JP4775644B2 - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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また、実際に合焦している領域を識別することができないため、ユーザは、撮影したい被写体に、本当にピントが合っているか否かが分からないまま、撮影を行なわなければならなかった。
前記撮像手段により撮像される被写体に対して、所定のオートフォーカスを行なうオートフォーカス制御手段と、
前記オートフォーカス制御手段によるオートフォーカスによりピントが合った合焦領域を検出する合焦領域検出手段と、
前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域の画像色のうち一番多い画像色を検出する色検出手段と、
前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域及び前記色検出手段により検出された画像色に基づき前記撮像手段により撮像されている被写体画像上に識別表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、例えば、請求項3に記載されているように、前記表示制御手段による被写体画像上の識別表示を、前記合焦領域の中の前記画像色のみの領域の周辺をエッジ強調して表示するようにしてもよい。
また、例えば、請求項4に記載されているように、前記表示制御手段による被写体画像上の識別表示を、前記合焦領域に対応する枠で且つその枠の表示色を画像色として表示するようにしてもよい。
前記オートフォーカスに伴って得られる複数の画像データに基づいて前記合焦領域を検出するようにしてもよい。
フォーカスレンズを移動させるとともに、前記フォーカスレンズの各レンズ移動位置で前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出するAF評価値検出手段を備え、
前記AF評価値検出手段により検出されたAF評価値に基づいたAF合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させ、
前記合焦領域検出手段は、
前記AF評価値検出手段により検出された前記各レンズ移動位置のAF評価値と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、ピントの合っている合焦領域を検出するようにしてもよい。
前記撮像手段により撮像された画像データを複数のブロックに区分けし、前記各レンズ移動位置における該区分けされた各ブロックのAF評価値を検出し、
前記合焦領域検出手段は、
前記AF評価値検出手段により各ブロックごとに検出された各レンズ移動位置におけるAF評価値に基づいて、前記各ブロックごとにAF評価値がピークとなるときのブロック合焦レンズ位置を検出し、前記検出した各ブロック合焦レンズ位置と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、ピントの合っている合焦領域を検出するようにしてもよい。
前記フォーカス制御手段により移動されたAF合焦レンズ位置に対して、前記検出したブロック合焦レンズ位置が所定の閾値範囲内にあるブロックを合焦領域として検出するようにしてもよい。
前記合焦領域検出手段は、
前記範囲設定手段により設定された閾値範囲に基づいて合焦領域を検出するようにしてもよい。
前記AF評価値検出手段により検出された所定のAFエリア内のAF評価値に基づいたAF合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させるようにしてもよい。
前記ブロックよりも広い画像領域であることにより検出するようにしてもよい。
前記AF評価値検出手段により検出された前記各レンズ移動位置におけるAFエリア内のAF評価値と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、前記AFエリア内でピントの合っている合焦領域を検出するようにしてもよい。
前記オートフォーカス制御手段によるオートフォーカスによりピントの合った合焦領域を、前記撮像手段により撮像された画像データを解析することにより検出するようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
前記静止画撮影制御手段により撮影された静止画データをプレビュー画像表示させるとともに、前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域を前記プレビュー画像上に識別表示させるようにしてもよい。
前記記録手段に記録された静止画データを再生表示させる再生制御手段と、を備え、
前記記録制御手段は、
前記静止画データを前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域と関連付けて前記記録手段に記録し、
前記表示制御手段は、
前記再生制御手段が、前記記録手段に記録された静止画データを再生表示させる際に、前記静止画データと関連付けて記録されている合焦領域を、前記静止画データに基づいた被写体画像上に識別表示させるようにしてもよい。
前記撮像処理により撮像された被写体に対して、所定のオートフォーカスを行なうオートフォーカス処理と、
前記オートフォーカス処理によりピントが合った合焦領域を検出する合焦領域検出処理と、
前記合焦領域検出処理により検出された合焦領域の画像色のうち一番多い画像色を検出する色検出処理と、
前記合焦領域検出処理により検出された合焦領域及び前記色検出処理により検出された画像色に基づき前記撮像処理により撮像されている被写体画像上に識別表示させる表示制御処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
[実施の形態]
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、CCD4、ドライバ5、TG(timing
generator)6、ユニット回路7、画像生成部8、AF評価値算出部9、CPU10、キー入力部11、メモリ12、DRAM13、フラッシュメモリ14、画像表示部15、バス16を備えている。
フォーカスレンズ2aは、図2に示すように、例えば、所定の移動間隔としての1ステップを1つの単位として、光軸方向に沿って移動していく。また、このフォーカスレンズ2aは一方のレンズ端から他方のレンズ端まで(駆動範囲内で)移動する。
図3は、区分けされた画像データの様子の例示であり、各区分けされたブロック毎にAF評価値が算出される。よって、各レンズ位置毎にCCD4により画像データが撮像されるので、各レンズ位置毎に各ブロックのAF評価値が算出されることになる。なお、実際は図3に示すより細かく区分けされている。また、各ブロックは、後述するAFエリアよりも十分に小さな領域として区分けされている。
特に、CPU10は、算出されたAF評価値に基づくAF動作、算出されたAF評価値に基づく合焦領域の検出、該検出された合焦領域の識別表示などを行う機能を有する。
メモリ12には、CPU10が各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
フラッシュメモリ14は、圧縮された画像データを保存する記録媒体である。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図4のフローチャートに従って説明する。
ステップS2で、シャッタボタンが半押しされていないと判断するとシャッタボタンが半押しされるまでステップS2に留まり、シャッタボタンが半押しされたと判断すると、CPU10は、AFサーチを実行する(ステップS2)。
図5(a)は、AF表価値を算出したレンズ位置毎にAFエリア内にある全てのブロックのAF評価値が合計された合計AF評価値の様子を示すものである。そして、合計AF評価値がピークとなっているときのレンズ位置(黒点21の位置)が合焦レンズ位置となる。
この検出処理は、バッファメモリに記憶された各ブロックごとの各レンズ位置におけるAF評価値に基づいて行なう。
つまり、各ブロックごとに、AF評価値が最も高くなるレンズ位置(ブロック合焦レンズ位置という)を検出する。そして、各ブロックのうち、該検出したブロック合焦レンズ位置が、ステップS5で検出した合焦レンズ位置と比較して、その差が予め設定されている所定の閾値範囲内にあるブロックを検出することにより、ピントの合っている領域(ブロック)を検出する。
このように、閾値範囲を可変させることによりピントが合っていると判断される精度を変えることができる。そして、閾値範囲が狭ければそれだけピントが合っていると判断される精度が高まり、検出される領域は少なくなる。一方、閾値範囲が広ければそれだけピントが合っていると判断される精度が低くなり、検出される領域は多くなる。
そして、図5(b)に示されるブロックにおいてはAF評価値がピークとなるときのレンズ位置(ブロック合焦レンズ位置)は、黒点22の位置であり、図5(c)に示されるブロックにおいてはブロック合焦レンズ位置は黒点23であり、図5(d)に示されるブロックにおいてはブロック合焦レンズ位置は黒点24であり、図5(e)に示されるブロックにおいてはブロック合焦レンズ位置は黒点25である。
したがって、網がかっている範囲にAF評価値のピークがあるブロックがピントの合っているブロックということになるので、図5(c)に示されるブロックと図5(e)に示されるブロックとがピントの合っているブロックということになる。一方、図5(b)に示されるブロックと図5(d)に示されるブロックは、ピントの合っていないブロックということになる。
次いで、CPU10は、該検出処理により検出された合焦領域の識別表示を行う(ステップS7)。このとき、ステップS6で、AFエリア内での合焦領域で検出された画像色のうち一番多い画像色と同じ画像色の合焦領域のみを識別表示させる。
また、この識別表示の方法として、例えば、画像上に着色表示をさせる。この着色表示としては、識別表示される領域の画像色(例えば、肌色)の系統と異なる系統の色(例えば、緑)で着色表示させるようにしてもよいし、識別表示される領域の画像色と同系色の色(例えば、人工的な肌色)で着色表示させるようにしてもよい。要はユーザが合焦領域であることを識別することができるものであればよい。
このとき、CPU10は、識別表示させた領域(ブロック)をメモリ12の識別表示領域に記憶させる。
また、この着色表示によりピントの合っている領域を識別表示させるようにしたが、要はユーザがピントの合っている領域を視認させることができればよいので、上述したような着色表示とは異なる他の方法でもよい。
図8は閾値範囲が「中」と設定されている状態で、検出された合焦領域を識別表示させたときの様子の一例を示すものである。図8(a)は合焦領域を枠で囲むことによりユーザに視認させる態様を示し、図8(b)は合焦領域の周辺をエッジ強調させることによりユーザに視認させる態様を示している。
図8(a)の場合は、具体的にどこの部分にピントが合っているかわからないため、ピントが合っている領域の画像色を表示させるようにする。この色表示は、枠の色をピントの合っている領域の画像色にすることでピントの合っている領域を知らせたり、色名を表示させるようにしてもよい。
ステップS8で、シャッタボタンが全押しされていないと判断すると、CPU10は、シャッタボタン半押し状態が解除されたか否かを判断する(ステップS9)。この判断は、シャッタボタン半押しに対応する操作信号がキー入力部11から送られて来なくなったか否かにより判断する。
次いで、CPU10は、該静止画撮影処理により得られた静止画データを記録するか否かを判断する(ステップS12)。この判断は、記録する旨の操作信号又は記録しない旨の操作信号がキー入力部11から送られてきたか否かにより判断する。
また、撮影後のプレビュー表示を行う際にピントの合っている領域を表示させるので、真に撮影したい被写体にピントが上手く合っていない場合は撮影をやり直すこともできる。
D.なお、実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
したがって、ステップS7では、AFエリアの範囲内で合焦領域が識別表示されることになる。
この合焦領域の検出方法としては、例えば、画像データのAFエリアの周波数スペクトルを読み取り、該読み取った周波数スペクトルの周波数成分と同一又は類似した周波数スペクトルを有する領域を合焦領域とする方法などがある。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 画像生成部
10 CPU
11 キー入力部
12 メモリ
13 DRAM
14 フラッシュメモリ
15 画像表示部
16 バス
Claims (16)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像される被写体に対して、所定のオートフォーカスを行なうオートフォーカス制御手段と、
前記オートフォーカス制御手段によるオートフォーカスによりピントが合った合焦領域を検出する合焦領域検出手段と、
前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域の画像色のうち一番多い画像色を検出する色検出手段と、
前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域及び前記色検出手段により検出された画像色に基づき前記撮像手段により撮像されている被写体画像上に識別表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記表示制御手段による被写体画像上の識別表示を、前記合焦領域の中の前記画像色のみの領域を着色表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段による被写体画像上の識別表示を、前記合焦領域の中の前記画像色のみの領域の周辺をエッジ強調して表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記表示制御手段による被写体画像上の識別表示を、前記合焦領域に対応する枠で且つその枠の表示色を画像色として表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記合焦領域検出手段は、
前記オートフォーカスに伴って得られる複数の画像データに基づいて前記合焦領域を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記オートフォーカス制御手段は、
フォーカスレンズを移動させるとともに、前記フォーカスレンズの各レンズ移動位置で前記撮像手段により撮像された画像データのAF評価値を検出するAF評価値検出手段を備え、
前記AF評価値検出手段により検出されたAF評価値に基づいたAF合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させ、
前記合焦領域検出手段は、
前記AF評価値検出手段により検出された前記各レンズ移動位置のAF評価値と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、ピントの合っている合焦領域を検出することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。 - 前記AF評価値検出手段は、
前記撮像手段により撮像された画像データを複数のブロックに区分けし、前記各レンズ移動位置における該区分けされた各ブロックのAF評価値を検出し、
前記合焦領域検出手段は、
前記AF評価値検出手段により各ブロックごとに検出された各レンズ移動位置におけるAF評価値に基づいて、前記各ブロックごとにAF評価値がピークとなるときのブロック合焦レンズ位置を検出し、前記検出した各ブロック合焦レンズ位置と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、ピントの合っている合焦領域を検出することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。 - 前記合焦領域検出手段は、
前記フォーカス制御手段により移動されたAF合焦レンズ位置に対して、前記検出したブロック合焦レンズ位置が所定の閾値範囲内にあるブロックを合焦領域として検出することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 前記閾値範囲を設定する範囲設定手段を備え、
前記合焦領域検出手段は、
前記範囲設定手段により設定された閾値範囲に基づいて合焦領域を検出することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 前記オートフォーカス制御手段は、
前記AF評価値検出手段により検出された所定のAFエリア内のAF評価値に基づいたAF合焦レンズ位置にフォーカスレンズを移動させることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の撮像装置。 - 前記AFエリアは、
前記ブロックよりも広い画像領域であることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 前記合焦領域検出手段は、
前記AF評価値検出手段により検出された前記各レンズ移動位置におけるAFエリア内のAF評価値と前記AF合焦レンズ位置とに基づいて、前記AFエリア内でピントの合っている合焦領域を検出することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。 - 前記合焦領域検出手段は、
前記オートフォーカス制御手段によるオートフォーカスによりピントの合った合焦領域を、前記撮像手段により撮像された画像データを解析することにより検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記撮像手段による被写体の静止画撮影を行なう静止画撮影制御手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記静止画撮影制御手段により撮影された静止画データをプレビュー画像表示させるとともに、前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域を前記プレビュー画像上に識別表示させることを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の撮像装置。 - 前記静止画撮影制御手段により撮影された静止画データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記記録手段に記録された静止画データを再生表示させる再生制御手段と、を備え、
前記記録制御手段は、
前記静止画データを前記合焦領域検出手段により検出された合焦領域と関連付けて前記記録手段に記録し、
前記表示制御手段は、
前記再生制御手段が、前記記録手段に記録された静止画データを再生表示させる際に、前記静止画データと関連付けて記録されている合焦領域を、前記静止画データに基づいた被写体画像上に識別表示させることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理により撮像された被写体に対して、所定のオートフォーカスを行なうオートフォーカス処理と、
前記オートフォーカス処理によりピントが合った合焦領域を検出する合焦領域検出処理と、
前記合焦領域検出処理により検出された合焦領域の画像色のうち一番多い画像色を検出する色検出処理と、
前記合焦領域検出処理により検出された合焦領域及び前記色検出処理により検出された画像色に基づき前記撮像処理により撮像されている被写体画像上に識別表示させる表示制御処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。
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