去され
て冷却器５が除霜終了温度に上昇すると、この状態を温
度センサ８（第４図参照）が感知し、その信号を基にコ
ントローラ９からの指令で除霜ヒータ６の通電を停止す
るとともに、冷凍機の運転を再開して次のプルダウンに
移行する。このプルダウン期間ではファンユニット７の
送風ファン７Ａ、　７Ｃが停止に切換ねり、送風ファン
７Ｂのみを運転する。これにより循環風量が最小となり
、ケース本体の上面開口部に外気遮へいに必要な最低限
のエアカーテンを吹出し形成しつつ、冷却器５の温度を
急速に低下させる。そして、冷却器５の温度（実際には
冷却５と熱交換する循環空気温度）が所定の保冷温度ま
で降下すると、この時点でコントローラ９からの指令に
よりファンユニット７は保冷の運転台数パターンに戻り
、送風ファン７Ａ、　７Ｂを運転、送風ファン７Ｂを停
止の状態に切換える。これによりショーケースは定常な
保冷運転状態に移行する。

上記したショーケースの運転制御により、冷却器温度、
商品温度は第３図で表すような推移をたどる。ここで第
３図と従来の運転制御方式による温度変化の推移を表し
た第５図とを比較すると、除霜開始から終了までの除霜
時間（Ｉｌｌ−）１２）、並びに除霜終了から冷却器温
度Ａが所定の保冷温度Ｔ１にまで降下すプルダウン時間
（Ｈ２〜！１４）が大幅に短縮され、かつこれに伴って
除霜時における商品温度Ｂの品温上昇幅（Ｔ２Ｏ−７２
）　、および商品温度Ｂが上限温度Ｔ２０から保冷温度
↑２まで降下するのに要する時間も大幅に減少するよう
になる。

なお、本発明は図示例の平型オーブンシ冒−ケース以外
の各種ショーケースに適用しても同様な効果が得られる
。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によるシリ−ケースの運転
制御方式によれば、除霜時間の大幅な短縮と併せて、庫
内に収容した商品の除霜に伴う品温の上昇幅、並びに温
度上昇に晒される時間を縮減して商品の鮮度劣化を防ぎ
、品質の安定維持を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例による運転制御のタイムチャート
図、第２図はショーケースの各運転モードに対応した送
風ファンの運転台数パターン図、第３図は第１図に対応
した冷却器、庫内収容商品の温度変化の推移図、第４図
は本発明の実施対象となる平型オーブンショーケースの
概要構成図、第５図は従来の運転制御方式による各運転
モードに対応した冷却器、庫内収容商品の温度変化の推
移図である０図において、 ｌ：ケース本体、４：冷気循環ダクト、５二冷却器、６
　：除霜ヒータ、７：ファンユニット、７Ａ。 ７Ｂ。 ７Ｃ：送風ファ ン、 コントローラ。 冷詐器 第１面 寮２起 第３胆 保冷−←−豚霜−本一渾；や 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ケース本体の外箱と内箱との間に仕切った冷気循環
   ダクト内に冷却器、除霜ヒータ、ファンユニットを設置
   し、除霜時には冷却器を停止した上で除霜ヒータにより
   加熱した暖気を送風して冷却器の除霜を行う冷気循環形
   ショーケースの運転制御方式であって、ファンユニット
   に少なくとも３台以上の送風ファンを備え、かつ保冷、
   除霜、プルダウンの各運転モードに対応する送風ファン
   の運転台数パターンを除霜＞保冷＞プルダウンに定めて
   各送風ファンの運転を切換え制御することを特徴とする
   冷気循環形ショーケースの運転制御方式。