JP2011039691A - メッシュモデル生成装置、プログラム及びメッシュモデル生成方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数層からなる構造体のメッシュモデルとして高品質なメッシュモデルを自動生成する。
【解決手段】本発明の情報処理装置では、メッシュモデル生成対象の地盤モデルの各地層毎に、地層内の所定領域を、基本サイズの2n倍サイズの六面体要素でメッシュ分割する(S230)。この際には、六面体要素の8個からなり各辺が六面体要素の2倍サイズの集合体単位でメッシュ分割する。また、六面体要素によりメッシュ分割されなかった四面体メッシュ生成対象領域に面する六面体要素については、8個の集合体毎に、四面体要素及び五面体要素の集合体からなる外形が六面体要素の2倍の六面体形状の田米ユニットに置換する(S250)。そして、四面体メッシュ生成対象領域では、小さいサイズの六面体要素により分割された地層から大きいサイズの六面体要素により分割された地層に向けて徐々に間隔が長くなるように節点を設定して、四面体メッシュを生成する。
【選択図】図9
【解決手段】本発明の情報処理装置では、メッシュモデル生成対象の地盤モデルの各地層毎に、地層内の所定領域を、基本サイズの2n倍サイズの六面体要素でメッシュ分割する(S230)。この際には、六面体要素の8個からなり各辺が六面体要素の2倍サイズの集合体単位でメッシュ分割する。また、六面体要素によりメッシュ分割されなかった四面体メッシュ生成対象領域に面する六面体要素については、8個の集合体毎に、四面体要素及び五面体要素の集合体からなる外形が六面体要素の2倍の六面体形状の田米ユニットに置換する(S250)。そして、四面体メッシュ生成対象領域では、小さいサイズの六面体要素により分割された地層から大きいサイズの六面体要素により分割された地層に向けて徐々に間隔が長くなるように節点を設定して、四面体メッシュを生成する。
【選択図】図9
Description
本発明は、複数層からなる構造体の形状モデルをメッシュ分割して、有限要素解析に適用可能なメッシュモデルを生成するメッシュモデル生成装置、及び、このメッシュモデル生成装置としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム、及び、メッシュモデルの生成方法に関する。
従来、有限要素法により構造体を解析するに際しては、解析対象の構造体の三次元形状モデルを、六面体や四面体等のメッシュ要素で分割して、有限要素解析に適用可能なメッシュモデル(換言すればメッシュデータ)を生成することが行われている。
また、メッシュモデルについては、コンピュータを用いてソフトウェアにより生成するのが通常である(例えば、特許文献1〜4参照)。但し、コンピュータによるメッシュモデルの自動生成では、メッシュ分割の不適切な領域が生じるため、この場合には、ユーザがコンピュータを操作して各種修正指示を入力し、メッシュモデルの生成を補完することが行われている。このような補完作業としては、スムージングなどの作業が良く知られている。
この他、従来技術としては、メッシュ要素として六面体要素と四面体要素とを混在させて、メッシュモデルを生成する方法が知られている。周知のように、解析精度を高めるためには、メッシュ要素として六面体要素を用いるのが好ましいが、複雑な形状の構造体の外形を正しく表現してメッシュモデルを生成するために、メッシュ要素として四面体要素を用いるのである。但し、解析精度向上のためには、極力六面体要素を多く用いることが望ましい。
ところで、本発明者らは、コンピュータの高速化に伴い、大阪平野や濃尾平野、関東平野などの大規模な地盤領域を解析対象として、地震波動の伝播解析を行うことを考えている。
但し、大規模な構造体をメッシュ分割してメッシュモデルを生成する場合には、コンピュータによるメッシュモデルに不完全な領域が多数あると、それを修正するために必要なユーザの手作業が膨大なものとなり、解析に適したメッシュモデルを生成するのが困難になる。
例えば、上記のような大規模な地盤領域をメッシュ分割してメッシュモデルを生成する場合には、メッシュ要素が数億にも及ぶ。従って、ユーザによる手作業で、コンピュータにより不完全にメッシュ分割された領域を修正するには、膨大な人手と時間がかかり、実質的に解析に適したメッシュモデルを生成するのが困難になる。
このように、大規模な構造体を解析するには、コンピュータの能力もさることながら、ユーザの手作業の介入を可能な限り省いたメッシュモデルの生成技術が必要である。
しかしながら、従来のメッシュモデル自動生成技術は、機械系の構造体を対象としたものが多く、地盤のような物性の異なる複数層からなる構造体を対象として、適切なメッシュモデルを自動的に生成する技術は未だ十分に確立されていない。
しかしながら、従来のメッシュモデル自動生成技術は、機械系の構造体を対象としたものが多く、地盤のような物性の異なる複数層からなる構造体を対象として、適切なメッシュモデルを自動的に生成する技術は未だ十分に確立されていない。
例えば、複数層からなる地盤を解析する場合には、物性に応じ、各層において六面体要素のサイズを変更する必要があるが、各層を異なるサイズの六面体要素によりメッシュ分割すると、異なるサイズの六面体要素によりメッシュ分割された領域間の不連続性を解消するために、例えば、層の境界領域を四面体要素によりメッシュ分割する必要が生じる。
しかしながら、単に層の境界領域を周知の自動生成方法により四面体要素でメッシュ分割すれば、四面体要素でメッシュ分割することのできない領域や六面体要素との接合面において六面体要素のいずれの辺とも共有しない四面体要素の辺が生じることになる。また、このような問題を解消するために、六面体要素でメッシュ分割された領域の隣接領域を、特許文献4等に記載の技術により、五面体要素を挟んで四面体要素でメッシュ分割しても、微小な四面体要素(微小要素)が発生する可能性がある。
地震波動伝播解析のような振動解析を行う場合には、周知のクーラン条件(動的解析における時間刻みの条件)を満足させる必要があり、メッシュ分割により微小要素が生じる場合には、これに対応させて短い時間ステップで解析を行う必要がある。しかしながら、この場合には、解析に要する演算処理が膨大なものとなってしまう。
一方、従来手法によれば、微小要素を解消するためにスムージング等の作業を行うことが考えられるが、この作業により微小要素を取り除くには、コンピュータによる情報処理で一部作業を自動的に行うことができるものの、ユーザによる手作業が必要であるため、大規模な地盤領域を対象にして地震波動伝播解析を行う場合には、その作業が膨大なものとなり現実的でないといった問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、複数層からなる構造体の形状モデルをメッシュ分割し、有限要素解析に適用可能なメッシュモデルを生成する技術として、ユーザによる手作業を極力排除しつつ、好適なメッシュモデルを生成することが可能な技術を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明(請求項1)は、複数層からなる構造体の形状モデルをメッシュ分割し、有限要素解析に適用可能なメッシュモデルを生成するメッシュモデル生成装置であって、取得手段と、第一メッシュ分割手段と、第二メッシュ分割手段と、節点設定手段と、第三メッシュ分割手段と、を備え、各メッシュ分割手段により形状モデルをメッシュ分割し、メッシュモデルを生成する構成にされたものである。
このメッシュモデル生成装置における取得手段は、メッシュモデル生成対象の形状モデル、及び、この形状モデルが示す各層毎にメッシュ分割に用いるべき六面体要素のサイズが記述された条件データを取得する。
そして、第一メッシュ分割手段は、取得手段が取得した形状モデルが示す各層内の所定領域を、上記条件データに従い、各辺が予め定められた基本サイズの2n(但し、nは、ゼロ以上の整数である。)倍サイズの六面体要素により、メッシュ分割する。但し、六面体要素によるメッシュ分割に際しては、上記六面体要素の8個からなり各辺が当該六面体要素の2倍サイズの集合体単位でメッシュ分割する。
一方、第二メッシュ分割手段は、各層毎に、第一メッシュ分割手段によりメッシュ分割された領域内において当該領域の外縁に位置する六面体要素であって、形状モデルが示す隣接層との層境界面に対向する外縁に位置する六面体要素に接触する領域を、複数のメッシュ要素からなり、外形が上記接触する六面体要素の2倍サイズの六面体形状を示す下記ユニットによりメッシュ分割する。
具体的に、上記ユニットは、次の特徴(イ)(ロ)(ハ)(ニ)を有する。
(イ)ユニットは、自己の外形をなす六面体の各頂点、及び、各頂点を結ぶ辺の中点、及び、各面の中心点、及び、当該六面体の中心点の夫々に節点を有する。
(ロ)ユニットは、複数のメッシュ要素として複数の四面体要素及び五面体要素を有し、これら四面体要素及び五面体要素の集合体からなる。
(ハ)ユニットは、複数の上記五面体要素として、当該ユニットの外形をなす六面体の面であって上記六面体要素に接触する各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結んで形成される四角形状の各区画、を底面とする四角錘であって、六面体の中心点を頂点とした四角錘、からなる五面体要素を有する。
(ニ)ユニットは、複数の上記四面体要素として、当該ユニットの外形をなす六面体の面であって上記六面体要素に接触しない各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結び、更には、各辺の中点を対向する辺の中点と結んだ際に交点となる当該面の中心点と面の端に位置する各頂点とを結んで形成される三角形状の各区画、を底面とする三角錘であって、六面体の中心点を頂点とした三角錘、からなる複数の四面体要素を有する。
(イ)ユニットは、自己の外形をなす六面体の各頂点、及び、各頂点を結ぶ辺の中点、及び、各面の中心点、及び、当該六面体の中心点の夫々に節点を有する。
(ロ)ユニットは、複数のメッシュ要素として複数の四面体要素及び五面体要素を有し、これら四面体要素及び五面体要素の集合体からなる。
(ハ)ユニットは、複数の上記五面体要素として、当該ユニットの外形をなす六面体の面であって上記六面体要素に接触する各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結んで形成される四角形状の各区画、を底面とする四角錘であって、六面体の中心点を頂点とした四角錘、からなる五面体要素を有する。
(ニ)ユニットは、複数の上記四面体要素として、当該ユニットの外形をなす六面体の面であって上記六面体要素に接触しない各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結び、更には、各辺の中点を対向する辺の中点と結んだ際に交点となる当該面の中心点と面の端に位置する各頂点とを結んで形成される三角形状の各区画、を底面とする三角錘であって、六面体の中心点を頂点とした三角錘、からなる複数の四面体要素を有する。
また、節点設定手段は、上記ユニットによりメッシュ分割された領域に挟まれた層境界周辺領域に、節点を設定し、第三メッシュ分割手段は、節点設定手段により設定された節点に、四面体要素の頂点を合わせるようにして、上記層境界周辺領域を、四面体要素によりメッシュ分割する。
更に言えば、第一メッシュ分割手段は、各層毎に、予め定められた各層共通の原点位置を起点とするグリッドであって当該層に用いる六面体要素のサイズ間隔のグリッドに合わせて、原点位置からの距離が当該六面体要素のサイズの整数倍となる位置に上記六面体要素を配置することで、各層内の所定領域をメッシュ分割する。
また、節点設定手段は、上記層境界周辺領域の夫々において、形状モデルが示す層境界面を挟んで両側に位置する層の内、第一メッシュ分割手段により小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の当該六面体要素のサイズに対応する上記グリッドに合わせて上記節点を設定する。
このように構成されたメッシュ生成装置によれば、まず、第一メッシュ分割手段により上記グリッドに合わせて六面体要素が配置されるので、隣接する層の間では、対向する六面体要素の頂点(節点)の間隔が、大きいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の節点(六面体要素の頂点)の間隔で揃うことになる(例えば、図12参照)。
また、このような環境下で、第二メッシュ分割手段により上記ユニットを用いて六面体要素から四面体要素へ遷移する領域を形成すると、上記層境界周辺領域に面する上記ユニットの節点についても、対向する隣接層側のユニットの節点と、大きいサイズのユニットの節点間隔で揃うことになる(例えば、図14参照)。
そして、本発明では、このような環境下で、節点設定手段により上記手法で上記グリッドに合わせて節点を設定する。
従って、上記節点設定手段により設定された節点に合わせて、層境界周辺領域を、四面体要素によりメッシュ分割すれば、六面体要素と四面体要素との間で不連続な箇所が発生しないようにし、更には、微小な四面体要素が発生しないようにして、層境界周辺領域を四面体要素によりメッシュ分割することができ、ユーザによる手作業を排除して、自動で良好なメッシュモデルを生成することができる。
従って、上記節点設定手段により設定された節点に合わせて、層境界周辺領域を、四面体要素によりメッシュ分割すれば、六面体要素と四面体要素との間で不連続な箇所が発生しないようにし、更には、微小な四面体要素が発生しないようにして、層境界周辺領域を四面体要素によりメッシュ分割することができ、ユーザによる手作業を排除して、自動で良好なメッシュモデルを生成することができる。
即ち、本発明によれば、微小要素が発生することで手作業によるメッシュモデルの修正をする必要がなく、簡単に良好なメッシュモデルを生成することができる。また、微小な要素があると、クーラン条件が厳しくなり、短い時間ステップで解析を行わなければならないが、本発明によれば、そのような必要がなく、演算量の問題も解決することができる。よって、本発明によれば、大規模な構造体の解析を行う際のメッシュモデルの生成に際して、極めて優れた効果を奏する。
尚、上記節点設定手段による節点の設定手法としては、例えば、小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の領域から、大きいサイズの六面体要素でメッシュ分割された隣接層の領域に向けて、段階的に節点の配置間隔が長くなるように、上記グリッドに合わせて節点を設定する手法を挙げることができる。その他、節点の設定手法としては、節点の配置間隔に対応する長さの上記原点位置を基点とするグリッドに合わせて、節点を設定する手法を挙げることができる。
ところで、上述した第一メッシュ分割手段は、各層内を六面体要素によりメッシュ分割する際、メッシュ分割対象の層と当該メッシュ分割対象の層に隣接する隣接層との間の層境界面を基準にして、次のように六面体メッシュ限界面を設定し、上記所定領域をメッシュ分割する構成にすることができる。
具体的に、第一メッシュ分割手段は、メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素よりも小さいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される隣接層と対向するメッシュ分割対象の層の領域では、当該隣接層との層境界面からメッシュ分割対象の層内側に所定距離離れた位置を、上記六面体メッシュ限界面に設定し、当該メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素よりも大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される隣接層と対向する領域では、当該隣接層との層境界面を、六面体メッシュ限界面に設定して、当該メッシュ分割対象の層の内、六面体メッシュ限界面に囲まれた領域内を、上記ユニットを配置する空間分、空けて、メッシュ分割する構成にすることができる(請求項2)。
異なるサイズの六面体要素によりメッシュ分割される層の間では、四面体要素及び五面体要素を用いて、メッシュ要素を上記異なるサイズの六面体要素に、滑らかに(不連続とならないように)接続する必要があり、そのための遷移領域を確保する必要がある。
一方、六面体要素のサイズは、元々解析精度の観点から定められたものであるため、小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割すべき層に、大きなサイズの四面体要素が配置されるのは、好ましくない。
そのため、本発明では、隣接層よりも大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される領域においては、六面体要素を、隣接層との層境界面のギリギリまで配置しないようにして、この領域に、遷移領域として必要な空間を確保するようにする一方、隣接層よりも小さいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される領域においては、可能な限り六面体要素を、隣接層との層境界面のギリギリまで配置するようにしている。
このように構成された本発明のメッシュ生成装置によれば、小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割すべき層に、大きなサイズの四面体要素が配置されるのを抑えることができ、解析精度の点で、良好なメッシュモデルを生成することができる。
また、第一メッシュ分割手段は、上記隣接層との層境界面からメッシュ分割対象の層内側に所定距離離れた位置を六面体メッシュ限界面に設定する際、隣接層に用いられる六面体要素及び当該メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素のサイズの組合せに基づき、上記所定距離として、組合せに対応した予め定められた距離離れた位置を、六面体メッシュ限界面に設定する構成にするとよい(請求項3)。
遷移領域については、互いに隣接する層の夫々において配置される六面体要素のサイズの組合せによって適切な領域の大きさが定まるが、サイズの組合せに依らず、上記所定距離として長めの距離を予め定めておき、六面体メッシュ限界面を設定することも可能である。但し、このように距離を長めに定めておくと、結果として、各層において四面体要素によりメッシュ分割される領域が大きくなり、解析精度の観点から好ましくない。
一方、サイズの組合せによって六面体メッシュ限界面とする距離を可変にすれば、サイズの組合せに応じた適切な領域を六面体要素によるメッシュ分割領域に定めることができて、良好なメッシュモデルを生成することができる。
また、節点設定手段は、各層境界周辺領域において節点を設定する際、当該層境界周辺領域の内、第一メッシュ分割手段により小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層から、当該層に用いられた六面体要素よりも大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された隣接層との層境界面までの領域では、節点を、上記小さいサイズの六面体要素に対応する距離間隔で上記グリッドに合わせて設定し、上記大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された隣接層の領域では、当該隣接層の内側に向けて段階的に節点の配置間隔を長くするようにして、上記グリッドに合わせて節点を設定する構成にされるとよい(請求項4)。
このように節点を設定すれば、微小要素が発生しないようにし、更には、小さい要素サイズでメッシュ分割すべき層において、大きいサイズの四面体要素によりメッシュ分割が行われるのを回避することができ、解析精度の観点から、良好なメッシュモデルを生成することができる。
また、上述のメッシュモデル生成装置が備える各手段としての機能は、プログラムによりコンピュータに実現させることができる(請求項5)。また、プログラムは、磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体に記録して、ユーザに提供することも可能である。
この他、上記目的は、メッシュ生成装置が備える各手段に対応した手順によりメッシュモデルを生成するメッシュ生成方法によって達成することも可能である(請求項6)。
以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。図1は、本実施例の情報処理装置1の構成を表すブロック図である。
本実施例の情報処理装置1は、記憶部20に記憶されたプログラムを、CPU11で実行することにより、本発明のメッシュ生成装置としての機能を実現するものである。具体的に、情報処理装置1は、CPU11及びRAM13等を備えた制御部10と、ハードディスク装置等で構成される記憶部20と、キーボードやポインティングデバイス等で構成される操作部30と、液晶ディスプレイ等で構成される表示部40と、携帯型メモリや磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体からデータを読み出して入力可能なデータ入力部50と、を備える。
本実施例の情報処理装置1は、記憶部20に記憶されたプログラムを、CPU11で実行することにより、本発明のメッシュ生成装置としての機能を実現するものである。具体的に、情報処理装置1は、CPU11及びRAM13等を備えた制御部10と、ハードディスク装置等で構成される記憶部20と、キーボードやポインティングデバイス等で構成される操作部30と、液晶ディスプレイ等で構成される表示部40と、携帯型メモリや磁気ディスク、光ディスク等の記録媒体からデータを読み出して入力可能なデータ入力部50と、を備える。
記憶部20には、解析対象の地盤モデルに対応するメッシュモデルを自動生成するためのプログラム、及び、このメッシュモデルを用いて有限要素法により地震波動伝播解析を行うためのプログラム等、CPU11が実行する各種プログラムが記憶されている。
また、記憶部20には、コントロールファイル(図2参照)、物性テーブル(図4参照)、及び、グリッドデータ群(図5参照)等が記憶されている。図2は、コントロールファイルの構成を表す図であり、図3は、このコントロールファイルが示す解析対象の地盤モデルを三次元で表した概念図である。
コントロールファイルは、メッシュモデルの自動生成時に参照されるファイルであり、解析対象の地盤モデルの外形を表すデータと、この地盤モデル内の各地層の層境界面を表すグリッドデータの読出先を表すデータと、各地層でメッシュ分割の際に用いるべき六面体要素のサイズを表すデータと、各地層の物性番号を表すデータと、が格納された構成にされている。
詳述すると、コントロールファイルには、図2に示すように、上記解析対象の地盤モデルの外形を表すデータとして、この地盤モデルの原点(地盤モデルの最もX軸Y軸Z軸マイナス方向側に位置する端点)のXYZ座標を表すデータと、地盤モデルのX方向長さDx,Y方向長さDy,Z方向(高さ方向)長さDzで表現された地盤モデルの全体サイズ(Dx,Dy,Dz)を表すデータと、が格納されている。
例えば、図2に示すコントロールファイルでは、全体のサイズがDx=864000m,Dy=456000m,Dz=80000mである地盤モデルの当該全体サイズが記述されている。
また、このコントロールファイルには、地盤モデル内の各地層の層境界面を表すグリッドデータの読出先を表すデータとして、グリッドデータ群の保存先ディレクトリを表すデータと、各層のグリッドデータのファイル名を表すデータと、が格納されている。
解析対象の地盤モデルがM層の積層体からなる地盤の形状モデルである場合、記憶部20には、コントロールファイルと合わせて、M+1個のグリッドデータが、データ入力部50や操作部30を通じて入力される。換言すると、地盤モデル内の各層の層境界面を表すグリッドデータ群は、第(m−1)層と第m層との層境界面を表すグリッドデータ(m=1,…,M+1)の一群からなる。
但し、第0層と第1層との層境界面を表すグリッドデータは、地表面を表すグリッドデータ(ファイル名:grid001.txt)のことである。また、第M層と第M+1層との層境界面を表すグリッドデータは、地盤モデルの底面の形状を表すグリッドデータ(bottom_grid.txt)のことである。
本実施例では、地盤モデルの表面(地表面)及び地盤モデルの底面(第M層と第M+1層との層境界面)を、平坦な面で表現するルールを採用しており、地表面及び第M層と第M+1層との層境界面を表す各グリッドデータ(grid001.txt及びbottom_grid.txt)は、平坦な形状を表す形式的なグリッドデータとして記憶部20に記憶される。
その他、上記各層でメッシュ分割の際に用いるべき六面体要素のサイズを表すデータは、X方向長さdx,Y方向長さdy,Z方向長さdzで表現された六面体要素(直方体要素)の基本サイズ(基本メッシュサイズ)を表すデータと、対応する層のグリッドデータのファイル名に関連付けられたデータであって基本サイズに対するサイズ比で表現された該当層にて用いるべき六面体要素のサイズを表すデータと、の組合せでコントロールファイルに格納されている。
例えば、図2に示すコントロールファイルでは、基本サイズが、dx=125m,dy=125m,dz=125mとして定義されている。このコントロールファイルにおいて、第1層と第2層との層境界面を表すグリッドデータのファイル名「grid002.txt」の左下1番目に記述された値「2」は、第2層において用いるべき六面体要素のサイズが上記基本サイズの2倍であることを表す。即ち、第2層において用いるべき六面体要素が、各辺とも250mの六面体要素であることを表す。
また、第18層と第19層との層境界面を表すグリッドデータのファイル名「grid019.txt」の左下1番目に記述された値「8」は、第19層において用いるべき六面体要素のサイズが基本サイズの8倍であることを表す。即ち、第19層において用いるべき六面体要素が、各辺とも1000mの六面体要素であることを表す。
但し、本実施例では、各層の六面体要素のサイズとして、基本サイズの2n倍(但し、nはゼロ以上の整数)のサイズを、コントロールファイルに記述するルールが採用されている。特に、本実施例では、0≦n≦3である。即ち、本実施例においては、各層の六面体要素のサイズとして、基本サイズの8倍までのサイズが指定可能とされている。
以下では、基本サイズの2n倍の六面体要素を、@2nの六面体要素とも表現する。基本サイズの2倍であれば、@2の六面体要素、基本サイズの4倍であれば、@4の六面体要素、基本サイズの8倍であれば、@8の六面体要素といった具合である。
この他、本実施例では、解析対象の地盤モデルのX方向長さDx,Y方向長さDy,Z方向長さを、基本サイズの2×α倍の長さの整数倍で、コントロールファイルに記述するルールが採用されている。ここで、αは、六面体要素の最大サイズを、基本サイズで除算した値に対応するものであり、本実施例では、α=8である。
換言すると、本実施例では、コントロールファイルにおいて、解析対象の地盤モデルのX方向長さDxが、2×α×dxの整数倍に設定され、Y方向長さDyが、2×α×dyの整数倍に設定され、Z方向長さDzが、2×α×dzの整数倍に設定されている。
また、上記各層の物性番号を表すデータは、図4に示す物性テーブルにて登録されたレコードが示す物性番号に対応する値を示すものである。このデータは、対応する層のグリッドデータのファイル名に関連付けられて、コントロールファイルに格納されている。例えば、第1層と第2層との層境界面を表すグリッドデータのファイル名「grid002.txt」の左下2番目に記述された値「2」は、第2層が物性番号2に対応する物性を示すことを意味している。図4は、物性テーブルの構成を表す説明図である。
物性テーブルは、図4に示すように、物性番号毎に、当該物性番号を表す情報と、当該物性番号に対応する地層におけるS波伝播速度及びP波伝播速度を表す情報と、当該地層の密度を表す情報とからなるレコードを備える。その他、レコードには、減衰等の情報を付加する場合もある。この物性テーブルは、データ入力部50等を通じて情報処理装置1に入力され、メッシュモデル生成後の地震波動伝播解析の際に用いられる。
この他、グリッドデータは、図5に示す構成にされている。図5(a)は、グリッドデータの記述例を表す図であり、図5(b)は、グリッドデータが示す点座標をXYZ座標系に配置して表される層境界面の概念図である。
図5に示すように、グリッドデータは、対応する層境界面を複数点のXYZ座標で表すことで、層境界面を格子状に表現したデータである。本実施例の情報処理装置1は、このグリッドデータを記憶部20から読み込み、このグリッドデータが示す点の間を線形補間等で補間処理することにより、詳細な層境界面の座標を求める。
ここで、図6を用いてグリッドデータの生成方法について簡単に説明する。図6(a)は、実際の地盤構成を表す図であり、図6(b)は、図6(a)に示す地盤に対応した地盤モデルの構成を表す図であり、グリッドデータが示す層境界面を一点鎖線及び実線で示した図である。
本実施例では、地表面の形状を無視して地盤モデルを生成するため、図6(a)に示すように、海底地形や隆起のある地盤においては、これら地表面の地形を無視し、地表面の形状を表すグリッドデータとして平坦なグリッドデータを生成する(図6(b)参照)。
また、堆積層のように、解析対象の地盤領域のXY方向全体に広がりをもたない層の層境界面をグリッドデータにて表現する場合には、実際に層が存在しない箇所の層境界面を、上下において隣接する層境界面を合わせるようにして、グリッドデータを生成する。即ち、厚みゼロの層をグリッドデータにて表現することにより、解析対象の地盤領域のXY全体に広がりをもたない層の層境界面を表現する。また、レンズ層のような地層については、二つのグリッドデータを組み合わせて図6(b)に示すように表現する。
続いて、上記コントロールファイル及びグリッドデータ群に基づき、CPU11が実行するメッシュモデル自動生成処理について説明する。図7は、操作部30を通じてユーザからメッシュモデル自動生成処理の実行指令が入力されると、CPU11が実行するメッシュモデル自動生成処理を表すフローチャートである。
CPU11は、メッシュモデル自動生成処理を開始すると、上記実行指令にて指定されたコントロールファイルを読み出すと共に(S110)、このコントロールファイルの記述に基づき、各層の層境界面を表すグリッドデータを読み出す(S120)。
そして、各グリッドデータを補間処理して、各層の詳細な層境界面の座標を求めると共に、これら読み出したコントロールファイル及びグリッドデータ群に基づき、コントロールファイル及びグリッドデータ群が表す地盤モデルにおける各層の形状把握を行い、各層のサーフェスデータ(形状モデル)を生成する(S130)。
例えば、解析対象の地盤モデルが、図6(b)に示すグリッドデータ群で表現されている場合には、グリッドデータ「grid001.txt」「grid002.txt」に基づき、グリッドデータ「grid001.txt」が示す層境界面と、グリッドデータ「grid002.txt」が示す層境界面と、に囲まれた閉空間表面の座標を表すデータを、堆積層の表面形状を表すサーフェスデータ(形状モデル)として、図8(a)に示すように生成する。
また、グリッドデータ「grid002.txt」「grid003.txt」に基づき、グリッドデータ「grid002.txt」が示す層境界面と、グリッドデータ「grid003.txt」が示す層境界面と、解析対象の地盤モデルの外縁に囲まれた閉空間表面の座標を表すデータを、対応する地層のサーフェスデータ(形状モデル)として、図8(b)に示すように生成する。
この他、S130では、用いるべき六面体要素のサイズが同一の隣接層を、一つの層に統合し、この層のサーフェスデータ(形状モデル)を生成する。例えば、グリッドデータ「grid003.txt」「grid004.txt」「grid005.txt」「grid006.txt」に基づき、これらの層境界面及び地盤モデルの外縁に囲まれた二つの領域を隣接面で一体化してできる閉空間表面の座標を表すデータを、レンズ層を囲む地層のサーフェスデータ(形状モデル)として、図8(c)に示すように生成する。
このようにして、S130では、読み出したグリッドデータ群及びコントロールファイルに基づき、地盤モデルを構成する各層のサーフェスデータ(形状モデル)を生成する。
この後、CPU11は、図9(a)に示す自動生成主処理を実行して(S140)、上記解析対象の地盤モデルに対応するメッシュモデルを、上記サーフェスデータ及びコントロールファイルに基づき自動生成する。そして、S140で生成したメッシュモデルを、記憶部20に出力して記録すると共に、表示部40を通じてユーザに表示する(S150)。その後、当該メッシュモデル自動生成処理を終了する。
この後、CPU11は、図9(a)に示す自動生成主処理を実行して(S140)、上記解析対象の地盤モデルに対応するメッシュモデルを、上記サーフェスデータ及びコントロールファイルに基づき自動生成する。そして、S140で生成したメッシュモデルを、記憶部20に出力して記録すると共に、表示部40を通じてユーザに表示する(S150)。その後、当該メッシュモデル自動生成処理を終了する。
続いて、CPU11がS140で実行する自動生成主処理について、図9(a)を用いて説明する。図9(a)は、自動生成主処理を表すフローチャートである。
CPU11は、自動生成主処理を開始すると、地盤モデルを構成する複数層の内、未選択の地層の一つを、処理対象の地層に選択する(S210)。但し、処理対象の地層に選択する当該地層の単位は、グリッドデータにて区分される地層の単位ではなく、サーフェスデータにて区分される地層の単位である。
CPU11は、自動生成主処理を開始すると、地盤モデルを構成する複数層の内、未選択の地層の一つを、処理対象の地層に選択する(S210)。但し、処理対象の地層に選択する当該地層の単位は、グリッドデータにて区分される地層の単位ではなく、サーフェスデータにて区分される地層の単位である。
S210の処理を終えると、CPU11は、選択した処理対象地層と、この処理対象地層に隣接する一つ又は複数の地層との層境界面を、隣接層毎の領域に区分し(図10参照)、区分した領域(以下、区画という。)毎に、この区画を基準にして、六面体メッシュ限界面を設定し、処理対象の地層内において、当該六面体メッシュ限界面に囲まれた空間(換言すれば六面体メッシュ限界面より内側の空間)を、六面体要素にてメッシュ分割する六面体メッシュ生成対象領域に設定する(S220)。
具体的に、S220では、図9(b)に示す六面体メッシュ生成対象領域設定処理を実行して、まずは、処理対象の地層と隣接層との層境界面を、隣接層毎の領域に区分する(S221)。その後、S222〜S225の処理を実行し、六面体メッシュ生成対象領域を設定する。図9(b)は、六面体メッシュ生成対象領域設定処理を表すフローチャートである。
S222では、コントロールファイルの内容に基づき、「処理対象の地層で用いるべき六面体要素よりも大きいサイズの六面体要素でメッシュ分割される隣接層」と「当該処理対象の地層」との層境界面となる区画を抽出し、抽出した各区画の層境界面を、六面体メッシュ限界面に設定する。
具体的に、図10(a)に示す例では、@2の六面体要素でメッシュ分割される処理対象地層に対し、@1の六面体要素でメッシュ分割される層C11及び@4の六面体要素でメッシュ分割される層C12が隣接しているため、処理対象地層と隣接層との層境界面を、層C11と隣接する層境界面の区画E11と、層C12と隣接する層境界面の区画E12と、に区分する(S221)。そして、S222では、区画E12を抽出し、区画E12については、当該層境界面を六面体メッシュ限界面G12に設定する。
一方、S223では、「処理対象の地層で用いるべき六面体要素よりも小さいサイズの六面体要素にてメッシュ分割される隣接層」と「当該処理対象の地層」との層境界面となる区画を抽出し、抽出した区画毎に、この区画の層境界面を、層境界面の法線方向であって処理対象地層の内側方向に所定距離Fシフト(移動)させた面、を六面体メッシュ限界面に設定する。
具体的に、図10(a)に示す例では、上記条件を満足する区画として、区画E11を抽出し、この区画E11を、その法線方向であって処理対象地層内側に所定距離Fシフトさせた面G11を、六面体メッシュ限界面G11に設定する(S223)。
また、このようにして区画毎に六面体メッシュ限界面を設定した場合には、上記シフトを原因として、各区画に対応した六面体メッシュ限界面の間に不連続な領域が発生する(図10(a)参照)。S224では、この不連続な領域に対して補完処理を行う。
具体的には、不連続な領域として、隣り合う六面体メッシュ限界面の間に空いた領域が生じた場合には(図10(a)参照)、この不連続な領域に対してシフト方向に沿う六面体メッシュ限界面を追加設定することにより、補完処理を行う。図10(a)に示す例では、六面体メッシュ限界面G11と六面体メッシュ限界面G12との間に生じた不連続領域に、シフト方向に沿う六面体メッシュ限界面G13,G14を追加設定する。
また、別ケースとして、シフト後の六面体メッシュ限界面の一部が他の六面体メッシュ限界面と交差して、不連続な領域が生じる場合もある(図10(b)参照)。この場合には、S224で、交差した地点よりも外側の六面体メッシュ限界面を除去する内容の補完処理を行う。
S224で、このような補完処理を終えると、CPU11は、S225に移行し、処理対象地層内において、上記設定した六面体メッシュ限界面に囲まれた領域(即ち、六面体メッシュ限界面より処理対象地層内側の領域)を、六面体メッシュ生成対象領域に設定する。図10(a)に示す例では、処理対象地層の内、六面体メッシュ限界面G11〜G14に囲まれた領域を、六面体メッシュ生成対象領域に設定する(S225)。その後、六面体メッシュ生成対象領域設定処理を終了する。
ここで、上述した六面体メッシュ生成対象領域設定処理について補足説明する。S223では、シフトさせる区画(層境界面)の外縁が地盤モデルの外縁(地表面又は底面又は側面)に一致する場合があるが、この場合には、地盤モデルの外縁に一致する当該区画の外縁(辺)を、地盤モデルの外縁に沿って、処理対象地層の内側方向に距離Fシフトさせるようにして、六面体メッシュ限界面を設定する。即ち、本実施例で表現する「シフトさせる」とは、平行移動だけでなく、層境界面の変形(延長等)を伴った移動を含むものとする。
具体的に、図10(b)に示す例では、@2の六面体要素でメッシュ分割される処理対象地層に対し、@1の六面体要素でメッシュ分割される層C21及び@4の六面体要素でメッシュ分割される層C22が隣接している。このため、六面体メッシュ生成対象領域設定処理では、まず、処理対象地層と隣接層との層境界面を、層C21と隣接する層境界面の区画E21と、層C22と隣接する層境界面の区画E22とに区分する(S221)。
そして、区画E22については、層境界面を六面体メッシュ限界面G22に設定し(S222)、区画E21については、所定距離F分、区画E21を当該層境界面の法線方向であって処理対象地層内側にシフトさせた面を、六面体メッシュ限界面G21に設定する(S223)。
但し、区画E21の一部外縁は、地表面に一致するので、地表面に一致する当該区画E21の外縁(辺)を、地盤モデルの地表面に沿って、距離Fシフトさせるようにして、六面体メッシュ限界面G21を設定する。
また、シフト後の六面体メッシュ限界面G21は、六面体メッシュ限界面G22と交差するため、六面体メッシュ限界面G21,G22の交差地点よりも外側の部位については除去し(S224)、六面体メッシュ限界面G21,G22に囲まれた処理対象地層内の領域を、六面体メッシュ生成対象領域に設定する(S225)。
この他、本実施例では、シフトする距離Fが、処理対象地層で用いるべき六面体要素のサイズと、隣接層で用いられる六面体要素のサイズと、の組合せ毎に、予め定められており、S223では、第一シフト距離設定テーブルを参照して、シフトする距離Fを決定した後、上記のように、層境界面をシフトする。
図11は、記憶部20が記憶する第一シフト距離設定テーブルの構成を表す説明図である。この第一シフト距離設定テーブルは、隣接する地層間で用いられる六面体要素のサイズの組合せ毎に、適用すべきシフト距離Fが記述されたものである。
具体的に、図11に示す第一シフト距離設定テーブルでは、処理対象地層で用いられる六面体要素が@2の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@1である層境界面の区画に適用すべき距離Fが、@2の六面体要素の1倍に対応した距離に定められている。但し、シフト距離について、@2nの六面体要素のQ倍に対応した距離とは、@2nの六面体要素のX方向長さ2n×dx、Y方向長さ2n×dy、及び、Z方向長さ2n×dzの内、最大の長さMAX{2n×dx,2n×dy,2n×dz}のQ倍の距離を言う。
本実施例では、基本メッシュのXYZ方向長さが、同じ長さ(dx=dy=dz=125m)に設定されているので、@2の六面体要素の1倍に対応した距離は、250mである。同様に、図11に示す例では、処理対象地層で用いられる六面体要素が@4の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@1の六面体要素である層境界面の区画に適用すべき距離Fが、@4の六面体要素の1倍に対応した距離(500m)に定められ、処理対象地層で用いられる六面体要素が@8の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@1の六面体要素である層境界面の区画に適用すべき距離Fが、@8の六面体要素の1.5倍に対応した距離(1500m)に定められている。
また、処理対象地層で用いられる六面体要素が@4の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@2の六面体要素である層境界面の区画に適用すべき距離Fは、@4の六面体要素の1倍に対応した距離に定められ、処理対象地層で用いられる六面体要素が@8の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@2の六面体要素である層境界面の区画に適用すべき距離Fは、@8の六面体要素の1倍に対応した距離に定められ、処理対象地層で用いられる六面体要素が@8の六面体要素で、隣接層で用いられる六面体要素が@4の六面体要素である層境界面の区画に適用すべき距離Fは、@8の六面体要素の1倍に対応した距離に定められている。
従って、図10(a)(b)に示す区画E11,E21については、S223の処理において、距離F=@2×1.0(=250m)分、層境界面を、処理対象地層内側にシフトさせて、六面体メッシュ限界面G11,G21を設定することになる。
その他、図10(c)に示す例では、@8の六面体要素でメッシュ分割される処理対象地層に対し、@1の六面体要素でメッシュ分割される層C31及び@2の六面体要素でメッシュ分割される層C32が隣接しているため、処理対象地層と隣接層との層境界面を、層C31と隣接する層境界面の区画E31と、層C32と隣接する層境界面の区画E32とに、区分する。
そして、区画E31については、第一シフト距離設定テーブルに従って、層境界面を、距離@8×1.5(=1500m)分、その法線方向であって処理対象地層内側にシフトさせて、六面体メッシュ限界面G31を設定し、区画E32については、第一シフト距離設定テーブルに従って、層境界面を、距離@8×1.0(=1000m)分、その法線方向であって処理対象地層内側にシフトさせて、六面体メッシュ限界面G32を設定する。
また、このようにして六面体メッシュ生成対象領域の設定を終了すると、CPU11は、S230(図9参照)に移行し、コントロールファイルが示す当該処理対象地層において用いるべきサイズの六面体要素で、S220で設定した六面体メッシュ生成対象領域内をメッシュ分割する。
但し、この際には、上記サイズの六面体要素を、8個の集合体単位(各辺が当該六面体要素の2倍サイズの集合体単位)で、この集合体が六面体メッシュ生成対象領域をはみ出ないように、六面体メッシュ生成対象領域内に配置する(条件(あ))。このような手法で、六面体メッシュ生成対象領域内を六面体要素によりメッシュ分割する(図12参照)。
更に言えば、CPU11は、コントロールファイルが示す地盤モデルの原点の座標を起点とした当該処理対象地層に用いる六面体要素のサイズ間隔のグリッドに合わせて、原点からの距離が当該六面体要素のサイズの整数倍となる位置に上記六面体要素を配置する(条件(い))。図12は、六面体要素の配置態様をグリッドと共に示した説明図である。
特に、本実施例では、六面体要素の8個からなる上記集合体を、地盤モデルの原点を起点とした上記集合体のサイズ間隔のグリッド(上記六面体要素の2倍間隔のグリッド)に合わせて配置する(条件(う))。
即ち、S230では、上記条件(あ)及び(い)及び(う)を満足する範囲内において、六面体メッシュ生成対象領域内に、目一杯六面体要素を配置し、六面体メッシュ生成対象領域をメッシュ分割する。
また、この処理後には、地盤モデルを構成する全地層を、処理対象の地層に選択して、六面体要素でメッシュ分割したか否かを判断し(S240)、全地層を選択していないと判断すると(S240でNo)、S210に移行して、未選択の地層の一つを、新たに処理対象に選択し、S220以降の処理を実行する。
このようにして、S210〜S240では、隣接する地層間において、対向する六面体要素の頂点(節点)が、大きいサイズの六面体要素でメッシュ分割される地層における六面体要素の頂点(節点)の間隔で揃うように、各層の所定領域(六面体メッシュ生成領域)をメッシュ分割し、六面体メッシュを生成する。このようにして、本実施例では、隣接する地層間において節点の位置を制限する。
この他、全地層を処理対象に選択して六面体メッシュを生成すると、CPU11は、S250に移行し、層境界面に対向する六面体要素であって、六面体要素の配置されていない層境界面の周辺領域(以下、四面体メッシュ生成対象領域という。)に面する六面体要素(図12斜線部分参照)を、8個単位で、外形が当該六面体要素の2倍サイズの田米ユニット100(図13及び図14参照)に置換する。これによって、四面体メッシュ生成対象領域に隣接する六面体要素によりメッシュ分割された領域を四面体要素及び五面体要素からなるメッシュの領域に置換する。
図13(a)は、田米ユニット100の構成を表す説明図である。図13(a)に示すように、田米ユニット100は、外形が、六面体要素に相似する六面体形状を示すものであり、自己の外形をなす六面体の各頂点P1〜P8、及び、各頂点を結ぶ辺の中点P11〜P22、及び、各面の中心点P31〜P36、及び、当該六面体の中心点P40の夫々に節点を有するものである。
この田米ユニット100は、上記六面体要素の集合体に代えて配置される際、隣接する六面体要素に接触して四面体メッシュ生成対象領域に露出しない面が、「田」形状にメッシュ分割され、六面体要素に接触せず四面体メッシュ生成対象領域に露出する面が「米」形状にメッシュ分割される。そして、上記分割により、四面体要素及び五面体要素の集合体として、上記六面体要素の集合体に代えて配置される。
図13(b)は、「田」形状にメッシュ分割された面と六面体の中心点P40を結んでできる四角錘形状の五面体要素を示した図であり、図13(c)は、「米」形状にメッシュ分割された面と六面体の中心点P40を結んでできる三角錘形状の四面体要素を示した図である。また、図14は、田米ユニットの配置態様を示した説明図である。
即ち、田米ユニット100は、図13(b)に示すように、当該田米ユニット100の外形をなす六面体の面であって六面体要素に接触する各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結んで形成される四角形状の各区画、を底面とする四角錘であって、六面体の中心点P40を頂点とした四角錘、からなる五面体要素を4つ有する。
また、田米ユニット100は、図13(c)に示すように、当該田米ユニット100の外形をなす六面体の面であって六面体要素に接触しない四面体メッシュ生成対象領域に露出した各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結び、更には、各辺の中点を対向する辺の中点と結んだ際に交点となる当該面の中心点と面の端に位置する各頂点とを結んで形成される三角形状の各区画、を底面とする三角錘であって、六面体の中心点を頂点とした三角錘、からなる複数の四面体要素を8つ有する。
このような構成の田米ユニット100を配置すると、CPU11は、S260に移行し、図15に示す節点設定処理を実行することにより、各四面体メッシュ生成対象領域に節点を設定する。図15は、節点設定処理を表すフローチャートであり、図16は、節点設定処理内で呼び出される節点設定副処理を表すフローチャートである。
節点設定処理を開始すると、CPU11は、一続きの四面体メッシュ生成対象領域を一単位として、四面体メッシュ生成対象領域の一つを、処理対象の領域に選択する(S310)。
そして、選択した処理対象の四面体メッシュ生成対象領域内に位置する各地層の領域に、当該地層での六面体メッシュ生成時に用いた六面体要素と同サイズ間隔の節点を設定する(S320)。図17は、S320における節点の配置態様を示した説明図である。即ち、処理対象領域内に位置する各地層の領域に、当該地層の六面体メッシュ生成時に用いた六面体要素と同一のものを仮想的に配置して定まる当該六面体要素の各頂点を、節点に設定する。
但し、節点は、地盤モデルの原点を起点とした当該節点の配置間隔に対応する距離間隔のグリッドに合わせて配置されるものとする。即ち、節点は、上記グリッドの格子点に対応する位置に、配置される。以降、四面体メッシュ生成対象領域において節点を設定する際には、上記と同様、節点を、地盤モデルの原点を起点とするグリッドに合わせて設定するものとする。
S320での処理を終えると、CPU11は、S330に移行し、処理対象領域内に位置する層境界面を、S221(図9参照)での処理と同様、隣接する地層の組合せ毎に区分する。例えば、図17に示す例では、四面体メッシュ生成対象領域内に位置する層境界面を、@1の六面体要素によりメッシュ分割された地層と@2の六面体要素によりメッシュ分割された地層との層境界面を構成する区画E41と、@2の六面体要素によりメッシュ分割された地層と@8の六面体要素によりメッシュ分割された地層との層境界面を構成する区画E42と、@1の六面体要素によりメッシュ分割された地層と@8の六面体要素によりメッシュ分割された地層との層境界面を構成する区画E43と、に区分する。
この後、CPU11は、S340に移行し、区分された層境界面の区画群の中から、処理対象の区画を一つ選択する。図17に示す例では、区画E41,E42,E43の中からいずれか一つを、処理対象の区画に選択することになる。そして、処理対象に選択した区画について、図16に示す節点設定副処理を実行する(S350)。
図16に示す節点設定副処理を実行すると、CPU11は、処理対象区画を挟んで隣り合う二つの地層の内、小さい六面体要素によりメッシュ分割された地層に使用された六面体要素と同サイズ間隔の節点を、図18に示すように、この地層側から、処理対象区画の層境界面を挟んで対向する大きい六面体要素によりメッシュ分割された地層側にはみ出るように配置する(S410)。
具体的には、S320の処理並びにそれ以前の六面体要素及び田米ユニットの配置により、上記小さい六面体要素によりメッシュ分割された地層側に既に配置されている節点から層境界面を挟んで六面体要素のサイズ分離れた位置に、節点を配置する。尚、図18(a)は、区画E41に対してS410の処理を実行したときの節点の配置を表す図であり、図18(b)は、区画E42に対してS410の処理を実行したときの節点の配置を表す図であり、図18(c)は、区画E43に対してS410の処理を実行したときの節点の配置を表す図である。
また、この処理を終えると、CPU11は、S420に移行し、処理対象区画を挟む地層間で用いられた六面体要素のサイズ比が2倍以下であるか否かを判断する。具体的には、処理対象区画が、@1の六面体要素が用いられた地層と@2の六面体要素が用いられた地層との層境界面、及び、@2の六面体要素が用いられた地層と@4の六面体要素が用いられた地層との層境界面、及び、@4の六面体要素が用いられた地層と@8の六面体要素が用いられた地層との層境界面のいずれかであるか否かを判断する。
そして、サイズ比が2倍以下であると判断すると(S420でYes)、当該節点設定副処理(S350)を終了して、S360に移行する。
一方、サイズ比が2倍より大きいと判断すると(S420でNo)、S430に移行し、処理対象区画を挟む地層間で用いられた六面体要素のサイズ比が4倍であるか否かを判断する。具体的には、処理対象区画が、@1の六面体要素が用いられた地層と@4の六面体要素が用いられた地層との層境界面、及び、@2の六面体要素が用いられた地層と@8の六面体要素が用いられた地層との層境界面のいずれかであるか否かを判断する。
一方、サイズ比が2倍より大きいと判断すると(S420でNo)、S430に移行し、処理対象区画を挟む地層間で用いられた六面体要素のサイズ比が4倍であるか否かを判断する。具体的には、処理対象区画が、@1の六面体要素が用いられた地層と@4の六面体要素が用いられた地層との層境界面、及び、@2の六面体要素が用いられた地層と@8の六面体要素が用いられた地層との層境界面のいずれかであるか否かを判断する。
そして、サイズ比が4倍の区画であると判断すると(S430でYes)、S441に移行し、処理対象区画の層境界面を、その法線方向であって、大きい六面体要素によりメッシュ分割された地層側へ所定距離D1シフトさせた面を、仮想境界面に設定する(図20参照)。具体的に、S441では、記憶部20が記憶する第二シフト距離設定テーブルを参照して、シフトさせる距離D1を決定し、上記手法で仮想境界面を設定する。
図19は、第二シフト距離設定テーブルの構成を表す説明図である。第二シフト距離設定テーブルは、層境界面をシフトさせて上記仮想境界面を設定する際に適用すべきシフト距離D1,D2が、隣接する地層間における六面体要素のサイズの組合せ毎に、記述されたものである(距離D2については後述)。但し、仮想境界面をシフトする必要のないサイズの組合せに対応したシフト距離D1,D2についてはテーブルに登録されていない。
詳述すると、図19に示す第二シフト距離設定テーブルでは、処理対象区画を挟む地層の組合せが@1及び@4の六面体要素によりメッシュ分割された地層の組合せである場合、シフト距離D1を、@4の六面体要素の1倍に対応した距離(本実施例では500m)とすることが定められている。
また、処理対象区画を挟む地層が@1及び@8の六面体要素によりメッシュ分割された地層の組合せである場合には、シフト距離D1を、@8の六面体要素の1.5倍に対応した距離(本実施例では1500m)とし、シフト距離D2を、@8の六面体要素の0.5倍に対応した距離(本実施例では500m)とすることが定められている。
この他、処理対象区画を挟む地層の組合せが@2及び@8の六面体要素によりメッシュ分割された地層の組合せである場合には、シフト距離D1を、@8の六面体要素の1倍に対応した距離(本実施例では1000m)とすることが定められている。
このような構成の第二シフト距離設定テーブルを参照し、S441で仮想境界面を設定すると、CPU11は、S443に移行し、処理対象区画の層境界面から、仮想境界面までの領域内に、上記大きい六面体要素によりメッシュ分割された地層で用いられた六面体要素の1/2サイズ間隔の節点を配置する。図20は、区画E42について、S443の処理を実行した後の節点の配置態様を示す説明図である。
具体的には、処理対象区画が、@1の六面体要素が用いられた地層と@4の六面体要素が用いられた地層との層境界面である場合、処理対象区画の層境界面から、仮想境界面までの領域内に、@2の六面体要素を仮想的に配置して定まる@2の六面体要素と同サイズ間隔の節点を配置する。同様に、@2の六面体要素が用いられた地層と@8の六面体要素が用いられた地層との層境界面である場合には、処理対象区画の層境界面から、仮想境界面までの領域内に、@4の六面体要素と同サイズ間隔の節点を配置する。
但し、節点設定副処理では、同じ位置に重複して節点を設定しないものとする。即ち、CPU11は、既に節点が設定されたポイントには、改めて節点を設定せずに、節点設定副処理を実行する。
また、このようにしてS443で節点を設定すると、CPU11は、当該節点設定副処理を終了し、S360に移行する。
一方、S430でサイズ比が4倍でもないと判断すると(S430でNo)、CPU11は、S451に移行し、S441と同様に、第二シフト距離設定テーブルを参照して、処理対象区画の層境界面を、その法線方向であって、大きい六面体要素でメッシュ分割された地層側へ所定距離D1シフトさせた面を、仮想境界面に設定する。
一方、S430でサイズ比が4倍でもないと判断すると(S430でNo)、CPU11は、S451に移行し、S441と同様に、第二シフト距離設定テーブルを参照して、処理対象区画の層境界面を、その法線方向であって、大きい六面体要素でメッシュ分割された地層側へ所定距離D1シフトさせた面を、仮想境界面に設定する。
詳述すれば、S451に移行するケースでは、処理対象区画が、@1の六面体要素が用いられた地層と@8の六面体要素が用いられた地層との層境界面ということになる。従って、第二シフト距離設定テーブルを参照して、この六面体要素のサイズの組合せに対応したシフト距離D1である@8×1.5倍に対応した距離(=1500m)、処理対象区画の層境界面をシフトさせて、仮想境界面を設定する(図21(a)参照)。
そして、処理対象区画の層境界面から、当該仮想境界面までの領域内に、上記大きい六面体要素によりメッシュ分割された地層で用いられた六面体要素の1/2サイズ間隔(具体的には、@4の六面体要素のサイズ間隔)の節点を、図21(a)に示すように、S443での処理と同様の手法で、配置する(S453)。図21(a)は、区画E43について、S453の処理を実行した後の節点の配置態様を示す説明図である。
また、この処理後には、処理対象区画の層境界面を、その法線方向であって、大きい六面体要素でメッシュ分割された地層側へ所定距離D2シフトさせた面を、仮想境界面に再設定する(S455)。具体的には、第二シフト距離設定テーブルを参照して、この処理対象区画に対応したシフト距離D2である@8×0.5倍に対応した距離(=500m)、処理対象区画の層境界面をシフトさせて、仮想境界面を再設定する。
そして、処理対象区画の層境界面から、上記再設定した仮想境界面までの領域内に、上記大きい六面体要素によりメッシュ分割された地層で用いられた六面体要素の1/4サイズ間隔の節点(具体的には、@2の六面体要素のサイズ間隔の節点)を、S443での処理と同様の手法で、配置する(S457)。図21(b)は、区画E43について、S457の処理を実行した後の節点の配置態様を示す説明図である。その後、当該節点設定副処理を終了する。
本実施例では、このようにして、小さいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された層から大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された層に向けて、節点の間隔が段階的に大きくなるように、上記手法でグリッドに合わせて節点を設定する。
また、このようにして、節点設定副処理(S350)を終了すると、CPU11は、S330で区分した層境界面の区画群の全てについて節点設定副処理を実行したか否かを判断し(S360)、全ての区画について実行していない場合には(S360でNo)、S340に移行し、未選択の区画の一つを、新たに処理対象区画に設定して、その区画について上述した手順で節点設定副処理を実行する。図22は、図17に示す四面体メッシュ生成対象領域の各区画E41,E42,E43に対し、上記手順で節点を設定したときの節点の配置を表す説明図である。
そして、全ての区画について終了すると、全四面体メッシュ生成対象領域に対して、S320以降の処理を実行したか否かを判断し、実行していなければ(S370でNo)、S310に移行して、未選択の四面体メッシュ生成対象領域の一つを、新たに処理対象領域に設定し、S320以降の処理を実行する。
そして、全四面体メッシュ生成対象領域に対して、S320以降の処理を実行し終えると、S370で肯定判断して、当該節点設定処理(図9:S260)を終了し、S270に移行する。
この他、S270では、周知のデローニ法(ドロネー法とも呼ばれる)に基づき、各四面体メッシュ生成対象領域を、上記節点設定処理にて設定された節点に合わせて四面体要素でメッシュ分割する。即ち、S260で設定された節点に四面体要素の頂点を合わせるようにして、四面体メッシュ生成対象領域を、四面体要素によりメッシュ分割し、地盤モデルのメッシュモデルを完成させる。
尚、この際には、節点の追加等の処理をせず、単純に、上記節点設定処理にて設定された節点に合わせて四面体要素を配置して、各四面体メッシュ生成対象領域に、四面体メッシュを生成する。その後、当該自動生成主処理を終了する。
この処理により、例えば、図23(a)に示すように節点が配置された四面体メッシュ生成対象領域では、図23(b)に示すように四面体メッシュが生成される。図23は、四面体メッシュの生成例を示した説明図である。
以上、本実施例の情報処理装置1の構成について説明したが、本実施例では、上記手法で、グリッドに合わせて六面体要素を配置して、六面体メッシュ生成対象領域に六面体メッシュを生成するので、隣接する地層の間では、六面体要素の頂点(節点)の間隔が、大きいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の節点(六面体要素の頂点)の間隔で揃う(例えば、図12参照)。また、田米ユニットにより六面体要素から四面体要素へ遷移する領域を形成しているので、田米ユニット配置後の四面体メッシュ生成対象領域においても、その両側で節点が揃う(図14参照)。
そして、本実施例では、このような環境下で、四面体メッシュ生成対象領域内においてグリッドに合わせて節点を設定すると共に、小さいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された層から大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された層に向けて、節点の間隔を段階的に大きくしている(図22及び図23参照)。
従って、本実施例によれば、節点の配置に歪が発生せずに済み、四面体要素が形成されない領域が発生したり、微小な四面体要素が発生したりしないように、デローニ法を用いて自動で、四面体メッシュ生成対象領域を、四面体要素によりメッシュ分割することができる。また、田米ユニットを用いて六面体要素から四面体要素への遷移領域を形成しているので、六面体要素と四面体要素との間で不連続な箇所が発生しないようにすることができる。
よって、本実施例によれば、ユーザによる手作業を排除して、自動で良好なメッシュモデルを生成することができる。換言すると、微小要素が発生することで手作業によるメッシュモデルの修正をする必要がなく、簡単に良好なメッシュモデルを生成することができ、更には、微小な要素があることで、クーラン条件を満足するように、短い時間ステップで解析を行う必要がなく、演算量の問題も解決することができる。
結果、本実施例によれば、大規模な地盤の地震波動伝播解析を行う際のメッシュモデルの生成に際して、極めて優れた効果を奏する。
尚、上述した実施例と「特許請求の範囲」記載の各手段との対応関係は、次の通りである。即ち、本発明の取得手段は、形状モデル及び条件データとしての情報を有するコントロールファイル及びグリッドデータを読み出すS110,S120の処理により実現されている。
尚、上述した実施例と「特許請求の範囲」記載の各手段との対応関係は、次の通りである。即ち、本発明の取得手段は、形状モデル及び条件データとしての情報を有するコントロールファイル及びグリッドデータを読み出すS110,S120の処理により実現されている。
また、第一メッシュ分割手段は、CPU11が実行するS210〜S240の処理により実現され、第二メッシュ分割手段は、CPU11が実行するS250の処理により実現されている。但し、第一メッシュ分割手段によりメッシュ分割された領域は、本実施例において、S230の処理によりメッシュ分割された領域であって、田米ユニットにより置換される六面体要素を除く領域に対応する。
この他、節点設定手段は、S260の処理により実現され、第三メッシュ分割手段は、S270の処理により実現されている。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく種々の態様を採ることができる。例えば、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルについては、ソフトウェアの開発段階で開発者がシフト距離の適値を求めて作成することができるが、情報処理装置1は、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルに設定されたシフト距離を、ユーザからの指示に従って変更可能な構成にされてもよい。この他、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルについては、プログラムの使用者がコントロールファイルに記述することで用意してもよい。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく種々の態様を採ることができる。例えば、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルについては、ソフトウェアの開発段階で開発者がシフト距離の適値を求めて作成することができるが、情報処理装置1は、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルに設定されたシフト距離を、ユーザからの指示に従って変更可能な構成にされてもよい。この他、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルについては、プログラムの使用者がコントロールファイルに記述することで用意してもよい。
但し、シフト距離については、その距離が短すぎると、四面体メッシュを形成可能な領域が少なすぎて、隣接する地層の六面体メッシュ間を、適切に四面体メッシュにより接続することができなくなる可能性がある。一方、距離が長すぎると、六面体メッシュを形成可能な領域が小さくなり、解析精度が劣化する可能性がある。従って、プログラム開発者が予め適値を定めて、第一シフト距離設定テーブル及び第二シフト距離設定テーブルを用意するのが好ましい。
尚、上記実施例において図11及び図19に示したシフト距離は、基本メッシュサイズの8倍までの六面体要素を用いるケースにおいて、発明者らが求めたシフト距離の適値である。
また、上記実施例では、地表面を平坦なものとして地盤モデルを生成し、これに対応するメッシュモデルを生成するようにしたが、地表面の起伏を無視せずに地盤モデルを生成し、これに対応するメッシュモデルを生成するようにしてもよい。例えば、図6(a)に示す地盤領域に対しては、図24(a)に示すように、海水地形、陸地形、及び、海水を考慮して地盤モデルを生成するようにしてもよい。また、図24(b)に示すように、海水については無視するが、海水地形及び陸地形については考慮して地盤モデルを生成するようにしてもよい。
この他、大規模な地盤モデルに対応したメッシュモデルを生成する場合には、コンピュータによる処理能力や、処理時間の関係から、メッシュモデルを一括して生成するのが難しいケースもある。
従って、この場合には、地盤モデルを、X方向及びY方向に分割して図25に示すようにブロック化し、各ブロックについて、上述した手法でメッシュモデルを生成し、これらを統合することにより、大規模な地盤モデルに対応したメッシュモデルを生成するようにしてもよい。
この場合には、隣接するブロック間においてメッシュが不連続とならないように、各ブロックに対応したメッシュモデルを生成する際には、既にメッシュ分割された隣接ブロックの処理対象ブロックとの隣接面のメッシュを考慮して、当該処理対象ブロックのメッシュモデルを生成する必要がある。
1…情報処理装置、10…制御部、11…CPU、13…RAM、20…記憶部、30…操作部、40…表示部、50…データ入力部、100…田米ユニット、C11,C12,C21,C22,C31,C32…地層、E11,E12,E21,E22,E31,E32,E41〜E43…区画、G11〜G14,G21,G22,G31,G32…六面体メッシュ限界面
Claims (6)
- 複数層からなる構造体の形状モデルをメッシュ分割して、有限要素解析に適用可能なメッシュモデルを生成するメッシュモデル生成装置であって、
メッシュモデル生成対象の前記形状モデル及び、前記形状モデルが示す各層毎にメッシュ分割に用いるべき六面体要素のサイズが記述された条件データを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した形状モデルが示す各層内の所定領域を、前記条件データに従い、各辺が予め定められた基本サイズの2n(但し、nは、ゼロ以上の整数である。)倍サイズの六面体要素を用いて、当該六面体要素の8個からなり各辺が当該六面体要素の2倍サイズの集合体単位でメッシュ分割する第一メッシュ分割手段と、
前記各層毎に、前記第一メッシュ分割手段によりメッシュ分割された領域内において当該領域の外縁に位置する前記六面体要素であって、前記形状モデルが示す隣接層との層境界面に対向する前記外縁に位置する前記六面体要素に接触する領域を、複数のメッシュ要素からなり、外形が前記接触する六面体要素の2倍サイズの六面体形状を示すユニットによりメッシュ分割する第二メッシュ分割手段と、
前記ユニットによりメッシュ分割された領域に挟まれた層境界周辺領域に、節点を設定する節点設定手段と、
前記節点設定手段により設定された節点に四面体要素の頂点を合わせるようにして、前記層境界周辺領域を、前記四面体要素によりメッシュ分割する第三メッシュ分割手段と、
を備え、前記各メッシュ分割手段により前記形状モデルをメッシュ分割して、前記メッシュモデルを生成する構成にされ、更に、
前記ユニットは、
自己の外形をなす前記六面体の各頂点、及び、各頂点を結ぶ辺の中点、及び、各面の中心点、及び、当該六面体の中心点の夫々に節点を有し、
前記複数のメッシュ要素として、
前記六面体要素に接触する前記外形をなす六面体の各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結んで形成される四角形状の各区画、を底面とする四角錘であって、前記六面体の中心点を頂点とした四角錘、からなる複数の五面体要素と、
前記六面体要素に接触しない前記外形をなす六面体の各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結び、更には、各辺の中点を対向する辺の中点と結んだ際に交点となる当該面の中心点と面の端に位置する各頂点とを結んで形成される三角形状の各区画、を底面とする三角錘であって、前記六面体の中心点を頂点とした三角錘からなる複数の四面体要素と、
を有した前記四面体要素及び前記五面体要素の集合体として構成され、
前記第一メッシュ分割手段は、前記各層毎に、予め定められた各層共通の原点位置を起点とする当該層に用いる六面体要素のサイズ間隔のグリッドに合わせて、原点位置からの距離が当該六面体要素のサイズの整数倍となる位置に六面体要素を配置することで、前記各層内の所定領域をメッシュ分割する構成にされ、
前記節点設定手段は、前記層境界周辺領域の夫々において、前記形状モデルが示す層境界面を挟んで両側に位置する層の内、前記第一メッシュ分割手段により小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の当該六面体要素のサイズに対応する前記グリッドに合わせて前記節点を設定する構成にされていること
を特徴とするメッシュモデル生成装置。 - 前記第一メッシュ分割手段は、前記各層内を前記六面体要素によりメッシュ分割する際、前記形状モデルが示すメッシュ分割対象の層と当該メッシュ分割対象の層に隣接する隣接層との層境界面を基準にして、六面体メッシュ限界面を設定し、前記メッシュ分割対象の層の内、前記所定領域として、当該六面体メッシュ限界面に囲まれた領域内を、前記ユニットを配置する空間分、空けて、前記六面体要素によりメッシュ分割する構成にされ、当該メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素よりも小さいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される隣接層と対向する領域では、当該隣接層との層境界面からメッシュ分割対象の層内側に所定距離離れた位置を、前記六面体メッシュ限界面に設定し、当該メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素よりも大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割される隣接層と対向する領域では、当該隣接層との層境界面を、前記六面体メッシュ限界面に設定する構成にされていること
を特徴とする請求項1記載のメッシュモデル生成装置。 - 前記第一メッシュ分割手段は、前記隣接層との層境界面からメッシュ分割対象の層内側に所定距離離れた位置を前記六面体メッシュ限界面に設定する際には、前記隣接層に用いられる六面体要素及び当該メッシュ分割対象の層に用いられる六面体要素のサイズの組合せに基づき、前記所定距離として、前記サイズの組合せに対応した距離離れた位置を、前記六面体メッシュ限界面に設定する構成にされていること
を特徴とする請求項2記載のメッシュモデル生成装置。 - 前記節点設定手段は、前記各層境界周辺領域において節点を設定する際、当該層境界周辺領域の内、前記第一メッシュ分割手段により小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層から、当該層に用いられた六面体要素よりも大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された隣接層との層境界面までの領域では、前記節点を、前記小さいサイズの六面体要素に対応する距離間隔で前記グリッドに合わせて設定し、前記大きいサイズの六面体要素によりメッシュ分割された隣接層の領域では、当該隣接層の内側に向けて段階的に前記節点の配置間隔を長くするようにして、前記グリッドに合わせて前記節点を設定する構成にされていること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のメッシュモデル生成装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の前記メッシュモデル生成装置が備える各手段としての機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 複数層からなる構造体の形状モデルをメッシュ分割して、有限要素解析に適用可能なメッシュモデルを生成するメッシュモデルの生成方法であって、
メッシュモデル生成対象の前記形状モデルが示す各層内の所定領域を、各辺が基本サイズの2n(但し、nは、ゼロ以上の整数である。)倍サイズの六面体要素を用いて、当該六面体要素の8個からなり各辺が当該六面体要素の2倍サイズの集合体単位でメッシュ分割する第一メッシュ分割手順と、
前記各層毎に、前記第一メッシュ分割手順によりメッシュ分割された領域内において当該領域の外縁に位置する前記六面体要素であって、前記形状モデルが示す隣接層との層境界面に対向する前記外縁に位置する前記六面体要素に接触する領域を、複数のメッシュ要素からなり、外形が前記接触する六面体要素の2倍サイズの六面体形状を示すユニットによりメッシュ分割する第二メッシュ分割手順と、
前記ユニットによりメッシュ分割された領域に挟まれた層境界周辺領域に、節点を設定する節点設定手順と、
前記節点設定手順により設定された節点に四面体要素の頂点を合わせるようにして、前記層境界周辺領域を、前記四面体要素によりメッシュ分割する第三メッシュ分割手順と、
を含み、
前記ユニットは、
自己の外形をなす前記六面体の各頂点、及び、各頂点を結ぶ辺の中点、及び、各面の中心点、及び、当該六面体の中心点の夫々に節点を有し、
前記複数のメッシュ要素として、
前記六面体要素に接触する前記外形をなす六面体の各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結んで形成される四角形状の各区画、を底面とする四角錘であって、前記六面体の中心点を頂点とした四角錘、からなる複数の五面体要素と、
前記六面体要素に接触しない前記外形をなす六面体の各面において、面の端に位置する各辺の中点を対向する辺の中点と結び、更には、各辺の中点を対向する辺の中点と結んだ際に交点となる当該面の中心点と面の端に位置する各頂点とを結んで形成される三角形状の各区画、を底面とする三角錘であって、前記六面体の中心点を頂点とした三角錘からなる複数の四面体要素と、
を有した前記四面体要素及び前記五面体要素の集合体として構成され、
前記第一メッシュ分割手順では、前記各層毎に、各層共通の原点位置を起点とする当該層に用いる六面体要素のサイズ間隔のグリッドに合わせて、原点位置からの距離が当該六面体要素のサイズの整数倍となる位置に六面体要素を配置することで、前記各層内の所定領域をメッシュ分割し、
前記節点設定手順では、前記層境界周辺領域の夫々において、前記形状モデルが示す層境界面を挟んで両側に位置する層の内、前記第一メッシュ分割手順により小さいサイズの六面体要素でメッシュ分割された層の当該六面体要素のサイズに対応する前記グリッドに合わせて前記節点を設定すること
を特徴とするメッシュモデルの生成方法。
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