JP4763882B2 - 流量計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は定期的に瞬間流量を測定し、その値に基づいて流量を積算する流量計の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一定時間間隔(周期)で定期的に瞬間流量を測定し、瞬間流量を前記一定時間(即ち単位時間)の通過量として求め或いは換算して、それを積算値に加算する積算流量計(以下単に流量計という)が公知である。これを第1の従来技術という。
【0003】
この種の流量計では、流量計から離れた遠隔地に設置された別の機器へ流量計で計測した流量情報を伝送して瞬間流量を表示したり、積算流量を算出したりすることも公知で、そのための流量情報として、流量計からいわゆる単位流量パルスを出力して伝送している。単位流量パルスは、流量積算値の桁上り時に出力するようにしている。これも第1の従来技術の内に入る。
【0004】
上記第1の従来技術では、流体の流速が大きくなって、前記一定時間(単位時間)当りの通過量が積算表示の最小桁より大きくなると、表示の数字が1ずつ増えずに、一気に2とか3増える数値飛びの現象が起こるという不都合があった。
【0005】
また、出力パルスの周期(間隔)が前記一定時間(単位時間)の整数倍にしかならないため、パルスを受信する側でパルス周期から瞬間流量を逆算することができないばかりでなく、前記一定時間(単位時間)に流れる可能性のある最大通過量未満の小さい単位流量パルスを出力することが不可能であるという不都合があった。
【0006】
このような不都合に対処するために、以下このような第2の従来技術が行われている。即ち測定した瞬間流量を前記一定時間(単位時間)より短い第2の一定時間に相当する通過量に表現あるいは換算し、その第2の一定時間毎に、その一定時間に相当する通過量を積算値に足して加算する方式である。こうすれば、1回当りの加算量を積算表示の最小桁より小さくできる。また、パルス出力についても、その周期を前記単位時間より小さい第2の一定時間の整数倍で表現できるため、パルス周期から瞬間流量を正しく表現できる。
【0007】
例えば、4秒毎に1回ずつ瞬間流量を測定する最大流量が100m3 /hの流量計の場合、最大流量時には4秒間に111.1リットル流れることになる。なお、リットルを、以下では文字Lを使って111.1Lと表現することにする。これは文字Lの小文字をリットルに使うと数字の1と見間違う虞れがあるのを避けるためである。
【0008】
積算表示の最小桁が10Lであるとすると、瞬間流量を4秒の1/20の0.2秒間に流れる通過量に表現(換算)して、この通過量を0.2秒毎に積算値に加算して表示する。最大流量の100m3 /hのときでは、4秒毎に測定する瞬間流量が100m3 /hとなり、0.2秒間の通過量は前記111.1Lの1/20の5.556Lとなり、この値を積算値に加算して表示する。従って、最大流量時でも0.2秒毎に5.556Lの加算であり、最小桁の10L表示が一気に2増えることはない。
【0009】
ところが、積算値の10Lへの桁上げがあると、このときに10L/Pの単位流量パルスを出力することになるが、最大流量の100m3 /h時を考えると、0.2秒毎に行う積算値への加算量は5.556Lのため、パルス間隔(周期)は0.2秒あるいは0.4秒となり、パルスを受信する受信側で、パルス周期から瞬間流量を逆算することは不可能である。
【0010】
結局、パルスの受信側でパルス周期(間隔)から瞬間流量を逆算することができるように、瞬間流量を周期に反映したパルスを出力するためには、前記0.2秒をもっと小さな値にする必要がある。最大流量100m3 /hのときでは、0.36秒毎に10Lずつの通過量が流れるので、出力パルスの周期レベルで、例えば1%以内の誤差とするには、前記0.2秒を0.36/100=0.0036秒より短い時間に定める必要がある。そのため、積算動作を行うマイコンでの加算処理の回数が、前記0.2秒毎の場合に比較して、0.2/0.0036倍となり、約56倍の処理回数に増加する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
近時、瞬間流量を計測し、計測した瞬間流量に基づいて積算流量を求めて表示すると共に、単位流量パルスを出力する機能を備えた電池駆動の流量計の実現が望まれているが、前記従来の技術で説明したように、第2の従来技術でも、瞬間流量を精度良くその周期に反映したパルスを出力する機能を備えた瞬間流量計測方式の流量計は、積算動作の回数が多くなり、しかも流速が小さい零のときでも流速が最大のときと同じ短い時間毎(例えば前記の例では0.0036秒毎)に積算動作をマイコンが行うことになる。
【0012】
そのため、流速に関係なく全流量域でマイコンの処理が増大して消費電力が増加する結果、この種の流量計を電池駆動で実現することが困難であるという問題点があった。
【0013】
そこで、本発明はかかる問題点を解消できる流量計を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいて積算を行う流量計であって、
測定した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求めた通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにし、
基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをアップカウントし、そのカウント値が一定値以上になると信号を出力し再び零からカウントを再開するアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセットすると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計である。
請求項2の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいて積算を行う流量計であって、
測定した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求めた通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにし、
基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零になると信号を出力するとともに再び一定値からダウンカウントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期として用意すると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計である。
【0015】
請求項1,2の発明では、積算表示の最小桁に合わせて単位量を決め、測定した瞬間流量から単位量が流れるに要する通過時間を算出し、算出した通過時間毎に単位量ずつ積算する。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1又は2の流量計において、前記積算単位量を積算する都度あるいは積算の一定回数の都度に、パルスを出力するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
この発明では、請求項1,2の作用に加え、毎回の積算毎あるいは積算の一定回数毎にパルス出力を行う。
【0018】
例えば、積算表示の最小桁が10Lであるとすると、測定した瞬間流量から、10Lという単位量が流れるに要する通過時間を算出して、その通過時間毎に10Lを加算し積算する。こうすることで、最小桁の10Lずつ確実に1ずつ歩進する。また、マイコンの動作も10L流れるに要する通過時間毎に+1演算を行うだけで良いため、マイコンでの処理時間が短くて済み、かつ流速が遅いときは処理頻度が少なくなり、合理的に低消費電力化が実現できる。
【0019】
そして、正しく10L毎にパルスを出力できるため、受信側でパルス間隔(周期)から瞬間流量を正確に逆算するのに役立つ。
【0020】
請求項4の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいてパルスを出力する流量計であって、
測定した瞬間流量から、そのときの出力パルス単位に相当する流量の通過時間を求め、その通過時間毎にパルスを出力するようにし、
基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをアップカウントし、そのカウント値が一定値以上になると信号を出力し再び零からカウントを再開するアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセットすると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計である。
請求項5の発明は、定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいてパルスを出力する流量計であって、
測定した瞬間流量から、そのときの出力パルス単位に相当する流量の通過時間を求め、その通過時間毎にパルスを出力するようにし、
基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零になると信号を出力するとともに再び一定値からダウンカウントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期として用意すると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計である。
【0021】
請求項4,の発明では、出力パルス単位を単位量とし、この単位量の流体が流れるのに要する通過時間を測定した瞬間流量から算出し、算出した通過時間毎にパルスを出力する。
【0022】
請求項の発明は、請求項4又はの発明において、前記パルスを出力する都度に前記出力パルス単位に相当する流量を積算するか、あるいは前記パルスを一定の複数回出力する都度に前記出力パルス単位に相当する一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回でいう複数と同じである−を積算するようにしたことを特徴とするものである。
【0023】
この発明では、前記請求項4,の発明の作用に加えて、更に前記出力パルス毎に前記出力パルス単位相当量を積算するか、あるいは前記出力パルスの一定回数毎に前記出力パルス単位相当量の一定回数倍を積算する。この一定回数倍の一定回数は前記一定回数毎の一定回数と同じ回数である。
【0026】
請求項の発明は、請求項1又は4の流量計において、瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項1の流量計において、前記積算単位量を積算する都度あるいは積算の一定回数の都度に、パルスを出力するようにし、
瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項4の流量計において、前記パルスを出力する都度に前記出力パルス単位に相当する流量を積算するか、あるいは前記パルスを一定の複数回出力する都度に前記出力パルス単位に相当する一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回でいう複数と同じである−を積算するようにし、
瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とするものである。
【0027】
請求項10の発明は、請求項1〜5,6〜9のいずれかの流量計において、その都度、パルスを出力する代りに出力のレベルを反転することを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に本発明の好ましい実施の形態を図面の実施例に従って説明する。
【0029】
図1の実施例は、1Lを単位量とし、1L流れるに要する通過時間毎に1Lの積算を行い、同時に積算表示の更新も行うと共に、パルスを出力するものである。パルスの出力は1Lの通過時間毎にマイコン11の出力ポートのレベルを反転することで行う。従って、出力パルス単位は2L/Pである。マイコン11の制御により図示されてない瞬間流量検知部が1秒毎に動作し、その出力からマイコン11は瞬間流量を知ることができるように構成されている。図1は流量積算とパルス出力のタイミングをいかにマイコン11が検知するかに係る構成のみを示す。
【0030】
瞬間流量が大きいときは次のように働く。
【0031】
基準クロック発生器12は32768Hzの基準クロックを出力する。この基準クロックはダウンカウンタ13のクロック入力CKに入力され、ダウンカウンタ13はその基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零になるとカウント値ゼロ信号を出力する。このカウント値ゼロ信号はダウンカウンタ13自身のラッチ入力に入力されている。従ってカウント値が零になるとその瞬間のラッチデータ入力に入力されているマイコン11のカウント値1がダウンカウンタ13に再セットされ、その値からダウンカウントを続けるように構成されている。
【0032】
また、カウント値ゼロ信号は割込1としてマイコン11にも入力されている。マイコン11は割込1が掛かる度に1Lの積算と出力ポートのレベルの反転を行う。また、マイコン11は瞬間流量を測定(検知)する度に、1Lの周期、即ち通過時間を計算し、1Lの周期÷基準クロックの周期(=1Lの周期×基準クロックの周波数)をカウント値1として出力していて、結局、ダウンカウンタ13はカウント値1×基準クロック周期、即ち1Lの周期(通過時間)毎に割込1を掛ける。例えば、流量が100m3 /hなら1Lの周期、即ち通過時間は0.036秒となり、マイコン11は0.036×32768=1180をカウント値1として出力する。
【0033】
瞬間流量が小さいときは次のようになる。
【0034】
基準クロック発生器12から出力される32768Hzの基準クロックは分周器14で128Hzに分周されてアップカウンタ15のクロック入力CKに入力されカウントされる。アップカウンタ15のカウンタ値は比較器16のA入力に入力され、マイコン11のカウント値2はB入力に入力されている。比較器16はこれらのA入力とB入力を比較してA入力がB入力以上のA≧Bのときに信号を出力する。この出力信号はアップカウンタ15のリセット信号になっていて、アップカウンタ15のカウント値がマイコン11が出力しているカウント値2以上になるとアップカウンタ15はリセットされ、再び零からアップカウントする。
【0035】
また、前記A≧Bの出力信号はマイコン11へ割込2として入力されていて、マイコン11は割込2が掛かると、1Lの積算(加算)と出力ポートのレベルの反転を行う。
【0036】
マイコン11は瞬間流量を検知する度に瞬間流量の平均値を計算し、その結果から1Lの周期、即ち通過時間を求め、1Lの周期×128=カウント値2としてカウント値2の値を算出して出力する。こうして1Lの周期、即ち通過時間毎に割込2が掛かることになる。
【0037】
例えば、流量が100L/hなら、1Lの周期、即ち通過時間は36秒となるが、この場合マイコン11は36×128=4608をカウント値2として出力する。また、このように1Lの周期、即ち通過時間が長い時では、その間に瞬間流量が変化することもあるが、瞬間流量を検知する度に平均を取り、その結果に基づきカウント値2をセットし直すようにしている。
【0038】
図2は瞬間流量が小さいときのタイミング図で、符号Aの時点ではマイコン11の前記カウント値2は変化しない。▲1▼の瞬間流量検知時点で、▲1▼の測定結果に基づきカウント値2をセットし、▲2▼の時点では▲1▼と▲2▼の測定結果の平均をとり、この平均からカウント値2を求めてセットする。結局▲6▼の時点では▲1▼〜▲6▼の測定結果の平均から求めたカウント値2がセットされることになり、符号Bの時点でアップカウンタ15の値がそのカウント値2と等しくなり、1Lの積算と出力パルスのレベルの反転が行われるが、その1Lの周期は同図に示すようにその間の▲1▼〜▲6▼の全ての瞬間流量測定結果の平均から求まった値となり、正に流れた量を反映した出力パルスとなる。
【0039】
1Lの周期、即ち経過時間を32768Hzという十分高い周波数の基準クロックを計数することで求めているので、1Lの周期の精度は十分なものとなる。また、マイコン11は1Lの周期毎に動作すればよい。また、その動作も単純なパルスレベルの反転と積算値の+1というもので、マイコンの演算時間が短くて済むため、低消費電流化が可能である。
【0040】
なお、上記実施例では、マイコンに割込を掛け割込処理の中でパルス出力をするようにしたが、例えばダウンカウンタ13のカウント値ゼロ出力をワンショット回路又は1/2分周期を介することでそのままパルス出力とすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の流量計は上述のように構成されているので、積算表示の飛びが発生することもなく、マイコンの処理時間が短くなり、流速が遅いときは処理頻度が少なくなるため、合理的に消費電力となって、電池駆動の流量計の実現に寄与する。
【0042】
また、単位流量毎に正しくパルスを出力することができるので、このパルスを受信する受信側でパルスの間隔(周期)から瞬間流量を精度良く逆算することができる。
【0043】
そして、請求項7〜9の発明では、流速が小さいときに、通過時間の間に行われる複数回の瞬間流量測定値を平均して活用するので、通過時間は平均を反映した値になり、実際の流量に合致したものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例のタイミング図である。
【符号の説明】
11 マイコン
12 基準クロック発生器
13 ダウンカウンタ
15 アップカウンタ
16 比較器
A,B 出力パルスのレベルの反転時点
▲1▼〜▲6▼ 瞬間流量検知時点

Claims (10)

  1. 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいて積算を行う流量計であって、
    測定した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求めた通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにし、
    基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをアップカウントし、そのカウント値が一定値以上になると信号を出力し再び零からカウントを再開するアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセットすると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計。
  2. 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいて積算を行う流量計であって、
    測定した瞬間流量から積算単位量の通過時間を求め、求めた通過時間毎に前記積算単位量の積算を行うようにし、
    基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零になると信号を出力するとともに再び一定値からダウンカウントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期として用意すると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計。
  3. 前記積算単位量を積算する都度あるいは積算の一定回数の都度に、パルスを出力するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の流量計。
  4. 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいてパルスを出力する流量計であって、
    測定した瞬間流量から、そのときの出力パルス単位に相当する流量の通過時間を求め、その通過時間毎にパルスを出力するようにし、
    基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをアップカウントし、そのカウント値が一定値以上になると信号を出力し再び零からカウントを再開するアップカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期にセットすると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計。
  5. 定期的に瞬間流量を測定し、その瞬間流量に基づいてパルスを出力する流量計であって、
    測定した瞬間流量から、そのときの出力パルス単位に相当する流量の通過時間を求め、その通過時間毎にパルスを出力するようにし、
    基準クロック発生器と、その出力の基準クロックをダウンカウントし、そのカウント値が零になると信号を出力するとともに再び一定値からダウンカウントするダウンカウンタを設け、瞬間流量を測定する都度、前記一定値を前記通過時間/基準クロック周期として用意すると共に、前記信号により前記通過時間を検知するようにしたことを特徴とする流量計。
  6. 前記パルスを出力する都度に前記出力パルス単位に相当する流量を積算するか、あるいは前記パルスを一定の複数回出力する都度に前記出力パルス単位に相当する一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回でいう複数と同じである−を積算するようにしたことを特徴とする請求項4又は記載の流量計。
  7. 瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とする請求項1又は4記載の流量計。
  8. 前記積算単位量を積算する都度あるいは積算の一定回数の都度に、パルスを出力するようにし、
    瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とする請求項1記載の流量計。
  9. 前記パルスを出力する都度に前記出力パルス単位に相当する流量を積算するか、あるいは前記パルスを一定の複数回出力する都度に前記出力パルス単位に相当する一定の複数倍−この複数は前記一定の複数回でいう複数と同じである−を積算するようにし、
    瞬間流量を測定する都度、最近の前記通過時間検知以後の瞬間流量を平均し、その結果の平均瞬間流量から前記一定値を求めてセットすることを特徴とする請求項4記載の流量計。
  10. その都度、パルスを出力する代りに出力のレベルを反転することを特徴とする請求項1〜5,6〜9のいずれか1項に記載の流量計。
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