JP4654020B2 - メッシュデータ作成装置,メッシュデータ作成プログラム,同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体及びメッシュデータ作成方法並びに構造解析装置 - Google Patents
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Description
有限要素法は、解析対象の構造物を細かくメッシュ切りしたメッシュデータを用いて構造物の変形や応力を解析する近似解析手法である。したがって、有限要素法による構造解析を行なうために、従来から、例えばCAD(Computer Aided Design)によって作成された解析対象の構造物の設計データに基づいてメッシュデータを作成するツール(ソフトウェア等)を搭載した構造解析装置等がある。
また、図22に示すサーバ筐体Qの場合でも、図17〜図21を参照しながら上述したノートパソコン筐体Pにおける接続方法と同様に、図23(a)に示すごとく、接合箇所(ここでは図22におけるT部分)を拡大表示させて、図23(b)に示す部品Wと図23(c)に示す部品W′との接合箇所(接合部)としてのエッジに該当する節点w,w′をメッシュデータから探し出し、節点w,w′を互いにMPC接続することによって部品W,W′間の接続を行なっている。
したがって、これら膨大な数の接合箇所一つ一つを、図17〜図23を参照しながら上述したようにオペレータが手作業でつなぎ合わせるには、非常に多くの労力と時間が必要になってしまう。
そこで、部品間を接合するねじ(締結ねじ)や溶接部材等の接合部材もメッシュ切りしてメッシュデータに含めることにより、部品間の接合箇所が接合された状態のメッシュデータを自動的に作成することが考えられるが、例えば、ねじをメッシュ切りした場合、ねじ1個あたり2000〜4000個のメッシュ(メッシュ要素)が作成されることになり、接合箇所が100箇所程度もしくは100箇所以上もあるノートパソコン筐体やサーバ筐体では、ねじをメッシュデータに変換することによって、ゆうに20万個以上のメッシュが追加されることになる。
したがって、ねじや溶接部材等の接合部材もメッシュデータに変換することで、部品間の接合箇所が接合された状態のメッシュデータを作成することは現実的ではない。
また、上記目的を達成するために、本発明のメッシュデータ作成方法は、マイクロプロセッサと記憶部とを有するコンピュータによるメッシュデータ作成方法であって、前記マイクロプロセッサが、前記記憶部に保持された、複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、前記マイクロプロセッサが、当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成ステップと、前記マイクロプロセッサが、このメッシュデータ作成ステップにおいて作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出ステップにおいて抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出ステップと、前記マイクロプロセッサが、前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点とを接続する節点接続ステップとを含むことを特徴としている。
〔1〕本発明の一実施形態について
まず、図1に示すブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態としての構造解析装置1の構成について説明する。図1に示すように、本構造解析装置1は、複数の部品がねじ締めや溶接によって相互に接合されて形成される構造物(ここでは、以下、ノートパソコン筐体Pを例にあげて説明する)の変形や応力等の構造解析を行なうものであり、3次元設計データ保持部10,エッジ抽出部11,エッジ情報保持部11a,メッシュデータ作成部12,節点抽出部13,MPC(Multi Point Constraint)接続部(節点接続部)14,つなぎパターン保持部15,構造解析部16,モニタ17,及び表示制御部18をそなえて構成されている。
また、3次元設計データ保持部10,エッジ情報保持部11a及びつなぎパターン保持部15としての記憶部は、例えば、本構造解析装置1として機能するパーソナルコンピュータを構成するRAM(Random Access Memory)やハードディスク等によって実現される。
エッジ抽出部11は、3次元設計データ保持部10に保持された3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、これら2つの部品の接合部に対応する一対のエッジの位置及び形状を抽出するものである。
例えば、図2に示すごとく、穴を有する板状の部品aと、ボスを有する部品bとがねじcによって接合される場合には、部品aの穴の部品bに最も近接する開口部と、部品bのボスの部品aに最も近接する開口部とが接合部に該当する。
また、メッシュデータ作成部12は、相互に接合される2つの部品間の接合部に対応する一対のエッジがそれぞれ8以上の節点を有する多角形になるようにメッシュデータを作成するとともに、部品間を接続するねじ等の接続部材についてはメッシュデータを作成しない。
なお、メッシュデータ作成部12が、接合部に対応するエッジが8以上の節点を有する多角形になるようにメッシュデータを作成するのは、構造物を成す1つの部品が1つの接合部において、異なる2つの部品とそれぞれ接続されるケース(つなぎパターン)があるが、MPC接続部14による2つの部品間の節点の接続は4箇所以上で行なわれることが構造解析の精度上好ましく、逆に、1つの節点を複数の部品における複数の節点と接続することが好ましくないため、1つの部品が1つの接合部において異なる2つの部品とそれぞれ接続されるケースでは最低でも8つの節点が必要となるためである。
このとき、節点抽出部13は、エッジ情報に基づくメッシュデータ上の一定の範囲内から節点を抽出する。つまり、エッジ情報の位置及び形状の情報とメッシュデータ上の節点の位置及び形状が厳密に一致しなくてもエッジ情報に基づく所定の範囲内から一対のエッジに該当する節点を抽出するようになっており、これにより、3次元設計データをメッシュデータに変換した際に誤差が発生した場合でも、その誤差を吸収してメッシュデータから一対のエッジに該当する節点を確実に抽出することができる。
例えば、図4に示す部品a,bのメッシュデータにおいては、節点抽出部13は、一対のエッジに該当する節点として、図5に示すごとく、部品aにおける16個の節点dと部品bにおける20個の節点eとを抽出する。
上述したように、構造解析を精度良くに行なうために、メッシュデータでは相互に接合される2つの部品間が4箇所以上接続されることが好ましく、そのため、MPC接続部14は、節点抽出部13によって抽出された各エッジにおける8以上の節点のうち、少なくとも1つおきに4つ以上の節点を1対1で互いにMPC接続する。なお、少なくとも1つおきに節点を接続するのは、バランス良く2つの部品の節点を接続して構造解析を精度良く行なえるようにするためであるとともに、1つの部品が1つの接合部において異なる2つの部品とそれぞれ接続されるケースでも対応できるようにするためである[例えば、図7(b),図8(b),図10参照]。
なお、つなぎパターン保持部15が保持するつなぎパターンとして、図6(a),(b)〜図8(a),(b)に示すつなぎパターンを例にあげて説明したが、つなぎパターン保持部15に保持されるつなぎパターンは、当然これらに限定されるものではなく、図6(a),(b)〜図8(a),(b)に示すパターンと同様の構成であってもメッシュデータにおける接合部としてのエッジが有する節点の数が異なるパターンや、溶接(例えばスポット溶接)によって2つの部品が接合されるパターン等、種々のつなぎパターンが保持されている。このように、つなぎパターン保持部15に保持される、つなぎのアルゴリズムとしてのつなぎパターンを充実させることにより、MPC接続部14による節点の接続を迅速に効率良く行なうことができる。
この図10に示すように、MPC接続部14は、異なる2つの部品と接続されるエッジYの8つの節点のうち、1つ置きに節点y1,y2,y3,y4を選び、節点y1をエッジXの節点x1と接続し、節点y2をエッジXの節点x2と接続し、節点y3をエッジXの節点x3と接続し、節点y4をエッジXの節点x4と接続することにより、エッジYとエッジXとを接続する一方、エッジXに対する節点とは異なる節点y5,y6,y7,y8については、節点y5をエッジZの節点z1と接続し、節点y6をエッジZの節点z2と接続し、節点y7をエッジZの節点z3と接続し、節点y8をエッジZの節点z4と接続することにより、エッジYとエッジZとを接続する。
また、本構造解析装置1は、表示部としてのモニタ17と、このモニタ17における表示を制御する表示制御部18とをそなえており、表示制御部18は、モニタ17に3次元設計データを表示させる際、締結ねじや溶接部を強調表示(ハイライト表示)させたり、あるいは、図11に示すごとく、ノートパソコン筐体Pにおいて、エッジ抽出部11によって抽出された一対のエッジを強調表示(ここでは黒塗りの円で表示)させたり、もしくは、モニタ17にメッシュデータを表示させる際、節点抽出部13によって抽出された節点を強調表示させる。
まず、表示制御部18が、3次元設計データ保持部10に保持された構造物の3次元設計データをモニタ17に表示させ(ステップS10)、さらに、表示制御部18が、3次元設計データにおける締結ねじ等の複数の部品を接合する接合部材の位置や形状等を、3次元設計データに保持された接合部材の識別番号に基づいて検索(ヒット)し(ステップS11)、検索された締結ねじ等の接合部材をモニタ17において強調表示(ハイライト表示)させる(ステップS12)。
ここで、構造物におけるすべての接合部に対して、一対のエッジが抽出されると(ステップS14のYesルート)、エッジ抽出部11が、抽出したすべての一対のエッジのエッジ情報をエッジ情報保持部11aに格納する(ステップS15)。なお、すべての接合部に対して一対のエッジが抽出されていなければ(ステップS14のNoルート)、すべての接合部に対して一対のエッジが抽出されるまで上記ステップS13を繰り返す。
そして、MPC接続部14が、つなぎパターン保持部15に保持されたつなぎパターンと照らし合わせながら、一対のエッジのうちの一方のエッジについて節点抽出部13によって抽出された節点と、他方のエッジについて節点抽出部13によって抽出された節点とを、MPC接続する(ステップS19;節点接続ステップ)。
したがって、本発明の一実施形態としての構造解析装置1及び構造解析方法によれば、複数の部品が接合されて形成される構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを作成する際に、メッシュデータにおける相互に接合される2つの部品間の接続を、オペレータの手作業によらず、自動的に行なうことができる。これにより、相互に接合される2つの部品間を手作業によって接続した場合に対して、20分の1程度の時間でメッシュデータを作成することができ、メッシュデータの作成を非常に効率的に行うことができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、構造解析装置1がモニタ17及び表示制御部18をそなえているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらモニタ17及び表示制御部18を省いてもよい。
さらに、上述した実施形態では、主に相互に接合される2つの部品がねじ(締結ねじ)で接合される例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スポット溶接等、エッジ抽出部11が接合部の一対のエッジを抽出すべく、3次元設計データにおいて識別番号等によって接合される2つの部品の接合部を判別しうるものであればよい。
さらに、上述した実施形態では、エッジ抽出部11が抽出した一対のエッジについてのエッジ情報を、エッジ情報保持部11aに格納するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、エッジ抽出部11が一対のエッジを抽出すると、かかる一対のエッジのエッジ情報を直接節点抽出部13に出力するように構成してもよい。
(付記1)
複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データを保持する3次元設計データ保持部と、
該3次元設計データ保持部に保持された前記3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部と、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部と、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部と、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部とをそなえて構成されていることを特徴とする、メッシュデータ作成装置。
前記エッジ抽出部は、前記一対のエッジの位置及び形状を抽出するとともに、
前記節点抽出部は、前記一対のエッジの位置及び形状に基づいて前記節点を抽出することを特徴とする、付記1記載のメッシュデータ作成装置。
(付記3)
前記節点接続部は、MPC(Multi Point Constraint)接続により節点を接続することを特徴とする、付記1または付記2記載のメッシュデータ作成装置。
前記複数の部品間の接合形態に関するつなぎパターンを保持するつなぎパターン保持部をそなえ、
前記節点接続部は、前記つなぎパターン保持部に保持されたつなぎパターンに基づいて前記節点を接続することを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成装置。
前記メッシュデータ作成部は、前記接合部に対応する前記一対のエッジがそれぞれ8以上の節点を有する多角形になるように前記メッシュデータを作成するとともに、
前記節点抽出部は、前記一対のエッジに該当する節点として、前記8以上の節点それぞれを抽出することを特徴とする、付記1〜付記4のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成装置。
前記節点接続部は、前記節点抽出部によって抽出された前記8以上の節点のうち、少なくとも1つおきに4つ以上の節点を接続することを特徴とする、付記5記載のメッシュデータ作成装置。
(付記7)
前記複数の部品にねじ穴が設けられ、前記複数の部品の前記ねじ穴にねじが螺嵌されることによって前記複数の部品が接合される場合は、
前記エッジ抽出部が、前記接合部としての一対のねじ穴のエッジを前記一対のエッジとして抽出することを特徴とする、付記1〜付記6のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成装置。
複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成する機能をコンピュータに実現させるためのメッシュデータ作成プログラムであって、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、及び、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、メッシュデータ作成プログラム。
前記エッジ抽出部が前記一対のエッジの位置及び形状を抽出するように、前記コンピュータを機能させるとともに、
前記節点抽出部が前記一対のエッジの位置及び形状に基づいて前記節点を抽出するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記8記載のメッシュデータ作成プログラム。
前記節点接続部がMPC(Multi Point Constraint)接続により節点を接続するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記8または付記9記載のメッシュデータ作成プログラム。
(付記11)
前記節点接続部が前記複数の部品間の接合形態に関するつなぎパターンに基づいて前記節点を接続するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記8〜付記10のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成プログラム。
前記メッシュデータ作成部が、前記接合部に対応する前記一対のエッジがそれぞれ8以上の節点を有する多角形になるように前記メッシュデータを作成するとともに、前記節点抽出部が、前記一対のエッジに該当する節点として、前記8以上の節点それぞれを抽出するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記8〜付記11のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成プログラム。
前記節点接続部が、前記節点抽出部によって抽出された前記8以上の節点のうち、少なくとも1つおきに4つ以上の節点を接続するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記12記載のメッシュデータ作成プログラム。
(付記14)
当該構造物において、前記複数の部品にねじ穴が設けられ、前記複数の部品の前記ねじ穴にねじが螺嵌されることによって前記複数の部品が接合される場合は、
前記エッジ抽出部が前記接合部としての一対のねじ穴のエッジを前記一対のエッジとして抽出するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記8〜付記13のいずれか1項に記載のメッシュデータ作成プログラム。
複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成する機能をコンピュータに実現させるためのメッシュデータ作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記メッシュデータ作成プログラムが、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、及び、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、メッシュデータ作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
記憶部に保持された、複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成ステップと、
該メッシュデータ作成ステップにおいて作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出ステップにおいて抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出ステップと、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点とを接続する節点接続ステップとを含むことを特徴とする、メッシュデータ作成方法。
複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データを保持する3次元設計データ保持部と、
該3次元設計データ保持部に保持された前記3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部と、
当該構造物のメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部と、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部と、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部と、
該節点接続部によって節点を接続されたメッシュデータを用いて構造解析を行なう構造解析部とをそなえて構成されていることを特徴とする、構造解析装置。
複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成して当該構造物の構造解析を行なう機能をコンピュータに実現させるための構造解析プログラムであって、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部、及び、
該節点接続部によって節点を接続されたメッシュデータを用いて構造解析を行なう構造解析部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、構造解析プログラム。
複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成して当該構造物の構造解析を行なう機能をコンピュータに実現させるための構造解析プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記構造解析プログラムが、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部、及び、
該節点接続部によって節点を接続されたメッシュデータを用いて構造解析を行なう構造解析部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、構造解析プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
記憶部に保持された、複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成ステップと、
該メッシュデータ作成ステップにおいて作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出ステップにおいて抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出ステップと、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点とを接続する節点接続ステップと
該節点接続ステップにおいて節点が接続されたメッシュデータを用いて構造解析を行なう構造解析ステップとを含むことを特徴とする、構造解析方法。
10 3次元設計データ保持部(記憶部)
11 エッジ抽出部
11a エッジ情報保持部
12 メッシュデータ作成部
13 節点抽出部
14 MPC接続部(節点接続部)
15 つなぎパターン保持部
16 構造解析部
17 モニタ(表示部)
18 表示制御部
Claims (5)
- 複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データを保持する3次元設計データ保持部と、
該3次元設計データ保持部に保持された前記3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部と、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部と、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部と、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部とをそなえて構成されていることを特徴とする、メッシュデータ作成装置。 - 複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成する機能をコンピュータに実現させるためのメッシュデータ作成プログラムであって、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、及び、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、メッシュデータ作成プログラム。 - 複数の部品が接合されて形成される構造物のメッシュデータを作成する機能をコンピュータに実現させるためのメッシュデータ作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
前記メッシュデータ作成プログラムが、
当該構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部、
当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部、及び、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部として、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、メッシュデータ作成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。 - マイクロプロセッサと記憶部とを有するコンピュータによるメッシュデータ作成方法であって、
前記マイクロプロセッサが、前記記憶部に保持された、複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出ステップと、
前記マイクロプロセッサが、当該構造物の構造解析を行なうためのメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成ステップと、
前記マイクロプロセッサが、該メッシュデータ作成ステップにおいて作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出ステップにおいて抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出ステップと、
前記マイクロプロセッサが、前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出ステップにおいて抽出された節点とを接続する節点接続ステップとを含むことを特徴とする、メッシュデータ作成方法。 - 複数の部品が接合されて形成される構造物の構造を示す3次元設計データを保持する3次元設計データ保持部と、
該3次元設計データ保持部に保持された前記3次元設計データに基づいて、当該構造物において相互に接合される2つの部品から、該2つの部品の接合部に対応する一対のエッジを抽出するエッジ抽出部と、
当該構造物のメッシュデータを、前記3次元設計データに基づいて当該構造物を形成する複数の部品毎に作成するメッシュデータ作成部と、
該メッシュデータ作成部によって作成された前記メッシュデータから、前記エッジ抽出部によって抽出された前記一対のエッジに該当する節点を抽出する節点抽出部と、
前記一対のエッジのうちの一方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点と他方のエッジについて前記節点抽出部によって抽出された節点とを接続する節点接続部と、
該節点接続部によって節点を接続されたメッシュデータを用いて構造解析を行なう構造解析部とをそなえて構成されていることを特徴とする、構造解析装置。
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