JP4766785B2 - コンバーチブル車両ルーフ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも1つのルーフ前側部分とルーフ後側部分を備え、このルーフ前側部分とルーフ後側部分が車両の車体に移動可能に支持され、かつルーフ格納室内に格納可能である、特にキャブリオレ用のコンバーチブル車両ルーフに関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ連邦共和国特許第4435222号公報により、ルーフ前側部分とルーフ後側部分または後部要素を備えた車両ルーフが知られている。揺動可能に枢着されたルーフリンクを介して風防ガラス支持パネルに錠止可能であるルーフ前側部分は、揺動レバーによって車体に揺動可能に枢着されている。ルーフ後側部分は、ルーフ前側部分の後側に接続し、そしてトランク室への移行部を形成するコンバーチブルトップボックスフラップに封止載置されている。このルーフ後側部分は、車体に支承された揺動レバーを介してかつ付加的な油圧シリンダとそれに対して平行な伸縮筒形ガイドによって、移動可能に支持され、それによってレバーと油圧シリンダ装置の揺動および操作により、その閉鎖位置からコンバーチブルトップボックスフラップの上方に持上げられ、そしてルーフ前側部分の上方および前方に揺動可能である。この場合、揺動レバーは油圧シリンダによって揺動可能であり、かつルーフ後側部分の後側の枢着個所に設けた他の油圧シリンダによってルーフ後側部分に連結されている。更に、付加的な油圧シリンダと伸縮筒形ガイドは一方では揺動レバーに固定され、他方ではルーフ後側部分の前側の枢着個所に作用している。ルーフ後側部分がルーフ前側部分に錠止され、ルーフリンクが解錠された後で、レバーと油圧シリンダ装置の操作によって、ルーフ前側部分はルーフ後側部分と一緒に、後側に収納スペース内に揺動し、その中でほぼ水平に格納される。その際、ルーフ前側部分はその揺動リンクによる案内と、ルーフ後側部分のレバーと油圧シリンダによる案内に相応して揺動する。しかし、ルーフ前側部分とルーフ後側部分の水平な格納は大きな収納室を必要とし、この収納室はトランク室内まで達し、このトランク室を縮小する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の根底をなす課題は、格納機構を改良し、ルーフ格納室内で省スペース的に格納する、冒頭に述べた車両ルーフを提供することである。本発明の根底をなす他の課題は、使用性が改善される、冒頭に述べた車両ルーフを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題は、冒頭に述べた車両ルーフにおいて、本発明に従い、ルーフ前側部分が車両に固定された案内装置に摺動可能に支承された揺動支持装置によって支持され、この揺動支持装置がルーフ前側部分の開放および格納時に案内装置に沿って移動し、その際ルーフ前側部分がルーフ格納室内に下降することによって解決される。それによって、ルーフ前側部分は揺動運動によって或る揺動位置にもたらされ、この揺動位置から、ルーフ前側部分は摺動運動によってルーフ格納室内に下降して入れられる。ルーフ前側部分の摺動は揺動運動と比べて、簡単に実施可能な運動として、比較的に狭いルーフ格納室内で行うことができる。ルーフ前側部分は相対的に移動可能な2つ以上の要素からなっていてもよい。
【0005】
本発明の有利な実施形が従属請求項に記載されている。
【0006】
特に有利な実施形では、ルーフ前側部分がルーフ格納室内に下降するときに、傾斜したまたはほぼ垂直な揺動位置に配置されている。揺動位置において、ルーフ前側部分の前側エッジは上方に向き、後側エッジはルーフ格納室の上方に配置されているかまたはこのルーフ格納室内に既に揺動している。それによって、ルーフ前側部分は走行方向と反対向きに立てられる。この場合、ルーフ前側部分の内面が前方に向いている。
【0007】
有利な実施形では、ルーフ格納室が座席の背後で下方に延設されている。従って、二座席のキャブリオレの場合、運転座席と助手席の背後の空間がルーフ格納室として利用される。このルーフ格納室は背もたれの傾斜に相応して、上側の開口から前方下側に斜めに延びている。格納される車両ルーフを車両縦方向において省スペース的に配置することにより、普通のトランク室の容積が制限されない。更に、ほぼ垂直なルーフ格納室内で格納される車両ルーフをほぼ垂直方向に向けることにより、座席のすぐ後方に任意に設けられる使用可能空間は、車両ルーフが格納されているときでも、上方からアクセス可能である。後側の第2の座席列を備えた車両の場合、ルーフ格納室は後側の座席列の後方に配置される。
【0008】
ルーフ前側部分を支持する揺動支持装置は好ましくは、多リンク機構、特に四リンク機構を備え、このリンク機構は案内装置に摺動可能に支承されている。四リンク機構または多リンク機構は、ルーフ前側部分の揺動時に所定の運動を生じる。例えば、ルーフ前側部分の後側エッジは円軌道と異なるように下降し、例えばルーフ格納室内に既に格納されたルーフ後側部分の前に移動することができる。このような四リンク機構は車両または車両ルーフの右側と左側に配置されている。好ましくは七リンク機構が使用される。
【0009】
車両ルーフの好ましい実施形では、揺動支持装置または四リンク機構または多リンク機構が、案内装置上に摺動可能に支承されたキャリッジに支持されている。このキャリッジは案内装置に遊びなしに支持可能なベースを形成し、開閉時にルーフ前側部分の中間位置を生じるために案内装置上の任意の位置に固定可能である。
【0010】
案内装置は直線状の案内レールを備えていてもよい。他方では、曲線状に延びる案内レールを設けてもよい。この案内レール上でキャリッジが移動可能であり、車両縦軸線に対するキャリッジの傾斜を変更することにより、ルーフ格納室内への案内運動のためにルーフ前側部分を揺動運動させることができる。好ましい実施形では、それぞれの案内レールがほぼ座席の背もたれの傾斜状態に対応して配置されている。これにより、ルーフ前側部分が空間を無駄にしないように格納される。
【0011】
ルーフ後側部分は車体に固定された横方向軸に揺動可能に支承され、この横方向軸は特に案内装置または案内レールの上側区間の範囲内に延設されている。揺動横方向軸の正確な位置は特に、ルーフ格納室内にルーフ後側部分を格納するためのスペース状態と、ルーフ後側部分の大きさとによって決定される。簡単に構成された揺動軸受によって可能である車体に固定された横方向軸回りの揺動が有利であるときには、揺動運動と重ね合わせることができる直線およびまたは曲線状の摺動運動によってルーフ後側部分をルーフ格納室内に下降させることができる。
【0012】
車両ルーフの開閉時と、ルーフ格納室内へのルーフ部分の格納時と、ルーフ格納室から外に出す時の運動経過は、異なるように行うことができる。好ましくは、車両ルーフを完全に開放するために先ず最初にルーフ後側部分の少なくとも一部がルーフ格納室内まで揺動させられ、続いてあるいは部分的に同時にルーフ前側部分がルーフ後側部分の前まで揺動させられ、そして下方に向けてルーフ格納室内に入れられるように、ルーフ前側部分とルーフ後側部分のための両揺動支持装置が設計され移動する。
【0013】
他の実施形では、車両ルーフの開放時に先ず最初に、ルーフ後側部分がその格納位置に達するまで、ルーフ前側部分とルーフ後側部分がほぼ一緒にルーフ格納室の方へ揺動させられ、続いてルーフ前側部分がルーフ後側部分の前まで揺動させられ、そして下方に向けてルーフ格納室内に入れられるように、ルーフ前側部分とルーフ後側部分のための両揺動支持装置が設計されている。一緒の運動は両ルーフ部分の連結によってあるいは2個の駆動装置によって行うことができる。この駆動装置による運動は2個の駆動モータの特に電子制御によって行うことができる。
【0014】
制御または運動の変形では、ルーフ前側部分の閉鎖時に、ルーフ後側部分がルーフ格納室に格納可能である。それによって、車両室内の換気のために大きな開口が生じる。
【0015】
他の制御または運動の変形では、ルーフ前側部分がルーフ格納室内に下降しているときに、ルーフ後側部分がその閉鎖位置に繰り出し可能である。
【0016】
ルーフ後側部分は好ましくはロールオーバー(横転)保護部材として形成され、ロールオーバー保護位置に繰り出し可能である。この場合、ルーフ後側部分が緊急時にルーフを支持するので、ルーフ前側部分の強度は小さくてもよい。そのために、ルーフ後側部分は補強部を備え、緊急時揺動装置によって駆動可能である。
【0017】
更に、ルーフ後側部分の前に斜めにまたは垂直に配置されたルーフ前側部分あるいはこのルーフ前側部分に支承された追加部品が、風よけ位置に移動可能であり、かつこの位置に固定可能である。これにより、別個の風よけが不要である。好ましくは、ルーフ前側部分が透明な前側ルーフ区間を備えているので、風よけ位置で後方視界が邪魔されることがない。
【0018】
好ましくは、少なくとも1つのルーフ前側部分と少なくとも1つのルーフ後側部分が剛性を有するルーフ要素である。しかし、車両ルーフは少なくとも1つの可撓性の要素を備えていてもよい。
【0019】
車両ルーフの閉鎖時に、可撓性のルーフカバーが、剛性のあるルーフ要素として形成されたルーフ前側部分とルーフ後側部分を覆い、ルーフカバーがルーフ前側部分の前側区間に固定され、かつルーフ前側部分の後側区間に固定しないで載っていると、ルーフ部分の間のシールを省略することができる。
【0020】
ルーフ前側部分は好ましくは、ルーフ前側部分の格納位置で切り欠かれている後側範囲、特に中央の範囲を有する。この後側の範囲はルーフ前側部分の切欠きとして形成可能であるかまたは後側範囲は押しのけ可能な部分、特に押しのけ後切欠きが開放するフラップ部分またはスライド部分である。
【0021】
ルーフ前側部分とルーフ後側部分はそれぞれ固有の駆動装置によって揺動可能である。電子的な制御装置によって、例えばモータ型駆動装置は所望の運動の順序で正確に制御可能である。更に、ルーフ前側部分は固有の駆動装置によって案内装置に沿って移動可能である。
【0022】
他方では、車両ルーフの開閉の少なくとも一部が、ルーフ前側部分およびまたはルーフ後側部分の手動操作によって行われる。
【0023】
課題は更に、冒頭に述べた車両ルーフにおいて本発明に従い、ルーフ前側部分がルーフ格納室内で、車両縦方向において省スペースになるように方向づけて、特にほぼ垂直に方向づけて配置され、ルーフ前側部分またはそれに支持された追加部品が風よけ位置に繰り出し可能であることによって解決される。それによって、例えば追加部品としてトランク室内に一緒に案内しなければならない別個の風よけはもはや不要である。この車両ルーフの場合好ましくは、ルーフ前側部分が車両に固定された案内装置に摺動可能に支承された揺動支持装置によって支持され、この揺動支持装置がルーフ前側部分の開放および格納時に案内装置に沿って移動する。それによって、ルーフ前側部分は風よけ位置への簡単な摺動によって繰り出され、そして再び収納可能である。
【0024】
課題は更に、冒頭に述べた車両ルーフにおいて本発明に従い、ルーフ前側部分がその格納位置で切り欠かれている後側範囲、特に中央の範囲を有することによって解決される。このように切り欠かれた範囲により、プロペラシャフトトンネルのような床側の車体部分が下降の邪魔になる場合でも、ルーフ前側部分を車体内に充分に下降させることができる。
【0025】
好ましくは、後側の範囲がルーフ前側部分の切欠きであり、可撓性のルーフカバーが剛性のあるルーフ要素として形成されたルーフ前側部分とルーフ後側部分を覆っている。車両ルーフ閉鎖時に切欠きはルーフカバーによって外側から見えない。ルーフ前側部分の後側範囲は押しのけ可能な部分、特にフラップ部分またはスライド部分であってもよい。ルーフ前側部分を下降させる際に、床側の車体部分はフラップ部分またはスライド部分をその位置から外に押し、切欠きの空間場所を占める。
【0026】
課題は更に、冒頭に述べた車両ルーフにおいて本発明に従い、ルーフ前側部分とルーフ後側部分が剛性のあるルーフ要素として形成され、可撓性のルーフカバーによって覆われたハードトップルーフを形成していることによって解決される。車両ルーフの閉鎖位置で、ルーフ部分の間の分離継目がルーフカバーによって覆われてシールされるので、そのためにシールが不要である。更に、個々のルーフ部分の間の接続部を被覆することにより、高さのずれを補償し、風騒音を低下させることができる。剛性のあるルーフの外観は、可撓性の折畳みトップを備えた折畳みルーフの外観にほぼ一致している。
【0027】
課題は更に、冒頭に述べた車両ルーフにおいて本発明に従い、ルーフ後側部分がロールオーバー保護部材として形成され、かつ緊急時揺動装置によってその開放位置から保護位置に繰り出し可能である。このように使用可能なルーフ後側部分は、固定された組み込まれたロールバーの代わりになる。例えば傾斜センサのトリガー信号に基づいて、例えば300msの時間内に、下降していたルーフ後側部分が緊急時揺動装置によって保護位置に繰り出し可能である。繰り出した位置では、ルーフ後側部分は例えば係止装置によって引っ込まないように固定支持される。
【0028】
請求項1以外の独立請求項に記載されたすべての発明の好ましい実施形では、上記の特徴、明細書記載の特徴および従属請求項記載の特徴と組み合わせ可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
次に、図を参照してコンバーチブル車両ルーフの実施の形態を詳しく説明する。
【0030】
コンバーチブルハードトップとして形成されたキャブリオレの車両ルーフ1(図1参照)は、剛性を有するルーフ前側部分3と、剛性を有する後側部分4を備えている。ルーフ前側部分3はルーフ縦方向両側にそれぞれ、ルーフフレーム5を備えている。このルーフフレーム5の後側区間は、ルーフ前側部分3の後側エッジ7のところで支持区間として下方に延び、そして図1に示した車両ルーフ1の閉鎖位置でルーフ後側部分4の側方前側エッジ8に沿っている。この場合、支持区間6は、例えばルーフ後側部分4の側方前側エッジ8にドアサイドウインドウのために取付けられたドアシールの背後において、ルーフ後側部分4の内側に配置されている。
【0031】
ルーフ前側部分3の揺動支持装置(車両ルーフ1の説明は車両の左側にある、観察者寄りの支持装置の所属の部品に基づいて行われる。この場合勿論、反対の車両右側も対応する支持装置を備えている)は、四リンク機構として形成されている。この四リンク機構は、2個のヒンジ10、11によって後側エッジ7の範囲内のルーフフレーム5または摺動可能なキャリッジ12に揺動可能に支承された第1のレバー9と、2個のヒンジ14、15によって支持区間6またはキャリッジ12に揺動可能に支承された第2のレバー13とを備えている。4個のヒンジ10、11、14、15の相互の位置は、ルーフ前側部分3の揺動運動のために必要な四リンク機構の運動状態に相応して決められている。
【0032】
キャリッジ12は例えば案内レール16のような案内装置に摺動可能に支承されている。この案内レール16は本実施の形態では直線状に形成され、ほぼ側方の車体上側エッジ17から下方に延び、前方に傾斜している。この場合、案内レール16は車両座席18のほぼ側方で車体に配置され、その傾斜は座席18(図1では破線で概略的に示してある)の背もたれの平均的な傾斜角度に合わせられている。しかし、案内レール16は曲線状に延びていてもよい。
【0033】
ルーフ後側部分4は後部側で車両室内を取り囲み、両側において、側方の車体上側エッジ17よりも少し低い位置で車体に設けられた各々1個のヒンジ19のところで、車体固定の横軸回りに揺動可能であり、かつルーフ格納室20内に下降可能である。ルーフ格納室20は座席18の後側において、側方の車体上側エッジ17から下方に延設されている。車両後部の普通のトランク室21はルーフ格納室20に接続している。
【0034】
ルーフ前側部分3またはルーフ後側部分4に配置されたシール(図示していない)は図1に示した車両ルーフ閉鎖状態で、ルーフ後側部分4の中央の前側エッジ22とルーフ前側部分3の後側エッジ7との間の分離継目をシールしている。
【0035】
(図1の閉鎖状態から)閉鎖された車両ルーフ1を開放するために先ず最初に、閉鎖位置で前側エッジ23が風防ガラス支持パネル(カウル)24に接触しているルーフ前側部分3と、ルーフ後側部分4が、一緒に後方に揺動させられる。その際、ルーフ後側部分4は、ルーフ格納室20内のその格納位置を占めるまで(図2参照)、ヒンジ19回りに下方に揺動させられる。四リンク機構は揺動可能なルーフ前側部分3を動かし、それによってルーフ前側部分3の後側エッジ7は下降したルーフ後側部分4の前側エッジ22に対して、車両縦軸線方向で前方にずれる。
【0036】
更に動かされたルーフ前側部分3は、鉛直線に対してやや傾斜した姿勢をとるまで、ルーフ後側部分4の前で下方に揺動させられる(図3)。その際、ルーフ前側部分3は、座席18のすぐ後方に配置されたロールバー25に背後から係合する。ルーフ前側部分3のこの揺動位置において、例えば四リンク機構はストッパーに接触し、それ以上揺動運動しない。
【0037】
ルーフ前側部分3は図3に示す中間位置から下方に移動する。これは、キャリッジ12が案内レール16に沿って下方に移動することによって行われる。図4はルーフ前側部分3の摺動時の他の中間位置を示し、図5はルーフ格納室20内のルーフ前側部分3の下側格納状態を示している。
【0038】
ルーフ後側部分4の下方への揺動は、図示していない駆動モータによって行われる。その代わりに、ルーフ後側部分4は解錠後、手動で揺動させて下降させることができる。ルーフ前側部分3の揺動運動とキャリッジ12の摺動運動は同様に、各々の駆動装置(図示していない)、例えば駆動ケーブルコネクタを備えた駆動モータによって行われる。その代わりに、手動操作によって行ってもよい。
【0039】
図5に示した車両ルーフ1の完全格納位置から、ルーフ後側部分4は再び元の閉鎖位置へ上方に揺動させられ、この閉鎖位置に固定される(図6参照)。車両ルーフのこの調節はタルガと呼ばれる車両に一致し、ルーフ開放状態で走行するときの通風に対する保護を改善する。
【0040】
更に、図7に示した車両ルーフの中間位置を走行位置とすることもできる。この中間位置では、下方に揺動したルーフ後側部分4によって、車両室内を通気するためのルーフ開口が大きく開放される。この中間位置は車両ルーフ1の閉鎖位置(図1)からルーフ後側部分4を下方に揺動させることによって生じるかあるいは図5に示す開放位置からルーフ前側部分3を上方に移動させて戻し揺動させることによっておよび任意の中間位置からルーフ前側部分を上方に移動させて戻し揺動させることによって生じる。
【0041】
その代わりに、図5に示した車両ルーフ1の完全格納位置から、キャリッジ12を案内レール16に沿って移動させることによってルーフ前側部分3を持上げ位置まで移動させることができる。この持上げ位置は例えば図4に示した位置に相当する。この位置では、ロールバー25の後方でほぼ垂直に上方に突出するルーフ前側部分3の前側区間26は、風よけの機能を発揮する。この風よけ位置は車両ルーフ1の開放中ルーフ前側部分3を下降させるときにも達成することができる。
【0042】
ルーフ前側部分3の前側区間26の少なくとも中央部27(図4において破線で概略的に示してある)が透明な材料で形成されていると、風よけとして使用されるルーフ前側部分3は後方視界を邪魔しない。
【0043】
図1の車両ルーフの閉鎖位置は、図5に示す位置から前述と逆の運動経過で達成される。
【0044】
車両ルーフ1の代替的な構造では、ルーフ後側部分4が、緊急時に繰り出し可能なロールオーバー保護部材またはロールバーとしての働きをする(図8参照)。緊急時揺動装置、例えばばねシリンダ30は、一方では例えば枢着個所31でルーフ後側部分4の側方の下側エッジ32に作用し、他方では支持個所33で車体に支持されている。ルーフ後側部分4が下降した状態(図4参照)では、ばねシリンダ30のばね34は予圧縮され、電磁石によって操作可能な鎖錠ボルトによって鎖錠保持される。緊急時には、傾斜センサの信号によって電磁石が操作され、鎖錠ボルトが解錠されるので、ばね34はばねシリンダ30のピストン35を繰り出す。このピストンは更に、ルーフ後側部分4を図8に示す保護位置まで繰り出す。車体とルーフ後側部分4の間に配置された、複数の係止位置を生じるための係止装置36は、外側に揺動したルーフ後側部分4をロールオーバー保護位置に保持する。外側に揺動したルーフ後側部分4を下降させるために、係止装置36は例えばルーフ後側部分4を格納するための揺動駆動装置によって解錠される。ルーフ後側部分4は例えば嵌め込まれたまたは一体に形成された前側湾曲部材37と縦方向支持材39の形をした補強部を備えている。
【0045】
その代わりに、ばねシリンダ30は持続的に予圧縮されて保持され、ルーフ後側部分4の普通の揺動運動と一緒に動くことができる。ルーフ後側部分4の下降した開放位置において(図5参照)、ばねシリンダ30の車体側の支持端部は車体に固定された支持部材に固定されている。それによって、緊急時揺動装置が始動したときに、反力を車体で支持することができる。
【0046】
緊急時揺動装置は例えば、ルーフ後側部分4を外側に揺動させるための火薬装置を備えている。
【0047】
図9〜12に示した実施の形態は、車両ルーフ1の上記の第1の実施の形態の変形であり、可撓性のルーフカバー40(図9においてハッチングで示してある)、例えば折畳みトップ布等を備えている。このルーフカバー40は、リアガラス44を除いて車両ルーフ1全体を覆い、例えば接着によってルーフ前側部分3の前側区間41に固定され(破線の分離線45まで)、図9に示した車両ルーフ1の閉鎖位置で後側区間42上に張られて載せられ、例えば面状の接着によってルーフ後側部分4上に固定されている。
【0048】
車両ルーフ1の開放時に(図9から図10への運動経過として示してある)、ルーフ前側部分3とルーフ後側部分4は同時にユニットとして後側に揺動させられる。この場合、ルーフ前側部分3の後側エッジ7は、円弧に沿って揺動したルーフ後側部分4の前側エッジ22と相対的に上記のように前方に移動する。後側区間に載っているだけのルーフカバー40は持上げられ、このずれを許容する。
【0049】
車両ルーフ1を更に開放運動させると、ルーフ前側部分3は上記のようにルーフ後側部分4のそばを通って内側に揺動させられる。この場合、ルーフカバー40は折り目46としてルーフ前側部分3から離れる(図11)。
【0050】
それに続いて、ルーフ前側部分3が格納位置まで下方に摺動運動すると、ルーフカバー40はルーフ前側部分3から更に離れる。
【0051】
それによって、ルーフ前側部分3とルーフ後側部分4の間のシールは不要である。というのは、分離継目がルーフカバー40によって封止的に覆われるからである。
【0052】
ルーフ前側部分3はその後側エッジに、例えば中央に配置された切欠き43(図9に示してある)を備えていてもよい。この切欠き43は例えば、下方に完全に揺動する際に、プロペラシャフトトンネルのような上方に突出する床側の車体部分を収容できるように形成されている。これにより、比較的に長いルーフ前側部分3が、車体内の低い格納位置まで達することができる。これは、車体部品が特に床側に配置され上方に突出していても可能である。この切欠き43は車両ルーフ1の閉鎖状態でルーフカバー40によって覆われる。摺動可能な内側トリムまたはルーフライナー部分は、切欠き43の車両室内側を覆うことができる。
【0053】
このような切欠きは、少なくとも1個の移動可能な要素によって被覆または充填可能である。移動可能な要素は、ルーフ前側部分を格納する際に、必要に応じて切欠きを露出させ、そして車両ルーフの閉鎖位置で切欠きを閉鎖する。この変形は、被覆するルーフカバーを備えていないこのような車両ルーフにも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャブリオレのハードトップ車両ルーフの閉鎖状態の概略側面図である。
【図2】開放過程でルーフ前側部分とルーフ後側部分が揺動した車両ルーフの側面図である。
【図3】車両ルーフの中間開放状態の側面図である。
【図4】ルーフ前側部分が下降するときの車両ルーフの中間開放状態を示す側面図である。
【図5】ルーフ部分がルーフ格納室内に格納されている、開放した車両ルーフの側面図である。
【図6】ルーフ後側部分が繰り出している、開放した車両ルーフの側面図である。
【図7】ルーフ後側部分が下降している、部分開放した車両ルーフの側面図である。
【図8】ルーフ後側部分が繰り出し可能なロールオーバー保護部材として形成された他の実施の形態の側面図である。
【図9】ルーフカバーを備えた本発明による車両ルーフの他の実施の形態の側面図である。
【図10】開放運動中の車両ルーフの側面図である。
【図11】開放運動中の他の位置にある車両ルーフの側面図である。
【図12】ルーフ格納室に格納された状態にある、開放した車両ルーフの側面図である。
【符号の説明】
1…車両ルーフ、2…キャブリオレ、3…ルーフ前側部分、4…ルーフ後側部分、5…ルーフフレーム、6…支持区間、7…後側エッジ、8…前側エッジ、9…レバー、10…ヒンジ、11…ヒンジ、12…キャリッジ、13…レバー、14…ヒンジ、15…ヒンジ、16…案内レール、17…車体上側エッジ、18…座席、19…ヒンジ、20…ルーフ格納室、21…トランク室、22…前側エッジ、23…前側エッジ、24…風防ガラス支持パネル、25…ロールバー、26…前側区間、27…中央部分、30…ばねシリンダ、31…枢着個所、32…下側エッジ、33…支持個所、34…ばね、35…ピストン、36…係止装置、37…前側湾曲部材、38…縦方向支持材、40…ルーフカバー、41…前側区間、42…後側区間、43…切欠き、44…リヤガラス、45…分離線、46…折り目
Claims (26)
- 少なくとも1つのルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)を備え、このルーフ前側部分とルーフ後側部分が車両の車体に移動可能に支持され、かつルーフ格納室(20)内に格納可能である、特にキャブリオレ用のコンバーチブル車両ルーフにおいて、ルーフ前側部分(3)が車両に固定された案内装置(16)に摺動可能に支承された揺動支持装置(9、13)によって支持され、この揺動支持装置がルーフ前側部分(3)の開放および格納時に案内装置(16)に沿って移動し、その際ルーフ前側部分(3)がルーフ格納室(20)内に下降することを特徴とする車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)がルーフ格納室(20)内に下降するときに、傾斜したまたはほぼ垂直な揺動位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の車両ルーフ。
- ルーフ格納室(20)が座席(18)の背後で下方に延設されていることを特徴とする請求項1または2記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)を支持する揺動支持装置(9、13)が、多リンク機構、特に四リンク機構(9、10、11、13、14、15)を備え、このリンク機構が案内装置(16)に摺動可能に支承されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 揺動支持装置または四リンク機構または多リンク機構(9、10、11、13、14、15)が、案内装置(16)上に摺動可能に支承されたキャリッジ(12)に支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 案内装置(16)が直線状または曲線状に延びる案内レール(16)を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 案内レール(16)がほぼ座席の背もたれ(18)の傾斜状態に対応して配置されていることを特徴とする請求項6記載の車両ルーフ。
- ルーフ後側部分(4)が車体に固定された横方向軸(19)に揺動可能に支承され、この横方向軸が特に案内装置(16)または案内レール(16)の上側区間の範囲内に延設されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 車両ルーフ(1)を完全に開放するために先ず最初にルーフ後側部分(4)の少なくとも一部がルーフ格納室(20)内まで揺動させられ、続いてあるいは部分的に同時にルーフ前側部分(3)がルーフ後側部分(4)の前まで揺動させられ、そして下方に向けてルーフ格納室(20)内に入れられるように、ルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)のための両揺動支持装置(9、13または19)が設計されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 車両ルーフ(1)の開放時に先ず最初に、ルーフ後側部分(4)がその格納位置に達するまで、ルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)がほぼ一緒にルーフ格納室(20)の方へ揺動させられ、続いてルーフ前側部分(3)がルーフ後側部分(4)の前まで揺動させられ、そして下方に向けてルーフ格納室(20)内に入れられるように、ルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)のための両揺動支持装置(9、13または19)が設計されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)の閉鎖時に、ルーフ後側部分(4)がルーフ格納室(20)に格納可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)がルーフ格納室(20)内に下降しているときに、ルーフ後側部分(4)がその閉鎖位置に繰り出し可能であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ後側部分(4)がロールオーバー保護部材として形成され、ロールオーバー保護位置に繰り出し可能であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ後側部分(4)が補強部(38)を備え、緊急時揺動装置(30)によって駆動可能であることを特徴とする請求項13記載の車両ルーフ。
- ルーフ後側部分(4)の前に斜めにまたは垂直に配置されたルーフ前側部分あるいはこのルーフ前側部分に支承された追加部品が、風よけ位置に移動可能であり、かつこの位置に固定可能であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)が剛性を有するルーフ要素であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)が透明な前側ルーフ区間(26、27)を備えていることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 車両ルーフ(1)の閉鎖時に、可撓性のルーフカバー(40)が、剛性のあるルーフ要素として形成されたルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)を覆い、ルーフカバー(40)がルーフ前側部分(3)の前側区間(41)に固定され、かつルーフ前側部分(3)の後側区間(42)に固定しないで載っていることを特徴とする請求項1〜17のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)が、ルーフ前側部分(3)の格納位置で切り欠かれている後側範囲、特に中央の範囲(43)を有することを特徴とする請求項1〜18のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 後側の範囲がルーフ前側部分(3)の切欠き(43)であることを特徴とする請求項19記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分の後側範囲(43)が、押しのけ可能な部分、特にフラップ部分またはスライド部分であることを特徴とする請求項20記載の車両ルーフ。
- ルーフ後側部分(4)がリヤガラス(44)を備えていることを特徴とする請求項1〜21のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)とルーフ後側部分(4)がそれぞれ固有の駆動装置によって揺動可能であることを特徴とする請求項1〜22のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)が固有の駆動装置によって案内装置(16)に沿って移動可能であることを特徴とする請求項1〜23のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- 車両ルーフ(1)の開閉の少なくとも一部が、ルーフ前側部分(3)およびまたはルーフ後側部分(4)の手動操作によって行われることを特徴とする請求項1〜24のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
- ルーフ前側部分(3)がそれぞれ側方のルーフ縦フレーム(5)を備え、このルーフ縦フレームがルーフ前側部分(3)の後側エッジ範囲内で下方に延び、かつ四リンク機構の少なくとも1個のヒンジ(14)を持っていることを特徴とする請求項1〜25のいずれか一つに記載の車両ルーフ。
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