JP2001338924A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2001338924A JP2000157543A JP2000157543A JP2001338924A JP 2001338924 A JP2001338924 A JP 2001338924A JP 2000157543 A JP2000157543 A JP 2000157543A JP 2000157543 A JP2000157543 A JP 2000157543A JP 2001338924 A JP2001338924 A JP 2001338924A
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Hisanori Komai
尚紀 駒井
Takeshi Nogami
毅 野上
Hideyoshi Kito
英至 鬼頭
Mitsuru Taguchi
充 田口
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解めっきによって、200mm以上の直径
を有する基板に金属めっき層を形成した場合、金属めっ
き層の膜厚分布の均一性を向上させる。 【解決手段】 基体10に形成した第1、第2の絶縁膜
15、18上に導電性膜21を形成した後に第1、第2
の絶縁膜15、18に凹部26を形成するためのパター
ン22を導電性膜21に形成する工程と、導電性膜21
をマスクに用いたエッチングによって第2の絶縁膜18
に凹部(配線溝24)を形成する工程と、凹部26内に
めっきシード層28を形成する工程と、電解めっきによ
って凹部26内を埋め込むように金属めっき層29を形
成する工程とを備えた半導体装置の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、詳しくはデュアルダマシン法による多層配
線構造を形成する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のLSIの配線材料としてはアルミ
ニウム合金が広く用いられてきた。しかしながら、LS
Iの微細化、高速化の要求が高まるにつれて、アルミニ
ウム合金配線では十分な性能(高信頼性化、低抵抗化)
の確保が難しくなってきている。この対策として、アル
ミニウム合金よりもエレクトロマイグレーション耐性に
優れ、かつ低抵抗である銅配線技術が注目され、すでに
一部の半導体装置に導入されている。
【0003】銅配線形成では、一般に銅のドライエッチ
ングが容易ではないため、溝配線による方法が有望視さ
れている。溝配線は、例えば酸化シリコンからなる層間
絶縁膜に予め所定の溝を形成し、その溝に配線材料を埋
め込んだ後、余剰の配線材料を例えば化学的機械研磨
(以下CMPという、CMPはChemical Mechanical Po
lishingの略)を用いて除去することによって、溝内に
形成される。
【0004】溝配線法における配線材料の埋め込み方法
としては、電解めっき法、化学的気相成長(以下CVD
という、CVDはChemical Vapor Deposition の略)
法、スパッタリングとリフロー法、高圧リフロー法、無
電解めっき等が検討されている。成膜速度や成膜コス
ト、形成される金属材料の純度、密着性などの観点か
ら、現在では電解めっき法が半導体装置の製造方法に用
いられている。
【0005】電解めっき法により溝および接続孔に配線
材料として銅を埋め込むプロセスの一例を以下に説明す
る。まず、スパッタリングによって、窒化タンタル(T
aN)を例えば30nmの厚さに成膜する。この窒化タ
ンタル膜は銅が酸化シリコン膜からなる層間絶縁膜に拡
散するのを防止するためのバリア層として機能する。次
にスパッタリングによって銅膜を例えば150nmの厚
さに成膜する。この銅膜は、電解めっきによって銅を成
長させる際にシード層として機能する。次いで電解めっ
きによって溝内に銅を成長させて埋め込む。
【0006】次いで、配線を形成するために層間絶縁膜
上の余分な銅を除去する。その除去方法としては、一般
的にCMPが用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配線の
微細化が進み、図4に示すように、絶縁膜111に形成
された溝112と接続孔113とを同時に銅めっき層1
31で埋め込むプロセスにおいては、溝112や接続孔
113のアスペクト比が高くなり、スパッタリングでは
バリア層121と銅シード層122とを十分なステップ
カバリッジを有するように成膜することが困難となって
いる。このように、銅シード層122のステップカバリ
ッジが不十分であると、電解めっき時にカバリッジが不
十分な部分の銅めっき層131にボイド141が発生す
る。それが原因となって、エレクトロマイグレーション
などによって断線が起こり、使用に耐えなくなる。
【0008】この対策として、化学的気相成長法による
銅の成膜や、無電解めっきによる銅の成膜によって、ス
テップカバリッジのよい銅シード層を形成する方法が検
討されている。しかしながら、図5に示すように、化学
的気相成長法や無電解めっき法では、絶縁膜111の形
成された溝112およびその底部に形成された接続孔1
13からなる凹部114内に形成される銅膜132は非
常にコンフォーマルな膜として形成される。そのため、
凹部114内に埋め込まれた銅膜132の中央には、必
然的にシーム133が形成される。
【0009】また、図6に示すように、200mm以上
の直径を有する基板101になると、基板101の外周
からカソードコンタクト(図示せず)を取る構造上、数
十nm程度の薄い銅シード層102を用いて電解めっき
を行うと、基板101外周部のめっき速度が速くなる状
態でめっきが進行され、一方、基板101中央部はめっ
きされにくくなり、基板101内のめっき銅膜104の
膜厚分布が不均一になる。すなわち、基板101の外周
側でめっき膜104の膜厚が厚く形成され、基板101
の中心側でめっき膜104の膜厚が厚く形成される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置の製造方法である。
【0011】本発明の半導体装置の製造方法は、基体に
形成した絶縁膜上に導電性膜を形成した後に前記絶縁膜
に凹部を形成するためのパターンを前記導電性膜に形成
する工程と、前記導電性膜をマスクに用いたエッチング
によって前記絶縁膜に凹部を形成する工程と、前記凹部
内にめっきシード層を形成する工程と、電解めっきによ
って前記凹部内を埋め込むように金属めっき層を形成す
る工程とを備えた製造方法である。
【0012】上記半導体装置の製造方法では、導電性膜
をマスクに用いたエッチング後、その導電性膜を除去す
ることなく、導電性膜と同種のバリア層を形成し、さら
にめっきシード層を形成した後、電解めっきによって金
属めっき層を形成することから、導電性膜が形成されて
いるウエハのフィールド部分の電気伝導率が高くなり、
金属めっき層の膜厚の面内均一性が高められる。それに
よって、金属めっき層を用いて形成した配線は、その信
頼性が向上される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の製造方法に
係る第1の実施の形態を、図1の製造工程断面図および
図2の製造工程断面図(続き)によって説明する。
【0014】図1の(1)に示すように、既知の半導体
プロセス技術によって半導体基板(図示せず)上に形成
した半導体素子、配線等(図示せず)を覆う下層絶縁膜
11を形成する。この下層絶縁膜11は、例えば以下の
ように形成される。上記半導体素子、配線等(図示せ
ず)を覆う層間絶縁膜(図示せず)を形成した後、例え
ばプラズマエンハンスメントCVD法(以下、PE−C
VD法と記す)によって、上記層間絶縁膜上に、例えば
銅の拡散を防止するための窒化シリコン膜41を形成
し、さらにPE−CVD法によって、上記窒化シリコン
膜41上に酸化シリコン膜42を形成することによる。
【0015】次いで通常の溝配線の形成技術を用いて、
上記酸化シリコン膜42に配線を形成するための溝12
を形成する。そして、溝12の内面に銅の拡散を防止す
るバリア層13を形成し、さらに溝12の内部に上記バ
リア層13を介して銅を埋め込んだ後、酸化シリコン膜
42上の余分な銅およびバリア層13を除去して、溝1
2の内部に第1の配線14を形成する。このように基体
10が構成されている。
【0016】その後、上記下層絶縁膜11上に上記第1
の配線14を覆う第1の絶縁膜15を形成する。この第
1の絶縁膜15は、例えば、PE−CVD法によって、
銅の拡散を防止するための窒化シリコン膜16を例えば
50nmの厚さに成膜した後、PE−CVD法によって
酸化シリコン膜17を例えば500nmの厚さに成膜す
る。この第1の絶縁膜15は下層配線となる第1の配線
14と後に形成する上層配線となる第2の配線間の絶縁
性を保つ配線層間の絶縁膜(ILD:Inter Level Diel
ectrics )となる。さらにPE−CVD法によって、第
1の絶縁膜15上にエッチングストッパ層として機能す
る窒化シリコン膜19を50nmの厚さに形成する。
【0017】次に、例えばPE−CVD法によって、上
記窒化シリコン膜19上に酸化シリコン膜20を例えば
450nmの厚さに形成し、上記窒化シリコン膜19と
酸化シリコン膜20とで第2の絶縁膜18を構成する。
この第2の絶縁膜18は後に形成する上層配線となる第
2の配線間の絶縁性を保つ配線間の絶縁膜(IMD:In
ter Metal Dielectrics )となる。
【0018】次いで、化学的気相成長(以下CVDとい
う、CVDはChemical Vapor Deposition の略)法もし
くは物理的気相成長(以下PVDという、PVDはPhys
icalVapor Deposition の略)法によって、上記第2の
絶縁膜18上に導電性膜21を例えば100nmの厚さ
の窒化タングステン膜で形成する。上記導電性膜21
は、上記第2の絶縁膜18をエッチングする際にエッチ
ングマスクとして機能し、かつバリア層として機能する
ものであれば、例えば、タンタル、窒化タンタル、タン
グステン等を用いることもできる。
【0019】次いで図示はしないが、レジスト塗布およ
びリソグラフィー技術により溝を形成するエッチングマ
スクとなるレジストマスク(図示せず)を形成した後、
このレジストマスクを用いたエッチング技術によって、
上記導電性膜21を例えば異方性エッチングして凹部
(例えば配線溝)を形成するためのパターン(開口パタ
ーン)22を形成する。
【0020】次に、図1の(2)に示すように、レジス
ト塗布技術によって、上記パターン22内を含む導電性
膜21上にレジスト膜51を形成する。そしてリソグラ
フィー技術によって、上記レジスト膜51に凹部(例え
ば接続孔)を形成するための開口部52を形成する。
【0021】次に、上記レジスト膜51をマスクに用い
て、エッチング技術によって、上記第2の絶縁膜18の
酸化シリコン膜20および窒化シリコン膜19を例えば
異方性エッチングして開口部23を形成する。その後、
上記レジスト膜51を除去する。
【0022】上記酸化シリコン膜20のエッチング条件
の一例としては、例えばマグネトロン型エッチング装置
を用い、エッチングガスに、オクタフルオロシクロブタ
ン(C4 8 )(供給流量を例えば20cm3 /mi
n)、アルゴン(Ar)(供給流量を例えば200cm
3 /min)および酸素(O2 )(供給流量を例えば1
0cm3 /min)を用い、エッチング雰囲気の圧力を
5.3Pa、基板温度を0℃に設定した。
【0023】上記窒化シリコン膜19のエッチング条件
の一例としては、例えばマグネトロン型エッチング装置
を用い、エッチングガスに、トリフルオロメタン(CH
3)(供給流量を例えば20cm3 /min)、アル
ゴン(Ar)(供給流量を例えば200cm3 /mi
n)および酸素(O2 )(供給流量を例えば10cm3
/min)を用い、エッチング雰囲気の圧力を5.3P
a、基板温度を0℃に設定した。
【0024】さらに図1の(3)に示すように、上記導
電性膜21および上記窒化シリコン膜19をマスクに用
いてエッチングを進め、酸化シリコン膜20に配線溝2
4を形成するとともに、酸化シリコン膜17に接続孔2
5を形成する。このエッチングは、上記窒化シリコン膜
16上で停止される。この酸化シリコン膜20、17の
エッチング条件の一例としては、例えばマグネトロン型
エッチング装置を用い、エッチングガスに、オクタフル
オロシクロブタン(C4 8 )(供給流量を例えば15
cm3 /min)、アルゴン(Ar)(供給流量を例え
ば200cm3/min)および酸素(O2 )(供給流
量を例えば10cm3 /min)を用い、エッチング雰
囲気の圧力を5.3Pa、基板温度を0℃に設定した。
【0025】さらに図1の(4)に示すように、導電性
膜21および酸化シリコン膜17をエッチングマスクに
して接続孔25の底部に露出している窒化シリコン膜1
6をエッチングによって除去する。このとき、配線溝2
4底部に露出している窒化シリコン膜19も同時に除去
される。この窒化シリコン膜16、19のエッチング条
件の一例としては、例えばマグネトロン型エッチング装
置を用い、エッチングガスに、トリフルオロメタン(C
HF3 )(供給流量を例えば20cm3 /min)、ア
ルゴン(Ar)(供給流量を例えば200cm3 /mi
n)および酸素(O2 )(供給流量を例えば10cm3
/min)を用い、エッチング雰囲気の圧力を5.3P
a、基板温度を0℃に設定した。
【0026】このようにして、第2の絶縁膜18に凹部
26の上部となる配線溝24を形成するとともに第1の
絶縁膜15に凹部26の下部となる第1の配線14に通
じる接続孔24を形成する。すなわち、接続孔25と配
線溝24とで凹部26を形成する。
【0027】次いで図1の(5)に示すように、化学的
気相成長法によって、上記凹部26の内面に、銅の拡散
を防止するバリア層27を例えば窒化タングステン膜で
形成する。この窒化タングステン膜の成膜条件の一例と
しては、原料ガスに、六フッ化タングステン(WF6
と窒素(N2 )と水素(H2 )との混合ガス(供給流量
を例えば0.25ml/min)を用い、成膜雰囲気の
圧力を600Pa、成膜温度を350℃に設定した。
【0028】次いで、化学的気相成長法もしくは無電解
めっき法のようなコンフォーマルに成膜することが可能
な成膜方法によって、上記凹部26の内面に上記バリア
層27を介して銅を堆積してめっきシード層28を形成
する。ここでは、一例として、無電解めっき法によっ
て、上記めっきシード層28を形成した。このめっきシ
ード層28の膜厚は、後の工程で行われる電解めっきの
際に、めっきシード層28が完全に溶解しない厚さとし
て、例えば10nm〜50nm程度の厚さとする。また
上記めっきシード層28の成膜では、第2の絶縁膜18
上にもバリア層27を介してめっきシード層28が形成
される。
【0029】上記めっきシード層28を無電解めっきで
成膜するには、まず被めっき表面に触媒能力を有する金
属を析出させることにより触媒活性化処理を行う。具体
的には、例えば、被めっき表面を塩化パラジウム(例え
ば0.1g/L〜0.5g/L)と塩化第1スズ(例え
ば1g/L〜25g/L)と塩酸(例えば100mL/
L〜300mL/L)との水溶液(液温は例えば15℃
〜60℃)に2分〜5分間さらすキャタリスティング処
理を行い、その後、塩酸(例えば100mL/L)に1
分〜3分浸漬することで、塩化第1スズを除去して、被
めっき表面に触媒能力を有する金属としてパラジウムを
析出させるアクセラレータ処理を行う。
【0030】その後、無電解めっき法により被めっき表
面となるバリア層27の表面に銅からなる上記めっきシ
ード層28を析出させる。この無電解めっき条件の一例
としては、塩化銅(II)(CuCl2 )(例えば0.0
5mol/L)、硝酸コバルト(Co(No3 2
(例えば0.15mol/L)、エチレンジアミン(例
えば0.6mol/L)、アスコルビン酸(例えば0.
01mol/L)および界面活性剤等からなるめっき液
を用い、めっき液の温度を例えば50℃、めっき液のp
Hを例えば6.75に設定して、例えば30nmの厚さ
になるようにめっき時間を2分に設定した。
【0031】また、上記めっきシード層28を銅の化学
的気相成長法により成膜することも可能である。この場
合の成膜条件の一例としては、原料ガスにヘキサフルオ
ロ・アセチルアセトネート銅・トリメチル・ビニルシラ
ン〔(hfac)Cu(TMVS)〕を用い、供給流量
を例えば0.25cm3 /min、成膜温度を150℃
〜300℃に設定する。
【0032】次いで、図1の(6)に示すように、例え
ば銅の電解めっき法によって、凹部26を銅からなる金
属めっき層29で埋め込む。その際、上記第2の絶縁膜
18上のめっきシード層28上にも金属めっき層29が
堆積される。この金属めっき層29を形成する場合の電
解めっき条件としては、一例として、めっき液に硫酸銅
系銅電解めっき液を用い、めっき温度を18℃、めっき
電流値を2.83A、めっき時間を4分30秒に設定
し、1.0μmの厚さに銅を堆積した。この電解めっき
では、バリア層27および導電性膜21の窒化タングス
テン膜が導電層として機能するため、フィールド(第2
の絶縁膜18)上の抵抗値を低減し、銅めっきが均一に
成長するようになり、金属めっき層29は高い膜厚均一
性を有する膜で形成される。
【0033】このようにして、凹部26の内部に、銅か
らなる金属めっき層29およびめっきシード層28から
なる配線形成層31がバリア層27を介して埋め込まれ
る。
【0034】その後、図2に示すように、例えば化学的
機械研磨によって、第2の絶縁膜18上の余剰な配線形
成層31を除去する。上記化学的機械研磨条件の一例と
しては、研摩パッドに不織布と独立発泡体との積層構造
のものを用い、研摩スラリーに過酸化水素を添加したア
ルミナ含有スラリーを用い、スラリーの供給流量を10
0cm3 /min、スラリーの温度を25℃〜30℃、
研摩圧力を98Pa、研摩定盤の回転数を30rpm、
研摩ヘッドの回転数を30rpmに設定した。なお、上
記バリア層28(窒化タングステン膜)は研磨液中に含
まれている過酸化水素水によってエッチング除去され
る。その結果、凹部26の接続孔25内にバリア層28
を介して上記第1の配線14に接続するプラグ32が配
線形成層31で形成され、その上部の配線溝24内にプ
ラグ32に接続する第2の配線33が配線形成層31で
形成される。
【0035】上記第1の実施の形態における製造方法で
は、バリア層としても機能する導電性膜21をマスクに
用いたエッチング後、その導電性膜21を除去すること
なく、導電性膜21と同種のバリア層27を形成し、さ
らにめっきシード層28を形成し、さらに電解めっきに
より金属めっき層29を形成することから、導電性膜2
1が形成されている第2の絶縁膜18におけるフィール
ド部分の電気伝導率が高くなり、金属めっき層29の膜
厚の面内均一性が高められる。それによって、金属めっ
き層29を用いて形成した第2の配線33は、その信頼
性が向上される。
【0036】次に、本発明の半導体装置の製造方法に係
る第2の実施の形態を、図3の製造工程断面図によって
説明する。
【0037】第2の実施の形態は、前記第1の実施の形
態において、金属めっき層29、めっきシード層28お
よびバリア層27の除去工程が異なり、その他の工程
は、前記図1の(1)〜(8)によって説明したのと同
様である。ここでは、金属めっき層29、めっきシード
層28およびバリア層27の除去工程のみを説明する。
【0038】図3の(1)に示すように、前記図1の
(8)によって説明したのと同様に、前記図1の第1の
絶縁膜15、第2の絶縁膜18等に形成された接続孔2
5および配線溝24からなる凹部26に埋め込むように
めっきシード層(図示せず)上に金属めっき層29を形
成する。
【0039】その後、電解研磨によって、第2の絶縁膜
18上の余剰な金属めっき層29、めっきシード層(図
示せず)を除去する。上記電解研磨条件の一例として
は、研磨液にリン酸(比重1.6)を用い、電流密度を
5A/dm2 〜20A/dm2、研磨液温度を15℃〜
25℃に設定した。その際、バリア層27および導電性
膜21の厚さ分、銅めっき層29をオーバ研磨する。こ
の電解研磨では、銅めっき層29が薄くなるにつれて、
第2の絶縁膜18におけるフィールド部分の抵抗値が上
昇し、電解研磨が進行しにくくなるが、バリア層27お
よび導電性膜21が基体(ウエハ)10上の全域に形成
されていることから、抵抗値の上昇が抑制され、ウエハ
面内で均一な研磨が行なわれる。
【0040】次いで図2の(2)に示すように、露出し
た窒化タングステン膜からなる上記バリア層27および
導電性膜21〔前記図3の(1)参照〕を例えば過酸化
水素水によるウエットエッチングによって除去する。こ
のウエットエッチングの一例としては、回転させたウエ
ハ上に過酸化水素水を供給して、いわゆる過酸化水素水
によるスピン洗浄によって行う。供給する過酸化水素水
の液温は例えば30℃とし、洗浄時間は例えば2分間と
した。
【0041】その結果、接続孔25の内部に金属めっき
層29、めっきシード層(図示せず)からなるものでバ
リア層27を介して上記第1の配線14に接続するプラ
グ32が形成され、その上部の配線溝24の内部に金属
めっき層29、めっきシード層(図示せず)からなるも
のでプラグ32に接続する第2の配線33が形成され
る。
【0042】上記実施の形態において、酸化シリコン膜
17、20の代わりに有機絶縁膜を用いて、低誘電率化
を図ることも可能である。この場合には、窒化シリコン
膜19のお代わりに酸化シリコン膜を用い、配線が形成
される有機絶縁膜上に酸化シリコンからなる下層マスク
を形成し、上層マスクに窒化タングステン膜を用いれば
よい。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置の製造方法によれば、バリア層としても機能する導電
性膜をマスクに用いたエッチング後、その導電性膜を除
去することなく、導電性膜と同種のバリア層を形成し、
さらにめっきシード層を形成し、さらに電解めっきによ
り金属めっき層を形成することから、導電性膜が形成さ
れているウエハのフィールド部分の電気伝導率を高くす
ることができる。そのため、200mm以上の直径を有
する基体への金属めっき層の形成において、金属めっき
層の膜厚の面内均一性を高めることができる。そのた
め、本発明の製造方法による金属めっき層を用いて形成
した配線は、その信頼性が向上される。また、導電性膜
に窒化タングステン膜を用いることによって、絶縁膜の
エッチングじのエッチング選択性を高くとることができ
るため、加工精度を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法に係る第1の実
施の形態を示す製造工程断面図である。
【図2】第1の実施の形態を示す製造工程断面図(続
き)である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法に係る第2の実
施の形態を示す製造工程断面図である。
【図4】課題の説明図である。
【図5】課題の説明図である。
【図6】課題の説明図である。
【符号の説明】
10…基体、15…第1の絶縁膜、18…第2の絶縁
膜、21…導電性膜、22…パターン、26…凹部、2
9…金属めっき層
フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 英至 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 田口 充 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F033 HH11 HH19 HH21 HH32 HH34 JJ11 JJ19 JJ21 JJ32 JJ34 KK11 KK19 KK21 KK32 KK34 MM02 MM12 MM13 NN07 PP06 PP14 PP27 PP28 PP33 QQ08 QQ09 QQ12 QQ16 QQ25 QQ27 QQ28 QQ30 QQ37 QQ46 QQ48 RR04 RR06 RR21 SS15 TT02 TT04 XX01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に形成した絶縁膜上に導電性膜を形
    成した後に前記絶縁膜に凹部を形成するためのパターン
    を前記導電性膜に形成する工程と、 前記導電性膜をマスクに用いたエッチングによって前記
    絶縁膜に凹部を形成する工程と、 前記凹部内にめっきシード層を形成する工程と、 電解めっきによって前記凹部内を埋め込むように金属め
    っき層を形成する工程とを備えたことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記めっきシード層を形成する前に、前
    記凹部内に前記導電性膜と同種の材料でバリア層を形成
    することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造
    方法。
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