JP4772268B2 - 反射防止組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
(発明の背景)
本発明は一般に、反射防止組成物の分野に関する。特に、本発明は、反射防止組成物に有用なポリマー組成物に関する。
【0002】
プリント配線板や半導体などの電子デバイスの製造では、フォトレジストや反射防止コーティングなどの材料の多数の層が基体に適用される。フォトレジストは、イメージを基体に移すために使用される感光性フィルムである。フォトレジストのコーティング層が基体上に形成され、続いてフォトレジスト層はフォトマスク(レチクル)を通して活性化放射線源に露光される。フォトマスクは活性化放射線を通さない領域と、活性化放射線を透過するその他の領域とを有する。活性化放射線に露光することによって、フォトレジストコーティングの光誘発性化学変化が起こり、その結果フォトレジストがコーティングされた基体にフォトマスクのパターンが転写される。露光後、フォトレジストの現像が行われて、基体の選択的な加工を可能にするレリーフイメージを生じさせる。
【0003】
フォトレジストは、ポジ型またはネガ型のいずれでもよい。大部分のネガ型フォトレジストでは、活性化放射線に露光するこれらのコーティング層部分は、フォトレジスト組成物の光活性化合物と重合性試薬との間で重合または架橋反応が起こる。その結果、露光したコーティング部分は、露光していない部分よりも現像液に対する溶解性が低くなる。ポジ型フォトレジストの場合、露光した部分は、現像液に対する溶解性が高くなり、一方露光していない部分は現像液に対する溶解性が比較的低いままとなる。フォトレジスト組成物は当業者には公知であり、デフォレスト(Deforest)による,フォトレジスト材料および方法(Photoresist Materials and Processes)」,マグローヒル・ブック・カンパニー(McGraw Hill Book Company),ニューヨーク(New York),第2章,1975、およびモロー(Moreau)による,「半導体リソグラフィー、原理、実践、および材料(Semiconductor Lithography,Principles,Practices and Materials)」,プレナム・プレス(Plenum Press),ニューヨーク(New York),第2章および第4章、に記載されており、これらのフォトレジスト組成物およびそれらの製造方法と使用方法を教示する記載は本明細書の一部として参照される。
【0004】
フォトレジストの主な用途は、半導体の製造における用途であり、この場合、誘電体層のバイア、トレンチ、またはそれらの組み合わせなどの構造を形成することが目的である。フォトレジスト加工を適切に行うことは、本発明の目標の達成に重要である。種々のフォトレジスト工程段階の間には強い相互依存性が存在するが、高解像度のフォトレジスト像を得るためのより重要な段階の1つであると考えられている。
【0005】
このような工程では、フォトレジストの露光中に化学線の反射が起こると、微細な構造形成には有害である。フォトレジストの下にある層などによって化学線の反射が起こると、フォトレジスト層の画像パターンの解像度が制限されることが多い。基体/フォトレジスト界面から放射線の反射が起こると、露光中のフォトレジストへの放射線強度にむらが生じることがあり、現像するとフォトレジストの線幅が不均一になる。基体/フォトレジスト界面から露光が意図されていないフォトレジスト領域への放射線の散乱も起こる場合もあり、この場合も線幅にむらが生じる。散乱および反射の量は領域間で変動するのが一般的であり、このことも線幅の不均一性の原因となる。
【0006】
活性化放射線の反射の寄与も、「定在波効果」として当技術分野で公知である。露光装置のレンズの色収差の影響を軽減するために、単色放射線または準単色放射線がフォトレジストの投影技術に一般に使用されている。しかしながら、フォトレジスト/基体界面で放射線反射が起こるため、 フォトレジストの露光に単色放射線または準単色放射線が使用される場合には、強め合う干渉および弱め合う干渉は特に重要である。このような場合、反射光が入射光と干渉して、フォトレジスト内部に定在波が発生する。反射性の高い基体領域の場合、振幅の大きな定在波が、その波が最小になる位置で、露光不足の薄いフォトレジスト層を生じさせるので、この問題はより深刻になる。露光不足の層はフォトレジストの現像が不十分となることがあり、フォトレジストのプロフィールにおけるエッジの鋭さの問題が生じる。フォトレジスト量が増加すると露光に必要な全放射線量も増加するので、フォトレジストの露光に必要な時間は一般にフォトレジストの厚さの増加関数となる。しかしながら、定在波効果のため、露光時間は、フォトレジストの厚さと共に、最大値と最小値の間を連続的に変化する調和成分も含む。フォトレジストの厚さが不均一であると、問題はより深刻になり、線幅にばらつきが生じる。
【0007】
高密度半導体デバイスについての最近の傾向として、産業界では、露光源の波長を、ディープUV(DUV)光(波長300nm以下)、KrFエキシマレーザー光(248nm)、ArFエキシマレーザー光(193nm)、電子ビーム、および軟X線に短縮する動きが起こっている。フォトレジストコーティングを画像形成するために短い波長の光を使用することは、上方のフォトレジスト表面と下にある基体の表面での反射を一般に増加させる。したがって、より短い波長の使用は、基体表面からの反射の問題を悪化させる。
【0008】
放射線の反射の問題は、フォトレジスト組成物にある種の染料を添加することによって対処されてきており、これらの染料はフォトレジストの露光に使用される波長およびその付近の波長で放射線を吸収する。このような染料としては、クマリン系、メチルオレンジ、およびメタニルイエローが挙げられている。しかしながら、このような染料を使用すると、パターン形成されたレジスト像の解像度が制限されることがある。
【0009】
反射放射線の問題の軽減に使用される別の方法として、基体表面とフォトレジストコーティング層の間に底部反射防止コーティング(BARC)と呼ばれる放射線吸収層が使用されるか、あるいはフォトレジスト層の表面上に配置される上部反射防止コーティング(TARC)と呼ばれる放射層が使用されてきた。例えば、PCT出願WO 90/03598号、EPO出願第0 639 941 A1号、ならびに米国特許第4,910,122号、第4,370,405号、および第4,362,809号を参照、なお当該文献における、反射防止(ハレーション防止)組成物およびその使用に関する記載は、本明細書の一部として参照される。このようなBARC層とTARC層は、文献では一般的に反射防止層または反射防止組成物とも呼ばれている。典型的には、このような反射防止組成物は放射線吸収成分(または発色団)、ポリマーバインダー、および1種類以上の架橋剤を含む。例えば、従来の反射防止組成物は、遊離のヒドロキシル基を有しないエポキシ−フェノールバインダー、または実質的に酸基を含有しないアクリレートバインダーを含む。
【0010】
基体の形状のばらつきでも、解像度を制限する反射の問題が生じる。基体上のイメージに放射線が当たって、制御不能なさまざまな方向に散乱または反射し、フォトレジストの現像の均一性に影響しうる。より複雑な回路を設計しようとして基体の形状がより複雑になると、反射放射線の問題はより重要となる。例えば、多くのマイクロエレクトロニクス用基体で使用される金属配線は、反射性の高いそれらの形状と領域のために、特に問題となる。
【0011】
基体の形状のばらつきが原因で生じるこのような問題を解決するための方法の1つは、米国特許第4,557,797号(Fullerら)に開示されるように表面全体に同じ高さでフォトレジストを配置することである。この特許では、平らな表面を提供するために設けられるポリ(メタクリル酸メチル)(「PMMA」)の比較的厚い底部層と、反射防止コーティングの薄い中間層と、フォトレジスト材料の薄い上部層とを有する多層構造を使用する。しかしながらこの系では、後に除去する必要がある厚いポリマー層が形成される。このような層は、典型的には、化学的機械的研磨(「CMP」)、エッチング、および湿式化学的方法などの多様な方法によって除去される。このような除去工程の時間およびコストが増加するため、後の除去が容易となるようにポリマー層はできるだけ薄いことが望ましい。
【0012】
基体の形状のばらつきと関連する問題の別の解決方法が、Adamsら、Planarizing AR for DUV Lithography,Microlithography 1999:Advances in Resist Technology and Processing XVI,Proceedings of SPIE,vol.3678,part 2,pp849−856,1999に開示されており、この文献では反射防止コーティングの平坦化の使用が開示されており、これによって反射防止層と基体の間に配置される別個の平坦化層の必要性を低減させる。
【0013】
現在の反射防止コーティング組成物は、1種類以上のポリマーバインダーと、任意に架橋剤とを含む。ポリマーバインダーは、典型的には、比較的低分子量(例えば最大20,000ダルトン)の線状ポリマーである。このようなポリマーバインダーは、均一な厚さのコーティングを形成しやすく、平坦化されたコーティング層が形成されやすく、さらにリソグラフィー加工用の基体上に容易に供給可能であることが望ましい。アンダーカットを防止するため、反射防止コーティングのエッチング速度は、使用されるフォトレジストのエッチング速度と同等かそれよりも速くなるべきである。しかしながら、十分な吸収コーティングを提供しつつ、反射防止コーティング材料のエッチング速度をフォトレジストと実質的に合わせることは困難である場合が多い。
【0014】
ポリマー粒子などの他の形態のポリマーバインダーは、反射防止組成物のバインダーとしてはこれまで使用されていない。このようなポリマー粒子は、線状ポリマーよりも多くの利点を有し、例えば、エッチング速度の制御がより容易であり、必要な架橋作業がより少なく、多数の吸収成分を組み込むことが可能であり、分子量分布もより優れている。しかしながら、このようなポリマー粒子は、基体上に均一なコーティングが形成されるように供給することが困難であり、そのため十分平坦なコーティングが得られず、欠陥が非常に発生しやすいと考えられている。
【0015】
したがって、平坦化が行え、使用されるフォトレジストとエッチング速度がよりよく一致する反射防止材料が必要とされ続けている。
【0016】
(発明の要旨)
驚くべきことに、ポリマー粒子が反射防止組成物として効果的であることを見い出した。さらに驚くべきことには、このようなポリマー粒子のエッチング速度は、使用されるフォトレジストのエッチング速度と実質的に一致するかこれを超えるように制御することが可能である。また、本発明の反射防止組成物は従来の反射防止組成物よりも低粘度であり、平坦化がより行いやすいコーティングが得られる。本発明のポリマー粒子は従来の反射防止組成物よりも多様な溶媒と混合することもでき、そのため本発明の組成物の基体への適用における自由度がより高まる。本発明の組成物は、300nm未満の波長、さらには248nm、193nm、および157nmの波長で露光する場合の反射防止コーティングに特に有用である。
【0017】
1つの態様では、本発明は、1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物を提供する。
【0018】
第2の態様では、本発明は、1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む組成物を基体上に配置する工程を含む、反射防止コーティング層の形成方法を提供する。
【0019】
第3の態様では、本発明は、1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物のコーティング層を適用する工程と、反射防止コーティング層の表面にフォトレジストコーティング層を適用する工程と、フォトレジストコーティング層をパターン様の活性化放射線に露光する工程と、露光したフォトレジストコーティング層を現像してフォトレジストレリーフイメージを得る工程とを含む、フォトレジストレリーフイメージの形成方法を提供する。
【0020】
第4の態様では、本発明は、1つ以上の発色団を有する複数の架橋コア−シェルポリマー粒子を含み、それらのポリマー粒子内部には吸収成分が含まれる反射防止組成物を提供する。
【0021】
第5の態様では、本発明は、1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物のコーティング層を基体表面に配置する工程と、フォトレジスト組成物のコーティング層を反射防止コーティング層の表面に配置する工程と、フォトレジストコーティング層をパターン様の活性化放射線に露光する工程と、露光したフォトレジストコーティング層を現像してフォトレジストレリーフイメージを得る工程を含む、電子デバイスの製造方法を提供する。
【0022】
(発明の詳細な説明)
本明細書全体で使用される場合、文脈上明らかに別の意味で使用されるのでなければ、以下の略語は次のような意味を有する。℃=摂氏温度、w/w=重量/重量基準、Å=オングストローム、nm=ナノメートル、t−BMA=メタクリル酸tert−ブチル、MMA=メタクリル酸メチル、TMPTMA=トリメチロールプロパントリメタクリレート、TFE=テトラフルオロエチレン、およびANTMA=メタクリル酸アントラセニル。
【0023】
用語「樹脂」と「ポリマー」は、本明細書全体で交換可能に使用される。用語「アルキル」は、線状、分岐、および環状のアルキルを意味する。用語「ハロゲン」および「ハロ」はフッ素、塩素、臭素、およびヨウ素を含む。したがって用語「ハロゲン化」は、フッ素化、塩素化、臭素化、およびヨウ素化を意味する「フルオロアルキル」は、部分フッ素化されたアルキルとペルフルオロ化アルキルの両方を意味する。「ポリマー」はホモポリマーとコポリマーの両方を意味し、二量体、三量体、オリゴマーなどを含む。用語「(メタ)アクリレート」はアクリレートとメタクリレートの両方を意味する。同様に、用語「(メタ)アクリル」はアクリルとメタクリルの両方を意味する。「モノマー」は、重合可能な任意のエチレン性不飽和またはアセチレン性不飽和化合物を意味する。用語「橋かけ剤」および「架橋剤」は本明細書全体で交換可能に使用される。「反射防止の」および「反射防止性」は本明細書全体で交換可能に使用される。本明細書で使用される場合、「発色団」は、任意の放射線吸収部分または化合物を意味する。
【0024】
他に明記しない限りすべての量は重量%であり、すべての比は重量比である。すべての数値範囲は末端の値を含み、それらの範囲は組み合わせ可能である。
【0025】
本発明の反射防止組成物は、1つ以上の発色団を有する1つ以上の架橋ポリマー粒子を含む。好ましくは、反射防止組成物は、1種類以上の架橋剤と1種類以上の架橋触媒をさらに含む。「ポリマー粒子」は当業者には公知であり、限定するものではないが、粒子、ナノ粒子、ナノゲル、コア−シェル粒子などの多種多様の多分岐ポリマー材料を意味する。好ましいポリマー粒子はナノ粒子とナノゲルである。ポリマー粒子は、球形、実質的な球形、葉巻型、棒状、および月形などの単一ローブ型(single−lobed)、四面体、ラズベリー型、どんぐり型、ダンベル型などの多重ローブ型(multilobed)を含めた種々の形態であってよい。本発明に有用な粒子は、均一構造、または卵殻型、卵白型、および卵黄型をはじめとするコア−シェル構造などの種々の構造であってよい。図1は、種々の可能なポリマー粒子の形態および構造を示している。粒子は単一ローブ型であることが好ましい。本明細書で使用される場合、「ポリマー粒子」は線状ポリマーやデンドリマーポリマーを含まない。
【0026】
多種多様のポリマー粒子を本発明で使用可能である。このようなポリマー粒子はホモポリマーの場合もコポリマーの場合もあり、好ましくはコポリマーである。したがって、本発明に有用なポリマー粒子は、重合単位として1種類以上のエチレン性またはアセチレン性不飽和モノマーを含む。好ましくは、ポリマー粒子は重合単位として、発色団を含有する1種類以上のモノマーを含む。本明細書で使用される場合、「発色団」は、フォトレジストの画像形成に使用される放射線の所望の波長を吸収および/または減衰する基を意味する。例えば、本発明の反射防止コーティング組成物が、248nmまたは193nmなどの波長の放射線で画像形成するためのフォトレジストと併用される場合、発色団として芳香族または置換芳香族部分を含有する任意のモノマーを使用できる。このような芳香族モノマーは、未架橋ポリマーの生成に使用したり、架橋剤として使用したり、あるいはその両方として使用したりすることができる。好適な芳香族モノマーとしては、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、アントラセニル、置換アントラセニル、フェナントレニル、置換フェナントレニルなどを含有する芳香族モノマーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。「置換芳香族」は、その水素の1つ以上が、(C〜C12)アルキル、ハロ、シアノ、(C〜C)アルコキシなどの1つ以上の別の置換基で置き換えられた芳香族基を意味する。好適なアントラセニルモノマーは米国特許第5,851,730号(Thackeryら)に開示されている。特に有用な発色団含有モノマーは式I:
【0027】
【化1】
Figure 0004772268
【0028】
のモノマーであり、式中、RはHまたはCHであり、Rはフェニル、ベンジル、
【0029】
【化2】
Figure 0004772268
【0030】
から選択される。
【0031】
本発明の反射防止コーティング組成物が、157nm以下などの短波長における画像形成のためのフォトレジストとともに使用される場合、1つ以上の(C〜C20)アルキル基を含有する任意のモノマーが発色団として好適である。特に有用な発色団含有モノマーとしては、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシルなどの(メタ)アクリル酸(C〜C20)アルキルが挙げられる。
【0032】
ポリマー粒子中のこのような発色団量を増加させることによって、本発明の反射防止組成物による吸収または減衰を増加させることが可能なことは当業者には理解できるであろう。
【0033】
1種類以上のエチレン性不飽和モノマー、アセチレン性不飽和モノマー、またはそれらの混合物を、発色団を有する1種類以上のモノマーと共重合させるさせることが可能なことは当業者には理解できるであろう。このようなエチレン性不飽和モノマー、アセチレン性不飽和モノマー、またはそれらの混合物は、モノマーの全重量に対して1〜99重量%の範囲内の量、好ましくは10〜95重量%の範囲内の量、より好ましくは20〜90重量%の範囲内の量、さらにより好ましくは60〜90重量%の範囲内の量で本発明のポリマー中に存在可能である。ポリマー粒子が架橋されるのがさらに好ましい。好ましいポリマー粒子は、重合単位として、発色団を有する1種類以上のモノマー、1種類以上の別のモノマー、さらに1種類以上の架橋剤を含む。
【0034】
本発明で共重合可能な1種類以上の別のエチレン性またはアセチレン性不飽和モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸アルキル、(メタ)アクリル酸アルケニル、芳香族(メタ)アクリレート、ビニル芳香族モノマー、窒素含有化合物とそれらのチオ類似体、置換エチレンモノマー、環状オレフィン、置換環状オレフィンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0035】
典型的には、本発明に有用な(メタ)アクリル酸アルキルは、(メタ)アクリル酸(C〜C24)アルキルである。好適な(メタ)アクリル酸アルキルとしては、「低カット(low cut)」(メタ)アクリル酸アルキル、「中カット(mid cut)」(メタ)アクリル酸アルキル、および「高カット(high cut)」(メタ)アクリル酸アルキルが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0036】
「低カット」(メタ)アクリル酸アルキルは、典型的には、アルキル基が1〜6個の炭素原子を含有する(メタ)アクリル酸アルキルである。好適な低カット(メタ)アクリル酸アルキルとしては、メタクリル酸メチル(「MMA」)、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル(「BMA」)、アクリル酸ブチル(「BA」)、メタクリル酸イソブチル(「IBMA」)、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0037】
「中カット」(メタ)アクリル酸アルキルは、典型的には、アルキル基が7〜15個の炭素原子を含有する(メタ)アクリル酸アルキルである。好適な中カット(メタ)アクリル酸アルキルとしては、アクリル酸2−エチルヘキシル(「EHA」)、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸イソデシル(「IDMA」、分岐(C10)アルキル異性体混合物が主成分)、メタクリル酸ウンデシル、メタクリル酸ドデシル(メタクリル酸ラウリルとしても知られる)、メタクリル酸トリデシル、メタクリル酸テトラデシル(メタクリル酸ミリスチルとしても知られる)、メタクリル酸ペンタデシル、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。特に有用な混合物としては、メタクリル酸ドデシル−ペンタデシル(「DPMA」)、メタクリル酸ドデシル、トリデシル、テトラデシル、およびペンタデシルの線状および分岐異性体の混合物、ならびにメタクリル酸ラウリル−ミリスチル(「LMA」)である。
【0038】
「高カット」(メタ)アクリル酸アルキルは、典型的には、アルキル基が16〜24個の炭素原子を含有する(メタ)アクリル酸アルキルである。好適な「高カット」(メタ)アクリル酸アルキルとしては、メタクリル酸ヘキサデシル、メタクリル酸ヘプタデシル、メタクリル酸オクタデシル、メタクリル酸ノナデシル、メタクリル酸コシル、メタクリル酸エイコシル、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。「高カット」(メタ)アクリル酸アルキルの特に有用な混合物としては、メタクリル酸セチル−エイコシル(「CEMA」)(これはメタクリル酸ヘキサデシル、オクタデシル、コシル、およびエイコシルの混合物である)、およびメタクリル酸セチル−ステアリル(「SMA」)(これはメタクリル酸ヘキサデシルおよびオクタデシルの混合物である)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0039】
上述の中カットおよび高カット(メタ)アクリル酸アルキルモノマーは、長鎖脂肪族アルコールの工業銘柄を使用した標準的エステル化手順によって一般に調製され、これらの市販のアルコールは、10〜15個または16〜20個の炭素原子をアルキル基中に有する鎖長の異なるアルコールの混合物である。これらのアルコールの例としては、ビスタ・ケミカル・カンパニー(Vista Chemical company)の種々のチーグラー(Ziegler)触媒反応により形成されたALFOLアルコール、すなわちALFOL 1618とALFOL 1620、シェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chemical Company)のチーグラー触媒反応により形成された種々のNEODOLアルコール、すなわちNEODOL 25L、およびプロクター・アンド・ギャンブル(Proctor & Gamble)のTA−1618とCO−1270などの天然物由来アルコールが挙げられる。よって、本発明の目的として、(メタ)アクリル酸アルキルは、個々の商品名の(メタ)アクリル酸アルキルだけではなく、上記特定の名称の(メタ)アクリル酸アルキルを主成分とする(メタ)アクリル酸アルキルの混合物も含むことを意図している。
【0040】
本発明で有用な(メタ)アクリル酸アルキルモノマーは、1種類のモノマーの場合もあるし、アルキル部分の炭素原子数が異なる混合物である場合もある。また、本発明において有用な(メタ)アクリルアミドおよび(メタ)アクリル酸アルキルモノマーは任意に置換されてもよい。任意に置換された好適な(メタ)アクリルアミドおよび(メタ)アクリル酸アルキルモノマーとしては、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノ(C〜C)アルキル、ジアルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミドが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0041】
本発明において有用な置換(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリルアミドモノマーはアルキル基中にジアルキルアミノ基またはジアルキルアミノアルキル基を有するモノマーである。このような置換(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリルアミドの例としては、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、アクリル酸ジメチルアミノエチル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、N,N−ジメチル−アミノプロピルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノブチルメタクリルアミド、N,N−ジ−エチルアミノエチルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピルメタクリルアミド、N,N−ジエチルアミノブチルメタクリルアミド、N−(1,1−ジメチル−3−オキソブチル)アクリルアミド、N−(1,3−ジフェニル−1−エチル−3−オキソブチル)アクリルアミド、N−(1−メチル−1−フェニル−3−オキソブチル)メタクリルアミド、および2−ヒドロキシエチルアクリルアミド、アミノエチルエチレン尿素のN−メタクリルアミド、N−メタクリロキシエチルモルホリン、ジメチルアミノプロピルアミンのN−マレイミド、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0042】
本発明において有用な他の置換(メタ)アクリレートモノマーとしては、γプロピルトリ(C〜C)アルコキシシリル(メタ)アクリレート、γプロピルトリ(C〜C)アルキルシリル(メタ)アクリレート、γプロピルジ(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキルシリル(メタ)アクリレート、γプロピルジ(C〜C)アルキル(C〜C)アルコキシシリル(メタ)アクリレート、ビニルトリ(C〜C)アルコキシシリル(メタ)アクリレート、ビニルジ(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキルシリル(メタ)アクリレート、ビニル(C〜C)アルコキシジ(C〜C)アルキルシリル(メタ)アクリレート、ビニルトリ(C〜C)アルキルシリル(メタ)アクリレート、2−プロピルシルセスキオキサン(メタ)アクリレート、およびそれらの混合物などのケイ素含有モノマーが挙げられる。
【0043】
本発明の不飽和モノマーとして有用なビニル芳香族モノマーとしては、スチレン(「STY」)、ヒドロキシスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−メチルスチレン、エチルビニルベンゼン、ビニルナフタレン、ビニルキシレン、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。ビニル芳香族モノマーとしては、それらの対応する置換体も挙げられ、例えば、フッ素、塩素、または臭素などの1つ以上のハロゲン基を含有するハロゲン化誘導体、および、ニトロ、シアノ、(C〜C10)アルコキシ、ハロ(C〜C10)アルキル、カルボ(C〜C10)アルコキシ、カルボキシ、アミノ、(C〜C10)アルキルアミノ誘導体なども挙げられる。
【0044】
本発明の不飽和モノマーとして有用な窒素含有化合物およびそれらのチオアナログとしては、2−ビニルピリジンや4−ビニルピリジンなどのビニルピリジン;2−メチル−5−ビニル−ピリジン、2−エチル−5−ビニルピリジン、3−メチル−5−ビニルピリジン、2,3−ジメチル−5−ビニル−ピリジン、および2−メチル−3−エチル−5−ビニルピリジンなどの低級アルキル(C〜C)置換N−ビニルピリジン;メチル置換キノリンおよびイソキノリン;N−ビニルカプロラクタム;N−ビニルブチロラクタム;N−ビニルピロリドン;ビニルイミダゾール;N−ビニルカルバゾール;N−ビニル−スクシンイミド;(メタ)アクリロニトリル;o−、m−、またはp−アミノスチレン;マレイミド;N−ビニル−オキサゾリドン;N,N−ジメチルアミノエチル−ビニルエーテル;エチル−2−シアノアクリレート;ビニルアクリロニトリル;N−ビニルフタルイミド;N−ビニル−チオ−ピロリドン、3−メチル−1−ビニル−ピロリドン、4−メチル−1−ビニル−ピロリドン、5−メチル−1−ビニル−ピロリドン、3−エチル−1−ビニル−ピロリドン、3−ブチル−1−ビニル−ピロリドン、3,3−ジメチル−1−ビニル−ピロリドン、4,5−ジメチル−1−ビニル−ピロリドン、5,5−ジメチル−1−ビニル−ピロリドン、3,3,5−トリメチル−1−ビニル−ピロリドン、4−エチル−1−ビニル−ピロリドン、5−メチル−5−エチル−1−ビニル−ピロリドン、および3,4,5−トリメチル−1−ビニル−ピロリドンなどのN−ビニル−ピロリドン;ビニルピロール類;ビニルアニリン類;およびビニルピペリジン類が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0045】
本発明の不飽和モノマーとして有用な置換エチレンモノマーとしては、酢酸ビニル、ビニルホルムアミド、塩化ビニル、フッ化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニリデン、臭化ビニリデン、テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、トリフルオロメチルビニルアセテート、ビニルエーテル、および無水イタコン酸が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0046】
本発明に有用な好適な環状オレフィンモノマーは、(C〜C10)環状オレフィンであり、例えば、シクロペンテン、シクロペンタジエン、ジシクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘキサジエン、シクロヘプテン、シクロヘプタジエン、シクロオクテン、シクロオクタジエン、ノルボルネン、無水マレイン酸などである。このような環状オレフィンには、スピロ環状ノルボルネニルモノマー、スピロ環状シクロヘキセンモノマー、スピロ環状シクロペンテンモノマー、およびそれらの混合物などのスピロ環状オレフィンモノマーも含まれる。好適な置換環状オレフィンモノマーとしては、ヒドロキシ、アリールオキシ、ハロ、(C〜C12)アルキル、(C〜C12)ハロアルキル、(C〜C12)ヒドロキシアルキル、(C〜C12)ハロヒドロキシアルキル(例えば(CHn’C(CFOH、式中n’=0〜4)、(C〜C12)アルコキシ、チオ、アミノ、(C〜C)アルキルアミノ、(C〜C)ジアルキルアミノ、(C〜C12)アルキルチオ、カルボ(C〜C20)アルコキシ、カルボ(C〜C20)ハロアルコキシ、(C〜C12)アシル、(C〜C)アルキルカルボニル(C〜C)アルキルなどから選択される1つ以上の置換基を有する環状オレフィンが挙げられるが、これらに限定されるものではない。特に好適な置換環状オレフィンとしては、無水マレイン酸と、ヒドロキシ、アリールオキシ、(C〜C12)アルキル、(C〜C12)ハロアルキル、(C〜C12)ヒドロキシアルキル、(C〜C12)ハロヒドロキシアルキル、カルボ(C〜C20)アルコキシ、およびカルボ(C〜C20)ハロアルコキシを1つ以上含有する環状オレフィンとが挙げられる。当業者には明らかであるように、アルキル置換基とアルコキシ置換基は、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、(C〜C)アルコキシ、メルカプト、(C〜C)アルキルチオ、アミノ、発色団基などで任意に置換されてもよい。
【0047】
典型的には、本発明のポリマー粒子は架橋が行われる。任意の量の架橋剤が、本発明での使用に好適である。通常、本発明の粒子は、ポリマー全重量に対して、少なくとも1重量%の架橋剤を含む。ポリマー全重量に対して、上限100%まで(100%自体も含む)の架橋剤が、本発明の粒子で効果的に使用され得る。架橋剤の量は約1%〜約80%が好ましく、より好ましくは約1%〜約60%である。
【0048】
本発明で有用となる好適な架橋剤としては、ジ−、トリ−、テトラ−、またはそれ以上の多官能性のエチレン性不飽和モノマーが挙げられる。本発明で有用な架橋剤の例としては、トリビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジビニルピリジン、ジビニルナフタレン、およびジビニルキシレン;ならびに例えば、エチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリビニルシクロヘキサン、メタクリル酸アリル(「ALMA」)、エチレングリコールジメタクリレート(「EGDMA」)、ジエチレングリコールジメタクリレート(「DEGDMA」)、プロピレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート(「TMPTMA」)、ジビニルベンゼン(「DVB」)、メタクリル酸グリシジル、2,2−ジメチルプロパン1,3−ジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラメチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール200ジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジアクリレート、エトキシル化ビスフェノールAジメタクリレート、ポリエチレングリコール600ジメタクリレート、ポリ(ブタンジオール)ジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールプロパントリエトキシトリアクリレート、グリセリルプロポキシトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、ジビニルシラン、トリビニルシラン、ジメチルジビニルシラン、ジビニルメチルシラン、メチルトリビニルシラン、ジフェニルジビニルシラン、ジビニルフェニルシラン、トリビニルフェニルシラン、ジビニルメチルフェニルシラン、テトラビニルシラン、ジメチルビニルジシロキサン、ポリ(メチルビニルシロキサン)、ポリ(ビニルヒドロシロキサン)、ポリ(フェニルビニルシロキサン)、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0049】
本発明のポリマーは、重合単位として、1種類以上のフッ素化モノマー、1種類以上のフッ素化架橋剤、またはそれらの組み合わせをさらに含んでもよい。このようなフッ素化成分は、157nmで画像形成するためのフォトレジストにおいて有用な反射防止組成物に特に好適である。好ましくは、フッ素化モノマーまたは架橋剤は高度にフッ素化されている。トリフルオロメチルなどのフルオロアルキル基を含有する任意のモノマーが特に好適である。好適なフッ素化モノマーとしては、フッ素化(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリルアミド、例えば、(メタ)アクリル酸フルオロアルキル、例えば、(メタ)アクリル酸フルオロ(C〜C20)アルキル、(メタ)アクリル酸フルオロシクロアルキル、(メタ)アクリル酸フルオロアルキルスルホアミドエチル、(メタ)アクリル酸フルオロアルキルアミドエチル、フルオロアルキル(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸フルオロアルキルプロピル、フルオロアルキルエチルポリ(アルキレンオキシド)(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸フルオロアルキルスルホエチル、αH,αH、ωH,ωH−ペルフルオロアルカンジオールジ(メタ)アクリレート、およびβ−置換フルオロアルキル(メタ)アクリレート;フッ素化ビニルエーテル、例えば、フルオロアルキルエチルビニルエーテルおよびフルオロアルキルエチルポリ(エチレンオキシド)ビニルエーテル;フッ素化アルコールビニルエーテル;フッ素化ビニルアセテート;フッ素化アルキルビニルアセテート、例えば、トリフルオロメチルビニルアセテート;フッ素化芳香族、例えば、フルオロスチレン、ペンタフルオロスチレン、およびフルオロアルキルスチレン;フッ素化ヒドロキシ芳香族、例えば、フッ素化ヒドロキシスチレン;フッ素化エチレン、例えば、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、およびテトラフルオロエチレン;フッ素化α−オレフィン;フッ素化ジエン、例えば、ペルフルオロブタジエンおよび1−フルオロアルキルペルフルオロブタジエン、フッ素化複素環、例えばペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)およびペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)が挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ましいフッ素化モノマーとしては、3−フルオロスチレン、4−フルオロスチレン、(メタ)アクリル酸ペルフルオロオクチルエチル、(メタ)アクリル酸ペルフルオロオクチルエチル、(メタ)アクリル酸オクタフルオロペンチル、(メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸テトラフルオロプロピル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、ペルフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、およびペルフルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオキソラン)が挙げられる。
【0050】
本発明のポリマー粒子の調製にオリゴマーを使用可能であることは理解できるであろう。よって、200nm未満の波長の放射線で画像形成するためのフォトレジストと併用する場合、フッ素化オリゴマーを好適に使用できる。好適なフッ素化オリゴマーは、公開されたPCT特許出願WO00/17712号に開示されている。好適なオリゴマーとしては、TFE/ノルボルネン、TFE/ノルボルネンカルボン酸、TFE/ノルボルネン/ノルボルネンカルボン酸、TFE/ノルボルネン/アクリル酸、TFE/ノルボルネン/エチレン、TFE/ノルボルネン/メタクリル酸、TFE/ノルボルネン/アクリル酸tert−ブチル、TFE/ノルボルネン/アクリル酸tert−ブチル/アクリル酸、TFE/ノルボルネン/アクリル酸tert−ブチル/メタクリル酸、TFE/ノルボルネン/酢酸ビニル、TFE/ノルボルネン/ビニルアルコール、TFE/ノルボルネン/5−ノルボルネン−2−カルボン酸tert−ブチルエステル、TFE/1−アダマンタン−カルボンキシレートビニルエステル、TFE/アダマンタンメチルビニルエーテル、およびTFE/ノルボルナンメチルビニルエーテルの組み合わせのモノマーから調製されるオリゴマーが挙げられる。
【0051】
架橋したコーティングを提供するために、本発明のポリマー粒子が、相互にさらに架橋されるのを可能にする官能基を含有するのがさらに好ましい。好適な官能基としては、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミンなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。このような官能基は、ポリマー主鎖に存在する場合もあるし、あるいはペンダント基に存在する場合もある。したがって、本発明のポリマー粒子は、重合単位として、ヒドロキシル基、カルボキシル基、アミンなどを含有する1種類以上のモノマーを含むことが好ましい。好適な官能基含有モノマーとしては、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、(メタ)アクリル酸アルキルアミノ(C〜C)アルキル、アルキルアミノ(C〜C)アルキル(メタ)アクリルアミドなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0052】
特に有用な(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーは、アルキル基中に1つ以上のヒドロキシル基を有するモノマーであり、特に、アルキル基のβ位(2位)にヒドロキシル基が存在するモノマーである。置換アルキル基が分岐した、または分岐していない(C〜C)アルキルである(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーが好ましい。好適な(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーとしては、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(「HEMA」)、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(「HEA」)、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸1−メチル−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸1−メチル−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシブチル、アクリル酸2−ヒドロキシブチル、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ましい(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルモノマーは、HEMA、メタクリル酸1−メチル−2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、およびそれらの混合物である。最後の2つのモノマーの混合物は、一般に「メタクリル酸ヒドロキシプロピル」またはHPMAと呼ばれる。
【0053】
本発明に有用なポリマー粒子は、溶液重合、乳化重合、分散重合などの種々のあらゆる方法で調製可能である。例えば、ナノ粒子またはナノゲル粒子は、乳化重合の溶液によって調製可能である。コア−シェルポリマー粒子は、典型的には、乳化重合または分散重合によって調製される。本発明のポリマーは、アニオン重合法またはフリーラジカル重合法を使用して調製されることが好ましい。また、本発明に有用なポリマーは、段階成長重合法によっては調製されないことが好ましい。
【0054】
一般に、溶液重合によって調製されるポリマー粒子は、撹拌装置、温度計、および還流冷却器を備えた反応器に、最初に溶媒ヒールを加えることにより、または別法では、溶剤とモノマー混合物の一部との混合物を加えることによって調製される。典型的には、モノマー混合物は、必要に応じて、モノマー、開始剤、および連鎖移動剤で構成される。溶媒、または溶媒/モノマー混合物ヒールは、撹拌しながら窒素ブランケット下で約55°℃〜約125℃の温度まで加熱される。ヒール充填物が重合開始に十分な温度に到達してから、モノマー混合物またはモノマー混合物の残りが、15分間〜4時間かけて反応器に投入され、この間は反応を所望の反応温度に維持する。モノマー混合物の投入終了後、溶媒中の開始剤の一連の追加のアリコートが反応系に投入される。典型的には、開始剤が反応系に投入され、続いての保持時間で、次の開始剤量を添加する前に、反応を起こさせることを可能にする。典型的には3回の開始剤の添加が使用される。最後の開始剤量を加えた後、バッチが30分間〜4時間維持され、すべての開始剤を充分に分解させ、反応を完了させる。別の方法では、最初に溶媒とモノマー混合物の一部の両方が反応器に投入される。
【0055】
一般に、乳化重合によって調製されるポリマー粒子は、撹拌装置、温度計、および還流冷却器を備えた反応器に、最初に、水とモノマーエマルションの一部を充填することにより調製される。典型的には、モノマーエマルションは、必要に応じて、モノマー、界面活性剤、開始剤、および連鎖移移動剤で構成される。モノマーエマルションの初期充填分は、撹拌しながら窒素ブランケット下で約55°℃〜約125℃の温度まで加熱される。シード充填物が重合開始に十分な温度に到達してから、モノマーエマルションまたは残りのモノマーエマルションが15分間〜4時間かけて反応器に投入され、この間、反応系を所望の反応温度に維持する。モノマーエマルションの投入終了後、水中の開始剤の一連の追加のアリコートが反応系に投入される。典型的には、開始剤は反応系に投入され、続いての保持時間で、次の開始剤量を添加する前に、反応を起こさせることを可能にする。典型的には、3回の開始剤の添加が使用される。最後の開始剤量を加えた後、このバッチは30分間〜4時間維持され、すべての開始剤を充分に分解させ、反応を完了させる。
【0056】
別の方法では、乳化重合はバッチ法で実施することができる。このようなバッチ法では、必要に応じて、水、モノマー、界面活性剤、開始剤、および連鎖移動剤を、窒素ブランケット下で撹拌しつつ、反応器に加えることによってエマルションポリマーが調製される。このモノマーエマルションが約55℃〜約125℃に加熱されて、重合が行われる。この温度で30分間〜4時間後、開始剤の一連の追加のアリコートが反応系に投入される。典型的には、開始剤が反応系に投入され、続いての保持時間で、次の開始剤量を添加する前に、反応を起こさせることを可能にする。典型的には、3回の開始剤の添加が使用される。最後の開始剤量を加えた後、このバッチは30分間〜4時間維持され、すべての開始剤を充分に分解させ、反応を完了させる。
【0057】
コア−シェルポリマー粒子は、1つ以上の別のポリマーシェルによって囲まれるコア材料を有する粒子である。「別の」とは、分離した、別個なものであることを意味すると理解される。「コア材料」は1種類の材料、または材料の混合物を含む。用語「シェル」は、コア材料を完全に封入し、一般にコア材料に対して非混和性である個別の層を意味する。典型的には、このようなコア−シェル粒子は、(a)水相中にコア材料を含む第1のエマルション、ポリマー種粒子を含む第2のエマルション、1種類以上のモノマー、および任意に1種類以上の架橋剤を提供し、(b)第1のエマルション、第2のエマルション、1種類以上のモノマー、および任意の1種類以上の架橋剤を混合し、(c)水相中に個別のドメインを形成させ(これらのドメインは、コア材料、1種類以上のモノマー、および任意に、1種類以上の架橋剤を含む)、(d)1種類以上のモノマーと任意の架橋剤を重合させて複数のポリマー粒子を形成させ、各粒子はコア材料を封入する別個のポリマーシェルを含む。工程(d)からの粒子を1種類以上の別のモノマーで膨潤させ、その別のモノマーを重合させることによって、複数のシェルを調製することができる。工程(a)の1種類以上のモノマーまたは1種類以上の架橋剤は、第1のエマルション、第2のエマルション、もしくは両方のエマルション、または第1のエマルションと第2のエマルションの混合物に加えることができることは、当業者には明らかであろう。このようなコア−シェル粒子の調製は、欧州特許出願第915 147号(Clikemanら)および米国特許第6,037,058号(Clikemanら)に開示されている。
【0058】
このようなコア−シェル粒子では、コア材料として多種多様な材料を使用可能である。好適なコア材料としては、光酸発生剤などの架橋触媒、染料、溶媒などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。溶媒などのコア材料は粒子から除去して、中空球状粒子を得ることが可能なことも理解できるであろう。
【0059】
1種類以上の別の成分と粒子を反応させるなどして、本発明の粒子を重合後に表面改質することができる。このような表面改質は、界面活性官能基、架橋性官能基、またはその他の官能基がポリマー表面に存在することが望まれる特定の系において有利であり得る。
【0060】
本発明の粒子は、典型記には、粉末の形態で単離可能であるが、ゲルまたは溶液の状態でもあり得る。単離された粒子は、次いで、水などの任意の種々の溶媒に加えてもよいし、そのまま使用することもできる。粒子が水と混合される場合は、水溶性または水分散性となるようにするため、界面活性剤または湿潤剤の使用、および/または粒子の表面改質の実施が望ましいこともある。
【0061】
本発明の反射防止組成物の利点の1つは、ポリマー粒子の粒径を注意深く調整可能であることである。好適なポリマー粒子の平均粒径は約1000nmまでであり、例えば約1〜約1000nmの範囲内である。好ましくは平均粒径は約1〜約200nmの範囲内であり、より好ましくは約1〜約50nmの範囲内であり、さらにより好ましくは約1nm〜約20nmの範囲内であり、最も好ましくは約1〜約10nmの範囲内である。溶液ポリマー粒子の重量平均分子量は、典型的には、10,000〜1,000,000の範囲内であり、好ましくは20,000〜500,000の範囲内であり、より好ましくは20,000〜100,000の範囲内である。これらの溶液ポリマーの多分散性は、1〜20の範囲内であり、より好ましくは1.001〜15の範囲内であり、最も好ましくは1.001〜10の範囲内である。エマルションポリマー粒子の重量平均分子量は、典型的には、1000〜10,000,000の範囲内であり、好ましくは100,000〜5,000,000の範囲内であり、より好ましくは100,000〜1,000,000の範囲内である。これらのエマルションポリマー粒子の多分散性は、1.0001〜10の範囲内であり、より好ましくは1.001〜5の範囲内であり、最も好ましくは1.001〜2.5の範囲内である。コア−シェル粒子の場合には約1.3〜1.0の多分散性が達成可能である。用語「多分散性」は、ドメインの大きさ(または粒径)の分布の幅の指標として当技術分野では知られている。本明細書で使用される場合、多分散性は、重量平均サイズを数平均サイズで割ることによって計算される。多分散性が1であるとは、粒子が単分散であることを意味する。従って本発明は複数のポリマー粒子を含む反射防止組成物を提供し、複数の粒子の中のそれぞれの粒子は平均粒径が約1000nmまでである。
【0062】
本発明の反射防止組成物は、好ましくは、1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子、1種類以上の架橋剤、および架橋触媒を含む。ポリマー粒子を架橋させて硬化した反射防止コーティング層を形成する任意の架橋剤が好適である。したがって、前述のあらゆる架橋剤を反射防止組成物に使用することもできる。反射防止組成物に使用される架橋剤は、POWDERLINK(登録商標)(サイテック・テクノロジー社(Cytek Technology Corp)より入手可能)として販売されるものなどのグリコルシル尿素(glycolsyl urea)、メラミンなどが好ましい。
【0063】
本発明に有用な架橋触媒は、典型的には、酸、光酸発生剤、光塩基発生剤、または酸と光酸発生剤の混合物である。好ましくは触媒は、酸、光酸発生剤、またはそれらの混合物である。好適な酸としては、スルホン酸などの有機酸が挙げられる。フェニルスルホン酸やパラ−トルエンスルホン酸などの芳香族スルホン酸は特に好適である。本発明において、2種類以上の架橋触媒が有利に使用されうる。
【0064】
本発明に有用な光酸発生剤は、典型的には、波長が約320〜420nmの光に露光すると酸を遊離する任意の化合物であるが、他の波長が好適となる場合もある。好適な光酸発生剤としては、ハロゲン化トリアジン、オニウム塩、スルホン化エステル、ハロゲン化スルホニルオキシジカルボキシイミド、ジアゾジスルホン、α−シアノオキシアミンスルホネート、イミドスルホネート、ケトジアゾスルホン、スルホニルジアゾエステル、1,2−ジ(アリールスルホニル)ヒドラジンなどが挙げられる。
【0065】
特に有用なハロゲン化トリアジンとしてはハロメチル−s−トリアジンが挙げられる。好適なハロゲン化トリアジンとしては、例えば、2−[1−(3,4−ベンゾジオキソリル)]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,2,5−トリアジン、2−[1−(2,3−ベンゾジオキソリル)]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[1−(3,4−ベンゾジオキソリル)]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[1−(2,3−ベンゾジオキソリル)]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−フリルエチリデン)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(5−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(3−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス−(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4,5−ジメチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(5−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(3−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4,5−ジメトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(2−フリルエチリデンエチリデン)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(5−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4−メチルフリル)−エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(3−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4,5−ジメトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(5−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(3−メトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−(4,5−ジメトキシフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−フェニル−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(1−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(1−ナフチル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシ−1−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシ−1−ナフチル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−クロロフェニル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−スチリル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−スチリル−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3−クロロ−1−フェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、2−(3−クロロフェニル)−4,6−ビス(トリブロモメチル)−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。本発明で有用なその他のトリアジン系光酸発生剤は米国特許第5,366,846号に開示されており、この記載内容は本明細書の一部として参照される。
【0066】
s−トリアジン化合物は、あるメチル−ハロメチル−s−トリアジンと、あるアルデヒドまたはアルデヒド誘導体の縮合反応生成物である。このようなs−トリアジン化合物は、米国特許3,954,475号およびWakabayashiら,Bulletin of the Chemical Society of Japan,42,2924−30(1969)に開示される手順によって調製することができる。
【0067】
弱い求核性陰イオンを有するオニウム塩は、本発明で光酸発生剤として使用すると好適である。このような陰イオンの例は、例えば、アンチモン、スズ、鉄、ビスマス、アルミニウム、ガリウム、インジウム、チタン、ジルコニウム、スカンジウム、クロム、ハフニウム、銅、ホウ素、リン、およびヒ素などの2価〜7価の金属または非金属のハロゲン錯陰イオンである。好適なオニウム塩の例としては、ジアリール−ジアゾニウム塩、ならびに周期表のVA族、VB族、IIA族、IIB族、およびI族のオニウム塩が挙げられ、例えば、ヨードニウム塩などのハロニウム塩、第4級アンモニウム塩、ホスホニウム塩およびアルソニウム塩、芳香族スルホニウム塩およびスルホキソニウム塩、またはセレニウム塩が挙げられるが、これらに限定されるものではない。好適なオニウム塩の例は米国特許第4,442,197号、第4,603,101号、および第4,624,912号に開示されており、これらのオニウム塩に関する記載は本明細書の一部として参照される。
【0068】
本発明の光酸発生剤として有用なスルホン化エステルとしてはスルホニルオキシケトンが挙げられる。好適なスルホン化エステルとしては、ベンゾイントシレート、t−ブチルフェニル アルファ−(p−トルエンスルホニルオキシ)−アセテート、およびt−ブチル アルファ−(p−トルエンスルホニルオキシ)−アセテートが挙げられるが、これらに限定されるものではない。このようなは、Journal of Photopolymer Science and Technology,vol.4,No.3,337−340(1991)に開示されており、これらのスルホン化エステルに関する記載は本明細書の一部として参照される。
【0069】
本発明の光酸発生剤として有用な好適なハロゲン化スルホニルオキシジカルボキシイミドとしては、1(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ピロール−2,5−ジオン、N−((ペルフルオロオクタンスルホニル)オキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,5−ピロリジンジオン、3a,4,7,7a−テトラヒドロ−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−4,7−メタノ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ベンズ(f)イソインドール−1,3(2H)−ジオン、3,4−ジメチル−1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ピロール−2,5−ジオン、2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ベンズ(de)イソキノリン−1,3(2H)−ジオン、4,5,6,7−テトラヒドロ−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、3a,4,7,7a−テトラヒドロ−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−4,7−エポキシ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、2,6−ビス−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−ベンゾ(1,2−c:4,5−c')ジピロール−1,3,5,7(2H,6H)−テトロン、ヘキサヒドロ−2,6−ビス−((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−4,9−メタノ−1H−ピロロ(4,4−g)イソキノリン−1,3,5,7(2H,3aH,6H)−テトロン、1,8,8−トリメチル−3−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−3−アザビシクロ(3.2.1)オクタン−2,4−ジオン、4,7−ジヒドロ−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−4,7−エポキシ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、3−(1−ナフタレニル)−4−フェニル−1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ピロール−2,5−ジオン、3,4−ジフェニル−1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ピロール−2,5−ジオン、5,5′−(2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチリデン)ビス(2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、テトラヒドロ−4−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,6−メタノ−2H−オキシレノ(f)イソインドール−3,5(1aH,4H)−ジオン、5,5'−オキシビス−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、4−メチル−2−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン、3,3,4,4−テトラメチル−1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,5−ピロリジンジオン、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。好ましくは、ハロゲン化スルホニルオキシジカルボキシイミドは、1(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−1H−ピロール−2,5−ジオン、N−((ペルフルオロオクタンスルホニル)オキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、および1−(((トリフルオロメチル)スルホニル)オキシ)−2,5−ピロリジンジオンの1つ以上を含み、より好ましくはN−((ペルフルオロオクタンスルホニル)オキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドである。
【0070】
好適なジアゾジスルホンとしては、式R−SO−C(=N)−SO−Rのジアゾジスルホンが挙げられ、式中、RとRは独立に、tert−ブトキシカルボニル基およびアセタール基などの酸−分離可能な基で環構造核上に置換された1価の環式基、またはフェニル基、もしくは置換フェニル基から選択される。好適なR基およびR基としては、tert−ブトキシカルボニルフェニル、(2−テトラヒドロピラニル)オキシフェニル、(2−テトラヒドロピラニル)オキシカルボニルフェニル、tert−ブトキシカルボニルメチルオキシフェニル、(2−テトラヒドロピラニル)オキシシクロヘキシル、(2−テトラヒドロピラニル)オキシ−10−ボルニル、(1−エトキシエトキシ)シクロヘキシル、および(1−エトキシエトキシ)−10−ボルニルが挙げられる。ある種のジアゾメタンスルホンが米国特許第5,945,517号に開示されている。
【0071】
典型的には、1種類以上の架橋剤を用いた本発明のポリマー粒子の硬化を触媒するのに十分な量で、架橋触媒がフォトレジスト組成物に加えられる。架橋触媒が光酸発生剤である場合、その量は、樹脂重量を基準にして、典型的には、0.1〜15重量%の範囲内であり、好ましくは1〜10重量%の範囲内である。本発明のフォトレジスト組成物において、2種類以上の光酸発生剤が有利に使用されうることは当業者には理解できるであろう。
【0072】
本発明のフォトレジスト組成物に使用可能な任意の添加剤としては、ストリエーション防止剤、可塑剤、速度増加剤、充填剤、染料、フィルム形成剤、架橋剤などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。このような任意の添加剤は、フォトレジスト組成物中に比較的低濃度で存在するが、ただし充填剤および染料は例外であり、これらは組成物乾燥全重量を基準にして約5〜30重量%の量などの比較的高濃度で使用することができる。
【0073】
一般に、本発明のポリマー粒子は優れたフィルム形成特性を有し、そのため追加のフィルム形成剤は不要である。例えば、(メタ)アクリレート含有ポリマー粒子は、ナノ粒子、ナノゲル、またはコア−シェル粒子のいずれの場合でも良好なフィルム形成特性を有し、基体に対する接着性も良好である。しかし、このようなフィルム形成剤は、特定の用途において、または特定のポリマー粒子と共に使用すると有利である場合がある。
【0074】
本発明の反射防止組成物は、当業者であれば容易に調製可能である。例えば、本発明の反射防止組成物は、1種類以上の好適な溶媒に所望の成分を溶解、懸濁、または分散させることによって調製可能である。このような好適な溶媒としては、ケトン溶媒、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、メチルイソアミルケトン、および2−ヘプタノン;多価アルコールおよびそれらの誘導体、例えば、エチレングリコール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアセテート、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノアセテート、ジプロピレングリコール、およびジプロピレングリコールモノアセテート、ならびにそれらのモノメチル、モノエチル、モノプロピル、モノブチル、およびモノフェニルエーテル;環状エーテル溶媒、例えば、ジオキサン;エステル溶媒、例えば、乳酸メチル、乳酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、およびエトキシプロピオン酸エチル;ならびにアミド溶媒、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド;N,N−ジメチルアセトアミドN−メチル−2−ピロリドン、プロピオン酸3−エトキシエチル、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクトン、およびそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0075】
典型的には、本発明の反射防止組成物の固形分は、組成物の全重量に対して約5〜約35重量%まで変動するが、これより大きい値または小さい値もありうる。樹脂バインダーは、フィルムコーティング層、並びに、フォトレジストの画像形成に使用される放射線の吸収および/または減衰を提供するのに十分な量で存在するべきである。
【0076】
このような反射防止組成物は、スピンコーティング、浸漬コーティング、ローラーコーティングなどのあらゆる公知の手段で基体上に適用することができる。スピンコーティングで組成物が適用される場合、コーティング溶液の固形分が、使用される特定のスピンコーティング装置、溶液の粘度、スピナーの速度、および回転させる時間に基づいて、所望のフィルム厚さを提供するように調整されることができる。
【0077】
本発明のポリマー粒子を含む反射防止組成物は、反射防止組成物が典型的に使用されるすべての用途で有用である。本発明の反射防止組成物はTARCまたはBARCとして使用可能である。例えば、マイクロプロセッサおよびその他の集積回路部品の製造用のシリコンウエハ、または二酸化ケイ素で覆われたシリコンウエハの上に本発明の組成物を適用可能である。アルミニウム−酸化アルミニウム、ガリウムヒ素、セラミック、石英、銅、ガラスなども、本発明の反射防止組成物のための基体として好適に使用される。本発明の組成物がTARCとして使用される場合、多種多様なフォトレジスト組成物の上に適用可能である。
【0078】
反射防止組成物が基体表面上に適用された後、加熱して乾燥され、溶媒が除去される。好ましくはコーティングに粘着性がなくなるまで乾燥される。本発明の利点は、本発明の反射防止組成物の粘度が従来のフォトレジストのよりも低く、そのため、より良い適用工程の制御、および画像形成時の欠陥の低減を提供することである。また、本発明のフォトレジスト組成物のフィルムは、従来の反射防止組成物のフィルムよりもフィルム均一性が高い。
【0079】
反射防止組成物が乾燥した後、反射防止コーティング層を硬化させるために任意に加熱や放射線照射が行われる。反射防止組成物が1種類以上の架橋剤を含要する場合、組成物の硬化が行われることが好ましい。このような硬化によって、先に適用または後に適用されるフォトレジストとの混合を軽減できる。本発明の組成物の利点は、反射防止組成物に使用される架橋剤を使用しなかったり、あるいは従来の反射防止組成物よりも、その量を減少させたりすることができることである。理論によって束縛しようと望むものではないが、このように架橋剤を減量できるのは、ポリマー粒子がすでにある程度架橋しているからであると考えられる。
【0080】
本発明の反射防止組成物がBARCとして使用される場合、硬化後にフォトレジストが適用される。フォトレジストは従来方法によるマスクを通して画像形成される。
【0081】
本発明の反射防止組成物は、短波長の露光、特に300nm未満(UVなど)、より好ましくは200nm未満の露光波長のによって活性化されるフォトレジストとの併用に好適である。特に好ましい波長としては、248nm、193nm、157nm、および11〜15nmが挙げられる。しかし、本発明の反射防止組成物は、限定するものではないが、可視光などのより高波長、e−ビーム、およびX線で画像形成されるフォトレジストとも併用可能である。
【0082】
露光後、フォトレジストは約70℃〜160℃の範囲の温度などで任意にベークされる。その後、フォトレジストは現像される。極性現像液、好ましくは水性塩基性現像液、例えば第4級アンモニウムヒドロキシド溶液、例えば、テトラ−アルキルアンモニウムヒドロキシド、好ましくは0.26Nのテトラメチルアンモニウムヒドロキシド;種々のアミン溶液、例えば、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、またはメチルジエチルアミン;アルコールアミン、例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン;環状アミン、例えば、ピロール、ピリジンなどを使用することによって、露光したレジストフィルムはポジ型となる。当業者であれば、所与の系でどのような現像手順を使用すべきかは明らかである。
【0083】
フォトレジストコーティングの現像後、現像した基体は、当技術分野で公知の方法に従って、レジストがない基体領域の化学エッチングやめっきを行うことによって、レジストがない領域上を選択的に加工することができる。マイクロエレクトロニクス基体の製造、例えば二酸化ケイ素ウエハの製造では、好適なエッチング剤としては、塩素系またはフッ素系エッチング剤などのガスエッチング剤、例えばプラズマ流として適用されるClまたはCF/CHFエッチング剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。このような加工の後、当技術分野で公知のストリッピング法を使用して、加工された基体からレジストを除去することができる。
【0084】
本発明の反射防止組成物の利点は、使用されるフォトレジストと同等またはより速いエッチング速度が得られるように、本発明の組成物を注意深く制御可能であることである。このようなエッチング速度は、ポリマー粒子の放射線吸収または減衰特性を損なうことなく制御可能である。
【0085】
所望の性質の範囲を広げるために、本発明の反射防止組成物を1種類以上の従来の反射防止組成物と併用可能であることは、当業者には理解できるであろう。
【0086】
以下の実施例は、本発明の種々の態様をさらに詳細に説明することが目的であり、任意の態様で本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
【0087】
実施例1
米国特許第5,863,996号(Graham)の手順に従ったフリーラジカル溶液重合によって、複数の非ゲルポリマー粒子を調製した。それらのポリマー組成を表に示す。すべての量はモノマー全重量を基準にした重量%である。モル比ANTMA/HEMA/MMAは20/30/50であった。
【0088】
【表1】
Figure 0004772268
【0089】
実施例2
実施例1のサンプル1のポリマー(15%)、グリコシル尿素架橋剤(5%)(POWDERLINK(商標)1174)、パラ−トルエンスルホン酸(1%)、ジ−(パラ−tert−ブチルフェニル)ヨードニウムカンフルスルホネート(1%)、およびプロピレングリコールモノメチルエーテル(合計100%になる量)を混合して、反射防止組成物を調製した。すべてのパーセント値は、組成物の全重量を基準にした重量%である。混合後、組成物が十分混合されるまでローラーミルにかけ、次に0.2μmフィルターを通してろ過した。
【0090】
実施例3
基体上に厚さ600Åで実施例2の反射防止組成物の層をコーティングし、185℃で60秒間ベークした。次にフォトレジストのUV6(シップレー カンパニー(Shipley Company)、マサチューセッツ州マールボロ(Marlborough,Massachusetts)より入手)を反射防止コーティング層の上に適用した。フォトレジストの厚さは6000Åであった。続いてフォトレジストを130℃で60秒間ベークした。次にマスクを通して248nmでフォトレジストを露光して、220nmの構造を得た。露光後、フォトレジストを130℃で90秒間ベークした後、0.26Nのテトラメチルアンモニウムヒドロキシドを使用して現像した。結果を図2および3に示す。図2は高密度の220nm構造の走査型電子顕微鏡写真(「SEM」)であり、図3は単一の220nm構造のSEMである。これらの図面では定在波効果は見られない。これらのデータは、本発明の架橋ポリマー粒子が反射防止組成物として有効であることを明らかに示している。
【0091】
実施例4
実施例2の組成物を、パターン形成された1900Åの二酸化ケイ素基体上にコーティングした。非常に良好な平坦化結果が得られた。結果は図4に示しており、このSEMは、本発明の反射防止組成物が実質的に平坦化されていることを示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に有用な種々のポリマー粒子の形態および構造を示している。
【図2】 図2は、本発明の反射防止組成物を用いて画像形成した220nmの入れ子(nested features)構造の走査型電子顕微鏡写真である。
【図3】 図3は、本発明の反射防止組成物を用いて画像形成した220mの単一構造の走査型電子顕微鏡写真である。
【図4】 図4は、本発明の反射防止組成物の平坦化を示す走査型電子顕微鏡写真である。

Claims (28)

  1. 1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物。
  2. 前記発色団が芳香族部分または置換芳香族部分を含む請求項1に記載の組成物。
  3. 前記発色団が、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、アントラセニル、置換アントラセニル、フェナントレニル、または置換フェナントレニルから選択される請求項2に記載の組成物。
  4. 前記発色団が、1つ以上の(C〜C20)アルキル基を含むモノマーである請求項1に記載の組成物。
  5. 1種類以上の架橋剤をさらに含む請求項1に記載の組成物。
  6. 前記架橋剤がグリコシル尿素またはメラミンから選択される請求項5に記載の組成物。
  7. 1種類以上の架橋触媒をさらに含む請求項5に記載の組成物。
  8. 前記架橋触媒が酸である請求項7に記載の組成物。
  9. 前記ポリマー粒子の平均粒径が1〜1000nmである請求項1に記載の組成物。
  10. 前記ポリマー粒子の平均粒径が1〜200nmである請求項9に記載の組成物。
  11. 前記ポリマー粒子の平均粒径が1〜50nmである請求項9に記載の組成物。
  12. 前記ポリマー粒子の多分散性が1.001〜15である請求項1に記載の組成物。
  13. 前記ポリマー粒子が重合単位として1種類以上のフッ素化モノマーを含む請求項1に記載の組成物。
  14. 1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む組成物を基体上に配置する工程を含む、反射防止コーティング層の形成方法。
  15. 前記発色団が、芳香族部分、置換芳香族部分、または1つ以上の(C〜C20)アルキル基を含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記発色団が、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、アントラセニル、置換アントラセニル、フェナントレニル、または置換フェナントレニルから選択される請求項15に記載の方法。
  17. 反射防止組成物が1種類以上の架橋剤をさらに含む請求項14に記載の方法。
  18. 前記ポリマー粒子の平均粒径が1〜1000nmである請求項14に記載の方法。
  19. 前記ポリマー粒子の多分散性が1.001〜15である請求項14に記載の方法。
  20. 1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物のコーティング層を適用し、前記反射防止コーティング層の表面にフォトレジストコーティングを適用し、前記フォトレジストコーティング層をパターン様の活性化放射線に露光し、さらに、前記露光したフォトレジストコーティング層を現像してフォトレジストレリーフイメージを提供する工程を含む、フォトレジストレリーフイメージの形成方法。
  21. 1つ以上の発色団を有する複数の架橋コア−シェルポリマー粒子を含み、吸収成分が前記ポリマー粒子内に含まれる反射防止組成物。
  22. 1つ以上の発色団を有する複数の架橋ポリマー粒子を含む反射防止組成物のコーティング層を基体表面上に配置し、フォトレジスト組成物のコーティング層を前記反射防止コーティング層の表面上に配置し、前記フォトレジストコーティング層をパターン様の活性化放射線に露光し、さらに、前記露光したフォトレジストコーティング層を現像してフォトレジストレリーフイメージを提供する工程を含む、電子デバイスの製造方法。
  23. 前記発色団が、芳香族部分、置換芳香族部分、または1つ以上の(C〜C20)アルキル基を含む請求項22に記載の方法。
  24. 前記発色団が、フェニル、置換フェニル、ナフチル、置換ナフチル、アントラセニル、置換アントラセニル、フェナントレニル、または置換フェナントレニルから選択される請求項23に記載の方法。
  25. 前記反射防止組成物が1種類以上の架橋剤をさらに含む請求項22に記載の方法。
  26. 前記ポリマー粒子の平均粒径が1〜1000nmである請求項22に記載の方法。
  27. 前記ポリマー粒子の多分散性が1.001〜15である請求項22に記載の方法。
  28. 前記ポリマー粒子が重合単位として1種類以上のフッ素化モノマーを含む請求項22に記載の方法。
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