JP2008305019A - シミュレーション装置及びシミュレーション方法及びプログラム - Google Patents

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礼子 吉村
Mitsuyoshi Yamatari
光義 山足
Akihiro Baba
昭宏 馬場
Hideyuki Sunada
英之 砂田
Yasuhide Kitayama
泰英 北山
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Abstract

【課題】シミュレーションにおける動作条件の設定タイミングを自由に選べて動的に動作条件を変更可能とする。
【解決手段】実行エンジン部108がシミュレーションを実行するとともに、実行状況記録機能部109は、実行されたシミュレーションの全経過を状況情報110として記録し、フィードバック指定機能部113が、実行されたシミュレーションにおける任意の時刻を再実行開始時刻として指定し、フィードバック機能部114は、状況情報110のうち、再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を戻し状況情報115として抽出し、また、動作条件設定機能部104は、シミュレーション再実行時におけるシミュレーションの動作条件を新たに設定し、実行エンジン部108が、戻し状況情報110を用いて、新たに設定された動作条件に従って、シミュレーションを再実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、プロセスモデルに基づいて動作するシステムに対して、プロセスモデルで定義された各作業に対して作業時間などの動作条件をパラメータとして設定することによりシステムを擬似的に実行させて、システムの改善評価を可能とするシミュレーション装置等に関する。
システムのシミュレーション実行時に動作条件を設定する際に、シミュレーションを行った結果を反映した動作条件の設定を可能とするシミュレーションとして、特開平7−168885号公報記載の「製造計画作成装置」、特開平6−259437号公報記載の「生産ラインシミュレーションシステム」、特開2002−329158号公報記載の「プランニング方法およびプランニング装置」が公開されている。
特開平7−168885号公報では、製造工程モデルによる工程シミュレーションで、資源競合時にシミュレーション中断しデータを出力、解消策を受信しシミュレーションを続行し、ブレークポイントを設定してブレークポイントにおけるシミュレーション情報を表示することを可能とする。
特開平6−259437号公報では、生産ラインのシミュレーションでパラメータの変更手段を結果により入力を再設定し再実行することを可能とする。
特開2002−329158号公報では、プランのシミュレーションを繰り返すことにより有効プランを提供する方法/装置であって、シミュレータ内の個々のモデルの処理単位毎の内部状態を用いてプランを評価し、その結果(即ち途中結果)でプランを修正し再実行すること、チェックポイントを任意(時間間隔等)に設定することが可能である。
特開平7−168885公報 特開平6−259437号公報 特開2002−329158号公報
上記の方法は、動作条件を変更しシミュレーションを繰り返して、最適な動作条件を求めるという目的は同じであるものの、特開平7−168885号公報記載の技術は問題発生時、特開平6−259437号公報記載の技術と特開2002−329158号公報記載の技術についてはシミュレーションの最初からしか、動作条件の変更およびシミュレーションの再実行が行えない。
このように、特開平7−168885号公報記載の技術では、問題発生時しか動作条件の変更およびシミュレーションの再実行ができないので、柔軟に動作条件を変化させることができず、動作条件の最適化が効率的に行えないという課題がある。
また、特開平6−259437号公報記載の技術と特開2002−329158号公報記載の技術については、シミュレーションの最初からしか、動作条件の変更およびシミュレーションの再実行が行えないので、シミュレーションの設定のタイミングを推測で決めてシミュレーションするため、最適な設定タイミングとそれに対応した設定内容を求めるのに、何度もシミュレーション実行を必要とする、という課題がある。つまり、ユーザは、シミュレーション開始前に、推測により動作条件を変更させるタイミングを指定してシミュレーションを実行させ、その実行結果を見て、動作条件を変更させるタイミングを調整し、シミュレーションを最初から再実行するという作業を繰り返さなければならない。
そこで、本発明では、この動作条件の設定タイミングを自由に選べて動的に動作条件を変更することにより、動作条件の最適化が効率的に行えるシミュレーション装置等を提供することを主な目的の一つとする。
本発明に係るシミュレーション装置は、
シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの経過をシミュレーション経過情報として記録するシミュレーション経過情報記録部と、
前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定する再実行開始時刻指定部と、
前記シミュレーション経過情報記録部により記録されたシミュレーション経過情報のうち、前記再実行開始時刻指定部により指定された再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出するシミュレーション経過情報抽出部とを有し、
前記シミュレーション実行部は、
前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行することを特徴とする。
本発明によれば、任意のシミュレーション時刻からシミュレーションを再実行することができ、また、シミュレーション再実行時に動作条件を自由に設定することができるので、シミュレーションを最初から再実行する必要がなく、動作条件の最適化を効率的に行うことができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例によるフィードバックを可能としたプロセスシミュレータにおけるデータの流れと処理の手順を示す説明図である。なお、以降、業務における作業・処理の管理単位、すなわち、ビジネスプロセスをプロセスの例として説明する。
図1において、プロセスシミュレータ101は、大きくプロセス管理機能部102、動作条件設定機能部104、シミュレーション機能部106、分析機能部111に分かれる。
プロセスシミュレータ101は、シミュレーション装置の例である。
プロセス管理機能部102は、システム動作の流れを定義したプロセスモデルを読み込み、シミュレータが認識できる形式のプロセス情報103に変換する。
動作条件設定機能部104は、シミュレーションが動作する際にプロセスモデルに基づいて設定された動作条件(作業時間情報、分岐情報、リソース情報)などを設定、またシミュレーション実行結果をKPI(業務指標値)(Key Performance Indicator)を用いて監視・分析する分析情報を設定し、動作条件情報105を作成する。そして、これらの情報を読み込みシミュレータが認識できる形式に変換する。動作条件設定機能部104は、動作条件設定部の例である。
シミュレーション機能部106は、プロセス情報103と動作条件情報105を読み込んでパラメータ状況情報107とし、シミュレーションを行う。
実行エンジン部108は、プロセスモデルと動作条件に従ってシミュレーションを行う。実行エンジン部108は、シミュレーション実行部の例である。
実行状況記録機能部109は、シミュレーションを行った状況を記録する。この実行状況記録機能部109で記録されたデータが状況情報110(シミュレーション経過情報)である。実行状況記録機能部109は、シミュレーション経過情報記録部の例である。
分析機能部111は、シミュレーションの結果の分析を行う。
結果表示機能部112は、分析結果をグラフで表示する。結果表示機能部112は、GUI(Graphical User Interface)部の例である。
フィードバック指定機能部113は、結果表示機能部112をもとにシミュレーションの実行状況を戻すことを指定する。フィードバック指定機能部113は、再実行開始時刻指定部の例である。
フィードバック機能部114は、フィードバック処理を行う。フィードバック機能部114は、シミュレーション経過情報抽出部の例である。
戻し状況情報115は、状況情報110に対してフィードバック指定機能部113で指定された地点までの情報である。戻し状況情報115は、抽出シミュレーション経過情報の例である。
フィードバック状況情報116は、戻し状況情報115にパラメータ状況情報107を付加した情報である。
本実施の形態では、実行状況記録機能部109は、実行エンジン部108により実行されたシミュレーションの全経過を状況情報110として記録する。
また、結果表示機能部112は、実行エンジン部108により実行されたシミュレーションの時間推移を示すグラフ及び時間軸を表示し、グラフ上の任意の点又は時間軸上の任意の点に対するクリックによりシミュレーション時刻の指定を入力する。
フィードバック指定機能部113は、実行エンジン部108により実行されたシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定する。このとき、結果表示機能部112においてクリックにより入力されたシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定することができる。また、実行状況記録機能部109はシミュレーションの全経過を記録しているので、フィードバック指定機能部113は、いずれのシミュレーション時刻も再実行開始時刻として指定できる。
フィードバック機能部114は、実行状況記録機能部109により記録された状況情報110のうち、フィードバック指定機能部113により指定された再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を戻し状況情報115として抽出する。
実行エンジン部108は、戻し状況情報115を用いて、再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行する。
また、シミュレーションの再実行に先立ち、動作条件設定機能部104は、実行エンジン部108のシミュレーション再実行時におけるシミュレーションの動作条件として、以前のシミュレーション実行時に設定した動作条件と異なる動作条件を設定することができる。
動作条件設定機能部104により新たに設定された動作条件は動作条件情報105に示され、フィードバック機能部114において、戻し状況情報115とともにパラメータ状況情報107として実行エンジン部108に入力される。
この場合は、実行エンジン部108は、戻し状況情報115を用いて、動作条件設定機能部104により設定されたシミュレーション再実行時の動作条件に従い、再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行する。
図7は、実行状況記録機能部109が記録する状況情報110の例を示す。
図7では、1分を記録単位時間とし、シミュレーションの時計上のシミュレーション開始時刻(9:00)から1分ごとにシミュレーション実行状況を記録している。
記録単位時間は任意に決定することができる。
フィードバック指定機能部113は、状況情報110における任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定することができ、フィードバック機能部114は、状況情報110における再実行開始時刻以前の時刻の情報を戻し状況情報115として取得する。
図8は、結果表示機能部112におけるシミュレーション結果の表示画面の一例を示した図である。
301はシミュレーション結果表示画面であり、302はシミュレーション結果を視覚的に示す結果グラフ画面である。結果グラフ画面302には、シミュレーションの時間推移を示すグラフと時間軸とが示される。
303は実際にシミュレーションを行って分析した結果を表示した結果グラフ、304はフィードバックで再実行した時の分析結果を示した再実行グラフである。図8では、2回目のシミュレーションは、10時を再実行開始時刻として再実行されている。9時から10時までのシミュレーション結果は、1回目のシミュレーション時の状況情報110を戻し状況情報115として利用しているので、9時から10時については、1回目のシミュレーションの結果グラフ303と2回目のシミュレーションの再実行グラフ304が共通している。
305は、フィードバックを行う際に、どの時点まで戻るか、再度実行するか、条件を変更するかなどを指定するフィードバック指定機能である。フィードバック指定機能305には、コマンドを示すボタン(「終了」、「中断」等)がGUI表示され、ユーザがこれらボタンをマウス等によりクリックすることで、対応するコマンドが実行される。また、フィードバック指定機能305において、3051は、1回目のシミュレーションの実行が完了していることを示し、3052がシミュレーション時刻を戻したことを示し、3053がシミュレーションの再実行を示している。
次に、本実施の形態に係るプロセスシミュレータ101の動作を詳細に説明する。
ここで、図2は、本実施の形態に係るフィードバックを行うプロセスシミュレータ101の動作例を示すフローチャートである。
以下、このフィードバックを可能としたプロセスシミュレータ101の実行例を図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、シミュレーションを行うシステムのプロセスモデルを作成してプロセスシミュレータ101に読み込み、プロセス管理機能部102において実行エンジン部108が認識できる形式に変換しプロセス情報103とする。さらにシミュレーションを実行するための動作条件とシミュレーションを行った結果を分析する方法を動作条件設定機能部104で設定、保存して動作条件情報105を作成する。そしてこれらプロセス情報103と動作条件情報105をシミュレーション機能部106に設定してパラメータ状況情報107とする(ステップS1)。
次に、パラメータ状況情報107を実行エンジン部108に読み込み、シミュレーションを実行する。この時、シミュレーション実行時のシミュレーション状況が実行状況記録機能部109によってすべて記録され状況情報110として保存される(ステップS2)(シミュレーション実行ステップ)(シミュレーション経過情報記録ステップ)。
そして実行を行った結果は、分析機能部111に送られて動作条件情報105で設定された分析方法によって分析、すなわちKPIの取得が行われる(ステップS3)。
この結果を結果表示機能部112にて時間軸グラフとして表し(ステップS4)、ユーザは、このグラフによりシミュレーション結果を評価することができる。
以上がシミュレーション実行の条件を設定後実行してシミュレーション結果を参照する場合の一連の流れである。
次に、ユーザが、シミュレーション結果を評価して、シミュレーションの実行をもう一度行うかどうかの判断を行い(ステップS5)、実行しない場合は終了する。
再実行する場合は、ユーザがグラフを見ながら、シミュレーションを再実行するタイミング、すなわちシミュレーション実行時刻(再実行開始時刻)をグラフまたは時間軸上の所定の時点に対するクリック等で入力し、フィードバック指定機能部113が、ユーザからの入力に基づいて、シミュレーション実行時刻(再実行開始時刻)を指定する(ステップS6)(再実行開始時刻指定ステップ)。
指定後、フィードバック機能部114において、保存された状況情報110から、指定された時点までの情報を取り出して戻し状況情報115とする(ステップS7)(シミュレーション経過情報抽出ステップ)。
このとき、状況情報がプロセスの途中であった場合には、その情報はクリアしてプロセスが終了した情報のみを戻し状況情報とする。つまり、フィードバック指定機能部113により指定された時刻が、あるプロセスが実行されている途中のタイミングにあたる場合は、フィードバック機能部114は当該プロセスが終了した時刻以降の情報を抽出して戻し状況情報115とする。
次に、ユーザが、戻した時点以降の動作条件を変更するか否か、すなわち、動作条件情報105を変更するか否かの判断を行い(ステップS8)、変更する場合には、動作条件設定機能部104が新たな動作条件を示す動作条件情報105を改めて作成し(ステップS9)、フィードバック機能部114が、動作条件情報105を戻し状況情報115に付加してフィードバック状況情報116とした後これをパラメータ状況情報107として実行エンジン部108に読み込む情報とする(ステップS10)。
ステップS8にて、動作条件情報105を再設定しないと判断した場合には、戻し状況情報115をそのままフィードバック状況情報116とし、実行エンジン部108に読み込むパラメータ状況情報107とする(ステップS10)。動作条件情報105を再設定せずにシミュレーションを再実行する場合として、例えば、ユーザがシミュレーション経過を精査するために再度同じ動作条件で同じシミュレーションを実行させるケース等が想定される。
そして、ユーザが再実行を指定すると、ステップS2より、実行エンジン部108が、新しく設定されたパラメータ状況情報107を読み込んでシミュレーションの実行を指定された時点(再実行開始時刻)より続行し、必要に応じて動作条件の再設定、シミュレーションの再実行を繰り返し行う。
以上、実施の形態1のように、シミュレーションを行った後、結果表示機能部112からシミュレーションの条件である動作条件情報105を変更するタイミングと条件をどのように変更するかを検討し、フィードバック指定機能部113で視覚的にタイミングを指定して条件を設定し再度シミュレーションを実行することを繰り返すことにより、最適なタイミングと条件を効率よく導き出すことが可能である。
以下の手段を備えたプロセスシミュレータについて説明した。
(a)プロセスモデル情報を読み込んでその情報を元にシステムの擬似実行を行うシミュレーション機能;
(b)プロセスモデルにおいて、シミュレーションの動作条件とシミュレーション結果をKPI(業務指標値)を用いて監視・分析する分析情報を設定する動作条件設定手段;
(c)プロセスモデルのパラメータ設定を、時間によって細かく指定できるパラメータ時間設定手段;
(d)シミュレーション実行結果をKPI(業務指標値)を設定した分析情報を元に監視する分析機能と、シミュレーション実行後に分析結果を用いてシミュレーション結果をグラフで表示する結果表示手段;
(e)シミュレーションの実行状態を常に保存しておき、シミュレーション状況を任意の実行時へ戻して、そこから再度実行をやり直す再実行機能;
(f)シミュレーション状況を戻した時点でプロセス情報や動作条件情報を動的に変更した後、実行を続行することが可能で、それぞれの結果を比較することにより、最適なパラメータ情報を効率よく設定することができるシミュレーション機能。
実施の形態2.
図3は、本実施の形態に係る結果表示機能部112におけるシミュレーション結果の表示画面の一例を示した図である。
301はシミュレーション結果表示画面であり、302はシミュレーション結果を視覚的に示す結果グラフ画面、303は実際にシミュレーションを行って分析した結果を表示した結果グラフ、304はフィードバックで再実行した時の分析結果を示した再実行グラフである。
305は、フィードバックを行う際に、どの時点まで戻るか、再度実行するか、条件を変更するかなどを指定するフィードバック指定機能である。3051〜3053は、図8において説明したものと同様である。
306は、シミュレーションの実行状況を保存するタイミングを指定した保存指定時点で、この指定を行った場合には、随時シミュレーション実行状況を保存するのではなく、指定された時点にのみ実行状況を保存する。
307は、シミュレーション結果に対して分析を行うKPIの値に対して設定したKPI閾値で、308はこのKPI閾値307を超えた場合にシミュレーションの実行状況を保存する自動保存時点である。
次に、本実施の形態に係るプロセスシミュレータ101の構成例を図9に示す。
図9に示す構成は、図1に示す構成と同じであるが、動作条件設定機能部104の役割が追加されている。
本実施の形態では、動作条件設定機能部104は、状況情報110として実行状況記録機能部109にシミュレーション状況を記録すべきシミュレーション時刻(図3に示す自動保存時点308)を一つ以上指定する。本実施の形態では、動作条件設定機能部104は、記録対象時刻指定部として機能する。
そして、実行状況記録機能部109は、本実施の形態では、実行エンジン部108により実行されたシミュレーションの全経過のうち動作条件設定機能部104により指定されたシミュレーション時刻(図3に示す保存指定時点306)でのシミュレーション状況を状況情報110として記録し、フィードバック指定機能部113は、動作条件設定機能部104により指定されたシミュレーション時刻のいずれかを再実行開始時刻として指定する。
また、動作条件設定機能部104は、状況情報110として実行状況記録機能部109にシミュレーション状況を記録するための条件として、シミュレーションにより導出されるシミュレーション値(KPI)に対する閾値(図3に示すKPI閾値307)を指定する。本実施の形態では、動作条件設定機能部104は、閾値指定部として機能する。
そして、実行状況記録機能部109は、本実施の形態では、実行エンジン部108により実行されたシミュレーションの全経過のうち動作条件設定機能部104により指定されたされた閾値に一致するシミュレーション値が得られたシミュレーション時刻でのシミュレーション状況を状況情報110として記録し、フィードバック指定機能部113は、実行状況記録機能部109に状況情報110としてシミュレーション状況が記録されたシミュレーション時刻のいずれかを再実行開始時刻として指定する。
他の要素は、実施の形態1において説明したものと同様のため、説明を省略する。
次に動作について説明する。
実施の形態1と同様に、プロセス情報103、動作条件情報105を設定するが、この動作条件情報105において分析情報を設定する際に、動作条件設定機能部104が、ユーザからの指示に基づいて、シミュレーション状況情報を保存するタイミングである保存指定時点306、あるいは分析結果によって保存するタイミングを自動設定する場合には、KPI閾値307の指定を追加する。
この指定によって図2のフローチャートのステップS2では、実行状況記録機能部109は、すべてのシミュレーション状況情報を保存せず、保存指定時点306のタイミングかあるいはKPI閾値307を越えたときを自動保存時点308として保存処理を行う。このとき、フィードバック指定機能305においてシミュレーションの実行を戻すことができるのは、保存指定時点306か自動保存時点308のみとなる。
また、図3では、シミュレーション値がKPI閾値307に達した時点を自動保存時点308とする例を示しているが、例えば、図10に示すように、KPI閾値37を超えるシミュレーション値が得られている期間を自動保存期間309とし、この自動保存期間309のシミュレーション状況を状況情報110として記録し、フィードバック指定機能部113は、自動保存期間309内のいずれかの時点、すなわち、状況情報110としてシミュレーション状況が記録されているいずれかの時点を再実行開始時刻として指定することができるようにしてもよい。
また、シミュレーション値がKPI閾値37の±5%の範囲にある期間を自動保存期間としてもよい。
つまり、シミュレーション値がKPI閾値37の−5%の値に到達した時点からKPIの+5%の値に到達した時点までの期間を自動保存期間とし、この自動保存期間のシミュレーション状況を状況情報110として記録し、フィードバック指定機能部113は、自動保存期間内のいずれかの時点、すなわち、状況情報110としてシミュレーション状況が記録されているいずれかの時点を再実行開始時刻として指定することができるようにしてもよい。
以上、実施の形態2のようにシミュレーションの実行状況をすべて保存せずに、定期的、あるいは任意の時点を指定して保存するか、あるいはシミュレーション結果の分析結果により自動的に保存することにより、大量にデータを保存する必要がないためプロセスシミュレータ101の動作環境の条件も大きくならず、シミュレーション実行時間も早く行うことが可能となる。
このように、本実施の形態では、実施の形態1に示す構成に以下の手段を加えたプロセスシミュレータを説明した。
(a)シミュレーションの実行状態の保存を、常に行わずに指定されたタイミングで保存する機能;
(b)実行状態の保存タイミングを定期的あるいはシミュレーション結果のグラフを見ながら任意のタイミングで視覚的に指定する機能。
また、本実施の形態では、実施の形態1に示す構成に以下の手段を加えたプロセスシミュレータについて説明した。
(a)シミュレーション実行結果を評価するKPI(業務指標値)を設定し監視する機能において、KPIの閾値を設定できてその閾値を超えた場合には、その時点のシミュレーション実行状態を保存して、その地点にシミュレーションを戻すことを可能とする機能。
実施の形態3.
図4は、シミュレーション実行を繰り返した結果グラフ画面の一例を示した図である。
401は結果グラフ画面の例で、402は動作条件情報105にて設定されているKPI閾値のラインを示す。403は最初にシミュレーションを実行した結果を示す1回目グラフである。404はフィードバックを行って2回目の開始を行うタイミングを示す2回目開始時点、405はその2回目開始時点から再実行した結果を示す2回目グラフを表す。
同様に、406はさらにフィードバックを行って3回目の開始を行うタイミングである3回目開始時点、407は3回目グラフ、408は4回目の開始を行うタイミングである4回目開始時点、409は4回目グラフである。
410はシミュレーションの再実行を開始するシミュレーション実行時間を指定するフィードバック指定機能である。
図4に示す例では、1回目のシミュレーションにおける開始点404の時点から2回目のシミュレーションが実行され、1回目のシミュレーションにおける開始点406の時点が3回目のシミュレーションが実行されたことが示されている。
更に、2回目のシミュレーションにおける開始点408の時点から4回目のシミュレーションが開始されたことが示されている。
本実施の形態では、実行状況記録機能部109は、第一のシミュレーション(図4の1回目のシミュレーション)における任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として実行された第二のシミュレーション(図4の2回目のシミュレーション)の経過を記録し、フィードバック指定機能部113は、第二のシミュレーション(図4の2回目のシミュレーション)における任意のシミュレーション時刻を第三のシミュレーション(図4の4回目のシミュレーション)の再実行開始時刻として指定することが可能である。
そして、フィードバック機能部114は、実行状況記録機能部109により記録された第二のシミュレーション(図4の2回目のシミュレーション)の状況情報のうち、第三のシミュレーション(図4の4回目のシミュレーション)の再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を戻し状況情報として抽出し、実行エンジン部108は、抽出された戻し状況情報を用いて、第三のシミュレーション(図4の4回目のシミュレーション)の再実行開始時刻以降のシミュレーションを第三のシミュレーション(図4の4回目のシミュレーション)として実行する。
また、動作条件設定機能部104は、第三のシミュレーション(図4の4回目のシミュレーション)の動作条件として、第一のシミュレーション(図4の1回目のシミュレーション)及び第二のシミュレーション(図4の2回目のシミュレーション)に対して設定した動作条件と異なる動作条件を設定することができ、この場合に、実行エンジン部108は、動作条件設定機能部104により設定された第三のシミュレーション用の動作条件に従い、第三のシミュレーションの再実行開始時刻以降のシミュレーションを実行する。
第三のシミュレーションの再実行開始時刻の指定は、第二のシミュレーショングラフ上の任意の点又は時間軸上の任意の点に対するクリックにより行うことができる。
また、結果表示機能部112は、図4に示すように、実行エンジン部108により実行された複数回のシミュレーションの時間推移を示す複数のグラフを重畳して表示することができる。
次に動作について説明する。
ここで、図5は実施の形態1と同様にパラメータを変更しながらシミュレーションを繰り返して実行する処理を示したフローチャートである。
ステップS1〜S10の後、シミュレーションの実行を行い1回目の結果を1回目グラフ403とする。
次に、ユーザは、結果を評価して1回目の結果を保存するかどうかを判断する(ステップS11)。保存しない場合には結果と1回目のグラフ403の表示をクリアする(ステップS13)。
保存を選択した場合には、分析機能部111は、実行結果を保存して1回目グラフ403の表示を継続する(ステップS13)。このように、実行結果を保存してシミュレーション実行を繰り返すと結果グラフ画面401には、複数のグラフが重畳表示されることになる。
この時、シミュレーション再実行を開始するタイミング、すなわちシミュレーション実行時刻(再実行開始時刻)をフィードバック指定機能410がユーザの指示に従い指定する(ステップS6)。
この場合は、シミュレーション実行を繰り返していると結果のグラフが複数あるため、どのグラフから再実行を行うかをユーザのグラフに対するクリックに基づいてフィードバック指定機能410が指定する(ステップS14)。
以降は、実施の形態1と同様に、新たな動作条件の下、実行エンジン部108が、再実行開始時刻以降のシミュレーションを実行する(S7〜S10)。
そして、ユーザが、複数回のシミュレーションが実行されて、再実行を終えると判断した後(ステップS5)、結果グラフ401で示すように複数のグラフが結果表示機能部112により表示される。ユーザは、このグラフを評価して最適なKPIの遷移を選択する。
そして、ユーザは、結果グラフ401において、動作条件情報105の変更を行うタイミングを、グラフ上のパラメータ変更を行った箇所をクリックすることにより選択する(ステップS15)。
たとえば、動作条件情報105の変更を2回目開始時点404と4回目開始時点408のタイミングで選択する場合には、それぞれの箇所をクリックすると、動作条件情報105は、最初の情報が、2回目開始時点404のタイミングで、この時指定された動作条件情報105に変更され、その後4回目開始時点408のタイミングで、指定された動作条件情報105に変更されるという情報として保存される。
以上、実施の形態3のように、シミュレーションの繰り返し実行の結果をグラフで重ねて表示した後、再度繰り返す際は再実行の開始時点をグラフ上で選択ができ、再実行を終えた後は、最適なパラメータ情報の変更パターンをグラフ上で選択することが可能である。これにより、シミュレーションの繰り返し実行および繰り返し実行後の動作条件情報105の最適なパターンの取得を視覚的に行い効率よく正確にすることが可能である。
このように、本実施の形態では、実施の形態1又は実施の形態2に示す構成に以下の手段を加えたプロセスシミュレータについて説明した。
(a)結果表示手段において、KPIを用いたシミュレーション結果のグラフで、繰り返し実行したシミュレーションの結果をすべて保存しておき、重ねて比較表示する機能;
(b)複数の結果がある際にシミュレーション実行を繰り返す際に、次の実行をどの実行結果から繰り返すかをグラフをクリックすることによって指定できる機能。
また、実施の形態1又は実施の形態2に示す構成に以下の手段を加えたプロセスシミュレータについて説明した。
(a)実行状況を任意の地点に戻して動作条件を再設定、シミュレーション再実行を繰り返した際に、パラメータ情報としてすべての再設定内容とともにそのタイミングをシミュレーション実行時間として保存しておき、シミュレーション結果が重ねて表示されたグラフから選択することにより、最終的なパラメータ情報のパターンとして設定することを可能とする機能。
実施の形態4.
本実施の形態では、シミュレーションの状況を戻した場合に、実行途中のプロセスの情報の扱いの動作について説明する。
具体的には、本実施の形態では、フィードバック機能部114は、フィードバック指定機能部113により再実行開始時刻が指定された際に、実行状況記録機能部109により記録された状況情報110を解析し、フィードバック指定機能部113により指定された再実行開始時刻に任意のプロセスに対するシミュレーションが継続中であった場合に、再実行開始時刻を、当該プロセスに対するシミュレーションが開始するシミュレーション時刻又は当該プロセスに対するシミュレーションが完了したシミュレーション時刻に変更し、変更後の再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を戻し状況情報115として抽出する。
そして、実行エンジン部108は、戻し状況情報110を用いて、変更後の再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行する。
図6は、本実施の形態に係る、シミュレーション状況を戻した場合に、実行途中のプロセスに対する処理を示したフローチャートである。
フィードバック機能部114は、シミュレーション状況を戻す場合に、戻すタイミングと戻す対象となる状況情報を取得する(ステップS21)。
このとき、フィードバック機能部114は、取得した状況情報110を解析し、指定されたタイミング(再実行開始時刻)においてシミュレーション実行途中のプロセスがあるかの確認を行う(ステップS22)。
ある場合には、フィードバック機能部114は、実行途中のプロセス実行を継続するかクリアするかを判断する(ステップS23)。クリアを判断した場合には、フィードバック機能部114は、その時点(実行途中のプロセスのシミュレーションが開始する時刻)までの情報を状況情報110から取得する(ステップS27)。
他方、継続を判断した場合には、フィードバック機能部114は、状況情報110からその時点(実行途中のプロセスのシミュレーションが開始する時刻)までのすべての情報に実行途中のプロセスが終了するまでの情報を付加して取得する(ステップS24)。
継続プロセスがあることにより動作条件に制限、たとえば実行中のために新たに使用できないリソースの種類や数などの制限がある場合には、動作条件設定機能部104は、例えば結果表示機能部112に、動作条件を変更する際に制限内容を表示することにより制限範囲外の設定を不可とする(ステップS25)。また、動作条件設定機能部104は、その制限のもと変更した動作条件により動作条件情報105を作成する(ステップS26)。
以上、実施の形態4のように、シミュレーションの動作条件を変更する場合に実行途中のプロセスに対して継続、あるいは処理をクリアにするなどの選択を追加することによりより現実に近いシステムのシミュレーションを実現可能とすることが可能になる。
このように、本実施の形態では、実施の形態1〜3のいずれかに示す構成に以下の手段を備えたプロセスシミュレータについて説明した。
(a)シミュレーションの実行時に、シミュレーション状況を任意の実行時へ戻して、そこから再度実行をやり直す再実行機能において、実行状況が戻された時点で、実行途中のプロセス情報に対して、情報をクリアするか、そのプロセスが終了するまで情報を保持するかを選択可能とする機能。
最後に、実施の形態1〜4に示したプロセスシミュレータ101のハードウェア構成例について説明する。
図11は、実施の形態1〜4に示すプロセスシミュレータ101のハードウェア資源の一例を示す図である。
なお、図11の構成は、あくまでもプロセスシミュレータ101のハードウェア構成の一例を示すものであり、プロセスシミュレータ101のハードウェア構成は図11に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
図11において、プロセスシミュレータ101は、プログラムを実行するCPU911(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介して、例えば、ROM(Read Only Memory)913、RAM(Random Access Memory)914、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。更に、CPU911は、FDD904(Flexible Disk Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907と接続していてもよい。また、磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置の一例である。
また、磁気ディスク装置920に状況情報110を記録させるようにしてもよい。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力装置の一例である。
通信ボード915は、ネットワークに接続されている。例えば、通信ボード915は、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態1〜4の説明において、例えば、プロセス管理機能部102、動作条件設定機能部104、実行エンジン部108、実行状況記録機能部109、結果表示機能部112、フィードバック指定機能部113、フィードバック機能部114として説明している機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1〜4の説明において、「〜の実行」、「〜の分析」、「〜の比較」、「〜の取得」、「〜の抽出」、「〜の設定」、「〜の指定」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。
「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。
抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・編集・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリ、レジスタ、キャッシュメモリ、バッファメモリ等に一時的に記憶される。
また、実施の形態1〜4で説明しているフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1〜4の説明において「〜部」、「〜手段」、「〜機能」として説明しているものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」、「〜手段」、「〜機能」として説明しているものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、実施の形態1〜4の「〜部」、「〜手段」、「〜機能」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、実施の形態1〜4の「〜部」、「〜手段」、「〜機能」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
このように、実施の形態1〜4に示すプロセスシミュレータ101は、処理装置たるCPU、記憶装置たるメモリ、磁気ディスク等、入力装置たるキーボード、マウス、通信ボード等、出力装置たる表示装置、通信ボード等を備えるコンピュータであり、上記したように「〜部」、「〜手段」、「〜機能」として示された機能をこれら処理装置、記憶装置、入力装置、出力装置を用いて実現するものである。
実施の形態1に係るプロセスシミュレータの構成例を示す図。 実施の形態1に係るプロセスシミュレータの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係るシミュレーション結果表示画面の例を示す図。 実施の形態3に係るシミュレーション結果表示画面の例を示す図。 実施の形態3に係るプロセスシミュレータの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態4に係るプロセスシミュレータの動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る状況情報の例を示す図。 実施の形態1に係るシミュレーション結果表示画面の例を示す図。 実施の形態2に係るプロセスシミュレータの構成例を示す図。 実施の形態2に係るシミュレーション結果表示画面の例を示す図。 実施の形態1〜4に係るプロセスシミュレータのハードウェア構成例を示す図。
符号の説明
101 プロセスシミュレータ、102 プロセス管理機能部、103 プロセス情報、104 動作条件設定機能部、105 動作条件情報、106 シミュレーション機能部、107 パラメータ状況情報、108 実行エンジン部、109 実行状況記録機能部、110 状況情報、111 分析機能部、112 結果表示機能部、113 フィードバック指定機能部、114 フィードバック機能部、115 戻し状況情報、116 フィードバック状況情報。

Claims (14)

  1. シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの経過をシミュレーション経過情報として記録するシミュレーション経過情報記録部と、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定する再実行開始時刻指定部と、
    前記シミュレーション経過情報記録部により記録されたシミュレーション経過情報のうち、前記再実行開始時刻指定部により指定された再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出するシミュレーション経過情報抽出部とを有し、
    前記シミュレーション実行部は、
    前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行することを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 前記シミュレーション装置は、
    前記シミュレーション実行部のシミュレーション再実行時におけるシミュレーションの動作条件として、前記シミュレーション実行部の以前のシミュレーション実行時に設定した動作条件と異なる動作条件を設定する動作条件設定部を有し、
    前記シミュレーション実行部は、
    前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記動作条件設定部により設定されたシミュレーション再実行時の動作条件に従い、前記再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  3. 前記シミュレーション装置は、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの時間推移を示すグラフ及び時間軸を表示し、グラフ上の任意の点又は時間軸上の任意の点に対するクリックによりシミュレーション時刻の指定を入力するGUI(Graphical User Interface)部を有し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    前記GUI部により入力されたシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定することを特徴とする請求項1又は2に記載のシミュレーション装置。
  4. 前記シミュレーション経過情報記録部は、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの全経過をシミュレーション経過情報として記録し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    いずれのシミュレーション時刻も再実行開始時刻として指定できることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  5. 前記シミュレーション装置は、更に、
    シミュレーション経過情報として前記シミュレーション経過情報記録部にシミュレーション状況を記録すべきシミュレーション時刻を一つ以上指定する記録対象時刻指定部を有し、
    前記シミュレーション経過情報記録部は、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの全経過のうち前記記録対象時刻指定部により指定されたシミュレーション時刻でのシミュレーション状況をシミュレーション経過情報として記録し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    前記記録対象時刻指定部により指定されたシミュレーション時刻のいずれかを再実行開始時刻として指定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  6. 前記シミュレーション装置は、更に、
    シミュレーション経過情報として前記シミュレーション経過情報記録部にシミュレーション状況を記録するための条件として、シミュレーションにより導出されるシミュレーション値に対する閾値を指定する閾値指定部を有し、
    前記シミュレーション経過情報記録部は、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの全経過のうち前記閾値指定部により指定された閾値に一致するシミュレーション値が得られたシミュレーション時刻でのシミュレーション状況をシミュレーション経過情報として記録し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    前記シミュレーション経過情報記録部にシミュレーション経過情報としてシミュレーション状況が記録されたシミュレーション時刻のいずれかを再実行開始時刻として指定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  7. 前記シミュレーション装置は、更に、
    シミュレーション経過情報として前記シミュレーション経過情報記録部にシミュレーション状況を記録するための条件として、シミュレーションにより導出されるシミュレーション値に対する閾値を指定する閾値指定部を有し、
    前記シミュレーション経過情報記録部は、
    前記シミュレーション実行部により実行されたシミュレーションの全経過のうち前記閾値指定部により指定された閾値を超えるシミュレーション値が得られている期間のシミュレーション状況をシミュレーション経過情報として記録し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    前記シミュレーション経過情報記録部にシミュレーション経過情報としてシミュレーション状況が記録されたシミュレーション時刻のいずれかを再実行開始時刻として指定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシミュレーション装置。
  8. 前記シミュレーション経過情報記録部は、
    第一のシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として実行された第二のシミュレーションの経過を第二のシミュレーションのシミュレーション経過情報として記録し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    第二のシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を第三のシミュレーションの再実行開始時刻として指定し、
    前記シミュレーション経過情報抽出部は、
    前記シミュレーション経過情報記録部により記録された第二のシミュレーションのシミュレーション経過情報のうち、前記再実行開始時刻指定部により指定された第三のシミュレーションの再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出し、
    前記シミュレーション実行部は、
    前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記第三のシミュレーションの再実行開始時刻以降のシミュレーションを第三のシミュレーションとして実行することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  9. 前記シミュレーション装置は、
    第三のシミュレーションの動作条件として、第一のシミュレーション及び第二のシミュレーションに対して設定した動作条件と異なる動作条件を設定する動作条件設定部を有し、
    前記シミュレーション実行部は、
    前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記動作条件設定部により設定された第三のシミュレーションの動作条件に従い、前記第三のシミュレーションの再実行開始時刻以降のシミュレーションを第三のシミュレーションとして実行することを特徴とする請求項8に記載のシミュレーション装置。
  10. 前記シミュレーション装置は、
    少なくとも第二のシミュレーションの時間推移を示すグラフ及び時間軸を表示し、第二のシミュレーショングラフ上の任意の点又は時間軸上の任意の点に対するクリックによりシミュレーション時刻の指定を入力するGUI(Graphical User Interface)部を有し、
    前記再実行開始時刻指定部は、
    前記GUI部により入力されたシミュレーション時刻を第三のシミュレーションの再実行開始時刻として指定することを特徴とする請求項8又は9に記載のシミュレーション装置。
  11. 前記GUI部は、
    前記シミュレーション実行部により実行された複数回のシミュレーションの時間推移を示す複数のグラフを重畳して表示することを特徴とする請求項3又は10に記載のシミュレーション装置。
  12. 前記シミュレーション経過情報抽出部は、
    前記再実行開始時刻指定部により再実行開始時刻が指定された際に、前記シミュレーション経過情報記録部により記録されたシミュレーション経過情報を解析し、前記再実行開始時刻指定部により指定された再実行開始時刻に任意のプロセスに対するシミュレーションが継続中であった場合に、再実行開始時刻を、当該プロセスに対するシミュレーションが開始するシミュレーション時刻又は当該プロセスに対するシミュレーションが完了したシミュレーション時刻に変更し、変更後の再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出し、
    前記シミュレーション実行部は、
    前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、変更後の再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行することを特徴とする請求項1に記載のシミュレーション装置。
  13. コンピュータが、シミュレーションを実行するシミュレーション実行ステップと、
    前記コンピュータが、前記シミュレーション実行ステップにより実行されたシミュレーションの経過をシミュレーション経過情報として記録するシミュレーション経過情報記録ステップと、
    前記コンピュータが、前記シミュレーション実行ステップにより実行されたシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定する再実行開始時刻指定ステップと、
    前記コンピュータが、前記シミュレーション経過情報記録ステップにより記録されたシミュレーション経過情報のうち、前記再実行開始時刻指定ステップにより指定された再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出するシミュレーション経過情報抽出ステップとを有し、
    前記シミュレーション実行ステップにおいて、
    前記コンピュータが、前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行することを特徴とするシミュレーション方法。
  14. シミュレーションを実行するシミュレーション実行処理と、
    前記シミュレーション実行処理により実行されたシミュレーションの経過をシミュレーション経過情報として記録するシミュレーション経過情報記録処理と、
    前記シミュレーション実行処理により実行されたシミュレーションにおける任意のシミュレーション時刻を再実行開始時刻として指定する再実行開始時刻指定処理と、
    前記シミュレーション経過情報記録処理により記録されたシミュレーション経過情報のうち、前記再実行開始時刻指定処理により指定された再実行開始時刻よりも以前のシミュレーションの経過を示す情報を抽出シミュレーション経過情報として抽出するシミュレーション経過情報抽出処理とをコンピュータに実行させ、
    前記シミュレーション実行処理において、
    前記コンピュータに、前記抽出シミュレーション経過情報を用いて、前記再実行開始時刻以降のシミュレーションを新たに実行させることを特徴とするプログラム。
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