JP5077815B2 - パルス入力装置 - Google Patents
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Description
この場合、入力信号の周波数(F)がサンプリング時間(T)に対して低い場合は、量子化誤差となってしまうため、あらかじめ入力信号に合わせてサンプリング時間(T)を調整しておく必要がある。
また、サンプリング時間より低い周波数の入力信号の場合、量子化誤差により正確な測定ができなくなってしまうため、測定可能な周波数レンジが制限されるという問題点があった。
(1)入力信号をパルス信号として検出し、該パルス信号の周波数を上位システムへ通知するパルス入力装置において、
前記パルス信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのエッジタイミングで前記パルス信号のパルス数を所定時間の間カウントし、エッジカウント値として保持するエッジカウント手段と、
前記エッジタイミングで、前回のエッジタイミングとの間隔時間を測定するとともに、前記所定時間の間の前記間隔時間を積算し、エッジ間隔値として保持するエッジ間隔測定手段と、
前記エッジカウント値を前記エッジ間隔値で除して前記パルス信号の周波数を算出する周波数算出手段と、
を有し、
前記エッジカウント手段によりカウントされているエッジカウント値が0の場合、前記エッジカウント手段は前記所定時間の間ずつ前記パルス数のカウントを継続するとともに、前記エッジ間隔測定手段は前記所定時間の間の前記間隔時間の積算を継続し、
前記エッジカウント手段によりカウントされるエッジカウント値が1以上の値になった場合に、前記周波数算出手段は前記パルス信号の周波数を算出することを特徴とするパルス入力装置。
パルス信号のエッジでパルス数をカウントすると同時に、エッジ間の時間を計測し、これらから入力信号の周波数を算出するようにしたので、高精度な測定をすることができる。
また、入力信号の周波数が低い場合はサンプリング時間を自動的に調整することができ、入力信号に応じた最適な応答時間を確保することができる。
図1は本発明の一実施例を示す構成図である。
パルス入力装置は、正弦波、のこぎり波、方形波、パルス波等の入力信号をパルス信号として検出し、パルス信号の周波数を演算処理装置等の上位システムに対して通知し、上位システムにおいてプロセスの制御や監視等の処理を行う。
パルス信号は、エッジカウント手段10に入力され、エッジ検出回路11でパルス信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのタイミングでエッジクロック信号が生成される。この例では、立ち上がりエッジを検出して動作するパルス入力装置について示している。
タイマー21は、タイマークロック信号でカウント動作を行うフリーランニングタイマーであり、タイマー21のカウント値(タイマー値)とタイマークロック信号の周波数との関係から時間を求めることができる。タイマー21にはエッジ検出回路11で生成されたエッジクロック信号が入力されており、エッジクロック信号のタイミングでタイマー値が読み出されると同時に、タイマー値がクリアされる。これによりタイマー21は、エッジクロック信号から次のエッジクロック信号までの間の間隔時間を測定することができる。
エッジカウント値(CU)とエッジ間隔値(TIM)とサンプリング時間(T)の関係を示している。
パルス信号の立ち上がりエッジごとにエッジカウント値(CU)はカウントアップされる。タイマー21はフリーランニングタイマーであり、パルス信号の立ち上がりエッジ(エッジクロック信号)ごとにクリアされタイマーの値がカウントアップされていく。エッジ間隔値(TIM)は、CU=1のときTIM1、CU=2のときTIM1+TIM2、CU=3のときTIM1+TIM2+TIM3というように立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまでの間隔時間が順次インターバルレジスタ22に加算されていく。
エッジカウント手段10とエッジ間隔測定手段20はGAなどの回路で構成し、周波数算出手段30はマイクロプロセッサで構成した例を示している。
エッジカウント手段10からのエッジカウント値(CU)の読み出し、エッジ間隔測定手段20からのエッジ間隔値(TIM)の読み出し、及びエッジカウンタ12、インターバルレジスタ22へのリセット信号をメモリ空間上のレジスタとして割り付けることで簡易な構成で低コストに実現することができる。
12 エッジカウンタ
20 エッジ間隔測定手段
21 タイマー
22 インターバルレジスタ
30 周波数演算手段
31 タイミング発生器
Claims (5)
- 入力信号をパルス信号として検出し、該パルス信号の周波数を上位システムへ通知するパルス入力装置において、
前記パルス信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのエッジタイミングで前記パルス信号のパルス数を所定時間の間カウントし、エッジカウント値として保持するエッジカウント手段と、
前記エッジタイミングで、前回のエッジタイミングとの間隔時間を測定するとともに、前記所定時間の間の前記間隔時間を積算し、エッジ間隔値として保持するエッジ間隔測定手段と、
前記エッジカウント値を前記エッジ間隔値で除して前記パルス信号の周波数を算出する周波数算出手段と、
を有し、
前記エッジカウント手段によりカウントされているエッジカウント値が0の場合、前記エッジカウント手段は前記所定時間の間ずつ前記パルス数のカウントを継続するとともに、前記エッジ間隔測定手段は前記所定時間の間の前記間隔時間の積算を継続し、
前記エッジカウント手段によりカウントされるエッジカウント値が1以上の値になった場合に、前記周波数算出手段は前記パルス信号の周波数を算出することを特徴とするパルス入力装置。 - 前記エッジカウント手段は、前記パルス信号の立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのタイミングでエッジクロック信号を発生し、該エッジクロック信号のタイミングでエッジカウンタを順次カウントアップすることを特徴とする請求項1記載のパルス入力装置。
- 前記エッジ間隔測定手段は、タイマークロック信号でカウント動作を行うタイマーのタイマー値を前記エッジクロック信号のタイミングで順次加算してインターバルレジスタに保持するとともに、前記エッジクロック信号のタイミングで前記タイマーのタイマー値をクリアすることを特徴とする請求項2記載のパルス入力装置。
- 前記周波数算出手段は、前記所定時間でタイミングパルスを発生するタイミング発生器を有し、該タイミングパルスで前記エッジカウト値及び前記エッジ間隔値を読み出して周波数演算を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のパルス入力装置。
- 前記周波数算出手段は、周波数演算を実行時、前記タイミングパルスのタイミングで前記エッジカウンタ及び前記インターバルレジスタをリセットすることを特徴とする請求項4記載のパルス入力装置。
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JP2007255469A JP5077815B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | パルス入力装置 |
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JP2007255469A JP5077815B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | パルス入力装置 |
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JP2009088953A JP2009088953A (ja) | 2009-04-23 |
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Family Applications (1)
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JP2007255469A Active JP5077815B2 (ja) | 2007-09-28 | 2007-09-28 | パルス入力装置 |
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