JP3302354B2 - データ伝送方法 - Google Patents
データ伝送方法Info
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- JP3302354B2 JP3302354B2 JP2001228296A JP2001228296A JP3302354B2 JP 3302354 B2 JP3302354 B2 JP 3302354B2 JP 2001228296 A JP2001228296 A JP 2001228296A JP 2001228296 A JP2001228296 A JP 2001228296A JP 3302354 B2 JP3302354 B2 JP 3302354B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送方法に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の工場自動化の急速な進展に伴い、
コンピュータ、PC(プログラマブルコントローラ)、
DCS(ディジタル計装制御コントローラ)等のインテ
リジェント機器をネットワーク化し、実時間分散制御と
システム全体の監視制御、及び工場全体の生産・製造管
理を行う高機能でかつ高性能な連続プロセス制御システ
ムを構築する傾向にある。このシステムでは、実時間性
(タイムクリティカル)を要求されるプロセス制御デー
タや監視データに加え、バックグラウンドで扱われてい
た製造指示と実績等の生産管理情報や、製造プログラム
データも制御用LANに載せられている。そしてLAN
上の複数機器間相互で情報交換している。
コンピュータ、PC(プログラマブルコントローラ)、
DCS(ディジタル計装制御コントローラ)等のインテ
リジェント機器をネットワーク化し、実時間分散制御と
システム全体の監視制御、及び工場全体の生産・製造管
理を行う高機能でかつ高性能な連続プロセス制御システ
ムを構築する傾向にある。このシステムでは、実時間性
(タイムクリティカル)を要求されるプロセス制御デー
タや監視データに加え、バックグラウンドで扱われてい
た製造指示と実績等の生産管理情報や、製造プログラム
データも制御用LANに載せられている。そしてLAN
上の複数機器間相互で情報交換している。
【0003】この様な状況において、実時間性の要求を
満たす制御用LANの方式として、予測可能な一定時間
内に各伝送制御局が伝送権を獲得し、データの送出が可
能となるトークンパッシング方式のLANが標準化され
ている。
満たす制御用LANの方式として、予測可能な一定時間
内に各伝送制御局が伝送権を獲得し、データの送出が可
能となるトークンパッシング方式のLANが標準化され
ている。
【0004】トークンパッシング方式のLANとして
は、ISO 88024 またはIEEE802.4 規格のバス形LANと
ISO 9314 または ANSI X3T9.5規格のリング形LANが
ある。
は、ISO 88024 またはIEEE802.4 規格のバス形LANと
ISO 9314 または ANSI X3T9.5規格のリング形LANが
ある。
【0005】トークンパッシング方式では、トークンと
呼ばれるフレームが各ノード間で受け渡され、送信権が
順々に各ノードに受け継がれる。従って、同一時刻で
は、複数のノードが同時に送信権を獲得することはな
い。一方トークンを受け取ったノードでは、予め設定さ
れた時間内にデータを送信する。従って、各ノードは、
ノード総数と各ノードの設定時間とから、自局がデータ
を送出するまでに待たなければならない最大時間を計算
することが可能であり、又、各ノードは順番にしたがっ
て必ずデータを送信することができる。その結果、確定
的な伝送路アクセスが可能となる。
呼ばれるフレームが各ノード間で受け渡され、送信権が
順々に各ノードに受け継がれる。従って、同一時刻で
は、複数のノードが同時に送信権を獲得することはな
い。一方トークンを受け取ったノードでは、予め設定さ
れた時間内にデータを送信する。従って、各ノードは、
ノード総数と各ノードの設定時間とから、自局がデータ
を送出するまでに待たなければならない最大時間を計算
することが可能であり、又、各ノードは順番にしたがっ
て必ずデータを送信することができる。その結果、確定
的な伝送路アクセスが可能となる。
【0006】また、各ノードでは、自局がトークンを渡
すべき次のノード(後続局)と、自局にトークンを渡し
た前のノード(先行局)とのアドレスを記憶している。
この様にしてトークンを順々に受け渡すことにより、各
ノードがあたかも相互接続された論理ネットを構成して
いる。従って、トークンパッシング方式では、LANの
形態としてバス型、リング型、スター型等の種々の形態
を取ることが可能である。
すべき次のノード(後続局)と、自局にトークンを渡し
た前のノード(先行局)とのアドレスを記憶している。
この様にしてトークンを順々に受け渡すことにより、各
ノードがあたかも相互接続された論理ネットを構成して
いる。従って、トークンパッシング方式では、LANの
形態としてバス型、リング型、スター型等の種々の形態
を取ることが可能である。
【0007】更に、トークンパッシング方式は、送出す
べきデータを、伝送優先度に応じて通常4種類のアクセ
スクラスに割り付ける優先処理機能を有している。この
4種類のアクセスクラスは、6、4、2、0からなり、
6が最高優先度であって、順次優先度が低くなってい
る。これらのアクセスクラスに対応して、送信待ちデー
タを4つの要求待ち行列(キュー)に分類することがで
きる。アクセスクラス6におけるデータ送信は、トーク
ンパッシングで規定されたトークン保持時間以内でのみ
可能である。各アクセスクラス4、2、0のデータ送信
は、トークンを受けとってから、各アクセスクラスの目
標トークン巡回時間値に達する間に可能である。この目
標トークン巡回時間値は、トークンがその都度論理リン
グ中を巡回するのに要する時間に基づき定められる。
べきデータを、伝送優先度に応じて通常4種類のアクセ
スクラスに割り付ける優先処理機能を有している。この
4種類のアクセスクラスは、6、4、2、0からなり、
6が最高優先度であって、順次優先度が低くなってい
る。これらのアクセスクラスに対応して、送信待ちデー
タを4つの要求待ち行列(キュー)に分類することがで
きる。アクセスクラス6におけるデータ送信は、トーク
ンパッシングで規定されたトークン保持時間以内でのみ
可能である。各アクセスクラス4、2、0のデータ送信
は、トークンを受けとってから、各アクセスクラスの目
標トークン巡回時間値に達する間に可能である。この目
標トークン巡回時間値は、トークンがその都度論理リン
グ中を巡回するのに要する時間に基づき定められる。
【0008】即ち、ノードがトークンを受け取ると、ア
クセスクラス6の待ち行列(キュー)がサービスされ
て、そのデータが送信される。送信すべきデータがなく
なった場合や、トークン保持時間値に達した場合には、
下位のアクセスクラスにトークンが受け渡される。下位
のアクセスクラス4、2、0では、トークンが各目標ト
ークン巡回時間以内に戻ってきた場合に、そのアクセス
クラスのデータを対応する目標トークン巡回時間に達す
るまで送信することができる。トークンが、目標トーク
ン巡回時間以上経過して戻ってきた場合には、トークン
を受信してもそのアクセスクラスのデータを送信するこ
とはできない。
クセスクラス6の待ち行列(キュー)がサービスされ
て、そのデータが送信される。送信すべきデータがなく
なった場合や、トークン保持時間値に達した場合には、
下位のアクセスクラスにトークンが受け渡される。下位
のアクセスクラス4、2、0では、トークンが各目標ト
ークン巡回時間以内に戻ってきた場合に、そのアクセス
クラスのデータを対応する目標トークン巡回時間に達す
るまで送信することができる。トークンが、目標トーク
ン巡回時間以上経過して戻ってきた場合には、トークン
を受信してもそのアクセスクラスのデータを送信するこ
とはできない。
【0009】この場合には、トークンは下位のアクセス
クラスか又は次のノードへ渡される。即ち、各アクセス
クラスは各ノード内で仮想的な副局の如く動作し、トー
クンは各ノード内で最高優先度のアクセスクラスから最
低優先度のアクセスクラスへと、全部のアクセスクラス
間でパスされた後に、後続局へと渡される。
クラスか又は次のノードへ渡される。即ち、各アクセス
クラスは各ノード内で仮想的な副局の如く動作し、トー
クンは各ノード内で最高優先度のアクセスクラスから最
低優先度のアクセスクラスへと、全部のアクセスクラス
間でパスされた後に、後続局へと渡される。
【0010】アクセスクラスのサービスアルゴリズム
は、トークン保持タイマーと目標トークン巡回タイマー
を用いて行われる。即ち、目標トークン巡回タイマーの
残り時間をトークン保持タイマーに格納し、次にそのア
クセスクラスのサービスのための目標トークン巡回タイ
マーに目標トークン巡回時間を再格納する。この場合、
自局からの送信も、自局の次のトークン巡回時間に影響
する。トークン保持タイマーに格納された残り時間が正
である場合は、トークン保持タイマーがタイムアウトす
るか待ち行列が空になるまでその待ち行列からデータを
送信することができる。トークン保持タイマーがタイム
アウトしたり、又は待ち行列が空になると、次のアクセ
スクラスのサービスを開始する。最低レベルのアクセス
クラスのサービスが終了すると、後続局へトークンが渡
される。
は、トークン保持タイマーと目標トークン巡回タイマー
を用いて行われる。即ち、目標トークン巡回タイマーの
残り時間をトークン保持タイマーに格納し、次にそのア
クセスクラスのサービスのための目標トークン巡回タイ
マーに目標トークン巡回時間を再格納する。この場合、
自局からの送信も、自局の次のトークン巡回時間に影響
する。トークン保持タイマーに格納された残り時間が正
である場合は、トークン保持タイマーがタイムアウトす
るか待ち行列が空になるまでその待ち行列からデータを
送信することができる。トークン保持タイマーがタイム
アウトしたり、又は待ち行列が空になると、次のアクセ
スクラスのサービスを開始する。最低レベルのアクセス
クラスのサービスが終了すると、後続局へトークンが渡
される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ISO 88024 (IEEE802.
4) 規格,或いはISO 9314 (ANSI X3T9.5 FDDI) 規格の
ようなトークンパッシング方式では、各伝送制御局に備
えられたタイマーによって各伝送制御局が独自にトーク
ン巡回の時間を計測し、予め設定された期待時間値と比
較することによって伝送路上の渋滞状態を判定してい
る。渋滞状態でないと判断されると各伝送制御局毎の優
先度に応じてデータフレームを送出している。トークン
パッシング方式によるLANの送信側及び受信側伝送装
置における送信・受信処理においては、送信待ちデータ
は、送信要求を受け付けた順番に送信処理待ち行列に並
べられ、その順番で順次取り出されて送信処理される。
そして、各データ毎に指定されたアクセスクラスの送信
キュー(待ち行列)に並べられ、前述した伝送路割り当
て制御により順番に伝送路に送出される。
4) 規格,或いはISO 9314 (ANSI X3T9.5 FDDI) 規格の
ようなトークンパッシング方式では、各伝送制御局に備
えられたタイマーによって各伝送制御局が独自にトーク
ン巡回の時間を計測し、予め設定された期待時間値と比
較することによって伝送路上の渋滞状態を判定してい
る。渋滞状態でないと判断されると各伝送制御局毎の優
先度に応じてデータフレームを送出している。トークン
パッシング方式によるLANの送信側及び受信側伝送装
置における送信・受信処理においては、送信待ちデータ
は、送信要求を受け付けた順番に送信処理待ち行列に並
べられ、その順番で順次取り出されて送信処理される。
そして、各データ毎に指定されたアクセスクラスの送信
キュー(待ち行列)に並べられ、前述した伝送路割り当
て制御により順番に伝送路に送出される。
【0012】更にこれを受信して処理する場合も、受信
を受け付けた順番に受信処理待ち行列に並べられ、順番
に処理される。
を受け付けた順番に受信処理待ち行列に並べられ、順番
に処理される。
【0013】ここでいう送信処理、受信処理には、例え
ばホスト機器から受けとったデータを伝送システムに共
通のフォーマットに変換/逆変換する処理や、データフ
レームを構成し転送シーケンスを制御するのに必要な制
御情報や識別情報或いは正確な送達を保証するための誤
り情報などの追加と削除処理や、転送シーケンスを監視
し警告するための監視シーケンスの起動と終結処理や、
送受信用データフレームのためのバッファ確保と解放処
理や、送受信相手との論理的接続を確保し維持し終結す
るためのシーケンス起動と終結処理、等がある。
ばホスト機器から受けとったデータを伝送システムに共
通のフォーマットに変換/逆変換する処理や、データフ
レームを構成し転送シーケンスを制御するのに必要な制
御情報や識別情報或いは正確な送達を保証するための誤
り情報などの追加と削除処理や、転送シーケンスを監視
し警告するための監視シーケンスの起動と終結処理や、
送受信用データフレームのためのバッファ確保と解放処
理や、送受信相手との論理的接続を確保し維持し終結す
るためのシーケンス起動と終結処理、等がある。
【0014】即ち、データの緊急度に応じて、各々の送
信要求の送信側伝送装置における送信処理、及び受信側
伝送装置における受信処理が優先的になされているわけ
ではない。
信要求の送信側伝送装置における送信処理、及び受信側
伝送装置における受信処理が優先的になされているわけ
ではない。
【0015】従って、緊急度の高いデータにも拘らず、
各伝送装置の送信・受信処理において、緊急度の低い伝
送要求が重なると、緊急度の高いデータが優先して送信
されるとは限らないという問題を抱えている。
各伝送装置の送信・受信処理において、緊急度の低い伝
送要求が重なると、緊急度の高いデータが優先して送信
されるとは限らないという問題を抱えている。
【0016】更に、上記トークンパッシング方式では、
伝送路割り当て要求制御は上述のように各伝送制御局に
分散されている。各伝送制御局は伝送路上の渋滞状態を
判定し、渋滞状態でない場合に各伝送制御局のデータの
優先度に応じてデータフレームを送出している。言い換
えれば、各伝送制御局は、各伝送制御局での伝送要求が
システム全体の緊急度合いから見てどの様な位置付けに
なっているかを知ることなしに、個々の伝送制御局での
要求レベルに応じてデータ送信を行っている。
伝送路割り当て要求制御は上述のように各伝送制御局に
分散されている。各伝送制御局は伝送路上の渋滞状態を
判定し、渋滞状態でない場合に各伝送制御局のデータの
優先度に応じてデータフレームを送出している。言い換
えれば、各伝送制御局は、各伝送制御局での伝送要求が
システム全体の緊急度合いから見てどの様な位置付けに
なっているかを知ることなしに、個々の伝送制御局での
要求レベルに応じてデータ送信を行っている。
【0017】従って、システム全体から見れば緊急度が
高いデータにも拘らず、このデータを後回しに送信する
という不都合が生じる。
高いデータにも拘らず、このデータを後回しに送信する
という不都合が生じる。
【0018】本発明は上記の課題に基づきなされたもの
で、緊急度の高い送受信処理要求に対して優先的に送受
信処理を行うことができるデータ伝送方法を提供するこ
とを目的とする。
で、緊急度の高い送受信処理要求に対して優先的に送受
信処理を行うことができるデータ伝送方法を提供するこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る第1のデータ伝送方法は、ネットワーク
構成された複数の送受信装置において、各送受信装置に
おける送信要求を緊急度順に並べた第1の送信要求列を
各送受信装置に送るステップと、各送受信装置に送られ
た第1の送信要求列を集積して、システム全体に関する
緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作成するステ
ップと、前記第2の送信要求列における各送受信装置の
送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求の緊
急度が高い送信要求を決定するステップと、決定した送
信要求に対応する送受信装置は、関連したデータの転送
を行うステップとを具備する。
の本発明に係る第1のデータ伝送方法は、ネットワーク
構成された複数の送受信装置において、各送受信装置に
おける送信要求を緊急度順に並べた第1の送信要求列を
各送受信装置に送るステップと、各送受信装置に送られ
た第1の送信要求列を集積して、システム全体に関する
緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作成するステ
ップと、前記第2の送信要求列における各送受信装置の
送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求の緊
急度が高い送信要求を決定するステップと、決定した送
信要求に対応する送受信装置は、関連したデータの転送
を行うステップとを具備する。
【0020】本発明に係る第2のデータ伝送方法は、ネ
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置がトークンを受け取っ
たときに、前記第2の送信要求列における各送受信装置
の送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求の
緊急度が高い送信要求を決定するステップと、決定した
送信要求に対応する送受信装置は、関連したデータの転
送を行うステップとを具備する。
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置がトークンを受け取っ
たときに、前記第2の送信要求列における各送受信装置
の送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求の
緊急度が高い送信要求を決定するステップと、決定した
送信要求に対応する送受信装置は、関連したデータの転
送を行うステップとを具備する。
【0021】本発明に係る第3のデータ伝送方法は、ネ
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置は、トークンを持って
いるときに、前記第2の送信要求列における各送受信装
置の送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求
の緊急度が最も高い送信要求を決定するステップと、決
定した送信要求に対応する送受信装置は、関連したデー
タの転送を行うステップとを具備する。
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置は、トークンを持って
いるときに、前記第2の送信要求列における各送受信装
置の送信要求の緊急度を比較するステップと、送信要求
の緊急度が最も高い送信要求を決定するステップと、決
定した送信要求に対応する送受信装置は、関連したデー
タの転送を行うステップとを具備する。
【0022】本発明に係る第4のデータ伝送方法は、ネ
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置の新たな送信要求と前
記第2の送信要求列とを比較し、緊急度が高い送信要求
を決定するステップと、決定した緊急度順に送信要求を
再構成するステップと、を具備する。
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置の新たな送信要求と前
記第2の送信要求列とを比較し、緊急度が高い送信要求
を決定するステップと、決定した緊急度順に送信要求を
再構成するステップと、を具備する。
【0023】本発明に係る第5のデータ伝送方法は、ネ
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置の新たな送信要求と前
記第2の送信要求列とを比較し、緊急度が高い送信要求
を決定するステップと、決定した緊急度順に送信要求を
再構成するステップと、再構成された送信要求列に基づ
いて、各送受信装置は、データの転送を行なうステップ
とを具備する。
ットワーク構成された複数の送受信装置において、各送
受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1の送
信要求列を各送受信装置に送るステップと、各送受信装
置に送られた第1の送信要求列を集積して、システム全
体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信要求列を作
成するステップと、各送受信装置の新たな送信要求と前
記第2の送信要求列とを比較し、緊急度が高い送信要求
を決定するステップと、決定した緊急度順に送信要求を
再構成するステップと、再構成された送信要求列に基づ
いて、各送受信装置は、データの転送を行なうステップ
とを具備する。
【0024】
【作用】本発明のデータ伝送方法では、緊急度に応じて
送信処理、受信処理の順番を決定している。またシステ
ム全体から判断した緊急度に応じて送信を行っている。
送信処理、受信処理の順番を決定している。またシステ
ム全体から判断した緊急度に応じて送信を行っている。
【0025】
【実施例】実施例の説明に入る前に、本発明の基本的概
念を図1ないし図6を参照して説明する。
念を図1ないし図6を参照して説明する。
【0026】図1は、システムの概略を示すものであ
る。応用プロセスAには、送信スタックAs,受信スタ
ックArが接続されていて、これら送信スタックAs,
受信スタックArは共通伝送路制御部Amを介して、共
通伝送路に繋がれている。同様に、応用プロセスBに
は、送信スタックBs,受信スタックBrが接続されて
いて、これら送信スタックBs,受信スタックBrは共
通伝送路制御部Bmを介して、共通伝送路に繋がれてい
る。
る。応用プロセスAには、送信スタックAs,受信スタ
ックArが接続されていて、これら送信スタックAs,
受信スタックArは共通伝送路制御部Amを介して、共
通伝送路に繋がれている。同様に、応用プロセスBに
は、送信スタックBs,受信スタックBrが接続されて
いて、これら送信スタックBs,受信スタックBrは共
通伝送路制御部Bmを介して、共通伝送路に繋がれてい
る。
【0027】ところで、図2に示すように、応用プロセ
スAにおいて時刻T0に応用プロセスBに所定のデータ
を送る要求がなされた場合、時刻T0と現在時刻との差
から余裕時間Tds0が定められる。この要求が送信ス
タックAsに送られ、既に形成されている送信キューに
加えられる。この場合の現在時刻がT1であるとする
と、T0とT1との差から余裕時間Tds1が定められ
る。送信スタックAsでは、余裕時間の少ない送信要求
が余裕時間の大きい送信要求より緊急度が高いと判断し
て、送信キューを余裕時間の少ない順に並べている。
スAにおいて時刻T0に応用プロセスBに所定のデータ
を送る要求がなされた場合、時刻T0と現在時刻との差
から余裕時間Tds0が定められる。この要求が送信ス
タックAsに送られ、既に形成されている送信キューに
加えられる。この場合の現在時刻がT1であるとする
と、T0とT1との差から余裕時間Tds1が定められ
る。送信スタックAsでは、余裕時間の少ない送信要求
が余裕時間の大きい送信要求より緊急度が高いと判断し
て、送信キューを余裕時間の少ない順に並べている。
【0028】例えば、図3のように、送信要求が、余裕
時間5、7、8、10、12、13という順番に並べら
れて送信キューが構成されている場合に、余裕時間6の
送信要求が送信スタックAsに送られてくると、キュー
の組み替えが行われて、5、6、7、8、10、12の
ように並べ変えられる。
時間5、7、8、10、12、13という順番に並べら
れて送信キューが構成されている場合に、余裕時間6の
送信要求が送信スタックAsに送られてくると、キュー
の組み替えが行われて、5、6、7、8、10、12の
ように並べ変えられる。
【0029】この様に、送信処理時には、送信要求の受
付け順ではなく、緊急度が高い順番に送信キューが再構
成される。
付け順ではなく、緊急度が高い順番に送信キューが再構
成される。
【0030】ところで、トークンが一巡する時間を2と
すると、このトークンの一巡後には、余裕時間は3、
4、5、6、8、10に変化する。
すると、このトークンの一巡後には、余裕時間は3、
4、5、6、8、10に変化する。
【0031】トークンが一巡して、自局がトークンを受
けとると、共通メモリに蓄えられている他局の送信要求
と比較される。図4に示すように、共通メモリにノード
N1,N2,N3,N4の送信要求のキューが蓄えられ
ているとする。すると、ノードN1,N2,N3,N4
の送信要求のうち、先頭の送信要求の緊急度と自局の送
信要求の緊急度とが比較される。即ち余裕時間の少ない
4、10、6、7と、自局の余裕時間3とが比較され
る。この場合には、自局の方が緊急度が高いので、自局
のデータフレームが送信される。
けとると、共通メモリに蓄えられている他局の送信要求
と比較される。図4に示すように、共通メモリにノード
N1,N2,N3,N4の送信要求のキューが蓄えられ
ているとする。すると、ノードN1,N2,N3,N4
の送信要求のうち、先頭の送信要求の緊急度と自局の送
信要求の緊急度とが比較される。即ち余裕時間の少ない
4、10、6、7と、自局の余裕時間3とが比較され
る。この場合には、自局の方が緊急度が高いので、自局
のデータフレームが送信される。
【0032】もし自局の送信要求の緊急度が低い、即ち
余裕時間が大きい場合には、受けとったトークンは次の
ノードに渡され、自局の送信要求が緊急度が高いか否か
が判断される。緊急度が一番高い場合には、その局のデ
ータフレームが送信される。
余裕時間が大きい場合には、受けとったトークンは次の
ノードに渡され、自局の送信要求が緊急度が高いか否か
が判断される。緊急度が一番高い場合には、その局のデ
ータフレームが送信される。
【0033】そして、自局の送信要求の緊急度が他局の
送信要求の緊急度よりも高くなるまでは、自局の送信は
行われない。その場合には、トークンの巡回により、自
局の送信要求が高くなるまで待ち、自局の送信要求が他
局の送信要求より高くなると、その送信要求に対応した
データフレームが送信される。
送信要求の緊急度よりも高くなるまでは、自局の送信は
行われない。その場合には、トークンの巡回により、自
局の送信要求が高くなるまで待ち、自局の送信要求が他
局の送信要求より高くなると、その送信要求に対応した
データフレームが送信される。
【0034】この様に、送信時には、自局の送信要求
が、システム全体で見た場合に緊急度が高いか否かが判
断され、システム全体から見て緊急度が高いと判断され
た場合は、自局のデータが送信される。
が、システム全体で見た場合に緊急度が高いか否かが判
断され、システム全体から見て緊急度が高いと判断され
た場合は、自局のデータが送信される。
【0035】受信処理時にも、送信処理時と同様な処理
がなされる。即ち、受信スタックBrにおいて、図5に
示すように受信キューが構成されているとする。各数字
は緊急度に対応する余裕時間を示している。この場合
に、余裕時間2の新しいデータが送られてくると、受信
キューの並べかえが行われる。余裕時間2のデータが最
も緊急度が高いので、受信キューの先頭に配列され、受
信処理を最優先して受ける。そして応用プロセスBに優
先的に送られる。
がなされる。即ち、受信スタックBrにおいて、図5に
示すように受信キューが構成されているとする。各数字
は緊急度に対応する余裕時間を示している。この場合
に、余裕時間2の新しいデータが送られてくると、受信
キューの並べかえが行われる。余裕時間2のデータが最
も緊急度が高いので、受信キューの先頭に配列され、受
信処理を最優先して受ける。そして応用プロセスBに優
先的に送られる。
【0036】このように、受信処理においても、受信受
付け順ではなく、緊急度の高いデータの処理が優先的に
行われる。
付け順ではなく、緊急度の高いデータの処理が優先的に
行われる。
【0037】なお、上記説明では、余裕時間を緊急度に
対応させて説明したが、これに限らず応用プロセスBに
送るべき時刻(要求時刻)を緊急度に対応させてもよ
い。
対応させて説明したが、これに限らず応用プロセスBに
送るべき時刻(要求時刻)を緊急度に対応させてもよ
い。
【0038】以下図6のフローを参照して、上記本発明
の概念を更に詳細に説明する。
の概念を更に詳細に説明する。
【0039】応用プロセスAに応用プロセスBに対して
余裕時間(デッドライン)Tds0の送信要求がある
と、送信スタックAsでは、余裕時間Tds0をベース
として、送信列の組み替えを行い、緊急度の高い送信要
求を先に送信処理する。この組み替え処理は、今までの
実績時間値から割り出された予測時間に基づきなされ
る。
余裕時間(デッドライン)Tds0の送信要求がある
と、送信スタックAsでは、余裕時間Tds0をベース
として、送信列の組み替えを行い、緊急度の高い送信要
求を先に送信処理する。この組み替え処理は、今までの
実績時間値から割り出された予測時間に基づきなされ
る。
【0040】次に送信スタックAsは、送信処理に掛か
った時間を、余裕時間Tds0から差し引き、新たな余
裕時間Tds1を設定する。この場合、システム全体の
送信要求を、余裕時間Tds1をベースにして緊急度の
高い順番に組み替える。この組み替え作業は、ネットワ
ーク共通情報として時々刻々変わる各局の送信要求を加
味して実行される。組み替え作業により、システム全体
においてその時点において最も緊急度の高い送信要求が
送信権を取得する。この場合の余裕時間Tds2は、余
裕時間Tds1から、組み替え処理に掛かった時間及び
トークンを受けとるのに必要な時間を差し引いたもので
あり、時々刻々変化する。
った時間を、余裕時間Tds0から差し引き、新たな余
裕時間Tds1を設定する。この場合、システム全体の
送信要求を、余裕時間Tds1をベースにして緊急度の
高い順番に組み替える。この組み替え作業は、ネットワ
ーク共通情報として時々刻々変わる各局の送信要求を加
味して実行される。組み替え作業により、システム全体
においてその時点において最も緊急度の高い送信要求が
送信権を取得する。この場合の余裕時間Tds2は、余
裕時間Tds1から、組み替え処理に掛かった時間及び
トークンを受けとるのに必要な時間を差し引いたもので
あり、時々刻々変化する。
【0041】次にTimed-Token PassのMACで定まる時
間内に、緊急度の高いデータを含むフレームの送信が開
始され、それぞれが指定ノードに送られる。同時に、自
局も含むシステム全体、ネットワーク全体の共通情報を
更新するためのフレームが各局に送信され、共通情報が
更新される。
間内に、緊急度の高いデータを含むフレームの送信が開
始され、それぞれが指定ノードに送られる。同時に、自
局も含むシステム全体、ネットワーク全体の共通情報を
更新するためのフレームが各局に送信され、共通情報が
更新される。
【0042】共通伝送路制御部Bmに送られたデータ
は、受信列へキューイングされ、受信スタックBrで余
裕時間Tds3に基づき、受信処理の時間を加味して緊
急度が定められる。この緊急度により受信列の組み替え
が行われて、緊急度の高いデータは先に受信処理され
る。余裕時間Tds3は、余裕時間Tds2から、転送
時間等を差し引いたものである。
は、受信列へキューイングされ、受信スタックBrで余
裕時間Tds3に基づき、受信処理の時間を加味して緊
急度が定められる。この緊急度により受信列の組み替え
が行われて、緊急度の高いデータは先に受信処理され
る。余裕時間Tds3は、余裕時間Tds2から、転送
時間等を差し引いたものである。
【0043】優先的に受信処理されたデータは応用プロ
セスBに引き渡され、受信表示される。
セスBに引き渡され、受信表示される。
【0044】この様に、本発明では、余裕時間を基に優
先的に送受信処理するデータを決定し、かつシステム全
体から判断して緊急度の高いデータを優先的に転送す
る。従って、システムを効率よく使用できるばかりでな
く、緊急度の高いデータを優先的に転送できる。
先的に送受信処理するデータを決定し、かつシステム全
体から判断して緊急度の高いデータを優先的に転送す
る。従って、システムを効率よく使用できるばかりでな
く、緊急度の高いデータを優先的に転送できる。
【0045】以下図面を参照して本発明に係るデータ伝
送方法及びその装置の第1実施例を説明する。この第1
実施例では、各伝送装置における複数のデータの送信処
理、受信処理の各緊急度合いを、データが必要とされる
要求時刻と、データ送受信やデータ転送にかかる予想必
要時間と、現在時刻とから得られる余裕時間に基づき決
定する。そして、緊急性の高いデータの送受信処理を優
先して処理する。
送方法及びその装置の第1実施例を説明する。この第1
実施例では、各伝送装置における複数のデータの送信処
理、受信処理の各緊急度合いを、データが必要とされる
要求時刻と、データ送受信やデータ転送にかかる予想必
要時間と、現在時刻とから得られる余裕時間に基づき決
定する。そして、緊急性の高いデータの送受信処理を優
先して処理する。
【0046】本発明が適用される伝送システムの構成と
しては、図7に一例を示すように、各伝送装置が共通伝
送路により相互に接続されたリングネットワーク構成を
とる。但し、図7の構成以外に、バス型、スター型など
他のネットワーク構成をとることができるのは言うまで
もない。図7においてSTNは伝送装置を示す。
しては、図7に一例を示すように、各伝送装置が共通伝
送路により相互に接続されたリングネットワーク構成を
とる。但し、図7の構成以外に、バス型、スター型など
他のネットワーク構成をとることができるのは言うまで
もない。図7においてSTNは伝送装置を示す。
【0047】各伝送装置は、図8に示すように、共通伝
送路に接続する送受信回路(XCVR)10、トークン
パッシング伝送制御回路(CKT1)12、送受信バッ
ファRAMメモリ(BRAM)14、送受信制御用RA
Mコモンメモリ(CM1)16、ホスト要求インターフ
ェース回路(HIF)18、時計計時回路(CLK,C
LK1)20,22、制御用マイクロプロセッサ(MP
U)24、ROMプログラムメモリ(MROM)26、
MPU用RAMメモリ(MRAM)28と、トークン巡
回タイマー残値レジスタ(RTRT1)30とから構成
されている。
送路に接続する送受信回路(XCVR)10、トークン
パッシング伝送制御回路(CKT1)12、送受信バッ
ファRAMメモリ(BRAM)14、送受信制御用RA
Mコモンメモリ(CM1)16、ホスト要求インターフ
ェース回路(HIF)18、時計計時回路(CLK,C
LK1)20,22、制御用マイクロプロセッサ(MP
U)24、ROMプログラムメモリ(MROM)26、
MPU用RAMメモリ(MRAM)28と、トークン巡
回タイマー残値レジスタ(RTRT1)30とから構成
されている。
【0048】トークンパッシング伝送制御回路(CKT
1)12は、トークンパッシング方式伝送路アクセス制
御を行う。送受信バッファRAMメモリ(BRAM)1
4は、送信・受信フレームデータを格納する。送受信制
御用RAMコモンメモリ(CM1)16は、送受信制御
や送受信処理、伝送路割当制御に必要となる制御データ
を格納する。ホスト要求インターフェース回路(HI
F)18は、接続されたホスト機器からの送信要求をイ
ンターフェースする。時計計時回路(CLK,CLK
1)20,22は、各伝送装置で共通な時計計時を行
う。制御用マイクロプロセッサ(MPU)24は、送受
信優先処理やトークンパッシング伝送制御回路12の送
受信制御を行う。ROMプログラムメモリ(MROM)
26は、制御用マイクロプロセッサ24の処理プログラ
ムを格納している。MPU用RAMメモリ(MRAM)
28は、処理に必要となるデータを格納する。トークン
巡回タイマー残値レジスタ(RTRT1)30は、トー
クン受信時の目標トークン巡回タイマー残値を保持し、
読み出せる。
1)12は、トークンパッシング方式伝送路アクセス制
御を行う。送受信バッファRAMメモリ(BRAM)1
4は、送信・受信フレームデータを格納する。送受信制
御用RAMコモンメモリ(CM1)16は、送受信制御
や送受信処理、伝送路割当制御に必要となる制御データ
を格納する。ホスト要求インターフェース回路(HI
F)18は、接続されたホスト機器からの送信要求をイ
ンターフェースする。時計計時回路(CLK,CLK
1)20,22は、各伝送装置で共通な時計計時を行
う。制御用マイクロプロセッサ(MPU)24は、送受
信優先処理やトークンパッシング伝送制御回路12の送
受信制御を行う。ROMプログラムメモリ(MROM)
26は、制御用マイクロプロセッサ24の処理プログラ
ムを格納している。MPU用RAMメモリ(MRAM)
28は、処理に必要となるデータを格納する。トークン
巡回タイマー残値レジスタ(RTRT1)30は、トー
クン受信時の目標トークン巡回タイマー残値を保持し、
読み出せる。
【0049】なお、図8において、SIG0はトークン
フレーム正常受信完了割り込み信号、SIG1は送信キ
ュー書き替え禁止信号、SIG2はデータフレーム受信
正常完了割り込み信号、SIG3は伝送要求割り込み信
号、SIG4は計時クロック割り込み信号、SIG5は
データフレーム送出完了割り込み信号、SIG6はデー
タフレーム送出開始割り込み信号を示す。
フレーム正常受信完了割り込み信号、SIG1は送信キ
ュー書き替え禁止信号、SIG2はデータフレーム受信
正常完了割り込み信号、SIG3は伝送要求割り込み信
号、SIG4は計時クロック割り込み信号、SIG5は
データフレーム送出完了割り込み信号、SIG6はデー
タフレーム送出開始割り込み信号を示す。
【0050】制御用マイクロプロセッサ24が本発明の
送受信優先処理を行うために、送受信制御用RAMコモ
ンメモリ16、送受信バッファRAMメモリ14或いは
MPU用RAMメモリ28上に作成される制御用のデー
タテーブルは以下のように構成される。
送受信優先処理を行うために、送受信制御用RAMコモ
ンメモリ16、送受信バッファRAMメモリ14或いは
MPU用RAMメモリ28上に作成される制御用のデー
タテーブルは以下のように構成される。
【0051】各伝送装置に対するデータの送信要求は、
図9に示す送信すべきデータDT1(j) と、図10に示
す制御ブロックCB1(j) により要求される。データD
T1(j) と制御ブロックCB1(j) は送受信バッファR
AMメモリ14に格納されている。制御ブロックCB1
(j) は、データDT1(j) に対応した送信制御に必要な
情報、例えば宛先アドレスや制御コマンドを含む。但
し、制御ブロックCB1(j) では、本発明の制御方式を
実施する上で必要となる情報が、必要に応じて、制御エ
リアCNT1(j) や経過時間情報エリアTIM1(j) に
追加されていく。また、送信データDT1(j) は、1つ
以上のチェインされた構造の送信用バッファ14に格納
される。
図9に示す送信すべきデータDT1(j) と、図10に示
す制御ブロックCB1(j) により要求される。データD
T1(j) と制御ブロックCB1(j) は送受信バッファR
AMメモリ14に格納されている。制御ブロックCB1
(j) は、データDT1(j) に対応した送信制御に必要な
情報、例えば宛先アドレスや制御コマンドを含む。但
し、制御ブロックCB1(j) では、本発明の制御方式を
実施する上で必要となる情報が、必要に応じて、制御エ
リアCNT1(j) や経過時間情報エリアTIM1(j) に
追加されていく。また、送信データDT1(j) は、1つ
以上のチェインされた構造の送信用バッファ14に格納
される。
【0052】制御ブロックCB1(j) には、送信要求時
に指定され書き込まれたデータDT1(j) が通信相手の
応用プロセスで必要とされる要求時刻値T0(j) と、送
信処理により優先度が判断され書き込まれる余裕時間値
Tds(j) が含まれている。
に指定され書き込まれたデータDT1(j) が通信相手の
応用プロセスで必要とされる要求時刻値T0(j) と、送
信処理により優先度が判断され書き込まれる余裕時間値
Tds(j) が含まれている。
【0053】制御ブロックCB1(j) と送信データDT
1(j) とにより作成されるデータフレームD1(j) とし
ては、特に制限される構成はないが、本発明を実施する
上でその情報部には、要求時刻T0(j) が含まれ、その
一構成例を図11に示す。このデータフレームD1(j)
は送受信バッファRAMメモリ14に格納されている。
1(j) とにより作成されるデータフレームD1(j) とし
ては、特に制限される構成はないが、本発明を実施する
上でその情報部には、要求時刻T0(j) が含まれ、その
一構成例を図11に示す。このデータフレームD1(j)
は送受信バッファRAMメモリ14に格納されている。
【0054】図12は、データフレームD1(j) に含ま
れるフレーム制御コード、宛先アドレスと送信元アドレ
ス等のヘッダ情報や、情報部が格納されている場所を指
示する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) の一例を
示す。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に含まれ
るデータは、データフレームD1(j) を作成する場合に
必要となる。複数のデータフレームD1(j) が送出され
るときには、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に
含まれる送信チェイン制御エリアを指定することによ
り、複数のデータフレームD1(j) に対応した送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) がチェインされる。そし
て、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) はトークン
パッシング伝送制御回路12の送信キューにリンクさ
れ、その後複数のデータフレームD1(j) が伝送路に送
出される。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) は、
送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納されてい
る。
れるフレーム制御コード、宛先アドレスと送信元アドレ
ス等のヘッダ情報や、情報部が格納されている場所を指
示する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) の一例を
示す。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に含まれ
るデータは、データフレームD1(j) を作成する場合に
必要となる。複数のデータフレームD1(j) が送出され
るときには、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に
含まれる送信チェイン制御エリアを指定することによ
り、複数のデータフレームD1(j) に対応した送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) がチェインされる。そし
て、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) はトークン
パッシング伝送制御回路12の送信キューにリンクさ
れ、その後複数のデータフレームD1(j) が伝送路に送
出される。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) は、
送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納されてい
る。
【0055】データフレームD1(j) に対応した送信フ
レーム制御ブロックTCB1(j) は、制御ブロックCB
1(j) に含まれていて緊急度を表わす余裕時間Tds
(j) が小さい順番に送信処理待ち要求列S1に配列され
る。図13は、送信処理待ち要求列S1の構成の一例を
示し、この要求列は送受信バッファRAMメモリ14に
格納されている。
レーム制御ブロックTCB1(j) は、制御ブロックCB
1(j) に含まれていて緊急度を表わす余裕時間Tds
(j) が小さい順番に送信処理待ち要求列S1に配列され
る。図13は、送信処理待ち要求列S1の構成の一例を
示し、この要求列は送受信バッファRAMメモリ14に
格納されている。
【0056】図14は、トークンパッッシング伝送制御
回路12の送信キュー制御語の構成を示す。送信キュー
制御語は送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納さ
れている。
回路12の送信キュー制御語の構成を示す。送信キュー
制御語は送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納さ
れている。
【0057】図15は、各伝送装置の送信処理時間T
x,転送時間Txf,受信処理時間Trの最大値、最小
値を伝送装置アドレスをインデックスとしてリストに構
成した送受信処理時間テーブルの一構成例を示す。この
テーブルはMPU用RAMメモリ28に格納されてい
る。
x,転送時間Txf,受信処理時間Trの最大値、最小
値を伝送装置アドレスをインデックスとしてリストに構
成した送受信処理時間テーブルの一構成例を示す。この
テーブルはMPU用RAMメモリ28に格納されてい
る。
【0058】図16は、トークンパッシング伝送制御回
路12によりデータフレームの受信が行われ、伝送路よ
り取り込まれたデータフレームが送受信バッファRAM
メモリ14に格納される場合に、その格納場所を示す受
信フレーム制御ブロックRCB1の一構成例を示す。受
信フレーム制御ブロックRCB1は、送受信バッファR
AMメモリ14に格納されている。
路12によりデータフレームの受信が行われ、伝送路よ
り取り込まれたデータフレームが送受信バッファRAM
メモリ14に格納される場合に、その格納場所を示す受
信フレーム制御ブロックRCB1の一構成例を示す。受
信フレーム制御ブロックRCB1は、送受信バッファR
AMメモリ14に格納されている。
【0059】複数のデータフレームD1を受信した場合
には、各々に対応した受信制御ブロックRCB1に含ま
れる受信チェイン制御エリアを指定することにより、各
々の受信制御ブロックRCB1がチェインされ、トーク
ンパッシング伝送制御回路12の受信キューにリンクさ
れる。受信キューにリンクされた受信制御ブロックRC
B1のチェインにおいては、データフレーム正常受信完
了割り込み信号SIG2を受け付けたマイクロプロセッ
サ24による受信割り込み受け付け処理により、余裕時
間による優先度の判定が行われて、受信処理待ち要求列
R1にリンクされる。図17は、受信処理待ち要求列R
1の一構成例を示しており、図18は、受信キュー制御
語の一構成例を示している。要求列R1は送受信バッフ
ァRAMメモリ14に格納されている。受信キュー制御
語送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納されてい
る。
には、各々に対応した受信制御ブロックRCB1に含ま
れる受信チェイン制御エリアを指定することにより、各
々の受信制御ブロックRCB1がチェインされ、トーク
ンパッシング伝送制御回路12の受信キューにリンクさ
れる。受信キューにリンクされた受信制御ブロックRC
B1のチェインにおいては、データフレーム正常受信完
了割り込み信号SIG2を受け付けたマイクロプロセッ
サ24による受信割り込み受け付け処理により、余裕時
間による優先度の判定が行われて、受信処理待ち要求列
R1にリンクされる。図17は、受信処理待ち要求列R
1の一構成例を示しており、図18は、受信キュー制御
語の一構成例を示している。要求列R1は送受信バッフ
ァRAMメモリ14に格納されている。受信キュー制御
語送受信制御用RAMコモンメモリ16に格納されてい
る。
【0060】これらのデータテーブルやフレーム構成
は、完了確認フレームに対しても同様に適用される。
は、完了確認フレームに対しても同様に適用される。
【0061】以上述べたデータテーブルを用いて、送受
信における優先処理が行われる。次に本発明のデータ伝
送装置の動作をフローチャートを参照しながら説明す
る。この優先処理は、制御用マイクロプロセッサ24に
より実行される。
信における優先処理が行われる。次に本発明のデータ伝
送装置の動作をフローチャートを参照しながら説明す
る。この優先処理は、制御用マイクロプロセッサ24に
より実行される。
【0062】図19は、伝送要求割り込み処理のフロー
を示す。伝送装置に接続されたホスト機器からのデータ
フレームの送信要求(j) が発生すると、ホスト要求イン
ターフェース回路18を経由して、図9に示した送信デ
ータDT1(j) と図10に示した制御ブロックCB1
(j) が送受信バッファRAMメモリ14に書き込まれ
る。更に伝送要求割り込み信号SIG3が、制御用マイ
クロプロセッサ24に伝えられる。
を示す。伝送装置に接続されたホスト機器からのデータ
フレームの送信要求(j) が発生すると、ホスト要求イン
ターフェース回路18を経由して、図9に示した送信デ
ータDT1(j) と図10に示した制御ブロックCB1
(j) が送受信バッファRAMメモリ14に書き込まれ
る。更に伝送要求割り込み信号SIG3が、制御用マイ
クロプロセッサ24に伝えられる。
【0063】ステップ11において、伝送要求割り込み
信号SIG3を受付けた制御用マイクロプロセッサ24
は、時間計時回路22から現在時刻を読み出して、それ
を要求受け付け時刻T1(j) として制御ブロックCB1
(j) の経過情報エリアに格納する。
信号SIG3を受付けた制御用マイクロプロセッサ24
は、時間計時回路22から現在時刻を読み出して、それ
を要求受け付け時刻T1(j) として制御ブロックCB1
(j) の経過情報エリアに格納する。
【0064】ステップ12においては、制御用マイクロ
プロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) と送信デー
タDT1(j) とから、送信フレーム制御ブロックTCB
1(j) を作成する。
プロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) と送信デー
タDT1(j) とから、送信フレーム制御ブロックTCB
1(j) を作成する。
【0065】ステップ13において、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) に書き込まれ
ている受信先伝送装置アドレス(k) を読み出す。制御用
マイクロプロセッサ24は、その値をインデックスとし
て、図15の送受信処理時間テーブルより受信先伝送装
置の受信処理時間の最小値Tr(k)minと、受信先伝送装
置までの転送時間の最大値Txf(K)maxを読み出し、そ
の和Ti(k) を求める。
ロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) に書き込まれ
ている受信先伝送装置アドレス(k) を読み出す。制御用
マイクロプロセッサ24は、その値をインデックスとし
て、図15の送受信処理時間テーブルより受信先伝送装
置の受信処理時間の最小値Tr(k)minと、受信先伝送装
置までの転送時間の最大値Txf(K)maxを読み出し、そ
の和Ti(k) を求める。
【0066】次にステップ14において、制御用マイク
ロプロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) に書き込
まれている要求時刻T0(j) を読み出し、前述の和Ti
(k)との差Tds(j) を求め、制御ブロックCB1(j)
の余裕時間エリアに格納する。
ロプロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) に書き込
まれている要求時刻T0(j) を読み出し、前述の和Ti
(k)との差Tds(j) を求め、制御ブロックCB1(j)
の余裕時間エリアに格納する。
【0067】ステップ15において、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、図13に示した送信処理待ち要求列S
1に送信要求がリンクされているがどうかを判断し、リ
ンクされていない場合にはステップ24に進み、送信処
理待ち要求列S1に送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) をリンクし、送信処理プログラムを起動する。
ロセッサ24は、図13に示した送信処理待ち要求列S
1に送信要求がリンクされているがどうかを判断し、リ
ンクされていない場合にはステップ24に進み、送信処
理待ち要求列S1に送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) をリンクし、送信処理プログラムを起動する。
【0068】リンクされている場合にはステップ16に
進み、制御用マイクロプロセッサ24は、リンクされて
いる送信フレーム制御ブロックTCB1のチェインを順
番にチェックする。即ち、各々の送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(i) の要求時刻T0(i) を読み出す。また
制御用マイクロプロセッサ24は、受信先伝送装置アド
レスを読み出して、そのアドレス値を用いて送受信処理
時間テーブルから対応する受信処理時間の最小値Trmi
n と転送時間の最大値Txfmax を読出し、これらの和
Tiを求め、要求時刻T0(i) と和Tiとの差である余
裕時間Tds(i) を求める。
進み、制御用マイクロプロセッサ24は、リンクされて
いる送信フレーム制御ブロックTCB1のチェインを順
番にチェックする。即ち、各々の送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(i) の要求時刻T0(i) を読み出す。また
制御用マイクロプロセッサ24は、受信先伝送装置アド
レスを読み出して、そのアドレス値を用いて送受信処理
時間テーブルから対応する受信処理時間の最小値Trmi
n と転送時間の最大値Txfmax を読出し、これらの和
Tiを求め、要求時刻T0(i) と和Tiとの差である余
裕時間Tds(i) を求める。
【0069】次にステップ17において、制御用マイク
ロプロセッサ24は、既に求めている送信要求(j) に関
する余裕時間Tds(j) とリンクされている送信要求
(i) に関する余裕時間Tds(i) とを比較し、余裕時間
Tds(j) が小さい(緊急度が高い)かどうか判断す
る。
ロプロセッサ24は、既に求めている送信要求(j) に関
する余裕時間Tds(j) とリンクされている送信要求
(i) に関する余裕時間Tds(i) とを比較し、余裕時間
Tds(j) が小さい(緊急度が高い)かどうか判断す
る。
【0070】小さい場合には、ステップ18に進み、制
御用マイクロプロセッサ24は、送信処理待ち要求列S
1の送信フレーム制御ブロックTCB1(i) のチェイン
を切り離して、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
を送信フレーム制御ブロックTCB1(i) の前にチェイ
ンする。
御用マイクロプロセッサ24は、送信処理待ち要求列S
1の送信フレーム制御ブロックTCB1(i) のチェイン
を切り離して、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
を送信フレーム制御ブロックTCB1(i) の前にチェイ
ンする。
【0071】次にステップ22において、制御用マイク
ロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB
1(j) が送信処理待ち要求列S1の先頭かどうかを判断
し、先頭である場合には、ステップ23に進んで、処理
中の送信フレーム制御ブロックTCB1に対応する送信
処理を中断して、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) に対応する送信処理に切り替える。
ロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB
1(j) が送信処理待ち要求列S1の先頭かどうかを判断
し、先頭である場合には、ステップ23に進んで、処理
中の送信フレーム制御ブロックTCB1に対応する送信
処理を中断して、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) に対応する送信処理に切り替える。
【0072】ステップ22において、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) が送信処理待ち要求列S1の先頭でない場合には、
現在行っている送信処理を続ける。
ロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j) が送信処理待ち要求列S1の先頭でない場合には、
現在行っている送信処理を続ける。
【0073】なお、ステップ17において、余裕時間T
ds(j) が大きい場合にはステップ19に進み、制御用
マイクロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロック
TCB1(i) のチェイン制御情報を用いて、次にチェイ
ンしている送信フレーム制御ブロックTCB1(i+1) に
ついて余裕時間のチェックを行う。
ds(j) が大きい場合にはステップ19に進み、制御用
マイクロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロック
TCB1(i) のチェイン制御情報を用いて、次にチェイ
ンしている送信フレーム制御ブロックTCB1(i+1) に
ついて余裕時間のチェックを行う。
【0074】次にステップ20に進み、制御用マイクロ
プロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1
(i+1) が送信処理待ち要求列S1の最後かどうかを判断
し、最後の場合にはステップ21に進み、送信フレーム
制御ブロックTCB1(j) を送信フレーム制御ブロック
TCB1(i+1) の次にチェインし、送信処理待ち要求列
S1にリンクされている総数を1だけ増加する。
プロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1
(i+1) が送信処理待ち要求列S1の最後かどうかを判断
し、最後の場合にはステップ21に進み、送信フレーム
制御ブロックTCB1(j) を送信フレーム制御ブロック
TCB1(i+1) の次にチェインし、送信処理待ち要求列
S1にリンクされている総数を1だけ増加する。
【0075】ステップ20において、送信フレーム制御
ブロックTCB1(i+1) が送信処理待ち要求列S1の最
後でない場合には、ステップ16に戻り、制御用マイク
ロプロセッサ24はそれ以降の処理を上記フローに従っ
て実行する。
ブロックTCB1(i+1) が送信処理待ち要求列S1の最
後でない場合には、ステップ16に戻り、制御用マイク
ロプロセッサ24はそれ以降の処理を上記フローに従っ
て実行する。
【0076】なお、ステップ17において、送信要求
(j) に関する余裕時間Tds(j) とリンクされている送
信要求(i) に関する余裕時間Tds(i) とを比較し、余
裕時間Tds(j) と余裕時間Tds(i) が同じであれ
ば、制御用マイクロプロセッサ24は制御ブロックCB
1の経過情報エリアに保持されている要求受付け時刻T
1が古いものの送信処理を優先するように、送信処理待
ち要求列S1を再構成する。
(j) に関する余裕時間Tds(j) とリンクされている送
信要求(i) に関する余裕時間Tds(i) とを比較し、余
裕時間Tds(j) と余裕時間Tds(i) が同じであれ
ば、制御用マイクロプロセッサ24は制御ブロックCB
1の経過情報エリアに保持されている要求受付け時刻T
1が古いものの送信処理を優先するように、送信処理待
ち要求列S1を再構成する。
【0077】以下に送信処理の完了時の処理を図20を
参照して説明する。この処理も制御用マイクロプロセッ
サ24により実行される。この処理では、送信処理が完
了した時点で、送信処理待ち要求列S1より送信フレー
ム制御ブロックTCB1(j)を取り除く。即ち、送信処
理待ち要求列S1の先頭TCB1ポインタ値を、チェイ
ンしている次のTCB1ポインタ値に書き替える。
参照して説明する。この処理も制御用マイクロプロセッ
サ24により実行される。この処理では、送信処理が完
了した時点で、送信処理待ち要求列S1より送信フレー
ム制御ブロックTCB1(j)を取り除く。即ち、送信処
理待ち要求列S1の先頭TCB1ポインタ値を、チェイ
ンしている次のTCB1ポインタ値に書き替える。
【0078】ステップ31において、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、伝送制御回路12の送信キューにリン
クしている送信フレーム制御ブロックTCB1(n) か
ら、要求時刻T0(n) 、対応する転送時間Txf(n) 、
受信時間Tr(n) を読み出し、現在の余裕時間Tds
(n) を求める。
ロセッサ24は、伝送制御回路12の送信キューにリン
クしている送信フレーム制御ブロックTCB1(n) か
ら、要求時刻T0(n) 、対応する転送時間Txf(n) 、
受信時間Tr(n) を読み出し、現在の余裕時間Tds
(n) を求める。
【0079】次にステップ32において、制御用マイク
ロプロセッサ24は、余裕時間Tds(n) と送信フレー
ム制御ブロックTCB1(j) の余裕時間Tds(j) を比
較して、余裕時間Tds(j) が小さい(緊急度が高い)
かどうか判断する。小さい場合にはステップ33に進
み、送信キューにチェインしている送信フレーム制御ブ
ロックTCB1(n) を切り離し、送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1
(n) の前にチェインする。但し、送信キュー書替え禁止
信号SIG1が発行されていて、送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(n)の一つ前にチェインされている送信フ
レーム制御ブロックTCB1の送信完了表示(TSTA
TUS)が送信中の場合には、送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1
(n) にチェインして送信キューを再構成する。
ロプロセッサ24は、余裕時間Tds(n) と送信フレー
ム制御ブロックTCB1(j) の余裕時間Tds(j) を比
較して、余裕時間Tds(j) が小さい(緊急度が高い)
かどうか判断する。小さい場合にはステップ33に進
み、送信キューにチェインしている送信フレーム制御ブ
ロックTCB1(n) を切り離し、送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1
(n) の前にチェインする。但し、送信キュー書替え禁止
信号SIG1が発行されていて、送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(n)の一つ前にチェインされている送信フ
レーム制御ブロックTCB1の送信完了表示(TSTA
TUS)が送信中の場合には、送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1
(n) にチェインして送信キューを再構成する。
【0080】次ぎにステップ37に進み、制御用マイク
ロプロセッサ24は、送信処理待ち要求列S1より該送
信フレーム制御ブロックTCB1(j) を取り除き、送信
処理待ち要求列の先頭のTCB1ポインタ値を更新す
る。
ロプロセッサ24は、送信処理待ち要求列S1より該送
信フレーム制御ブロックTCB1(j) を取り除き、送信
処理待ち要求列の先頭のTCB1ポインタ値を更新す
る。
【0081】次にステップ38において、制御用マイク
ロプロセッサ24は、送信処理の先頭に戻る。
ロプロセッサ24は、送信処理の先頭に戻る。
【0082】ステップ32において、余裕時間Tds
(j) が大きい場合には、ステップ34に進み、制御用マ
イクロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックT
CB1(n) の制御情報を用いて、次にチェインしている
送信フレーム制御ブロックTCB1(n+1) を読出す。
(j) が大きい場合には、ステップ34に進み、制御用マ
イクロプロセッサ24は、送信フレーム制御ブロックT
CB1(n) の制御情報を用いて、次にチェインしている
送信フレーム制御ブロックTCB1(n+1) を読出す。
【0083】ステップ35に進み、制御用マイクロプロ
セッサ24は、この送信フレーム制御ブロックTCB1
(n+1) は送信キューの最後であるかどうかを判断し、最
後である場合にはステップ36に進み、送信フレーム制
御ブロックTCB1(n+1) に、該送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(j) をチェインする。但し、送信キュー書
き替え禁止信号SIG1が発行されており、送信フレー
ム制御ブロックTCB1(n) の送信完了表示(TSTA
TUS)が送信中の場合には、この送信フレーム制御ブ
ロックTCB1(j) は、次のトークン受信時まで送信が
遅延される。
セッサ24は、この送信フレーム制御ブロックTCB1
(n+1) は送信キューの最後であるかどうかを判断し、最
後である場合にはステップ36に進み、送信フレーム制
御ブロックTCB1(n+1) に、該送信フレーム制御ブロ
ックTCB1(j) をチェインする。但し、送信キュー書
き替え禁止信号SIG1が発行されており、送信フレー
ム制御ブロックTCB1(n) の送信完了表示(TSTA
TUS)が送信中の場合には、この送信フレーム制御ブ
ロックTCB1(j) は、次のトークン受信時まで送信が
遅延される。
【0084】ステップ36が完了するとステップ37に
進み、制御用マイクロプロセッサ24は、前述の処理を
行う。
進み、制御用マイクロプロセッサ24は、前述の処理を
行う。
【0085】ステップ35において、制御用マイクロプ
ロセッサ24が、送信フレーム制御ブロックTCB1(n
+1) は送信キューの最後でないと判断すると、ステップ
31に戻り、制御用マイクロプロセッサ24は前述した
処理フローに従って処理を進める。
ロセッサ24が、送信フレーム制御ブロックTCB1(n
+1) は送信キューの最後でないと判断すると、ステップ
31に戻り、制御用マイクロプロセッサ24は前述した
処理フローに従って処理を進める。
【0086】次にデータフレーム送出開始割込信号処理
を第21図を参照して説明する。このフローでは、トー
クンパッシング伝送制御回路12がトークンを受信し、
送信キューにリンクされている送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) に対応するデータフレームを伝送路へ送
出開始する場合を説明している。この場合も制御用マイ
クロプロセッサ24により処理が実行される。
を第21図を参照して説明する。このフローでは、トー
クンパッシング伝送制御回路12がトークンを受信し、
送信キューにリンクされている送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) に対応するデータフレームを伝送路へ送
出開始する場合を説明している。この場合も制御用マイ
クロプロセッサ24により処理が実行される。
【0087】ステップ41において、トークンパッシン
グ伝送制御回路12からマイクロプロセッサ24がデー
タフレーム送出開始割り込み信号SIG6を受けると、
マイクロプロセッサ24は図14の送信キュー制御語か
らTCB1格納ポインタ値を読み出し、そして送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) の送信完了表示(TST
ATUS)エリアが送信中がどうかを確認する。
グ伝送制御回路12からマイクロプロセッサ24がデー
タフレーム送出開始割り込み信号SIG6を受けると、
マイクロプロセッサ24は図14の送信キュー制御語か
らTCB1格納ポインタ値を読み出し、そして送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) の送信完了表示(TST
ATUS)エリアが送信中がどうかを確認する。
【0088】次にステップ42において、マイクロプロ
セッサ24は、時計計時回路22よりデータフレーム送
出開始時刻T21(j) を読み出して、送信フレーム制御
ブロックTCB1(j) に対応する制御ブロックCB1
(j) 中の時計経過情報エリアに格納する。
セッサ24は、時計計時回路22よりデータフレーム送
出開始時刻T21(j) を読み出して、送信フレーム制御
ブロックTCB1(j) に対応する制御ブロックCB1
(j) 中の時計経過情報エリアに格納する。
【0089】次にステップ43において、マイクロプロ
セッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の要求受付け時刻T1(j) を読み出して、データフレー
ム送出開始時刻T21(j) との差を求め、送信処理時間
Tx(j) として送受信処理時間テーブルを更新する。こ
の場合、現在値を、過去に登録された最大値或いは最小
値と比較し、現在値が最大値より大きい場合は最大値を
現在値に、また小さい場合は最小値を現在値に更新す
る。
セッサ24は、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の要求受付け時刻T1(j) を読み出して、データフレー
ム送出開始時刻T21(j) との差を求め、送信処理時間
Tx(j) として送受信処理時間テーブルを更新する。こ
の場合、現在値を、過去に登録された最大値或いは最小
値と比較し、現在値が最大値より大きい場合は最大値を
現在値に、また小さい場合は最小値を現在値に更新す
る。
【0090】次にデータフレーム送出完了割り込み信号
処理を図22を参照して説明する。この処理もマイクロ
プロセッサ24により実行される。
処理を図22を参照して説明する。この処理もマイクロ
プロセッサ24により実行される。
【0091】ステップ51において、マイクロプロセッ
サ24は、データフレーム送出完了割り込み信号SIG
5を受けとると、送信キューからTCB1格納ポインタ
値を読み出し、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の送信完了表示(TSTATUS)エリアが送信完了か
どうかを確認する。
サ24は、データフレーム送出完了割り込み信号SIG
5を受けとると、送信キューからTCB1格納ポインタ
値を読み出し、送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の送信完了表示(TSTATUS)エリアが送信完了か
どうかを確認する。
【0092】ステップ52において、マイクロプロセッ
サ24は、時計計時回路22よりデータフレーム送出完
了時刻T2(j) を読み出して、送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) に対応する制御ブロックCB1(j) の時
間経過情報エリアに格納する。
サ24は、時計計時回路22よりデータフレーム送出完
了時刻T2(j) を読み出して、送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) に対応する制御ブロックCB1(j) の時
間経過情報エリアに格納する。
【0093】次にステップ53において、マイクロプロ
セッサ24は、送信キュー制御語の先頭TCB1ポイン
タ値を次にチェインされているTCB1ポインタ値に更
新する。
セッサ24は、送信キュー制御語の先頭TCB1ポイン
タ値を次にチェインされているTCB1ポインタ値に更
新する。
【0094】以上送信処理について説明した。以下に受
信処理について説明する。
信処理について説明する。
【0095】図23を参照してデータフレーム正常受信
完了割り込み信号処理のフローを説明する。この処理も
マイクロプロセッサ24により実行される。
完了割り込み信号処理のフローを説明する。この処理も
マイクロプロセッサ24により実行される。
【0096】ステップ60において、マイクロプロセッ
サ24は、データフレーム正常受信完了割り込み信号S
IG2を受けとると、受信キューから受信制御ブロック
RCB1(j) のポインタ値を読み出し、送受信バッファ
RAMメモリ14に格納されている受信フレームがデー
タフレームがどうかチェックする。データフレームでな
い場合にはステップ72に進む。この場合には受信フレ
ームは、完了確認フレームか又はデータフレーム以外の
受信フレームであるので、マイクロプロセッサ24は、
特別な受信処理プログラムを起動する。
サ24は、データフレーム正常受信完了割り込み信号S
IG2を受けとると、受信キューから受信制御ブロック
RCB1(j) のポインタ値を読み出し、送受信バッファ
RAMメモリ14に格納されている受信フレームがデー
タフレームがどうかチェックする。データフレームでな
い場合にはステップ72に進む。この場合には受信フレ
ームは、完了確認フレームか又はデータフレーム以外の
受信フレームであるので、マイクロプロセッサ24は、
特別な受信処理プログラムを起動する。
【0097】受信フレームがデータフレームである場合
には、ステップ61に進み、マイクロプロセッサ24
は、時計計時回路22から受信受付け時間T3(j) を読
出す。
には、ステップ61に進み、マイクロプロセッサ24
は、時計計時回路22から受信受付け時間T3(j) を読
出す。
【0098】ステップ62では、マイクロプロセッサ2
4は、受信制御ブロックRCB1(j) の経過時間情報エ
リアに受信受付け時刻T3(j) を格納する。更に、マイ
クロプロセッサ24は、受信データフレームが有する要
求時刻T0(j) を読み出し、要求時刻T0(j) と受信受
付け時間T3(j) との差を求めて、余裕時間Tdr(j)
として受信制御ブロックRCB1(j) の余裕時間エリア
に格納する。
4は、受信制御ブロックRCB1(j) の経過時間情報エ
リアに受信受付け時刻T3(j) を格納する。更に、マイ
クロプロセッサ24は、受信データフレームが有する要
求時刻T0(j) を読み出し、要求時刻T0(j) と受信受
付け時間T3(j) との差を求めて、余裕時間Tdr(j)
として受信制御ブロックRCB1(j) の余裕時間エリア
に格納する。
【0099】次にステップ63において、マイクロプロ
セッサ24は、受信処理待ち要求列R1に受信制御ブロ
ックRCB1(i) がリンクされているかどうか判断す
る。リンクされていない場合には、ステップ64に進
み、マイクロプロセッサ24は、受信処理待ち要求列R
1に該受信制御ブロックRCB1(j) をリンクして、受
信処理プログラムを起動する。
セッサ24は、受信処理待ち要求列R1に受信制御ブロ
ックRCB1(i) がリンクされているかどうか判断す
る。リンクされていない場合には、ステップ64に進
み、マイクロプロセッサ24は、受信処理待ち要求列R
1に該受信制御ブロックRCB1(j) をリンクして、受
信処理プログラムを起動する。
【0100】受信処理待ち要求列R1に受信制御ブロッ
クRCB1(i) がリンクされていない場合には、ステッ
プ65に進む。ステップ65では、マイクロプロセッサ
24は、受信処理待ち要求列R1にリンクされている受
信制御ブロックRCB1(n)の余裕時間Tdr(n) と該
受信制御ブロックRCB1(j) の余裕時間Tdr(j)を
比較して、余裕時間Tdr(j) が小さい(緊急度が高
い)かどうかを判断する。
クRCB1(i) がリンクされていない場合には、ステッ
プ65に進む。ステップ65では、マイクロプロセッサ
24は、受信処理待ち要求列R1にリンクされている受
信制御ブロックRCB1(n)の余裕時間Tdr(n) と該
受信制御ブロックRCB1(j) の余裕時間Tdr(j)を
比較して、余裕時間Tdr(j) が小さい(緊急度が高
い)かどうかを判断する。
【0101】小さい場合には、ステップ66に進み、マ
イクロプロセッサ24は、受信制御ブロックRCB1
(n) のチェインを切り離し、該受信制御ブロックRCB
1(j)を受信制御ブロックRCB1(n) の前にチェイン
する。
イクロプロセッサ24は、受信制御ブロックRCB1
(n) のチェインを切り離し、該受信制御ブロックRCB
1(j)を受信制御ブロックRCB1(n) の前にチェイン
する。
【0102】次にステップ70において、マイクロプロ
セッサ24は、該受信制御ブロックRCB1(j) は受信
処理待ち要求列R1の先頭かどうかを判断し、先頭でな
い場合には進行中の受信処理を進める。
セッサ24は、該受信制御ブロックRCB1(j) は受信
処理待ち要求列R1の先頭かどうかを判断し、先頭でな
い場合には進行中の受信処理を進める。
【0103】該受信制御ブロックRCB1(j) は受信処
理待ち要求列R1の先頭である場合には、ステップ71
に進み、マイクロプロセッサ24は、処理中の受信制御
ブロックRCB1に対応する受信処理を中断し、該受信
制御ブロックRCB1(j) に対応する受信処理に切り替
える。
理待ち要求列R1の先頭である場合には、ステップ71
に進み、マイクロプロセッサ24は、処理中の受信制御
ブロックRCB1に対応する受信処理を中断し、該受信
制御ブロックRCB1(j) に対応する受信処理に切り替
える。
【0104】ステップ65において、余裕時間Tdr
(j) が大きい場合にはステップ67に進む。マイクロプ
ロセッサ24は、受信制御ブロックRCB1(n) のチェ
イン情報を用いて、次にチェインしている受信制御ブロ
ックRCB1(n+1) について余裕時間のチェックを行
う。
(j) が大きい場合にはステップ67に進む。マイクロプ
ロセッサ24は、受信制御ブロックRCB1(n) のチェ
イン情報を用いて、次にチェインしている受信制御ブロ
ックRCB1(n+1) について余裕時間のチェックを行
う。
【0105】ステップ68においては、マイクロプロセ
ッサ24は、この受信制御ブロックRCB1(n+1) は受
信処理待ち要求列R1の最後であるかどうかを判断し、
最後である場合にはステップ69に進む。ステップ69
では、マイクロプロセッサ24は、該受信制御ブロック
RCB1(j) を受信制御ブロックRCB1(n+1) の次に
チェインし、受信処理待ち要求列R1にリンクされてい
る総数を1だけ増加する。
ッサ24は、この受信制御ブロックRCB1(n+1) は受
信処理待ち要求列R1の最後であるかどうかを判断し、
最後である場合にはステップ69に進む。ステップ69
では、マイクロプロセッサ24は、該受信制御ブロック
RCB1(j) を受信制御ブロックRCB1(n+1) の次に
チェインし、受信処理待ち要求列R1にリンクされてい
る総数を1だけ増加する。
【0106】ステップ68においては、受信制御ブロッ
クRCB1(n+1) が受信処理待ち要求列R1の最後でな
い場合には、ステップ65に戻り、マイクロプロセッサ
24は、上記処理フローに従ってそれ以降の処理を実行
する。
クRCB1(n+1) が受信処理待ち要求列R1の最後でな
い場合には、ステップ65に戻り、マイクロプロセッサ
24は、上記処理フローに従ってそれ以降の処理を実行
する。
【0107】なお、ステップ63において、マイクロプ
ロセッサ24は、余裕時間Tdr(j) と余裕時間Tdr
(i) とを比較し、余裕時間Tdr(j) と余裕時間Tdr
(i)が同じであれば、受信制御ブロックRCB1の経過
情報エリアに保持されている受信受付け時刻T3が古い
ものの受信処理を優先するように、受信処理待ち要求列
R1を再構成する。
ロセッサ24は、余裕時間Tdr(j) と余裕時間Tdr
(i) とを比較し、余裕時間Tdr(j) と余裕時間Tdr
(i)が同じであれば、受信制御ブロックRCB1の経過
情報エリアに保持されている受信受付け時刻T3が古い
ものの受信処理を優先するように、受信処理待ち要求列
R1を再構成する。
【0108】次に図24を参照して、受信処理の完了処
理を説明する。この処理もマイクロプロセッサ24によ
り実行される。
理を説明する。この処理もマイクロプロセッサ24によ
り実行される。
【0109】ステップ81では、マイクロプロセッサ2
4は、時計計時回路22より受信完了時刻T4(j) を読
み出し、受信制御ブロックRCB1(j) の時間経過情報
エリアに格納する。
4は、時計計時回路22より受信完了時刻T4(j) を読
み出し、受信制御ブロックRCB1(j) の時間経過情報
エリアに格納する。
【0110】次に、ステップ82に進み、マイクロプロ
セッサ24は、時間経過情報エリアから受信受付け時刻
T3(j) を読み出し、受信完了時刻T4(j) との差を求
め、受信処理時間Tr(j) を算出する。
セッサ24は、時間経過情報エリアから受信受付け時刻
T3(j) を読み出し、受信完了時刻T4(j) との差を求
め、受信処理時間Tr(j) を算出する。
【0111】ステップ83では、マイクロプロセッサ2
4は、送受信バッファRAMメモリ14に格納されてい
るデータフレームから、そのフレームの送信元アドレ
ス、各々の送信要求を区別する識別子等を読み出し、こ
れらを用いて完了確認フレームのための制御ブロックC
B1、送信データDT1を作成する。完了確認フレーム
には、正常完了情報、処理途中で異常が発生し、正常に
完了できなかったことを示す完了状態情報、データフレ
ームの受信受付け時刻T3(j) 、正常完了状態の場合に
正常完了までに経過した受信処理時間Tr(j) を時間情
報として含めて、マイクロプロセッサ24は、その完了
確認フレームを送信局に返送する。受信処理された受信
データは、ホスト要求インターフェース回路18を介し
て、この伝送装置に接続されたホスト機器に受け渡され
る。
4は、送受信バッファRAMメモリ14に格納されてい
るデータフレームから、そのフレームの送信元アドレ
ス、各々の送信要求を区別する識別子等を読み出し、こ
れらを用いて完了確認フレームのための制御ブロックC
B1、送信データDT1を作成する。完了確認フレーム
には、正常完了情報、処理途中で異常が発生し、正常に
完了できなかったことを示す完了状態情報、データフレ
ームの受信受付け時刻T3(j) 、正常完了状態の場合に
正常完了までに経過した受信処理時間Tr(j) を時間情
報として含めて、マイクロプロセッサ24は、その完了
確認フレームを送信局に返送する。受信処理された受信
データは、ホスト要求インターフェース回路18を介し
て、この伝送装置に接続されたホスト機器に受け渡され
る。
【0112】次にステップ84では、マイクロプロセッ
サ24は、送信要求を起動する。
サ24は、送信要求を起動する。
【0113】ステップ85に進んで、マイクロプロセッ
サ24は、受信処理待ち要求列R1より受信制御ブロッ
クRCB1(j) を取り除く。即ち、マイクロプロセッサ
24は、受信処理待ち要求列R1の先頭RCB1ポイン
タ値を、チェインしている次のRCB1ポインタ値に書
き替える。
サ24は、受信処理待ち要求列R1より受信制御ブロッ
クRCB1(j) を取り除く。即ち、マイクロプロセッサ
24は、受信処理待ち要求列R1の先頭RCB1ポイン
タ値を、チェインしている次のRCB1ポインタ値に書
き替える。
【0114】そして、ステップ86では、マイクロプロ
セッサ24は、受信処理の先頭に戻る。
セッサ24は、受信処理の先頭に戻る。
【0115】ところで送信側伝送装置では、ステップ8
1から86の処理が行われている間、即ち、送出完了し
たデータフレームに対する受信側伝送装置からの完了確
認フレームを待つ間に、複数の送信要求が発生する。こ
の場合には、マイクロプロセッサ24は、その送信要求
に対してデータフレームを作成して送出する。更に、他
の伝送装置からの受信要求に対しては、マイクロプロセ
ッサ24は、今まで述べた受信処理を行う。
1から86の処理が行われている間、即ち、送出完了し
たデータフレームに対する受信側伝送装置からの完了確
認フレームを待つ間に、複数の送信要求が発生する。こ
の場合には、マイクロプロセッサ24は、その送信要求
に対してデータフレームを作成して送出する。更に、他
の伝送装置からの受信要求に対しては、マイクロプロセ
ッサ24は、今まで述べた受信処理を行う。
【0116】次に、図25を参照して完了確認フレーム
の受信処理を説明する。この処理もマイクロプロセッサ
24により実行される。
の受信処理を説明する。この処理もマイクロプロセッサ
24により実行される。
【0117】ステップ91において、送受信回路10が
完了確認フレームを受信すると、マイクロプロセッサ2
4は、受信フレーム中に含まれる送信識別情報を用い
て、対応する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) を
見出だす。
完了確認フレームを受信すると、マイクロプロセッサ2
4は、受信フレーム中に含まれる送信識別情報を用い
て、対応する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) を
見出だす。
【0118】そしてステップ92において、マイクロプ
ロセッサ24は、データフレーム送出時に得た送出完了
時間T2(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の制御ブロックCB1(j) の経過時間情報エリアから読
み出し、更に完了確認フレーム中に含まれる受信受付け
時間T3(j) を読み出し、それらの差を求めて、共通伝
送路上のデータフレームの転送時間Txf(j) を算出
し、図15の送受信処理時間テーブルに保持する。
ロセッサ24は、データフレーム送出時に得た送出完了
時間T2(j) を送信フレーム制御ブロックTCB1(j)
の制御ブロックCB1(j) の経過時間情報エリアから読
み出し、更に完了確認フレーム中に含まれる受信受付け
時間T3(j) を読み出し、それらの差を求めて、共通伝
送路上のデータフレームの転送時間Txf(j) を算出
し、図15の送受信処理時間テーブルに保持する。
【0119】この場合、マイクロプロセッサ24は、転
送時間の現在値を、過去に登録された最大値や最小値と
比較し、最大値より大きい場合には最大値を、最小値よ
り大きい場合には最小値を、現在値に置き換える。
送時間の現在値を、過去に登録された最大値や最小値と
比較し、最大値より大きい場合には最大値を、最小値よ
り大きい場合には最小値を、現在値に置き換える。
【0120】次にステップ93において、完了確認フレ
ームが正常完了状態の場合には、マイクロプロセッサ2
4は、完了確認フレーム中に含まれている受信処理時間
Tr(j) を読み出し、受信処理時間Tr(j) を、受信側
伝送装置アドレスをインデックスとして図15の送受信
処理時間テーブルに登録する。この場合にも、マイクロ
プロセッサ24は、受信処理時間の現在値を、過去に登
録された最大値や最小値と比較し、最大値より大きい場
合には最大値を、最小値より大きい場合には最小値を、
現在値に置き換える。
ームが正常完了状態の場合には、マイクロプロセッサ2
4は、完了確認フレーム中に含まれている受信処理時間
Tr(j) を読み出し、受信処理時間Tr(j) を、受信側
伝送装置アドレスをインデックスとして図15の送受信
処理時間テーブルに登録する。この場合にも、マイクロ
プロセッサ24は、受信処理時間の現在値を、過去に登
録された最大値や最小値と比較し、最大値より大きい場
合には最大値を、最小値より大きい場合には最小値を、
現在値に置き換える。
【0121】以上で第1のデータ伝送方法と装置の実施
例の説明を終わる。
例の説明を終わる。
【0122】なお、図19に示された伝送要求割り込み
処理において、余裕時間Tds(j)が負の値となる送信
要求に対しては、マイクロプロセッサ24は、要求時刻
T0(j) ではデータの送達が不能であると判断し、送信
要求を取り下げて、その結果を送信要求元に伝えるよう
にしてもよい。
処理において、余裕時間Tds(j)が負の値となる送信
要求に対しては、マイクロプロセッサ24は、要求時刻
T0(j) ではデータの送達が不能であると判断し、送信
要求を取り下げて、その結果を送信要求元に伝えるよう
にしてもよい。
【0123】送信側伝送装置がデータフレームを送出す
る場合に、データフレーム中に、要求時刻T0(j) と共
に送出完了時刻T2(j) を含ませてもよい。そしてこれ
を受信確認した受信側伝送装置が、送出完了時刻T2
(j) と受信確認時刻T3(j) との差を読取り、転送時間
Txf(j) を求めてもよい。更に、受信側伝送装置で受
信処理を行って受信処理時間Tr(j) を算出する。転送
時間Txf(j) と受信処理時間Tr(j) とを送信側装置
に送信して、送信側伝送装置の有する送受信処理時間テ
ーブルを更新してもよい。
る場合に、データフレーム中に、要求時刻T0(j) と共
に送出完了時刻T2(j) を含ませてもよい。そしてこれ
を受信確認した受信側伝送装置が、送出完了時刻T2
(j) と受信確認時刻T3(j) との差を読取り、転送時間
Txf(j) を求めてもよい。更に、受信側伝送装置で受
信処理を行って受信処理時間Tr(j) を算出する。転送
時間Txf(j) と受信処理時間Tr(j) とを送信側装置
に送信して、送信側伝送装置の有する送受信処理時間テ
ーブルを更新してもよい。
【0124】送信処理時間Tx、受信処理時間Tr、所
定の伝送装置に至る転送時間Txfを、伝送装置アドレ
スをインデックスとして、全ての伝送装置内に保持する
ようにしてもよい。そして、送信要求を受けた伝送装置
では、相手伝送装置アドレスをインデックスとしてこれ
らの時間値を読み出し、自局の送信処理時間、相手伝送
装置の受信処理時間、相手伝送装置への転送時間の和を
求める。このようにして、ある伝送装置からの送信要求
が、相手伝送装置により処理されて、その完了確認を受
けとるまでにかかる予想全処理時間Taを算出する。こ
の予想全処理時間Taと要求時刻T0との差を余裕時間
Tdsとして、この余裕時間Tdsに基づいて緊急度を
判断し、優先処理を行ってもよい。
定の伝送装置に至る転送時間Txfを、伝送装置アドレ
スをインデックスとして、全ての伝送装置内に保持する
ようにしてもよい。そして、送信要求を受けた伝送装置
では、相手伝送装置アドレスをインデックスとしてこれ
らの時間値を読み出し、自局の送信処理時間、相手伝送
装置の受信処理時間、相手伝送装置への転送時間の和を
求める。このようにして、ある伝送装置からの送信要求
が、相手伝送装置により処理されて、その完了確認を受
けとるまでにかかる予想全処理時間Taを算出する。こ
の予想全処理時間Taと要求時刻T0との差を余裕時間
Tdsとして、この余裕時間Tdsに基づいて緊急度を
判断し、優先処理を行ってもよい。
【0125】また、受信側伝送装置では、受信確認時刻
T3と、自局内に保持されている受信処理時間Tr、送
信処理時間Tx、送信側伝送装置への転送時間Txf、
送信側伝送装置の受信処理時間Trの和を算出する。そ
して、データフレームより読み出した要求時刻T0との
差を求め、これを余裕時間Tdsとする。この余裕時間
Tdsに基づいて緊急度を判断して、優先的に受信処理
を行うようにしてもよい。
T3と、自局内に保持されている受信処理時間Tr、送
信処理時間Tx、送信側伝送装置への転送時間Txf、
送信側伝送装置の受信処理時間Trの和を算出する。そ
して、データフレームより読み出した要求時刻T0との
差を求め、これを余裕時間Tdsとする。この余裕時間
Tdsに基づいて緊急度を判断して、優先的に受信処理
を行うようにしてもよい。
【0126】次に、本発明のデータ伝送方法と装置の第
2実施例を説明する。この実施例では、各伝送装置内に
おけるデータ送信の優先順位を他の伝送装置に与えて、
システム全体から見たデータ送信の緊急度を判断する。
そして、このシステム全体における緊急度を基準にして
各伝送装置に伝送路使用権を割り当てる判断がなされ
る。
2実施例を説明する。この実施例では、各伝送装置内に
おけるデータ送信の優先順位を他の伝送装置に与えて、
システム全体から見たデータ送信の緊急度を判断する。
そして、このシステム全体における緊急度を基準にして
各伝送装置に伝送路使用権を割り当てる判断がなされ
る。
【0127】第2実施例が適用されるシステムは、第1
実施例に適用される図7に記載のシステムと同一であ
る。また、そのシステムを構成する各伝送装置の構成
も、第1実施例で示された図8に記載のものと同一であ
るが、その動作は異なっている。このシステムは、ISO
88024(またはIEEE802.4)規格、或いはISO 9314(ANSI X3
T9.5) 規格で規定されるメディアアクセス制御方式に相
当するMAC機能を備えている。即ち、伝送権の委譲を
示すトークンフレームを受信した各伝送装置は、モード
M1とモードM2を有している。
実施例に適用される図7に記載のシステムと同一であ
る。また、そのシステムを構成する各伝送装置の構成
も、第1実施例で示された図8に記載のものと同一であ
るが、その動作は異なっている。このシステムは、ISO
88024(またはIEEE802.4)規格、或いはISO 9314(ANSI X3
T9.5) 規格で規定されるメディアアクセス制御方式に相
当するMAC機能を備えている。即ち、伝送権の委譲を
示すトークンフレームを受信した各伝送装置は、モード
M1とモードM2を有している。
【0128】モードM1は、トークンフレーム受信時
に、必ず必要な数のデータフレームを送信できるモード
である。
に、必ず必要な数のデータフレームを送信できるモード
である。
【0129】またモードM2では、各伝送装置が有する
トークンフレームの巡回する時間を計測するタイマーに
より、トークンフレームの一巡する時間を計測する。そ
の値が予め設定した時間値と比べて小さい時には、その
差に相当する時間値(目標トークン巡回タイマー残値T
RT1)分のデータフレームの送信が更に可能となる。
一方トークンの一巡する時間値が設定値より大きいとき
は、データフレームの送信を見送る。
トークンフレームの巡回する時間を計測するタイマーに
より、トークンフレームの一巡する時間を計測する。そ
の値が予め設定した時間値と比べて小さい時には、その
差に相当する時間値(目標トークン巡回タイマー残値T
RT1)分のデータフレームの送信が更に可能となる。
一方トークンの一巡する時間値が設定値より大きいとき
は、データフレームの送信を見送る。
【0130】制御用マイクロプロセッサ24が本実施例
の優先的伝送路使用権授受処理を行うために、送受信制
御用RAMコモンメモリ16、送受信バッファRAMメ
モリ14或いはMPU用RAMメモリ28上に作成され
る制御用のデータテーブルは以下のように構成される。
の優先的伝送路使用権授受処理を行うために、送受信制
御用RAMコモンメモリ16、送受信バッファRAMメ
モリ14或いはMPU用RAMメモリ28上に作成され
る制御用のデータテーブルは以下のように構成される。
【0131】各伝送装置に対するデータの送信要求は、
図26に示す送信すべきデータDT1(j) と、図27に
示す制御ブロックCB1(j) により要求される。データ
DT1(j) と制御ブロックCB1(j) は、送受信バッフ
ァRAMメモリ14に格納されている。制御ブロックC
B1(j) は、データDT1(j) に対応した送信制御に必
要な情報、例えば宛先アドレスや制御コマンドを含む。
但し、制御ブロックCB1(j) では、本発明の制御方式
を実施する上で必要となる情報が、必要に応じて、制御
エリアCNT1(j) や経過時間情報エリアTIM1(j)
に追加されていく。また、送信データDT1(j) は、1
つ以上のチェインされた構造の送信用バッファ14に格
納される。
図26に示す送信すべきデータDT1(j) と、図27に
示す制御ブロックCB1(j) により要求される。データ
DT1(j) と制御ブロックCB1(j) は、送受信バッフ
ァRAMメモリ14に格納されている。制御ブロックC
B1(j) は、データDT1(j) に対応した送信制御に必
要な情報、例えば宛先アドレスや制御コマンドを含む。
但し、制御ブロックCB1(j) では、本発明の制御方式
を実施する上で必要となる情報が、必要に応じて、制御
エリアCNT1(j) や経過時間情報エリアTIM1(j)
に追加されていく。また、送信データDT1(j) は、1
つ以上のチェインされた構造の送信用バッファ14に格
納される。
【0132】制御ブロックCB1(j) には、当該伝送装
置における緊急度合を表わす識別子A1が含まれ、この
識別子A1には、そのデータDT1(j) が通信相手の応
用プロセスに受け渡されるべき要求時刻T0(j) が含ま
れる。この場合、緊急度を表わす識別子A1としては、
例えば、送信側伝送装置においてそのデータの送信が完
了すべき時間であってもよく、また通信相手の伝送装置
に受け渡されるべき時刻等であってもよい。
置における緊急度合を表わす識別子A1が含まれ、この
識別子A1には、そのデータDT1(j) が通信相手の応
用プロセスに受け渡されるべき要求時刻T0(j) が含ま
れる。この場合、緊急度を表わす識別子A1としては、
例えば、送信側伝送装置においてそのデータの送信が完
了すべき時間であってもよく、また通信相手の伝送装置
に受け渡されるべき時刻等であってもよい。
【0133】制御ブロックCB1(j) と送信データDT
1(j) とにより作成されるデータフレームD1(j) とし
ては、特に制限される構成はないが、本発明を実施する
上でその情報部には、識別子A1及び通信処理の時間経
過を示す経過情報が含まれ、その一構成例を図28に示
す。データフレームD1(j) は、送信用バッファ14に
格納される。
1(j) とにより作成されるデータフレームD1(j) とし
ては、特に制限される構成はないが、本発明を実施する
上でその情報部には、識別子A1及び通信処理の時間経
過を示す経過情報が含まれ、その一構成例を図28に示
す。データフレームD1(j) は、送信用バッファ14に
格納される。
【0134】図29は、データフレームD1(j) に含ま
れるフレーム制御コード、宛先アドレスと送信元アドレ
ス等のヘッダ情報や、情報部が格納されている場所を指
示する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) の一例を
示す。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に含まれ
るデータは、データフレームD1(j) を作成する場合に
必要となる。複数のデータフレームD1(j) が送出され
るときには、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に
含まれる送信チェイン制御エリアを指定することによ
り、複数のデータフレームD1(j) に対応した送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) がチェインされる。送信
フレーム制御ブロックTCB1(j) は、送受信制御用R
AMコモンメモリ16に格納されている。
れるフレーム制御コード、宛先アドレスと送信元アドレ
ス等のヘッダ情報や、情報部が格納されている場所を指
示する送信フレーム制御ブロックTCB1(j) の一例を
示す。送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に含まれ
るデータは、データフレームD1(j) を作成する場合に
必要となる。複数のデータフレームD1(j) が送出され
るときには、送信フレーム制御ブロックTCB1(j) に
含まれる送信チェイン制御エリアを指定することによ
り、複数のデータフレームD1(j) に対応した送信フレ
ーム制御ブロックTCB1(j) がチェインされる。送信
フレーム制御ブロックTCB1(j) は、送受信制御用R
AMコモンメモリ16に格納されている。
【0135】データフレームD1(j) に対応した送信要
求R1(j) は、制御ブロックCB1(j) に含まれる緊急
度を表わす識別子A1の値T0(j) に基づいて、順番に
送信要求列S1に配列される。送信要求R1(j) の構成
を図30に示す。また、送信要求列S1の構成を図31
に示す。この構成例では、送信要求列S1は、当該伝送
装置における各送信要求R1(j) が緊急度に応じてチェ
インされた構成となっている。送信要求R1(j) と送信
要求列S1は、送受信バッファRAMメモリ14に格納
されている。
求R1(j) は、制御ブロックCB1(j) に含まれる緊急
度を表わす識別子A1の値T0(j) に基づいて、順番に
送信要求列S1に配列される。送信要求R1(j) の構成
を図30に示す。また、送信要求列S1の構成を図31
に示す。この構成例では、送信要求列S1は、当該伝送
装置における各送信要求R1(j) が緊急度に応じてチェ
インされた構成となっている。送信要求R1(j) と送信
要求列S1は、送受信バッファRAMメモリ14に格納
されている。
【0136】送信要求列S1に含まれる識別子A2は、
当該伝送装置に緊急度のある伝送要求が存在することを
示している。識別子A2の構成を図32、図33に示
す。図32は識別子A2制御ブロックCB2を示し、図
33は識別子A2情報エリア用バッファを示している。
識別子A2は、少なくとも、送信要求列S1の中で最も
緊急度が高い送信要求R1(j) に対応する識別子A1を
含む。
当該伝送装置に緊急度のある伝送要求が存在することを
示している。識別子A2の構成を図32、図33に示
す。図32は識別子A2制御ブロックCB2を示し、図
33は識別子A2情報エリア用バッファを示している。
識別子A2は、少なくとも、送信要求列S1の中で最も
緊急度が高い送信要求R1(j) に対応する識別子A1を
含む。
【0137】識別子A2の情報を含む伝送路割り当て要
求フレームF1の構成は、特に限定されるものではない
が、一構成例を図34に示す。この伝送路割り当て要求
F1の構成は、図28のデータフレームD1(j) や、ト
ークンフレームや、その他伝送制御用フレームと区別が
可能であって、その情報部に識別子A2の情報が含まれ
るものであればよい。即ち、図28のデータフレームD
1(j) において、伝送路割り当て要求フレームF1に対
応する[フレーム制御]コードを設け、[情報部]に識
別子A2を含ませてもよい。図34の例では、[フレー
ム制御]コードにより識別する例を示している。伝送路
割り当て要求フレームF1は、送受信バッファRAMメ
モリ14に格納されている。
求フレームF1の構成は、特に限定されるものではない
が、一構成例を図34に示す。この伝送路割り当て要求
F1の構成は、図28のデータフレームD1(j) や、ト
ークンフレームや、その他伝送制御用フレームと区別が
可能であって、その情報部に識別子A2の情報が含まれ
るものであればよい。即ち、図28のデータフレームD
1(j) において、伝送路割り当て要求フレームF1に対
応する[フレーム制御]コードを設け、[情報部]に識
別子A2を含ませてもよい。図34の例では、[フレー
ム制御]コードにより識別する例を示している。伝送路
割り当て要求フレームF1は、送受信バッファRAMメ
モリ14に格納されている。
【0138】図35は、送信制御ブロックTCB2の一
構成例を示している。この送信制御ブロックTCB2
は、伝送路割当要求フレームF1を作成する場合に必要
となるフレーム制御コード、宛先アドレス、送信元アド
レス等のヘッダ情報や、情報部が格納される場所とを指
示する。送信制御ブロックTCB2は送受信制御用RA
Mコモンメモリ16に格納されている。
構成例を示している。この送信制御ブロックTCB2
は、伝送路割当要求フレームF1を作成する場合に必要
となるフレーム制御コード、宛先アドレス、送信元アド
レス等のヘッダ情報や、情報部が格納される場所とを指
示する。送信制御ブロックTCB2は送受信制御用RA
Mコモンメモリ16に格納されている。
【0139】図36は、各伝送装置から送信され、各伝
送装置により受信されて内部に取り込まれる伝送路割当
要求フレームに含まれる識別子A2から構成される伝送
路割当要求R2(j) の一構成例を示す。伝送路割当要求
R2(j) は、各伝送路割当要求フレームF1中の識別子
A2に含まれる複数の伝送路割当要求の各々に対応す
る。伝送路割当要求R2(j) は、送受信バッファRAM
メモリ14に格納されている。
送装置により受信されて内部に取り込まれる伝送路割当
要求フレームに含まれる識別子A2から構成される伝送
路割当要求R2(j) の一構成例を示す。伝送路割当要求
R2(j) は、各伝送路割当要求フレームF1中の識別子
A2に含まれる複数の伝送路割当要求の各々に対応す
る。伝送路割当要求R2(j) は、送受信バッファRAM
メモリ14に格納されている。
【0140】図37は、伝送路割当要求R2(j) を、シ
ステム全体から見た緊急度合に応じて順番に配列した伝
送要求列S2の一構成例を示している。伝送路割り当て
要求列S2は、各伝送装置からの伝送路割り当て要求R
2(j) をチェインした構成となっている。伝送路割り当
て要求列S2は、送受信バッファRAMメモリに格納さ
れている。
ステム全体から見た緊急度合に応じて順番に配列した伝
送要求列S2の一構成例を示している。伝送路割り当て
要求列S2は、各伝送装置からの伝送路割り当て要求R
2(j) をチェインした構成となっている。伝送路割り当
て要求列S2は、送受信バッファRAMメモリに格納さ
れている。
【0141】以上述べたデータテーブルを用いて、制御
用マイクロプロセッサ24が行う伝送要求制御処理フロ
ーを説明する。
用マイクロプロセッサ24が行う伝送要求制御処理フロ
ーを説明する。
【0142】伝送装置に接続されたホスト機器からのデ
ータフレームの送信要求が発生すると、送信要求インタ
ーフェース回路18を経由して、図26の送信データと
図27の制御ブロックCB1とが送受信バッファRAM
メモリ14に書き込まれる。更に伝送割込信号SIG3
が、制御用マイクロプロセッサ24に伝えられる。以
下、図38のホスト機器からの送信要求受信時の処理フ
ローが開始される。
ータフレームの送信要求が発生すると、送信要求インタ
ーフェース回路18を経由して、図26の送信データと
図27の制御ブロックCB1とが送受信バッファRAM
メモリ14に書き込まれる。更に伝送割込信号SIG3
が、制御用マイクロプロセッサ24に伝えられる。以
下、図38のホスト機器からの送信要求受信時の処理フ
ローが開始される。
【0143】ステップ11において、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) と送信データ
DT1(j) とから、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j)と送信要求R1(j) とを作成する。
ロセッサ24は、制御ブロックCB1(j) と送信データ
DT1(j) とから、送信フレーム制御ブロックTCB1
(j)と送信要求R1(j) とを作成する。
【0144】ステップ120において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、送信要求R1(j) により指定される
制御ブロックCB1(j) 内に含まれた識別子A1(T0
(j))を、送信要求列S1に既にリンクされている送信
要求R1(k) の識別子A1(T0(k) )と比較する。そ
して、制御用マイクロプロセッサ24は、緊急度合が高
い順番に送信要求列S1を再構成する。即ち、制御用マ
イクロプロセッサ24は、送信要求R1(j) のPRE、
NEXTエリアを用いてチェインを繋げる。
プロセッサ24は、送信要求R1(j) により指定される
制御ブロックCB1(j) 内に含まれた識別子A1(T0
(j))を、送信要求列S1に既にリンクされている送信
要求R1(k) の識別子A1(T0(k) )と比較する。そ
して、制御用マイクロプロセッサ24は、緊急度合が高
い順番に送信要求列S1を再構成する。即ち、制御用マ
イクロプロセッサ24は、送信要求R1(j) のPRE、
NEXTエリアを用いてチェインを繋げる。
【0145】ステップ130において、送信フレーム制
御ブロックTCB1(j) は、送信要求列S1内の順番に
対応して、既にリンクされている送信要求R1(k) の送
信制御ブロックTCB1(k) に、送信制御ブロックチェ
イン制御エリアを用いてチェインされる。
御ブロックTCB1(j) は、送信要求列S1内の順番に
対応して、既にリンクされている送信要求R1(k) の送
信制御ブロックTCB1(k) に、送信制御ブロックチェ
イン制御エリアを用いてチェインされる。
【0146】ステップ140において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、図33の識別子A2情報エリアバッ
ファを作成する。制御用マイクロプロセッサ24は、そ
の送信データ用バッファ制御エリア、送信データ先頭・
中間・最終表示エリアを用いて、送信要求列S1内の順
番に対応して、既にリンクしている送信要求R1(k)の
識別子情報エリア用バッファに識別子A2情報エリアバ
ッファをチェインする。
プロセッサ24は、図33の識別子A2情報エリアバッ
ファを作成する。制御用マイクロプロセッサ24は、そ
の送信データ用バッファ制御エリア、送信データ先頭・
中間・最終表示エリアを用いて、送信要求列S1内の順
番に対応して、既にリンクしている送信要求R1(k)の
識別子情報エリア用バッファに識別子A2情報エリアバ
ッファをチェインする。
【0147】伝送路割り当て要求フレームF1が受信さ
れると、制御用マイクロプロセッサ24は、図39の伝
送路割当フレームF1受信時の処理フローを開始する。
れると、制御用マイクロプロセッサ24は、図39の伝
送路割当フレームF1受信時の処理フローを開始する。
【0148】ステップ210において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、伝送路割当要求フレームF1に含ま
れている識別子A2の情報と、送出局を示す送信局アド
レス情報とを基にして、全局を通じた緊急度合を示す送
信要求、即ち図36に示す伝送路割当要求R2(j) を作
成する。
プロセッサ24は、伝送路割当要求フレームF1に含ま
れている識別子A2の情報と、送出局を示す送信局アド
レス情報とを基にして、全局を通じた緊急度合を示す送
信要求、即ち図36に示す伝送路割当要求R2(j) を作
成する。
【0149】ステップ220において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、識別子A1=TNの値を用い、既に
送信要求列S2にリンクされている伝送路割当要求R2
(k)に対して、伝送路割当要求R2(j) の緊急度合を比
較する。そして、制御用マイクロプロセッサ24は、緊
急度の高い順番に、そのPRE,NEXTエリアを用い
て、送信要求列S2の再配列を行う。
プロセッサ24は、識別子A1=TNの値を用い、既に
送信要求列S2にリンクされている伝送路割当要求R2
(k)に対して、伝送路割当要求R2(j) の緊急度合を比
較する。そして、制御用マイクロプロセッサ24は、緊
急度の高い順番に、そのPRE,NEXTエリアを用い
て、送信要求列S2の再配列を行う。
【0150】既に送信要求R2(k) がリンクされている
送信要求列S2に対しては、制御用マイクロプロセッサ
24は、比較判定を、送信要求列S2の先頭から行う。
既に送信要求列にリンクされている送信要求R2(k) の
中に、送信元伝送装置アドレスSAに一致するものを検
出した場合には、制御用マイクロプロセッサ24は、そ
れを送信要求列S2より取り除く。この処理は、受信し
た伝送路割当要求フレームF1に含まれる最初の識別子
A2との比較判定に限り行う。また、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、識別子A2と送信要求R2(k) の緊急
度合を示すTkとの比較を行い、新たに作成した送信要
求R2(j) が緊急度合に応じて順番に並ぶように、送信
要求列S2のリンク構造を再構成する。
送信要求列S2に対しては、制御用マイクロプロセッサ
24は、比較判定を、送信要求列S2の先頭から行う。
既に送信要求列にリンクされている送信要求R2(k) の
中に、送信元伝送装置アドレスSAに一致するものを検
出した場合には、制御用マイクロプロセッサ24は、そ
れを送信要求列S2より取り除く。この処理は、受信し
た伝送路割当要求フレームF1に含まれる最初の識別子
A2との比較判定に限り行う。また、制御用マイクロプ
ロセッサ24は、識別子A2と送信要求R2(k) の緊急
度合を示すTkとの比較を行い、新たに作成した送信要
求R2(j) が緊急度合に応じて順番に並ぶように、送信
要求列S2のリンク構造を再構成する。
【0151】ステップ230において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、伝送割込要求フレームF1を受信す
る毎に作成した送信要求列S2と、ホスト機器からの送
信要求に応じて作成した送信要求列S1とを比較する。
自局の送信要求の方が緊急度が高い場合には、制御用マ
イクロプロセッサ24は、緊急度の高い送信要求に対応
するデータフレームD1を、送信制御回路12の機能M
ACのモードM2に対応する送信キューTQ2にリンク
する。即ち、制御用マイクロプロセッサ24は、送信制
御ブロックTCB1のチェインの先頭格納アドレスを送
信キューTQ2に設定する。
プロセッサ24は、伝送割込要求フレームF1を受信す
る毎に作成した送信要求列S2と、ホスト機器からの送
信要求に応じて作成した送信要求列S1とを比較する。
自局の送信要求の方が緊急度が高い場合には、制御用マ
イクロプロセッサ24は、緊急度の高い送信要求に対応
するデータフレームD1を、送信制御回路12の機能M
ACのモードM2に対応する送信キューTQ2にリンク
する。即ち、制御用マイクロプロセッサ24は、送信制
御ブロックTCB1のチェインの先頭格納アドレスを送
信キューTQ2に設定する。
【0152】次にトークンフレームを受信すると、制御
用マイクロプロセッサ24は、図40のトークンフレー
ム受信時の処理フローに従って処理をなす。
用マイクロプロセッサ24は、図40のトークンフレー
ム受信時の処理フローに従って処理をなす。
【0153】ステップ310において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、送信キューTQ2にリンクされたデ
ータフレームD1に対しては、トークン受信により伝送
路使用権を獲得した時点で、機能MACのモードM2の
機能に対応した目標トークン巡回タイマー残値TRT1
を、トークン巡回タイマー残値レジスタ30より読み出
す。そして、制御用マイクロプロセッサ24は、残時間
値に相当する送信可能なデータフレームD1(j) を送信
データ総数から計算する。
プロセッサ24は、送信キューTQ2にリンクされたデ
ータフレームD1に対しては、トークン受信により伝送
路使用権を獲得した時点で、機能MACのモードM2の
機能に対応した目標トークン巡回タイマー残値TRT1
を、トークン巡回タイマー残値レジスタ30より読み出
す。そして、制御用マイクロプロセッサ24は、残時間
値に相当する送信可能なデータフレームD1(j) を送信
データ総数から計算する。
【0154】残時間値に相当するデータフレームD2
(データフレームD1のフレーム数≧データフレームD
2のフレーム数)が、トークンパッシング伝送制御回路
12により、トークン受信時に伝送路上に送出される。
(データフレームD1のフレーム数≧データフレームD
2のフレーム数)が、トークンパッシング伝送制御回路
12により、トークン受信時に伝送路上に送出される。
【0155】ステップ320において、制御用マイクロ
プロセッサ24は、上述の送信可能なデータフレームD
1(j) に対応する送信要求R1(j) を送信要求列S1か
ら取り去る。更に、まだ送信要求が残っている場合に
は、制御用マイクロプロセッサ24は、その識別子A2
情報エリアバッファの格納アドレスを識別子A2制御ブ
ロックCB2の識別子A2先頭格納ポインタ値に書き込
む。更に、制御用マイクロプロセッサ24は、その識別
子A2情報エリア用バッファを送信データの先頭にかえ
る。また、送信要求R1(j) を送信要求列S1より取り
去った結果、送信要求列S1に、もはや送信要求R1
(j) がない場合や、トークン受信のタイミング時点でも
ともと送信キューTQ2にデータフレームD1(j) が一
つもリンクされていない場合には、制御用マイクロプロ
セッサ24は、識別子A2制御ブロックCB2の識別子
A2格納ポインタ値として、送信要求なしに対応するデ
ータが格納された識別子A2情報エリア用バッファのア
ドレスを、識別子A2制御ブロックCB2の識別子A2
先頭格納ポインタ値に書き込む。
プロセッサ24は、上述の送信可能なデータフレームD
1(j) に対応する送信要求R1(j) を送信要求列S1か
ら取り去る。更に、まだ送信要求が残っている場合に
は、制御用マイクロプロセッサ24は、その識別子A2
情報エリアバッファの格納アドレスを識別子A2制御ブ
ロックCB2の識別子A2先頭格納ポインタ値に書き込
む。更に、制御用マイクロプロセッサ24は、その識別
子A2情報エリア用バッファを送信データの先頭にかえ
る。また、送信要求R1(j) を送信要求列S1より取り
去った結果、送信要求列S1に、もはや送信要求R1
(j) がない場合や、トークン受信のタイミング時点でも
ともと送信キューTQ2にデータフレームD1(j) が一
つもリンクされていない場合には、制御用マイクロプロ
セッサ24は、識別子A2制御ブロックCB2の識別子
A2格納ポインタ値として、送信要求なしに対応するデ
ータが格納された識別子A2情報エリア用バッファのア
ドレスを、識別子A2制御ブロックCB2の識別子A2
先頭格納ポインタ値に書き込む。
【0156】以上により、目標トークン巡回タイマー残
値TRT1に相当する時間分のデータフレームD2に対
応した伝送路割当要求フレームF1が、トークン受信時
に伝送路上に送出される。
値TRT1に相当する時間分のデータフレームD2に対
応した伝送路割当要求フレームF1が、トークン受信時
に伝送路上に送出される。
【0157】
【発明の効果】本発明によれば、ある送信要求があった
場合に、その送信要求の優先度にしたがって送信が行わ
れる。従って、システム全体の中でもっとも高い優先度
のデータから伝送を行うことができる。
場合に、その送信要求の優先度にしたがって送信が行わ
れる。従って、システム全体の中でもっとも高い優先度
のデータから伝送を行うことができる。
【図1】本発明の基本的概念を説明するためのシステム
構成を示す図。
構成を示す図。
【図2】本発明の、送信スタックの基本的概念を説明す
るための図。
るための図。
【図3】本発明における送信処理において、緊急度に対
応して送信キューを組み替える手順を説明するための
図。
応して送信キューを組み替える手順を説明するための
図。
【図4】本発明の送信時における緊急度の判定を説明す
るための図。
るための図。
【図5】本発明における受信処理において、緊急度に対
応して受信キューを組み替える手順を説明するための
図。
応して受信キューを組み替える手順を説明するための
図。
【図6】本発明の基本的概念のフローチャートを示す
図。
図。
【図7】本発明のデータ伝送システムの一例を示す図。
【図8】本発明の第1実施例のデータ伝送システムを構
成する伝送装置のブロック図。
成する伝送装置のブロック図。
【図9】第1実施例における送信データDT1(j) 用バ
ッファを示す図。
ッファを示す図。
【図10】第1実施例における制御ブロックCB1(j)
を示す図。
を示す図。
【図11】第1実施例におけるデータフレームD1(j)
を示す図。
を示す図。
【図12】第1実施例における送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) を示す図。
クTCB1(j) を示す図。
【図13】第1実施例における送信処理待ち要求列S1
を示す図。
を示す図。
【図14】第1実施例における送信キュー制御語を示す
図。
図。
【図15】第1実施例における送受信処理時間テーブル
を示す図。
を示す図。
【図16】第1実施例における受信フレーム制御ブロッ
クRCB1を示す図。
クRCB1を示す図。
【図17】第1実施例における受信処理待ち要求列R1
を示す図。
を示す図。
【図18】第1実施例における受信キュー制御語を示す
図。
図。
【図19】第1実施例における伝送要求割り込み処理の
フローチャートを示す図。
フローチャートを示す図。
【図20】第1実施例における送信処理の完了時の処理
フローを示す図。
フローを示す図。
【図21】第1実施例におけるデータフレーム送出開始
割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
【図22】第1実施例におけるデータフレーム送出完了
割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
【図23】第1実施例におけるデータフレーム正常受信
完了割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
完了割り込み信号処理のフローチャートを示す図。
【図24】第1実施例における受信処理の完了処理のフ
ローチャートを示す図。
ローチャートを示す図。
【図25】第1実施例における完了確認フレームの受信
処理のフローチャートを示す図。
処理のフローチャートを示す図。
【図26】第2実施例における送信データDT1(j) 用
バッファを示す図。
バッファを示す図。
【図27】第2実施例における制御ブロックCB1(j)
を示す図。
を示す図。
【図28】第2実施例におけるデータフレームD1(j)
を示す図。
を示す図。
【図29】第2実施例における送信フレーム制御ブロッ
クTCB1(j) を示す図。
クTCB1(j) を示す図。
【図30】第2実施例における送信要求R1(j) を示す
図。
図。
【図31】第2実施例における送信要求列S1を示す
図。
図。
【図32】第2実施例における識別子A2制御ブロック
CB2を示す図。
CB2を示す図。
【図33】第2実施例における識別子A2情報エリア用
バッファを示す図。
バッファを示す図。
【図34】第2実施例における伝送路割当要求フレーム
F1を示す図。
F1を示す図。
【図35】第2実施例における送信フレーム制御ブロッ
クTCB2を示す図。
クTCB2を示す図。
【図36】第2実施例における伝送路割当要求R2(j)
を示す図。
を示す図。
【図37】第2実施例における送信要求列S2を示す
図。
図。
【図38】第2実施例におけるホスト機器からの送信要
求受信時のフローチャートを示す図。
求受信時のフローチャートを示す図。
【図39】第2実施例における伝送路割当フレームF1
受信時のフローチャートを示す図。
受信時のフローチャートを示す図。
【図40】第2実施例におけるトークンフレーム受信時
のフローチャートを示す図。
のフローチャートを示す図。
10…送受信回路(XCVR) 12…トークンパッシング伝送制御回路(CKT1) 14…送受信バッファRAMメモリ(BRAM) 16…送受信制御用RAMコモンメモリ(CM1) 18…ホスト要求インターフェース回路(HIF) 20,22…時計計時回路(CLK,CLK1) 24…制御用マイクロプロセッサ(MPU) 26…ROMプログラムメモリ(MROM) 28…MPU用RAMメモリ(MRAM) 30…トークン巡回タイマー残値レジスタ(RTRT
1)
1)
Claims (5)
- 【請求項1】 ネットワーク構成された複数の送受信装
置において、 各送受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1
の送信要求列を各送受信装置に送るステップと、 各送受信装置に送られた第1の送信要求列を集積して、
システム全体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信
要求列を作成するステップと、 前記第2の送信要求列における各送受信装置の送信要求
の緊急度を比較するステップと、 送信要求の緊急度が高い送信要求を決定するステップ
と、 決定した送信要求に対応する送受信装置は、関連したデ
ータの転送を行うステップと、 を具備するデータ伝送方法。 - 【請求項2】 ネットワーク構成された複数の送受信装
置において、 各送受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1
の送信要求列を各送受信装置に送るステップと、 各送受信装置に送られた第1の送信要求列を集積して、
システム全体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信
要求列を作成するステップと、 各送受信装置がトークンを受け取ったときに、前記第2
の送信要求列における各送受信装置の送信要求の緊急度
を比較するステップと、 送信要求の緊急度が高い送信要求を決定するステップ
と、 決定した送信要求に対応する送受信装置は、関連したデ
ータの転送を行うステップと、 を具備するデータ伝送方法。 - 【請求項3】 ネットワーク構成された複数の送受信装
置において、 各送受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1
の送信要求列を各送受信装置に送るステップと、 各送受信装置に送られた第1の送信要求列を集積して、
システム全体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信
要求列を作成するステップと、 各送受信装置は、トークンを持っているときに、前記第
2の送信要求列における各送受信装置の送信要求の緊急
度を比較するステップと、 送信要求の緊急度が最も高い送信要求を決定するステッ
プと、 決定した送信要求に対応する送受信装置は、関連したデ
ータの転送を行うステップと、 を具備するデータ伝送方法。 - 【請求項4】 ネットワーク構成された複数の送受信装
置において、 各送受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1
の送信要求列を各送受信装置に送るステップと、 各送受信装置に送られた第1の送信要求列を集積して、
システム全体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信
要求列を作成するステップと、 各送受信装置の新たな送信要求と前記第2の送信要求列
とを比較し、緊急度が高い送信要求を決定するステップ
と、 決定した緊急度順に送信要求を再構成するステップと、 を具備するデータ伝送方法。 - 【請求項5】 ネットワーク構成された複数の送受信装
置において、 各送受信装置における送信要求を緊急度順に並べた第1
の送信要求列を各送受信装置に送るステップと、 各送受信装置に送られた第1の送信要求列を集積して、
システム全体に関する緊急度順に並べ替えて第2の送信
要求列を作成するステップと、 各送受信装置の新たな送信要求と前記第2の送信要求列
とを比較し、緊急度が高い送信要求を決定するステップ
と、 決定した緊急度順に送信要求を再構成するステップと、再構成された送信要求列 に基づいて、各送受信装置は、
データの転送を行なうステップと、 を具備するデータ伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001228296A JP3302354B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001228296A JP3302354B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ伝送方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15972592A Division JP3251640B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | データ伝送方法とその装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002084298A JP2002084298A (ja) | 2002-03-22 |
JP3302354B2 true JP3302354B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=19060831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001228296A Expired - Fee Related JP3302354B2 (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3302354B2 (ja) |
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US8041779B2 (en) | 2003-12-15 | 2011-10-18 | Honda Motor Co., Ltd. | Method and system for facilitating the exchange of information between a vehicle and a remote location |
JP2007533004A (ja) * | 2004-04-06 | 2007-11-15 | 本田技研工業株式会社 | アプリケーション情報に関する車両関連のメッセージの交換を制御するための方法及びシステム |
US7643788B2 (en) | 2004-09-22 | 2010-01-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Method and system for broadcasting data messages to a vehicle |
US7949330B2 (en) | 2005-08-25 | 2011-05-24 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method for providing weather warnings and alerts |
US7668653B2 (en) | 2007-05-31 | 2010-02-23 | Honda Motor Co., Ltd. | System and method for selectively filtering and providing event program information |
US8099308B2 (en) | 2007-10-02 | 2012-01-17 | Honda Motor Co., Ltd. | Method and system for vehicle service appointments based on diagnostic trouble codes |
JP4766160B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2011-09-07 | 株式会社デンソー | 通信システムおよび通信ノード |
EP3136678B1 (en) * | 2015-08-27 | 2019-11-27 | Tata Consultancy Services Limited | System and method for real-time transfer of audio and/or video streams through an ethernet avb network |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001228296A patent/JP3302354B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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---|---|
JP2002084298A (ja) | 2002-03-22 |
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