JP6500765B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、複数の電子制御装置が通信線を介して接続された通信システムに関する。
たとえば車両の走行制御のためには、ほぼ同じ時期に取得された各種同期データを複数の第1電子制御装置で共有する必要がある。たとえば特許文献1に記載のように、第1電子制御装置の1つがマスタノードとして通信線にリファレンスメッセージを定期的に送信し、リファレンスメッセージを受信した第1電子制御装置が、受信に応じて同期データを送信する手法が知られている。
それ以外にも、TTCAN(ISO11898−4)、FlexRay(登録商標)などのように、マスタノードから定期的に送信される期間開始信号に応じた所定タイミングで、同期データを送信する手法(タイムトリガ方式)も知られている。
特開2011−30151号公報
上記した従来の手法においては、同期データを送信する通信線(以下、第1通信線と示す)の断線、通信トランシーバの故障などが生じると、第1通信線を介した同期データの通信ができなくなる。すなわち、複数の第1電子制御装置で同期データの共有ができなくなり、走行制御に影響を及ぼす。
通信システムが第1通信線とは別に第2通信線を備える構成では、第1通信線を介した通信に異常が生じた場合に、第2通信線を介して同期データを共有することが考えられる。しかしながら、第2通信線には、第1電子制御装置だけでなく、第1電子制御装置とは別の第2電子制御装置が接続されている。第2通信線を介した通信方式としては、たとえばISO11898−1において規格化されたCAN(Controller Area Network)が一般的である。第2通信線を介した通信方式では、各電子制御装置が送信するデータに優先順位を割り当て、その優先順位に基づく調停によって、任意の電子制御装置間で通信を可能としている。しかしながら、第2通信線を介した通信方式はイベントドリブン方式であり、各種データの同期が取れないという問題が生じる。
これに対し、第1通信線を介した通信に異常が生じた場合に、マスタノードが、第2通信線を介して優先順位の高いリファレンスメッセージを定期的に送信し、リファレンスメッセージを受信した第1電子制御装置が、受信に応じた所定タイミングで同期データを連続して送信することが考えられる。これにより同期通信が可能となるが、非同期データが調停により負け、非同期データの送信が通常時よりも遅れてしまう。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、第1通信線を介した通信に異常が生じても同期データを送信でき、且つ、非同期データの送信遅れを抑制できる通信システムを提供することを目的とする。
本開示は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本開示のひとつは、第1通信線(4)と、
第2通信線(6)と、
第1通信線を介して接続された複数の第1電子制御装置(10,12)と、
複数の第1電子制御装置とともに、第2通信線を介して接続された少なくとも1つの第2電子制御装置(14,16,18)と、を備える通信システムであって、
複数の第1電子制御装置のうちの1つは、マスタノードとして、
時間を合わせるための第1基準信号を、第1通信線に対して送信する第1基準信号送信部(S12,S50)と、
第1通信線を介した通信の異常を検知する異常検知部(S100,S102,S104)と、
異常検知部により異常が検知されると、時間を合わせるための第2基準信号を、第2通信線に対して定期的に送信する第2基準信号送信部(S12,S120)と、を有し、
複数の第1電子制御装置は、
第1基準信号に応じて、同期データを第1通信線に対して送信する第1同期データ送信部(S16,S50,S72)と、
第2基準信号を受信したことに応じて、少なくとも1つ以上の同期データを第2通信線に対して送信する第2同期データ送信部(S16,S120,S126,S142,S148)と、をそれぞれ有し、
第1電子制御装置及び第2電子制御装置は、
非同期データに予め対応付けられた所定の優先順位情報を、第2通信線に対して送信する優先順位送信部(S12,S40)と、
自身が送信した優先順位情報と、他から第2通信線に送信された優先順位情報とのいずれが、より高い優先順位を示すかを判定する優先順位判定部(S14)と、
自身が送信した優先順位情報が他から送信された優先順位情報よりも高い優先順位を示すと判定された場合に、優先順位情報に引き続いて、非同期データを送信する非同期データ送信部(S16)と、をそれぞれ有し、
第2基準信号送信部は、少なくとも1つの非同期データの優先順位よりも高い優先順位を備えた第2基準信号を送信し、
第2同期データ送信部は、少なくとも1つの非同期データの優先順位より高い優先順位を備える同期データを送信するとともに、第2基準信号を受信してから次の第2基準信号を受信するまでの所定時間内において、送信すべき全ての同期データを、少なくとも1つの非同期データが送信可能な間隔を空けるように複数のタイミングに分けて送信する。
これによれば、第1通信線を介した通信に異常が生じた場合でも、第2通信線を介して同期データを送信することができる。また、第2通信線を介して同期データを送信する際、第2基準信号を受信してから次の第2基準信号を受信するまでの所定時間内において、送信すべき全ての同期データを複数のタイミングに分けて送信し、同期データの送信タイミングの間に設けられた所定期間(間隔)に非同期データを送信する。したがって、非同期データの送信遅れを抑制できる。
本実施形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。 通信を行うための第1ECUの内部構成を示した図である。 通信を行うための第2ECUの内部構成を示した図である。 メッセージを送受信するために、各ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 非同期メッセージを送信する各ECUにおいて行われる処理を示すフローチャートである。 第1通信線を介した通信に異常が無い場合に、マスタノードとしての第1ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 第1通信線を介した通信に異常が無い場合に、スレーブノードとしての第1ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 マスタノードとしての第1ECUが通信異常時に実行する処理を示すフローチャートである。 スレーブノードとしての第1ECUが通信異常時に実行する処理を示すフローチャートである。 第1通信線を介した通信に異常が生じた場合に、マスタノードとしての第1ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 第1通信線を介した通信に異常が生じた場合に、スレーブノードとしての第1ECUが実行する処理を示すフローチャートである。 第2通信線の負荷を検出する処理を示すフローチャートである。 第1通信線による通信が正常な場合と異常な場合との、メッセージ送信の一態様を示す図である。 第1変形例示すフローチャートである。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、通信システムの概略構成について説明する。なお、本実施形態では、第2通信線を介した通信だけでなく、第1通信線を介した通信についても、CANプロトコルにしたがう例を示す。
図1に示すように、通信システム2は、第1通信線4と、第2通信線6と、複数のECU8と、を備えている。ECU8は、第1通信線4を介して接続された第1ECU10,12と、第2ECU14,16,18と、を有している。第1ECU10,12及び第2ECU14,16,18を含む複数のECU8は、第2通信線6を介して接続されている。
この通信システム2は、たとえば乗用車などの車両に搭載されている。本実施形態では、ハイブリッド車に搭載されている。各ECU8は、車両に搭載された各種の車載機器(エンジンの燃料噴射装置、点火装置、モータ、ブレーキ装置など)を制御するためのものである。たとえば第1ECU10として統合制御用のHVECU、第1ECU12としてMGECU、第2ECU14,16,18として、エンジンECU、ブレーキECU、ゲートウェイECUを採用することができる。第1ECU10,12が第1電子制御装置に相当し、第2ECU14,16,18が第2電子制御装置に相当する。
第1ECU10,12のうちの1つが、マスタノードとして選定される。本実施形態では、第1ECU10がマスタノードとして選定されている。マスタノードとしての第1ECU10は、第1通信線4を介して他の第1ECU12に対し、時間を合わせるための第1基準信号としてリファレンスメッセージを定期的に送信する。また、第1ECU10は、第1通信線4を介した通信に異常が生じた場合に、第2通信線6を介して他の第1ECU12に対し、時間を合わせるための第2基準信号としてリファレンスメッセージを定期的に送信する。なお、メッセージは、フレームと称することもできる。
第1ECU10,12は、リファレンスメッセージを受信したことに応じて、第1通信線4に同期制御のための同期データを含む同期メッセージを送信する。同期データとしては、たとえばエンジンの目標トルク、MGの目標トルク、エンジン回転数、MGの回転数、MGの回転位置、電池電流、電池電圧などが含まれる。第1ECU10,12は、リファレンスメッセージを受信したことに応じて、第2通信線6に同期制御のための同期メッセージを送信する。また、第2ECU14、16,18は、リファレンスメッセージの受信とは無関係に、所定の事象に基づきメッセージ送信要求が生じたことに応じて非同期データを含む非同期メッセージを送信する。
本実施形態による通信システム2では、各ECU8が送信するメッセージ(同期メッセージ及び非同期メッセージ)には、従来のCANと同様に、含まれるデータの重要度や種別などに応じて、予め優先順位が定められている。そして、各メッセージの送信に際しては、先ず各メッセージの優先順位を示す優先順位情報(IDコード)が送信される。このとき、複数のメッセージの優先順位情報の送信が競合した場合には、それぞれの優先順位情報の調停が行われ、より高い優先順位を持つ優先順位情報が送信権を獲得するようになっている。
マスタノードである第1ECU10が送信するリファレンスメッセージは、他の第1ECU12が送信する同期メッセージや、他のECU8(12〜18)が送信する非同期メッセージよりも高い優先順位を持っている。このため、リファレンスメッセージの送信を行うべきときに、他のメッセージの送信と競合した場合であっても、リファレンスメッセージの送信が調停負けによって遅れることを防ぐことができ、その結果、マスタノードは、ほぼ一定間隔で、リファレンスメッセージを送信することができる。本実施形態では、優先順位情報にリファレンスメッセージのトリガ機能を持たせ、リファレンスメッセージ内(フレーム内)のデータ領域に同期データを含ませている。このため、時間合わせのためのトリガ専用の基準信号を送信することを不要とすることができる。
次に、図2及び図3に基づき、各ECU8のハードウェア構成について説明する。
ECU8(10〜18)のハードウェア構成は、CANとしての通信を実施可能な周知の構成とされている。また、第1ECU10,12においては、それぞれ同様のハードウェア構成とされており、第2ECU14,16,18においては、それぞれ同様のハードウェア構成とされている。ハードウェア構成に関する以下の説明では、第1ECU10,第2ECU14を例に簡単に説明する。
図2に示すように、第1ECU10はマイコン20を有している。マイコン20は、CPU22、図示しないRAM及びROM、コントローラ24a,24bなどを備えた周知のコンピュータとして構成されている。コントローラ24aは、CANプロトコルにしたがって他の第1ECU12との通信を制御する。コントローラ24bは、CANプロトコルにしたがって他のECU8(12〜18)との通信を制御する。CPU22は、コントローラ24a,24bを介して他のECU8(12〜18)との間でメッセージを交換することにより、他のECU8と連携して各種制御処理を実行する。
第1ECU10は、コントローラ24aが生成する同期メッセージを、第1通信線4を介して送受信するためのトランシーバ26aと、コントローラ24bが生成するメッセージ(同期メッセージ及び非同期メッセージ)を、第2通信線6を介して送受信するためのトランシーバ26bと、をさらに有している。
各コントローラ24a,24bは、公知のように、ECU8間で送受信されるデータ等を格納するためのメッセージボックス28a,28bを複数有している。コントローラ24aは、メッセージボックス28aの格納値に基づいて同期データをメッセージ化(フレーム化)し、トランシーバ26aを介して対応する第1通信線4に送信する送信制御、トランシーバ26aを介して同期メッセージを受信して同期データの抽出等を行う受信制御、第1通信線4上で同期メッセージが衝突した際の送信権の調停制御(ビット単位非破壊アービトレーション)、同期メッセージの送受信に関連して生じるエラーの検出,通知等、CANプロトコルに従った通信制御を実行する。
同じく、コントローラ24bは、メッセージボックス28bの格納値に基づいてデータ(同期データ及び非同期データ)をメッセージ化し、トランシーバ26bを介して対応する第2通信線6に送信する送信制御、トランシーバ26bを介してメッセージを受信してデータの抽出等を行う受信制御、第2通信線6上でメッセージが衝突した際の送信権の調停制御、メッセージの送受信に関連して生じるエラーの検出,通知等、CANプロトコルに従った通信制御を実行する。
マイコン20は、他のECU8(12〜18)に対して送信すべきデータがある場合、データの内容からそのデータに対応する優先順位を示す優先順位情報(以下、IDコードと示す)を特定し、これらデータ及びIDコードを、対応するコントローラ24a,24bのメッセージボックス28a,28bのデータレジスタ及びIDコードレジスタに格納する。このとき、各メッセージボックス28a,28bに付随する用途指定レジスタを送信用に設定する。
このようにして、マイコン20によってコントローラ24a,24bのメッセージボックス28a,28bに送信用のメッセージが格納されると、コントローラ24a,24bは、送信制御として、用途指定レジスタにより送信用に指定されたメッセージボックス28a,28bの格納値(IDコード及びデータ)に基づいてメッセージを作成し、トランシーバ26a,26bを介して送信する。
図3に示すように、第2ECU14は、第2通信線6を介した非同期メッセージの送受信のためにコントローラ24及びトランシーバ26を1組有している。それ以外の構成は、第1ECU10と同じである。
次に、図4に基づき、メッセージを送受信するために、全てのECU8(10〜18)が実行する処理について説明する。
先ずステップS10では、対応する送信用メッセージボックス28,28a,28bに格納されたメッセージが有るか否かを判定する。この判定処理において、格納されたメッセージが有ると判定されるとステップS12の処理に進み、メッセージが無いと判定されるとステップS20の処理に進む。
ステップS12では、格納されたメッセージに対応付けられたIDコードを送信する。第1ECU10,12においては、第1通信線4による通信に異常が無い場合、送信用のメッセージボックス28aに格納されたIDコードを、第1通信線4に送信する。一方、異常がある場合、送信用のメッセージボックス28bに格納されたIDコードを、第2通信線6に送信する。第2ECU14,16,18の場合、コントローラ24のメッセージボックス28の格納されたIDコードを、第2通信線6に送信する。
次いでステップS14では、送信したIDコードが、調停勝ちしたか否かを判定する。調停勝ちしたと判定した場合にはステップS16の処理に進み、調停負けしたと判定した場合にはステップS20の処理に進む。
ステップS16では、IDコードの送信に引き続いて、データなどを含むメッセージの残りの部分の送信を行う。そして、ステップS18にてメッセージの送信完了が判定されるとステップS24の処理に進む。
一方、ステップS20では、他のECU8からのメッセージ受信待ちを行い、ステップS22にてメッセージを受信したと判定されると、ステップS24の処理に進む。
ステップS24では、受信したメッセージにプロトコルエラーが無いか否かを判定する。この判定処理において、プロトコルエラー無しと判定されるとステップS26の処理に進み、エラーカウンタの値をデクリメントする。そして、ステップS32の処理に進む。
一方、プロトコルエラー有りと判定されるとステップS28の処理に進み、エラーメッセージを生成して送信する。第1ECU10,12において、コントローラ24aがメッセージを受信した場合には、エラーメッセージを第1通信線4に送信する。第1ECU10,12において、コントローラ24bがメッセージを受信した場合には、エラーメッセージを第2通信線6に送信する。
エラーメッセージの送信後、ステップS30に進み、エラーカウンタの値をインクリメンとする。そして、ステップS32の処理に進む。ステップS32にてメッセージの受信が完了したと判定されると、ステップS34に進んで、たとえば3ビット分の時間だけ待機し、一旦、処理を終了する。以上の処理が繰り返し実行される。なお、待機時間は3ビット分に限定されるものではない。連続するメッセージをそれぞれ識別可能な時間であればよい。3ビットは、識別可能な最小時間である。
このような図4のフローチャートに示す処理を行うことにより、各ECU8は、従来のCANプロトコルにしたがった、送信、受信、及び調停制御を実行することができる。すなわち、第1ECU10,12は、第1通信線4を介した通信及び第2通信線6を介した通信のいずれにおいても、CANプロトコルにしたがった、送信、受信、及び調停制御を実行することができる。
次に、図5に基づき、リファレンスメッセージの受信とは無関係に、所定の事象の発生に応じて、非同期メッセージを送信するECU8(10〜18)において行われる処理について説明する。
図5に示すように、先ずステップS40では、所定の事象に該当するイベントが発生したか否かを判定する。この判定処理において、イベントが発生したと判定されると、ステップS42において、イベントに応じて送信すべき非同期メッセージを送信用のメッセージボックス28,28bに格納する。すなわち、送信すべき非同期データ及び非同期データに対応するIDコードを、送信用のメッセージボックス28,28bに格納する。
以上の処理により、第2通信線6に対応するメッセージボックス28,28bに非同期データが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
次に、図6に基づき、第1通信線4を介した通信に異常が無い場合に、マスタノードとしての第1ECU10が実行する処理について説明する。また、図7に基づき、第1通信線4を介した通信に異常が無い場合に、スレーブノードとしての第1ECU12が実行する処理についても説明する。
先ず、第1ECU10について説明する。第1ECU10は、定期的、たとえば一周期4msで以下に示す処理を繰り返し実行する。図6に示すように、先ずステップS50では、第1基準信号としてのリファレンスメッセージの送信周期を設定する。次いで、ステップS52では、リファレンスメッセージと、そのリファレンスメッセージに応じて送信する同期メッセージを、送信用のメッセージボックス28aに格納する。そして、格納が終了すると、ステップS54の処理に進む。このように、メッセージボックス28aに同期メッセージが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS54では、実質的にリファレンスメッセージの送信が開始された時点からの経過時間のカウントを開始する。第1通信線4に送信されたリファレンスメッセージは、トランシーバ26aを介してコントローラ24aで受信される。この受信タイミングは、送信タイミングのほぼ一致するため、リファレンスメッセージの受信により経過時間のカウントを開始する。
次いで、ステップS56では、リファレンスメッセージの一周期の間に送信される複数の同期メッセージのうち、優先順位が最も低く、送信の最後となる最終同期メッセージを受信したか否かを判定する。最終同期メッセージの受信は、そのIDコードにて判断する。最終同期メッセージを受信したと判定された場合、ステップS58の処理に進み、受信しないと判定された場合、ステップS64の処理に進む。
ステップS58では、受信メッセージボックスから同期データを取り出す。この取り出した同期データを用いて、CPU22は同期制御を実行することとなる。ステップS58が終了すると、ステップS60に進み、第1通信線4を介した通信異常をカウントする異常カウンタの値をデクリメントする。ステップS60が終了すると、ステップS62に進む。
ステップS62では、経過時間が一定時間に到達したか否かが判定される。この一定時間は、第1通信線4に定期的に送信されるリファレンスメッセージの周期に相当する。この判定処理において、一定時間に到達したと判定されると、ステップS70に進む。
一方、ステップS56において最終同期メッセージの受信なしと判定されるとステップS64の処理に進み、経過時間が一定時間に到達したか否かが判定される。この処理内容は、ステップS62と同じである。この判定処理において、一定時間に到達したと判定されるとステップS66に進み、一定時間に到達していないと判定されるとステップS56に戻る。すなわち、最終同期メッセージを受信するまでステップS56,S64の処理が繰り返し実行される。
ステップS66では、異常カウンタの値をインクリメントする。ステップS66が終了すると、ステップS68に進み、送信用及び受信用のメッセージボックス28aをキャンセルする。すなわちメッセージボックス28a内の全てのメッセージを破棄する。そして、ステップS70に進む。ステップS70では、経過時間のカウントをクリアし、一連の処理を終了する。
次に、第1ECU12について説明する。図7に示すように、先ずステップS80でリファレンスメッセージを受信すると、次のステップS82では、リファレンスメッセージに応じて送信する同期メッセージを、送信用のメッセージボックス28aに格納する。そして、格納が終了すると、ステップS84の処理に進む。このように、送信用のメッセージボックス28aに同期メッセージが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS84では、ステップS54同様、実質的にリファレンスメッセージを受信した時点からの経過時間のカウントを開始する。
次いで、ステップS86では、ステップS56同様、最終同期メッセージを受信したか否かを判定する。最終同期メッセージを受信したと判定された場合、ステップS88の処理に進み、受信しないと判定された場合、ステップS94の処理に進む。
ステップS88では、受信メッセージボックスから同期データを取り出す。この取り出した同期データを用いて、CPU22は同期制御を実行することとなる。ステップS88が終了すると、ステップS90に進み、異常カウンタの値をデクリメントする。ステップS90が終了すると、ステップS92に進む。
ステップS92では、ステップS62同様、経過時間が一定時間に到達したか否かが判定される。この判定処理において、一定時間に到達したと判定されると、ステップS100に進む。
一方、ステップS86において最終同期メッセージの受信なしと判定されるとステップS94の処理に進み、経過時間が一定時間に到達したか否かが判定される。この処理内容は、ステップS92と同じである。この判定処理において、一定時間に到達したと判定されるとステップS96に進み、一定時間に到達していないと判定されるとステップS86に戻る。
ステップS96では、異常カウンタの値をインクリメントする。ステップS96が終了すると、ステップS98に進み、送信メッセージボックス及び受信メッセージボックスをキャンセルする。そして、ステップS100に進む。ステップS100では、経過時間のカウントをクリアし、一連の処理を終了する。
次に、図8及び図9に基づき、第1ECU10,12が、第1通信線4を介した通信異常の発生時に実行する処理について説明する。
先ず、第1ECU10について説明する。第1ECU10は、定期的に以下に示す処理を実行する。図8に示すように、先ずステップS110では、異常カウンタの値が予め設定された所定値以上であるか否かを判定する。所定値以上と判定された場合、ステップS112の処理に進み、所定値未満と判定された場合、ステップS114の処理に進む。
ステップS112にて通信異常が発生したと判定されるとステップS116に進み、同期メッセージの送信先を、第1通信線4から第2通信線6に変更する処理、すなわち第2通信線6に設定する処理を実行する。次いで、ステップS118では、第2通信線6に送信する同期データを、第1通信線4に送信する同期データ数よりも削減した数に設定する。そして、一連の処理を終了する。この処理により、第1ECU10のCPU22は、同期メッセージを第2通信線6側のコントローラ24bのメッセージボックス28bに格納することとなる。また、上記した図4に示すステップS16の処理において、データ数が削減された同期メッセージが送信されることとなる。
ステップS114では、他の第1ECU12から送信された通信異常を示すメッセージを受信したか否かを判定する。通信異常メッセージを受信したと判定された場合、上記したステップS112に進む。一方、通信異常メッセージを受信していないと判定された場合、ステップS120にて、同期メッセージの送信先を、第1通信線4に設定する処理を実行する。次いで、ステップS122では、送信すべき同期データ数を通常時の数に設定する。そして、一連の処理を終了する。
なお、ステップS110,S114の実行順は上記例に限定されない、先にステップS114を実行してもよい。また、ステップS110の処理とステップS114の処理を分けて実施してもよい。
次に、第1ECU12について説明する。図9に示すように、先ずステップS130では、ステップS110同様、異常カウンタの値が所定値以上であるか否かを判定する。所定値以上と判定された場合、ステップS132の処理に進み、所定値未満と判定された場合、ステップS140の処理に進む。
ステップS132にて通信異常が発生したと判定されるとステップS134に進み、第2通信線6へ通信異常の発生を示すメッセージを送信する。そして、ステップS136において、同期メッセージの送信先を、第1通信線4から第2通信線6に変更する処理、すなわち第2通信線6に設定する処理を実行する。次いで、ステップS138では、第2通信線6に送信する同期データを、第1通信線4に送信する同期データ数よりも削減した数に設定する。そして、一連の処理を終了する。この処理により、第1ECU12のCPU22は、同期メッセージを第2通信線6側のコントローラ24bのメッセージボックス28bに格納することとなる。
ステップS140では、同期メッセージの送信先を、第1通信線4に設定する処理を実行する。次いで、ステップS142では、送信すべき同期データ数を通常時の数に設定する。そして、一連の処理を終了する。
次に、図10に基づき、第1通信線4を介した通信に異常が生じた場合に、マスタノードとしての第1ECU10が実行する処理について説明する。また、図11に基づき、第1通信線4を介した通信に異常が生じた場合に、スレーブノードとしての第1ECU12が実行する処理についても説明する。
先ず、第1ECU10について説明する。第1ECU10は、定期的に以下に示す処理を繰り返し実行する。図10に示すように、先ずステップS150では、第2基準信号としてのリファレンスメッセージの送信周期を設定する。第2通信線6に送信されるリファレンスメッセージ(第2基準信号)の周期は、第1通信線4に送信されるリファレンスメッセージ(第1基準信号)の周期と同じでも良いし、異なってもよい。同じとすると、同期データが送信される通信線を変更しても、同期メッセージを用いた同期制御の制御性を確保することができる。第2通信線6に送信されるリファレンスメッセージの周期を、第1通信線4に送信されるリファレンス信号の周期より長くすると、一周期内で、同期メッセージに加え、より多くの非同期メッセージを送信することもできる。
本実施形態では、複数の同期データ、すなわち同期メッセージをA群とB群の2回に分けて送信する例を示す。以下、A群の同期メッセージを同期メッセージA、B群の同期メッセージを同期メッセージBと示す。
ステップS152では、リファレンスメッセージと、そのリファレンスメッセージに応じて送信する同期メッセージAを、送信用のメッセージボックス28bに格納する。第2通信線6に送信されたリファレンスメッセージは、トランシーバ26aを介してコントローラ24aで受信される。受信したことに応じた所定タイミングで、同期メッセージAは送信される。本実施形態では、同期メッセージAのIDコードの優先順位が、リファレンスメッセージに次いで高いため、同期メッセージAはリファレンスメッセージに続いて送信されることとなる。そして、格納が終了すると、ステップS154の処理に進む。このように、メッセージボックス28bに同期メッセージAが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS154では、ステップS54同様、実質的にリファレンスメッセージの送信が開始された時点からの経過時間のカウントを開始する。次いで、ステップS156では、経過時間が一定時間Aに到達したか否かが判定される。この一定時間Aは、同期メッセージBの送信時間を確保できるように、第2通信線6に定期的に送信されるリファレンスメッセージの周期よりも短い時間が設定される。たとえば同期メッセージAと同期メッセージBの数がほぼ等しい場合、リファレンスメッセージの周期の半分の時間を設定することができる。この判定処理において、一定時間Aに到達したと判定されると、ステップS158に進む。
ステップS158では、同期メッセージBを、送信用のメッセージボックス28bに格納する。この同期メッセージBは、一定時間Aの経過後に格納されるメッセージである。また、同期メッセージBのIDコードの優先順位は、同期メッセージAに次いで高い。したがって、同期メッセージBは、リファレンスメッセージを受信したことに応じた所定タイミングで送信されることとなる。そして、格納が終了すると、ステップS160の処理に進む。このように、メッセージボックス28bに同期メッセージBが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS160では、リファレンスメッセージの一周期の間に送信される複数の同期メッセージ(同期メッセージA,B)のうち、IDコードの優先順位が最も低く、送信の最後となる最終同期メッセージを受信したか否かを判定する。このため、最終同期メッセージの受信は、同期メッセージに対応するIDコードにて判断する。最終同期メッセージを受信したと判定された場合、ステップS162の処理に進み、受信しないと判定された場合、ステップS166の処理に進む。
ステップS162では、受信用のメッセージボックス28bから同期データを取り出す。この取り出した同期データを用いて、CPU22は同期制御を実行することとなる。ステップS162が終了すると、ステップS164に進み、経過時間が一定時間Bに到達したか否かが判定される。本実施形態では、一定時間Bは、リファレンスメッセージの周期に相当する。この判定処理において、一定時間Bに到達したと判定されると、ステップS170に進む。
一方、ステップS166では、経過時間が一定時間Bに到達したか否かが判定される。この処理内容は、ステップS164と同じである。この判定処理において、一定時間Bに到達したと判定されるとステップS168に進み、一定時間に到達していないと判定されるとステップS160に戻る。
ステップS168では、送信用及び受信用のメッセージボックス28bをキャンセルする。そして、ステップS170に進む。ステップS170では、経過時間のカウントをクリアし、一連の処理を終了する。
次に、第1ECU12について説明する。図11に示すように、先ずステップS180でリファレンスメッセージを受信すると、ステップS182では、リファレンスメッセージに応じて送信する同期メッセージAを、送信用のメッセージボックス28bに格納する。そして、格納が終了すると、ステップS184の処理に進む。このように、メッセージボックス28bに同期メッセージが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS184では、ステップS154同様、実質的にリファレンスメッセージを受信した時点からの経過時間のカウントを開始する。
次いで、ステップS186では、ステップS156同様、経過時間が一定時間Aに到達したか否かが判定される。この判定処理において、一定時間Aに到達したと判定されると、ステップS188に進む。
ステップS188では、ステップS158同様、同期メッセージBを、送信用のメッセージボックス28bに格納する。そして、格納が終了すると、ステップS190の処理に進む。このように、メッセージボックス28bに同期メッセージBが格納されると、上記した図4に示すステップS10の処理において、メッセージ有りと判定されることとなる。
ステップS190では、ステップS160同様、最終同期メッセージを受信したか否かを判定する。最終同期メッセージを受信したと判定された場合、ステップS192の処理に進み、受信しないと判定された場合、ステップS196の処理に進む。
ステップS192は、受信用のメッセージボックス28bから同期データを取り出す。この取り出した同期データを用いて、CPU22は同期制御を実行することとなる。ステップS192が終了すると、ステップS194の処理に進み、ステップS164同様、経過時間が一定時間Bに到達したか否かが判定される。この判定処理において、一定時間Bに到達したと判定されると、ステップS200の処理に進む。
一方、ステップS196では、経過時間が一定時間Bに到達したか否かが判定される。この処理内容は、ステップS194と同じである。この判定処理において、一定時間Bに到達したと判定されるとステップS198の処理に進み、一定時間に到達していないと判定されるとステップS190に戻る。
ステップS198では、送信メッセージボックス及び受信メッセージボックスをキャンセルする。そして、ステップS200の処理に進む。ステップS200では、経過時間のカウントをクリアし、一連の処理を終了する。
次に、図12に基づき、マスタノードとしての第1ECU10が実行する第2通信線6の負荷検出処理について説明する。第1ECU10は、定期的に以下に示す処理を実行する。
図12に示すように、先ずステップS210では、第2通信線6の負荷を検出するための測定メッセージを、第2通信線6に送信する。次いで、ステップS212では、実質的に測定メッセージを送信した時点からの経過時間のカウントを開始する。そして、ステップS214にて測定メッセージを受信すると、次いでステップS216では、カウント時間が予め設定された所定時間以上であるか否かを判定する。この判定処理において、所定時間以上と判定された場合、ステップS218の処理に進み、所定時間未満と判定された場合、ステップS224の処理に進む。
所定時間以上と判定された場合、ステップS218にて第2通信線6の負荷が高いとの異常判定がなされ、次いでステップS220において、リファレンスメッセージの一周期で送信すべき同期データ数を、通常時よりも削減した数に設定する。そして、ステップS222では、スレーブノードである第1ECU12に対して、一周期で送信すべき同期メッセージ数を削減するように、削減要求を示すメッセージを送信する。そして、ステップS228に進む。
ステップS220により、第2通信線6が高負荷の場合には、第2通信線6に送信する同期データ数をより削減することができる。また、上記した図4に示すステップS16の処理において、データ数がより削減された同期メッセージが送信されることとなる。
所定時間未満と判定された場合、すなわち第2通信線6の負荷が高くないと判定された場合、ステップS224では、リファレンスメッセージの一周期で送信すべき同期データ数を通常時の数に設定する。そして、ステップS226では、スレーブノードである第1ECU12に対して、同期データ数を通常時の数に設定するように、通常要求を示すメッセージを送信する。この要求を受信すると、第1ECU12は、同期データ数を通常時の数にする。そして、ステップS228に進む。
ステップS228では、経過時間のカウントをクリアし、一連の処理を終了する。
なお、ステップS12,S52が第1基準信号送信部に相当する。ステップS110,S112,S114が異常検知部に相当する。ステップS12,S152が第2基準信号送信部に相当する。ステップS16,S52,S82が第1同期データ送信部に相当する。ステップS16,S152,S158,S182,S188が、第2同期データ送信部に相当する。ステップS12,S40が優先順位送信部に相当する。ステップS14が優先順位判定部に相当する。ステップS16が非同期データ送信部に相当する。
また、ステップS56,S86,S160,S190が受信完了判定部に相当する。ステップS68,S98,S168,S198がデータ破棄部に相当する。ステップS190が測定データ送信部に相当し、ステップS216が負荷検出部に相当する。ステップS220,S222がデータ数設定部に相当する。
次に、図13に基づき、本実施形態の通信システム2による効果について説明する。
図13において、時刻t1までの期間が、第1通信線4による通信に異常が生じていない期間であり、時刻t1以降が異常が生じている期間である。同期メッセージ50はリファレンスメッセージであり、IDコード51を備えている。このIDコード51にトリガ機能を持たせている。リファレンスメッセージ以外の同期メッセージ52,54,56,58,60,62については、IDコードに対する符号の付与を省略している。一方、非同期メッセージ70は、IDコード71を備えている。それ以外の非同期メッセージ72,74,76,78,80については、IDコードに対する符号の付与を省略している。また、測定メッセージ90は、IDコード91を備えている。以下においては、同期メッセージ、非同期メッセージ、測定メッセージを単にメッセージとも称する。
図13に示す例では、同期メッセージ50,52〜62の優先順位が、非同期メッセージ70,72〜80の優先順位よりも高く設定されている。また、リファレンスメッセージとしての同期メッセージ50の優先順位が最も高く、次いで、同期メッセージ52,54,56,58,60,62の順となっている。同期メッセージ52〜56が上記した同期メッセージA、同期メッセージ58〜62が同期メッセージBとなっている。また、同期メッセージ50,52,58,60が第1ECU10から送信されるメッセージであり、同期メッセージ54,56,62が第1ECU12から送信されるメッセージである。図13では、調停による遅れを破線矢印で示している。また、調停負けしたIDコード71を破線で示している。
時刻t1から開始されたメッセージ50,52〜56、70の衝突では、最も優先順位の高いIDコード51を備える同期メッセージ50、すなわちリファレンスメッセージが送信権を得る。したがって、先ず同期メッセージ50が送信される。同期メッセージ50の送信後、第2通信線6が解放され、所定のビット数(3ビット)分だけ待機した後は、優先順位にしたがい、同期メッセージ52,54,56の順に送信される。
時刻t2は、同期メッセージAの送信が完了し、第2通信線6が解放され、所定のビット数分だけ待機した時刻である。一方、時刻t3は、同期メッセージBの送信が開始される時刻である。時刻t3は、時刻t1からの経過時間が、リファレンスメッセージの周期T(たとえば4ms)の半分となるように設定されている。時刻t2から時刻t3の期間は、同期メッセージが送信されない期間である。この期間において、非同期メッセージ70,72〜76が送信される。このとき、優先順位にしたがい、非同期メッセージ70,72,74,76の順に送信される。
時刻t3から開始されたメッセージ58〜62,78,90の衝突では、最も優先順位が高い同期メッセージ58が送信権を得る。したがって、先ず同期メッセージ58が送信される。次いで優先順位にしがたい、同期メッセージ60,62の順に送信される。測定メッセージ90のIDコード91の優先順位は、非同期メッセージ78よりも低いため、同期メッセージBの送信後、非同期メッセージ78、測定メッセージ90の順に送信される。
このように、本実施形態によれば、第1通信線4を介した通信に異常が生じた場合でも、第2通信線6を介して同期データを送信することができる。また、第2通信線6を介して同期データを送信する際、リファレンスメッセージ(第2基準信号)を受信してから次のリファレンスメッセージを受信するまでの一周期において、送信すべき全ての同期メッセージを複数のタイミングに分けて送信する。そして、同期メッセージの送信タイミングの間に設けられた所定期間(間隔)、図13で示した時刻t2〜t3の間、に非同期メッセージを送信する。したがって、全ての同期メッセージ(同期データ)を連続して送信するよりも、非同期メッセージ(非同期データ)の送信が過度に遅れるのを抑制することができる。
特に本実施形態では、同期メッセージを第2通信線6に通信する方式も、ISOにて規格化されたCANプロトコルに準拠しているので、全く新規にコントローラやトランシーバを開発する必要がなく、安価に通信システム2を構築することができる。
また、本実施形態では、第2通信線6に送信される同期データ数が、第1通信線4に送信される同期データ数よりも少なくされる。これにより、同期メッセージ(フレーム)の数を少なくすることができる。このように、データ数を少なくすることで、同期メッセージの送信に第2通信線6を用いつつ、非同期メッセージの送信が過度に遅れるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第2通信線6に送信されるリファレンスメッセージ(第2基準信号)の送信周期が、第1通信線4に送信されるリファレンスメッセージ(第1基準信号)の送信周期よりも長くされる。これによっても、同期メッセージの送信に第2通信線6を用いつつ、非同期メッセージの送信が過度に遅れるのを効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、周期T1内に受信すべき全ての同期メッセージのうち、最終同期メッセージを受信したと判定された場合にのみ、受信した同期データが同期制御に用いられる。したがって、同期性を保ちつつ、一括で受信処理を行うことができる。
特に、最終同期データを受信していないと判定された場合、全ての同期データを破棄する。これにより、同期生を保つことができる。
また、本実施形態では、測定メッセージを第2通信線6に送信してから受信するまでにかかる時間が、予め設定された基準時間、たとえば図13においては、周期T1の半分(半周期)以上であるか否かで、第2通信線6の負荷を検出することができる。
そして、第2通信線6の負荷が高い場合には、第2通信線6に送信する同期データの数を通常時よりも少なくし、これにより、同期メッセージ(フレーム)の数を少なくすることができる。このように、データ数を少なくすることで第2通信線6の負荷を調整しつつ、同期制御を継続することができる。たとえば退避走行レベルを車速40km/hから20km/hに下げるなど、走行情報を絞ることで同期データ数を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、リファレンスメッセージの優先順位が、全ての非同期メッセージの優先順位よりも高く設定される。また、同期メッセージの優先順位が、全ての非同期メッセージの優先順位よりも高く設定される。したがって、同期メッセージを、リファレンスメッセージの周期T1内に確実に送信することができる。すなわち、同期メッセージの消失を防ぐことができる。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
第1ECUの数は上記例に限定されない。3つ以上でもよい。第2ECUの数も上記例に限定されない。少なくとも1つでよい。
第1通信線4を介した通信の方式は、CANに限定されない。第1基準信号に応じて同期メッセージを送信し、複数の第1ECU間で複数のデータを共有できるものであればよい。たとえば同期式シリアル通信や、TTCANやFlexRay(登録商標)などのタイムトリガ方式を採用することもできる。同期式シリアル通信の場合、クロック信号が第1基準信号に相当し、たとえばFlexRayの場合、定期的に送信される期間開始信号が第1基準信号に相当する。
リファレンスメッセージが全ての非同期メッセージよりも優先順位が高い例を示した。しかしながら、少なくとも1つの非同期メッセージより優先順位が高ければよい。また、同期メッセージについても、全ての非同期メッセージよりも優先順位が高い例を示したが、少なくとも1つの非同期メッセージより優先順位が高ければよい。たとえば、車両制御上、緊急性の高い非同期データの優先順位を最も高くし、リファレンスメッセージを含む同期メッセージの優先順位をそれより低くしてもよい。
複数の同期メッセージの送信タイミングを、リファレンスメッセージの順に応じて2つのタイミングに分ける例を示した。しかしながら、分割数は2に限定されず、3以上としてもよい。
同期メッセージA,Bのいずれにおいても、マスターノードである第1ECU10の同期メッセージを優先とする例を示した。しかしながら、送信順は上記例に限定されない。たとえばリファレンスメッセージを除けば、第1ECU12側を優先としてもよい。また、同期メッセージAを第1ECU10の同期メッセージとし、同期メッセージBを第1ECU12の同期メッセージとしてもよい。
第2通信線6に接続されるECUとして、上記した各ECU8とは別に、第2通信線6に対して送信せず、受信のみを行うECUをさらに備えてもよい。
図14の第1変形例に示すように、第2通信線6が高負荷の場合、第2基準信号としてのリファレンスメッセージの送信周期を、通常時より長くしてもよい。図14は、図12とほぼ同じである。異なる点は、ステップS220,S222,S224,S226に代えて、ステップS223,S227を実行する点にある。ステップS218で第2通信線6の負荷が高いとの異常判定がなされると、ステップS223において、リファレンスメッセージの送信周期を、通常よりも延長された時間に設定する。一方、ステップS216で所定時間未満と判定された場合、ステップS227は、リファレンスメッセージの送信周期として、通常の時間を設定する。これによれば、第2通信線6が高負荷の場合、図13に示した送信の周期T1を長くして、第2通信線6の負荷を調整しつつ、同期制御を継続することができる。また、同期メッセージの送信間に、より多くの非同期メッセージを送信することもできる。ステップS223が周期設定部に相当する。なお、図14に示す処理と図12に示した処理を組み合わせてもよい。
第1通信線4に送信される同期データの一部が、第2通信線6に送信される例を示した。しかしながら、第1通信線4に送信される同期データのすべてが、第2通信線6に送信されてもよい。
2…通信システム、4…第1通信線、6…第2通信線、8…ECU、10,12…第1ECU、14,16,18…第2ECU、20…マイコン、22…CPU、24,24a,24b…コントローラ、26,26a,26b…トランシーバ、28,28a,28b…メッセージボックス

Claims (10)

  1. 第1通信線(4)と、
    第2通信線(6)と、
    前記第1通信線を介して接続された複数の第1電子制御装置(10,12)と、
    複数の前記第1電子制御装置とともに、前記第2通信線を介して接続された少なくとも1つの第2電子制御装置(14,16,18)と、を備える通信システムであって、
    複数の前記第1電子制御装置のうちの1つは、マスタノードとして、
    時間を合わせるための第1基準信号を、前記第1通信線に対して送信する第1基準信号送信部(S12,S52)と、
    前記第1通信線を介した通信の異常を検知する異常検知部(S110,S112,S114)と、
    前記異常検知部により異常が検知されると、時間を合わせるための第2基準信号を、前記第2通信線に対して定期的に送信する第2基準信号送信部(S12,S152)と、を有し、
    複数の前記第1電子制御装置は、
    前記第1基準信号に応じて、同期データを前記第1通信線に対して送信する第1同期データ送信部(S16,S52,S82)と、
    前記第2基準信号を受信したことに応じて、少なくとも1つ以上の前記同期データを前記第2通信線に対して送信する第2同期データ送信部(S16,S152,S158,S182,S188)と、をそれぞれ有し、
    前記第1電子制御装置及び前記第2電子制御装置は、
    非同期データに予め対応付けられた所定の優先順位情報を、前記第2通信線に対して送信する優先順位送信部(S12,S40)と、
    自身が送信した優先順位情報と、他から前記第2通信線に送信された優先順位情報とのいずれが、より高い優先順位を示すかを判定する優先順位判定部(S14)と、
    自身が送信した優先順位情報が他から送信された優先順位情報よりも高い優先順位を示すと判定された場合に、前記優先順位情報に引き続いて、前記非同期データを送信する非同期データ送信部(S16)と、をそれぞれ有し、
    前記第2基準信号送信部は、少なくとも1つの前記非同期データの優先順位よりも高い優先順位を備えた前記第2基準信号を送信し、
    前記第2同期データ送信部は、少なくとも1つの前記非同期データの優先順位より高い優先順位を備える前記同期データを送信するとともに、前記第2基準信号を受信してから次の前記第2基準信号を受信するまでの所定時間内において、送信すべき全ての前記同期データを、少なくとも1つの前記非同期データが送信可能な間隔を空けるように複数のタイミングに分けて送信する通信システム。
  2. 前記第2同期データ送信部が送信する前記同期データの数は、前記第1同期データ送信部が送信する前記同期データの数よりも少なくされる請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2基準信号送信部が送信する前記第2基準信号の送信周期は、前記第1基準信号送信部が送信する前記第1基準信号の送信周期よりも長くされる請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 複数の前記第1電子制御装置は、
    前記所定時間内に受信すべき全ての前記同期データのうち、最後に送信される前記同期データを受信したか否かを判定する受信完了判定部(S56,S86,S160,S190)を有し、
    最後に送信される前記同期データを受信したと判定された場合、受信した前記同期データを同期制御のための制御情報とする請求項1〜3いずれか1項に記載の通信システム。
  5. 複数の前記第1電子制御装置は、最後に送信される前記同期データを受信していないと判定された場合、全ての前記同期データを破棄するデータ破棄部(S68,S98,S168,S198)を有する請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記マスタノードは、
    前記非同期データの少なくとも1つより低い優先順位を備えた測定データを、前記第2通信線に送信する測定データ送信部(S190)と、
    前記測定データを送信してから受信するまでにかかる時間が、予め設定された基準時間以上であるか否かを検出する負荷検出部(S216)と、を有する請求項1〜5いずれか1項に記載の通信システム。
  7. 前記マスタノードは、前記測定データを送信してから受信するまでにかかる時間が、前記基準時間以上であると判定された場合、前記第2同期データ送信部が送信する前記同期データの数を、前記基準時間未満と判定された場合よりも少なく設定するデータ数設定部(S220,S222)を有する請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記マスタノードは、前記測定データを送信してから受信するまでにかかる時間が、前記基準時間以上であると判定された場合、前記第2基準信号を送信する周期を、前記基準時間未満と判定された場合よりも長くする周期設定部(S223)を有する請求項6に記載の通信システム。
  9. 前記第2基準信号の優先順位は、全ての前記非同期データの優先順位よりも高くされている請求項1〜8いずれか1項に記載の通信システム。
  10. 前記同期データの優先順位は、全ての前記非同期データの優先順位よりも高くされている請求項1〜9いずれか1項に記載の通信システム。
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