JP4763934B2 - 三次元メッシュ生成方法、回転機の磁界解析方法、三次元メッシュ生成装置、回転機の磁界解析装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有限要素法を用いた電磁界の解析を行うために、スキューを有する回転機を空間部を含めて表現する三次元メッシュを生成する方法、その実施に用いる三次元メッシュ生成装置、コンピュータを該三次元メッシュ生成装置として実現するためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体、並びに前記三次元メッシュを用いて回転機の磁界を解析する方法、その実施に用いる磁界解析装置、コンピュータを該磁界解析装置として実現するためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転機は、様々な機器に組み込まれて使用される重要な部品であり、高性能化のための改良が繰り返されている。新たな回転機の設計を支援するために、有限要素法を用いて、回転機の形状を変更して性能を数値解析することが一般的に行われている。
【0003】
有限要素法は、解析対象を複数の多面体要素の組み合わせで表現し、数値計算を行う方法であり、立体物の構造解析に広く用いられている。回転機の数値解析に有限要素法を用いる場合は、固定子と回転子との間の磁界を解析するために、固定子および回転子に加えて、固定子と回転子との間の空間部をも複数の多面体要素の組み合わせで表現した三次元メッシュを生成する必要がある。また、回転子を回転させつつ磁界解析を行うため、回転運動を考慮した三次元メッシュ生成が必要となる。
【0004】
従来は、以下のごとく回転機の三次元メッシュを生成していた。回転機の空間部中に円筒面状の境界面を設定し、回転軸に垂直な二次元平面上で、境界面を境にして空間部を含む固定子側の空間および回転子側の空間の夫々を、複数の多角形の組み合わせで表現して二次元メッシュを生成する。このとき、固定子側および回転子側の二次元メッシュは、境界面に接する部分は回転方向に等分割され、境界面にて互いに合致すべく構成される。次に、生成した二次元メッシュを回転軸方向へ積み上げ、空間部を含む回転機を表現する三次元メッシュを生成する。境界面を境にして回転子側の三次元メッシュを固定子側に対して1要素分ずらすことにより回転子の回転が可能となり、回転子を回転させつつ回転機の磁場解析を行うことができる。
【0005】
また、特開2001−155055公報においては、夫々独立に固定子側および回転子側の三次元メッシュを生成し、互いの間にギャップ部を設け、ギャップ部を自動要素分割法により多面体で充填してギャップ部の三次元メッシュを生成して、回転機の三次元メッシュを生成する方法が開示されている。この方法で生成された三次元メッシュを用いる場合は、回転子を回転させる都度ギャップ部の三次元メッシュを生成し直すことにより、回転子を回転させながらの回転機の磁場解析を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
回転機が有する問題の一つに、回転子に回転力を発生させる磁束の大きさが固定子と回転子との位置関係によって変化するために生じるトルクむらがあり、回転機の振動および騒音の原因となる。このトルクむらを減らすために、固定子または回転子が回転軸方向へねじれた構造であるスキューを有する回転機が用いられている。しかし、スキューを有する回転機を有限要素法を用いて数値解析するためには、回転機の形状が回転軸に垂直な面に対して対称な形状ではないため、回転軸に垂直な平面上で生成した二次元メッシュを回転軸方向へ積み上げる従来の三次元メッシュ生成方法が使えないという問題があった。
【0007】
また、特開2001−155055公報に開示された方法では、固定子側および回転子側の三次元メッシュを夫々独立に生成するため、スキューを有する回転機の三次元メッシュを生成することも可能であるが、回転の都度三次元メッシュを生成し直す必要があるために、解析の計算に長い時間が掛かるという問題があり、また、回転の都度生成し直される三次元メッシュが規則的でないために、三次元メッシュに回転方向への周期性を持たせるための処理が別途必要になるという問題があった。
【0008】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、回転子と固定子との間にギャップ部を設け、回転軸に垂直な二次元平面上で、ギャップ部を挟んだ両側を等分割して固定子側と回転子側との二次元メッシュを生成し、ねじりながら積み上げてスキューを有する初期三次元メッシュを生成し、初期三次元メッシュの固定子側と回転子側との間に、固定子側または回転子側の表面メッシュを投影した境界面を形成し、境界面と固定子側および回転子側の表面メッシュとの間を、境界面及び夫々の表面メッシュを構成する多角形の夫々を含む複数の多面体で充填することにより、スキューを有する回転機の三次元メッシュを生成することができる三次元メッシュ生成方法、その実施に用いる三次元メッシュ生成装置、コンピュータを該三次元メッシュ生成装置として実現するためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体、並びに、前記境界面を境にして回転子側の三次元メッシュを回転させることにより、短い計算時間で回転機の磁界を解析する方法、その実施に用いる磁界解析装置、コンピュータを該磁界解析装置として実現するためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体を提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的とするところは、固定子側および回転子側の表面メッシュを構成する面要素と、境界面を構成する面要素とを対応させ、対応する面要素の間を多面体で充填して三次元メッシュを生成することにより、別途の処理を必要とせずに、三次元メッシュに回転方向への周期性を持たせることができる三次元メッシュ生成方法、その実施に用いる三次元メッシュ生成装置、コンピュータを該三次元メッシュ生成装置として実現するためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る三次元メッシュ生成方法は、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを、演算部及び記憶部を備えるコンピュータによって生成する方法において、前記空間部の中に前記回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分を前記ねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを、記憶部に記憶するステップと、演算部で、記憶した前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面を構成する夫々の四角形要素に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
本発明に係る回転機の磁界解析方法は、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析をコンピュータによって行う方法において、コンピュータで、本発明に係る三次元メッシュ生成方法を用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶し、コンピュータで、記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶し、コンピュータで、記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行うことを特徴とする。
【0015】
本発明に係る三次元メッシュ生成装置は、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成する装置において、前記空間部の中に前記回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分を前記ねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを、記憶部に記憶する手段と、前記円筒状ギャップ部の内部に、前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを同心状に投影することにより、境界面を形成する手段と、前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割する手段と、前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続する手段と、前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填する手段とを備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係る回転機の磁界解析装置は、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行う装置において、本発明に係る三次元メッシュ生成装置を用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成する手段と、前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成する手段と、前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成させるコンピュータプログラムにおいて、固定子と回転子との間の空間部の中に回転子の回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分をねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを記憶するコンピュータに、前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶する手順とを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0018】
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行わせるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、本発明に係るコンピュータプログラムを用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手順とを含む処理を実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、コンピュータに、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成させるコンピュータプログラムが記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、固定子と回転子との間の空間部の中に回転子の回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分をねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを記憶するコンピュータに、前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシュを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶する手順とを含む処理を実行させるコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、コンピュータに、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行わせるコンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、コンピュータに、本発明に係るコンピュータプログラムを用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶する手順と、記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手順とを含む処理を実行させるコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
【0021】
図1は、本発明による三次元メッシュ生成方法の手順を示す説明図である。本発明においては、図1(a)に示すごとき回転軸に垂直な二次元平面上で、回転子と固定子との間に環状ギャップ部G1を設け、環状ギャップ部G1を挟んだ両側を等分割して、図1(b)に示すごとき固定子側と回転子側との二次元メッシュを生成する。次に、図1(c)に示すごとく、スキューの構造に合わせて固定子側と回転子側とを相対的に回転した二次元メッシュを回転軸方向へつなぎ合わせ、スキューを有する初期三次元メッシュを生成する。次に、図1(d)に示すごとく、円筒状ギャップ部G2を挟んで対向する固定子側メッシュ面ST又は回転子側メッシュ面RTのいずれかが円筒状ギャップ部の中に投影された境界面SLを形成する。次に、境界面SL、固定子側メッシュ面STおよび回転子側メッシュ面RTを構成する夫々の面要素を一面に備える多面体を含む複数の多面体にて円筒状ギャップ部G2を充填して、図1(e)に示すごとき三次元メッシュを生成する。三次元メッシュの固定子側および回転子側は、境界面で互いに接触する部分が、回転方向に互いに均等な大きさの要素にて構成されているため、スキューを有する回転機を表現する三次元メッシュについても、境界面を境にして要素をずらすことにより回転子側の回転を可能にする。
【0022】
本発明においては、二次元メッシュを四角形で構成し、二次元メッシュ内で対応する節点同士を接続して初期三次元メッシュを生成することにより、初期三次元メッシュの各要素は六面体となる。有限要素法では、四面体要素を用いるよりも六面体要素を用いた方が計算精度が向上するため、この方法により、計算精度が良い三次元メッシュを生成することができる。
【0023】
本発明においては、固定子側メッシュ面STおよび回転子側メッシュ面RTを構成する夫々の面要素と、境界面SLを構成する面要素とを対応させ、対応させた面要素同士の間を、一つの四角錘と四つの四面体とで充填する。これにより、追加の処理を必要とすることなく三次元メッシュは回転方向に対して周期的となる。
【0024】
本発明においては、固定子側部分と回転子側部分との間に円筒状ギャップ部を備えた初期三次元メッシュの入力を受け付け、円筒状ギャップ部G2を挟んで対向する固定子側メッシュ面ST又は回転子側メッシュ面RTのいずれかを円筒状ギャップ部G2の中に投影した境界面SLを形成し、固定子側メッシュ面STおよび回転子側メッシュ面RTを構成する夫々の面要素と、境界面SLを構成する面要素とを対応させ、対応させた面要素同士の間を、一つの四角錘と四つの四面体と多面体にて充填する。これにより、スキューを有する回転機を表現する三次元メッシュについても、境界面を境にして要素をずらすことにより回転子側の回転を可能にし、また、回転方向への周期性を備えて、計算精度が良い三次元メッシュを生成することができる。
【0025】
本発明においては、生成された三次元メッシュを用いて有限要素法による回転機の磁界解析を行うため、計算時間を短くして精度の良い磁界解析を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図2は、本発明に係る三次元メッシュ生成装置を示すブロック図である。図中1は、コンピュータを用いてなる本発明に係る三次元メッシュ生成装置であり、演算を行うCPU11と、RAM12と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置13と、ハードディスク等の内部記憶装置14とを備えており、本発明に係るCD−ROM等の記録媒体2から本発明に係るコンピュータプログラム20を外部記憶装置13にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラム20を内部記憶装置14に記憶し、RAM12にコンピュータプログラム20をロードし、CPU11はコンピュータプログラム20に基づいて三次元メッシュ生成装置1に必要な処理を実行する。三次元メッシュ生成装置1は、キーボード又はマウス等の入力装置15と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置16とを備えており、データの入力を初めとするオペレータからの操作を受け付ける構成となっている。
【0027】
また、三次元メッシュ生成装置1は、通信インタフェース17を備え、通信インタフェース17に接続しているサーバ装置3から本発明に係るコンピュータプログラム20をダウンロードし、CPU11にて処理を実行する形態であってもよい。
【0028】
図3は、スキューを有する回転機の構造の例を示す部分切断斜視図である。回転機の中心には永久磁石を有する回転子が位置し、回転子の回りに電磁石を用いた固定子が位置しており、回転子にはスキューが設けられている。回転子全体が影響を受ける磁界の回転に対する変動が、スキューを設けることによって小さくなり、回転機のトルク変動が小さくなる。
【0029】
以下に、図3に示す回転機を表現する三次元メッシュの生成を例として、本発明の三次元メッシュ生成方法を説明する。
まず、CAD装置等を用いたオペレータの操作により、二次元メッシュが生成される。図4は、二次元メッシュの例を示す模式図であり、図中には全体の4分の1を示す。オペレータの操作により、図4(a)に示すごとき回転機の断面を表す断面形状モデルがCAD装置等を用いて作成され、回転子と固定子との間に環状ギャップ部G1が設けられ、図4(b)に示すごとく、環状ギャップ部G1以外の部分を複数の四角形で分割して二次元メッシュが生成する。このとき、環状ギャップ部G1を挟んで対向する回転子側及び固定子側の部分は、互いに同じ数で分割する。なお、二次元メッシュを構成する多角形は四角形であるとしたが、三角形で分割することとしてもよい。
【0030】
次に、オペレータの操作により、生成された二次元メッシュが回転軸方向へつなぎ合わされて初期三次元メッシュが生成される。図5は、初期三次元メッシュが生成される過程を説明する模式図である。まず、図5(a)に示すごとき二次元メッシュが、回転軸方向へ一層積み重なり、図5(b)に示すごとく、スキューの構造に合わせて二次元メッシュの回転子側が回転される。図中には、最初の二次元メッシュをM1、積み重なった二次元メッシュをM2と示す。次に、二次元メッシュ内で対応する節点同士が、積み重なった二次元メッシュ間で直線で接続され、初期三次元メッシュが一層生成される。更に、図5(c)に示すごとく、次の二次元メッシュM3が積み重なって回転子側が回転し、回転機の構造を表現する初期三次元メッシュが完成するまで同様の操作が続けられる。図6は、初期三次元メッシュの一部分を示す斜視図である。固定子側は、回転軸に平行に二次元メッシュが積み重なって初期三次元メッシュが生成され、回転子側は、スキューの構造に従ってねじれた構造を有する初期三次元メッシュが生成されている。固定子側と回転子側との間には、環状ギャップ部G1が積み重なることにより円筒状ギャップ部G2が生成されている。
【0031】
次に、三次元メッシュ生成装置1を用いた処理により、三次元メッシュが生成される。図7は、三次元メッシュ生成装置1の処理の流れを説明するフローチャートである。三次元メッシュ生成装置1は、まず、オペレータの操作による、回転機の構造を表現する初期三次元メッシュの入力を受け付ける(S1)。
【0032】
次に、三次元メッシュ生成装置1は、円筒状ギャップ部G2の内部に境界面を生成する(S2)。図8は、ステップS2の境界面生成のサブルーチンの手順を説明するフローチャートであり、図9は、境界面を示す模式図である。三次元メッシュ生成装置1は、まず、図9(a)に示すごとく、回転子側の初期三次元メッシュの、円筒状ギャップ部G2に面している回転子側メッシュ面RTを、円筒状ギャップ部G2の内部に投影し(S21)、境界面SLを生成する。なお、このときに回転子側メッシュ面RTではなく、円筒状ギャップ部G2を挟んで回転子側メッシュ面RTに対向している固定子側メッシュ面STを投影しても良く、また、円筒面状の境界面SLをまず設定し、設定した境界面SLへ固定子側メッシュ面ST又は回転子側メッシュ面RTのメッシュを投影して境界面SLを生成しても良い。
【0033】
次に、三次元メッシュ生成装置1は、図9(b)に示すごとく、境界面SLを構成する四角形の面要素の夫々を、境界面SLが固定子側メッシュ面ST又は回転子側メッシュ面RTに対してねじれている方向へ並んだ二つの三角形の面要素に分割して、境界面SLを三角形要素の組み合わせで構成し(S22)、境界面生成のサブルーチンを終了してメインの処理へ戻る。
【0034】
次に、三次元メッシュ生成装置1は、円筒状ギャップ部G2を複数の多面体で充填して、三次元メッシュを完成させる(S3)。図10は、ステップS3の三次元メッシュ完成のサブルーチンの手順を説明するフローチャートである。三次元メッシュ生成装置1は、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTを構成する夫々の節点と、最短距離に存在する境界面SL上の節点とを直線で結び(S31)、直線で結ばれた、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTを構成する四角形の面要素の夫々と、境界面SLを構成する二つの三角形の面要素とを対応させる(S32)。
【0035】
図11は、面要素同士の対応の例を説明する模式図であり、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTの一部を二点鎖線、境界面SLの一部を実線、節点同士を結ぶ直線を破線にて示す。回転子側メッシュ面RTの節点と境界面SLの節点とは、最短距離の節点同士が直線で結ばれ、回転子側メッシュ面RTを構成する四角形の面要素A,B,Cは、境界面SLを構成する三角形の面要素の組み合わせa1及びa2,b1及びb2,c1及びc2に夫々対応する。また、固定子側メッシュ面STの節点と境界面SLの節点とは、最短距離の節点同士が直線で結ばれ、固定子側メッシュ面STを構成する四角形の面要素D,E,Fは、境界面SLを構成する三角形の面要素の組み合わせd1及びd2,e1及びb2,c1及びc2に夫々対応する。
【0036】
次に、三次元メッシュ生成装置1は、対応させた一つの四角形の面要素と二つの三角形の面要素との間で、四角形の面要素を底面とする四角錘要素を生成し(S33)、二つの三角形の面要素の夫々を一面とする二つの四面体を含む四つの四面体要素を生成して(S34)、対応させた一つの四角形の面要素と二つの三角形の面要素との間を一つの四角錘要素と四つの四面体要素とで充填する。
【0037】
図12は、生成される四角形要素および四面体要素の例を示す斜視図である。図11に示す面要素Aと面要素a1及びa2との間では、図12(a)に示すごとく、面要素Aである四角形adheを底面とした四角錘要素adheg、面要素a1である三角形fgcを一面として含む四面体要素fgca、及び面要素a2である三角形fbcを一面として含む四面体要素fbcaが生成され、更に、四面体要素acdg及び四面体要素aefgが生成される。図11に示す面要素Dと面要素d1及びd2との間では、図12(b)に示すごとく、面要素Dである四角形cbfgを底面とした四角錘要素cbfga、面要素d1である三角形hdeを一面として含む四面体要素hdeg、及び面要素d2である三角形deaを一面として含む四面体要素deagが生成され、更に、四面体要素egfa及び四面体要素acdgが生成される。図11に示す面要素Eと面要素e1及びb2との間では、図12(c)に示すごとく、面要素Eである四角形cbfgを底面とした四角錘要素cbfge、面要素e1である三角形aheを一面として含む四面体要素ahec、及び面要素b2である三角形dhaを一面として含む四面体要素dhacが生成され、更に、四面体要素abce及び四面体要素ehgcが生成される。
【0038】
回転方向に周期的に充填することにより、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTと境界面SLとの間が複数の多面体の組み合わせで表現され、円筒状ギャップ部G2を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせで表現する三次元メッシュが完成する。図13は、固定子側メッシュ面STと境界面SLとの間の三次元メッシュを示した斜視図であり、図13(a)は境界面SL側から、図13(b)は固定子側メッシュ面ST側からそれぞれ示している。図14は、回転子側メッシュ面RTと境界面SLとの間の三次元メッシュを示した斜視図であり、図14(a)は回転子側メッシュ面RT側から、図14(b)は境界面SL側からそれぞれ示している。円筒状ギャップ部G2が、回転方向に周期的に、複数の多面体にて充填されている。図15は、完成した三次元メッシュの一部を示す斜視図である。円筒状ギャップ部G2を含む全ての部分が複数の多面体の組み合わせにて表現され、固定子側と回転子側との三次元メッシュが、境界面SLにて互いに合致している。
三次元メッシュ生成装置1は、三次元メッシュ完成のサブルーチンを終了してメインの処理へ戻り、三次元メッシュ生成の処理を終了する。
【0039】
本発明に係る三次元メッシュ生成装置1を用いて、以上の手順によりスキューを有する回転機の三次元メッシュが生成される。二次元メッシュをねじりながら積み重ねて初期三次元メッシュを生成し、固定子側と回転子側との間に境界面SLを生成し、境界面SLを構成する面要素の夫々を含んだ多面体にて、固定子側と回転子側との間を充填して三次元メッシュを生成することにより、境界面SLを境にして固定子側が回転可能な三次元メッシュをスキューを有する回転機について生成することができる。また、二次元メッシュを四角形で構成した場合、円筒状ギャップ部G2以外の部分は、六面体要素にて構成されるため、全てを四面体要素にて構成する場合に比べて、三次元メッシュを用いて行われる計算の精度を向上させることができる。また、円筒状ギャップ部G2の部分を、回転方向に周期的に複数の多面体にて充填するため、自動要素分割を用いる場合に必要であった特別な処理を必要とすることなく、三次元メッシュに周期性を持たせることができる。
【0040】
本実施の形態においては、まず二次元メッシュを生成し、生成した二次元メッシュをねじりながら積み重ねて初期三次元メッシュを生成し、生成した初期三次元メッシュを三次元メッシュ生成装置1へ入力して三次元メッシュを生成する方法を示したが、直接に初期三次元メッシュを生成して三次元メッシュ生成装置1へ入力してもよい。この場合に入力される初期三次元メッシュは、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTが、回転軸方向には回転軸に垂直に互いに同じ長さで分割され、回転軸回りの方向には互いに同じ数で等分割されていればよく、固定子側メッシュ面ST及び回転子側メッシュ面RTを含む部分以外の部分は、固定子側と回転子側とで回転軸方向の多面体の数または長さが互いに異なるなど、より不規則な多面体の組み合わせであってもよい。
【0041】
また、本実施の形態においては、回転子が回転軸に対してねじれた構造を有する回転機に関して三次元メッシュを生成する場合を説明したが、これに限るものではなく、本発明を用いることにより、固定子が回転軸に対してねじれた構造を有する回転機に関しても、同様に三次元メッシュを生成することができる。また、回転子が固定子の内側に位置する回転機について説明したが、回転子が固定子の外側に位置する回転機についても、同様に三次元メッシュを生成することができる。更に、スキューの構造を持たない回転機についても、本発明を用いて同様に三次元メッシュを生成することができる。
【0042】
次に、本発明の回転機の磁界解析方法の手順を説明する。図16は、本発明に係る回転機の磁界解析装置を示すブロック図である。図中4は、コンピュータを用いてなる本発明に係る回転機の磁界解析装置であり、演算を行うCPU41と、RAM42と、CD−ROMドライブ等の外部記憶装置43と、ハードディスク等の内部記憶装置44とを備えており、本発明に係るCD−ROM等の記録媒体5から本発明に係るコンピュータプログラム50を外部記憶装置43にて読み取り、読み取ったコンピュータプログラム50を内部記憶装置44に記憶し、RAM42にコンピュータプログラム50をロードし、CPU41はコンピュータプログラム50に基づいて回転機の磁界解析装置4に必要な処理を実行する。回転機の磁界解析装置4は、キーボード又はマウス等の入力装置45と、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の出力装置46とを備えており、データの入力を初めとするオペレータからの操作を受け付ける構成となっている。
【0043】
また、回転機の磁界解析装置4は、通信インタフェース47を備え、通信インタフェース47に接続しているサーバ装置3から本発明に係るコンピュータプログラム50をダウンロードし、CPU41にて処理を実行する形態であってもよい。
【0044】
図17は、本発明に係る回転機の磁界解析装置4の処理の流れを示すフローチャートである。回転機の磁界解析装置4は、前述の三次元メッシュ生成方法を用いて解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成し(S100)、生成した三次元メッシュにて、境界面SLを境にして回転子側を固定子側に対して1要素分ずらすことにより、回転子側を1ステップ回転させる(S200)。次に、回転子側と固定子側とを境界面SLにて結合し(S300)、有限要素法を用いて回転機の磁界解析を行う(S400)。次に、オペレータから計算終了の指示を受け付けるなどして、計算を続行するか否かの判定を行い(S500)、続行する場合はステップS200へ戻って回転子側を更に1ステップ回転させ、続行しない場合は、処理を終了させる。
【0045】
図18は、回転を行う三次元メッシュの一部を示す斜視図である。図18(a)に示すごとき最初の状態から、境界面SLを境にして、回転子側は固定子側に対して回転方向へ1要素分ずれて、図18(b)に示すごとく回転子側が1ステップ回転する。更に回転する場合は、更に1要素分ずれて、図18(c)に示すごとく1ステップ回転する。
【0046】
以上の如くにして解析を行うことにより、スキューを有する回転機の磁界解析を行うことができる。境界面SLを境にして回転子側を回転させて解析するため、回転子側を回転させる都度自動要素分割法により三次元メッシュを生成する方法に比べて、計算時間が短くなり、また、三次元メッシュが規則的なため、自動要素分割法により生成される不規則な三次元メッシュを利用する方法に比べて、精度の良い計算を行うことができる。
【0047】
本実施の形態においては、回転機の磁界解析装置4が三次元メッシュを生成する手段を備える形態を示したが、この形態に限るものではなく、回転機の磁界解析装置4は三次元メッシュを生成する手段を備えずに、三次元メッシュ生成装置1にて生成された三次元メッシュが回転機の磁界解析装置4へ入力され、回転機の磁界解析装置4は入力された三次元メッシュを用いて回転機の磁界解析を行う形態としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明においては、固定子側および回転子側の三次元メッシュの境界面で互いに接触する部分が、回転方向に互いに均等な大きさの要素にて構成されるため、境界面を境にして要素をずらすことにより回転子側の回転を可能にする三次元メッシュが、スキューを有する回転機についても生成することができる。
【0049】
本発明においては、初期三次元メッシュの各要素は六面体となり、有限要素法では、四面体要素を用いるよりも六面体要素を用いた方が計算精度が向上するため、計算精度が良い三次元メッシュを生成することができる。
【0050】
本発明においては、固定子側メッシュ面および回転子側メッシュ面を構成する夫々の面要素と、境界面を構成する面要素とを対応させ、対応させた面要素同士の間を、一つの四角錘と四つの四面体とで充填することにより、追加の処理を必要とすることなく三次元メッシュは回転方向に対して周期的となる。
【0051】
本発明においては、スキューを有する回転機を表現する三次元メッシュについても、境界面を境にして要素をずらすことにより回転子側の回転を可能にし、また、回転方向への周期性を備えて、計算精度が良い三次元メッシュを生成することができる。
【0052】
本発明においては、生成された三次元メッシュを用いて有限要素法による回転機の磁界解析を行うため、計算時間を短くして精度の良い磁界解析を行うことができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明による三次元メッシュ生成方法の手順を示す説明図である。
【図2】本発明に係る三次元メッシュ生成装置を示すブロック図である。
【図3】スキューを有する回転機の構造の例を示す部分切断斜視図である。
【図4】二次元メッシュの例を示す模式図である。
【図5】初期三次元メッシュが生成される過程を説明する模式図である。
【図6】初期三次元メッシュの一部分を示す斜視図である。
【図7】三次元メッシュ生成装置の処理の流れを説明するフローチャートである。
【図8】ステップS2の境界面生成のサブルーチンの手順を説明するフローチャートである。
【図9】境界面を示す模式図である。
【図10】ステップS3の三次元メッシュ完成のサブルーチンの手順を説明するフローチャートである。
【図11】面要素同士の対応の例を説明する模式図である。
【図12】生成される四角形要素および四面体要素の例を示す斜視図である。
【図13】固定子側メッシュ面と境界面との間の三次元メッシュを示した斜視図である。
【図14】回転子側メッシュ面と境界面との間の三次元メッシュを示した斜視図である。
【図15】完成した三次元メッシュの一部を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る回転機の磁界解析装置を示すブロック図である。
【図17】本発明に係る回転機の磁界解析装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】回転を行う三次元メッシュの一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 三次元メッシュ生成装置
4 回転機の磁界解析装置
2、5 記録媒体
20、50 コンピュータプログラム
G1 環状ギャップ部
G2 円筒状ギャップ部
SL 境界面
ST 固定子側メッシュ面
RT 回転子側メッシュ面
Claims (8)
- 固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを、演算部及び記憶部を備えるコンピュータによって生成する方法において、
前記空間部の中に前記回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分を前記ねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを、記憶部に記憶するステップと、
演算部で、記憶した前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、
演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面を構成する夫々の四角形要素に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、
演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶部に記憶するステップと、
演算部で、記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶部に記憶するステップとを含むことを特徴とする三次元メッシュ生成方法。 - 固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析をコンピュータによって行う方法において、
コンピュータで、請求項1に記載の三次元メッシュ生成方法を用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶し、
コンピュータで、記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶し、
コンピュータで、記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行うことを特徴とする回転機の磁界解析方法。 - 固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成する装置において、
前記空間部の中に前記回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分を前記ねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを、記憶部に記憶する手段と、
前記円筒状ギャップ部の内部に、前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを同心状に投影することにより、境界面を形成する手段と、
前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割する手段と、
前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続する手段と、
前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填する手段と
を備えることを特徴とする三次元メッシュ生成装置。 - 固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行う装置において、
請求項3に記載の三次元メッシュ生成装置を用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成する手段と、
前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成する手段と、
前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手段と
を備えることを特徴とする回転機の磁界解析装置。 - コンピュータに、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成させるコンピュータプログラムにおいて、
固定子と回転子との間の空間部の中に回転子の回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分をねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを記憶するコンピュータに、
前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶する手順と
を含む処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行わせるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
請求項5に記載のコンピュータプログラムを用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手順と
を含む処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、固定子又は回転子が回転子の回転軸方向にねじれ構造を有している回転機を固定子と回転子との間の空間部を含めて複数の多面体の組み合わせにて表現する三次元メッシュを生成させるコンピュータプログラムが記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
固定子と回転子との間の空間部の中に回転子の回転軸を中心とする環状ギャップ部を有しており、前記回転軸に垂直な平面上にて前記環状ギャップ部を除いた固定子側部分及び回転子側部分を複数の多角形の組み合わせで表現し、前記環状ギャップ部を挟んだ前記固定子側部分及び前記回転子側部分の対面部分が互いに等しい数で等分割された二次元メッシュを、固定子側部分及び回転子側部分をねじれ構造に合わせて前記回転軸を中心に相対的に回転させて複数個積み重ね、二次元メッシュ内の対応する節点同士を直線で接続して複数の二次元メッシュを前記回転軸方向へつなぎ合わせることにより生成された初期三次元メッシュを記憶するコンピュータに、
前記初期三次元メッシュに含まれる前記環状ギャップ部が積み重なった円筒状ギャップ部を挟んで対向する固定子側メッシュ面又は回転子側メッシュ面のいずれかを、前記円筒状ギャップ部の内部に同心状に投影することにより、境界面を形成し、形成した境界面を含む三次元メッシュを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する夫々の四角形要素を、前記境界面が前記固定子側メッシュ面又は前記回転子側メッシュ面に対して傾いている方向へ並んだ二つの三角形要素に分割し、分割した三角形要素を含む三次元メッシュを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び前記回転子側メッシュ面を構成する節点の夫々を、前記三次元メッシュに含まれる前記境界面を構成する複数の節点のうち最も近い節点と直線で接続し、接続後の三次元メッシュを記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる前記固定子側メッシュ面及び回転子側メッシュ面を構成する面要素と、該面要素に直線で接続された二つの前記三角形要素の組み合わせとの間を、二つの前記三角形要素の夫々を一面として備える二つの四面体を含む四つの四面体、及び前記面要素を底面とする一つの四角錘にて充填し、前記四面体及び前記四角睡を含む三次元メッシュを記憶する手順と
を含む処理を実行させるコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。 - コンピュータに、固定子と回転子との間の空間部を含めて回転機を複数の多面体の組み合わせにて表現した三次元メッシュを用い、有限要素法による回転機の磁界解析を行わせるコンピュータプログラムを記録してあるコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体において、
コンピュータに、
請求項5に記載のコンピュータプログラムを用いて、解析対象の回転機を表現する三次元メッシュを生成して記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュに含まれる回転子側のメッシュを、前記三次元メッシュに含まれる境界面を境にして固定子側のメッシュに対して一要素分ずらすことにより、回転子側のメッシュを回転させた三次元メッシュを生成して記憶する手順と、
記憶した前記三次元メッシュを用いた有限要素法による磁界解析を行う手順と
を含む処理を実行させるコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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