JP4424231B2 - 通信システム - Google Patents
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Description
この車両用通信システムにおいては、制御装置に異常が生じた場合に、その制御装置を再起動させて初期化するための初期化装置が、制御装置とは別にネットワークに接続されている。また、ネットワークに接続された複数の制御装置はそれぞれ、所定の周期毎に特定のデータを送信するように構成されており、初期化装置は、ネットワーク(共通の通信線)上のデータをモニタすることにより、各制御装置においてデータ送信が正常に行われているか否かを判定するようになっている。
この監視装置は、複数の制御装置について、各制御装置が正常に情報を送信しているか否かを判定する判定手段と、この判定手段が異常状態であると判定した制御装置に、その制御装置の動作状態を異常状態から正常状態に復帰させるための復帰処理を実施させる復帰指令を、前記ネットワークを介して送信する復帰指令送信手段と、制御装置からこの監視装置に送信される反論信号を受信すると、この監視装置の動作状態を異常状態から正常状態に復帰させる復帰処理を実施する監視装置側復帰処理実施手段とを備えている。
したがって、この請求項1に記載の通信システムによれば、ネットワークに接続された制御装置の異常を正確に判定することができ、また、異常と判定した制御装置或いは監視装置を正常復帰させることができる。よって、信頼性の非常に高い通信システムを実現することができる。
次に、請求項3に記載の通信システムでは、請求項1又は請求項2に記載の通信システムにおいて、複数の制御装置は、それぞれ、復帰処理の実施回数を記憶する制御装置側記憶手段を備えている。
[実施形態1]
まず図1は、本発明が適用された第1実施形態の自動車通信システムの構成を表すブロック図である。
トランシーバ16は、通信線1を介して受け取った電気信号に対してレベル変換やノイズ除去等の各種の信号処理を施してフレーム(受信フレーム)を抽出し、抽出した受信フレームを後述の通信コントローラ14に送るとともに、通信コントローラ14から受け取ったフレーム(送信フレーム)に対してレベル変換等の信号処理を施して通信線1に送出する。
具体的には、監視ECU10mでは、各ECU10a〜10dからそれぞれ送信される監視対象フレームが、通信コントローラ14内部の対応する受信バッファに格納されるようになっている。そして、マイコン12は各受信バッファからデータを読み出して、その読み出した各データが各ECU10a〜10dからの監視対象フレームであるか否かを判定し、監視対象フレームでないと判定すると対応するECUを異常判定ECUと判定する。
次に、S150にて、S130で復帰処理要求フレームを送信してから規定時間内に、異常判定ECU以外のECU(以下、正常状態ECUという)から送信される後述の反論フレームを受信したか否かを判定する。
S160では、復帰処理の実施回数が予め定めた規定値(本実施形態では2)以下であるか否かを判定する。ここで、規定値以下でないと判定すると、次に、S170へ移行し、監視ECU10mの動作状態が異常状態であると判定するとともに、不揮発性メモリにその旨の情報を故障診断用情報として記憶する。その後、当該処理を終了する。
そして、次にS190へ移行して復帰処理を実施するが、その処理内容は上記S180でインクリメントされる復帰処理の実施回数に応じて変わる。具体的には、実施回数が1及び2であれば、通信コントローラ14の送信バッファ及び受信バッファをクリアする処理(以下、通信コントローラ14のリセットとも言う)を実施し、実施回数が3であれば、当該マイコン12自身を初期状態に戻す処理を実施する。具体的には、プログラムの実行対象アドレスを、当該マイコン12がイニシャルスタート時に実行するイニシャルプログラムの先頭アドレスへジャンプさせる。
この被監視側処理においては、まず、S200にて、復帰処理要求フレームを受信したか否かを判定する。この復帰処理要求フレームは、図3のS130にて、監視ECU10mから送信されるものである。復帰処理要求フレームを受信していないと判定すると、そのまま当該処理を終了する。
S240では、S210で自ECUに対する復帰処理要求フレームを受信したと判定してから規定時間内に、他のECU(正常状態ECU)からの反論フレームを受信したか否かを判定する。反論フレームを受信したと判定すると、そのまま当該処理を終了する。一方、反論フレームを受信していないと判定すると、次に、S250へ移行する。
そして、次にS280へ移行して復帰処理を実施するが、その処理内容は復帰処理の実施回数に応じて変わる。具体的には、前述した図3のS190と同様に、実施回数が1及び2であれば、通信コントローラ14をリセットする処理を実施し、実施回数が3であれば、マイコン12を初期状態に戻す処理を実施する。
また、図3におけるS100の処理が判定手段に相当し、S130の処理が復帰指令送信手段に相当し、S140の処理が復帰指令送信回数記憶手段に相当し、S180の処理が監視装置側記憶手段に相当し、S190の処理が監視装置側復帰処理実施手段に相当し、図4におけるS220の処理が再判定手段に相当し、S230の処理が反論信号送信手段に相当し、S270の処理が制御装置側記憶手段に相当し、S280の処理が制御装置側復帰処理実施手段に相当している。
ここでは、まず、ECU10aが初めて送信停止した異常状態になったものとして説明する。
通信コントローラ14をリセットする処理が実施されれば、例えば、ECU10aの通信コントローラ14内部において、何らかの原因により正常な監視対象フレームを送信バッファに格納することができずに、正常でない監視対象フレームが送信されてしまうというような異常が是正される。
一方、監視ECU10mは、図3のS150にて反論フレームを受信したと判定することになり、さらに次のS160で復帰処理実施回数が規定回数以下であると判定した場合には、復帰処理を実施する。
通信コントローラ14をリセットする処理が実施されれば、例えば、監視ECU10mの通信コントローラ14内部において、何らかの原因によりECU10aからの正常な監視対象フレームをECU10a用の受信バッファに格納することができないというような異常が是正される。
したがって、本実施形態の通信システムによれば、通信線1に接続された各ECU10a〜10dの異常を正確に判定することができ、また、異常と判定した異常判定ECU或いは監視ECU10mを正常復帰させることができる。
[実施形態2]
次に、第2実施形態の通信システムについて説明する。本実施形態の通信システムは、第1実施形態と比較すると、ハードの構成は同じであり、以下の説明において同一の符号を使用する。
また、各ECU10a〜10dは、図4の処理に加えて、図6に示す被監視側処理を実行する。
そして、次にS510へ移行し、S500にて判定した結果を表す異常判定情報を、自ECUの監視対象フレームに付加して、その監視対象フレームを通信線1に送出する。
この動作状態監視処理のS400では、各ECU10a〜10dからそれぞれ送信される監視対象フレームに付加された異常判定情報に基づいて、異常判定ECUがあるか否かを判定する。具体的には、予め定めた規定個数以上のECUにより、特定のECUが異常状態であると判定されていれば、監視ECU10mは、その特定のECUが異常状態であると判定する。例えば、規定個数が2であり、ECU10a及びECU10bによりECU10cが異常であると判定されていれば、監視ECU10mはECU10cが異常状態であると判定する。
以上説明したように、本第2実施形態の通信システムにおいては、各ECU10a〜10dはそれぞれ、自ECU以外のECUから送信されてくる監視対象フレームに基づいて、自ECU以外のECUについてその動作状態が正常か否かを判定する。そして、その判定結果の情報を自ECUの監視対象フレームに付加して、その監視対象フレームを通信線1に送出する。
したがって、本実施形態の通信システムによれば、各ECU10a〜10dが相互にそれぞれの動作状態が異常であるか正常であるかを判定するのに加え、監視ECU10mが各ECU10a〜10dからそれぞれ送信されてくる監視対象フレームをもとに、各ECU10a〜10dの動作状態が異常であるか正常であるかを判定することになり、ECUの動作状態が異常状態であるか正常状態であるかの判定がより確実になる。
例えば、上記実施形態では、監視ECU10mが各ECU10a〜10dとは別に設けられているが、各ECU10a〜10dがそれぞれ監視ECU10mとして機能するような構成としてもよい。
Claims (7)
- 機器を制御する複数の制御装置が情報通信用のネットワークを介して接続され、その各制御装置が該ネットワークを介して互いに情報を送受信するよう構成された通信システムにおいて、
前記ネットワークを介して前記複数の制御装置の動作状態を監視する監視装置を備え、
前記監視装置は、
前記複数の制御装置について、各制御装置が正常に情報を送信しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段が異常状態であると判定した制御装置に、その制御装置の動作状態を異常状態から正常状態に復帰させるための復帰処理を実施させる復帰指令を、前記ネットワークを介して送信する復帰指令送信手段と、
前記複数の制御装置の何れかから当該監視装置に送信される信号であって、前記判定手段の判定が妥当でないことを表す反論信号を受信すると、当該監視装置の動作状態を異常状態から正常状態に復帰させる復帰処理を実施する監視装置側復帰処理実施手段とを備え、
前記各制御装置は、
前記判定手段の判定が妥当か否かを判定する再判定手段と、
前記再判定手段により前記判定手段の判定が妥当でないと判定された場合に、前記監視装置に、前記反論信号を前記ネットワークを介して送信する反論信号送信手段と、
前記監視装置から当該制御装置に送信される復帰指令を受信し、かつ他の制御装置から反論信号がネットワークに送信されていない場合に、当該制御装置の動作状態を異常状態から正常状態に復帰させる復帰処理を実施する制御装置側復帰処理実施手段とを備えること、
を特徴とする通信システム。 - 請求項1に記載の通信システムにおいて、
前記再判定手段は、前記判定手段が異常状態と判定した制御装置(以下、異常判定制御装置と言う)について、その異常判定制御装置が正常に情報を送信していると判断すると、前記判定手段の判定は妥当でないと判定し、前記異常判定制御装置が正常に情報を送信していないと判断すると、前記判定手段の判定は妥当であると判定することを特徴とする通信システム。 - 請求項1又は請求項2に記載の通信システムにおいて、
前記複数の制御装置は、それぞれ、当該制御装置の復帰処理の実施回数を記憶する制御装置側記憶手段を備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項3に記載の通信システムにおいて、
前記各制御装置の制御装置側復帰処理実施手段は、実施する復帰処理の内容を、自装置の前記制御装置側記憶手段が記憶している復帰処理の実施回数に応じて変更するように構成されていることを特徴とする通信システム。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
前記監視装置は、当該監視装置の復帰処理の実施回数を記憶する監視装置側記憶手段を備えることを特徴とする通信システム。 - 請求項5に記載の通信システムにおいて、
前記監視装置の監視装置側復帰処理実施手段は、実施する復帰処理の内容を、前記監視装置側記憶手段が記憶している復帰処理の実施回数に応じて変更するように構成されていることを特徴とする通信システム。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
前記監視装置は、前記各制御装置毎に、前記復帰指令を送信した回数を記憶する復帰指令送信回数記憶手段を備えることを特徴とする通信システム。
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