JP3062491B2 - 配線構造体の形成方法 - Google Patents

配線構造体の形成方法

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JP3062491B2 JP11075519A JP7551999A JP3062491B2 JP 3062491 B2 JP3062491 B2 JP 3062491B2 JP 11075519 A JP11075519 A JP 11075519A JP 7551999 A JP7551999 A JP 7551999A JP 3062491 B2 JP3062491 B2 JP 3062491B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
における配線構造体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の高集積化の進展に伴
い、金属配線同士の間の寄生容量である配線間容量の増
加に起因する配線遅延時間の増大が半導体集積回路の高
性能化の妨げとなっている。配線遅延時間は金属配線の
抵抗と配線間容量との積に比例するいわゆるRC遅延と
言われるものである。
【0003】従って、配線遅延時間を低減するために
は、金属配線の抵抗を小さくするか又は配線間容量を小
さくすることが必要である。
【0004】そこで、配線抵抗を小さくために、配線材
料としてアルミ系合金に代えて銅を用いる半導体集積回
路装置がIBM社やモトローラ社から報告されている。
銅材料はアルミ系合金材料の3分の2程度の比抵抗を有
しているため、配線材料として銅材料を用いると、アル
ミ系合金材料を用いる場合に比べて、単純に計算すると
配線遅延時間が3分の2に減少するので、1.5倍の高
速化を実現することができる。
【0005】しかしながら、半導体集積回路の高集積化
がさらに進展すると、銅からなる金属配線を用いる場合
でも、配線遅延時間の増大によって、高速化が限界に達
すると懸念されている。また、配線材料としての銅は、
金又は銀についで比抵抗が小さいので、銅からなる金属
配線に代えて金又は銀からなる金属配線を用いても、配
線抵抗の低減は僅かなものである。
【0006】このため、半導体集積回路の高集積化のた
めには、配線抵抗の低減と共に配線間容量の低減が重要
になっており、配線間容量の低減のためには、層間絶縁
膜の比誘電率を小さくすることが必要である。従来、層
間絶縁膜としては、シリコン酸化膜が用いられている
が、シリコン酸化膜の比誘電率は4〜4.5程度であっ
て、より高集積化された半導体集積回路における層間絶
縁膜には採用し難いという問題がある。
【0007】そこで、比誘電率がシリコン酸化膜よりも
小さい層間絶縁膜として、フッ素添加シリコン酸化膜、
低誘電率SOG膜及び有機高分子膜が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フッ素添加
シリコン酸化膜の比誘電率は3.3〜3.7であって、
従来のシリコン酸化膜に比べて2割程度小さいが、フッ
素添加シリコン酸化膜は、吸湿性が高いので大気中の水
分を吸収しやすい。このため、フッ素添加シリコン酸化
膜が水分を吸収して、比誘電率の高いSiOHが膜中に
取り込まれるので、フッ素添加シリコン酸化膜の比誘電
率が増加したり、熱処理工程においてSiOHが反応し
てH2 Oガスを放出したりするという問題、及びフッ素
添加シリコン酸化膜中に遊離しているフッ素が熱処理工
程において表面に偏析し、偏析したフッ素が密着層とし
てのTiN膜のTi等と反応して剥がれやすいTiF膜
を形成するという問題等があり、フッ素添加シリコン酸
化膜は実用上の課題が多い。
【0009】低誘電率SOG膜としては、HSQ(Hydr
ogen silsesquioxane:Si原子と、O原子と、O原子
の数の3分の2の数のH原子とからなる構造体)膜が検
討されているが、HSQ膜は、従来のシリコン酸化膜に
比べて、水分放出量が多いので加工性が悪いという問題
がある。HSQ膜は加工性が悪いためHSQ膜に埋め込
み配線を形成することは困難であるから、HSQ膜に金
属配線を形成する場合には金属膜がパターン化されてな
る金属配線を用いる必要がある。
【0010】また、HSQ膜は金属配線との密着性が低
いので、金属配線との密着性を確保するために金属配線
との間に密着層としてのCVD酸化膜を形成する必要が
ある。ところが、金属配線の上にCVD酸化膜を形成す
ると、金属配線間に比誘電率の大きいCVD酸化膜が存
在するため、実質的な配線間容量はHSQ膜とCVD酸
化膜とから構成される直列容量になるので、HSQ膜を
単体で用いた場合に比べて配線間容量が大きくなってし
まうという問題がある。
【0011】有機高分子膜は、低誘電率SOG膜と同
様、金属配線との密着性が低いので、金属配線との間に
密着層としてのCVD酸化膜を形成する必要がある。
【0012】また、有機高分子膜に対するエッチングレ
ートが酸素プラズマによりレジストパターンをアッシン
グする際のアッシングレートとほぼ等しいため、レジス
トパターンをアッシングにより除去する際に有機高分子
膜がダメージを受けるので、通常のレジストプロセスが
使えないという問題がある。そこで、有機高分子膜の上
にCVD酸化膜を形成した後、該CVD酸化膜の上にレ
ジスト膜を形成し、CVD酸化膜をエッチングストッパ
ー(保護膜)としてレジスト膜をエッチング加工する方
法が提案されている。
【0013】ところが、有機高分子膜の上にCVD酸化
膜を形成する際、有機高分子膜の表面が酸素を含む反応
性ガスに曝されるため、有機高分子膜が酸素と反応して
有機高分子膜中にカルボニル基やケトン基等の極性基が
導入されるので、有機高分子膜の比誘電率が増加してし
まうという問題がある。
【0014】また、有機高分子膜に銅の埋め込み配線を
形成する場合、有機高分子膜は金属配線との密着性が低
いため、有機高分子膜に形成された配線用凹部の周面に
例えばTiN等からなる密着層を形成する必要がある
が、TiN膜は抵抗が高いため金属配線の有効断面積が
減少してしまうので、銅からなる金属配線を用いて低抵
抗化を図ったメリットが損なわれてしまうという問題が
ある。
【0015】前記に鑑み、本発明は、通常のレジストプ
ロセスを採用して、比誘電率が低い層間絶縁膜を形成で
きるようにすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の配線
構造体の形成方法は、下層の金属配線の上に第1の絶縁
膜を形成する第1の工程と、第1の絶縁膜の上に該第1
の絶縁膜と組成が異なる第2の絶縁膜を形成する第2の
工程と、第2の絶縁膜の上に該第2の絶縁膜と組成が異
なる第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、第3の絶縁
膜の上に薄膜を形成する第4の工程と、薄膜の上に、配
線形成用開口部を有する第1のレジストパターンを形成
する第5の工程と、薄膜に対して第1のレジストパター
ンをマスクとしてエッチングを行なって、薄膜からなり
配線形成用開口部を有するマスクパターンを形成する第
6の工程と、第3の絶縁膜の上に、コンタクトホール形
成用開口部を有する第2のレジストパターンを形成する
第7の工程と、第3の絶縁膜、第1のレジストパターン
及び第2のレジストパターンに対するエッチングレート
が高い一方、第2の絶縁膜に対するエッチングレートが
低いエッチング条件で、第3の絶縁膜に対してドライエ
ッチングを行なうことにより、第3の絶縁膜を該第3の
絶縁膜にコンタクトホール形成用開口部が形成されるよ
うにパターン化すると共に、第1のレジストパターン及
び第2のレジストパターンを全面的に又は下部を残して
除去する第8の工程と、第2の絶縁膜に対するエッチン
グレートが高い一方、第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に
対するエッチングレートが低いエッチング条件で、第2
の絶縁膜に対してパターン化された第3の絶縁膜をマス
クとしてドライエッチングを行なうことにより、第2の
絶縁膜を該第2の絶縁膜にコンタクトホール形成用開口
部が形成されるようにパターン化する第9の工程と、第
1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチングレート
が高い一方、マスクパターン及び第2の絶縁膜に対する
エッチングレートが低いエッチング条件で、第3の絶縁
膜に対してマスクパターンをマスクとしてドライエッチ
ングを行なうと共に第1の絶縁膜に対してパターン化さ
れた第2の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行
なうことにより、第3の絶縁膜に配線溝を形成すると共
に第1の絶縁膜にコンタクトホールを形成する第10の
工程と、配線溝及びコンタクトホールに金属膜を充填す
ることにより、上層の金属配線及び下層の金属配線と上
層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する第11
の工程とを備えている。
【0017】第1の配線構造体の形成方法によると、第
8の工程において、第3の絶縁膜、第1のレジストパタ
ーン及び第2のレジストパターンに対するエッチングレ
ートが高い一方、第2の絶縁膜に対するエッチングレー
トが低いエッチング条件で、第3の絶縁膜に対してドラ
イエッチングを行なって、第3の絶縁膜をパターン化す
ると共に、第1のレジストパターン及び第2のレジスト
パターンを除去するため、第1のレジストパターン及び
第2のレジストパターンを酸素プラズマを用いるアッシ
ングにより除去する工程が不要になる。
【0018】また、第2の絶縁膜の組成と第3の絶縁膜
の組成とが異なるため、第10の工程において、第3の
絶縁膜に対してマスクパターンをマスクとしてドライエ
ッチングを行なって配線溝を形成する際に、第2の絶縁
膜をエッチングストッパーとして用いることができる。
【0019】第1の配線構造体の形成方法は、第10の
工程と第11の工程との間に、第3の絶縁膜における配
線溝に露出している部分及び第1の絶縁膜におけるコン
タクトホールに露出している部分に金属膜からなる密着
層を形成する工程をさらに備えていることが好ましい。
【0020】第1の配線構造体の形成方法において、第
3の絶縁膜は有機成分を主成分とすることが好ましい。
【0021】この場合、第3の工程は、パーフルオロデ
カリンを含む反応性ガスを用いるCVD法により第3の
絶縁膜を形成する工程を含むことが好ましい。
【0022】また、この場合、第1の絶縁膜も有機成分
を主成分とすることが好ましい。
【0023】第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜が有機成分
を主成分とする場合には、第10の工程と第11の工程
との間に、第3の絶縁膜における配線溝に露出している
部分及び第1の絶縁膜におけるコンタクトホールに露出
している部分に、窒素を含有する反応性ガスを用いるプ
ラズマ処理によって密着層を形成する工程をさらに備え
ていることが好ましい。
【0024】第1の絶縁膜が有機成分を主成分とする場
合には、第1の工程は、パーフルオロデカリンを含む反
応性ガスを用いるCVD法により第1の絶縁膜を形成す
る工程を含むことが好ましい。
【0025】本発明に係る第2の配線構造体の形成方法
は、下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形成する第1
の工程と、第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が
異なる第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、第2の絶
縁膜の上に該第2の絶縁膜と組成が異なる第3の絶縁膜
を形成する第3の工程と、第3の絶縁膜の上に薄膜を形
成する第4の工程と、薄膜の上に、配線形成用開口部を
有する第1のレジストパターンを形成する第5の工程
と、薄膜に対して第1のレジストパターンをマスクとし
てエッチングを行なって、薄膜からなり配線形成用開口
部を有するマスクパターンを形成する第6の工程と、第
3の絶縁膜の上に、コンタクトホール形成用開口部を有
する第2のレジストパターンを形成する第7の工程と、
第3の絶縁膜に対するエッチングレートが高い一方、第
2の絶縁膜、第1のレジストパターン及び第2のレジス
トパターンに対するエッチングレートが低いエッチング
条件で、第3の絶縁膜に対して第1のレジストパターン
及び第2のレジストパターンをマスクとしてドライエッ
チングを行なうことにより、第3の絶縁膜を該第3の絶
縁膜にコンタクトホール形成用開口部が形成されるよう
にパターン化する第8の工程と、第2の絶縁膜に対する
エッチングレートが高い一方、第1の絶縁膜、第3の絶
縁膜、第1のレジストパターン及び第2のレジストパタ
ーンに対するエッチングレートが低いエッチング条件
で、第2の絶縁膜に対して第1のレジストパターン及び
第2のレジストパターンをマスクとしてドライエッチン
グを行なうことにより、第2の絶縁膜を該第2の絶縁膜
にコンタクトホール形成用開口部が形成されるようにパ
ターン化する第9の工程と、第1のレジストパターン及
び第2のレジストパターンを除去する第10の工程と、
第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチングレー
トが高い一方、マスクパターン及び第2の絶縁膜に対す
るエッチングレートが低いエッチング条件で、第3の絶
縁膜に対してマスクパターンをマスクとしてドライエッ
チングを行なうと共に第1の絶縁膜に対してパターン化
された第2の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを
行なうことにより、第3の絶縁膜に配線溝を形成すると
共に第1の絶縁膜にコンタクトホールを形成する第11
の工程と、配線溝及びコンタクトホールに金属膜を充填
することにより、上層の金属配線及び下層の金属配線と
上層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する第1
2の工程とを備えている。
【0026】第2の配線構造体の形成方法によると、第
10の工程において、第1のレジストパターン及び第2
のレジストパターンを除去する際に、第1の絶縁膜及び
第3の絶縁膜における第2の絶縁膜のコンタクトホール
形成用開口部に露出している部分にダメージ層が形成さ
れても、第11の工程において、第1の絶縁膜及び第3
の絶縁膜に対するエッチングレートが高い一方、マスク
パターン及び第2の絶縁膜に対するエッチングレートが
低いエッチング条件で、第3の絶縁膜に対してマスクパ
ターンをマスクとしてドライエッチングを行なうと共に
第1の絶縁膜に対してパターン化された第2の絶縁膜を
マスクとしてドライエッチングを行なって、第3の絶縁
膜に配線溝を形成すると共に第1の絶縁膜にコンタクト
ホールを形成するため、第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜
に形成されているダメージ層は確実に除去される。
【0027】第2の配線構造体の形成方法において、第
3の絶縁膜は、シロキサン骨格を有する低誘電率SOG
膜であることが好ましい。
【0028】本発明に係る第3の配線構造体の形成方法
は、下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形成する第1
の工程と、第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が
異なる第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、第2の絶
縁膜の上に該第2の絶縁膜と組成が異なる第3の絶縁膜
を形成する第3の工程と、第3の絶縁膜の上に該第3の
絶縁膜と組成が異なる第4の絶縁膜を形成する第4の工
程と、第4の絶縁膜の上に薄膜を形成する第5の工程
と、薄膜の上に、配線形成用開口部を有する第1のレジ
ストパターンを形成する第6の工程と、薄膜に対して第
1のレジストパターンをマスクとしてエッチングを行な
って、薄膜からなり配線形成用開口部を有するマスクパ
ターンを形成する第7の工程と、第1のレジストパター
ンを除去した後、第4の絶縁膜及びマスクパターンの上
に、コンタクトホール形成用開口部を有する第2のレジ
ストパターンを形成する第8の工程と、第4の絶縁膜に
対して第2のレジストパターン及びマスクパターンをマ
スクとしてドライエッチングを行なうことにより、第4
の絶縁膜を該第4の絶縁膜にコンタクトホール形成用開
口部が形成されるようにパターン化する第9の工程と、
第3の絶縁膜に対してパターン化された第4の絶縁膜を
マスクとしてドライエッチングを行なうことにより、第
3の絶縁膜を該第3の絶縁膜にコンタクトホール形成用
開口部が形成されるようにパターン化する第10の工程
と、パターン化された第4の絶縁膜に対してマスクパタ
ーンをマスクとしてドライエッチングを行なうと共に、
第2の絶縁膜に対してパターン化された第3の絶縁膜を
マスクとしてドライエッチングを行なうことにより、パ
ターン化された第4の絶縁膜に配線溝を形成すると共
に、第2の絶縁膜を該第2の絶縁膜にコンタクトホール
形成用開口部が形成されるようにパターン化する第11
の工程と、パターン化された第3の絶縁膜に対してマス
クパターンをマスクとしてドライエッチングを行なうと
共に、第1の絶縁膜に対してパターン化された第2の絶
縁膜をマスクとしてドライエッチングを行なうことによ
り、パターン化された第3の絶縁膜に配線溝を形成する
と共に、第1の絶縁膜にコンタクトホールを形成する第
12の工程と、配線溝及びコンタクトホールに金属膜を
充填することにより、上層の金属配線及び下層の金属配
線と上層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する
第13の工程とを備えている。
【0029】第3の配線構造体の形成方法によると、第
8の工程において、第1のレジストパターンを除去する
際には、第3の絶縁膜の上には第4の絶縁膜が存在して
いるため、第1のレジストパターンを酸素プラズマによ
り除去しても、第3の絶縁膜がダメージを受けることが
ない。また、第10の工程において、第3の絶縁膜に対
してドライエッチングを行なう際には、第1の絶縁膜の
上には第2の絶縁膜が存在しているため、第1の絶縁膜
がダメージを受けることがない。
【0030】第3の配線構造体の形成方法において、第
1の絶縁膜及び第3の絶縁膜のうちの少なくとも1つ
は、有機成分を主成分とすることが好ましい。
【0031】第3の配線構造体の形成方法において、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
の寸法は、コンタクトホールの設計開口寸法に対して、
上層の金属配線が延びる方向に対して垂直な方向に拡大
されていることが好ましい。
【0032】本発明に係る第4の配線構造体の形成方法
は、下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形成する第1
の工程と、第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が
異なる第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、第2の絶
縁膜の上に該第2の絶縁膜と組成が異なる第3の絶縁膜
を形成する第3の工程と、第3の絶縁膜の上に薄膜を形
成する第4の工程と、薄膜の上に、配線形成用開口部を
有する第1のレジストパターンを形成する第5の工程
と、薄膜に対して第1のレジストパターンをマスクとし
てエッチングを行なって、薄膜からなり配線形成用開口
部を有するマスクパターンを形成する第6の工程と、第
1のレジストパターンを除去した後、第3の絶縁膜及び
マスクパターンの上に、コンタクトホール形成用開口部
を有する第2のレジストパターンを形成する第7の工程
と、第3の絶縁膜に対して第2のレジストパターン及び
マスクパターンをマスクとしてドライエッチングを行な
うことにより、第3の絶縁膜を該第3の絶縁膜にコンタ
クトホール形成用開口部が形成されるようにパターン化
する第8の工程と、第2の絶縁膜に対してパターン化さ
れた第3の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行
なうことにより、第2の絶縁膜を該第2の絶縁膜にコン
タクトホール形成用開口部が形成されるようにパターン
化する第9の工程と、パターン化された第3の絶縁膜に
対してマスクパターンをマスクとしてドライエッチング
を行なうと共に、第1の絶縁膜に対してパターン化され
た第2の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行な
うことにより、パターン化された第3の絶縁膜に配線溝
を形成すると共に、第1の絶縁膜にコンタクトホールを
形成する第10の工程と、配線溝及びコンタクトホール
に金属膜を充填することにより、上層の金属配線及び下
層の金属配線と上層の金属配線とを接続するコンタクト
を形成する第11の工程とを備えている。
【0033】第4の配線構造体の形成方法によると、第
8の工程において、第3の絶縁膜に対してドライエッチ
ングを行なう際には、第1の絶縁膜の上には第2の絶縁
膜が存在しているため、第1の絶縁膜がダメージを受け
ることがない。
【0034】第4の配線構造体の形成方法において、第
1の絶縁膜及び第3の絶縁膜のうちの少なくとも1つ
は、有機成分を主成分とすることが好ましい。
【0035】第4の配線構造体の形成方法において、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
の寸法は、コンタクトホールの設計開口寸法に対して、
上層の金属配線が延びる方向に対して垂直な方向に拡大
されていることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明するが、各実施形態においては、有機膜とは、有
機成分のみからなる膜及び有機成分を主成分とする膜の
両方を含む概念とする。また、各実施形態においては、
有機成分を主成分とする膜を有機成分のみからなる膜に
変更してもよいし、有機成分のみからなる膜を有機成分
を主成分とする膜に変更してもよい。 (第1の実施形態)以下、本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図1(a)〜
(c)、図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)を
参照しながら説明する。
【0037】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板100上に形成された第1の金属配線101の上に、
後に行なわれるエッチング工程において第1の金属配線
101を保護する例えば50nmの膜厚を有するシリコ
ン窒化膜102を形成した後、該シリコン窒化膜102
の上に、例えば1μmの膜厚を有すると共に有機成分を
主成分とする第1の有機膜103(第1の絶縁膜)を堆
積する。次に、第1の有機膜103の上に、例えば50
nmの膜厚を有すると共にシリコン酸化物中に有機成分
を含有する有機含有シリコン酸化膜104(第2の絶縁
膜)を堆積した後、該有機含有シリコン酸化膜104の
上に、例えば400nmの膜厚を有すると共に有機成分
を主成分とする第2の有機膜105(第3の絶縁膜)を
堆積し、その後、該第2の有機膜105の上に例えば5
0nmの膜厚を有する窒化チタン膜106を堆積する。
【0038】第1及び第2の有機膜103、105の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばパーフ
ルオロデカリンを主原料とする反応性ガスを用いるプラ
ズマCVD法が挙げられる。また、第1及び第2の有機
膜103、105としては、プラズマCVD法、塗布法
又は熱CVD法により形成された、炭化水素膜又はフッ
素を含有する炭化水素膜を用いることができる。
【0039】また、第1の有機膜103の堆積方法とし
ては、例えばパーフルオロデカリンと、ヘキサメチルジ
シロキサン、アリルアルコキシシラン又はアルキルアル
コキシシラン等の有機シランとを主原料とする反応性ガ
スを用いるプラズマCVD法でもよい。このようにする
と、有機無機ハイブリッド膜が得られる。
【0040】また、有機含有シリコン酸化膜104の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばフェニ
ルトリメトキシランを主原料とする反応性ガスを用いる
CVD法が挙げられる。このようにすると、シリコン酸
化物中にシリコン原子と結合したフェニル基が取り込ま
れた構造を有する有機含有シリコン酸化膜104が得ら
れる。
【0041】尚、窒化チタン膜106に代えて、第1及
び第2の有機膜103、105並びに有機含有シリコン
酸化膜104に対して高いエッチング選択性を有する、
つまりエッチング速度が十分に遅い薄膜、例えばシリコ
ン窒化膜を用いることができる。
【0042】次に、図1(b)に示すように、窒化チタ
ン膜106の上に、リソグラフィ工程により配線溝形成
用開口部を有する第1のレジストパターン107を形成
した後、該第1のレジストパターン107をマスクとし
て窒化チタン膜106に対してドライエッチングを行な
って、図1(c)に示すように、窒化チタン膜106か
らなるマスクパターン108を形成する。
【0043】次に、第1のレジストパターン107を除
去することなく、第2の有機膜105の上に、リソグラ
フィ工程によりコンタクトホール形成用開口部を有する
第2のレジストパターン109を形成した後、第2の有
機膜105に対してドライエッチングを行なって、図2
(a)に示すように、コンタクトホール形成用開口部を
有するパターン化された第2の有機膜105Aを形成す
る。この場合、第2の有機膜105と、第1のレジスト
パターン107及び第2のレジストパターン109とは
共に有機成分を主成分としているため、第2の有機膜1
05に対するエッチングレートと、第1及び第2のレジ
ストパターン107、109に対するエッチングレート
とはほぼ等しいので、第2の有機膜105に対するドラ
イエッチング工程により、第1のレジストパターン10
7及び第2のレジストパターン109は除去される。
【0044】尚、第2の有機膜105に対するドライエ
ッチング工程において、第2のレジストパターン109
が残存しても差し支えない。その理由は、残存する第2
のレジストパターン109は、後に行なわれるパターン
化された第2の有機膜105Aに配線溝111を形成す
る工程(図2(c)を参照)において除去されるからで
ある。
【0045】次に、パターン化された第2の有機膜10
5Aをマスクとして有機含有シリコン酸化膜104に対
してドライエッチングを行なって、図2(b)に示すよ
うに、コンタクトホール形成用開口部を有するパターン
化された有機含有シリコン酸化膜104Aを形成する。
このドライエッチング工程は、有機含有シリコン酸化膜
104に対するエッチングレートがパターン化された第
2の有機膜105Aに対するエッチングレートよりも大
きくなるようなエッチング条件を選択することにより、
パターン化された第2の有機膜105Aがエッチングさ
れる事態を防止する。
【0046】次に、マスクパターン108をマスクとし
てパターン化された第2の有機膜105Aに対し、また
パターン化された有機含有シリコン酸化膜104Aをマ
スクとして第1の有機膜103に対してそれぞれドライ
エッチングを行なって、図2(c)に示すように、パタ
ーン化された第2の有機膜105Aに配線溝111を形
成すると共に、コンタクトホール110を有するパター
ン化された第1の有機膜103Aを形成する。
【0047】次に、パターン化された有機含有シリコン
酸化膜104Aをマスクとしてシリコン窒化膜102に
対してドライエッチングを行なって、図3(a)に示す
ように、パターン化されたシリコン窒化膜102Aを形
成すると共に、第1の金属配線101をコンタクトホー
ル110に露出させる。
【0048】次に、図3(b)に示すように、コンタク
トホール110及び配線溝111の壁面に例えば50n
mの膜厚を有する窒化チタンからなる密着層112を堆
積した後、コンタクトホール110及び配線溝111が
埋まるように全面に亘って金属膜113を堆積する。金
属膜113の組成は特に限定されず、銅、アルミニウ
ム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン又はこ
れらの合金等を用いることができると共に、金属膜11
3の堆積方法も特に限定されず、メッキ法、CVD法又
はスパッタ法等を用いることができる。
【0049】次に、図3(c)に示すように、パターン
化された第2の有機膜105Aの上に堆積されている、
密着層112、金属膜113及びマスクパターン108
を例えばCMP法により除去して、金属膜113からな
る第2の金属配線114、及び第1の金属配線101と
第2の金属配線114とを接続する金属膜113からな
るコンタクト115を形成する。
【0050】尚、第2の金属配線114の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0051】第1の実施形態によると、有機含有シリコ
ン酸化膜104は、フェニルトリメトキシシランを主原
料とする反応性ガスを用いるCVD法により形成された
膜であるため、シリコン酸化物中にシリコン原子と結合
したフェニル基(有機基)が取り込まれた構造を有して
いる。従って、従来のCVD酸化膜と同程度に良好な加
工性及びHSQ膜と同程度に低い比誘電率を有している
と共に、有機膜、酸化膜及び金属膜に対する高い密着性
を有している。
【0052】また、窒化チタン膜106からなるマスク
パターン108を形成した後、第1のレジストパターン
107を除去することなく第2のレジストパターン10
9を形成すると共に、第2の有機膜105に対するドラ
イエッチング工程により、第1のレジストパターン10
7及び第2のレジストパターン109を除去するため、
第1のレジストパターン107及び第2のレジストパタ
ーン109を酸素プラズマを用いるアッシングにより除
去する工程が不要になるので、レジストパターンをアッ
シングにより除去する際に第2の有機膜105がダメー
ジを受ける事態を回避することができる。従って、層間
絶縁膜として比誘電率が低い第2の有機膜105を用い
るにも拘わらず、通常のレジストプロセスを採用するこ
とが可能になる。
【0053】また、マスクパターン108をマスクとし
パターン化された有機含有シリコン酸化膜104Aをエ
ッチングストッパーとして、パターン化された第2の有
機膜105Aに対してドライエッチングを行なって配線
溝111を形成するため、配線溝111の深さは第2の
有機膜105の膜厚と一致するので、配線溝111の深
さを自己整合的に規定することができる。
【0054】以下、第2のレジストパターン109が第
1のレジストパターン107に対して位置ずれを起こし
た場合の問題点及びその場合の解決策について説明す
る。
【0055】まず、第2のレジストパターン109が位
置ずれを起こした場合の問題点について、図4(a)〜
(c)、図5(a)〜(c)及び図6(a)〜(c)を
参照しながら説明する。
【0056】第1の実施形態と同様、図4(a)に示す
ように、半導体基板100上に形成された第1の金属配
線101の上に例えば50nmの膜厚を有するシリコン
窒化膜102を形成した後、該シリコン窒化膜102の
上に、例えば1μmの膜厚を有すると共に有機成分を主
成分とする第1の有機膜103を堆積する。
【0057】次に、第1の有機膜103の上に、例えば
50nmの膜厚を有すると共にシリコン酸化物中に有機
成分を含有する有機含有シリコン酸化膜104を堆積し
た後、該有機含有シリコン酸化膜104の上に、例えば
400nmの膜厚を有すると共に有機成分を主成分とす
る第2の有機膜105を堆積し、その後、第2の有機膜
105の上に例えば50nmの膜厚を有する窒化チタン
膜106を堆積する。
【0058】次に、図4(b)に示すように、窒化チタ
ン膜106の上に、配線溝形成用開口部を有する第1の
レジストパターン107を形成した後、該第1のレジス
トパターン107をマスクとして窒化チタン膜106に
対してドライエッチングを行なって、図4(c)に示す
ように、窒化チタン膜106からなるマスクパターン1
08を形成する。
【0059】次に、図5(a)に示すように、第1のレ
ジストパターン107を除去することなく、第2の有機
膜105の上に、コンタクトホール形成用開口部を有す
る第2のレジストパターン109を形成する。この場
合、図5(a)と図1(c)との対比から分かるよう
に、第2のレジストパターン109は第1のレジストパ
ターン107に対して位置ずれを起こしている。
【0060】次に、第2の有機膜105に対してドライ
エッチングを行なって、図5(b)に示すように、コン
タクトホール形成用開口部を有するパターン化された第
2の有機膜105Aを形成する。第1の実施形態と同
様、第2の有機膜105と、第1のレジストパターン1
07及び第2のレジストパターン109とは共に有機成
分を主成分としているため、第2の有機膜105に対す
るドライエッチング工程により、第1のレジストパター
ン107及び第2のレジストパターン109は除去され
る。この場合、第2のレジストパターン109が第1の
レジストパターン107に対して位置ずれを起こしてい
るため、第2の有機膜105Aに形成されるコンタクト
ホール形成用開口部の径は小さい。
【0061】次に、パターン化された第2の有機膜10
5Aをマスクとして有機含有シリコン酸化膜104に対
してドライエッチングを行なって、図5(c)に示すよ
うに、コンタクトホール形成用開口部を有するパターン
化された有機含有シリコン酸化膜104Aを形成する。
【0062】次に、マスクパターン108をマスクとし
てパターン化された第2の有機膜105Aに対し、また
パターン化された有機含有シリコン酸化膜104Aをマ
スクとして第1有機膜103に対してそれぞれドライエ
ッチングを行なって、図6(a)に示すように、パター
ン化された第2の有機膜105Aに配線溝111を形成
すると共に、コンタクトホール110を有するパターン
化された第1の有機膜103Aを形成する。その後、パ
ターン化された有機含有シリコン酸化膜104Aをマス
クとしてシリコン窒化膜102に対してドライエッチン
グを行なって、図6(b)に示すように、パターン化さ
れたシリコン窒化膜102Aを形成すると共に、第1の
金属配線101をコンタクトホール110に露出させ
る。
【0063】次に、コンタクトホール110及び配線溝
111の壁面に例えば50nmの膜厚を有する窒化チタ
ン層からなる密着層112を堆積した後、全面に亘って
金属膜を堆積し、その後、パターン化された第2の有機
膜105Aの上に堆積されている、密着層112、金属
膜及びマスクパターン108を例えばCMP法により除
去する。このようにすると、図6(c)に示すように、
金属膜からなる第2の金属配線114は形成されるが、
コンタクトホール110の径が小さいため該コンタクト
ホール110には金属膜が完全には充填されないので、
第1の金属配線101と第2の金属配線112とは接続
されず、不良が発生する。
【0064】以下、第2のレジストパターン109が位
置ずれを起こした場合の解決策について、図7(a)〜
(c)及び図8(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
【0065】まず、図4(a)〜(c)及び図5(a)
に基づいて説明した前述の工程と同様の工程によって、
コンタクトホール形成用開口部を有する第2のレジスト
パターン109を形成するが、この場合にも、第2のレ
ジストパターン109は第1のレジストパターン107
に対して位置ずれを起こしている(図5(a)を参
照)。
【0066】そこで、図7(a)に示すように、第2の
レジストパターン109をマスクとして第1のレジスト
パターン107及びマスクパターン108に対してドラ
イエッチングを行なって、第1のレジストパターン10
7における第2のレジストパターン109と重なってい
ない領域を除去すると共に、マスクパターン108の開
口部を配線溝形成用開口部及びコンタクトホール形成用
開口部を含む大きさに拡大する。これによって、第2の
レジストパターン109のコンタクトホール形成用開口
部は、第1のレジストパターン107及びマスクパター
ン108に転写される。
【0067】次に、第2の有機膜105に対してドライ
エッチングを行なって、図7(b)に示すように、コン
タクトホール形成用開口部を有するパターン化された第
2の有機膜105Aを形成する。この場合にも、第2の
有機膜105と、第1のレジストパターン107及び第
2のレジストパターン109とは共に有機成分を主成分
としているため、第2の有機膜105に対するドライエ
ッチング工程により、第1のレジストパターン107及
び第2のレジストパターン109は除去される。
【0068】次に、パターン化された有機膜105Aを
マスクとして有機含有シリコン酸化膜104に対してド
ライエッチングを行なって、図7(c)に示すように、
コンタクトホール形成用開口部を有するパターン化され
た有機含有シリコン酸化膜104Aを形成する。
【0069】前述のように、第2のレジストパターン1
09が第1のレジストパターン107に対して位置ずれ
を起こしているが、第2のレジストパターン109のコ
ンタクトホール形成用開口部を第1のレジストパターン
107及びマスクパターン108に転写しているので、
パターン化された第2の有機膜105A及びパターン化
された有機含有シリコン酸化膜104Aに形成されるコ
ンタクトホール形成用開口部の径は所定の大きさを有し
ている。
【0070】次に、マスクパターン108及びパターン
化された有機含有シリコン酸化膜104Aをマスクとし
てパターン化された第2の有機膜105A及び第1の有
機膜103に対してドライエッチングを行なって、図8
(a)に示すように、パターン化された第2の有機膜1
05Aに配線溝111を形成すると共に、コンタクトホ
ール110を有するパターン化された第1の有機膜10
3Aを形成する。その後、パターン化された有機含有シ
リコン酸化膜104Aをマスクとしてシリコン窒化膜1
02に対してドライエッチングを行なって、図8(b)
に示すように、パターン化されたシリコン窒化膜102
Aを形成すると共に、第1の金属配線101をコンタク
トホール110に露出させる。
【0071】次に、コンタクトホール110及び配線溝
111の壁面に例えば50nmの膜厚を有する窒化チタ
ン層からなる密着層112を堆積した後、全面に亘って
金属膜を堆積し、その後、パターン化された第2の有機
膜105Aの上に堆積されている、密着層112、金属
膜及びマスクパターン108を例えばCMP法により除
去する。このようにすると、図8(c)に示すように、
窒化チタン膜112及び金属膜からなる、第2の金属配
線114及びコンタクト115が形成される。 (第2の実施形態)以下、本発明の第2の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図9(a)〜
(c)、図10(a)〜(c)及び図11(a)〜
(c)を参照しながら説明する。
【0072】まず、図9(a)に示すように、半導体基
板200上に形成された第1の金属配線201の上に例
えば50nmの膜厚を有するシリコン窒化膜202を形
成した後、該シリコン窒化膜202の上に、例えば1μ
mの膜厚を有すると共に有機成分を主成分とする第1の
有機膜203(第1の絶縁膜)を堆積する。次に、第1
の有機膜203の上に、例えば50nmの膜厚を有する
と共にシリコン酸化物中に有機成分を含有する有機含有
シリコン酸化膜204(第2の絶縁膜)を堆積した後、
該有機含有シリコン酸化膜204の上に、例えば400
nmの膜厚を有すると共に有機成分を主成分とする第2
の有機膜205(第3の絶縁膜)を堆積し、その後、該
第2の有機膜の上に例えば50nmの膜厚を有する窒化
チタン膜206を堆積する。
【0073】第1及び第2の有機膜203、205の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばパーフ
ルオロデカリンを主原料とする反応性ガスを用いるプラ
ズマCVD法が挙げられる。また、第1及び第2の有機
膜203、205としては、プラズマCVD法、塗布法
又は熱CVD法により形成された、炭化水素膜又はフッ
素を含有する炭化水素膜を用いることができる。
【0074】また、有機含有シリコン酸化膜204の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばフェニ
ルトリメトキシランを主原料とする反応性ガスを用いる
CVD法が挙げられる。
【0075】尚、窒化チタン膜206に代えて、第1及
び第2の有機膜203、205並びに有機含有シリコン
酸化膜204に対して高いエッチング選択性を有する、
つまりエッチング速度が十分に遅い薄膜、例えばシリコ
ン窒化膜を用いることができる。
【0076】次に、図9(b)に示すように、窒化チタ
ン膜206の上に、リソグラフィ工程により配線溝形成
用開口部を有する第1のレジストパターン207を形成
した後、該第1のレジストパターン207をマスクとし
て窒化チタン膜206に対してドライエッチングを行な
って、図9(c)に示すように、窒化チタン膜206か
らなるマスクパターン208を形成する。
【0077】次に、第1のレジストパターン207を除
去することなく、第2の有機膜205の上に、リソグラ
フィ工程によりコンタクトホール形成用開口部を有する
第2のレジストパターン209を形成した後、第2の有
機膜205に対してドライエッチングを行なって、図1
0(a)に示すように、コンタクトホール形成用開口部
を有するパターン化された第2の有機膜205Aを形成
する。この場合、第2の有機膜205と、第1のレジス
トパターン207及び第2のレジストパターン209と
は共に有機成分を主成分としているため、第2の有機膜
205に対するエッチングレートと、第1及び第2のレ
ジストパターン207、209に対するエッチングレー
トとはほぼ等しいので、第2の有機膜205に対するド
ライエッチング工程により、第1のレジストパターン2
07及び第2のレジストパターン209は除去される。
【0078】尚、第2のレジストパターン209が第1
のレジストパターン207に対して位置ずれしている恐
れがある場合には、第1の実施形態において説明したよ
うに、第2のレジストパターン209をマスクとして第
1のレジストパターン207及びマスクパターン208
に対してドライエッチングを行なって、第1のレジスト
パターン207における第2のレジストパターン209
と重なっていない領域を除去すると共に、マスクパター
ン208の開口部を配線溝形成用開口部及びコンタクト
ホール形成用開口部を含む大きさに拡大する。
【0079】次に、パターン化された第2の有機膜20
5Aをマスクとして有機含有シリコン酸化膜204に対
してドライエッチングを行なって、図10(b)に示す
ように、コンタクトホール形成用開口部を有するパター
ン化された有機含有シリコン酸化膜204Aを形成す
る。その後、マスクパターン208をマスクとしてパタ
ーン化された第2の有機膜205Aに対し、またパター
ン化された有機含有シリコン酸化膜204Aをマスクと
して第1の有機膜203に対してそれぞれドライエッチ
ングを行なって、図10(c)に示すように、パターン
化された第2の有機膜205Aに配線溝211を形成す
ると共に、コンタクトホール210を有するパターン化
された第1の有機膜203Aを形成する。
【0080】次に、パターン化された有機含有シリコン
酸化膜204Aをマスクとしてシリコン窒化膜202に
対してドライエッチングを行なって、図11(a)に示
すように、パターン化されたシリコン窒化膜202Aを
形成すると共に、第1の金属配線201をコンタクトホ
ール210に露出させる。
【0081】次に、パターン化された第1の有機膜20
3A及びパターン化された第2の有機膜205Aに対し
てアンモニアガスを用いるプラズマ処理を行なう。この
ようにすると、図11(b)に示すように、パターン化
された第1の有機膜203Aにおけるコンタクトホール
210に露出する壁部及びパターン化された第2の有機
膜205Aにおける配線溝211に露出する壁部に、ア
ミノ基及びアミド基を有する密着層212がそれぞれ形
成される。その後、コンタクトホール210及び配線溝
211が埋まるように全面に亘って金属膜213を堆積
する。金属膜213の組成は特に限定されず、銅、アル
ミニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン
又はこれらの合金等を用いることができると共に、金属
膜213の堆積方法も特に限定されず、メッキ法、CV
D法又はスパッタ法等を用いることができる。
【0082】次に、図11(c)に示すように、パター
ン化された第2の有機膜205Aの上に堆積されてい
る、金属膜213及びマスクパターン208を例えばC
MP法により除去して、金属膜213からなる、第2の
金属配線214及びコンタクト215を形成する。
【0083】尚、第2の金属配線214の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。 (第3の実施形態)以下、本発明の第3の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図12(a)〜
(c)、図13(a)〜(c)及び図14(a)〜
(c)を参照しながら説明する。
【0084】まず、図12(a)に示すように、半導体
基板300上に形成された第1の金属配線301の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線301を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜302を形成した後、該シリコン窒化膜3
02の上に、例えば1μmの膜厚を有すると共にシリコ
ン酸化物中に有機成分を含有する第1の有機含有シリコ
ン酸化膜303(第1の絶縁膜)を堆積する。次に、第
1の有機含有シリコン酸化膜303の上に、例えば40
0nmの膜厚を有すると共にシロキサン骨格を有する低
誘電率SOG膜304(第2の絶縁膜)を堆積した後、
該低誘電率SOG膜304の上に、例えば50nmの膜
厚を有すると共にシリコン酸化物中に有機成分を含有す
る第2の有機含有シリコン酸化膜305(第3の絶縁
膜)を堆積し、その後、第2の有機含有シリコン酸化膜
305の上に例えば50nmの膜厚を有する窒化チタン
膜306を形成する。
【0085】第1の有機含有シリコン酸化膜303及び
第2の有機含有シリコン酸化膜305の堆積方法につい
ては、特に限定されないが、例えばフェニルトリメトキ
シランを主原料とする反応性ガスを用いるCVD法が挙
げられる。また、シロキサン骨格を有する低誘電率SO
G膜304としてはHSQ膜を用いることができる。
【0086】尚、窒化チタン膜306に代えて、第1及
び第2の有機含有シリコン酸化膜303、305並びに
低誘電率SOG膜304に対して高いエッチング選択性
を有する、つまりエッチング速度が十分に遅い薄膜、例
えばシリコン窒化膜を用いることができる。
【0087】次に、図12(b)に示すように、窒化チ
タン膜306の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン307を形
成した後、該第1のレジストパターン307をマスクと
して窒化チタン膜306に対してドライエッチングを行
なって、図12(c)に示すように、窒化チタン膜30
6からなるマスクパターン308を形成する。
【0088】次に、図13(a)に示すように、第1の
レジストパターン307を除去した後、第2の有機含有
シリコン酸化膜305の上に、コンタクトホール形成用
開口部を有する第2のレジストパターン309を形成す
る。その後、第2のレジストパターン309をマスクと
して、第2の有機含有シリコン酸化膜305、低誘電率
SOG膜304及び第1の有機含有シリコン酸化膜30
3に対して順次ドライエッチングを行なって、図13
(b)に示すように、パターン化された第2の有機含有
シリコン酸化膜305A、パターン化された低誘電率S
OG膜304A及びコンタクトホール310を有するパ
ターン化された第1の有機含有シリコン酸化膜303A
をそれぞれ形成する。
【0089】次に、図13(c)に示すように、第2の
レジストパターン309を除去した後、マスクパターン
308をマスクとしてパターン化された第2の有機含有
シリコン酸化膜305Aに対してドライエッチングを行
なって、パターン化された第2の有機含有シリコン酸化
膜305Aに配線溝形成用開口部を形成し、その後、マ
スクパターン308及び配線溝形成用開口部を有するパ
ターン化された第2の有機含有シリコン酸化膜305A
をマスクとしてパターン化された低誘電率SOG膜30
4Aに対してドライエッチングを行なって配線溝311
を形成する。配線溝311を形成する工程においては、
第1の有機含有シリコン酸化膜303Aに対するエッチ
ングレートが低誘電率SOG膜304Aに対するエッチ
ングレートに比べて十分に遅くなるようなエッチング条
件を設定することにより、パターン化された第1の有機
含有シリコン酸化膜303Aに対する十分な選択比を確
保できるので、配線溝311の深さを第2の有機含有シ
リコン酸化膜305及び低誘電率SOG膜304の合計
膜厚により一義的に決定することができる。
【0090】尚、第2のレジストパターン309が第1
のレジストパターン307に対して位置ずれしている恐
れがある場合には、第2のレジストパターン309をマ
スクとして第2の有機含有シリコン酸化膜305に対し
てドライエッチングを行なう前に、第2のレジストパタ
ーン309をマスクとしてマスクパターン308に対す
るドライエッチングを行なうことが好ましい。すなわ
ち、第2のレジストパターン309が第1のレジストパ
ターン307に対して位置ずれしているために、マスク
パターン308が第2のレジストパターン309のコン
タクトホール形成用開口部に露出している場合には、第
2のレジストパターン309をマスクとしてマスクパタ
ーン308に対してドライエッチングを行なうことによ
り、マスクパターン308の開口部を配線溝形成用開口
部及びコンタクトホール形成用開口部を含む大きさに拡
大する。
【0091】次に、パターン化された第1の有機含有シ
リコン酸化膜303Aをマスクとしてシリコン窒化膜3
02に対してドライエッチングを行なって、図14
(a)に示すように、パターン化されたシリコン窒化膜
302Aを形成すると共に、第1の金属配線301をコ
ンタクトホール310に露出させる。
【0092】次に、図14(b)に示すように、コンタ
クトホール310及び配線溝311の壁面に例えば50
nmの膜厚を有する窒化チタン層からなる密着層312
を堆積した後、コンタクトホール310及び配線溝31
1が埋まるように全面に亘って金属膜313を堆積す
る。金属膜313の組成は特に限定されず、銅、アルミ
ニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン又
はこれらの合金等を用いることができると共に、金属膜
313の堆積方法も特に限定されず、メッキ、CVD法
又はスパッタ法等を用いることができる。
【0093】次に、図14(c)に示すように、パター
ン化された第2の有機含有シリコン酸化膜305Aの上
に堆積されている、密着層312、金属膜313及びマ
スクパターン308を例えばCMP法により除去して、
金属膜313からなる第2の金属配線314、及び第1
の金属配線301と第2の金属配線314とを接続する
金属膜313からなるコンタクト315を形成する。
【0094】尚、第2の金属配線314の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0095】第3の実施形態によると、第1のレジスト
パターン307を酸素プラズマを用いるアッシングによ
り除去する際には、低誘電率SOG膜304の上に第2
の有機含有シリコン酸化膜305が存在しているため、
低誘電率SOG膜304が酸素プラズマに曝されること
はない。
【0096】また、第2のレジストパターン309をマ
スクとして、第2の有機含有シリコン酸化膜305、低
誘電率SOG膜304及び第1の有機含有シリコン酸化
膜303に対して順次ドライエッチングを行なった後、
第2のレジストパターン309を酸素プラズマを用いる
アッシングにより除去するため、パターン化された低誘
電率SOG膜304Aにおけるコンタクトホール形成用
開口部に露出する領域は酸素プラズマに曝されるのでダ
メージを受ける。しかしながら、パターン化された低誘
電率SOG膜304Aにおけるダメージ層は、パターン
化された低誘電率SOG膜304Aに配線溝311を形
成する際に除去されるので、後工程において悪影響を及
ぼさない。
【0097】従って、低誘電率SOG膜304として
は、酸素プラズマによって劣化する材料を使用すること
が可能である。例えば、HSQ膜は、酸素プラズマに曝
されると、Si−H結合が酸化されてしまうため、含有
水分量の増加及び比誘電率の増加が起こって、素子の信
頼性及び性能の劣化が引き起こされるが、第3の実施形
態によると、配線溝311が形成された後のパターン化
された低誘電率SOG膜304Aは酸素プラズマの影響
を受けていないので、層間絶縁膜としてHSQ膜を用い
ても、素子の信頼性及び性能の劣化を回避することがで
きる。(第3の実施形態の変形例)以下、本発明の第3
の実施形態の変形例に係る配線構造体の形成方法につい
て、図15(a)〜(c)、図16(a)〜(d)及び
図17(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0098】まず、図15(a)に示すように、半導体
基板350上に形成された第1の金属配線351の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線351を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜352を形成した後、該シリコン窒化膜3
52の上に、例えば1μmの膜厚を有する第1のシリコ
ン酸化膜353(第1の絶縁膜)を堆積する。次に、第
1のシリコン酸化膜353の上に、例えば400nmの
膜厚を有する有機膜354(第2の絶縁膜)を堆積した
後、該有機膜354の上に、例えば50nmの膜厚を有
する第2のシリコン酸化膜355(第3の絶縁膜)を堆
積し、その後、第2のシリコン酸化膜355の上に例え
ば50nmの膜厚を有する窒化チタン膜356を形成す
る。
【0099】第1のシリコン酸化膜353及び第2のシ
リコン酸化膜355の堆積方法については、特に限定さ
れないが、例えばフェニルトリメトキシランを主原料と
する反応性ガスを用いるCVD法が挙げられる。
【0100】尚、窒化チタン膜356に代えて、第1及
び第2のシリコン酸化膜353、355並びに有機膜3
54に対して高いエッチング選択性を有する、つまりエ
ッチング速度が十分に遅い薄膜、例えばシリコン窒化膜
を用いることができる。
【0101】次に、図15(b)に示すように、窒化チ
タン膜356の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン357を形
成した後、該第1のレジストパターン357をマスクと
して窒化チタン膜356に対してドライエッチングを行
なって、図15(c)に示すように、窒化チタン膜35
6からなるマスクパターン358を形成する。
【0102】次に、図16(a)に示すように、第1の
レジストパターン357を除去した後、第2のシリコン
酸化膜355の上に、コンタクトホール形成用開口部を
有する第2のレジストパターン359を形成する。その
後、第2のレジストパターン359をマスクとして、第
2のシリコン酸化膜355及び有機膜354に対して順
次ドライエッチングを行なって、図16(b)に示すよ
うに、コンタクトホール形成用開口部360を有する、
パターン化された第2のシリコン酸化膜355A及びパ
ターン化された有機膜354Aをそれぞれ形成する。こ
の場合、有機膜354に対するエッチング工程において
第2のレジストパターン359が除去される。
【0103】次に、図16(c)に示すように、パター
ン化された第2のシリコン酸化膜355A及びパターン
化された有機膜354Aをマスクとして第1のシリコン
酸化膜353に対してドライエッチングを行なって、コ
ンタクトホール361を有するパターン化された第1の
シリコン酸化膜353Aを形成する。このエッチング工
程において、パターン化された第2のシリコン酸化膜3
55Aにマスクパターン358が転写されるので、パタ
ーン化された第2のシリコン酸化膜355Aに配線溝形
成用開口部が形成される。
【0104】次に、図16(d)に示すように、マスク
パターン358及び配線溝形成用開口部を有するパター
ン化された第2のシリコン酸化膜355Aをマスクとし
てパターン化された有機膜354Aに対してドライエッ
チングを行なって配線溝362を形成する。配線溝36
2を形成する工程においては、第1のシリコン酸化膜3
53Aに対するエッチングレートが有機膜354Aに対
するエッチングレートに比べて十分に遅くなるようなエ
ッチング条件を設定することにより、パターン化された
第1のシリコン酸化膜353Aに対する十分な選択比を
確保できるので、配線溝362の深さを第2のシリコン
酸化膜355及び有機膜354の合計膜厚により一義的
に決定することができる。
【0105】尚、第2のレジストパターン359が第1
のレジストパターン357に対して位置ずれしている恐
れがある場合には、第2のレジストパターン359をマ
スクとして第2のシリコン酸化膜355に対してドライ
エッチングを行なう前に、第2のレジストパターン35
9をマスクとしてマスクパターン358に対するドライ
エッチングを行なうことが好ましい。すなわち、第2の
レジストパターン359が第1のレジストパターン35
7に対して位置ずれしているために、マスクパターン3
58が第2のレジストパターン359のコンタクトホー
ル形成用開口部に露出している場合には、第2のレジス
トパターン359をマスクとしてマスクパターン358
に対してドライエッチングを行なうことにより、マスク
パターン358の開口部を配線溝形成用開口部及びコン
タクトホール形成用開口部を含む大きさに拡大する。
【0106】次に、パターン化された第1のシリコン酸
化膜353Aをマスクとしてシリコン窒化膜352に対
してドライエッチングを行なって、図17(a)に示す
ように、パターン化されたシリコン窒化膜352Aを形
成すると共に、第1の金属配線351をコンタクトホー
ル361に露出させる。
【0107】次に、図17(b)に示すように、コンタ
クトホール361及び配線溝362の壁面に例えば50
nmの膜厚を有する窒化チタン層からなる密着層363
を堆積した後、コンタクトホール361及び配線溝36
2が埋まるように全面に亘って金属膜364を堆積す
る。金属膜364の組成は特に限定されず、銅、アルミ
ニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン又
はこれらの合金等を用いることができると共に、金属膜
364の堆積方法も特に限定されず、メッキ法、CVD
法又はスパッタ法等を用いることができる。
【0108】次に、図17(c)に示すように、パター
ン化された第2のシリコン酸化膜355Aの上に堆積さ
れている、密着層363、金属膜364及びマスクパタ
ーン358を例えばCMP法により除去して、金属膜3
64からなる第2の金属配線365、及び第1の金属配
線351と第2の金属配線365とを接続する金属膜3
64からなるコンタクト366を形成する。
【0109】尚、第2の金属配線365の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0110】第3の実施形態の変形例によると、第1の
レジストパターン357を酸素プラズマを用いるアッシ
ングにより除去する際には、有機膜354の上に第2の
シリコン酸化膜355が存在しているため、有機膜35
4が酸素プラズマに曝されることはない。
【0111】また、第2のレジストパターン359をマ
スクとして、第2のシリコン酸化膜355及び有機膜3
54に対してドライエッチングを行なう際に、第2のレ
ジストパターン359が除去されるため、第2のレジス
トパターン359を酸素プラズマを用いるアッシングに
よって除去する必要がないので、有機膜354は酸素プ
ラズマに曝されることがない。 (第4の実施形態)以下、本発明の第4の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図18(a)〜
(c)、図19(a)〜(c)及び図20(a)〜
(c)を参照しながら説明する。
【0112】まず、図18(a)に示すように、半導体
基板400上に形成された第1の金属配線401の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線401を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜402を形成した後、該シリコン窒化膜4
02の上に、例えば1μmの膜厚を有すると共にシロキ
サン骨格を有する第1の低誘電率SOG膜403(第1
の絶縁膜)を堆積する。次に、第1の低誘電率SOG膜
403の上に、例えば50nmの膜厚を有すると共にシ
リコン酸化物中に有機成分を含有する有機含有シリコン
酸化膜404(第2の絶縁膜)を堆積した後、該有機含
有シリコン酸化膜404の上に、例えば400nmの膜
厚を有すると共にシロキサン骨格を有する第2の低誘電
率SOG膜405(第3の絶縁膜)を堆積し、その後、
該第2の低誘電率SOG膜405の上に例えば50nm
の膜厚を有する窒化チタン膜406を堆積する。
【0113】第1及び第2の低誘電率SOG膜403、
405としては例えばHSQ膜を用いることができる。
また、有機含有シリコン酸化膜404の堆積方法につい
ては、特に限定されないが、例えばフェニルトリメトキ
シランを主原料とする反応性ガスを用いるCVD法が挙
げられる。このようにすると、シリコン酸化物中にシリ
コン原子と結合したフェニル基が取り込まれた構造を有
する有機含有シリコン酸化膜404が得られる。
【0114】尚、窒化チタン膜406に代えて、第1及
び第2の低誘電率SOG膜403、405並びに有機含
有シリコン酸化膜404に対して高いエッチング選択性
を有する、つまりエッチング速度が十分に遅い薄膜、例
えばシリコン窒化膜を用いることができる。
【0115】次に、図18(b)に示すように、窒化チ
タン膜406の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン407を形
成した後、該第1のレジストパターン407をマスクと
して窒化チタン膜406に対してドライエッチングを行
なって、図18(c)に示すように、窒化チタン膜40
6からなるマスクパターン408を形成する。
【0116】次に、第1のレジストパターン407を除
去することなく、第2の低誘電率SOG膜405の上
に、リソグラフィ工程によりコンタクトホール形成用開
口部を有する第2のレジストパターン409を形成した
後、該第2のレジストパターン409をマスクとして、
第2の低誘電率SOG膜405及び有機含有シリコン酸
化膜404に対して順次ドライエッチングを行なって、
図19(a)に示すように、パターン化された第2の低
誘電率SOG膜405A及びパターン化された有機含有
シリコン酸化膜404Aをそれぞれ形成する。
【0117】次に、第1及び第2のレジストパターン4
07、409を酸素プラズマを用いるアッシングにより
除去すると、図19(b)に示すように、パターン化さ
れた第2の低誘電率SOG膜405A及び第1の低誘電
率SOG膜403におけるコンタクトホール形成用開口
部に露出する領域にダメージ層410が形成されてしま
う。
【0118】次に、マスクパターン408をマスクとし
てパターン化された第2の低誘電率SOG膜405Aに
対して、またパターン化された有機含有シリコン酸化膜
404Aをマスクとして第1の低誘電率SOG膜403
に対してそれぞれドライエッチングを行なって、図19
(c)に示すように、パターン化された第2の低誘電率
SOG膜405Aに配線溝412を形成すると共に、コ
ンタクトホール411を有するパターン化された第1の
低誘電率SOG膜403Aを形成する。このドライエッ
チング工程により、パターン化された第2の低誘電率S
OG膜405A及び第1の低誘電率SOG膜403のダ
メージ層410は除去される。
【0119】次に、パターン化された有機含有シリコン
酸化膜404Aをマスクとしてシリコン窒化膜402に
対してドライエッチングを行なって、図20(a)に示
すように、パターン化されたシリコン窒化膜402Aを
形成すると共に、第1の金属配線401をコンタクトホ
ール411に露出させる。
【0120】次に、図20(b)に示すように、コンタ
クトホール411及び配線溝412の壁面に例えば50
nmの膜厚を有する窒化チタン層からなる密着層413
を堆積した後、コンタクトホール411及び配線溝41
2が埋まるように全面に亘って金属膜414を堆積す
る。金属膜414の組成は特に限定されず、銅、アルミ
ニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン又
はこれらの合金等を用いることができると共に、金属膜
414の堆積方法も特に限定されず、メッキ法、CVD
法又はスパッタ法等を用いることができる。
【0121】次に、図20(c)に示すように、パター
ン化された第2の低誘電率SOG膜405Aの上に堆積
されている、密着層413、金属膜414及びマスクパ
ターン408を例えばCMP法により除去して、金属膜
414からなる第2の金属配線415、及び第1の金属
配線401と第2の金属配線415とを接続する金属膜
414からなるコンタクト416を形成する。
【0122】尚、第2の金属配線114の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0123】第4の実施形態によると、第1及び第2の
レジストパターン407、409を酸素プラズマを用い
るアッシングにより除去する際に、パターン化された第
2の低誘電率SOG膜405A及び第1の低誘電率SO
G膜403にダメージ層410が形成されてしまうが、
該ダメージ層410はコンタクトホール411及び配線
溝412を形成する際に除去される。
【0124】従って、第1及び第2の低誘電率SOG膜
403、405としては、酸素プラズマによって劣化す
る材料を使用することが可能である。例えば、HSQ膜
は、酸素プラズマに曝されると、Si−H結合が酸化さ
れてしまうため、含有水分量の増加及び比誘電率の増加
が起こって、素子の信頼性及び性能の劣化が引き起こさ
れるが、第4の実施形態によると、コンタクトホール4
11が形成された後のパターン化された第1の低誘電率
SOG膜403A、及び配線溝412が形成された後の
パターン化された第2の低誘電率SOG膜405Aは酸
素プラズマの影響を受けていないので、層間絶縁膜とし
てHSQ膜を用いても、素子の信頼性及び性能の劣化を
回避することができる。 (第5の実施形態)以下、本発明の第5の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図21(a)〜
(c)、図22(a)〜(c)、図23(a)〜(d)
を参照しながら説明する。
【0125】まず、図21(a)に示すように、半導体
基板500上に形成された第1の金属配線501の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線501を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜502を形成した後、該シリコン窒化膜5
02の上に、例えば400nmの膜厚を有すると共に有
機成分を主成分とする第1の有機膜503(第1の絶縁
膜)を堆積する。次に、第1の有機膜503の上に例え
ば100nmの膜厚を有する第1のシリコン酸化膜50
4(第2の絶縁膜)を堆積した後、該第1のシリコン酸
化膜504の上に、例えば300nmの膜厚を有すると
共に有機成分を主成分とする第2の有機膜505(第3
の絶縁膜)を堆積する。次に、第2の有機膜505の上
に例えば200nmの膜厚を有する第2のシリコン酸化
膜506(第4の絶縁膜)を堆積した後、該第2のシリ
コン酸化膜506の上に例えば50nmの膜厚を有する
窒化チタン膜507(薄膜)を堆積する。
【0126】第1及び第2の有機膜503、505の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばパーフ
ルオロデカリンを主原料とする反応性ガスを用いるプラ
ズマCVD法が挙げられる。また、第1及び第2の有機
膜503、505としては、プラズマCVD法、塗布法
又は熱CVD法により形成された、炭化水素膜又はフッ
素を含有する炭化水素膜を用いることができ、具体的に
は、ポリテトラフルオロエチレン、酸素含有ポリテトラ
フルオロエチレン、フッ素化ポリイミド又はポリアリル
エーテル等を用いることができる。
【0127】第1及び第2のシリコン酸化膜504、5
06の堆積方法についても、特に限定されないが、例え
ばプラズマCVD法が挙げられる。
【0128】尚、窒化チタン膜507に代えて、第1及
び第2の有機膜503、505並びに第1及び第2のシ
リコン酸化膜504、506に対して高いエッチング選
択性を有する、つまりエッチング速度が十分に遅い薄
膜、例えばシリコン窒化膜を用いることができる。
【0129】次に、図21(b)に示すように、窒化チ
タン膜507の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン508を形
成した後、該第1のレジストパターン508をマスクと
して窒化チタン膜507に対してドライエッチングを行
なって、図21(c)に示すように、配線溝形成用開口
部を有する窒化チタン膜507からなるマスクパターン
509を形成する。
【0130】次に、図22(a)に示すように、第1の
レジストパターン508を例えば酸素プラズマにより除
去する。この場合、有機成分を主成分とする第2の有機
膜505の上には第2のシリコン酸化膜506が存在し
ているため、第1のレジストパターン508を酸素プラ
ズマを用いるアッシングにより除去しても、第2の有機
膜505に膜質の劣化は引き起こされない。
【0131】次に、図22(b)に示すように、マスク
パターン509の上に、リソグラフィ工程によりコンタ
クトホール形成用開口部を有する第2のレジストパター
ン510を形成した後、該第2のレジストパターン51
0及びマスクパターン509をマスクとして第2のシリ
コン酸化膜506に対してドライエッチングを行なっ
て、図22(c)に示すように、コンタクトホール形成
用開口部を有するパターン化された第2のシリコン酸化
膜506Aを形成する。
【0132】次に、パターン化された第2のシリコン酸
化膜506Aをマスクとして第2の有機膜505に対し
てドライエッチングを行なって、図23(a)に示すよ
うに、コンタクトホール形成用開口部を有するパターン
化された第2の有機膜505Aを形成する。この場合、
第2の有機膜505と第2のレジストパターン510と
は共に有機成分を主成分としているため、第2の有機膜
505に対するエッチングレートと、第2のレジストパ
ターン510に対するエッチングレートとはほぼ等しい
ので、第2の有機膜505に対するドライエッチング工
程において第2のレジストパターン510は除去され
る。パターン化された第2のシリコン酸化膜506A
は、第2のレジストパターン510に対するドライエッ
チング工程においてエッチングストッパーとして機能す
る。
【0133】尚、第2の有機膜505に対するドライエ
ッチング工程において、第2のレジストパターン510
が残存しても差し支えない。その理由は、残存する第2
のレジストパターン510は、後に行なわれる第1の有
機膜503に対するドライエッチング工程(図23
(c)を参照)において除去されるからである。
【0134】次に、マスクパターン509をマスクとし
てパターン化された第2のシリコン酸化膜506Aに対
してドライエッチングを行なうと共に、パターン化され
た第2の有機膜505Aをマスクとして第1のシリコン
酸化膜504に対してドライエッチングを行なって、図
23(b)に示すように、配線溝形成用開口部を有する
パターン化された第2のシリコン酸化膜506Bを形成
すると共に、コンタクトホール形成用開口部を有するパ
ターン化された第1のシリコン酸化膜504Aを形成す
る。
【0135】次に、マスクパターン509をマスクとし
てパターン化された第2の有機膜505Aに対してドラ
イエッチングを行なうと共に、パターン化された第1の
シリコン酸化膜504Aをマスクとして第1の有機膜5
03に対してドライエッチングを行なって、図23
(c)に示すように、配線溝511を有するパターン化
された第2の有機膜505Bを形成すると共に、コンタ
クトホール512を有するパターン化された第1の有機
膜503Aを形成する。
【0136】次に、パターン化された第1のシリコン酸
化膜504Aをマスクとしてシリコン窒化膜502に対
してドライエッチングを行なって、パターン化されたシ
リコン窒化膜502A(図23(d)を参照)を形成す
ると共に、第1の金属配線501をコンタクトホール5
12に露出させる。次に、図示は省略しているが、第1
の実施形態と同様、コンタクトホール512及び配線溝
511の壁面に例えば50nmの膜厚を有する窒化チタ
ンからなる密着層を堆積した後、コンタクトホール51
2及び配線溝511が埋まるように全面に亘って金属膜
を堆積する。金属膜の組成は特に限定されず、銅、アル
ミニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、タングステン
又はこれらの合金等を用いることができると共に、金属
膜の堆積方法も特に限定されず、メッキ法、CVD法又
はスパッタ法等を用いることができる。次に、パターン
化された第2のシリコン酸化膜506Bの上に堆積され
ている、密着層、金属膜及びマスクパターン509を例
えばCMP法により除去して、図23(d)に示すよう
に、第2の金属配線513、及び第1の金属配線501
と第2の金属配線513とを接続するコンタクト514
を形成する。
【0137】尚、第2の金属配線513の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0138】第5の実施形態によると、第1のレジスト
パターン508を例えば酸素プラズマにより除去する際
には、酸素プラズマによるダメージを受けやすい第2の
有機膜505の上には第2のシリコン酸化膜506が存
在しているため、第2の有機膜505に膜質の劣化が引
き起こされない。
【0139】また、第2の有機膜505に対するドライ
エッチング工程においては、第1のシリコン酸化膜50
4がエッチングストッパーとして機能するので、第1の
有機膜503が膜質の劣化を起こす事態を防止できる。 (第5の実施形態の変形例)以下、本発明の第5の実施
形態の変形例に係る配線構造体の形成方法について、図
24(a)〜(c)、図25(a)〜(c)、図26
(a)〜(d)、図27(a)、(b)、図28
(a)、(b)及び図29(a)、(b)を参照しなが
ら説明する。
【0140】まず、図24(a)に示すように、半導体
基板550上に形成された第1の金属配線551の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線551を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜552を形成した後、該シリコン窒化膜5
52の上に、例えば400nmの膜厚を有すると共に有
機成分を主成分とする第1の有機膜553(第1の絶縁
膜)を堆積する。次に、第1の有機膜553の上に例え
ば100nmの膜厚を有する第1のシリコン酸化膜55
4(第2の絶縁膜)を堆積した後、該第1のシリコン酸
化膜554の上に、例えば300nmの膜厚を有すると
共に有機成分を主成分とする第2の有機膜555(第3
の絶縁膜)を堆積する。次に、第2の有機膜555の上
に例えば200nmの膜厚を有する第2のシリコン酸化
膜556(第4の絶縁膜)を堆積した後、該第2のシリ
コン酸化膜556の上に例えば50nmの膜厚を有する
窒化チタン膜557を堆積する。
【0141】第1及び第2の有機膜553、555並び
に第1及び第2のシリコン酸化膜554、556の堆積
方法については、第5の実施形態と同様であると共に、
窒化チタン膜557に代えて、第1及び第2の有機膜5
53、555並びに第1及び第2のシリコン酸化膜55
4、556に対して高いエッチング選択性を有する薄膜
を用いることができる。
【0142】次に、図24(b)に示すように、窒化チ
タン膜557の上に、配線溝形成用開口部を有する第1
のレジストパターン558を形成した後、該第1のレジ
ストパターン558をマスクとして窒化チタン膜557
に対してドライエッチングを行なって、図24(c)に
示すように、配線溝形成用開口部を有する窒化チタン膜
557からなるマスクパターン559を形成する。
【0143】次に、図25(a)及び図27(a)に示
すように、第1のレジストパターン558を除去した
後、図25(b)に示すように、マスクパターン559
の上に、コンタクトホール形成用開口部を有する第2の
レジストパターン560を形成する。この場合、第5の
実施形態の変形例の特徴として、第2のレジストパター
ン560のコンタクトホール形成用開口部の大きさとし
ては、第2の金属配線を形成するための配線溝に対して
垂直な方向及び平行な方向に、コンタクトホールの設計
寸法よりも拡大しておく。このようにする理由について
は後述する。
【0144】次に、第2のレジストパターン560及び
マスクパターン559をマスクとして第2のシリコン酸
化膜556に対してドライエッチングを行なって、図2
5(c)及び図27(b)に示すように、コンタクトホ
ール形成用開口部を有するパターン化された第2のシリ
コン酸化膜556Aを形成する。
【0145】前述したように、第2のレジストパターン
560のコンタクトホール形成用開口部の大きさは、第
2の金属配線を形成するための配線溝に対して垂直及び
平行な方向に設計寸法よりも拡大されているため、第2
のレジストパターン560のコンタクトホール形成用開
口部がマスクパターン559の配線形成用開口部に対し
て位置ずれをしても、パターン化された第2のシリコン
酸化膜556Aに形成されるコンタクトホール形成用開
口部は、第2のレジストパターン560のコンタクトホ
ール形成用開口部とマスクパターン559の配線形成用
開口部との重なり領域に形成されるので、パターン化さ
れた第2のシリコン酸化膜556Aのコンタクトホール
形成用開口部は、自己整合的にマスクパターン559の
配線形成用開口部の領域に形成される。
【0146】また、第2のレジストパターン560のコ
ンタクトホール形成用開口部の大きさが、第2の金属配
線を形成するための配線溝に対して平行な方向に拡大し
ているため、後に形成されるコンタクト564と第2の
金属配線563(図26(d)を参照)との接続面積が
拡大するので、コンタクト564は第1の金属配線55
1と第2の金属配線563とを確実に接続することがで
きる。
【0147】次に、パターン化された第2のシリコン酸
化膜556Aをマスクとして第2の有機膜555に対し
てドライエッチングを行なって、図26(a)及び図2
8(a)に示すように、コンタクトホール形成用開口部
を有するパターン化された第2の有機膜555Aを形成
する。この場合、第2の有機膜555と第2のレジスト
パターン560とは共に有機成分を主成分としているた
め、第2の有機膜555に対するエッチングレートと、
第2のレジストパターン560に対するエッチングレー
トとはほぼ等しいので、第2の有機膜555に対するド
ライエッチング工程において第2のレジストパターン5
60は除去される。尚、第2の有機膜555に対するエ
ッチング工程において、第2のレジストパターン560
が残存しても差し支えない。その理由は、残存する第2
のレジストパターン560は、後に行なわれる第1の有
機膜553に対するエッチング工程(図26(c)を参
照)において除去されるからである。
【0148】次に、マスクパターン559をマスクとし
てパターン化された第2のシリコン酸化膜556Aに対
してドライエッチングを行なうと共に、パターン化され
た第2の有機膜555Aをマスクとして第1のシリコン
酸化膜554に対してドライエッチングを行なって、図
26(b)及び図28(b)に示すように、配線溝を有
するパターン化された第2のシリコン酸化膜556Bを
形成すると共に、コンタクトホール形成用開口部を有す
るパターン化された第1のシリコン酸化膜554Aを形
成する。
【0149】次に、マスクパターン559及びパターン
化された第2のシリコン酸化膜556Bをマスクとして
パターン化された第2の有機膜555Aに対してドライ
エッチングを行なうと共に、パターン化された第1のシ
リコン酸化膜554Aをマスクとして第1の有機膜55
3に対してドライエッチングを行なって、図26(c)
及び図29(a)に示すように、配線溝561を有する
パターン化された第2の有機膜555Bを形成すると共
に、コンタクトホール562を有するパターン化された
第1の有機膜553Aを形成する。
【0150】次に、パターン化された第1のシリコン酸
化膜554Aをマスクとしてシリコン窒化膜552に対
してドライエッチングを行なって、コンタクトホールを
有するパターン化されたシリコン窒化膜552A(図2
6(d)を参照)を形成すると共に、第1の金属配線5
51をコンタクトホール562に露出させる。次に、図
示は省略しているが、第1の実施形態と同様、コンタク
トホール562及び配線溝561の壁面に例えば50n
mの膜厚を有する窒化チタンからなる密着層を堆積した
後、コンタクトホール562及び配線溝561が埋まる
ように全面に亘って金属膜を堆積し、その後、パターン
化された第2のシリコン酸化膜556Bの上に堆積され
ている、密着層、金属膜及びマスクパターン559を例
えばCMP法により除去して、図26(d)及び図29
(b)に示すように、第2の金属配線563、及び第1
の金属配線551と第2の金属配線563とを接続する
コンタクト564を形成する。
【0151】尚、第2の金属配線563の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0152】第5の実施形態の変形例によると、第2の
レジストパターン560のコンタクトホール形成用開口
部の大きさは、第2の金属配線を形成するための配線溝
に対して垂直及び平行な方向に設計寸法よりも拡大され
ているため、第2のレジストパターン560のコンタク
トホール形成用開口部がマスクパターン559の配線形
成用開口部に対して位置ずれをしても、パターン化され
た第2のシリコン酸化膜556Aに形成されるコンタク
トホール形成用開口部は、第2のレジストパターン56
0のコンタクトホール形成用開口部とマスクパターン5
59の配線形成用開口部との重なり領域に形成されるの
で、パターン化された第2のシリコン酸化膜556Aの
コンタクトホール形成用開口部は、自己整合的にマスク
パターン559の配線形成用開口部の領域に形成され
る。従って、コンタクト564と第2の金属配線563
との接合を確実に確保することができる。
【0153】また、第2のレジストパターン560のコ
ンタクトホール形成用開口部の大きさが、第2の金属配
線を形成するための配線溝に対して平行な方向に拡大し
ているため、コンタクト564と第2の金属配線563
との接続面積が拡大するので、コンタクト564は第1
の金属配線551と第2の金属配線563とを確実に接
続することができる。
【0154】図36は、第5の実施形態の変形例に係る
マスクパターン559の配線形成用開口部と第2のレジ
ストパターン560のコンタクトホール形成用開口部と
の関係を示しており、図36から分かるように、第2の
レジストパターン560のコンタクトホール形成用開口
部は設計寸法よりも拡大している。
【0155】図37(a)は第5の実施形態の変形例に
おける、マスクパターンと第2のレジストパターンとの
位置関係及び第1の金属配線とコンタクトとの位置関係
を示し、図面の上部はマスクパターン559の配線形成
用開口部と第2のレジストパターン560のコンタクト
ホール形成用開口部との位置関係を示し、図面の中央部
はA−A線の断面状態を示し、図面の下部は第1の金属
配線551とコンタクト564との位置関係を示してい
る。図37(b)は第5の実施形態における、マスクパ
ターンと第2のレジストパターンとの位置関係及び第1
の金属配線とコンタクトとの位置関係を示し、図面の上
部はマスクパターン509の配線形成用開口部と第2の
レジストパターン510のコンタクトホール形成用開口
部との位置関係を示し、図面の中央部はB−B線の断面
状態を示し、図面の下部は第1の金属配線501とコン
タクト514との位置関係を示している。
【0156】第5の実施形態のように、第2のレジスト
パターン510のコンタクトホール形成用開口部の大き
さを設計寸法通りに設定すると、図37(b)から分か
るように、第2のレジストパターン510のコンタクト
ホール形成用開口部がマスクパターン509の配線形成
用開口部に対して位置ずれしたときには、コンタクト5
14と第1の金属配線501との接続部(斜線で示す領
域)の面積は大きく低減してしまう。これに対して、第
5の実施形態の変形例のように、第2のレジストパター
ン560のコンタクトホール形成用開口部の大きさを設
計寸法よりも拡大しておくと、図37(a)から分かる
ように、第2のレジストパターン560のコンタクトホ
ール形成用開口部がマスクパターン559の配線形成用
開口部に対して位置ずれしても、コンタクト564と第
1の金属配線551との接続部(斜線で示す領域)の面
積は余り低減しない。 (第6の実施形態)以下、本発明の第6の実施形態に係
る配線構造体の形成方法について、図30(a)〜
(c)、図31(a)〜(c)、図32(a)〜(c)
を参照しながら説明する。
【0157】まず、図30(a)に示すように、半導体
基板600上に形成された第1の金属配線601の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線601を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜602を形成した後、該シリコン窒化膜6
02の上に、例えば400nmの膜厚を有すると共に有
機成分を主成分とする第1の有機膜603(第1の絶縁
膜)を堆積する。次に、第1の有機膜603の上に例え
ば100nmの膜厚を有するシリコン酸化膜604(第
2の絶縁膜)を堆積した後、該シリコン酸化膜604の
上に、例えば300nmの膜厚を有すると共に有機成分
を主成分とする第2の有機膜605(第3の絶縁膜)を
堆積する。次に、第2の有機膜605の上に例えば50
nmの膜厚を有する窒化チタン膜606(薄膜)を堆積
する。
【0158】第1及び第2の有機膜603、605の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばパーフ
ルオロデカリンを主原料とする反応性ガスを用いるプラ
ズマCVD法が挙げられる。また、第1及び第2の有機
膜603、605としては、プラズマCVD法、塗布法
又は熱CVD法により形成された、炭化水素膜又はフッ
素を含有する炭化水素膜を用いることができ、具体的に
は、ポリテトラフルオロエチレン、酸素含有ポリテトラ
フルオロエチレン、フッ素化ポリイミド又はポリアリル
エーテル等を用いることができる。
【0159】シリコン酸化膜604の堆積方法について
も、特に限定されないが、例えばプラズマCVD法が挙
げられる。
【0160】尚、窒化チタン膜606に代えて、第1及
び第2の有機膜603、605並びにシリコン酸化膜6
04に対して高いエッチング選択性を有する、つまりエ
ッチング速度が十分に遅い薄膜、例えばシリコン窒化膜
を用いることができる。
【0161】次に、図30(b)に示すように、窒化チ
タン膜606の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン607を形
成した後、該第1のレジストパターン607をマスクと
して窒化チタン膜606に対してドライエッチングを行
なって、図30(c)に示すように、配線溝形成用開口
部を有する窒化チタン膜606からなるマスクパターン
608を形成する。
【0162】次に、図31(a)に示すように、第1の
レジストパターン607を例えば有機系剥離液を用いて
除去する。このようにすると、第2の有機膜605が酸
素プラズマに曝されないので、第2の有機膜605に膜
質の劣化が起こらない。
【0163】次に、図31(b)に示すように、マスク
パターン608の上に、リソグラフィ工程によりコンタ
クトホール形成用開口部を有する第2のレジストパター
ン609を形成した後、該第2のレジストパターン60
9及びマスクパターン608をマスクとして第2の有機
膜605に対してドライエッチングを行なって、図31
(c)に示すように、コンタクトホール形成用開口部を
有するパターン化された第2の有機膜605Aを形成す
る。この場合、第2の有機膜605と第2のレジストパ
ターン609とは共に有機成分を主成分としているた
め、第2の有機膜605に対するエッチングレートと、
第2のレジストパターン609に対するエッチングレー
トとはほぼ等しいので、第2の有機膜605に対するド
ライエッチング工程において第2のレジストパターン6
09は除去される。
【0164】尚、第2の有機膜605に対するドライエ
ッチング工程において、第2のレジストパターン609
が残存しても差し支えない。その理由は、残存する第2
のレジストパターン609は、後に行なわれる第1の有
機膜603に対するドライエッチング工程(図32
(b)を参照)において除去されるからである。
【0165】次に、パターン化された第2の有機膜60
5Aをマスクにしてシリコン酸化膜604に対してドラ
イエッチングを行なって、図32(a)に示すように、
コンタクトホール形成用開口部を有するパターン化され
たシリコン酸化膜604Aを形成する。
【0166】次に、マスクパターン608をマスクとし
てパターン化された第2の有機膜605Aに対してドラ
イエッチングを行なうと共に、パターン化されたシリコ
ン酸化膜604Aをマスクとして第1の有機膜603に
対してドライエッチングを行なって、図32(b)に示
すように、配線溝610を有するパターン化された第2
の有機膜605Bを形成すると共に、コンタクトホール
611を有するパターン化された第1の有機膜603A
を形成する。
【0167】次に、マスクパターン608をマスクとし
てパターン化されたシリコン酸化膜604Aに対してド
ライエッチングを行なうと共に、パターン化された第1
の有機膜603Aをマスクとしてシリコン窒化膜602
に対してドライエッチングを行なって、配線溝を有する
パターン化されたシリコン酸化膜604B及びコンタク
トホールを有するパターン化されたシリコン窒化膜60
2A(図32(c)を参照)を形成すると共に、第1の
金属配線601をコンタクトホール611に露出させ
る。次に、図示は省略しているが、第1の実施形態と同
様、コンタクトホール611及び配線溝610の壁面に
例えば50nmの膜厚を有する窒化チタンからなる密着
層を堆積した後、コンタクトホール611及び配線溝6
10が埋まるように全面に亘って金属膜を堆積する。金
属膜の組成は特に限定されず、銅、アルミニウム、金、
銀、ニッケル、コバルト、タングステン又はこれらの合
金等を用いることができると共に、金属膜の堆積方法も
特に限定されず、メッキ法、CVD法又はスパッタ法等
を用いることができる。次に、パターン化された第2の
有機膜605Bの上に堆積されている、密着層、金属膜
及びマスクパターン608を例えばCMP法により除去
して、図32(c)に示すように、第2の金属配線61
2、及び第1の金属配線601と第2の金属配線612
とを接続するコンタクト613を形成する。
【0168】尚、第2の金属配線612の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0169】第6の実施形態によると、配線溝形成用開
口部を有するマスクパターン608をマスクとしてドラ
イエッチングを行なって、配線溝610を有するパター
ン化された第2の有機膜605Bを形成すると共に、パ
ターン化されたシリコン酸化膜604Aをマスクとして
ドライエッチングを行なって、コンタクトホール611
を有するパターン化された第1の有機膜603Aを形成
するため、つまり、配線溝610及びコンタクトホール
611を同じエッチング工程によって形成することがで
きるため、工程数の増加を抑制しつつデュアルダマシン
構造を形成することができる。
【0170】第6の実施形態によると、第1のレジスト
パターン607を例えば有機系剥離液を用いて除去する
ため、第2の有機膜605に膜質の劣化が引き起こされ
ない。
【0171】また、第2の有機膜605に対するドライ
エッチング工程においては、シリコン酸化膜604がエ
ッチングストッパーとして機能するので、第1の有機膜
603が膜質の劣化を起こす事態を防止できる。 (第6の実施形態の変形例)以下、本発明の第6の実施
形態の変形例に係る配線構造体の形成方法について、図
33(a)〜(c)、図34(a)〜(c)、図35
(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0172】まず、図33(a)に示すように、半導体
基板650上に形成された第1の金属配線651の上
に、後に行なわれるエッチング工程において第1の金属
配線651を保護する例えば50nmの膜厚を有するシ
リコン窒化膜652を形成した後、該シリコン窒化膜6
52の上に、例えば400nmの膜厚を有すると共に有
機成分を主成分とする第1の有機膜653(第1の絶縁
膜)を堆積する。次に、第1の有機膜653の上に例え
ば100nmの膜厚を有するシリコン酸化膜654(第
2の絶縁膜)を堆積した後、該シリコン酸化膜654の
上に、例えば300nmの膜厚を有すると共に有機成分
を主成分とする第2の有機膜655(第3の絶縁膜)を
堆積する。次に、第2の有機膜655の上に例えば50
nmの膜厚を有する窒化チタン膜656(薄膜)を堆積
する。
【0173】第1及び第2の有機膜653、655の堆
積方法については、特に限定されないが、例えばパーフ
ルオロデカリンを主原料とする反応性ガスを用いるプラ
ズマCVD法が挙げられる。また、第1及び第2の有機
膜653、655としては、プラズマCVD法、塗布法
又は熱CVD法により形成された、炭化水素膜又はフッ
素を含有する炭化水素膜を用いることができ、具体的に
は、ポリテトラフルオロエチレン、酸素含有ポリテトラ
フルオロエチレン、フッ素化ポリイミド又はポリアリル
エーテル等を用いることができる。
【0174】シリコン酸化膜654の堆積方法について
も、特に限定されないが、例えばプラズマCVD法が挙
げられる。
【0175】尚、窒化チタン膜656に代えて、第1及
び第2の有機膜653、655並びにシリコン酸化膜6
54に対して高いエッチング選択性を有する、つまりエ
ッチング速度が十分に遅い薄膜、例えばシリコン窒化膜
を用いることができる。
【0176】次に、図33(b)に示すように、窒化チ
タン膜656の上に、リソグラフィ工程により配線溝形
成用開口部を有する第1のレジストパターン657を形
成した後、該第1のレジストパターン657をマスクと
して窒化チタン膜656に対してドライエッチングを行
なって、図33(c)に示すように、配線溝形成用開口
部を有する窒化チタン膜656からなるマスクパターン
658を形成する。
【0177】次に、図34(a)に示すように、第1の
レジストパターン657を例えば有機系剥離液を用いて
除去する。このようにすると、第2の有機膜655が酸
素プラズマに曝されないので、第2の有機膜655に膜
質の劣化が起こらない。
【0178】次に、図34(b)に示すように、マスク
パターン658の上に、リソグラフィ工程によりコンタ
クトホール形成用開口部を有する第2のレジストパター
ン659を形成する。この場合、第6の実施形態の変形
例の特徴として、第2のレジストパターン659のコン
タクトホール形成用開口部の大きさとしては、第2の金
属配線を形成するための配線溝に対して垂直な方向及び
平行な方向に、コンタクトホールの設計寸法よりも拡大
しておく。このようにする理由については後述する。
【0179】次に、第2のレジストパターン659及び
マスクパターン658をマスクとして第2の有機膜65
5に対してドライエッチングを行なって、図34(c)
に示すように、コンタクトホール形成用開口部を有する
パターン化された第2の有機膜655Aを形成する。こ
の場合、第2の有機膜655と第2のレジストパターン
659とは共に有機成分を主成分としているため、第2
の有機膜655に対するエッチングレートと、第2のレ
ジストパターン659に対するエッチングレートとはほ
ぼ等しいので、第2の有機膜655に対するドライエッ
チング工程において第2のレジストパターン659は除
去される。尚、第2の有機膜655に対するドライエッ
チング工程において、第2のレジストパターン659が
残存しても差し支えない。その理由は、残存する第2の
レジストパターン659は、後に行なわれる第1の有機
膜653に対するドライエッチング工程(図35(b)
を参照)において除去されるからである。
【0180】次に、パターン化された第2の有機膜65
5Aをマスクにしてシリコン酸化膜654に対してドラ
イエッチングを行なって、図35(a)に示すように、
コンタクトホール形成用開口部を有するパターン化され
たシリコン酸化膜654Aを形成する。
【0181】次に、マスクパターン658をマスクとし
てパターン化された第2の有機膜655Aに対してドラ
イエッチングを行なうと共に、パターン化されたシリコ
ン酸化膜654Aをマスクとして第1の有機膜653に
対してドライエッチングを行なって、図35(b)に示
すように、配線溝660を有するパターン化された第2
の有機膜655Bを形成すると共に、コンタクトホール
661を有するパターン化された第1の有機膜653A
を形成する。
【0182】次に、マスクパターン658をマスクとし
てパターン化されたシリコン酸化膜654Aに対してド
ライエッチングを行なうと共に、パターン化された第1
の有機膜653Aをマスクとしてシリコン窒化膜652
に対してドライエッチングを行なって、配線溝を有する
パターン化されたシリコン酸化膜654B(図35
(c)を参照)及びコンタクトホールを有するパターン
化されたシリコン窒化膜652A(図35(c)を参
照)を形成すると共に、第1の金属配線651をコンタ
クトホール661に露出させる。次に、図示は省略して
いるが、第1の実施形態と同様、コンタクトホール66
1及び配線溝660の壁面に例えば50nmの膜厚を有
する窒化チタンからなる密着層を堆積した後、コンタク
トホール661及び配線溝660が埋まるように全面に
亘って金属膜を堆積する。金属膜の組成は特に限定され
ず、銅、アルミニウム、金、銀、ニッケル、コバルト、
タングステン又はこれらの合金等を用いることができる
と共に、金属膜の堆積方法も特に限定されず、メッキ
法、CVD法又はスパッタ法等を用いることができる。
次に、パターン化された第2の有機膜655Bの上に堆
積されている、密着層、金属膜及びマスクパターン65
8を例えばCMP法により除去して、図35(c)に示
すように、第2の金属配線662、及び第1の金属配線
651と第2の金属配線662とを接続するコンタクト
663を形成する。
【0183】尚、第2の金属配線662の上に、前述し
た工程と同様の工程を行なうことにより、多層配線構造
を形成することができる。
【0184】第6の実施形態の変形例によると、第2の
レジストパターン659のコンタクトホール形成用開口
部の大きさは、第2の金属配線を形成するための配線溝
に対して垂直及び平行な方向に設計寸法よりも拡大され
ているため、第2のレジストパターン659のコンタク
トホール形成用開口部がマスクパターン658の配線形
成用開口部に対して位置ずれをしても、パターン化され
た第2の有機膜655Aに形成されるコンタクトホール
形成用開口部は、第2のレジストパターン659のコン
タクトホール形成用開口部とマスクパターン658の配
線形成用開口部との重なり領域に形成されるので、パタ
ーン化された第2の有機膜655Aのコンタクトホール
形成用開口部は、自己整合的にマスクパターン658の
配線形成用開口部の領域に形成される。従って、コンタ
クト663と第2の金属配線662との接合を確実に確
保することができる。
【0185】また、第2のレジストパターン659のコ
ンタクトホール形成用開口部の大きさが、第2の金属配
線を形成するための配線溝に対して平行な方向に拡大し
ているため、コンタクト663と第2の金属配線662
との接続面積が拡大するので、コンタクト663は第1
の金属配線651と第2の金属配線662とを確実に接
続することができる。
【0186】
【発明の効果】第1の配線構造体の形成方法によると、
第1のレジストパターン及び第2のレジストパターンを
酸素プラズマを用いるアッシングにより除去する工程が
不要になり、レジストパターンをアッシングにより除去
する際に第3の絶縁膜がダメージを受ける事態を回避で
きるため、第3の絶縁膜として、酸素プラズマによりダ
メージを受けるが比誘電率は低い絶縁膜を用いることが
可能になるので、通常のレジストプロセスを採用しつつ
比誘電率が低い層間絶縁膜を形成することができる。
【0187】また、第10の工程において、第3の絶縁
膜に対してマスクパターンをマスクとしてドライエッチ
ングを行なって配線溝を形成する際に第2の絶縁膜をエ
ッチングストッパーとできるため、配線溝の深さを第3
の絶縁膜の膜厚と一致させることができるので、配線溝
の深さを自己整合的に規定することができる。
【0188】第1の配線構造体の形成方法が、第10の
工程と第11の工程との間に、第3の絶縁膜における配
線溝に露出している部分及び第1の絶縁膜におけるコン
タクトホールに露出している部分に金属膜からなる密着
層を形成する工程を備えていると、上層の金属配線と第
3の絶縁膜との密着性及びコンタクトと第1の絶縁膜と
の密着性を確保することができる。
【0189】第1の配線構造体の形成方法において、第
3の絶縁膜が有機成分を主成分とすると、第8の工程に
おいて、第3の絶縁膜、第1のレジストパターン及び第
2のレジストパターンに対するエッチングレートが高い
一方、第2の絶縁膜に対するエッチングレートが低いエ
ッチング条件を確実に実現することができる。
【0190】この場合、第3の工程が、パーフルオロデ
カリンを含む反応性ガスを用いるCVD法により第3の
絶縁膜を形成する工程を含むと、有機成分を主成分とし
且つ比誘電率が低い第3の絶縁膜を確実に形成すること
ができる。
【0191】また、この場合、第1の絶縁膜も有機成分
を主成分とすると、第9の工程において、第2の絶縁膜
に対するエッチングレートが高い一方、第1の絶縁膜及
び第3の絶縁膜に対するエッチングレートが低いエッチ
ング条件を確実に実現できると共に、第10の工程にお
いて、第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチン
グレートが高い一方、マスクパターン及び第2の絶縁膜
に対するエッチングレートが低いエッチング条件を確実
に実現することができる。
【0192】第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜が有機成分
を主成分とする場合において、第10の工程と第11の
工程との間に、第3の絶縁膜における配線溝に露出して
いる部分及び第1の絶縁膜におけるコンタクトホールに
露出している部分に、窒素を含有する反応性ガスを用い
るプラズマ処理によって密着層を形成する工程を備えて
いると、上層の金属配線及びコンタクトと、有機成分を
主成分とする第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜との密着性
を確実に確保することができる。
【0193】第1の絶縁膜が有機成分を主成分とする場
合において、第1の工程が、パーフルオロデカリンを含
む反応性ガスを用いるCVD法により第1の絶縁膜を形
成工程を含むと、有機成分を主成分とし且つ比誘電率が
低い第1の絶縁膜を確実に形成することができる。
【0194】第2の配線構造体の形成方法によると、第
10の工程において、第1のレジストパターン及び第2
のレジストパターンを除去する際に、第1の絶縁膜及び
第3の絶縁膜における第2の絶縁膜のコンタクトホール
形成用開口部に露出している部分にダメージ層が形成さ
れても、該ダメージ層は第11の工程において確実に除
去されるため、第1及び第3の絶縁膜として、酸素プラ
ズマによりダメージを受けるが比誘電率は低い絶縁膜を
用いることが可能になるので、通常のレジストプロセス
を採用しつつ比誘電率が低い層間絶縁膜を形成すること
ができる。
【0195】第2の配線構造体の形成方法において、第
3の絶縁膜がシロキサン骨格を有する低誘電率SOG膜
であると、通常のレジストプロセスを採用しつつ比誘電
率が低い層間絶縁膜を確実に形成することができる。
【0196】第3の配線構造体の形成方法によると、第
8の工程において、第1のレジストパターンを除去する
際には、第3の絶縁膜の上には第4の絶縁膜が存在して
おり、第1のレジストパターンを酸素プラズマにより除
去しても、第3の絶縁膜がダメージを受けることがない
と共に、第10の工程において、第3の絶縁膜に対して
ドライエッチングを行なう際には、第1の絶縁膜の上に
は第2の絶縁膜が存在しており、第1の絶縁膜がダメー
ジを受けることがないため、第1の絶縁膜及び第3の絶
縁膜として、酸素プラズマ又はドライエッチングにより
ダメージを受けるが比誘電率は低い絶縁膜を用いること
が可能になるので、通常のレジストプロセスを採用しつ
つ比誘電率が低い層間絶縁膜を形成することができる。
【0197】第3の配線構造体の形成方法において、第
1の絶縁膜及び第3の絶縁膜のうちの少なくとも1つが
有機成分を主成分とすると、層間絶縁膜の比誘電率を低
減することができる。
【0198】第3の配線構造体の形成方法において、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
の寸法が、コンタクトホールの設計開口寸法に対して、
上層の金属配線が延びる方向に対して垂直な方向に拡大
されていると、第2のレジストパターンのコンタクトホ
ール形成用開口部がマスクパターンの配線形成用開口部
に対して位置ずれをしても、パターン化された第4の絶
縁膜に形成されるコンタクトホール形成用開口部は、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
とマスクパターンの配線形成用開口部との重なり領域に
形成されるので、パターン化された第4の絶縁膜のコン
タクトホール形成用開口部は、自己整合的にマスクパタ
ーンの配線形成用開口部の領域に形成される。従って、
コンタクトと上層の金属配線との接合を確実に確保する
ことができる。
【0199】第4の配線構造体の形成方法によると、第
8の工程において、第3の絶縁膜に対してドライエッチ
ングを行なう際には、第1の絶縁膜の上には第2の絶縁
膜が存在しており、第1の絶縁膜がダメージを受けるこ
とがないため、第1の絶縁膜として、ドライエッチング
によりダメージを受けるが比誘電率は低い絶縁膜を用い
ることが可能になるので、通常のレジストプロセスを採
用しつつ比誘電率が低い層間絶縁膜を形成することがで
きる。
【0200】第4の配線構造体の形成方法において、第
1の絶縁膜及び第3の絶縁膜のうちの少なくとも1つが
有機成分を主成分とすると、層間絶縁膜の比誘電率を低
減することができる。
【0201】第4の配線構造体の形成方法において、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
の寸法が、コンタクトホールの設計開口寸法に対して、
上層の金属配線が延びる方向に対して垂直な方向に拡大
されていると、第2のレジストパターンのコンタクトホ
ール形成用開口部がマスクパターンの配線形成用開口部
に対して位置ずれをしても、パターン化された第3の絶
縁膜に形成されるコンタクトホール形成用開口部は、第
2のレジストパターンのコンタクトホール形成用開口部
とマスクパターンの配線形成用開口部との重なり領域に
形成されるので、パターン化された第3の絶縁膜のコン
タクトホール形成用開口部は、自己整合的にマスクパタ
ーンの配線形成用開口部の領域に形成される。従って、
コンタクトと上層の金属配線との接合を確実に確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法において、第2のレジストパタ
ーンが位置ずれを起こした場合の問題点を説明する断面
図である。
【図5】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法において、第2のレジストパタ
ーンが位置ずれを起こした場合の問題点を説明する断面
図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法において、第2のレジストパタ
ーンが位置ずれを起こした場合の問題点を説明する断面
図である。
【図7】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法において、第2のレジストパタ
ーンが位置ずれを起こした場合の解決策を説明する断面
図である。
【図8】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係
る配線構造体の形成方法において、第2のレジストパタ
ーンが位置ずれを起こした場合の解決策を説明する断面
図である。
【図9】(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係
る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図11】(a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図12】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図13】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図14】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図15】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図16】(a)〜(d)は本発明の第3の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図17】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図18】(a)〜(c)は本発明の第4の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図19】(a)〜(c)は本発明の第4の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図20】(a)〜(c)は本発明の第4の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図21】(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図22】(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図23】(a)〜(d)は本発明の第5の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図24】(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図25】(a)〜(c)は本発明の第5の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図26】(a)〜(d)は本発明の第5の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図27】(a)及び(b)は本発明の第5の実施形態
の変形例に係る配線構造体の形成方法を示す斜視図であ
る。
【図28】(a)及び(b)は本発明の第5の実施形態
の変形例に係る配線構造体の形成方法を示す斜視図であ
る。
【図29】(a)及び(b)は本発明の第5の実施形態
の変形例に係る配線構造体の形成方法を示す斜視図であ
る。
【図30】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図31】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図32】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態に
係る配線構造体の形成方法を示す断面図である。
【図33】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図34】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図35】(a)〜(c)は本発明の第6の実施形態の
変形例に係る配線構造体の形成方法を示す断面図であ
る。
【図36】第5の実施形態の変形例に係るマスクパター
ンの配線形成用開口部と第2のレジストパターンのコン
タクトホール形成用開口部との関係を示す平面図であ
る。
【図37】(a)は第5の実施形態の変形例における、
マスクパターンと第2のレジストパターンとの位置関係
及び第1の金属配線とコンタクトとの位置関係を示す図
であり、(b)は第5の実施形態における、マスクパタ
ーンと第2のレジストパターンとの位置関係及び第1の
金属配線とコンタクトとの位置関係を示す図である。
【符号の説明】
100 半導体基板 101 第1の金属配線 102 シリコン窒化膜 102A パターン化されたシリコン窒化膜 103 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 103A パターン化された第1の有機膜 104 有機含有シリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 104A パターン化された有機含有シリコン酸化膜 105 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 105A パターン化された第2の有機膜 106 窒化チタン膜(薄膜) 107 第1のレジストパターン 108 マスクパターン 109 第2のレジストパターン 110 コンタクトホール 111 配線溝 112 密着層 113 金属膜 114 第2の金属配線 115 コンタクト 200 半導体基板 201 第1の金属配線 202 シリコン窒化膜 202A パターン化されたシリコン窒化膜 203 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 203A パターン化された第1の有機膜 204 有機含有シリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 204A パターン化された有機含有シリコン酸化膜 205 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 205A パターン化された第2の有機膜 206 窒化チタン膜 207 第1のレジストパターン 208 マスクパターン 209 第2のレジストパターン 210 コンタクトホール 211 配線溝 212 密着層 213 金属膜 214 第2の金属配線 215 コンタクト 300 半導体基板 301 第1の金属配線 302 シリコン窒化膜 302A パターン化されたシリコン窒化膜 303 第1の有機含有シリコン酸化膜(第1の絶縁
膜) 303A パターン化された第1の有機含有シリコン酸
化膜 304 低誘電率SOG膜(第2の絶縁膜) 304A パターン化された低誘電率SOG膜 305 第2の有機含有シリコン酸化膜(第3の絶縁
膜) 305A パターン化された第2の有機含有シリコン酸
化膜 306 窒化チタン膜 307 第1のレジストパターン 308 マスクパターン 309 第2のレジストパターン 310 コンタクトホール 311 配線溝 312 密着層 313 金属膜 314 第2の金属配線 315 コンタクト 350 半導体基板 351 第1の金属膜 352 シリコン窒化膜 352A パターン化されたシリコン窒化膜 353 第1のシリコン酸化膜(第1の絶縁膜) 353A パターン化された第1のシリコン酸化膜 354 有機膜(第2の絶縁膜) 354A パターン化された有機膜 355 第2のシリコン酸化膜(第3の絶縁膜) 355A パターン化された第2のシリコン酸化膜 356 窒化チタン膜 357 第1のレジストパターン 358 マスクパターン 359 第2のレジストパターン 360 コンタクトホール形成用開口部 361 コンタクトホール 362 配線溝 363 密着層 364 金属膜 365 第2の金属配線 366 コンタクト 400 半導体基板 401 第1の金属配線 402 シリコン窒化膜 402A パターン化されたシリコン窒化膜 403 第1の低誘電率SOG膜(第1の絶縁膜) 403A パターン化された第1の低誘電率SOG膜 404 有機含有シリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 404A パターン化された有機含有シリコン酸化膜 405 第2の低誘電率SOG膜(第3の絶縁膜) 405A パターン化された第2の低誘電率SOG膜 406 窒化チタン膜 407 第1のレジストパターン 408 マスクパターン 409 第2のレジストパターン 410 ダメージ層 411 コンタクトホール 412 配線溝 413 密着層 414 金属膜 415 第2の金属膜 416 コンタクト 500 半導体基板 501 第1の金属配線 502 シリコン窒化膜 502A パターン化されたシリコン窒化膜 503 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 503A パターン化された第1の有機膜 504 第1のシリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 504A パターン化された第1のシリコン酸化膜 505 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 505A パターン化された第2の有機膜 505B パターン化された第2の有機膜 506 第2のシリコン酸化膜(第4の絶縁膜) 506A パターン化された第2のシリコン酸化膜 506B パターン化された第2のシリコン酸化膜 507 窒化チタン膜(薄膜) 508 第1のレジストパターン 509 マスクパターン 510 第2のレジストパターン 511 配線溝 512 コンタクトホール 513 第2の金属配線 514 コンタクト 550 半導体基板 551 第1の金属配線 552 シリコン窒化膜 552A パターン化されたシリコン窒化膜 553 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 553A パターン化された第1の有機膜 554 第1のシリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 554A パターン化された第1のシリコン酸化膜 555 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 555A パターン化された第2の有機膜 555B パターン化された第2の有機膜 556 第2のシリコン酸化膜(第4の絶縁膜) 556A パターン化された第2のシリコン酸化膜 556B パターン化された第2のシリコン酸化膜 557 窒化チタン膜(薄膜) 558 第1のレジストパターン 559 マスクパターン 560 第2のレジストパターン 561 配線溝 562 コンタクトホール 563 第2の金属配線 564 コンタクト 600 半導体基板 601 第1の金属配線 602 シリコン窒化膜 602A パターン化されたシリコン窒化膜 603 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 603A パターン化された第1の有機膜 604 シリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 604A パターン化されたシリコン酸化膜 605 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 605A パターン化された第2の有機膜 606 窒化チタン膜(薄膜) 607 第1のレジストパターン 608 マスクパターン 609 第2のレジストパターン 610 配線溝 611 コンタクトホール 612 第2の金属配線 613 コンタクト 650 半導体基板 651 第1の金属配線 652 シリコン窒化膜 652A パターン化されたシリコン窒化膜 653 第1の有機膜(第1の絶縁膜) 653A パターン化された第1の有機膜 654 シリコン酸化膜(第2の絶縁膜) 654A パターン化されたシリコン酸化膜 655 第2の有機膜(第3の絶縁膜) 655A パターン化された第2の有機膜 656 窒化チタン膜(薄膜) 657 第1のレジストパターン 658 マスクパターン 659 第2のレジストパターン 660 配線溝 661 コンタクトホール 662 第2の金属配線 663 コンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3205 - 21/3213 H01L 21/768

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形
    成する第1の工程と、 前記第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が異なる
    第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、 前記第2の絶縁膜の上に、有機膜からなり且つ前記第2
    の絶縁膜と組成が異なる第3の絶縁膜を形成する第3の
    工程と、 前記第3の絶縁膜の上に薄膜を形成する第4の工程と、 前記薄膜の上に、配線形成用開口部を有する第1のレジ
    ストパターンを形成する第5の工程と、 前記薄膜に対して前記第1のレジストパターンをマスク
    としてエッチングを行なって、前記薄膜からなり配線形
    成用開口部を有するマスクパターンを形成する第6の工
    程と、 前記第3の絶縁膜の上に、コンタクトホール形成用開口
    部を有する第2のレジストパターンを形成する第7の工
    程と、 前記第3の絶縁膜、第1のレジストパターン及び第2の
    レジストパターンに対するエッチングレートが高い一
    方、前記第2の絶縁膜に対するエッチングレートが低い
    エッチング条件で、前記第3の絶縁膜に対してドライエ
    ッチングを行なうことにより、前記第3の絶縁膜を該第
    3の絶縁膜にコンタクトホール形成用開口部が形成され
    るようにパターン化すると共に、前記第1のレジストパ
    ターン及び第2のレジストパターンを全面的に又は下部
    を残して除去する第8の工程と、 前記第2の絶縁膜に対するエッチングレートが高い一
    方、前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチ
    ングレートが低いエッチング条件で、前記第2の絶縁膜
    に対してパターン化された前記第3の絶縁膜をマスクと
    してドライエッチングを行なうことにより、前記第2の
    絶縁膜を該第2の絶縁膜にコンタクトホール形成用開口
    部が形成されるようにパターン化する第9の工程と、 前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチング
    レートが高い一方、前記マスクパターン及び第2の絶縁
    膜に対するエッチングレートが低いエッチング条件で、
    前記第3の絶縁膜に対して前記マスクパターンをマスク
    としてドライエッチングを行なうと共に前記第1の絶縁
    膜に対してパターン化された前記第2の絶縁膜をマスク
    としてドライエッチングを行なうことにより、前記第3
    の絶縁膜に配線溝を形成すると共に前記第1の絶縁膜に
    コンタクトホールを形成する第10の工程と、 前記配線溝及びコンタクトホールに金属膜を充填するこ
    とにより、上層の金属配線及び前記下層の金属配線と前
    記上層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する第
    11の工程とを備えていることを特徴とする配線構造体
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第10の工程と前記第11の工程と
    の間に、前記第3の絶縁膜における前記配線溝に露出し
    ている部分及び前記第1の絶縁膜における前記コンタク
    トホールに露出している部分に金属膜からなる密着層を
    形成する工程をさらに備えていることを特徴とする請求
    項1に記載の配線構造体の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の工程は、パーフルオロデカリ
    ンを含む反応性ガスを用いるCVD法により前記第3の
    絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の配線構造体の形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の絶縁膜は有機成分を主成分と
    することを特徴とする請求項1に記載の配線構造体の形
    成方法。
  5. 【請求項5】 前記第10の工程と前記第11の工程と
    の間に、前記第3の絶縁膜における前記配線溝に露出し
    ている部分及び前記第1の絶縁膜における前記コンタク
    トホールに露出している部分に、窒素を含有する反応性
    ガスを用いるプラズマ処理によって密着層を形成する工
    程をさらに備えていることを特徴とする請求項4に記載
    の配線構造体の形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の工程は、パーフルオロデカリ
    ンを含む反応性ガスを用いるCVD法により前記第1の
    絶縁膜を形成する工程を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の配線構造体の形成方法。
  7. 【請求項7】 下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形
    成する第1の工程と、 前記第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が異なる
    第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、 前記第2の絶縁膜の上に、シロキサン骨格を有する低誘
    電率SOG膜からなり前記第2の絶縁膜と組成が異なる
    第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、 前記第3の絶縁膜の上に薄膜を形成する第4の工程と、 前記薄膜の上に、配線形成用開口部を有する第1のレジ
    ストパターンを形成する第5の工程と、 前記薄膜に対して前記第1のレジストパターンをマスク
    としてエッチングを行なって、前記薄膜からなり配線形
    成用開口部を有するマスクパターンを形成する第6の工
    程と、 前記第3の絶縁膜の上に、コンタクトホール形成用開口
    部を有する第2のレジストパターンを形成する第7の工
    程と、 前記第3の絶縁膜に対するエッチングレートが高い一
    方、前記第2の絶縁膜、第1のレジストパターン及び第
    2のレジストパターンに対するエッチングレートが低い
    エッチング条件で、前記第3の絶縁膜に対して前記第1
    のレジストパターン及び第2のレジストパターンをマス
    クとしてドライエッチングを行なうことにより、前記第
    3の絶縁膜を該第3の絶縁膜にコンタクトホール形成用
    開口部が形成されるようにパターン化する第8の工程
    と、 前記第2の絶縁膜に対するエッチングレートが高い一
    方、前記第1の絶縁膜、第3の絶縁膜、第1のレジスト
    パターン及び第2のレジストパターンに対するエッチン
    グレートが低いエッチング条件で、前記第2の絶縁膜に
    対して前記第1のレジストパターン及び第2のレジスト
    パターンをマスクとしてドライエッチングを行なうこと
    により、前記第2の絶縁膜を該第2の絶縁膜にコンタク
    トホール形成用開口部が形成されるようにパターン化す
    る第9の工程と、 前記第1のレジストパターン及び第2のレジストパター
    ンを除去する第10の工程と、 前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜に対するエッチング
    レートが高い一方、前記マスクパターン及び第2の絶縁
    膜に対するエッチングレートが低いエッチング条件で、
    前記第3の絶縁膜に対して前記マスクパターンをマスク
    としてドライエッチングを行なうと共に前記第1の絶縁
    膜に対してパターン化された前記第2の絶縁膜をマスク
    としてドライエッチングを行なうことにより、前記第3
    の絶縁膜に配線溝を形成すると共に前記第1の絶縁膜に
    コンタクトホールを形成する第11の工程と、 前記配線溝及びコンタクトホールに金属膜を充填するこ
    とにより、上層の金属配線及び前記下層の金属配線と前
    記上層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する第
    12の工程とを備えていることを特徴とする配線構造体
    の形成方法。
  8. 【請求項8】 下層の金属配線の上に第1の絶縁膜を形
    成する第1の工程と、 前記第1の絶縁膜の上に該第1の絶縁膜と組成が異なる
    第2の絶縁膜を形成する第2の工程と、 前記第2の絶縁膜の上に該第2の絶縁膜と組成が異なる
    第3の絶縁膜を形成する第3の工程と、 前記第3の絶縁膜の上に該第3の絶縁膜と組成が異なる
    第4の絶縁膜を形成する第4の工程と、 前記第4の絶縁膜の上に薄膜を形成する第5の工程と、 前記薄膜の上に、配線形成用開口部を有する第1のレジ
    ストパターンを形成する第6の工程と、 前記薄膜に対して前記第1のレジストパターンをマスク
    としてエッチングを行なって、前記薄膜からなり配線形
    成用開口部を有するマスクパターンを形成する第7の工
    程と、 前記第1のレジストパターンを除去した後、前記第4の
    絶縁膜及びマスクパターンの上に、コンタクトホール形
    成用開口部を有する第2のレジストパターンを形成する
    第8の工程と、 前記第4の絶縁膜に対して前記第2のレジストパターン
    及びマスクパターンをマスクとしてドライエッチングを
    行なうことにより、前記第4の絶縁膜を該第4の絶縁膜
    にコンタクトホール形成用開口部が形成されるようにパ
    ターン化する第9の工程と、 前記第3の絶縁膜に対してパターン化された前記第4の
    絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行なうことに
    より、前記第3の絶縁膜を該第3の絶縁膜にコンタクト
    ホール形成用開口部が形成されるようにパターン化する
    第10の工程と、 パターン化された前記第4の絶縁膜に対して前記マスク
    パターンをマスクとしてドライエッチングを行なうと共
    に、前記第2の絶縁膜に対してパターン化された前記第
    3の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行なうこ
    とにより、パターン化された前記第4の絶縁膜に配線溝
    を形成すると共に、前記第2の絶縁膜を該第2の絶縁膜
    にコンタクトホール形成用開口部が形成されるようにパ
    ターン化する第11の工程と、 パターン化された前記第3の絶縁膜に対して前記マスク
    パターンをマスクとしてドライエッチングを行なうと共
    に、前記第1の絶縁膜に対してパターン化された前記第
    2の絶縁膜をマスクとしてドライエッチングを行なうこ
    とにより、パターン化された前記第3の絶縁膜に配線溝
    を形成すると共に、前記第1の絶縁膜にコンタクトホー
    ルを形成する第12の工程と、 前記配線溝及びコンタクトホールに金属膜を充填するこ
    とにより、上層の金属配線及び前記下層の金属配線と前
    記上層の金属配線とを接続するコンタクトを形成する第
    13の工程とを備えていることを特徴とする配線構造体
    の形成方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の絶縁膜及び第3の絶縁膜のう
    ちの少なくとも1つは、有機成分を主成分とすることを
    特徴とする請求項8に記載の配線構造体の形成方法。
  10. 【請求項10】 前記第2のレジストパターンのコンタ
    クトホール形成用開口部の寸法は、コンタクトホールの
    設計開口寸法に対して、前記上層の金属配線が延びる方
    向に対して垂直な方向に拡大されていることを特徴とす
    請求項8に記載の配線構造体の形成方法。
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