JP6814660B2 - システムタイマおよび同システムタイマを備えた測量機 - Google Patents

システムタイマおよび同システムタイマを備えた測量機 Download PDF

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Description

本発明は、システムタイマおよび同システムタイマを備えた測量機に関する。
図9は、システムタイマの基本動作を示すタイミングチャートである。システムタイマは、ハードウェアのクロックパルスをカウントするカウント値(Count_A0)と、一定周期で割り込みを発生させるソフトウェア処理による桁上がりカウント値(Count_A1)を読み取る。Count_A0が0からN(自然数)に達するのを1周期とすると、現在の時刻tは、t=Count_A1+Count_A0/Nで取得される(特許文献1)。
特開2010−101793号
しかし、現在時刻を取得する際、割り込みの優先順位や割り込み禁止などの制約により、桁上げの処理が遅延することがある。この遅延期間を図9に符号Dで示す。この期間Dに時刻を取得すると、Count_A0は更新されているのに、Count_A1が加算されていない状態となるため、時刻を読み間違えるという問題が生じる。この桁上がりの読み取りミスによる誤差は、時間の経過とともに積算的に大きくなるため、長いスパンで見ると大きく時刻がずれこむおそれがある。
本発明は、桁上がりのカウント値を読み間違えないシステムタイマおよび同システムタイマを備えた測量機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のシステムタイマは、CPUの動作クロックを原振とし、それぞれ同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、割り込み処理のタイミングがそれぞれ異なる複数のタイマを備え、前記複数のタイマのうち、時刻取得時に割り込み処理が発生していないタイマの桁上がりのカウント値が読み取られることを特徴とする。
本発明の別の態様のシステムタイマは、CPUの動作クロックを原振とする主タイマと、前記CPUの動作クロックを原振とし、前記主タイマと同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、カウント値の初期値が前記主タイマから半周期ずれた状態でスタートされる副タイマと、を備え、前記副タイマは、動作開始時の、前記主タイマのカウント値が周期の1/4未満の時は副タイマの桁上がりのカウント値が読み取られ、前記主タイマのカウント値が周期の1/4以上3/4未満の時は主タイマの桁上がりのカウント値が読み取られ、前記主タイマのカウント値が周期の3/4以上の時は副タイマの桁上がりのカウント値が読み取られることを特徴とする。
本発明のある態様の測量機は、UTC時刻を取得可能なGPSモジュールと、測距および測角を行う測量モジュールと、前記測量モジュールおよび前記GPSモジュールを制御するCPUと、前記CPUの動作クロックを原振とし、それぞれ同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、割り込み処理のタイミングがそれぞれ異なる複数のタイマを備えたシステムタイマと、前記GPSモジュールからPPS信号を受信し、前記PPS信号の割り込みが入ったタイミングの前記システムタイマの時刻を取得し、前記システムタイマの時間のズレを補正して秒以上のUTC時刻を更新するUTC時刻演算部と、前記測量モジュールから測量値を取得したタイミングで通知信号を受信し、前記通知信号の割り込みが入ったタイミングの前記システムタイマの時刻および前記UTC時刻演算部の時刻を取得し、前記通知信号にUTC時刻を付加する測量時刻演算部と、を備えることを特徴とする。
本発明のシステムタイマおよび同システムタイマを備えた測量機によれば、桁上がりのカウント値を読み間違えることがないので、精度良く時刻を取得することができる。
第1の実施の形態に係るシステムタイマのブロック図である。 第1の実施の形態に係るシステムタイマのタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係るシステムタイマのブロック図である。 第2の実施の形態に係るシステムタイマのタイミングチャートである。 第3の実施の形態に係る測量機のブロック図である。 UTC時刻演算部の動作フローチャートである。 測量時刻演算部の動作フローチャートである。 測量時刻演算部のタイミングチャート図である。 システムタイマの基本動作を示すタイミングチャートである。
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施の形態に係るシステムタイマ10のブロック図である。図1において、CPU1の動作クロック(以下、CPUクロック)2からは、一定周期でクロックパルスが出力されている。CPU1のシステムタイマ10は、主タイマ4と副タイマ5の二つのタイマと、システムタイム演算部3を備えている。
主タイマ4は、CPUクロック2を原振とし、CPUクロック2のクロックパルスをカウントする主ハードウェアタイマ41と、主ハードウェアタイマ41と同一周期で割り込み処理を発生させ桁上がりをカウントする主ソフトウェアタイマ42を有する。
副タイマ5は、CPU1のCPUクロック2を原振とし、CPUクロック2のクロックパルスをカウントする副ハードウェアタイマ51と、副ハードウェアタイマ51と同一周期で割り込みを発生させ桁上がりをカウントする副ソフトウェアタイマ52を有する。副タイマ5は、動作開始時のカウント値(Count_B0)の初期値を、主タイマ4から半周期進めた状態でスタートされる。
システムタイム演算部3は、次のように現在時刻を取得する。図2は第1の実施の形態に係るシステムタイマ10のタイミングチャートである。
一例として、主タイマ4の主ハードウェアタイマ41のカウント値(Count_A0)が、12に達するのを1周期とする。主ソフトウェアタイマ42は、主ハードウェアタイマ41のカウント値(Count_A0)が12に達し0に戻る時に割り込み処理を発生させ、桁上がりのカウント値(Count_A1)を1つ増加させる。
副タイマ5の副ハードウェアタイマ51のカウント値(Count_B0)は、主ハードウェアタイマ41のカウント値(Count_A0)から半周期進んでいるので、図2では、Count_B0=6からスタートしている。副ソフトウェアタイマ52は、副ハードウェアタイマ51のカウント値(Count_B0)が12に達し0に戻る時に割り込み処理を発生させ、桁上がりのカウント値(Count_B1)を1つ増加させる。
本形態のシステムタイマ10では、割り込み処理の制約により、主ソフトウェアタイマ42のカウント値(Count_A1)の桁上げの処理が遅延することがある(遅延期間D1)。この遅延期間D1に時刻を取得すると、Count_A0は更新されているのに、Count_A1が加算されていない状態となるため、時刻を読み間違える。また、副タイマ5においても、割り込み処理の制約により、副ソフトウェアタイマ52のカウント値(Count_B1)の桁上げの処理が遅延することがある(遅延期間D2)。この遅延期間D2の桁上がりのカウント値(Count_B1)を読むと、Count_B0は更新されているのに、Count_B1が加算されていない状態となるため、時刻を読み間違える。
ここで、システムタイム演算部3は、現在時刻tを取得する時は、主タイマ4の主ハードウェアタイマ41のカウント値(Count_A0)を一度だけ読む。そして、そのカウント値(Count_A0)が周期の1/4未満の時(図2に示す期間P1)は、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)を読み取り、現在の時刻tは、式(1)で取得する。
t=Count_B1+Count_A0/12 ・・・(1)
この場合において、副タイマ5のカウント値(Count_B0)は割り込み処理発生から少なくとも1/4周期離れており、また、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)は、主タイマ4の桁上がりのカウント値(Count_A1)よりも早い段階でカウントアップしているので、副タイマ5は桁上がりの変数を間違えない。
システムタイム演算部3は、主タイマ4のカウント値(Count_A0)が周期の1/4以上3/4未満の時(図2に示す期間P2)は、主タイマ4の桁上がりのカウント値(Count_A1)を読み取り、現在の時刻tは、式(2)で取得する。
t=Count_A1+Count_A0/12 ・・・(2)
この場合において、主タイマ4のカウント値(Count_A0)は割り込み処理発生から少なくとも1/4周期離れ、十分なマージンが取られているため、主タイマ4は桁上がりの変数を間違えない。
システムタイム演算部3は、主タイマ4のカウント値(Count_A0)が周期の3/4以上の時(図2に示す期間P3)は、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)を読み取り、現在の時刻tは、式(3)で取得する。
t=(Count_B1−1)+Count_A0/12 ・・・(3)。
この場合において、副タイマ5のカウント値(Count_B0)は割り込み処理発生から少なくとも1/4周期離れており、また、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)は、主タイマ4の桁上がりのカウント値(Count_A1)よりも早い段階でカウントアップしているので、副タイマ5は桁上がりの変数を間違えることがない。
なお、副タイマ5を主タイマ4から半周期遅れた状態でスタートさせた場合も同様である。この場合の現在の時刻tは、カウント値(Count_A0)が周期の1/4以上3/4未満の時は式(2)で取得し、カウント値(Count_A0)が周期の3/4以上の時は式(1)で取得し、カウント値(Count_A0)が周期の1/4未満の時は、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)を読み取り、現在の時刻tは、式(4)で取得する。
t=(Count_B1+1)+Count_A0/12 ・・・(4)
以上のように、本形態のシステムタイマ10によれば、主タイマ4と桁上がりをカウントするための副タイマ5との二つのタイマを備えたから、現在時刻の取得時に、割り込みの優先順位や割り込み禁止などの制約が発生しても、割り込み処理が発生していないほうのタイマの桁上がりのカウント値を採用することができるので、精度良く現在時刻を取得することができる。
また、システムタイム演算部3が主タイマ4の主ハードウェアタイマ41のカウント値(Count_A0)を一度読むだけで、正確な現在時刻が取得されるので、桁上がりが正確かを判定するためにカウント値(Count_A1)を複数回読み込むような処理は必要なく、余計なタイムロスが生じない。
また、主タイマ4と副タイマ5を半周期ずらすことで、主タイマ4と副タイマ5に、割り込みのマージン(余裕分)を、半周期ずつ、均等にふることができるので、桁あがりのカウント値の読み間違いを防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図3は第2の実施の形態に係るシステムタイマ10のブロック図である。図3において、CPU1のCPUクロック2からは、一定周期でクロックパルスが出力されている。CPU1のシステムタイマ10は、第1タイマ11と第2タイマ12および第3タイマ13の三つのタイマと、システムタイム演算部3を備えている。
第1タイマ11は、CPUクロック2を原振とし、CPUクロック2のクロックパルスをカウントする第1ハードウェアタイマ111と、第1ハードウェアタイマ111と同一周期で割り込み処理を発生させ桁上がりをカウントする第1ソフトウェアタイマ112を有する。
第2タイマ12は、CPUクロック2を原振とし、CPUクロック2のクロックパルスをカウントする第2ハードウェアタイマ211と、第2ハードウェアタイマ211と同一周期で割り込み処理を発生させ桁上がりをカウントする第2ソフトウェアタイマ212を有する。第2タイマ12は、動作開始時のカウント値の初期値を、第1タイマ11から1/3周期進めた状態でスタートされる。
第3タイマ13は、CPUクロック2を原振とし、CPUクロック2のクロックパルスをカウントする第3ハードウェアタイマ311と、第3ハードウェアタイマ311と同一周期で割り込み処理を発生させ桁上がりをカウントする第3ソフトウェアタイマ312を有する。第3タイマ13は、動作開始時のカウント値の初期値を、第1タイマ11から2/3周期進めた状態でスタートされる。
システムタイム演算部3は、次のように現在時刻を取得する。図4は第2の実施の形態に係るシステムタイマ10のタイミングチャートである。
一例として、第1タイマ11の第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)が、12に達するのを1周期とする。第1ソフトウェアタイマ112は、第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)が12に達し0に戻る時に割り込み処理を発生させ、桁上がりのカウント値(Count_A1)を1つ増加させる。
第2タイマ12の第2ハードウェアタイマ211のカウント値(Count_B0)は、第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)から1/3周期進んでいるので、図4では、Count_B0=4からスタートしている。第2ソフトウェアタイマ212は、第2ハードウェアタイマ211のカウント値(Count_B0)が12に達し0に戻る時に割り込み処理を発生させ、桁上がりのカウント値(Count_B1)を1つ増加させる。
第3タイマ13の第3ハードウェアタイマ311のカウント値(Count_C0)は、第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)から2/3周期進んでいるので、図4では、Count_C0=8からスタートしている。第3ソフトウェアタイマ312は、第3ハードウェアタイマ311のカウント値(Count_C0)が12に達し0に戻る時に割り込み処理を発生させ、桁上がりのカウント値(Count_C1)を1つ増加させる。
本形態のシステムタイマ10では、割り込み処理の制約により、第1ソフトウェアタイマ112のカウント値(Count_A1)の桁上げの処理が遅延することがある(遅延期間D1)。同様に、第2ソフトウェアタイマ212のカウント値(Count_B1)の桁上げの処理が遅延することがある(遅延期間D2)。同様に、第3ソフトウェアタイマ312のカウント値(Count_C1)の桁上げの処理が遅延することがある(遅延期間D3)。この遅延期間D1,D2,およびD3の間の桁上がりのカウント値を読むと、桁上がりのカウント値が加算されていない状態となるため、時刻を読み間違えてしまう。
ここで、システムタイム演算部3は、現在時刻tを取得する時は、第1タイマ11の第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)を一度だけ読む。そして、そのカウント値(Count_A0)が周期の1/3未満の時(図4に示す期間P4)は、第2タイマ12の桁上がりのカウント値(Count_B1)を読み取り、現在の時刻tは、式(1)で取得する
t=Count_B1+Count_A0/12 ・・・(1)
この場合において、副タイマ5の桁上がりのカウント値(Count_B1)は、主タイマ4の桁上がりのカウント値(Count_A1)よりも早い段階でカウントアップしており、また、第2タイマ12が最も割り込み処理が発生する位置から離れているので、第2タイマ12が最も桁上がりの変数を間違えない。
システムタイム演算部3は、第1タイマ11のカウント値(Count_A0)が周期の1/3以上2/3未満の時(図4に示す期間P5)は、第1タイマ11の桁上がりのカウント値(Count_A1)を読み取り、現在の時刻tは、式(2)で取得する。
t=Count_A1+Count_A0/12 ・・・(2)
この場合において、第1タイマ11が最も割り込みが発生する位置から離れているので、第1タイマ11が最も桁上がりの変数を間違えない。
システムタイム演算部3は、第1タイマ11のカウント値(Count_A0)が周期の2/3以上の時(図4に示す期間P6)は、第3タイマ13の桁上がりのカウント値(Count_C1)を読み取り、現在の時刻tは、式(5)で取得する。
t=(Count_C1−1)+Count_A0/12 ・・・(5)。
この場合において、第3タイマ13の桁上がりのカウント値(Count_C1)は、第1タイマ11の桁上がりのカウント値(Count_A1)よりも早い段階でカウントアップしており、また、第3タイマ13が最も割り込みが発生する位置から離れているので、第3タイマ13が最も桁上がりの変数を間違えない。
なお、第2タイマ12および第3タイマ13を第1タイマ11よりも遅れた状態でスタートさせた場合も同様である。この場合の現在の時刻tは、カウント値(Count_A0)が周期の1/3以上2/3未満の時は第1タイマ11のカウント値(Count_A1)を読み、式(2)で取得する。カウント値(Count_A0)が周期の2/3以上の時は第2タイマ12のカウント値(Count_B1)を読み、現在の時刻tは、式(1)で取得する。 カウント値(Count_A0)が周期の1/3未満の時は第3タイマ13のカウント値(Count_C1)を読み、式(6)で取得する。
t=(Count_C1+1)+Count_A0/12 ・・・(6)
以上のように、本形態のシステムタイマ10によれば、第1タイマ11と桁上がりをカウントするための第2タイマ12および第3タイマ13の三つのタイマを備えたから、現在時刻の取得時に、割り込みの優先順位や割り込み禁止などの制約が発生しても、三つのタイマのうち、割り込み処理の発生から最も離れているタイマの桁上がりのカウント値を採用することができるので、精度良く現在時刻を取得することができる。
本形態においても、システムタイム演算部3が第1タイマ11の第1ハードウェアタイマ111のカウント値(Count_A0)を一度読むだけで、正確な現在時刻が取得されるので、余計なタイムロスが生じない。
なお、システムタイマ10は、桁上がりをカウントするためのタイマをさらに追加し、複数のタイマで構成されるようにしてもよい。複数のタイマは、CPUクロック2を原振とし、それぞれ同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、割り込み処理のタイミングがそれぞれ異なるように構成されるのが好ましい。タイマの数や割り込み処理のタイミングのズレは、制御のしやすさや、割り込みのマージンが取れているかを考慮するのが好ましい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第1または第2の実施形態のシステムタイマ10を測量機に搭載した例である。
図5は第3の実施の形態に係る測量機20のブロック図である。測量機20は、トータルステーション(電子式測距測角儀)である。測量機20は、GPSモジュール21と、測量モジュール22と、演算制御部23と、記憶部24と、図示を略する表示部および操作部を備えている。
GPSモジュール21は、GPS衛星から時刻情報を含むGPS信号を受信し、GPS時刻(UTC時刻)と定周期パルスを持つPPS信号を生成する。
測量モジュール22は、図示しないが、測量機20の望遠鏡内に構成された光波距離計(EDM),上記望遠鏡の鉛直回転角を検出するエンコーダ,上記望遠鏡を水平回転させる筐体の水平回転角を検出するエンコーダ,および上記望遠鏡および上記筐体の回転駆動部を備えている。上記EDMにより、測量機20からターゲットまでの距離が測定され(測距)、上記エンコーダにより、ターゲットまでの水平角および鉛直角が測定される(測角)。なお、測量モジュール22は、ターゲットを自動追尾する追尾部を有していてもよい。測量モジュール22は、これら測量値(斜距離、水平角、鉛直角)を取得したタイミングで、通知信号(以下、Sync信号)を生成する。
演算制御部23は、CPU1と記憶部24(ROM,RAM等)を集積回路に実装したマイクロコントローラである。演算制御部23は、測量モジュール22を制御して測量を実行する。
演算制御部23のCPU1は、第1の実施形態のシステムタイマ10を備えている。但し、第2の実施形態のシステムタイマ10を備えていてもよい。
CPU1は、UTC時刻演算部31と、測量時刻演算部32をさらに備えている。
図6は、UTC時刻演算部31の動作フローチャートである。UTC時刻演算部31は、ステップS61で、GPSモジュール21からPPS信号を受信し、該PPS信号の割り込み処理を行う。次に、ステップS62で、割り込み処理時のシステムタイム演算部3のシステムタイムを取得する。次に、ステップS63で、前回のPPS信号の割り込みで取得した時刻との差から、正確な1秒の間隔を計算し、UTC時刻とシステムタイムのズレを測定する。次に、ステップS64で、ズレを補正してUTC時刻(秒以上の時間)を更新する。
図7は測量時刻演算部32の動作フローチャート、図8は測量時刻演算部32のタイミングチャート図である。測量時刻演算部32は、ステップS71で、測量モジュール22からSync信号を受信し、該Sync信号の割り込み処理を行う。次に、ステップS72で、割り込み処理時のシステムタイム演算部3のシステムタイムを取得する。次に、ステップS73で、測量時刻演算部32は、UTC時刻演算部31から前回のPPS割り込み(図8の矢印i)の時刻と、Sync信号(図8の矢印jx)の間隔(図8の符号d)から、前回のPPS割り込み(矢印i)から時刻を取得したいSync信号(図8の矢印j)までの経過時間(図8の符号dpass)を計算し、秒未満の時間を求める。次に、ステップS74で、UTC時刻演算部31からUTC時刻(秒以上)を取得し、ステップS73で取得した時間(秒未満)を足して、Sync信号jにUTC時刻を付加する。
以上のように、本形態の測量機20によれば、システムタイマ10が搭載されているから、図6のステップS62および図7のステップS72のシステムタイムの時刻取得が、たとえ割り込み処理があっても、精度良く求まる。その結果、図7のステップS74における、測距・測角をしたUTC時刻を精度良く求めることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態および変形例を述べたが、各形態および各変形例を当業者の知識に基づいて組み合わせることも可能であり、そのような形態は本発明の範囲に含まれる。
10 システムタイマ
1 CPU
2 CPUクロック
3 システムタイム演算部
4 主タイマ
5 副タイマ
11 第1タイマ
12 第2タイマ
13 第3タイマ
20 測量機
21 GPSモジュール
22 測量モジュール
31 UTC時刻演算部
32 測量時刻演算部

Claims (3)

  1. CPUの動作クロックを原振とし、それぞれ同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、割り込み処理のタイミングがそれぞれ異なる複数のタイマを備え、
    前記複数のタイマのうち、時刻取得時に割り込み処理が発生していないタイマの桁上がりのカウント値が読み取られる
    ことを特徴とするシステムタイマ。
  2. CPUの動作クロックを原振とする主タイマと、
    前記CPUの動作クロックを原振とし、前記主タイマと同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、カウント値の初期値が前記主タイマから半周期ずれた状態でスタートされる副タイマと、を備え、
    前記主タイマのカウント値が周期の1/4未満の時は副タイマの桁上がりのカウント値が読み取られ、
    前記主タイマのカウント値が周期の1/4以上3/4未満の時は主タイマの桁上がりのカウント値が読み取られ、
    前記主タイマのカウント値が周期の3/4以上の時は副タイマの桁上がりのカウント値が読み取られる
    ことを特徴とするシステムタイマ。
  3. UTC時刻を取得可能なGPSモジュールと、
    測距および測角を行う測量モジュールと、
    前記測量モジュールおよび前記GPSモジュールを制御するCPUと、
    前記CPUの動作クロックを原振とし、それぞれ同一周期の割り込み処理で桁上がりをカウントし、割り込み処理のタイミングがそれぞれ異なる複数のタイマを備えたシステムタイマと、
    前記GPSモジュールからPPS信号を受信し、前記PPS信号の割り込みが入ったタイミングの前記システムタイマの時刻を取得し、前記システムタイマの時間のズレを補正して秒以上のUTC時刻を更新するUTC時刻演算部と、
    前記測量モジュールから測量値を取得したタイミングで通知信号を受信し、前記通知信号の割り込みが入ったタイミングの前記システムタイマの時刻および前記UTC時刻演算部の時刻を取得し、前記通知信号にUTC時刻を付加する測量時刻演算部と、
    を備えることを特徴とする測量機。
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