JP4771449B2 - 薬剤含浸体 - Google Patents

薬剤含浸体 Download PDF

Info

Publication number
JP4771449B2
JP4771449B2 JP2004130590A JP2004130590A JP4771449B2 JP 4771449 B2 JP4771449 B2 JP 4771449B2 JP 2004130590 A JP2004130590 A JP 2004130590A JP 2004130590 A JP2004130590 A JP 2004130590A JP 4771449 B2 JP4771449 B2 JP 4771449B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
impregnated
drug
honeycomb
chemical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004130590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005312307A (ja
Inventor
真也 河村
聡 山崎
和則 山本
康治 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fumakilla Ltd
Original Assignee
Fumakilla Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fumakilla Ltd filed Critical Fumakilla Ltd
Priority to JP2004130590A priority Critical patent/JP4771449B2/ja
Priority to EP10179882.5A priority patent/EP2305319B1/en
Priority to DE602004032060T priority patent/DE602004032060D1/de
Priority to CA002548620A priority patent/CA2548620A1/en
Priority to CN2004800390257A priority patent/CN1897809B/zh
Priority to HUE10179287A priority patent/HUE030254T2/en
Priority to ES10179882.5T priority patent/ES2584033T3/es
Priority to EP10179292A priority patent/EP2281582B1/en
Priority to EP04808053A priority patent/EP1698228B1/en
Priority to AU2004308209A priority patent/AU2004308209A1/en
Priority to US10/583,616 priority patent/US7887760B2/en
Priority to EP06120297A priority patent/EP1749542B1/en
Priority to ES10179287.7T priority patent/ES2609730T3/es
Priority to AT04808053T priority patent/ATE502656T1/de
Priority to KR1020067013503A priority patent/KR20060129245A/ko
Priority to DE602004031977T priority patent/DE602004031977D1/de
Priority to CN2009100043345A priority patent/CN101480176B/zh
Priority to AT06120297T priority patent/ATE503502T1/de
Priority to EP10179287.7A priority patent/EP2283875B1/en
Priority to SG200902055-3A priority patent/SG151308A1/en
Priority to PCT/JP2004/019702 priority patent/WO2005063013A1/ja
Priority to ES10179292T priority patent/ES2386765T3/es
Priority to AT10179292T priority patent/ATE556725T1/de
Priority to ARP040104866A priority patent/AR047855A1/es
Priority to BRPI0417764A priority patent/BRPI0417764B1/pt
Priority to HUE10179882A priority patent/HUE028322T2/en
Priority to CN2010105433330A priority patent/CN102077820B/zh
Priority to TW101115807A priority patent/TWI494059B/zh
Priority to MYPI20045328A priority patent/MY165344A/en
Priority to TW101115806A priority patent/TWI469734B/zh
Priority to TW093140339A priority patent/TWI379633B/zh
Priority to TW099131712A priority patent/TW201110879A/zh
Priority to PE2005000027A priority patent/PE20050816A1/es
Publication of JP2005312307A publication Critical patent/JP2005312307A/ja
Priority to IL176177A priority patent/IL176177A0/en
Priority to MA29134A priority patent/MA28397B1/fr
Priority to CO06068061A priority patent/CO5700669A2/es
Priority to ARP060104076A priority patent/AR057822A2/es
Priority to HK07102979.4A priority patent/HK1095704A1/xx
Priority to MYPI20082579A priority patent/MY180446A/en
Priority to HK09111826.8A priority patent/HK1135281A1/xx
Priority to US13/010,499 priority patent/US8449828B2/en
Priority to US13/010,592 priority patent/US8551409B2/en
Priority to US13/010,421 priority patent/US8367011B2/en
Priority to US13/010,544 priority patent/US8435450B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4771449B2 publication Critical patent/JP4771449B2/ja
Priority to HK11111197.5A priority patent/HK1156803A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

本発明は、害虫防除剤、芳香剤、消臭剤など、揮散性を有する薬剤を含浸して保持し、ファン式薬剤放散装置等に用いることで薬剤を大気に放散させる薬剤含浸体に関する。
特許文献1に開示されたファン式薬剤放散装置が知られている。
このファン式薬剤放散装置は、装置本体内に送風機と薬剤含浸体と電池を設け、その送風機のファンを回転することで薬剤含浸体に空気を流通して空気とともに薬剤を大気に放散するものである。
特許文献2に開示したように、ハニカム体に薬剤を含浸して保持した薬剤含浸体が知られている。
特許公開2002−291392号公報 特開平11−92303号公報
特許文献1に開示された薬剤含浸体は、粒状の担体に薬剤を含浸して保持したもので、通気性を有する容器内に多数の薬剤含浸体を収納して用いている。
このために、大きな容器が必要となって厚くなるので、ファン式薬剤放散装置の装置本体が厚くなってしまう。
このことを解消するために、本出願人は先にシート状の担体に薬剤を含浸して保持したシート状の薬剤含浸体を提案した。
この薬剤含浸体であれば、薄くできるから装置本体を薄くできる。
しかしながら、前述のシート状の薬剤含浸体は剛性が弱く、それ自体で所定の形状を維持できないので、保持容器によって薬剤含浸体の中央部と外周部と中間部を保持して所定の形状を維持している。
このために、薬剤含浸体の保持容器で保持された保持部分の面積が多く、しかも、その保持部分には空気が流通しないので、その保持部分に含浸して保持された薬剤を大気に放散できないことがあり、無駄である。
前述した従来のシート状の薬剤含浸体、前述したハニカム体に薬剤を含浸して保持した従来の薬剤含浸体は、ファン式薬剤放散装置に用いて使用することで、その保持していた薬剤が全て大気に放散されると使用済みとなり、その薬剤含浸体をゴミとして処理している。
このように、従来の薬剤含浸体は一度きりの使い捨てタイプで、昨今の廃棄物問題、省資源問題などの社会的事情の中、好ましくない。
このことを解消するために、使用済みの薬剤含浸体に再度薬剤を含浸して保持させることで未使用の薬剤含浸体とし、繰り返して使用できるようにすることが考えられる。
しかし、シート状の薬剤含浸体であれば、使用済みの薬剤含浸体に薬液を滴下して供給することで再度薬剤を含浸して保持することが可能であるが、ハニカム体は多数のコアを有する形状であるから、そのハニカム体に薬剤を再度含浸して保持させるには、大量の薬液を入れた容器内にハニカム体を浸漬したり、ハニカム体に含浸させる量以上の多量の薬液を流し続けたりすることになるので、多量の薬液が必要となると共に、薬液を処理する専用の設備が必要となる。
このために、連続して複数のハニカム体に薬剤を含浸して保持する場合(例えば、工場での製造時等)には良いが、使用者が使用済みのハニカム体に薬剤を再度含浸して保持させる場合には薬液が無駄となるし、薬液処理設備がないから薬液の処理が大変である。
本発明の目的は、所定の形状に維持できること、含浸して保持した薬剤を有効に大気に放散できること、使用済み後に、使用者が簡単に薬剤を再度含浸して保持できることを満足した薬剤含浸体を提供することである。
第1の発明は、通気性と吸液性を有する素材で、厚さ方向の一側面10aと他側面10bに開口した多数のコア11を有し、その厚さ方向に空気が流通するようにしたハニカム体10と、
前記ハニカム体10の厚さ方向における少なくとも一方の側面の全面に渡って設けられ、通気性と吸液性を有する素材から成るシート体20と、
保持容器30を備え、
そのハニカム体10とシート体20に薬剤が含浸して保持してあると共に、当該ハニカム体10とシート体20を前記保持容器30で保持してハニカム体10のコア11を構成する各壁材12とシート体20を密着したことを特徴とする薬剤含浸体である。
の発明は、第の発明において、シート体20を支持する支持部を有する容器本体40と、この容器本体40に嵌合した押え体50で保持容器30とし、
前記支持部と押え体50でハニカム体10とシート体20を挟持して各壁材12とシート体20を密着した薬剤含浸体である。
の発明は、第の発明において、容器本体40の支持部に、シート体20と対向した薬液溜め部46と、この薬液溜め部46に薬液を供給する注入口47を形成した薬剤含浸体である。
請求項1に係る発明によれば、シート体20をハニカム体10で補強して所定の形状に維持できる。
また、ハニカム体10には空気がスムーズに流通するから、シート体20を補強するハニカム体10によってシート体20に空気が流通することを阻害することがなく、そのハニカム体10、シート体20に含浸して保持した薬剤を有効に大気に放散できる。
また、ハニカム体10、シート体20に保持した薬剤が無くなった場合には、シート体20に薬液を供給して全域に浸透させることで、ハニカム体10に順次含浸する。
したがって、シート体20に薬液を供給するだけの簡単な作業で、かつその薬液が無駄になることもなく、使用後のハニカム体10、シート体20に使用者が簡単に薬剤を再度含浸して保持できる。
また、ハニカム体10のコア11を構成する各壁材12とシート体20が密着するから、シート体20に浸透した薬液がハニカム体10のコア11を構成する各壁材12に確実に含浸し、使用済みのハニカム体10に薬剤を確実に含浸して保持できる。
請求項に係る発明によれば、容器本体40の支持部にシート体20を支持し、その容器本体40と押え体50を嵌合して連結することで、ハニカム体10のコア11を構成する各壁材12とシート体20を確実に密着できる。
請求項に係る発明によれば、注入口47から薬液溜め部46に薬液を供給して溜めることで、溜まった薬液がシート体20の全域に浸透するから、ハニカム体10に薬液を供給する作業がやり易い。
本発明の薬剤含浸体を用いて薬剤を大気に放散するファン式薬剤放散装置の一例を図1に基づいて説明する。
装置本体1内に送風機2と電池3と薬剤含浸体4を設け、その送風機2のファン2aをモータ2bで回転すると、吸込口5から空気を吸い込み、その吸い込んだ空気を薬剤含浸体4を通して吐出口6から放出し、薬剤含浸体4が保持した薬剤を大気に放散する。
前記装置本体1の薬剤含浸体4と対向した部分1aは開閉自在で、その薬剤含浸体4を取り出したり、取り付けたりできるようにしてある。
例えば、装置本体1を本体部7にカバー部8を開閉自在に設けたものとし、そのカバー部8を開放することで薬剤含浸体4と電池3を取り出したり、取り付けたりできるようにしてある。
前記薬剤含浸体4は、ハニカム体10と、通気性と吸液性を有するシート体20を備え、そのハニカム体10とシート体20に薬剤を含浸して保持してある。
前記ハニカム体10は厚さ方向一側面10aと他側面10bに開口した多数のコア11を有し、その厚さ方向に空気が流通するようにしてある。
前記ハニカム体10の厚さ方向における一方の側面、好ましくは空気流出側の側面(他側面10b)の全面に渡ってシート体20が設けてある。
好ましくは、ハニカム体10は厚さ方向の寸法が、幅方向、長さ方向の寸法よりも小さい扁平な形状、つまり、ハニカム体10は薄く平面方向に大きい形状で、その厚さ方向に開口した多数のコア11を有し、その空気流出側の側面の全面に渡ってシート体20が設けてある。
前記ハニカム体10のコア11の形状は、前述の蜂の巣形状の他に、段ボールの波形状、円形、三角形、四角形などが例示できる。
また、前述のコア11が積層状に成形されたものの他に、渦巻状に巻き込んだものであっても良い。このハニカム体10の素材としては、後述するシート体20の素材などが挙げられる。
このようであるから、薬剤含浸体4を薄くすることができるので、装置本体1が薄くなる。
また、シート体20がハニカム体10で補強されて所定の形状に維持できる。
また、ハニカム体10には空気がスムーズに流通し、シート体20を補強するハニカム体10によってシート体20に空気が流通することを阻害することがなく、そのハニカム体10、シート体20に含浸して保持した薬剤を有効に大気に放散できる。
また、図1に示すように装置本体1に取付けることで、ハニカム体10とシート体20に空気が流通し、前述のようにファン2aを回転することでハニカム体10とシート体20に保持した薬剤が大気に放散される。
また、ハニカム体10、シート体20に保持した薬剤が無くなった場合には、薬剤含浸体4を装置本体1から取り出し、そのシート体20がハニカム体10の上となるように置き、そのシート体20の一部分に薬液を滴下等によって供給し、その薬液をシート体20の全域に渡って浸透させると共に、同時に、そのシート体20からシート体20と密着したハニカム体10面にも浸透し、ハニカム体10の全域に順次含浸させて保持することで、薬剤を含浸して保持した薬剤含浸体4とする。
詳しくは、前記シート体20はハニカム体10のコア11を構成する厚さ方向に向かう多数の壁材12に渡って設けてあるから、その各壁材12に薬剤が含浸して保持される。
この薬剤含浸体4を再度装置本体1内に取り付けて薬剤を大気へ放散する。
前述のようにシート体20に薬液を滴下して供給することによって、ハニカム体10の全域に亘って薬剤を含浸して保持できるし、そのシート体20に供給する薬液の量は、ハニカム体10、シート体20に含浸して保持する量に見合う値で良く、無駄にならない。
したがって、使用済みのハニカム体10、シート体20(つまり薬剤含浸体)に、使用者が簡単に薬剤を再度含浸して保持できる。
前記ハニカム体10の厚さ方向の一方の側面(例えば、他側面10b)にシート体20が密着し、そのシート体20に供給された薬剤がハニカム体10(壁材12)にスムーズに確実に含浸する。
このようにすることで、シート体20からハニカム体10(壁材12)に薬液がスムーズに確実に含浸する。
この実施の形態では、保持容器30によってハニカム体10の一方の側面(例えば、他側面10b)にシート体20が密着してある。
前記保持容器30は、リング形状の容器本体40とリング形状の押え体50を備え、この容器本体40内に薬剤含浸体4を入れ、押え体50を嵌合して連結することでハニカム体10とシート体20を挟持し、そのハニカム体10の厚さ方向の一方の側面にシート材20を密着している。
このようであるから、ハニカム体10の一方の側面にシート体20をしっかりと密着させることができる。
次に、薬剤含浸体4の第2の実施の形態を図2〜図4に基づいて説明する。
前記容器本体40は、中央支持部41と外周支持部42を複数のステー43で一体的に連結したもので、その隣接したステー43と中央支持部41と外周支持部42との間の部分が開口して空気流通部44を形成し、前記外周支持部42にはリング体45が一体的に設けてある。
前記押え体50は、リング体45に嵌合するリング形状である。
前記ハニカム体10が、前述のリング体45に嵌め込みされてシート体20が中央支持部41、外周支持部42、ステー43の上面に接して支持される。
前記押え体50はリング体45に嵌合して取付けられ、ハニカム体10の一側面10aにおける外周縁に接してハニカム体10とシート体20の外周縁部分を挟持する。
前記中央支持部41には支持面41aに開口した薬液溜め部46を有し、その薬液溜め部46は支持面41aと反対側面41bに形成した注入口47で外部に開口している。
このようであるから、薬剤含浸体4(保持容器30)を装置本体1から取り出し、上下反転して注入口47が上向きとなるように載置する。
そして、注入口47から薬液を薬液溜め部46内に滴下して供給することで溜める。
これによって、薬液がシート体20の中央部分から全域に順次浸透すると共に、同時にシート体20からシート体20に密着したハニカム体10面にも浸透し、ハニカム体10の全域に順次含浸される。
次に、薬剤含浸体4の第3の実施の形態を説明する。
図5と図6に示すように、容器本体40の外周支持部42の支持面42aに、リング状の薬液溜め部46を形成し、この薬液溜め部46を注入口47で下面に開口する。
このようにすれば、シート体20の外周部に薬液を供給し、その薬液が中央部に向けて浸透する。
次に、薬剤含浸体4の第4の実施の形態を説明する。
図7と図8に示すように、容器本体40の中央支持部41と外周支持部42に薬液溜め部46と注入口47をそれぞれ形成する。
このようにすれば、シート体20の中央部と外周部に薬液をそれぞれ供給して外周に向けて浸透し、かつ中央に向けて浸透するから、短時間に効率良くハニカム体10に薬剤を含浸して保持できる。
前述の説明では、シート体20をハニカム体10よりも上とし、このシート体20の上に薬液を直接的に供給するようにしたが、これに限ることはなく、シート体20をハニカム体10よりも下とし、そのハニカム体10の上からコア11内に薬液を供給してシート体20に供給するようにしても良い。
この場合には、図4、図8に示す注入口47を形成する必要がないし、薬液溜め部46は図4、図8に示すように深くする必要がない。
例えば、図9と図10に示すように、中央支持部41、外周支持部42に浅い薬液溜め部46を形成する。
そして、中央部のコア11と外周部のコア11から薬液をシート体20の中央部と外周部に供給する。
また、薬剤を供給する注入箇所として、例えば、薬液溜め部に対面する押え部位置に目印になるリング枠を設けたり、または、注入箇所を色づけしたコアにすることもできる。
前述の各実施の形態では、薬剤含浸体4を、そのシート体20側が内気側で、ハニカム体10が外気側となるように取付けしたが、これに限ることはなく、反対であっても良い。
例えば、使用する薬剤の種類によってはシート体20を外気側へ向け、ハニカム体10が内気側となるように取付けても良い。
また、前述の各実施の形態では、薬剤含浸体4はハニカム体10の一面にシート体20を密着させたが、ハニカム体10の両面にシート体20をそれぞれ密着させても良い。
本発明に用いる薬剤含浸体4のハニカム体10に含浸する薬剤としては、常温、送風などの条件で揮散する害虫防除剤(殺虫剤、忌避剤、害虫成長制御剤、殺ダニ剤、防虫性精油など)、芳香剤、芳香消臭剤、消臭剤、防カビ剤、除菌剤、害獣忌避剤などが挙げられる。
そして、上記の薬剤で、殺虫を目的として使用する場合、従来より用いられている各種揮散性殺虫剤を用いることができ、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤等を挙げることができる。一般に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適に用いられている。
さらに、微量で効力を発揮する高活性のメトフルトリン、トランスフルトリン、エムペントリン、テラレスリン、プロフルトリンが薬剤含浸体を薄く、また小さくできることからより好ましい。
本発明に用いるシート体20の素材としては、天然繊維、化学繊維、不織布(天然繊維、化学繊維、炭素繊維など)、樹脂ネット(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど)、布綿(織物、編み物)、抄紙(パルプ、リンター、合成紙など)などが例示され、シート形状、蛇腹形状、網形状、ハニカム形状、すのこ形状、格子形状などをなす成形体、又はその形状を確保する収容形状、綿状形状、スポンジ状形状などが挙げられる。
また、これらの中で、気流の通気性や薬剤の含有性に優れた不織布などからなるシート形状が好ましい。
本発明において、薬剤含浸体4に薬液を補給する方法としては、量表示されたスポイト式容器、適量収容されたアンプル容器、定量型容器、定量カップ付き容器などの定量容器、ノズル容器などで補給量を目視で確認しながら供給、などが挙げられる。
また、補給に際し、補給時期が目視で確認できれば便利であるので、従来から知られているインジケータを用い、薬剤含浸体4のハニカム体10に含浸した薬剤が全て大気に放散された時期を表示するようにすることが好ましい。
本発明の薬剤含浸体を用いたファン式薬剤放散装置の断面図である。 薬剤含浸体の第2の実施の形態を示す底面図である。 薬剤含浸体の第2の実施の形態を示す平面図である。 図3のA−A断面図である。 薬剤含浸体の第3の実施の形態を示す平面図である。 図5のB−B断面図である。 薬剤含浸体の第4の実施の形態を示す平面図である。 図7のC−C断面図である。 薬剤含浸体の第5の実施の形態を示す平面図である。 図9のD−D断面図である。
符号の説明
1…装置本体、2…送風機、4…薬剤含浸体、10…ハニカム体、11…コア、20…シート体、30…保持容器、40…容器本体、41…中央支持部、42…外周支持部、43…ステー、44…空気流通部、46…薬液溜め部、47…注入口、50…押え体。

Claims (3)

  1. 通気性と吸液性を有する素材で、厚さ方向の一側面10aと他側面10bに開口した多数のコア11を有し、その厚さ方向に空気が流通するようにしたハニカム体10と、
    前記ハニカム体10の厚さ方向における少なくとも一方の側面の全面に渡って設けられ、通気性と吸液性を有する素材から成るシート体20と、
    保持容器30を備え、
    そのハニカム体10とシート体20に薬剤が含浸して保持してあると共に、当該ハニカム体10とシート体20を前記保持容器30で保持してハニカム体10のコア11を構成する各壁材12とシート体20を密着したことを特徴とする薬剤含浸体。
  2. シート体20を支持する支持部を有する容器本体40と、この容器本体40に嵌合した押え体50で保持容器30とし、
    前記支持部と押え体50でハニカム体10とシート体20を挟持して各壁材12とシート体20を密着した請求項記載の薬剤含浸体。
  3. 容器本体40の支持部に、シート体20と対向した薬液溜め部46と、この薬液溜め部46に薬液を供給する注入口47を形成した請求項記載の薬剤含浸体。
JP2004130590A 2003-12-25 2004-04-27 薬剤含浸体 Expired - Fee Related JP4771449B2 (ja)

Priority Applications (45)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130590A JP4771449B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 薬剤含浸体
EP10179882.5A EP2305319B1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Blower type chemical diffusing apparatus
DE602004032060T DE602004032060D1 (de) 2003-12-25 2004-12-22 Chemische Patrone mit chemisch impregniertem Körper für einen Apparat zum Verteilen einer chemischen Substanz vom Typ mit Gebläse
CA002548620A CA2548620A1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
CN2004800390257A CN1897809B (zh) 2003-12-25 2004-12-22 送风式药剂放散装置以及它所使用的药剂盒以及药剂含浸体
HUE10179287A HUE030254T2 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Chemical cartridge for use in blower type chemical spraying equipment
ES10179882.5T ES2584033T3 (es) 2003-12-25 2004-12-22 Aparato de difusión de productos químicos de tipo soplador
EP10179292A EP2281582B1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Chemical cartridge for blower type chemical diffusing apparatus
EP04808053A EP1698228B1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Fan chemical emitter
AU2004308209A AU2004308209A1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Fan chemical emitter, chemical cartridge used for same, and chemical impregnated body
US10/583,616 US7887760B2 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
EP06120297A EP1749542B1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Chemical cartridge comprising a chemical impregnated body for a blower type chemical diffusing apparatus
ES10179287.7T ES2609730T3 (es) 2003-12-25 2004-12-22 Cartucho de producto químico utilizado para un aparato de difusión de productos químicos de tipo soplador
AT04808053T ATE502656T1 (de) 2003-12-25 2004-12-22 Chemikalienemittierender ventilator
KR1020067013503A KR20060129245A (ko) 2003-12-25 2004-12-22 송풍식 약제 방산 장치 및 그것에 이용하는 약제 카트리지및 약제 함침체
DE602004031977T DE602004031977D1 (de) 2003-12-25 2004-12-22 Chemikalienemittierender ventilator
CN2009100043345A CN101480176B (zh) 2003-12-25 2004-12-22 送风式药剂放散装置以及它所使用的药剂盒以及药剂含浸体
AT06120297T ATE503502T1 (de) 2003-12-25 2004-12-22 Chemische patrone mit chemisch impregniertem körper für einen apparat zum verteilen einer chemischen substanz vom typ mit gebläse
EP10179287.7A EP2283875B1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Chemical cartridge used for blower type chemical diffusing apparatus
SG200902055-3A SG151308A1 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
PCT/JP2004/019702 WO2005063013A1 (ja) 2003-12-25 2004-12-22 送風式薬剤放散装置及びそれに用いる薬剤カートリッジ及び薬剤含浸体
ES10179292T ES2386765T3 (es) 2003-12-25 2004-12-22 Cartucho de producto químico para un aparato de difusión de producto químico de tipo soplador
AT10179292T ATE556725T1 (de) 2003-12-25 2004-12-22 Chemische kartusche zur verwendung in einem apparat zum verteilen eines chemischen stoffes vom typ gebläse
ARP040104866A AR047855A1 (es) 2003-12-25 2004-12-22 Aparato difusor de productos quimicos de tipo soplador, y cartuchos de productos quimicos y cuerpo impregnado con productos quimicos usado para el mismo
BRPI0417764A BRPI0417764B1 (pt) 2003-12-25 2004-12-22 aparelho difusor de produto químico tipo ventilador, e, cartucho de produto químico
HUE10179882A HUE028322T2 (en) 2003-12-25 2004-12-22 Blowing chemical spraying equipment
CN2010105433330A CN102077820B (zh) 2003-12-25 2004-12-22 药剂盒
TW101115807A TWI494059B (zh) 2003-12-25 2004-12-23 藥劑匣
MYPI20045328A MY165344A (en) 2003-12-25 2004-12-23 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body use therefor.
TW101115806A TWI469734B (zh) 2003-12-25 2004-12-23 藥劑匣
TW093140339A TWI379633B (en) 2003-12-25 2004-12-23 Blower type chemical diffusing apparatus
TW099131712A TW201110879A (en) 2003-12-25 2004-12-23 Chemical cartridge
PE2005000027A PE20050816A1 (es) 2003-12-25 2005-01-03 Un aparato difusor de quimico tipo soplador
IL176177A IL176177A0 (en) 2003-12-25 2006-06-07 Fan chemical emitter, chemical cartridge used for same, and chemical impregnated body
MA29134A MA28397B1 (fr) 2003-12-25 2006-06-23 Emetteur chimique de ventilateur, cartouche chimique utilisee dans cet emetteur et corps chimique impregne
CO06068061A CO5700669A2 (es) 2003-12-25 2006-07-13 Aparato difusor de productos quimicos tipo ventilador y cartucho de productos quimicos y cuerpo impregnado con productos quimicos usados para el mismo
ARP060104076A AR057822A2 (es) 2003-12-25 2006-09-18 Cartucho de productos quimicos y cuerpo impregnado con productos quimicos usado para el mismo
HK07102979.4A HK1095704A1 (en) 2003-12-25 2007-03-20 Fan chemical emitter, chemical cartridge used for same, and chemical impregnated body
MYPI20082579A MY180446A (en) 2003-12-25 2008-07-11 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
HK09111826.8A HK1135281A1 (en) 2003-12-25 2009-12-16 Fan chemical emitter, chemical cartridge used for same, and chemical impregnated body
US13/010,499 US8449828B2 (en) 2003-12-25 2011-01-20 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
US13/010,592 US8551409B2 (en) 2003-12-25 2011-01-20 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
US13/010,421 US8367011B2 (en) 2003-12-25 2011-01-20 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
US13/010,544 US8435450B2 (en) 2003-12-25 2011-01-20 Blower type chemical diffusing apparatus, and chemical cartridge and chemical impregnated body used therefor
HK11111197.5A HK1156803A1 (en) 2003-12-25 2011-10-19 Chemical cartridge

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004130590A JP4771449B2 (ja) 2004-04-27 2004-04-27 薬剤含浸体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005312307A JP2005312307A (ja) 2005-11-10
JP4771449B2 true JP4771449B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=35440418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004130590A Expired - Fee Related JP4771449B2 (ja) 2003-12-25 2004-04-27 薬剤含浸体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4771449B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5263588B2 (ja) * 2008-08-07 2013-08-14 アース製薬株式会社 加熱蒸散システムおよびそれを用いた蒸散方法
CN110709108A (zh) * 2017-05-30 2020-01-17 弗门尼舍有限公司 消除恶臭和香料输送系统

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08154554A (ja) * 1994-12-05 1996-06-18 Le-Densu:Kk 送風式除虫装置
JP3802196B2 (ja) * 1997-07-10 2006-07-26 アース製薬株式会社 害虫防除装置
JPH11308955A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Earth Chem Corp Ltd 害虫防除方法
JP4115643B2 (ja) * 2000-01-17 2008-07-09 アース製薬株式会社 携帯用害虫防除装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005312307A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI379633B (en) Blower type chemical diffusing apparatus
JP2002510228A (ja) 物質の制御放出
JP6681457B2 (ja) 薬剤揮散装置、及び薬剤揮散方法
JP4771449B2 (ja) 薬剤含浸体
JP4393651B2 (ja) 薬剤の揮散方法
JP4771450B2 (ja) 薬剤カートリッジ
JP4627628B2 (ja) 薬剤カートリッジ
JP4627629B2 (ja) 薬剤カートリッジ
JP4730934B2 (ja) 薬剤カートリッジ
JP4863421B2 (ja) 揮散性薬剤の送風放散装置
JP4641857B2 (ja) 薬剤保持体の包装体
JP4337977B2 (ja) ファン式薬剤放散装置
JPS626081Y2 (ja)
JP4167466B2 (ja) 蒸散液収容袋、加熱蒸散方法および装置
JP5902432B2 (ja) 薬液揮散容器
RU51457U1 (ru) Изделие для отпугивания насекомых
JP2019041581A (ja) 薬剤揮散容器及び薬剤揮散装置
JP2002047102A (ja) 防虫乃至殺虫材及びその製造方法
JPH0739425Y2 (ja) 加熱蒸散装置
JP4126587B2 (ja) 送風式薬剤放散装置
JPH081671Y2 (ja) 加熱蒸散装置
JP3743349B2 (ja) 揮散性薬剤徐放部材とそれを用いた空気調和機
JP4904192B2 (ja) 送風式薬剤放散装置
JP2004350688A (ja) 燻蒸用発熱材
JP2007051552A (ja) 扇風機用揮散物質放散装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070116

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110617

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140701

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4771449

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees