JP4762280B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、埋込配線からなる多層配線構造を有する半導体装置の製造方法に関するものである。
埋込配線からなる多層配線構造を有する半導体装置の第1の従来技術として、特許文献1に記載された半導体装置を例に挙げ、その製造方法について説明する。図20を参照して、シリコン基板101上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの層間絶縁膜102を形成する。その層間絶縁膜102上に下部配線104を形成する。
その下部配線104を覆うように、層間絶縁膜102上に、シリコン窒化膜などの接続孔ストッパ膜106を形成する。その接続孔ストッパ膜106上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの下部層間絶縁膜108を形成する。その下部層間絶縁膜108上に、シリコン窒化膜などの上部溝ストッパ膜109を形成する。
次に、図21を参照して、上部溝ストッパ膜109上にレジストパターン112を形成する。そのレジストパターン112をマスクとして、上部溝ストッパ膜109に異方性エッチングを施すことにより接続孔113aを形成する。その後、レジストパターン112を除去する。
次に、図22を参照して、接続孔113aを埋めるように上部溝ストッパ膜109上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの上部層間絶縁膜110を形成する。
次に、図23を参照して、上部層間絶縁膜110上にレジストパターン116を形成する。そのレジストパターン116をマスクとして、上部層間絶縁膜110に異方性エッチングを施すことにより、上部溝ストッパ膜109の表面を露出する上部配線溝118を形成する。
このとき、上部溝ストッパ膜109に形成された接続孔113aにより、自己整合的に下部層間絶縁膜109が同時にエッチングされて、接続孔ストッパ膜106の表面を露出する接続孔113bが形成される。その後、レジストパターン116を除去する。接続孔113bの底に露出している接続孔ストッパ膜106を除去することにより、下部配線104の表面を露出する接続孔113を形成する。
次に、図24を参照して、接続孔113および上部配線溝118を埋めるように上部層間絶縁膜110上に、上部配線を形成するための導電層120を形成する。次に図25を参照して、導電層120にCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理等を施すことにより上部層間絶縁膜110の上面上に位置する導電層を除去して、上部配線溝118内に上部配線120を形成する。以上により、半導体装置において、埋込配線からなる多層配線構造の主要部分が完成する。
次に、第2の従来技術として特許文献2に記載された半導体装置を例に挙げ、その製造方法について説明する。まず図26を参照して、シリコン基板101上に下部配線104を形成する。その下部配線104を覆うようにシリコン基板101上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの層間絶縁膜122を形成する。その層間絶縁膜122上にレジストパターン123を形成する。
次に、図27を参照して、レジストパターン123をマスクとして、層間絶縁膜122に異方性エッチングを施すことにより、下部配線104の表面を露出する接続孔124を形成する。次に図28を参照して、接続孔124を埋めるように層間絶縁膜122上に有機化合物層125を塗布形成する。この有機化合物層125では、後述する配線溝を形成する際の異方性エッチングによるエッチングレートが、層間絶縁膜122のエッチングレートの1/2以下であることが望ましい。
次に、図29を参照して、層間絶縁膜122の上面上に位置する有機化合物層125を除去することにより、接続孔124内にのみ有機化合物層125を残存させる。
次に、図30を参照して、層間絶縁膜122上にレジストパターン126を形成する。次に図31を参照して、レジストパターン126をマスクとして、層間絶縁膜122に異方性エッチングを施すことにより、所定の深さの上部配線溝118を形成する。次に図32を参照して、レジストパターン126と有機化合物層125を同時に除去する。
次に、図33を参照して、接続孔124および上部配線溝118を埋めるように、層間絶縁膜122上に上部配線となる導電層(図示せず)を形成する。その導電層にCMP処理を施すことにより、層間絶縁膜122の上面上に位置する導電層を除去して、上部配線溝118内に上部配線120を形成する。以上により、半導体装置において、埋込配線からなる多層配線構造の主要部分が完成する。
特開平9−15354号公報 特開平8−335634号公報
しかしながら、上述した製造方法によって得られる従来の半導体装置では、以下に示すような問題点があった。まず、第1の従来技術の問題点について説明する。実際のデバイスにおいては、図25に示す上部配線120の近傍には、他の上部配線(図示せず)が位置している。隣り合う2つの上部配線はいずれも上部溝ストッパ膜109の直上に形成されている。そして、2つの上部配線のそれぞれ向かい合う側面の間には上部層間絶縁膜110が位置している。
このことにより、隣り合う2つの上部配線間の容量においては、上部層間絶縁膜110に基づく容量に加えて、上部溝ストッパ膜109に基づく容量が加わることになり、配線間容量が増加してしまう。その結果、半導体デバイスの性能が低下することがあった。
また、上部配線120の上にさらに上層の配線(図示せず)を形成する場合には、上部配線120の直上に、シリコン窒化膜などのストッパ膜(図示せず)をさらに形成する必要がある。そのため、この場合には、2つの隣り合う上部配線間の容量として、このストッパ膜に基づく容量がさらに加わり、上部配線間容量がさらに増加することがあった。
次に、第2の従来技術の問題点について説明する。上部配線が埋込まれる上部配線溝118は、図31に示す工程において層間絶縁膜122に形成される。このとき、上部配線溝118の幅の異なる上部配線溝を形成する場合には、一般に溝幅のより狭い上部配線溝では、溝幅のより広い上部配線溝よりも溝の深さが浅くなることがあり、溝幅によって上部配線溝の深さがばらつくことがあった。その結果、その上部配線溝に埋込まれる上部配線の抵抗にばらつきが生じた。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は配線間容量の低減および配線抵抗のばらつきの低減が図られる半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の第1の局面における半導体装置は、主表面を有する半導体基板と、第1配線と、エッチングストッパ膜と、第1絶縁膜と、第2絶縁膜と、配線溝と、第2配線とを備えている。第1配線は、半導体基板上に形成されている。エッチングストッパ膜は第1配線を直接覆うように形成されている。第1絶縁膜は、エッチングストッパ膜を直接覆うように形成されている。第2絶縁膜は、第1絶縁膜を直接覆うように形成されている。配線溝は、第2絶縁膜に形成され、第1絶縁膜の表面を露出している。第2配線はその配線溝内に形成されている。
この半導体装置によれば、一般にシリコン窒化膜等からなるエッチングストッパ膜は第1配線の直上にのみ設けられ、従来の半導体装置のように第2配線の直下には存在しない。これにより、隣り合う2つの第2配線間の容量においては、エッチングストッパ膜に基づく容量を考慮する必要がなくなり、主に第2絶縁膜に基づく容量を考慮すればよいことになる。その結果、従来の半導体装置と比較して、第2配線の直下にエッチングストッパ膜が存在しない分、隣り合う2つにの第2配線間の容量を低減することができる。
好ましくは、第2絶縁膜は所定の厚さを有し、第1絶縁膜とはエッチング特性が異なる。
この場合には、第2絶縁膜に異方性エッチングを施すことによって配線溝を形成する際に、第1絶縁膜を実質的にエッチングすることなく第2絶縁膜をエッチングすることができる。これにより、配線溝の深さが実質的に一定になる。その結果、その配線溝に形成される第2配線の抵抗のばらつきを低減することができる。
上述した第1絶縁膜として具体的には、プラズマ化学気相成長法により形成されたシリコン酸化膜を適用でき、第2絶縁膜としてスピンオングラス法により形成されたシリコン酸化膜を適用することができる。また、エッチングストッパ膜としてシリコン窒化膜を適用することができる。
本発明の第2の局面における半導体装置は、主表面を有する半導体基板と、第1配線と、導電性エッチングストッパ膜と、第1絶縁膜と、第2絶縁膜と、第3絶縁膜と、配線溝と、第2配線とを備えている。第1配線は、半導体基板上に形成されている。導電性エッチングストッパ膜は、第1配線を直接覆うように形成されている。第1絶縁膜は導電性エッチングストッパ膜を直接覆うように形成されている。第2絶縁膜は、第1絶縁膜を直接覆うように形成され、第1絶縁膜とはエッチング特性の異なっている。第3絶縁膜は第2絶縁膜を直接覆うように形成されている。配線溝は第3絶縁膜に形成され、第2絶縁膜の表面を露出している。第2配線は配線溝内に形成されている。
この半導体装置によれば、第1配線の直上にのみ導電性エッチングストッパ膜が設けられ、従来の半導体装置のように第2配線の直下には、一般にシリコン窒化膜等からなるエッチングストッパ膜が存在しない。これにより、隣り合う2つの第2配線間の容量においては、エッチングストッパ膜に基づく容量を考慮する必要がなく、主に第3絶縁膜に基づく容量を考慮すればよいことになる。その結果、従来の半導体装置と比較して、第2配線の直下にエッチングストッパ膜が存在しない分、隣り合う2つの第2配線間の容量を低減することができる。
好ましくは、第3絶縁膜は所定の厚さを有し、第2絶縁膜とはエッチング特性が異なっている。
上述した第3絶縁膜として具体的には、スピンオングラス法により形成されたシリコン酸化膜を適用でき、第2絶縁膜として、プラズマ化学気相成長法により形成されたシリコン酸化膜を適用することができる。
また、第1配線および前記第2配線として、具体的には銅配線を適用することができる。
本発明の第3の局面における半導体装置の製造方法は以下の工程を備えている。主表面を有する半導体基板上に第1配線を形成する。第1配線を直接覆うようにエッチングストッパ膜を形成する。そのエッチングストッパ膜を直接覆うように第1絶縁膜を形成する。その第1絶縁膜を直接覆うように、第1絶縁膜とエッチング特性の異なる所定厚さの第2絶縁膜を形成する。その第2絶縁膜上にレジストパターンを形成する。レジストパターンをマスクとして第2絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、第1絶縁膜の表面を露出する配線溝を形成する。その配線溝内に第2配線を形成する。
この製造方法によれば、一般にシリコン窒化膜等からなるエッチングストッパ膜は第1配線の直上にのみ形成され、従来の半導体装置のように第2配線の直下には形成されない。その結果、従来の半導体装置と比較して第2配線の直下にエッチングストッパ膜が存在しない分、隣り合う第2配線間の容量を低減することができる。また、第2配線の直下にエッチングストッパ膜を形成する必要がないため、工程を削減することができる。
好ましくは、配線溝を形成する際の異方性エッチングによる第1絶縁膜のエッチングレートが、第2絶縁膜のエッチングレートの1/2以下である。
この場合には、第1絶縁膜を実質的にエッチングすることなく第2絶縁膜をエッチングすることができ、配線溝の深さが実質的に一定になる。その結果、配線溝に形成される第2配線の抵抗のばらつきを低減することができる。
好ましくは、第1絶縁膜を形成した後に、第1絶縁膜上にレジストパターンを形成する工程と、レジストパターンをマスクとして、第1絶縁膜に異方性エッチングを施すことによりエッチングストッパ膜の表面を露出する開口部を形成する工程と、配線溝を形成した後に、開口部の底に露出するエッチングストッパ膜を除去することにより第1配線の表面を露出して、第1配線と第2配線とを電気的に接続するための接続孔を形成する工程とを備えている。
この場合には、接続孔を形成するための開口部としては、第1絶縁膜の厚さ分だけをエッチングすればよく、第1絶縁膜上に形成するレジストパターンの膜厚をより薄くすることができる。その結果、レジストパターンを形成するための写真製版の精度が向上する。
好ましくは、開口部を形成する際の異方性エッチングによるエッチングストッパ膜のエッチングレートが、第1絶縁膜のエッチングレートの1/5以下である。
この場合には、開口部を形成する際にエッチングストッパ膜が実質的にエッチングされることなく、第1絶縁膜がエッチングされることにより第1配線がダメージを受けるのを抑制することができる。また、開口部を形成する際のレジストパターンや配線溝を形成する際のレジストパターンを、たとえば酸素プラズマ中にて除去する際に、第1配線が酸化されるのを防止することができる。
上述した第1絶縁膜として具体的には、プラズマ化学気相成長法により形成されるシリコン酸化膜を適用することができ、第2絶縁膜としてスピンオングラス法によって形成されるシリコン酸化膜を適用することができる。
本発明の第4の局面における半導体装置の製造方法は以下の工程を備えている。主表面を有する半導体基板上に第1配線を形成する。第1配線を直接覆うように導電性エッチングストッパ膜を形成する。その導電性エッチングストッパ膜を直接覆うように第1絶縁膜を形成する。その第1絶縁膜を直接覆うように、第1絶縁膜とエッチング特性の異なる第2絶縁膜を形成する。その第2絶縁膜を直接覆うように、第2絶縁膜とはエッチング特性の異なる所定厚さの第3絶縁膜を形成する。その第3絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、第2絶縁膜の表面を露出する配線溝を形成する。その配線溝内に第2配線を形成する。
この製造方法によれば、第1配線の直上にのみ導電性エッチングストッパ膜が形成され、従来の半導体装置のように第2配線の直下には、一般にシリコン窒化膜等からなるエッチングストッパ膜は形成されない。その結果、従来の半導体装置と比較して、第2配線の直下にエッチングストッパ膜が存在しない分、隣り合う2つの第2配線間の容量を低減することができる。また、第2配線の直下にエッチングストッパ膜を形成する必要がないため、工程を削減することができる。
好ましくは、配線溝を形成する際の異方性エッチングによる第2絶縁膜のエッチングレートが、第3の絶縁膜のエッチングレートの1/2以下である。
この場合には、第2絶縁膜を実質的にエッチングすることなく、第3絶縁膜をエッチングすることができ、配線溝の深さを実質的に一定にすることができる。その結果、配線溝内に形成される第2配線の抵抗のばらつきを低減することができる。
また好ましくは、第3絶縁膜を直接覆うように、第3絶縁膜とはエッチング特性の異なる第4絶縁膜を形成する工程と、第1絶縁膜および第2絶縁膜に、第1配線と第2配線とを電気的に接続するための接続孔を形成する工程とを備え、接続孔を形成する工程は、第4絶縁膜上にレジストパターンを形成するとともに、そのレジストパターンをマスクとして第2絶縁膜の途中まで異方性エッチングを施して接続孔を部分的に形成する工程と、第3絶縁膜に配線溝を形成する際に、第2絶縁膜の途中まで部分的に形成された接続孔の底に露出する第2絶縁膜または第1絶縁膜に異方性エッチングを同時に施すことにより、導電性エッチングストッパ膜の表面を露出して接続孔を形成する工程とを含んでいる。
この場合には、第4絶縁膜上のレジストパターンを、たとえば酸素プラズマ中にて除去する際に、接続孔は第2絶縁膜の途中までしか形成されていないために、第1配線が酸化されるのを抑制することができる。
上述した第1絶縁膜および第3絶縁膜として、具体的にスピンオングラス法により形成されるシリコン酸化膜を適用でき、第2絶縁膜および第4絶縁膜として、プラズマ化学気相成長法により形成されるシリコン酸化膜を適用することができる。
実施の形態1
本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法と、その方法によって得られる半導体装置について説明する。まず図1を参照して、シリコン基板1上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの膜厚300〜1500nmの層間絶縁膜2を形成する。その層間絶縁膜2に膜厚300〜1500nmの下部配線4を形成する。その下部配線4を直接覆うように、たとえばプラズマCVD法等によりシリコン窒化膜などの膜厚30〜150nmのエッチングストッパ膜としての接続孔ストッパ膜6を形成する。
その接続孔ストッパ膜6を直接覆うように、たとえばプラズマCVD法等によりシリコン酸化膜などの膜厚300〜1500nmの第1絶縁膜としての下部層間絶縁膜8を形成する。この下部層間絶縁膜8としては、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate Glass)系のシリコン酸化膜が好ましい。その下部層間絶縁膜8上に、たとえばスピンオングラス法により、シリコン酸化膜などの膜厚300〜1500nmの第2絶縁膜としての上部層間絶縁膜10を形成する。
次に、図2を参照して、上部層間絶縁膜10上にレジストパターン12を形成する。そのレジストパターン12をマスクとして、上部層間絶縁膜10および下部層間絶縁膜8に異方性エッチングを施すことにより接続孔ストッパ膜6の表面を露出する接続孔14aを形成する。このとき、ドライエッチング装置としてECR型RIE装置を用い、C4F8、O2およびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にて上部層間絶縁膜10および下部層間絶縁膜8をエッチングを施すことが好ましい。このエッチング条件では、異方性エッチングによる接続孔ストッパ膜6のエッチングレートは下部層間絶縁膜8のエッチングレートの1/20程度である。
また、このエッチング条件の下では、下部層間絶縁膜8のエッチングレートは上部層間絶縁膜10のエッチングレートの1/1.2程度である。このため、接続孔14aの形成に際して特に支障は生じない。その後、レジストパターン12を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。
次に、図3を参照して、上部層間絶縁膜10上にレジストパターン16を形成する。そのレジストパターン16をマスクとして、上部層間絶縁膜10に異方性エッチングを施すことにより、下部層間絶縁膜8の表面を露出する上部配線溝18を形成する。
このとき、ドライエッチング装置としてECR型RIE装置を用い、C48、CHF3、COおよびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にて上部層間絶縁膜10にエッチングを施すことが望ましい。このエッチング条件では、異方性エッチングによる下部層間絶縁膜8のエッチングレートは、上部層間絶縁膜10のエッチングレートの1/2程度であり、下部層間絶縁膜8を実質的にエッチングすることなく、上部層間絶縁膜10をエッチングすることができる。
また、これにより上部配線溝10の深さを配線溝の幅に依存することなく、上部層間絶縁膜10の厚さに対応した一定の深さに形成することができる。さらに、このエッチングにおいては、接続孔ストッパ膜6はほとんどエッチングされない。
その後、レジストパターン16を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。このとき、下部配線4は接続孔ストッパ膜6によって覆われているため、下部配線4が酸化されるのを抑制することができる。次に、CF4、O2およびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にて接続孔14aの底に露出している接続孔ストッパ膜6にエッチングを施すことにより、接続孔ストッパ膜6を除去して下部配線4の表面を露出する。
次に、図4を参照して、上部配線溝および接続孔14a、14bを埋めるように上部層間絶縁膜10上に、上部配線を形成するための導電層20を形成する。次に図5を参照して、CMP処理を施すことにより、上部層間絶縁膜10の上面上に位置する導電層20を除去し、上部配線溝18内に上部配線20を形成する。以上により、半導体装置において、埋込配線からなる多層配線構造の主要部分が完成する。
上述した多層配線構造を有する半導体装置では、シリコン窒化膜等のストッパ膜は下部配線4の直上にのみ設けられ、従来の半導体装置のように上部配線20の直下には存在しない。これにより、隣り合う2つの上部配線間の容量においては、ストッパ膜に基づく容量を考慮する必要がなくなり、主に上部層間絶縁膜10に基づく容量を考慮すればよいことになる。その結果、従来の半導体装置と比較して上部配線20の直下にストッパ膜が存在しない分、隣り合う上部配線間の容量を低減することができる。
このことについてさらに詳しく説明する。図6は、隣り合う2つの上部配線20a、20bの上にさらに上層の配線が形成されることを想定した構造を示したものである。このため上部配線20a、20bの直上には、これを直接覆うように接続孔ストッパ膜22が形成されている。
次に、このような構造において、隣り合う2つの上部配線20a、20b間の容量について考える。0次の近似として、上部配線20aの上部配線20b側の側面(太線部分)からの電気力線24の成分を考える。なお、この側面部分の紙面に垂直な方向については単位長さとする。そして、図7に示すように、接続孔ストッパ膜22に基づく容量をC1とし、上部層間絶縁膜10に基づく容量をC2とし、上部配線20a、20b間の容量をCとすると、容量Cは、
C=C1+C2 …(1)
となる。ここで、C1=ε1×S1/d、C2=ε2×S2/dであり、dは隣り合う上部配線間の距離である。
接続孔ストッパ膜22として、膜厚S1=0.06μm、誘電率ε1=9のシリコン窒化膜を適用し、上部層間絶縁膜10として、膜厚S2=0.6μm、誘電率ε2=3.5のTEOS系シリコン酸化膜を適用する場合には、配線間の容量Cは、
C=2.64/D …(2)
となる。
一方、比較のため従来の半導体装置の場合について説明する。図8に示すように、隣り合う2つの上部配線20a、20bの直下には上部溝ストッパ膜109が存在する。このことから、隣り合う2つの上部配線20a、20b間の容量C′は、図9に示すように、上述した容量C1およびC2に、上部溝ストッパ膜109に基づく容量C3が加わることになる。したがって、容量C′は、
C′=C1+C2+C3 …(3)
となる。ここで、C3=ε3×S3/dである。
上部溝ストッパ膜109として、膜厚S3=0.06μm、誘電率ε3=9のシリコン窒化膜を適用した場合には、隣り合う上部配線20a、20b間の容量C′は、
C′=3.18/d …(4)
となる。したがって、(2)と(4)とを比較すると、本半導体装置では、従来の半導体装置に比べて、隣り合う2つの上部配線20a、20b間の容量を従来の容量の約83%にまで低減することができる。
なお、上記考察では、0次の近似として上部配線20aの側面からの電気力線の成分を考えたが、さらに近似を高めるには、上部配線20aの配線底面等からの電気力線の成分も考慮する必要がある。そして、その成分を考慮して容量を見積もった場合には、本半導体装置における容量と従来の半導体装置における容量との差がさらに大きくなることがわかる。
以上説明したように、本半導体装置では、上部配線20aの直下に、シリコン窒化膜などの上部溝ストッパ膜が存在しない分、隣り合う2つの上部配線20a、20b間の容量を低減することができる。また、上部溝ストッパ膜を形成する必要がないため、工程を削減することができ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
なお、本実施の形態では、下部層間絶縁膜8としてTEOS系シリコン酸化膜を用い、上部層間絶縁膜10として、スピンオングラス法によって形成されたシリコン酸化膜を用いた。この他に、上部配線溝18を形成する際のエッチング条件によって、下部層間絶縁膜8のエッチングレートが上部層間絶縁膜10のエッチングレートの1/2以下であるような膜であれば、上記膜には限られず、上部層間絶縁膜10の膜厚に対応した深さを有する上部配線溝を形成することができる。
また、接続孔ストッパ膜6として、シリコン窒化膜を用いた。この他に、接続孔14aを形成する際の異方性エッチングによる接続孔ストッパ膜6のエッチングレートが下部層間絶縁膜8のエッチングレートの1/5以下であるような膜であれば、シリコン窒化膜には限られず、接続孔14aや上部配線溝18を形成する際のレジストパターンを酸素プラズマ雰囲気中にて除去する際に、下部配線が酸化されるのを抑制することができる。
実施の形態2
本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造方法と、その方法によって得られる半導体装置について説明する。まず、図10に示す工程までは、実施の形態1の図1に示された下部層間絶縁膜8を形成する工程までと同様なので詳しい説明を省略する。次に図11を参照して、下部層間絶縁膜8上にレジストパターン26を形成する。そのレジストパターン26をマスクとして、下部層間絶縁膜8に異方性エッチングを施すことにより、接続孔ストッパ膜6の表面を露出する接続孔14aを形成する。
このとき、ドライエッチング装置としてECR型RIE装置を用い、C48、O2およびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にシリコン基板1をさらすことにより下部層間絶縁膜8にエッチングを施す。このエッチング条件では、異方性エッチングによる接続孔ストッパ膜6のエッチングレートは、下部層間絶縁膜8のエッチングレートの1/20程度であり、接続孔ストッパ膜6はほとんどエッチングされない。その後、レジストパターン26を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。
次に、図12を参照して、下部層間絶縁膜8に形成された接続孔14aの開口端を塞ぐように、スピンオングラス法により上部層間絶縁膜28を形成する。このとき、上部層間絶縁膜28の材料としては、その材料の粘性が0.7mPa・s以上であることが望ましい。このような粘性を有する材料であって、接続孔14aの開口径が0.4μm以下であれば、その材料が接続孔14a内に流れ込むことなく接続孔14aの開口端を塞ぐように、下部層間絶縁膜8上に上部層間絶縁膜28を形成することができる。
次に、図13を参照して、上部層間絶縁膜28上にレジストパターン30を形成する。そのレジストパターン30をマスクとして、上部層間絶縁膜28に異方性エッチングを施すことにより、下部層間絶縁膜8の表面を露出する上部配線溝18を形成する。
このとき、ドライエッチング装置として、ECR型RIE装置を用い、C48、CHF3、COおよびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にて上部層間絶縁膜28にエッチングを施す。このエッチング条件では、異方性エッチングによる下部層間絶縁膜8のエッチングレートを上部層間絶縁膜28のエッチングレートの1/3程度にすることができ、下部層間絶縁膜8を実質的にエッチングすることなく上部層間絶縁膜28をエッチングすることができる。
また、これにより上部配線溝18の深さを配線溝の幅に依存することなく、上部層間絶縁膜28の厚さに対応した一定の深さに形成することができる。さらに、このエッチング条件では、接続孔14aの底に露出している接続孔ストッパ膜6はほとんどエッチングされない。
次に、実施の形態1において説明した図3から図5に示す工程と同様の工程を経ることにより、図14に示す構造が得られる。以上により、半導体装置において、埋込配線からなる多層配線構造の主要部分が完成する。
上述した製造方法によって形成された半導体装置においては、実施の形態1と同様に、シリコン窒化膜等の接続孔ストッパ膜が、下部配線4の直上にのみ設けられ、従来の半導体装置のように上部配線20の直下には上部溝ストッパ膜が存在しない。これにより、隣り合う2つの上部配線間の容量においては、上部溝ストッパ膜に基づく容量を考慮する必要がなくなり、主に上部層間絶縁膜28に基づく容量を考慮すればよいことになる。その結果、実施の形態1において詳細に説明したように、従来の半導体装置と比較して隣り合う上部配線20間の容量を低減することができる。
また、上部配線20の直下にエッチングストッパ膜を形成する必要がないため、工程を削減でき、製造コストを低減することが可能になる。
さらに、実施の形態1においては、接続孔14aを形成する際に、上部層間絶縁膜10および下部層間絶縁膜8の厚さに相当する深さをエッチングする必要があったが、本実施の形態では、図11に示すように、下部層間絶縁膜8の厚さに相当する深さをエッチングすればよい。このため、下部層間絶縁膜8上に形成されるレジストパターン26の膜厚をより薄くすることができ、その結果、写真整版の精度が向上する効果も得られる。
なお、本実施の形態では、下部層間絶縁膜8としてTEOS系シリコン酸化膜を用い、上部層間絶縁膜28として、スピンオングラス法によって形成されたシリコン酸化膜を用いた。この他に、上部配線溝18を形成する際のエッチング条件によって、下部層間絶縁膜8のエッチングレートが上部層間絶縁膜28のエッチングレートの1/2以下であるような膜であれば、上記膜には限られず、上部層間絶縁膜の膜厚に対応した深さを有する上部配線溝を形成することができる。
また、接続孔ストッパ膜6として、シリコン窒化膜を用いた。この他に、接続孔14aを形成する際の異方性エッチングによる接続孔ストッパ膜6のエッチングレートが下部層間絶縁膜8のエッチングレートの1/5以下であるような膜であれば、シリコン窒化膜には限られず、接続孔14aや上部配線溝18を形成する際のレジストパターンを酸素プラズマ雰囲気中にて除去する際に、下部配線が酸化されるのを抑制することができる。
実施の形態3
本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造方法と、その方法によって得られる半導体装置について説明する。まず図15を参照して、シリコン基板1上に、CVD法等によりシリコン酸化膜などの膜厚300〜1500nmの層間絶縁膜2を形成する。その層間絶縁膜2に、膜厚300〜1500nmの下部配線4を形成する。その下部配線4を直接覆うように層間絶縁膜2上に、たとえばスパッタ法等により導電性エッチングストッパ膜としてのTiNバリア層(図示せず)を形成する。そのTiNバリア層上にレジストパターン34を形成する。そのレジストパターン34をマスクとして、TiNバリア層に異方性エッチングを施すことによりTiNバリア膜32を形成する。
なお、TiNバリア膜32の膜厚は、150nm以上であることが望ましい。また、TiNバリア膜32は、下部配線4の幅よりも大きいことが望ましく、長さLが200nm以上であることが特に望ましい。このTiN膜により、後述する下部SOG膜36等に下部配線4中の金属が拡散するのを抑制することができる。その後、レジストパターン34を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。
次に、図16を参照して、TiNバリア膜32を直接覆うように、層間絶縁膜2上に、スピンオングラス法によりシリコン酸化膜などの膜厚150〜1000nmの下部SOG膜36を形成する。その下部SOG膜36を直接覆うように、たとえばプラズマCVD法等により膜厚150〜500nmの下部TEOS膜38を形成する。その下部TEOS膜38を直接覆うように、スピンオングラス法によりシリコン酸化膜などの膜厚300〜1400nmの上部SOG膜40を形成する。その上部SOG膜40を直接覆うように、プラズマCVD法等により膜厚50〜200nmの上部TEOS膜42を形成する。
その上部TEOS膜42上にレジストパターン44を形成する。そのレジストパターン44をマスクとして、上部TEOS膜42、上部SOG膜40および下部TEOS膜38に異方性エッチングを施すことにより接続孔46aを形成する。
このとき、エッチング装置としてECR型RIE装置を用い、C48、O2およびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にて下部TEOS膜38の途中までエッチングを施す。レジストパターン44を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。
また、このとき、接続孔46aは下部TEOS膜38の途中までしかエッチングされていないため、酸素プラズマによってTiNバリア膜32や下部配線4が酸化されるのを抑制することができる。
次に、図17を参照して、上部TEOS膜42上にレジストパターン48を形成する。このレジストパターン48をマスクとして、上部TEOS膜42および上部SOG膜40に異方性エッチングを施すことにより、上部SOG膜40の途中まで、上部配線溝18を部分的に形成する。このとき、下部TEOS膜38の途中まで形成された接続孔46aの底に露出する下部TEOS膜38がさらにエッチングされて、下部SOG膜36の途中まで開口する。その後、レジストパターン48を、たとえば酸素プラズマ雰囲気中にて除去する。
また、このとき、接続孔46aは下部SOG膜36の途中までしかエッチングされていないため、酸素プラズマによってTiNバリア膜32や下部配線4が酸化されるのを抑制することができる。
次に、図18を参照して、シリコン基板1に全面ドライエッチバックを施すことにより、下部TEOS膜38の表面を露出する上部配線溝18を形成する。同時に、TiNバリア膜32の表面を露出する接続孔46を形成する。このとき、エッチング装置としてECR型RIE装置を用い、C48、CHF3、COおよびArを含む混合ガスをプラズマ化し、そのプラズマ雰囲気中にてエッチングを施す。
このエッチング条件によれば、下部TEOS膜38を実質的にエッチングすることなく、上部SOG膜40をエッチングすることができ、上部配線溝18の深さを、配線の幅には依存せず、ほぼ一定にすることができる。次に図19を参照して、実施の形態1において説明した図4および図5に示す工程と同様の工程を経ることにより、図19に示す構造が得られる。以上により、半導体装置において、埋込配線からなる多層配線構造の主要部分が完成する。
上述した製造方法によって得られる半導体装置では、下部配線4の直上にのみTiNバリア膜32が導電性エッチングストッパ膜として設けられ、従来の半導体装置のように、上部配線20の直下にはシリコン窒化膜などの絶縁膜からなる上部溝エッチングストッパ膜は存在しない。これにより、実施の形態1において詳しく説明したように、隣り合う2つの上部配線間の容量を低減することができる。
また、下部配線4の直上にはシリコン窒化膜などのエッチングストッパ膜としての絶縁膜が存在しないため、隣り合う2つの下部配線4間の容量も低減することができ、半導体装置の性能を大幅に向上させることができる。
さらに、上部配線溝18の深さを、配線の幅に依存せずほぼ一定にすることができため、その上部配線溝18に形成される上部配線20の配線抵抗のばらつきを低減することができる。
なお、上述した実施の形態1〜3では、下部配線4および上部配線20として、アルミニウムまたはアルミニウム合金配線の他、銅配線も適用することができる。
また、上記各実施の形態では、ドライエッチング装置として、ECR型RIE装置を例に挙げたが、このほかに平行平板型RIE装置、マグネトロンRIE装置またはICP型RIE装置などを用いてもよく、エッチング装置に対応した条件を適用することにより、上述した各半導体装置を製造することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図1に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図2に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図3に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図4に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、隣り合う上部配線間の容量を見積もるための一構造を模式的に示した図である。 図6に示す構造に基づく配線間の容量を示す図である。 同実施の形態において、比較のための従来の半導体装置における上部配線間の容量を見積もるための一構造を模式的に示した図である。 図8に示す構造に基づく配線間の容量を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図10に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図11に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図12に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図13に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図15に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図16に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図17に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 同実施の形態において、図18に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 第1の従来技術に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 図20に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図21に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図22に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図23に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図24に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 第2の従来技術に係る半導体装置の製造方法の一工程を示す断面図である。 図26に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図27に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図28に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図29に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図30に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図31に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。 図32に示す工程の後に行なわれる工程を示す断面図である。
符号の説明
1 シリコン基板、2 層間絶縁膜、4 下部配線、6 接続孔ストッパ膜、8 下部層間絶縁膜、10 上部層間絶縁膜、12,16,26,30,34,44,48 レジストパターン、14,14a,14b,46,46a 接続孔、18 上部配線溝、20,20a,20b 上部配線、22 接続孔ストッパ膜、24 電気力線、28 SOG膜、32 TiNバリア膜、36 下部SOG膜、38 下部TEOS膜、40 上部SOG膜、42 上部TEOS膜。

Claims (8)

  1. 主表面を有する半導体基板上に第1配線を形成する工程と、
    前記第1配線上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパ膜上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に、前記第1絶縁膜とエッチング特性の異なる所定厚さの第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをマスクとして前記第2絶縁膜および前記第1絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、前記エッチングストッパ膜の表面を露出する第1開口部を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをマスクとして前記第2絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、前記第1絶縁膜の表面を露出する配線溝を形成する工程と、
    前記第1開口部の底に露出する前記エッチングストッパ膜を除去することにより、前記第1開口部に連通し前記第1配線の表面を露出する第2開口部を形成する工程と、
    前記第1開口部、前記第2開口部および前記配線溝に所定の金属を埋め込んで、前記配線溝内に第2配線を形成するとともに、前記第1開口部内および前記第2開口部内に、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する金属コンタクトを形成する工程と
    を備え、
    前記配線溝を形成する工程は、前記第1開口部を形成する工程の後に行なわれ、
    前記配線溝を形成する工程では、前記第1絶縁膜のエッチングレートは前記第2絶縁膜のエッチングレートよりも低く、
    前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜のそれぞれの膜厚は300〜1500nmであり、
    前記エッチングストッパ膜の膜厚は30〜150nmであり、
    前記配線溝を形成した後前記第2開口部を形成する前に、前記第2レジストパターンを酸素プラズマにより除去する工程を備えた、半導体装置の製造方法。
  2. 前記配線溝を形成する際の異方性エッチングによる前記第1絶縁膜のエッチングレートは、前記第2絶縁膜のエッチングレートの1/2以下である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1開口部を形成する際の異方性エッチングによる前記エッチングストッパ膜のエッチングレートは、前記第1絶縁膜のエッチングレートの1/5以下である、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2レジストパターンは、前記第1開口部上に開口パターンを有する態様で形成され、
    前記エッチングストッパ膜は窒素を含有する絶縁膜であり、
    前記第1配線、前記金属コンタクトおよび前記第2配線は銅から形成された、請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 主表面を有する半導体基板上に第1配線を形成する工程と、
    前記第1配線上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパ膜上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上に所定厚さの第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第1レジストパターンを形成する工程と、
    前記第1レジストパターンをマスクとして前記第2絶縁膜および前記第1絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、前記エッチングストッパ膜の表面を露出する第1開口部を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜上に第2レジストパターンを形成する工程と、
    前記第2レジストパターンをマスクとして前記第2絶縁膜に異方性エッチングを施すことにより、前記第2絶縁膜に配線溝を形成する工程と、
    前記第2レジストパターンを酸素プラズマにより除去する工程と、
    前記第1開口部の底に露出する前記エッチングストッパ膜を除去することにより、前記第1開口部に連通し前記第1配線の表面を露出する第2開口部を形成する工程と、
    前記第1開口部、前記第2開口部および前記配線溝に所定の金属を埋め込みつつ、前記第2絶縁膜上に前記所定の金属を形成する工程と、
    前記所定の金属に化学的機械研磨処理を施すことにより、前記第2絶縁膜の上面上に位置する前記所定の金属の部分を除去することにより、前記配線溝内に第2配線を形成するとともに、前記第1開口部内および前記第2開口部内に、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続する金属コンタクトを形成する工程と
    を備え、
    前記第2絶縁膜に配線溝を形成する工程では、前記第1絶縁膜のエッチングレートは前記第2絶縁膜のエッチングレートよりも低く、前記配線溝は前記第1絶縁膜の表面を露出する態様で形成され、
    前記第2レジストパターンを酸素プラズマにより除去する工程は、前記配線溝を形成した後前記第2開口部を形成する前に行われ、
    前記配線溝を形成する工程は、前記第1開口部を形成する工程の後に行なわれ、
    前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜のそれぞれの膜厚は300〜1500nmであり、前記エッチングストッパ膜の膜厚は30〜150nmである、半導体装置の製造方法。
  6. 前記配線溝を形成する際の異方性エッチングによる前記第1絶縁膜のエッチングレートは、前記第2絶縁膜のエッチングレートの1/2以下である、請求項記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1開口部を形成する際の異方性エッチングによる前記エッチングストッパ膜のエッチングレートは、前記第1絶縁膜のエッチングレートの1/5以下である、請求項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第2レジストパターンは、前記第1開口部上に開口パターンを有する態様で形成され、
    前記エッチングストッパ膜は窒素を含有する絶縁膜であり、
    前記第1配線、前記金属コンタクトおよび前記第2配線は銅から形成された、請求項記載の半導体装置の製造方法。
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