JP4764813B2 - エンジン - Google Patents
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Description
この種のエンジンでは、ブローバイガスがリブ間ブリーザ室を通過する過程で、ブローバイガスに含まれるオイルミストがリブ間ブリーザ室の室壁面で凝縮し、ブローバイガスからオイルを分離させることができる利点がある。
《問題》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量が多い。
底板支持部を固定具収容ボスの真横に配置しているため、これらが相互に接近し、これらの隙間が狭窄部となる。このため、この隙間でブローバイガスの流速が高まり、分離オイルが高速のブローバイガスに巻き込まれて、再ミスト化され、ヘッドカバー外に連れ出される。このため、ヘッドカバー外へのオイルの流出量が多い。
図2に例示するように、シリンダヘッド(1)の上部にヘッドカバー(2)を取り付け、ヘッドカバー(2)内にロッカアームブラケット(3)(3)を収容し、図1に例示するように、ヘッドカバー天井壁(4)の下面に一対のリブ(5)(6)を設け、ヘッドカバー(2)の長手方向を前後方向、前後方向の任意の一方を前、ヘッドカバー(2)の幅方向を左右方向として、上記各リブ(5)(6)をヘッドカバー天上壁(4)の前後方向に沿って長く形成し、両リブ(5)(6)を左右に離し、両リブ(5)(6)間をリブ間ブリーザ室(7)とし、ヘッドカバー天井壁(4)から各リブ(5)(6)に沿って前寄りの底板支持部(8)(9)と後寄りの底板支持部(10)(11)とを下向きに突出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)を各リブ(5)(6)からリブ間ブリーザ室(7)内に膨出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)にリブ間ブリーザ室(7)の底板(12)を支持させ、ヘッドカバー天井壁(4)と上記底板(12)の端部との間にリブ間ブリーザ室(7)の入口(13)を形成した、エンジンにおいて、
図1に例示するように、リブ間ブリーザ室(7)の入口(13)として、少なくともリブ間ブリーザ室(7)の前端に前入口(14)を設け、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)とその後方に位置するブリーザ室出口(15)との間に前寄りの固定具収容ボス(16)を配置し、この前寄りの固定具収容ボス(16)をリブ間ブリーザ室(7)の左右方向中央部でヘッドカバー天井壁(4)の下面から下向きに突出させ、この前寄りの固定具収容ボス(16)内にロッカアームブラケット(3)を固定する前寄りの固定具(17)の少なくとも一部を収容し、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)から流入したブローバイガスが、前寄りの固定具収容ボス(16)と前寄りの各底板支持部(8)(9)との間に位置する前入口寄り隙間(18)(19)を通過するよう構成する当たり、
前寄りの各底板支持部(8)(9)をいずれも前寄りの固定具収容ボス(16)の斜め前に配置し、
図2、図3に例示するように、前記ブリーザ室出口(15)を内設した出口周壁(29)をヘッドカバー天井壁(4)に設け、この出口周壁(29)の上面に取り付け座(30)を設け、この取り付け座(30)に後段ブリーザ室周壁(31)とダイヤフラム弁のいずれをも取り付けられるようにし、ブリーザ室出口(15)内に予備弁座周壁(32)を設け、この予備弁座周壁(32)の上面に予備弁座(33)を形成し、この予備弁座(33)は、取り付け座(30)にダイヤフラム弁の周縁部を取り付けた場合に、このダイヤフラム弁の弁面を着座させることができるようにし、予備弁座周壁(32)とリブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)との間に予備ブリーザ通路周壁(56)を架設し、リブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)に予備ブリーザ通路出口(35)を設け、予備ブリーザ通路周壁(56)内に予備弁座(33)の予備弁口(34)から予備ブリーザ通路出口(35)に至る予備ブリーザ通路(36)を設け、予備ブリーザ通路出口(35)を着脱自在のプラグ(37)で封止することができるようにし、
図3に例示するように、予備ブリーザ通路出口(35)を着脱自在のプラグ(37)で封止し、
図2、図3に例示するように、上記取り付け座(30)に後段ブリーザ室周壁(31)を着脱自在に取り付け、この後段ブリーザ室周壁(31)の上面に弁取り付け座(38)を設け、後段ブリーザ室周壁(31)に囲まれた後段ブリーザ室(39)に弁座周壁(40)を配置し、この弁座周壁(40)の上面に弁座(41)を設け、弁取り付け座(38)にダイヤフラム弁(42)の周縁部を取り付け、このダイヤフラム弁(42)の弁面を弁座(41)に着座させ、弁座周壁(40)と後段ブリーザ室周壁(31)との間にブリーザ通路周壁(43)を架設し、後段ブリーザ室周壁(31)にブリーザ通路出口(44)を設け、ブリーザ通路周壁(43)内に弁座(41)の弁口(45)からブリーザ通路出口(44)に至るブリーザ通路(46)を設けることにより、
リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、後段ブリーザ室(39)内で、弁座周壁(40)とブリーザ通路周壁(43)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁(42)の弁面と弁座(41)との間を通過し、ブリーザ通路(46)を通過するようにし、
出口周壁(29)の取り付け座(30)に、後段ブリーザ室周壁(31)の代わりにダイヤフラム弁を取り付け、予備ブリーザ通路出口(35)のプラグ(37)を取り外した場合には、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁の弁面と予備弁座(33)との間を通過し、予備ブリーザ通路(36)を通過するようにした、ことを特徴とするエンジン。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図1に例示するように、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)から流入したブローバイガスが、前寄りの固定具収容ボス(16)と前寄りの各底板支持部(8)(9)との間に位置する前入口寄り隙間(18)(19)を通過するよう構成する当たり、前寄りの各底板支持部(8)(9)をいずれも前寄りの固定具収容ボス(16)の斜め前に配置したので、これらの前入口寄り隙間(18)(19)を比較的広くすることができる。このため、これらの前入口寄り隙間(18)(19)を通過するブローバイガスの流速を低速に維持し、ブローバイガスがリブ間ブリーザ室(7)を高速で通過する場合に生じる不具合、すなわち、分離オイルが高速のブローバイガスに巻き込まれて、再ミスト化され、ヘッドカバー(2)外に連れ出される不具合を防止することができる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図2に例示するように、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、後段ブリーザ室(39)内で、弁座周壁(40)とブリーザ通路周壁(43)の周囲を浮上し、開弁した弁面と弁座(41)との間を通過し、ブリーザ通路(46)を通過するようにしたので、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)、弁座周壁(40)とブリーザ通路周壁(43)、弁面と弁座(41)、ブリーザ通路(46)の各表面で凝縮する。このように、ブローバイガスは、リブ間ブリーザ室(7)から流出した後も、多段階でオイル分離されるため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図3に例示するように、出口周壁(29)の取り付け座(30)に、後段ブリーザ室周壁(31)の代わりにダイヤフラム弁(図外)を取り付け、予備ブリーザ通路出口(35)のプラグ(37)を取り外した場合には、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁(図外)の弁面と予備弁座(33)との間を通過し、予備ブリーザ通路(36)を通過するようにしたので、後段ブリーザ室(39)のない仕様のエンジンに簡単に転用することができる。
図3に例示するように、出口周壁(29)の取り付け座(30)に、後段ブリーザ室周壁(31)の代わりにダイヤフラム弁(図外)を取り付け、予備ブリーザ通路出口(35)のプラグ(37)を取り外した場合には、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁(図外)の弁面と予備弁座(33)との間を通過し、予備ブリーザ通路(36)を通過するようにしたので、後段ブリーザ室(39)のない仕様のエンジンとヘッドカバー(2)を共用することができる。
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 寒冷時のブリーザ通路内での氷結を抑制することができる。
図2に例示するように、ブリーザ通路(46)をブリーザ通路出口(44)に向けて下り傾斜させたので、ブリーザ通路(46)内の凝縮水等を自重でブリーザ通路出口(46)から流出させることができる。このため、寒冷時のブリーザ通路(46)の氷結を抑制することができる。
請求項1または請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 寒冷時のブリーザ通路内とブリーザパイプ内での氷結を抑制することができる。
図4、図5に例示するように、排気管(47)の上部に過給機(48)を配置し、この過給機(48)の吸気入口(49)にブリーザパイプ(50)を介してブリーザ通路出口(44)を連通させるに当たり、後段ブリーザ室周壁(31)をヘッドカバー天井壁(4)から上向きに突出させ、ブリーザパイプ(50)をブリーザ通路出口(44)から過給機(48)の吸気入口(49)に向けて下り傾斜させたので、過給機(48)が比較的高い位置にあるにも拘わらず、ブリーザパイプ(50)内の凝縮水等を自重でブリーザパイプ(50)から過給機(48)の吸気入口(49)に流出させることができ、ブリーザパイプ(50)内の凝縮水等がブリーザ通路(46)に流入することがないとともに、ブリーザパイプ(50)内に留まることもない。このため、寒冷時のブリーザ通路(46)内とブリーザパイプ(50)内での氷結を抑制することができる。
請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図6(A)に例示するように、弁座周壁(40)の下部に上向きに窪んだ凹部(51)を形成し、後段ブリーザ室(39)内を浮上するブローバイガスの一部が、凹部(51)の天井面(52)に衝突するようにしたので、ブローバイガスに含まれるオイルミストが、凹部(51)の天井面(52)で効率的に凝縮し、ブローバイガスのオイル分離機能が高まる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項4に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図6(A)に例示するように、凹部(51)の下方に、後段ブリーザ室(38)を横断する立体網目構造のオイル捕捉体(53)を設けたので、後段ブリーザ室(38)を浮上するブローバイガスに含まれるオイルミストは、立体網目構造のオイル捕捉体(53)と凹部(51)とで段階的にオイル分離され、ブローバイガスのオイル分離機能が高まる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図6(A)に例示するように、弁座周壁(40)の下面に上向きに窪んだ凹部(51)を形成し、凹部(51)の下部に絞り孔(54)を設け、後段ブリーザ室(39)内を通過するブローバイガスが絞り孔(54)で絞られて、凹部(51)の天井面(52)に衝突するようにしたので、ブローバイガスが凹部(51)の天井面(52)に高速で衝突し、ブローバイガスに含まれるオイルミストが凹部(51)の天井面(52)で効率的に凝縮し、ブローバイガスのオイル分離機能が高まる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項6に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図6(A)に例示するように、絞り孔(54)の入口に立体網目構造の絞り孔用オイル捕捉体(55)を設けたので、ブローバイガスに含まれるオイルミストは、立体網目構造の出口用オイル捕捉体(53)と凹部(51)とで段階的にオイル分離され、ブローバイガスのオイル分離機能が高まる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項1から請求項7のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができるとともに、リブ間ブリーザ室を小型にできる。
図1に例示するように、各前入口寄り隙間(18)(19)の最小幅寸法が、その後方で、前寄りの固定具収容ボス(16)と各リブ(5)(6)との間に位置する下流隙間(20)(21)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにしたので、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができるとともに、リブ間ブリーザ室(7)を小型にできる。
すなわち、各前入口寄り隙間(18)(19)の最小幅寸法が、その後方に位置する下流隙間(20)(21)の最小幅寸法の70%未満である場合には、各前入口寄り隙間(18)(19)が狭くなり過ぎ、ここを通過するブローバイガスが高速となり、前記した通り、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量が多くなる不具合があり、他方、200%を越える場合には、リブ間ブリーザ室(7)が大型化する不具合がある。これに対し、各前入口寄り隙間(18)(19)の最小幅寸法が、その後方に位置する下流隙間(20)(21)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となる場合には、このような 不具合が生じない。
請求項1から請求項8のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図1に例示するように、前寄りの固定具収容ボス(16)の左右周側面(16a)を前後周側面(16b)よりもボス中心寄りに退かせたので、各下流隙間(20)(21)も広がり、ここを通過するブローバイガスの速度をより低速に維持することができ、ブローバイガスがリブ間ブリーザ室(7)を高速で通過する場合に生じる不具合、すなわち、分離オイルが高速のブローバイガスに巻き込まれて、再ミスト化され、ヘッドカバー(2)外に連れ出される不具合を防止することができる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項1から請求項9のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図1に例示するように、リブ間ブリーザ室(7)の後入口(22)から流入したブローバイガスが、後寄りの固定具収容ボス(23)と後寄りの各底板支持部(10)(11)との間に位置する後入口寄り隙間(25)(26)を通過するよう構成するに当たり、後寄りの各底板支持部(10)(11)をいずれも後寄りの固定具収容ボス(23)の斜め後に配置したので、これらの後入口寄り隙間(25)(26)を比較的広くすることができる。このため、これらの後入口寄り隙間(25)(26)を通過するブローバイガスの流速を低速に維持し、ブローバイガスがリブ間ブリーザ室(7)を高速で通過する場合に生じる不具合、すなわち、分離オイルが高速のブローバイガスに巻き込まれて、再ミスト化され、ヘッドカバー(2)外に連れ出される不具合を防止することができる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
請求項10に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができるとともに、リブ間ブリーザ室を小型にできる。
図1に例示するように、各後入口寄り隙間(25)(26)の最小幅寸法が、その前方で、後寄りの固定具収容ボス(23)と各リブ(5)(6)との間に位置する下流隙間(27)(28)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにしたので、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができるとともに、リブ間ブリーザ室(7)を小型にできる。
すなわち、各後入口寄り隙間(25)(26)の最小幅寸法が、その前方に位置する下流隙間(27)(28)の最小幅寸法の70%未満である場合には、各後入口寄り隙間(25)(26)が狭くなり過ぎ、前記した通り、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量が多くなる不具合があり、他方、200%を越える場合には、リブ間ブリーザ室(7)が大型化する不具合がある。これに対し、各後入口寄り隙間(25)(26)の最小幅寸法が、その前方に位置する下流隙間(27)(28)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となる場合には、このような 不具合が生じない。
請求項10または請求項11に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 ヘッドカバー外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図1に例示するように、後寄りの固定具収容ボス(23)の左右周側面(23a)を前後周側面(23b)よりもボス中心寄りに退かせたので、各下流隙間(25)(26)も広がり、ここを通過するブローバイガスの速度をより低速に維持することができ、ブローバイガスがリブ内ブリーザ室(7)を高速で通過する場合に生じる不具合、すなわち、分離オイルが高速のブローバイガスに巻き込まれて、再ミスト化され、ヘッドカバー(2)外に連れ出される不具合を防止することができる。このため、ヘッドカバー(2)外へのオイルの流出量を少なくすることができる。
図4、図5に示すように、シリンダヘッド(1)の上部にヘッドカバー(2)を取り付け、シリンダヘッド(1)の横一側に排気管(47)を取り付け、シリンダヘッド(1)の横他側に吸気通路(57)を取り付けている。排気管(47)の上部には過給機(48)を取り付け、過給機(48)の吸気出口(58)から過給パイプ(59)を導出し、過給パイプ(59)の導出端部(66)を吸気通路(57)に接続している。
図2に示すように、ヘッドカバー(2)内にロッカアームブラケット(3)(3)を収容し、図1に示すように、ヘッドカバー天井壁(4)の下面に一対のリブ(5)(6)を設け、ヘッドカバー(2)の長手方向を前後方向、前後方向の任意の一方を前、ヘッドカバー(2)の幅方向を左右方向として、上記各リブ(5)(6)をヘッドカバー天上壁(4)の前後方向に沿って長く形成し、両リブ(5)(6)を左右に離し、両リブ(5)(6)間をリブ間ブリーザ室(7)とし、ヘッドカバー天井壁(4)から各リブ(5)(6)に沿って前寄りの底板支持部(8)(9)と後寄りの底板支持部(10)(11)とを下向きに突出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)を各リブ(5)(6)からリブ間ブリーザ室(7)内に膨出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)にリブ間ブリーザ室(7)の底板(12)を支持させ、ヘッドカバー天井壁(4)と上記底板(12)の端部との間にリブ間ブリーザ室(7)の入口(13)を形成している。
図2に示すように、リブ間ブリーザ室(7)の入口(13)として、リブ間ブリーザ室(7)の前端に前入口(14)を設け、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)とこの後方に位置するブリーザ室出口(15)との間に前寄りの固定具収容ボス(16)を配置し、この前寄りの固定具収容ボス(16)をリブ間ブリーザ室(7)の左右方向中央部でヘッドカバー天井壁(4)の下面から下向きに突出させ、この前寄りの固定具収容ボス(16)内にロッカアームブラケット(3)を固定する前寄りの固定具(17)の一部を収容し、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)から流入したブローバイガスが、前寄りの固定具収容ボス(16)と前寄りの各底板支持部(8)(9)との間に位置する前入口寄り隙間(18)(19)を通過するよう構成するに当たり、前寄りの各底板支持部(8)(9)をいずれも前寄りの固定具収容ボス(16)の斜め前に配置している。
各前入口寄り隙間(18)(19)で狭窄部が形成されないようにするとともに、リブ間ブリーザ室(7)が大型化するのを防止する観点から、各前入口寄り隙間(18)(19)の最小幅寸法は、その後方に位置する下流隙間(20)(21)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにするのが望ましく、80%以上で180%以下となるようにするのがより望ましく、90%以上で160%以下となるようにするのが最も望ましい。特に、狭窄部の回避が要請される場合には、上記各範囲の下限は、90%とするのが望ましい。また、特に、リブ間ブリーザ室(7)の小型化が要請される場合には、上記各範囲の上限は、150%とするのが望ましい。
図1に示すように、リブ間ブリーザ室(7)の入口(13)として、前入口(14)の他に、リブ間ブリーザ室(7)の後端に後入口(22)を設けている。
リブ間ブリーザ室(7)の後入口(22)とこの前方に位置するブリーザ室出口(15)との間に後寄りの固定具収容ボス(23)を配置し、この後寄りの固定具収容ボス(23)をリブ間ブリーザ室(7)の左右方向中央部でヘッドカバー天井壁(4)の下面から下向きに突出させ、この後寄りの固定具収容ボス(23)内にロッカアームブラケット(3)を固定する後寄りの固定具(24)の一部を収容し、リブ間ブリーザ室(7)の後入口(22)から流入したブローバイガスが、後寄りの固定具収容ボス(23)と後寄りの各底板支持部(10)(11)との間に位置する後入口寄り隙間(25)(26)を通過するよう構成する当たり、後寄りの各底板支持部(10)(11)をいずれも後寄りの固定具収容ボス(23)の斜め後に配置している。後寄りの固定具(17)と固定具収容ボス(23)の構造と機能は、前寄りのものと同じである。
各後入口寄り隙間(25)(26)で狭窄部が形成されないようにするとともに、リブ間ブリーザ室(7)が大型化するのを防止する観点から、各後入口寄り隙間(25)(26)の最小幅寸法は、その前方で、後寄りの固定具収容ボス(23)と各リブ(5)(6)との間に位置する下流隙間(27)(28)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにするのが望ましく、80%以上で180%以下となるようにするのがより望ましく、90%以上で160%以下となるようにするのが最も望ましい。特に、狭窄部の回避が要請される場合には、上記各範囲の下限は、90%とするのが望ましい。また、特に、リブ間ブリーザ室(7)の小型化が要請される場合には、上記各範囲の上限は、150%とするのが望ましい。
図2、図3に示すように、前記ブリーザ室出口(15)を内設した出口周壁(29)をヘッドカバー天井壁(4)に設け、この出口周壁(29)の上面に取り付け座(30)を設け、この取り付け座(30)に後段ブリーザ室周壁(31)とダイヤフラム弁のいずれをも取り付けられるようにし、ブリーザ室出口(15)内に予備弁座周壁(32)を設け、この予備弁座周壁(32)の上面に予備弁座(33)を形成し、この予備弁座(33)は、取り付け座(30)にダイヤフラム弁の周縁部を取り付けた場合に、このダイヤフラム弁の弁面を着座させることができるようにし、予備弁座周壁(32)とリブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)との間に予備ブリーザ通路周壁(56)を架設し、リブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)に予備ブリーザ通路出口(35)を設け、予備ブリーザ通路周壁(56)内に予備弁座(33)の予備弁口(34)から予備ブリーザ通路出口(35)に至る予備ブリーザ通路(36)を設け、予備ブリーザ通路出口(35)を着脱自在のプラグ(37)で封止できるようにしている。
また、出口周壁(29)の取り付け座(30)に、後段ブリーザ室周壁(31)の代わりにダイヤフラム弁を取り付け、予備ブリーザ通路出口(35)のプラグ(37)を取り外した場合には、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁の弁面と予備弁座(33)との間を通過し、予備ブリーザ通路(36)を通過する。取り付け座(30)には弁取り付け座(38)に取り付けたダイヤフラム弁(42)と同じものを取り付けることができるようにしている。
図6(A)に示す第2実施形態のエンジンでは、弁座周壁(40)の下部に上向きに窪んだ凹部(51)を形成し、後段ブリーザ室(39)内を浮上するブローバイガスの一部が、凹部(51)の天井面(52)に衝突するようにしている。
また、凹部(51)の下方に、後段ブリーザ室(38)を横断する立体網目構造のオイル捕捉体(53)を設けている。このオイル捕捉体(53)は円板形に保形したスチールウールで、後段ブリーザ室周壁(31)に取り付けたサークリップ(63)で下から受け止め、弁座周壁(40)の下部に接当させている。
また、絞り孔(54)の入口に立体網目構造の絞り孔用オイル捕捉体(55)を設けている。この絞り孔用オイル捕捉体(55)は、スチールウールで、円環状のプレート(64)にフレーム(65)で取り付けられている。ブローバイガスは、フレーム(65)の両脇から絞り孔用オイル捕捉体(55)に流入し、絞り孔(54)に流入する。
(2) ヘッドカバー
(3) ロッカアームブラケット
(4) ヘッドカバー天井壁
(5) リブ
(6) リブ
(7) リブ間ブリーザ室
(8) 前寄りの底板支持部
(9) 前寄りの底板支持部
(10) 後寄りの底板支持部
(11) 後寄りの底板支持部
(12) 底板
(13) 入口
(14) 前入口
(15) ブリーザ室出口
(16) 前寄りの固定具収容ボス
(16a) 左右周側面
(16b) 前後周側面
(17) 前寄りの固定具
(18) 前入口寄り隙間
(19) 前入口寄り隙間
(20) 下流隙間
(21) 下流隙間
(22) 後入口
(23) 後寄りの固定具収容ボス
(23a) 左右周側面
(23b) 前後周側面
(24) 後寄りの固定具
(25) 後入口寄り隙間
(26) 後入口寄り隙間
(27) 下流隙間
(28) 下流隙間
(29) 出口周壁
(30) 取り付け座
(31) 後段ブリーザ室周壁
(32) 予備弁座周壁
(33) 予備弁座
(34) 予備弁口
(35) 予備ブリーザ通路出口
(36) 予備ブリーザ通路
(37) プラグ
(38) 弁取り付け座
(39) 後段ブリーザ室
(40) 弁座周壁
(41) 弁座
(42) ダイヤフラム弁
(43) ブリーザ通路周壁
(44) ブリーザ通路出口
(45) 弁口
(46) ブリーザ通路
(47) 排気管
(48) 過給機
(49) 吸気入口
(50) ブリーザパイプ
(51) 凹部
(52) 天井面
(53) オイル捕捉体
(54) 絞り孔
(55) 絞り孔用オイル捕捉体
(56) 予備ブリーザ通路周壁
Claims (12)
- シリンダヘッド(1)の上部にヘッドカバー(2)を取り付け、ヘッドカバー(2)内にロッカアームブラケット(3)(3)を収容し、ヘッドカバー天井壁(4)の下面に一対のリブ(5)(6)を設け、ヘッドカバー(2)の長手方向を前後方向、前後方向の任意の一方を前、ヘッドカバー(2)の幅方向を左右方向として、上記各リブ(5)(6)をヘッドカバー天上壁(4)の前後方向に沿って長く形成し、両リブ(5)(6)を左右に離し、両リブ(5)(6)間をリブ間ブリーザ室(7)とし、ヘッドカバー天井壁(4)から各リブ(5)(6)に沿って前寄りの底板支持部(8)(9)と後寄りの底板支持部(10)(11)とを下向きに突出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)を各リブ(5)(6)からリブ間ブリーザ室(7)内に膨出させ、この各底板支持部(8)(9)(10)(11)にリブ間ブリーザ室(7)の底板(12)を支持させ、ヘッドカバー天井壁(4)と上記底板(12)の端部との間にリブ間ブリーザ室(7)の入口(13)を形成した、エンジンにおいて、
リブ間ブリーザ室(7)の入口(13)として、少なくともリブ間ブリーザ室(7)の前端に前入口(14)を設け、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)とその後方に位置するブリーザ室出口(15)との間に前寄りの固定具収容ボス(16)を配置し、この前寄りの固定具収容ボス(16)をリブ間ブリーザ室(7)の左右方向中央部でヘッドカバー天井壁(4)の下面から下向きに突出させ、この前寄りの固定具収容ボス(16)内にロッカアームブラケット(3)を固定する前寄りの固定具(17)の少なくとも一部を収容し、リブ間ブリーザ室(7)の前入口(14)から流入したブローバイガスが、前寄りの固定具収容ボス(16)と前寄りの各底板支持部(8)(9)との間に位置する前入口寄り隙間(18)(19)を通過するよう構成するに当たり、
前寄りの各底板支持部(8)(9)をいずれも前寄りの固定具収容ボス(16)の斜め前に配置し、
前記ブリーザ室出口(15)を内設した出口周壁(29)をヘッドカバー天井壁(4)に設け、この出口周壁(29)の上面に取り付け座(30)を設け、この取り付け座(30)に後段ブリーザ室周壁(31)とダイヤフラム弁のいずれをも取り付けられるようにし、ブリーザ室出口(15)内に予備弁座周壁(32)を設け、この予備弁座周壁(32)の上面に予備弁座(33)を形成し、この予備弁座(33)は、取り付け座(30)にダイヤフラム弁の周縁部を取り付けた場合に、このダイヤフラム弁の弁面を着座させることができるようにし、予備弁座周壁(32)とリブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)との間に予備ブリーザ通路周壁(56)を架設し、リブ間ブリーザ室(7)の出口周壁(29)に予備ブリーザ通路出口(35)を設け、予備ブリーザ通路周壁(56)内に予備弁座(33)の予備弁口(34)から予備ブリーザ通路出口(35)に至る予備ブリーザ通路(36)を設け、予備ブリーザ通路出口(35)を着脱自在のプラグ(37)で封止することができるようにし、
予備ブリーザ通路出口(35)を着脱自在のプラグ(37)で封止し、
上記取り付け座(30)に後段ブリーザ室周壁(31)を着脱自在に取り付け、この後段ブリーザ室周壁(31)の上面に弁取り付け座(38)を設け、後段ブリーザ室周壁(31)に囲まれた後段ブリーザ室(39)に弁座周壁(40)を配置し、この弁座周壁(40)の上面に弁座(41)を設け、弁取り付け座(38)にダイヤフラム弁(42)の周縁部を取り付け、このダイヤフラム弁(42)の弁面を弁座(41)に着座させ、弁座周壁(40)と後段ブリーザ室周壁(31)との間にブリーザ通路周壁(43)を架設し、後段ブリーザ室周壁(31)にブリーザ通路出口(44)を設け、ブリーザ通路周壁(43)内に弁座(41)の弁口(45)からブリーザ通路出口(44)に至るブリーザ通路(46)を設けることにより、
リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、後段ブリーザ室(39)内で、弁座周壁(40)とブリーザ通路周壁(43)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁(42)の弁面と弁座(41)との間を通過し、ブリーザ通路(46)を通過するようにし、
出口周壁(29)の取り付け座(30)に、後段ブリーザ室周壁(31)の代わりにダイヤフラム弁を取り付け、予備ブリーザ通路出口(35)のプラグ(37)を取り外した場合には、リブ間ブリーザ室(7)から流出したブローバイガスが、リブ間ブリーザ室(7)のブリーザ室出口(15)で、予備弁座周壁(32)と予備ブリーザ通路周壁(56)の周囲を浮上し、開弁したダイヤフラム弁の弁面と予備弁座(33)との間を通過し、予備ブリーザ通路(36)を通過するようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1に記載したエンジンにおいて、
ブリーザ通路(46)をブリーザ通路出口(44)に向けて下り傾斜させた、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1または請求項2に記載したエンジンにおいて、
排気管(47)の上部に過給機(48)を配置し、この過給機(48)の吸気入口(49)にブリーザパイプ(50)を介してブリーザ通路出口(44)を連通させるに当たり、
後段ブリーザ室周壁(31)をヘッドカバー天井壁(4)から上向きに突出させ、ブリーザパイプ(50)をブリーザ通路出口(44)から過給機(48)の吸気入口(49)に向けて下り傾斜させた、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンにおいて、
弁座周壁(40)の下部に上向きに窪んだ凹部(51)を形成し、後段ブリーザ室(39)内を浮上するブローバイガスの一部が、凹部(51)の天井面(52)に衝突するようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項4に記載したエンジンにおいて、
凹部(51)の下方に、後段ブリーザ室(38)を横断する立体網目構造のオイル捕捉体(53)を設けた、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンにおいて、
弁座周壁(40)の下部に上向きに窪んだ凹部(51)を形成し、凹部(51)の下方に絞り孔(54)を設け、後段ブリーザ室(39)内を通過するブローバイガスが絞り孔(54)で絞られて凹部(51)の天井面(52)に衝突するようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項6に記載したエンジンにおいて、
絞り孔(54)の入口に立体網目構造の絞り孔用オイル捕捉体(55)を設けた、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載したエンジンにおいて、
各前入口寄り隙間(18)(19)の最小幅寸法が、その後方で、前寄りの固定具収容ボス(16)と各リブ(5)(6)との間に位置する下流隙間(20)(21)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載したエンジンにおいて、
前寄りの固定具収容ボス(16)の左右周側面(16a)を前後周側面(16b)よりもボス中心寄りに退かせた、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載したエンジンにおいて、
リブ間ブリーザ室(7)の入口(13)として、前入口(14)の他に、リブ間ブリーザ室(7)の後端に後入口(22)を設け、
リブ間ブリーザ室(7)の後入口(22)とこの前方に位置するブリーザ室出口(15)との間に後寄りの固定具収容ボス(23)を配置し、この後寄りの固定具収容ボス(23)をリブ間ブリーザ室(7)の左右方向中央部でヘッドカバー天井壁(4)の下面から下向きに突出させ、この後寄りの固定具収容ボス(23)内にロッカアームブラケット(3)を固定する後寄りの固定具(24)の少なくとも一部を収容し、リブ間ブリーザ室(7)の後入口(22)から流入したブローバイガスが、後寄りの固定具収容ボス(23)と後寄りの各底板支持部(10)(11)との間に位置する後入口寄り隙間(25)(26)を通過するよう構成するに当たり、
後寄りの各底板支持部(10)(11)をいずれも後寄りの固定具収容ボス(23)の斜め後に配置した、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項10に記載したエンジンにおいて、
各後入口寄り隙間(25)(26)の最小幅寸法が、その前方で、後寄りの固定具収容ボス(23)と各リブ(5)(6)との間に位置する下流隙間(27)(28)の最小幅寸法の70%以上で200%以下となるようにした、ことを特徴とするエンジン。 - 請求項10または請求項11に記載したエンジンにおいて、
後寄りの固定具収容ボス(23)の左右周側面(23a)を前後周側面(23b)よりもボス中心寄りに退かせた、ことを特徴とするエンジン。
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