JP2000012684A - 金属層の形成方法 - Google Patents

金属層の形成方法

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JP2000012684A JP10170785A JP17078598A JP2000012684A JP 2000012684 A JP2000012684 A JP 2000012684A JP 10170785 A JP10170785 A JP 10170785A JP 17078598 A JP17078598 A JP 17078598A JP 2000012684 A JP2000012684 A JP 2000012684A
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metal layer
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Mitsuru Taguchi
充 田口
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    • H01L21/76801Applying interconnections to be used for carrying current between separate components within a device comprising conductors and dielectrics characterised by the formation and the after-treatment of the dielectrics, e.g. smoothing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝や接続孔内部に銅めっきのシード層をコン
フォーマルに形成することが難しいため、電解めっき時
に銅が安定的に成長せず、ボイドが発生したり密着性が
不十分になって、銅めっき層が剥がれるという問題を起
こしていた。 【解決手段】 金属層の形成方法は、絶縁膜1に形成し
た凹部2の底部に露出させた金属部3の一部を、スパッ
タリングにより凹部3の側壁に付着させてカバリッジ層
4を形成する工程と、凹部3の内壁にカバリッジ層4を
覆う状態に金属めっきのシード層5を形成する工程とを
備えていることに特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属層の形成方法
に関し、詳しくは凹部に電解めっきで金属を埋め込む際
のシード層となる金属層の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIデバイスの微細化、高速化の要求
が高まるにつれて、配線抵抗の低下、信頼性の向上が望
まれている。そのため、従来のアルミニウム合金配線に
比べて抵抗が低く、エレクトロマイグレーション耐性に
優る銅配線が注目され、実用化に向けて開発が進められ
ている。銅配線を形成する技術としては、ドライエッチ
ングにより銅を加工して配線を形成する方法の他に、一
般に銅のドライエッチングが容易でないこと等の理由か
ら、いわゆる溝配線による配線形成方法が検討されてい
る。
【0003】上記溝配線とは、酸化シリコン等の層間絶
縁膜に予め所定の溝を形成しておき、その溝に配線材料
を埋め込み、その後に溝外の余剰な配線材料を化学的機
械研磨(以下CMPという、CMPはChemical Mechani
cal Polishing の略)等によって除去することにより形
成する配線をいう。配線材料を埋め込む方法としては、
電解めっき法、化学的気相成長(以下CVDという、C
VDはChemical VaporDeposition の略)、スパッタ成
膜した後にリフローする方法等が検討されている。
【0004】ドライエッチングを用いる銅配線の形成技
術、溝配線による銅配線の形成技術のいずれにおいて
も、微細な接続孔や溝に銅を埋め込む技術が必要とな
る。この技術としては、電解めっき法、CVD法、スパ
ッタリングとリフローとを組み合わせた埋め込み方法、
スパッタリングと高圧リフロー法を組み合わせた埋め込
み方法等が知られている。
【0005】それらの埋め込み技術のなかで電解めっき
法は、比較的埋め込み能力が高く、室温(例えば20℃
程度)の低温プロセスであるため、耐熱性の低い低誘電
率材料との整合性が良い点で有望である。電解めっき法
により、銅を溝、接続孔等に埋め込むプロセスの一例
を、図6によって説明する。図6の(1)に示すよう
に、スパッタリングにより、層間絶縁膜111に形成さ
れた凹部112の内壁に窒化チタン膜113を例えば1
00nm程度の厚さに形成する。これは、銅がシリコン
酸化膜等の層間絶縁膜111に拡散することを防止する
バリア層として機能する。次いで図6の(2)に示すよ
うに、スパッタリングにより、上記窒化チタン膜113
の表面に銅膜114を例えば100nm程度の厚さに形
成する。この銅膜114は、後の電解めっきによる銅の
成長のためのシード層として機能する。次いで図6の
(3)に示すように、電解めっき法により凹部112に
銅を成長させ、溝または接続孔からなる凹部112を銅
めっき膜115で埋め込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記プロセスにおいて
良好なる銅の埋め込みを実現するには、シード層となる
銅膜を凹部の内部にコンフォーマルに形成することが重
要である。ここでシード層となる銅膜の表面に荒れがあ
ったり、非常に薄い部分があると、電解めっき時に銅が
安定的に成長せず、ボイドを生じたり、密着性が不十分
であるため銅めっき膜が剥がれる等の問題を生じる。
【0007】さらに溝、接続孔からなる凹部のアスペク
ト比が増大するにつれて、スパッタリングでは十分な銅
膜のステップカバリッジを得ることが困難となってきて
いる。特に溝と接続孔の両者を同時に埋め込むプロセス
においては、接続孔の底部に近い側壁部分に形成される
銅膜の膜厚が非常に薄くなるため、ボイド等の問題を生
じ易い。
【0008】上記対策として、スパッタリング装置の改
良により銅膜のステップカバリッジを改善する方法が各
種検討されている。例えば、スパッタリング装置のター
ゲットと基板との距離を離す遠距離ストッパ法、被スパ
ッタ原子をイオン化して垂直進行成分を増加させるイオ
ン化スパッタ法等がある。しかしなから、チタンや窒化
チタン等の高融点金属材料に比べて銅、アルミニウム等
の低融点金属材料は、本質的にステップカバリッジが悪
い特性を持ち、上記方法による改善は必ずしも容易では
ない。一方、シード層となる銅膜を、CVD法により形
成することも試みられているが、技術的完成度は不十分
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた金属層の形成方法であり、絶縁膜
に形成した凹部の底部に露出させた金属部の一部を、ス
パッタリングにより該凹部の側壁に付着させてカバリッ
ジ層を形成する工程と、凹部の内壁に金属めっきのシー
ド層を形成する工程とを備えたことを特徴としている。
【0010】上記金属層の形成方法では、シード層を形
成する前に、凹部の底部に露出させた金属部の一部をス
パッタリングにより凹部の側壁に付着させてカバリッジ
層を形成することから、スパッタリングの成膜では成膜
されにくい凹部の底側の側壁にもカバリッジ層が形成さ
れる。そのため、その後にスパッタリングによって形成
されるシード層の凹部に対するカバリッジが不十分であ
っても、カバリッジ層がシード層の機能を果たすことに
なる。よって、その後に電解めっきにより金属めっき層
を生成した場合、ボイド等を発生することなく凹部内は
金属めっき層によって良好に埋め込まれる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の金属層の形成方法に係わ
る実施の形態の一例を、図1の製造工程図によって説明
する。
【0012】図1の(1)に示すように、基板(図示省
略)上に形成されている絶縁膜1には凹部2が形成され
ていて、この凹部2の底部には金属部3が露出されてい
る。すなわち、金属部3は、予め絶縁膜1に覆われた状
態になっている。この絶縁膜1は例えば半導体装置にお
いては層間絶縁膜であり、上記凹部2は例えば半導体装
置においては溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底
部に形成されている接続孔であり、金属部3は例えば下
層配線である。このように、凹部2の底部に露出されて
いる金属部3に対して、スパッタリングによりその金属
部3の一部をスパッタエッチングして、スパッタされた
金属部3の金属を凹部2の側壁に付着させてカバリッジ
層4を形成する。
【0013】次いで図1の(2)に示すように、例えば
スパッタリングによって、上記凹部2の内壁に金属めっ
きのシード層5を形成する。上記凹部2の底部側の側壁
に上記カバリッジ層4が形成されていることから、凹部
2の内壁に対するシード層5のカバリッジはカバリッジ
層4によって良好なものとなる。ここで、金属部3はシ
ード層5と同様なる材質で形成されていることが望まし
い。
【0014】その後、図1の(3)に示すように、電解
めっき法によって、上記シード層5より銅を成長させ
て、上記凹部2を埋め込むとともに絶縁膜1上に銅を堆
積して金属めっき層6を形成する。
【0015】上記金属層の形成方法では、シード層5を
形成する前に、凹部2の底部に露出させた金属部3の一
部をスパッタリングにより凹部2の側壁に付着させてカ
バリッジ層4を形成することから、スパッタリングの成
膜では成膜されにくい凹部2の底側の側壁にもカバリッ
ジ層4が形成される。そのため、その後にスパッタリン
グによって形成されるシード層5の凹部2に対するカバ
リッジが不十分であっても、カバリッジ層4がシード層
5の機能を果たすことになる。よって、その後に電解め
っきにより金属めっき層6を生成した場合、ボイド等を
発生することなく凹部2内は金属めっき層6によって良
好に埋め込まれる。
【0016】次に前記実施の形態で説明した製造方法の
詳細な一例を、第1の実施の形態として、凹部が溝およ
びその溝の底部に形成した接続孔からなる場合を、図2
および図3の製造工程図によって説明する。この図2お
よび図3では、凹部が溝および接続孔からなるものを示
す。
【0017】図2の(1)に示すように、基板(図示省
略)上に素子(図示省略)を形成した後、絶縁膜11を
形成する。そしてこの絶縁膜11に溝配線を形成するた
めの溝12を形成した後、溝12の内壁にバリア層13
となる窒化チタン膜を形成し、さらに溝12に配線材料
となる銅を埋め込む。その後、溝12外の余剰な配線材
料の銅を例えばCMPにより除去することで、溝12内
に残した銅で下層配線(前記図1の金属部3に相当)1
4を形成する。そして例えばプラズマCVD法により上
記絶縁膜11上に層間絶縁膜として酸化シリコン(以下
PE−SiO2と記す)膜15を例えば800nmの厚
さに形成する。さらに窒化シリコン(以下PE−SiN
と記す)膜16を例えば50nmの厚さに形成する。
【0018】次に、通常のリソグラフィー技術および反
応性イオンエッチング(以下RIEという、RIEはRe
active Ion Etchingの略)技術により、PE−SiN膜
16に、例えば下層配線14に通じる接続孔の一部とな
る開口部17を形成する。上記開口部17の口径は、例
えば0.3μmとした。
【0019】さらに図2の(2)に示すように、プラズ
マCVD法によって、上記PE−SiN膜16上かつ上
記開口部17上に絶縁膜としてPE−SiO2 膜18を
例えば500nmの厚さに形成する。次いでリソグラフ
ィー技術とエッチングとにより、このPE−SiO2
18に溝19を、この溝19の底部に上記開口部17が
存在するように形成する。したがって、この溝19の幅
は例えば0.5μmとした。さらに上記エッチングによ
り、上記PE−SiN膜16をマスクにして、上記PE
−SiO2 膜15に下層配線14に通じる接続孔20を
形成する。したがって、接続孔20の底部に下層配線1
4が露出される。このため、接続孔20の上記開口部1
7の口径とほぼ同等の0.3μmとなる。
【0020】次いで図2の(3)に示すように、DCマ
グネトロンスパッタ法により、上記溝19および接続孔
20の各内壁に、高融点金属系の導電膜21を例えば1
00nmの厚さの窒化チタン膜で形成する。この窒化チ
タン膜の成膜条件の一例としては、プロセスガスに、ア
ルゴン(例えば供給流量を20sccmとする)と窒素
(例えば供給流量を70sccmとする)とを用い、ス
パッタリング装置のDCパワーを12kW、スパッタリ
ング雰囲気の圧力を0.3Pa、成膜温度を200℃に
設定する。
【0021】次いで上記導電膜21をエッチバックし
て、図2の(4)に示すように、上記溝19および接続
孔20の各側壁に、導電膜21からなるサイドウォール
22を形成する。その際、接続孔20の底部に、下層配
線14が露出される。このエッチバックでは、一例とし
て、エッチングガスに三塩化ホウ素(例えば供給流量を
20sccmとする)と塩素(例えば供給流量を120
sccmとする)とアルゴン(例えば供給流量を60s
ccmとする)とヘリウム(例えば供給流量を20sc
cmとする)とを用い、エッチング装置のパワーを11
0W、エッチング雰囲気の圧力を0.7Pa、エッチン
グ時間を3分に設定する。
【0022】次いで図3の(1)に示すように、スパッ
タリングにより、接続孔20の底部に露出している下層
配線14の一部(上部)の銅をスパッタエッチングし
て、これにより叩きだされた銅を接続孔20の側壁下部
に付着させてカバリッジ層23(前記図1のカバリッジ
層4に相当)を形成する。このスパッタリングでは、一
例として、プロセスガスにアルゴン(例えば供給流量を
50sccmとする)を用い、スパッタリング装置のD
Cパワーを1kW、スパッタリング雰囲気の圧力を0.
2Pa、基板温度を100℃、スパッタリング時間を2
分に設定する。
【0023】次いで図3の(2)に示すように、DCマ
グネトロンスパッタ法により、上記溝19および接続孔
20の各内壁に上記サイドウォール22、カバリッジ層
23を介して銅を堆積して、後の電解めっき工程におけ
る銅成長のシードとなるシード層24を例えば100n
mの厚さに形成する。上記シード層24の成膜条件の一
例としては、プロセスガスに、アルゴン(例えば供給流
量を50sccmとする)を用い、スパッタリング装置
のDCパワーを12kW、スパッタリング雰囲気の圧力
を0.2Pa、成膜温度を200℃に設定する。
【0024】次いで図3の(3)に示すように、電解め
っき法により、上記接続孔20および溝19を埋め込む
とともに上記シード層24の表面に銅を成長させて銅膜
25を形成する。この電解めっきによる銅の成膜条件の
一例としては、めっき液に、硫酸銅(例えば67g/d
3 とする)と硫酸(例えば170g/dm3 とする)
と塩酸(例えば70ppmとする)と添加剤(界面活性
剤)とからなるものを用い、印加電流を+9A、めっき
液温度を20℃に設定して、銅を堆積し、上記銅膜25
を形成した。
【0025】その後、化学的機械研磨により、接続孔2
0および溝19の外にある余分な銅膜25およびシード
層24を除去する。その結果、図3の(4)に示すよう
に、接続孔20および溝19の各内部に銅膜25(カバ
リッジ層23およびシード層24も含む)および窒化チ
タン膜からなるサイドウォール22が残されて、その銅
膜25等により、上記溝19に配線26が形成され、上
記接続孔20に接続プラグ27が形成される。
【0026】上記第1の実施の形態では、シード層24
を形成する前に、凹部となる接続孔19の底部に露出さ
せた金属部となる下層配線14の一部をスパッタリング
により接続孔20および溝19の各側壁に付着させてカ
バリッジ層23を形成することから、スパッタリングの
成膜では成膜されにくい接続孔20の底側の側壁にもカ
バリッジ層23が形成される。そのため、その後にスパ
ッタリングによって形成されるシード層24の接続孔2
0に対するカバリッジが不十分であっても、カバリッジ
層23がシード層24の機能を果たすことになる。よっ
て、その後に電解めっきにより金属めっき層となる銅膜
を生成した場合、ボイド等を発生することなく接続孔2
0および溝19の各内部は銅膜によって良好に埋め込ま
れる。
【0027】次に前記実施の形態で説明した製造方法の
詳細な一例を、第2の実施の形態として、凹部が溝およ
びその溝の底部に形成した接続孔からなる場合を、図4
および図5の製造工程図によって説明する。なお、図4
および図5では、前記図2および図3によって説明した
構成部品と同様なるものには同一符号を付与して示す。
【0028】図4の(1)に示すように、基板(図示省
略)上に素子(図示省略)を形成した後、絶縁膜11を
形成する。そしてこの絶縁膜11に溝配線を形成するた
めの溝12を形成した後、溝12の内壁にバリア層13
となる窒化チタン膜を形成し、さらに溝13に配線材料
となる銅を埋め込む。その後、溝13外の余剰な配線材
料の銅を例えばCMPにより除去することで、溝13内
に残した銅で下層配線14を形成する。そして例えばプ
ラズマCVD法により上記絶縁膜11上に層間絶縁膜と
して酸化シリコン(以下PE−SiO2 と記す)膜15
を例えば800nmの厚さに形成する。さらに窒化シリ
コン(以下PE−SiNと記す)膜16を例えば50n
mの厚さに形成する。
【0029】次に、通常のリソグラフィー技術および反
応性イオンエッチング(以下RIEという、RIEはRe
active Ion Etchingの略)技術により、PE−SiN膜
16に、例えば下層配線14に通じる接続孔の一部とな
る開口部17を形成する。上記開口部17の口径は、例
えば0.3μmとした。
【0030】さらにプラズマCVD法によって、上記P
E−SiN膜16上かつ上記開口部17上に絶縁膜とし
てPE−SiO2 膜18を例えば500nmの厚さに形
成する。さらに密着層31を例えば200nmの厚さの
窒化チタン膜で形成する。
【0031】次いで図4の(2)に示すように、リソグ
ラフィー技術とエッチングとにより、溝を形成する領域
上の上記密着層31に開口部32を形成する。
【0032】その後上記リソグラフィー技術で形成した
エッチングマスクを除去する。さらに図4の(3)に示
すように、上記密着層31をエッチングマスクにして、
PE−SiO2 膜18に溝19を、この溝19の底部に
上記開口部17が存在するように形成する。したがっ
て、この溝19の幅は例えば0.5μmとした。さらに
上記エッチングにより、上記PE−SiN膜16をマス
クにして、上記PE−SiO2 膜15に下層配線14に
通じる接続孔20を形成する。このため、接続孔20の
上記開口部17の口径とほぼ同等の0.3μmとなる。
その結果、接続孔20の底部に下層配線14が露出す
る。
【0033】次いで図4の(4)に示すように、DCマ
グネトロンスパッタ法により、上記溝19および接続孔
20の各内壁に、高融点金属系の導電膜を例えば100
nmの厚さの窒化チタン膜で形成する。この窒化チタン
膜の成膜条件は、前記第1の実施の形態で説明したのと
同様である。
【0034】次いで上記導電膜をエッチバックして、上
記溝19および接続孔20の各側壁に、導電膜からなる
サイドウォール22を形成する。その際、接続孔20の
底部に下層配線14が露出されるとともに、上記導電膜
の上層部分が除去されるが、密着層31が50nm程度
の厚さに残るようにする。このエッチバック条件は、前
記第1の実施の形態で説明したのと同様である。
【0035】次いで図5(1)に示すように、スパッタ
リングにより、接続孔20の底部に露出している下層配
線14の銅をスパッタエッチングして、これにより叩き
だされた銅を接続孔20の側壁下部に付着させてカバリ
ッジ層23を形成する。このスパッタリング条件は、前
記第1の実施の形態で説明したのと同様である。
【0036】次いで図5の(2)に示すように、DCマ
グネトロンスパッタ法により、上記溝19および接続孔
20の各内壁に上記サイドウォール22、カバリッジ層
23を介して銅を堆積し、後の電解めっき工程における
銅成長のシードとなるシード層24を例えば100nm
の厚さに形成する。上記シード層24の成膜条件は、前
記第1の実施の形態で説明したのと同様である。
【0037】次いで電解めっき法により、上記接続孔2
0および溝19を埋め込むとともに上記シード層24上
に銅を堆積して銅膜25を形成する。この電解めっきに
よる銅の成膜条件は、前記第1の実施の形態で説明した
のと同様である。
【0038】その後、化学的機械研磨により、接続孔2
0および溝19の外にある余分な銅膜25(シード層2
4も含む)および密着層31を除去する。その結果、図
5の(3)に示すように、接続孔20および溝19の各
内部に銅膜25(シード層24、カバリッジ層23も含
む)およびサイドウォール22が残されて、その銅膜2
5等により上記溝19に配線26が形成され、上記接続
孔20に接続プラグ27が形成される。
【0039】上記第2の実施の形態では、上記第1の実
施野形態と同様なる作用および効果が得られるととも
に、溝19外の平坦部における銅のシード層24は、密
着層31上にも形成されるため、銅の密着性が向上し、
後のプロセスにおける銅の剥がれの問題を解決すること
ができる。
【0040】上記各実施の形態では、銅のバリア層とな
るサイドウォール22および密着層31を窒化チタン膜
で形成したが、窒化チタン膜のかわりに、チタンタング
ステン、タンタル、窒化タンタル、タングステン、窒化
タングステンおよび窒化ケイ化タングステンのうちの1
層、またはそれらのうちの複数層で構成することも可能
である。また、これらの膜の成膜方法は、スパッタリン
グ、CVD法いずれの方法であってもよい。また前記シ
ード層24は、スパッタリング以外にCVD法により成
膜することも可能である。
【0041】上記カバリッジ層23の形成方法は、スパ
ッタリングにより行われるので、従来装置の組み合わせ
により実現することが可能である。そのため、新たな設
備投資を必要としない。
【0042】上記各実施の形態では、凹部は溝19およ
びその溝19の底部に形成された接続孔20とからなる
ものであったが、この凹部は、溝のみ、または接続孔の
みで形成されているものについても、本発明を適用する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の金属層の
形成方法によれば、シード層を形成する前に、凹部の底
部に露出させた金属部の一部をスパッタリングにより凹
部の側壁に付着させてカバリッジ層を形成するので、ス
パッタリングの成膜では成膜されにくい凹部の底側の側
壁にもカバリッジ層が形成される。そのため、その後に
スパッタリングによって形成されるシード層の凹部に対
するカバリッジが不十分であっても、カバリッジ層がシ
ード層の機能を果たすことができるので、電解めっきに
より金属めっき層を生成した場合、ボイド等を発生する
ことなく凹部内は金属めっき層によって良好に埋め込む
ことができる。よって、電解めっき法により接続孔や溝
等の凹部に金属を埋め込むプロセスにおいて、シード層
のステップカバリッジが改善され、良好な金属の埋め込
みが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属層の形成方法に係わる実施の形態
を説明する製造工程図である。
【図2】実施の形態で説明した製造方法の詳細な一例を
説明する第1の実施の形態を示す製造工程図である。
【図3】第1の実施の形態を示す製造工程図(続き)で
ある。
【図4】実施の形態で説明した製造方法の詳細な一例を
説明する第2の実施の形態を示す製造工程図である。
【図5】第2の実施の形態を示す製造工程図(続き)で
ある。
【図6】従来の銅めっきシード層の形成方法を説明する
製造工程図である。
【符号の説明】
1…絶縁膜、2…凹部、3…金属部、4…カバリッジ
層、5…シード層
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Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜に形成した凹部の底部に露出させ
    た金属部の一部を、スパッタリングにより該凹部の側壁
    に付着させてカバリッジ層を形成する工程と、 前記凹部の内壁にシード層を形成する工程と を備えたことを特徴とする金属層の形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記シード層を形成する工程を行った後に、 電解めっきにより前記凹部に金属を埋め込む工程を備え
    たことを特徴とする金属層の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記スパッタリングを行う前に、 前記凹部の内壁に高融点金属系の導電膜を形成する工程
    と、 前記導電膜をエッチバックして、前記凹部の側壁にのみ
    前記導電膜を残してサイドウォールを形成するとともに
    前記凹部の底部に前記金属部を露出させる工程とを行っ
    た後、 前記スパッタリングを行うことを特徴とする金属層の形
    成方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記スパッタリングを行う前に、 前記凹部の内壁に高融点金属系の導電膜を形成する工程
    と、 前記導電膜をエッチバックして、前記凹部の側壁にのみ
    前記導電膜を残してサイドウォールを形成するとともに
    前記凹部の底部に前記金属部を露出させる工程とを行っ
    た後、 前記スパッタリングを行うことを特徴とする金属層の形
    成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記絶縁膜に前記凹部を形成する前に、前記絶縁膜上に
    密着層を形成する工程を行った後、 前記密着層と前記絶縁膜とに前記凹部を形成することを
    特徴とする金属層の形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記絶縁膜に前記凹部を形成する前に、前記絶縁膜上に
    密着層を形成する工程を行った後、 前記密着層と前記絶縁膜とに前記凹部を形成することを
    特徴とする金属層の形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記絶縁膜に前記凹部を形成する前に、前記絶縁膜上に
    密着層を形成する工程を行った後、 前記密着層と前記絶縁膜とに前記凹部を形成することを
    特徴とする金属層の形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記絶縁膜に前記凹部を形成する前に、前記絶縁膜上に
    密着層を形成する工程を行った後、 前記密着層と前記絶縁膜とに前記凹部を形成することを
    特徴とする金属層の形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の金属層の形成方法におい
    て、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項3記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項4記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  13. 【請求項13】 請求項5記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  15. 【請求項15】 請求項7記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
  16. 【請求項16】 請求項8記載の金属層の形成方法にお
    いて、 前記金属部は下層金属配線からなり、 前記凹部は溝、接続孔、もしくは溝およびその溝の底部
    に形成されている接続孔からなることを特徴とする金属
    層の形成方法。
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