JP4766160B2 - 通信システムおよび通信ノード - Google Patents

通信システムおよび通信ノード Download PDF

Info

Publication number
JP4766160B2
JP4766160B2 JP2009176477A JP2009176477A JP4766160B2 JP 4766160 B2 JP4766160 B2 JP 4766160B2 JP 2009176477 A JP2009176477 A JP 2009176477A JP 2009176477 A JP2009176477 A JP 2009176477A JP 4766160 B2 JP4766160 B2 JP 4766160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
priority
communication
communication system
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009176477A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011030151A (ja
Inventor
陽人 伊東
祐 木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2009176477A priority Critical patent/JP4766160B2/ja
Priority to US12/846,083 priority patent/US8347009B2/en
Publication of JP2011030151A publication Critical patent/JP2011030151A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4766160B2 publication Critical patent/JP4766160B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/403Bus networks with centralised control, e.g. polling
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/1887Scheduling and prioritising arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40143Bus networks involving priority mechanisms
    • H04L12/40163Bus networks involving priority mechanisms by assigning priority to messages according to a message field
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L2012/40208Bus networks characterized by the use of a particular bus standard
    • H04L2012/40215Controller Area Network CAN

Description

本発明は、通信バスに複数の通信ノードが接続された通信システム、およびこの通信システムを構成する通信ノードに関する。
車両内において、通信バスに複数の通信ノードが接続された通信システムにおける通信方式として、ISO11898−1において規格化されたCAN(Cotroller Area Network)等のCSMA/NBA方式通信や、ISO11898−4、FlexRay(登録商標)等の固定タイムスロット方式の時分割多重通信が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−049976号公報
CANにおいては、IDにより通信の衝突を調停するが、通信バスに送出されるデータの種別が増加すると、調停される頻度が増加するため、調停負けする確率が高い低優先度のIDを有するデータが送出され難いという問題点がある。
一方、FlexRay等の固定タイムスロット方式の時分割多重通信においては、1つのタイムスロットで1つのデータを送信し、かつタイムスロットの長さが固定化されているため、最もデータ長の長いデータに合わせてタイムスロットの長さを設定しておく必要がある。このため、データ長の長いデータと短いデータとが混在する場合に、バスの利用効率が低下するという問題点がある。
そこで、このような問題点を鑑み、通信バスに複数の通信ノードが接続された通信システムにおいて、優先度が低く、送出される頻度が低かったデータの送出頻度を向上させることができ、かつ通信バスの利用効率を向上させることができる技術を提供することを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の通信システムにおいて、予め設定されたある通信ノード(マスタノード)のリファレンス送出手段は、他の通信ノードに対してデータ送出を要求するリファレンスメッセージを送出する。そして、複数の通信ノードのうちの少なくとも1以上の通信ノード(特定ノード)において、優先順位送出手段は、マスタノードからのリファレンスメッセージを受けると、自身が送出しようとするデータを示す送出データの優先順位を示す優先順位情報を通信バスに対して送出し、優先順位検出手段は、他の通信ノードから送出された優先順位情報が、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示すか否かを検出する。
さらに、データ送出手段は、優先順位検出手段により自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出されなかった場合に、送出データを通信バスに対して送出し、次にリファレンスメッセージを受けるまで同じ優先順位のデータの送出をしない。また、優先順位再送出手段は、優先順位検出手段により自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出された場合に、この優先順位情報が対応する他の通信ノードからの送出データが送出された後で、優先順位送出手段としての機能を再度実施させる。
即ち、本発明の通信システムにおいて、少なくとも1以上の特定ノードは、リファレンスメッセージを基準にデータ送出を開始し、優先順位情報に基づいて優先順位が最も高いデータのみが通信バスに送出される。各特定ノードは、その後、次のリファレンスメッセージを受けるまでは送出済みのデータと同じ優先順位のデータを送出しないように設定されているので、各特定ノードは、高い優先順位を有するデータから順に送出することになる。
よって、低い優先順位を有するデータであっても、相対的に高い優先順位を有するデータが全て送出されれば、その後、送出される。また、本発明では、データ間に余分な時間を空けることなく通信を継続することができる。
従って、このような通信システムによれば、優先度が低く、送出される頻度が低かったデータの送出頻度を向上させることができ、かつ通信バスの利用効率を向上させることができる。
なお、特定ノードにはマスタノードが含まれていてもよい。つまり、マスタノードが特定ノードしての機能を備えていてもよい。また、通信ノードには、リファレンスメッセージに拘わらずデータを送出するものがあってもよい。
ところで、請求項1に記載の通信システムにおいては、請求項2に記載のように、マスタノードは、各特定ノードから送出される優先順位情報のうちの最も優先順位の低い優先順位情報である最低順位情報を自身に記憶しており、リファレンス送出手段は、マスタノードが最低順位情報を受けると、この最低順位情報に対応する特定ノードから送出された送出データの次のデータとして、リファレンスメッセージを送出してもよい。
このような通信システムによれば、最も低い優先順位を有する送出データが送出された後で、再度、全ての送出データを送出することができる。
さらに、請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいては、請求項3に記載のように、リファレンス送出手段は、リファレンスメッセージの送出後、前記各特定ノードによって全ての送出データが1度ずつ送出されるのに要する時間よりも長い時間に設定されたリセット基準時間を経過すると、再度、リファレンスメッセージを送出してもよい。
このような通信システムによれば、リセット基準時間が経過する毎にリファレンスメッセージを再送するので、各通信ノードは概ね周期的に同一種別のデータを送出することができる。
また、各特定ノードが、データ送出手段により送出された送出データのエラーを検出し、エラーが検出された場合に、当該送出データに対応する優先順位情報および当該送出データを再度送出するデータ再送出手段を備えている場合には、送出データのエラーが多発したときに、送出データの再送が多発することが想定される。このような場合であっても、本発明の通信システムによれば、リセット基準時間を超過した場合に、リファレンスメッセージを送出するので、高い優先度を有する送出データを概ねリセット基準時間毎に送出することができる。なお、上記データ再送出手段による作動を禁止する再送禁止手段を備えていてもよい。
また、本発明を請求項2に記載の発明に適用する場合には、リファレンス送出手段は、最低順位情報を受け、かつリセット基準時間が経過したときにリファレンスメッセージを送出してもよいし、最低順位情報を受けるか、またはリセット基準時間が経過したときにリファレンスメッセージを送出するようにしてもよい。
さらに、請求項3に記載の通信システムにおいて、各特定ノードは、請求項4に記載のように、マスタノードからリファレンスメッセージが送出された後、リセット基準時間を経過すると、自身が送出しようとする送出データを送出前に貯留する送出バッファ内の送出データを削除する送出データ削除手段を備えていてもよい。
このような通信システムによれば、送出バッファに貯留された送出データはリセット基準時間以内である場合のみに送信されるので、送出バッファ内に長時間貯留された古い送出データが送出されることを防止することができる。
なお、請求項3および請求項4に記載の構成では、リセット基準時間が経過するとリファレンスメッセージが送出され、各特定ノードによるデータ送出が再度開始されるので、エラーが発生しやすい(ノイズが多い)環境において周期的にデータ送信を実施したい場合に、本構成を採用すると効果的である。
また、請求項1〜請求項4の何れかに記載の通信システムにおいて、少なくとも何れかの通信ノードは、請求項5に記載のように、予め設定された優先順位情報である読込基準情報を受けると、通信バスを介して受けたデータを貯留する受信バッファ内のデータを取得する旨の取得指示を出力する取得指示出力手段を備えていてもよい。
このような通信システムによれば、読込基準情報を受けたときに取得指示を出力するので、データを受信する毎に取得指示を出力する構成と比較して、データを取得する側の手段(例えば外部装置)が受信バッファからデータを取得する頻度を低くすることができる。したがって、データを取得する側の手段の処理負荷を軽減することができる。
さらに、請求項1または請求項5の何れかに記載の通信システムにおいて、各特定ノードは、請求項6に記載のように、自身が送信した複数の送出データに関するチェックサムデータを生成するチェックサム生成手段と、生成されたチェックサムデータに対応して予め設定された優先順位情報および該チェックサムデータを送出するチェックサム送出手段と、を備えていてもよい。
このような通信システムによれば、チェックサムデータを受けた通信ノードは、複数の送出データに対するエラーの有無を1つのチェックサムデータで確認することができる。
加えて、請求項6に記載の通信システムにおいて、チェックサム生成手段は、請求項7に記載のように、自身の特定ノードが送出する送出データのうちの予め設定された送出データが送出されると、チェックサムデータを生成するようにしてもよい。
このような通信システムによれば、例えば自身が送出する送出データの全てが送出された後など、所定の送出データが送出されたときに、これまでに送出した送出データについてのチェックサムデータを送信することができる。
また、請求項6または請求項7に記載の通信システムにおいて、チェックサム生成手段は、請求項8に記載のように、予め設定されたチェックサム基準時間毎に、チェックサムデータを生成するようにしてもよい。
このような通信システムによれば、チェックサム基準時間毎にチェックサムデータを送出するので、一定時間毎に送出済データの信頼性を確認することができる。なお、チェックサム基準時間を計時する際には、リファレンスメッセージの受信を起算点とすることが考えられる。
また、本発明を請求項7に記載の発明に適用する場合には、チェックサム生成手段は、予め設定された送出データが送出され、かつチェックサム基準時間が経過したときにチェックサムデータを生成してもよいし、予め設定された送出データが送出されるか、またはチェックサム基準時間が経過したときにチェックサムデータを生成するようにしてもよい。
また、請求項1〜請求項8の何れかに記載の通信システムにおいて、特定ノードのうちの少なくとも1つは、請求項9に記載のように、マスタノードが最後にリファレンスメッセージを送信してから予め設定された第1異常判定基準時間以上経過した場合に、マスタノードの異常を出力する第1異常出力手段を備えていてもよい。
このような通信システムによれば、少なくとも1つの特定ノードがマスタノードの異常を検出することができ、異常に対応した処理を実施することができる。
さらに、請求項1〜請求項9の何れかに記載の通信システムにおいて、特定ノードのうちの少なくとも1つは、請求項10に記載のように、各特定ノードから送出される優先順位情報のうちの最も優先順位の低い優先順位情報である最低順位情報を自身に記憶しており、最低順位情報が予め設定された第2異常判定基準時間以上検出できなかった場合に、異常を出力する第2異常出力手段を備えていてもよい。
このような通信システムによれば、エラーの頻発等の理由により、少なくとも何れかのデータが送出できていない旨の異常を検出することができ、異常に対応した処理を実施することができる。
次に請求項11に記載の通信ノードは、請求項1〜請求項10の何れかに記載の通信システムを構成するマスタノードとして構成されたことを特徴としている。また、請求項12に記載の通信ノードは、請求項1〜請求項10の何れかに記載の通信システムを構成する特定ノードとして構成されたことを特徴としている。
これらのような通信ノードによれば、少なくとも請求項1に記載の通信システムと同様の効果を享受することができる。
本発明が適用された通信システムの概略構成を示すブロック図である。 マスタ処理を示すフローチャートである。 スレーブ処理を示すフローチャートである。 各ECUが実際にデータを送信する際の一態様を示す説明図である。 各ECUが実際にデータを送信する際の一態様を示す説明図である。 変形例のマスタ処理(スレーブ処理)を示すフローチャートである。 変形例において各ECUが実際にデータを送信する際の一態様を示す説明図である。 変形例のスレーブ処理を示すフローチャートである。 変形例において各ECUが実際にデータを送信する際の一態様を示す説明図である。 変形例のマスタ処理を示すフローチャートである。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
[本実施形態のハードウェア構成]
図1は本発明が適用された通信システム1の概略構成を示すブロック図である。通信システム1は、例えば乗用車等の車両に搭載されており、図1に示すように、通信バス5に複数のECU10,20,30,40等(以下、ECU10〜40と表記する。図1ではECU40を省略。)が接続されて構成されている。
ECU10〜40のハードウェア構成は、ISO11898−1において規格化されたCANとしての通信を実施可能な周知の構成とされている。また、ECU10〜40においては、それぞれ同様のハードウェア構成とされている。ハードウェア構成に関する以下の説明では、ECU10のみ構成について簡単に説明する。
ECU10は、マイコン11とトランシーバ14とを備えて構成されている。マイコン11は、CPU12、RAM(図示省略)、ROM(図示省略)、コントローラ13等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されている。
ECU10のCPU12は、ROM等のメモリに格納された通信ソフトウェアを実行することによりコントローラ13やトランシーバ14を制御するとともに、車両制御ソフトウェアを実行することにより車両各部の装置を制御する。
ECU10は、トランシーバ14を使用して通信バス5を介して他のECUとデータを送受信する。この際の通信プロトコルとしては、CANと同様のプロトコルを利用する。
なお、ECU10が複数の通信チャネルを備える場合、通信チャネル毎にコントローラ13およびトランシーバ14が設置される。また、ECU10は、通信バス5を介して他のECUとデータを送受信することにより他のECUと連携して車両制御を実施してもよいし、通信バス5を介さず各種センサの検出信号を直接入力し独立して車両制御を実施してもよい。
トランシーバ14は、通信バス5のバス信号を受信用に設けられた端子から受信し、コントローラ13が扱える受信信号に変換してコントローラ13に出力するとともに、コントローラ13が送信する送信信号を通信バス5のバス用のバス信号に変換して送信用に設けられた端子から通信バス5に送信する。
コントローラ13は、メッセージボックス(図示省略)とレジスタ(図示省略)とを有している。メッセージボックスは、例えば送信用のメッセージボックスと受信用のメッセージボックスとからなり、コントローラ13のレジスタとCPU12との間でデータの受け渡しを行う。
また、レジスタは、メッセージボックスから受け取った送信データの格納用、あるいはトランシーバ14が受信した受信データの格納用に使用されるレジスタである。
コントローラ13は、プログラムを格納する記録装置やプログラムを実行する演算装置等を備えており、送信用のメッセージボックス(送出バッファ)を介してCPU12から送信データを複数のレジスタに順次格納し、レジスタに格納された送信データをフレーム化してトランシーバ14に出力する送信制御と、トランシーバ14を介して通信バス5からフレームを受信してメッセージ等を抽出して複数のレジスタに順次格納し、受信用のメッセージボックスからCPU12に出力する受信制御と、通信バス5上で送信フレームが衝突したときのバス権の調停制御などを実施する。
CPU12は、データ送信時に、通信ソフトウェアを利用して、送信するメッセージの内容からそのメッセージに対応する優先順位情報(IDコード)を特定し、これらメッセージおよび優先順位情報を送信用のメッセージボックスに出力する。また、CPU12は、コントローラ13から、割込やフラグの表示等によりフレームを受信した旨の通知を受けた場合、受信用のメッセージボックスを読み出す。
ここで、通信システム1においては、マスタノードから送信されるリファレンスメッセージを基準として、各ECU10〜40がデータの送信を開始する。なお、本実施形態においては、ECU10がマスタノードとして設定されており、ECU20〜40がマスタノード以外の通信ノードであるスレーブノードとして設定されているものとする。
[本実施形態による処理]
このように構成された通信システム1において、各ECU10〜40にて実施される処理について図2以下の図面を用いて説明する。図2はマスタノードであるECU10のコントローラ13が実行するマスタ処理を示すフローチャート、図3はスレーブノードであるECU20〜40のコントローラ23,33が実行するスレーブ処理を示すフローチャートである。
マスタ処理およびスレーブ処理は、イングニッションスイッチ等の車両の電源が投入されると開始される処理である。マスタ処理では、図2に示すように、まず、スレーブノードに対してデータ送出を要求するリファレンスメッセージを送出する(S110:リファレンス送出手段)。
マスタノードおよびスレーブノード(ECU10〜40)は、このリファレンスメッセージを受信し、以後原則として、リファレンスメッセージを基準にメッセージの送出を行う。
続いて、自身に内蔵されたタイマを起動させ、時間のカウントを開始し(S120)、タイマによる時間を参照することによって、ファレンスメッセージの送出後、一定時間(例えば4ms)が経過したか否かを判定する(S130)。なお、ここでいう一定時間は各ECU10〜40によって全ての送出データが1度ずつ送出されるのに要する時間よりも長い時間に設定されている。
一定時間が経過していれば(S130:YES)、コントローラ13内の送信用のメッセージボックスをクリア(つまり送信キャンセル)し(S140:送出データ削除手段)、S110の処理に戻る。つまり、リファレンスメッセージの送出後、一定時間(リセット基準時間)が経過すると、再度、リファレンスメッセージを送出する。
一方、一定時間が経過していなければ(S130:NO)、送信用のメッセージボックスを参照して送信メッセージの有無を判定する(S150)。送信メッセージがなければ(S150:NO)、チェックサムデータを送信済であるか否かを判定する(S160)。
ここで、チェックサムデータを送信済であるか否かについては、例えばフラグを参照することによって判定される。なお具体的なフラグの状態を変更する処理としては、後述するS190の処理にてチェックサムデータを送信するとフラグを立て、S110の処理にてリファレンスメッセージ送信をする際にフラグを解除するようにすればよい。
チェックサムデータを送信済であれば(S160:YES)、後述するS210の処理に移行する。チェックサムデータを送信済でなければ(S160:NO)、自身が直近のリファレンスメッセージ送信後に送信した複数の送出データに関するチェックサムデータを生成し(S165:チェックサム生成手段)、S170の処理に移行する。
一方、S150の処理にて送信メッセージがあれば(S150:YES)、S170の処理に移行し、送信メッセージが対応する優先順位情報を送信する(S170:優先順位送出手段)。なお、チェックサムデータを送信する場合には、チェックサムデータに対して予め設定された優先順位情報を送信する。
そして、他のECUから送出された優先順位情報が、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示すか否かを検出する調停を行う(S180:優先順位検出手段)。この処理としては、ISO11898−1において規格化されたCANとしての処理と同様の処理を利用する。
自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出されなかった場合には(S180:調停勝ち)、送信メッセージを通信バス5に対して送出し(S190:データ送出手段、チェックサム送出手段)、S130の処理に戻る。なお、S190の処理にて、送信メッセージ(チェックサムデータ)を送出したときには、次にリファレンスメッセージを受けるまで同じ優先順位のデータの送出をしないよう設定されている。
一方、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出された場合には(S180:調停負け)、他のECUからのメッセージの受信待ちを行い(S210:優先順位再送出手段)、メッセージを受信すると、このメッセージが予め設定された特定の優先順位情報を有するか否かを判定する(S220:取得指示出力手段)。このメッセージが特定の優先順位情報を有していれば(S220:YES)、コントローラ13における受信用のメッセージボックスからデータを取り出す旨の指示をCPU12に対して指示し(S230:取得指示出力手段)、後述するS240の処理に移行する。
一方、S220の処理にて、受信したメッセージが特定の優先順位情報を有していなければ(S220:NO)、直ちにS240に移行し、受信したメッセージに対応する優先順位情報が最も優先順位が低い優先順位情報として自身が記録している最低順位情報と一致するか否かを判定する(S240:優先順位再送出手段)。最低順位情報と一致すれば(S240:YES)、リファレンスメッセージの送信後、一定時間(例えば4ms)が経過するまで待機し(S250)、その後、S110の処理に戻る。
一方、S240の処理にて、最低順位情報と一致しなければ(S240:NO)、S130の処理に戻る。この場合には、他のECUからの送出データが送出された後で、再度、メッセージの送信(優先順位情報の送信を含む)が実施されることになる。
次に、スレーブ処理について説明する。スレーブ処理としては、スレーブノードであるECU20〜40を代表して、ECU20の処理について説明する。なお、他のスレーブノードについても同様の処理が実施される。
スレーブ処理では、まず、リファレンスメッセージを受信する(S310)。そして、コントローラ23内の送信用のメッセージボックスをクリアし、周期的にメッセージを送信するよう準備する(S320:送出データ削除手段)。
続いて、送信用のメッセージボックスを参照して送信メッセージの有無を判定する(S330)。送信メッセージがなければ(S330:NO)、チェックサムデータを送信済であるか否かを判定する(S340)。
チェックサムデータを送信済であれば(S340:YES)、後述するS410の処理に移行する。チェックサムデータを送信済でなければ(S340:NO)、直近のリファレンスメッセージ受信後に送信した複数の送出データに関するチェックサムデータを生成し(S345:チェックサム生成手段)、S350の処理に移行する。
一方、S330の処理にて送信メッセージがあれば(S330:YES)、S350の処理に移行し、送信メッセージが対応する優先順位情報を送信する(S350:優先順位送出手段)。なお、チェックサムデータを送信する場合には、チェックサムデータに対して予め設定された優先順位情報を送信する。
そして、他のECUから送出された優先順位情報が、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示すか否かを検出する調停を行う(S360:優先順位検出手段)。
自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出されなかった場合には(S360:調停勝ち)、送信メッセージを通信バス5に対して送出し(S370:データ送出手段、チェックサム送出手段)、S330の処理に戻る。なお、S370の処理にて、送信メッセージ(チェックサムデータ)を送出したときには、次にリファレンスメッセージを受けるまで同じ優先順位のデータの送出をしないよう設定されている。
一方、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出された場合には(S360:調停負け)、他のECUからのメッセージの受信待ちを行い(S410:優先順位再送出手段)、メッセージを受信すると、このメッセージが予め設定された特定の優先順位情報を有するか否かを判定する(S420:取得指示出力手段)。このメッセージが特定の優先順位情報を有していれば(S420:YES)、コントローラ13における受信用のメッセージボックスからデータを取り出す旨の指示をCPU12に対して指示し(S430:取得指示出力手段)、後述するS440の処理に移行する。
一方、S420の処理にて、受信したメッセージが特定の優先順位情報を有していなければ(S420:NO)、直ちにS440に移行し、次のリファレンスメッセージを受信したか否かを判定する(S440:優先順位再送出手段)。次のリファレンスメッセージを受信していれば(S440:YES)、S320の処理に戻る。また、次のリファレンスメッセージを受信していなければ(S440:NO)、S330の処理に戻る。
このようなマスタ処理およびスレーブ処理を実施するECU10〜40が、実際にデータを送信する態様について図4および図5を用いて説明する。なお、図4および図5においては、時間(横軸)と優先順位情報(縦軸)との関係を示している。
図4に示すように、ECU10からリファレンスメッセージ36が送出されると、ECU10〜40は、このメッセージ36の受信後、所定のビット数(例えば3ビット)分の時間だけ待機した後に、同時に、優先順位情報41,51,61を送出する。
これらの優先順位情報41,51,61に対しては、調停が行われ、その結果、最も高い優先順位を有するECU10が送出する優先順位情報41に関するメッセージ40のみが送出される。このメッセージ40の送出後、再び所定のビット数(例えば3ビット)分の時間だけ待機した後に、優先順位情報が送出され、これらのうちの最も高い優先順位を有するメッセージが送出されることを繰り返すことによって、メッセージ50,52,54,60,62が順に送出されることになる。
なお、図4に示す例では、ECU10が送出するメッセージの優先順位情報41が、ECU20が送出するデータの優先順位情報51,53,55およびECU30が送出するメッセージの優先順位情報61,63よりも高い優先順位に設定されており、ECU20が送出するメッセージの優先順位情報51,53,55は、ECU30が送出するメッセージの優先順位情報61,63よりも高い優先順位に設定されている。
このため、ECU10が送出するメッセージの全てが送出されてから、ECU20がメッセージを送出し、さらに、ECU20が送出するメッセージの全てが送出されてからECU30がメッセージを送出することになる。
そして、最も優先順位の低い優先順位情報63に対応するメッセージ62が送出されると、その後、次のリファレンスメッセージ37が送出され、再び、全てのメッセージの送出が始まる。
次に、メッセージ送出中にエラーが発生した場合には、図5に示すような処理を行う。即ち、メッセージ50の送出中にエラーが発生し、エラーメッセージ56が他のECUから送出された場合または自身でエラーを検出した場合には、メッセージ50の再送を実施する(メッセージ57)。そして、エラーが頻発したとしても、一定時間9(リセット基準時間)が経過すると、再度、リファレンスメッセージ37が送出される。なお、リファレンスメッセージ36,37は、通常送出されるメッセージよりも高い優先順位が設定されている。
[本実施形態による効果]
以上のように詳述した通信システム1において、マスタノードとして機能するECU10のコントローラ13は、他のECU20〜40に対してデータ送出を要求するリファレンスメッセージを送出する。そして、スレーブノードとして機能するECU20〜40にECU10を加えた各ECU10〜40(特定ノード)において、コントローラ13,23,33は、ECU10からのリファレンスメッセージを受けると、自身が送出しようとするメッセージを示すメッセージの優先順位を示す優先順位情報を通信バス5に対して送出し、他のECU10〜40から送出された優先順位情報が、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示すか否かを検出する。
さらに、各ECU10〜40は、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出されなかった場合に、メッセージを通信バス5に対して送出し、次にリファレンスメッセージを受けるまで同じ優先順位のデータの送出をしない。また、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出された場合に、この優先順位情報が対応する他のECUからのメッセージが送出された後で、優先順位情報の送出機能を再度実施させる。
即ち、本発明の通信システム1において、ECU10〜40は、リファレンスメッセージを基準にメッセージ送出を開始し、優先順位情報に基づいて優先順位が最も高いメッセージのみが通信バス5に送出される。各ECU10〜40は、その後、次のリファレンスメッセージを受けるまでは送出済みのメッセージと同じ優先順位のメッセージを送出しないように設定されているので、各ECU10〜40は、高い優先順位を有するメッセージから順に送出することになる。
よって、低い優先順位を有するメッセージであっても、相対的に高い優先順位を有するメッセージが全て送出されれば、その後、送出される。また、本発明では、メッセージ間に余分な時間を空けることなく通信を継続することができる。
従って、このような通信システム1によれば、優先度が低く、送出される頻度が低かったメッセージの送出頻度を向上させることができ、かつ通信バス5の利用効率を向上させることができる。
また、通信装置1によれば、通信プロトコルとしてCANと同様のプロトコルを利用しているので、時分割でメッセージの送信を管理する必要がない。よって、ECUを通信バス5に追加する場合の設計変更を容易に行うことができる。加えて、各ECUはFlexRay等の固定タイムスロット方式のような精密に決められた時間で送信する必要がなく、高精度の時間管理(高精度クロック及びタイミングカウンタ)が不要となる。
また、マスタノードであるECU10は、各ECU10〜40から送出される優先順位情報のうちの最も優先順位の低い優先順位情報である最低順位情報を自身に記憶しており、ECU10は、最低順位情報を受けると、この最低順位情報に対応するECU10〜40から送出されたメッセージの次のメッセージとして、リファレンスメッセージを送出する。
このような通信システム1によれば、最も低い優先順位を有するメッセージが送出された後で、再度、全てのメッセージを送出することができる。
さらに、通信システム1においてECU10は、リファレンスメッセージの送出後、各ECU10〜40によって全てのメッセージが1度ずつ送出されるのに要する時間よりも長い時間に設定されたリセット基準時間を経過すると、再度、リファレンスメッセージを送出する。
このような通信システム1によれば、リセット基準時間が経過する毎にリファレンスメッセージを再送するので、各ECU10〜40は概ね周期的に同一種別のメッセージを送出することができる。
また、各ECU10〜40は、送出されたメッセージのエラーを検出し、エラーが検出された場合に、当該メッセージに対応する優先順位情報および当該メッセージを再度送出する。
このような通信システム1によれば、メッセージのエラーが多発し、メッセージの再送が多発することが想定される場合であっても、リセット基準時間を超過した場合に、リファレンスメッセージを送出するので、高い優先度を有するメッセージを概ねリセット基準時間毎に送出することができる。なお、メッセージを再度送出する作動を禁止するようにしてもよい。
さらに、通信システム1において、各ECU10〜40は、リファレンスメッセージが送出された後、リセット基準時間を経過すると、自身が送出しようとするメッセージを送出前に貯留する送出バッファ内のメッセージを削除する。
このような通信システム1によれば、送出バッファに貯留されたメッセージはリセット基準時間以内である場合のみに送信されるので、送出バッファ内に長時間貯留された古いメッセージが送出されることを防止することができる。
また、通信システム1において、少なくとも何れかのECU10〜40は、予め設定された優先順位情報である読込基準情報を受けると、通信バス5を介して受けたメッセージを貯留する受信バッファ内のメッセージを取得する旨の取得指示を出力する。
このような通信システム1によれば、読込基準情報を受けたときに取得指示を出力するので、メッセージを受信する毎に取得指示を出力する構成と比較して、メッセージを取得する側の手段(ここではCPU12,22,32)が受信バッファからメッセージを取得する頻度を低くすることができる。したがって、メッセージを取得する側の手段の処理負荷を軽減することができる。
さらに、通信システム1において各ECU10〜40は、自身が送出した複数のメッセージに関するチェックサムデータを生成し、このチェックサムデータに対応して予め設定された優先順位情報と生成されたチェックサムデータとを送出する。特に、ECU10〜40は、自身のECU10〜40が送出するメッセージのうちの予め設定されたメッセージが送出されると(本実施形態においては自身が送出する全てのメッセージが送出されると)、チェックサムデータを生成する。
このような通信システム1によれば、チェックサムデータを受けたECU10〜40は、複数のメッセージに対するエラーの有無を1つのチェックサムデータで確認することができる。また、このような通信システム1によれば、例えば自身が送出するメッセージの全てが送出された後など、所定のメッセージが送出されたときに、これまでに送出したメッセージについてのチェックサムデータを送信することができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態のマスタ処理およびスレーブ処理においては、以下のような処理を追加するようにしてもよい。具体的には、例えば図6に示すように、マスタ処理のS130の処理とS150の処理との間に、予め設定された前述の一定時間(リファレンスメッセージが送出される周期)よりも短い時間に設定された基準時間(例えば3.8ms)が経過したか否かを判定する処理(S520)を追加してもよい。また、この処理は、スレーブ処理のS320の処理とS330の処理との間に追加してもよい。
なお、S520の処理をスレーブ処理に追加する場合には、S370の処理が終了したとき、およびS440の処理が否定判定されたときにおいても、S520の処理が実施されるように設定すればよい。また、スレーブ処理においてリファレンスメッセージを受信したときにタイマを起動し、このタイマによる時間を参照してS520の処理の判定を実施するようにすればよい。
S520の処理にて、基準時間が経過していなければ(S520:NO)、マスタ処理ではS150に移行し、スレーブ処理ではS330に移行する。基準時間が経過していれば(S520:YES)、チェックサムデータが送信済であるか否かを判定する(S530)。
チェックサムデータが送信済であれば(S530:YES)、マスタ処理ではS210の処理に移行し、スレーブ処理ではS410の処理に移行する。また、チェックサムデータが送信済でなければ(S530:NO)、自身が既に送信したメッセージに関するチェックサムデータを生成し(S540:チェックサム生成手段)、マスタ処理ではS170の処理に移行し、スレーブ処理ではS350の処理に移行する。
このような処理をECU10〜40が実施すると、例えば図7に示すように、リファレンスメッセージの送出後、基準時間が経過すると、各ECUからチェックサムデータが送出されることになる。このとき、チェックサムデータの優先順位情報は、各ECU10〜40が通常のメッセージ送出時よりも高い優先順位に設定されていることで、必ず調停勝ちするよう設定されている。
よって、全てのメッセージが送信される前に次のリファレンスメッセージが送出される場合であっても、その前にチェックサムデータを送出することができるので、既に送出されたメッセージの信頼性を向上させることができる。
次に、スレーブ処理においては、上述のS520〜S540の処理に換えて、或いは、S520の処理とS330の処理との間において、図8に示す処理を実施してもよい。具体的には、リファレンスメッセージを受信したときにクリアされるタイマを予め起動させておき、S320の処理の後で、前述の一定時間(リファレンスメッセージが送出される周期)よりも長い時間に設定された異常判定時間が経過したか否かを判定する(S620)。
異常判定時間が経過していなければ(S620:NO)、異常はないものとして、S330の処理に移行する。また、異常判定時間が経過していれば(S620:YES)、異常である旨を認識する(S630:第1異常出力手段)。
この際には、例えば図9に示すように、通常送出されるメッセージよりも高い優先順位情報を有するメッセージを異常通知用メッセージ63として送出するようにすればよい。
この構成によれば、スレーブノードがマスタノードにおいて周期的にリファレンスメッセージが送出されない異常を検出することができる。
また、マスタ処理のS130の処理にて肯定判定された場合には、図10に示すような処理を実施してもよい。
即ち、S130の処理にて肯定判定された場合には、コントローラ13内の送信用のメッセージボックスをクリアし(S140)、異常判定用のカウンタをカウントアップ(インクリメント)する(S710)。そして、このカウンタ値を判定する(S720)。
カウンタ値が予め設定された一定値未満であれば(S720:NO)、S110の処理に戻る。また、カウンタ値が一定値以上であれば(S720:YES)、異常である旨を認識する(S730)。
なお、S710〜S730の処理は、本発明でいう第2異常出力手段に相当する。
この構成によれば、エラーが頻発して最も低い優先順位情報を有するメッセージが送出できないことが繰り返される場合に、異常を認識することができる。なお、最も低い優先順位情報を有するメッセージが送出された場合(例えばS250の処理のとき)に、異常判定用のカウンタをリセットするようにしてもよい。
また、通信バス5に接続されたECU10〜40は、リファレンスメッセージを受けたときにメッセージを送出するようにしたが、リファレンスメッセージに拘わらずデータを送出する他のECU(例えば、周期的にデータを送出するもの)が通信バス5上に存在してもよい。
1…通信システム、5…通信バス、10〜40…ECU、11,21,31…マイコン、12,22,32…CPU、13,23,33…コントローラ、14,24,34…トランシーバ。

Claims (12)

  1. 通信バスに送出されたデータを検出可能な複数の通信ノードが前記通信バスに接続されて構成された通信システムであって、
    予め設定されたある通信ノード(以下、「マスタノード」という。)は、
    他の通信ノードに対してデータ送出を要求するリファレンスメッセージを送出するリファレンス送出手段、を備え、
    前記複数の通信ノードのうちの少なくとも1以上の通信ノード(以下、「特定ノード」という。)は、
    前記マスタノードからのリファレンスメッセージを受けると、自身が送出しようとするデータを示す送出データの優先順位を示す優先順位情報を前記通信バスに対して送出する優先順位送出手段と、
    他の通信ノードから送出された優先順位情報が、自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示すか否かを検出する優先順位検出手段と、
    前記優先順位検出手段により自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出されなかった場合に、前記送出データを前記通信バスに対して送出し、次にリファレンスメッセージを受けるまで同じ優先順位のデータの送出をしないデータ送出手段と、
    前記優先順位検出手段により自身が送出した優先順位情報よりも高い優先順位を示す優先順位情報が検出された場合に、該優先順位情報が対応する他の通信ノードからの送出データが送出された後で、前記優先順位送出手段としての機能を再度実施させる優先順位再送出手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記マスタノードは、前記各特定ノードから送出される優先順位情報のうちの最も優先順位の低い優先順位情報である最低順位情報を自身に記憶しており、
    前記リファレンス送出手段は、当該マスタノードが前記最低順位情報を受けると、該最低順位情報に対応する特定ノードから送出された送出データの次のデータとして、リファレンスメッセージを送出すること
    を特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記リファレンス送出手段は、リファレンスメッセージの送出後、前記各特定ノードによって全ての送出データが1度ずつ送出されるのに要する時間よりも長い時間に設定されたリセット基準時間を経過すると、再度、リファレンスメッセージを送出すること
    を特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムにおいて、
    前記各特定ノードは、
    前記マスタノードからリファレンスメッセージが送出された後、前記リセット基準時間を経過すると、自身が送出しようとする送出データを送出前に貯留する送出バッファ内の送出データを削除する送出データ削除手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の通信システムにおいて、
    前記少なくとも何れかの通信ノードは、
    予め設定された優先順位情報である読込基準情報を受けると、前記通信バスを介して受けたデータを貯留する受信バッファ内のデータを取得する旨の取得指示を出力する取得指示出力手段、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の通信システムにおいて、
    前記各特定ノードは、
    自身が送信した複数の送出データに関するチェックサムデータを生成するチェックサム生成手段と、
    前記生成されたチェックサムデータに対応して予め設定された優先順位情報および該チェックサムデータを送出するチェックサム送出手段と、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  7. 請求項6に記載の通信システムにおいて、
    前記チェックサム生成手段は、自身の特定ノードが送出する送出データのうちの予め設定された送出データが送出されると、前記チェックサムデータを生成すること
    を特徴とする通信システム。
  8. 請求項6または請求項7に記載の通信システムにおいて、
    前記チェックサム生成手段は、予め設定されたチェックサム基準時間毎に、前記チェックサムデータを生成すること
    を特徴とする通信システム。
  9. 請求項1〜請求項8の何れかに記載の通信システムにおいて、
    前記特定ノードうちの少なくとも1つは、
    前記マスタノードが最後にリファレンスメッセージを送信してから予め設定された第1異常判定基準時間以上経過した場合に、前記マスタノードの異常を出力する第1異常出力手段、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  10. 請求項1〜請求項9の何れかに記載の通信システムにおいて、
    前記特定ノードのうちの少なくとも1つは、
    前記各特定ノードから送出される優先順位情報のうちの最も優先順位の低い優先順位情報である最低順位情報を自身に記憶しており、
    前記最低順位情報が予め設定された第2異常判定基準時間以上検出できなかった場合に、異常を出力する第2異常出力手段、
    を備えたことを特徴とする通信システム。
  11. 通信バスに送出されたデータを検出可能な通信ノードであって、
    請求項1〜請求項10の何れかに記載の通信システムを構成するマスタノードとして構成されたこと
    を特徴とする通信ノード。
  12. 通信バスに送出されたデータを検出可能な通信ノードであって、
    請求項1〜請求項10の何れかに記載の通信システムを構成する特定ノードとして構成されたこと
    を特徴とする通信ノード。
JP2009176477A 2009-07-29 2009-07-29 通信システムおよび通信ノード Active JP4766160B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176477A JP4766160B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 通信システムおよび通信ノード
US12/846,083 US8347009B2 (en) 2009-07-29 2010-07-29 Communication system having a plurality of communication nodes

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176477A JP4766160B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 通信システムおよび通信ノード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011030151A JP2011030151A (ja) 2011-02-10
JP4766160B2 true JP4766160B2 (ja) 2011-09-07

Family

ID=43528059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009176477A Active JP4766160B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 通信システムおよび通信ノード

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8347009B2 (ja)
JP (1) JP4766160B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8887022B2 (en) 2011-03-04 2014-11-11 Infineon Technologies Austria Ag Reliable data transmission with reduced bit error rate
JP5723189B2 (ja) * 2011-03-24 2015-05-27 富士通テン株式会社 通信装置および通信システム
US8934351B2 (en) 2011-03-24 2015-01-13 Fujitsu Ten Limited Communication apparatus and communication system
CN104272695B (zh) * 2012-04-20 2017-04-19 三菱电机株式会社 数据处理装置
JP5578207B2 (ja) * 2012-08-09 2014-08-27 株式会社デンソー 通信負荷判定装置
DE112012006843T5 (de) 2012-08-24 2015-05-21 Mitsubishi Electric Corporation Fahrzeugkommunikationssystem und Fahrzeugkommunikationsverfahren
JP5637193B2 (ja) 2012-09-06 2014-12-10 株式会社デンソー 通信システム
JP6500765B2 (ja) 2015-12-15 2019-04-17 株式会社デンソー 通信システム
US20170187634A1 (en) * 2015-12-23 2017-06-29 Fts Computertechnik Gmbh Method for Transmission of Messages in a Computer Network and Computer Network
WO2017159645A1 (ja) * 2016-03-16 2017-09-21 日本電気株式会社 ネットワークアドレス変換装置、設定要求装置、通信システム、通信方法およびプログラムが記憶された記憶媒体
CN113453338B (zh) * 2020-03-24 2023-09-05 维沃移动通信有限公司 接收方法、发送方法、终端及网络侧设备
WO2022086798A1 (en) * 2020-10-23 2022-04-28 Intel Corporation Repeated in sequence packet transmission for checksum comparison

Family Cites Families (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4560985B1 (en) * 1982-05-07 1994-04-12 Digital Equipment Corp Dual-count, round-robin ditributed arbitration technique for serial buses
US5088024A (en) * 1989-01-31 1992-02-11 Wisconsin Alumni Research Foundation Round-robin protocol method for arbitrating access to a shared bus arbitration providing preference to lower priority units after bus access by a higher priority unit
JPH03116351A (ja) * 1989-09-29 1991-05-17 Nec Corp 通信順序決定装置
US5151994A (en) * 1989-11-13 1992-09-29 Hewlett Packard Company Distributed fair arbitration system using separate grant and request lines for providing access to data communication bus
US5229652A (en) * 1992-04-20 1993-07-20 Hough Wayne E Non-contact data and power connector for computer based modules
EP0775612B1 (en) * 1993-06-28 2003-09-24 CNH Belgium N.V. Process for the control of self-propelled agricultural harvesting machines
US5455466A (en) * 1993-07-29 1995-10-03 Dell Usa, L.P. Inductive coupling system for power and data transfer
JPH08223190A (ja) 1995-02-14 1996-08-30 Nippondenso Co Ltd 通信システム
US7072380B2 (en) * 1995-06-30 2006-07-04 Interdigital Technology Corporation Apparatus for initial power control for spread-spectrum communications
US5754803A (en) * 1996-06-27 1998-05-19 Interdigital Technology Corporation Parallel packetized intermodule arbitrated high speed control and data bus
US6697350B2 (en) * 1995-06-30 2004-02-24 Interdigital Technology Corporation Adaptive vector correlator for spread-spectrum communications
DE69630942D1 (de) * 1996-02-16 2004-01-15 St Microelectronics Srl Automatische Detektion des Übertragungsmodus in Empfängern von digitalen Tonsignalen
SE518408C2 (sv) 1996-04-19 2002-10-08 Kvaser Consultant Ab Metod och anordning för framtagning av systemprotokoll för styr- och/eller kontrollutrustning
US5854454A (en) * 1996-09-16 1998-12-29 Otis Elevator Company Message routing in control area network (CAN) protocol
US6111888A (en) * 1997-05-27 2000-08-29 Micro Motion, Inc. Deterministic serial bus communication system
US7103646B1 (en) 1998-08-07 2006-09-05 Hitachi, Ltd. Distributed control system and information processing system
JP3713977B2 (ja) 1998-09-21 2005-11-09 株式会社日立製作所 リアルタイム分散システム
US7009969B1 (en) * 1999-06-08 2006-03-07 Cisco Technology, Inc. Local area network and message packet for a telecommunications device
US6654833B1 (en) * 1999-07-29 2003-11-25 Micron Technology, Inc. Bus arbitration
US7986729B2 (en) * 1999-10-28 2011-07-26 Lightwaves Systems, Inc. High bandwidth data transport system
US6587904B1 (en) * 1999-11-05 2003-07-01 Apple Computer, Inc. Method and apparatus for preventing loops in a full-duplex bus
US6967937B1 (en) * 1999-12-17 2005-11-22 Cingular Wireless Ii, Llc Collision-free multiple access reservation scheme for multi-tone modulation links
DE10000303B4 (de) * 2000-01-05 2011-09-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Daten zwischen wenigstens zwei mit einem Bussystem verbundenen Teilnehmern
DE10000304B4 (de) * 2000-01-05 2011-09-15 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Daten zwischen wenigstens zwei mit einem Bussystem verbundenen Teilnehmern
DE10000302B4 (de) * 2000-01-05 2011-08-11 Robert Bosch GmbH, 70469 Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Daten zwischen wenigstens zwei mit einem Bussystem verbundenen Teilnehmern
DE10000305B4 (de) * 2000-01-05 2011-08-11 Robert Bosch GmbH, 70469 Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Daten zwischen wenigstens zwei mit einem Bussystem verbundenen Teilnehmern
US6609172B1 (en) * 2000-04-20 2003-08-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Breaking up a bus to determine the connection topology and dynamic addressing
US6845416B1 (en) * 2000-08-02 2005-01-18 National Instruments Corporation System and method for interfacing a CAN device and a peripheral device
US6559783B1 (en) * 2000-08-16 2003-05-06 Microchip Technology Incorporated Programmable auto-converting analog to digital conversion module
JP2002261779A (ja) 2001-02-28 2002-09-13 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シリアルバスにおけるメッセージの受信通知方法及びプログラム
JP4084197B2 (ja) * 2001-03-15 2008-04-30 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複数のttcan−バスのグローバルタイムの同期化方法と装置,および係る方法と装置に対応するバスシステム
JP3302354B2 (ja) * 2001-07-27 2002-07-15 株式会社東芝 データ伝送方法
DE10145219A1 (de) 2001-09-13 2003-04-03 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von Programmunterbrechungen bei Teilnehmern eines Bussystems und Bussystem
US6831551B2 (en) * 2002-12-19 2004-12-14 General Electric Company Method and system for modulating a carrier frequency to support nondestructive bitwise arbitration of a communication medium
DE10327548B4 (de) 2003-06-18 2014-05-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Austausch von Daten über ein Bussystem
US7454170B2 (en) * 2003-08-08 2008-11-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Unidirectional power and bi-directional data transfer over a single inductive coupling
DE102004008910A1 (de) 2004-02-24 2005-09-08 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Kommunikationssystem zur Übertragung von Informationen in einem Kraftfahrzeug
JP4401239B2 (ja) 2004-05-12 2010-01-20 Necエレクトロニクス株式会社 通信メッセージ変換装置、通信方法及び通信システム
US7376961B2 (en) * 2004-05-28 2008-05-20 International Business Machines Corporation Contactless power and/or data transmission in an automated data storage library employing segmented coils
DE102004030969A1 (de) 2004-06-26 2006-01-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Steuerung eines Bussystems sowie entsprechendes Bussystem
KR100679858B1 (ko) * 2004-11-25 2007-02-07 한국전자통신연구원 동적 우선순위에 기반한 메시지 전달 장치 및 그를 이용한우선순위 조정 장치와 동적 우선순위 메시지 처리 방법
JP4594124B2 (ja) * 2005-02-07 2010-12-08 ルネサスエレクトロニクス株式会社 通信システム及び通信方法
JP2006287738A (ja) 2005-04-01 2006-10-19 Fujitsu Ten Ltd ネットワークシステム
JP4586625B2 (ja) 2005-05-10 2010-11-24 日産自動車株式会社 ネットワーク診断装置、およびネットワーク診断方法
US7769932B2 (en) * 2005-09-09 2010-08-03 Honeywell International, Inc. Bitwise arbitration on a serial bus using arbitrarily selected nodes for bit synchronization
JP4749815B2 (ja) * 2005-09-27 2011-08-17 パナソニック株式会社 マルチキャリア通信装置、マルチキャリア通信システム、及びマルチキャリア通信方法
JP4376862B2 (ja) 2005-12-20 2009-12-02 富士通テン株式会社 通信メッセージ変換装置及び通信メッセージ変換方法
JP2008049976A (ja) 2006-08-28 2008-03-06 Toyota Motor Corp 車両通信システム、タスク起動方法およびサイクルタイマ起動方法
US7685345B2 (en) * 2007-06-27 2010-03-23 International Business Machines Corporation Apparatus and method for fairness arbitration for a shared pipeline in a large SMP computer system

Also Published As

Publication number Publication date
US8347009B2 (en) 2013-01-01
US20110029704A1 (en) 2011-02-03
JP2011030151A (ja) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4766160B2 (ja) 通信システムおよび通信ノード
US8509257B2 (en) CAN node, and communication method of communication system including CAN node
JP4844658B2 (ja) 診断装置および診断システム
JP2008219555A (ja) 車載用の中継接続ユニット
JP2012104919A (ja) 通信システム、マスタノード、スレーブノード
JP5637193B2 (ja) 通信システム
JP2014232997A (ja) 通信システム
JP3829679B2 (ja) 通信制御装置
CN113545012B (zh) 通信装置、通信系统及消息仲裁方法
JP2008294662A (ja) 通信装置、通信システム
JP2010141819A (ja) 通信装置、通信方法および通信プログラム
JP2007104232A (ja) 通信ネットワークシステム及び通信端末装置
JP4884490B2 (ja) 通信システム及び通信方法
JP2012114537A (ja) 電子制御装置、車両ネットワークシステム、通信方法、プログラム
JP2008236477A (ja) 通信遅延時間推定方法、通信遅延時間推定プログラム、車載通信器
US20220294563A1 (en) Node device
JP2006319381A (ja) 緊急メッセージ送信方法
JP2005346175A (ja) コマンド通信装置およびコマンド通信方法
JP2008022071A (ja) 通信ネットワークシステム及び受信エラーの通知方法
JPH0722431B2 (ja) 多重通信システム
CN116938428A (zh) 数据帧同步的方法和通信系统
JP4424231B2 (ja) 通信システム
JP4959484B2 (ja) 中継接続ユニット
JP2006311133A (ja) 時分割多重通信システム
JP2016082296A (ja) 通信システム及びノード

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110530

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4766160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250