JP4760028B2 - 電気化学デバイス及びその製造方法 - Google Patents

電気化学デバイス及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4760028B2
JP4760028B2 JP2005022197A JP2005022197A JP4760028B2 JP 4760028 B2 JP4760028 B2 JP 4760028B2 JP 2005022197 A JP2005022197 A JP 2005022197A JP 2005022197 A JP2005022197 A JP 2005022197A JP 4760028 B2 JP4760028 B2 JP 4760028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
metal
outer peripheral
peripheral end
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005022197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006210201A (ja
Inventor
修二 東
邦男 宮原
光祥 原野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2005022197A priority Critical patent/JP4760028B2/ja
Priority to CN2005101340586A priority patent/CN1812157B/zh
Publication of JP2006210201A publication Critical patent/JP2006210201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760028B2 publication Critical patent/JP4760028B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/13Energy storage using capacitors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

この発明は、二次電池、電気二重層キャパシタ、電解コンデンサ、タンタルコンデンサ、ガスセンサ等の電気化学デバイスに関する。
二次電池は、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラ等の電源やバックアップ電源としてこれらに搭載され、その容量増大、小型化、薄型化、軽量化が求められている。
又、電気二重層キャパシタは、携帯機器電源のバックアップに用いられたり、プリンタ、リモコン、メモリカード、ゲーム機等におけるメモリ・時計機能の電源バックアップ、あるいは瞬時電圧低下補償装置等に用いられたりしていて、近年は、ハイブリット車用の補助電源やコジェネレーション装置等にも利用されることが期待されている。
これらの電気化学デバイスの中で、正極シート、セパレータ、負極シートを積層した積層体に非水電解液を含浸させた状態でアルミラミネート材からなる外装体に収納、封止して製造する電極積層型の二次電池や電気二重層キャパシタが提案され、用いられている。
この電極積層型の電気化学デバイスは、外装体として金属缶を用いないので、巻回型の電気二重層キャパシタ等と比較して薄く、低コスト且つ大量に製造できるという利点がある。
このような非水電解液を用いた二次電池及び電気二重層キャパシタ等の電気化学デバイスは、内部に、空気中の水分が侵入することによって急激に劣化することが知られている。
このため、これら二次電池や電気二重層キャパシタの製造過程において、外装体の封止前の材料は、全て乾燥を行ない、水分を除去し、更に、封止後の使用環境に耐えられるような封止を行なっている。又、外装体は、ピンホールの無いアルミ箔を中間層にして、外側に保護層(樹脂製カバー層)、内側にシーラント層(樹脂製シール層)のあるものが用いられていて、積層体に非水電解液を含浸後、外装体に収納し、この外装体外周部の樹脂製シール層相互を熱と圧力により溶融接着することで封止していた。
上記のように、電気二重層キャパシタ等において内部への水分の侵入を防止するための発明は、次の特許文献1〜3に開示されている。
特許文献1記載の発明は、低融点材料同士の面を重ね合わせ、接合部を加熱し、低融点材料を軟化させ、接合部の幅より狭い断面の凸状部を有する金型で加圧圧縮し、低融点材料を排除し、排除された低融点材料が、接合部の外側に樹脂溜りを形成して接合し、高融点材料同士を超音波接合した積層複合材の接合方法に関するものである。
特許文献2記載の発明は、金属層と樹脂層が積層されたフィルムの一部分が接着された袋状構造の非水溶剤含有物用パッケージであって、金属層に挟まれた接着部の厚さがパッケージの内側りの方が薄くなっている構成とされている。
特許文献3記載の発明は、電解質をアルミラミネートに封入する電池のパッケージ構造であって、アルミラミネートは、片面に高分子層が形成されていて、アルミ同士を重ねて溶融して、これを融着部分とし、この固化した融着部分によりアルミニウム同士を融着、接合する構成となっている。
しかしながら、前記特許文献1記載の発明では、金型で加圧圧縮することにより低融点材料を接合部から排除しているが、金型とこれによって加圧される材料は面接触するので、圧力を十分且つ均一とすることが困難であり、従って低融点材料を完全に排除することができないと共に、接着力が大幅に低下してしまうという問題点がある。又、金型で加圧されることによってアルミニウムが近接している部分は、接着幅のほぼ中央であって、その接着幅内の外側に樹脂層が存在するため、外部からの水分の侵入を十分に抑制することができないという問題点がある。
特許文献2記載の発明は、金属層に挟まれた接着部の幅方向の内側りの部分を薄く形成する構成となっているので、接着幅が長くなり、従って接着幅が短い二重電気層キャパシタ等には利用することができず、更に、金属層の近接している部分は、接着幅の内側りであるために、接着部の外側に樹脂が連続して存在し、水分の侵入を十分に抑制することができないという問題点がある。更に、この特許文献2記載の発明では、接着剤層の薄い部分が発生し、接着力が低下してしまうという問題点がある。
特許文献3記載の発明は、溶融したアルミニウムによりアルミニウム同士を融着接合しているので、融着部に樹脂層は存在しないが、アルミニウムは脆く、接合部付近にクラックが発生し、ここから、水分が侵入する恐れがある。更に、この発明では、アルミニウムを溶融して接合させるための特殊な設備が必要であり、製造コスト及び量産性に問題点がある。
特開平10−291081号公報 WO01/056093号公報 特開2001−68073公報
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、外装体内部への水分子の侵入を低減し、劣化を抑制することができる電気化学デバイス及びその製造方法を提供することを課題とする。
本発明者は、研究の結果、外装体を構成するアルミニウム等の金属層をその内側の樹脂製シール材よりも外側位置で先端を接近又は接触させた構成とすることによって、簡単な工程で製造でき、且つ水分子の侵入が低減される電気化学デバイスを構成できることが分かった。
即ち、以下の本発明により上記課題を解決するものである。
(1)各々が、少なくとも金属層及び樹脂製シール層を積層してなる金属ラミネート材を、樹脂製シール層が内側になるように外周部を2枚貼り合わせて構成した外装体と、正極シート、セパレータ、負極シートを積層して構成された積層体と、を有してなり、前記積層体は非水電解液を含浸させた状態で収納、密封されてなる電気化学デバイスであって、
前記外装体の最外周部の少なくとも一部は、前記2枚の金属ラミネート材における金属層の外周端部間の距離が、内側に隣接する貼合わされた2層の樹脂製シール層の厚さの和よりも小さくされ、且つ、貼り合わされた2層の樹脂製シール層の最外周端面の少なくとも一部が前記金属層の外周端部により被覆され、更に、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の外周端部の断面形状は、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされ、前記外装体の厚さ方向他方側の金属層の外周端部は、前記樹脂製シール層のくさび形状外周端部の外側面に密着し、且つ、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされたことを特徴とする電気化学デバイス。
(2)前記2枚の金属ラミネート材の一方が、略直平面形状とされ、他方の金属ラミネート材が、前記積層体を収納する収納凹部とその周囲の平面部を有する構成であることを特徴とする(1)に記載の電気化学デバイス。
(3)前記金属層の外周端部間の距離は、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の厚さの和の1/2以下であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の電気化学デバイス。
)前記金属層はアルミニウム、アルミニウムを主成分とする合金のいずれかからなり、且つ、その厚さは15μm以上、50μm以下であることを特徴とする(1)乃至()のいずれかに記載の電気化学デバイス。
)前記金属ラミネート材は、各々、前記金属層の一方の面に前記樹脂製シール層を積層し、他方の面に樹脂製カバー層を積層した構成であることを特徴とする(1)乃至()のいずれかに記載の電気化学デバイス。
)各々が、少なくとも金属層及び樹脂製シール層を積層してなる金属ラミネート材を、樹脂製シール層が内側になるように外周部を2枚貼り合わせて構成した外装体と、正極シート、セパレータ、負極シートを積層して構成された積層体と、を有してなり、前記積層体は非水電解液を含浸させた状態で収納、密封されてなる電気化学デバイスの製造方法であって、前記正極、セパレータ及び負極を所定の形状として、正極と負極との間にセパレータを挟んで積層体を形成する工程と、この積層体に非水電解液を含浸させた状態で前記外装体内部に収納する工程と、前記積層体よりも外側位置で、前記2枚の金属ラミネート材の樹脂製シール層を熱溶融接着する工程と、前記外装体の製品最終形状となる部分を加熱し、且つ、圧力をかけながら押し潰す工程と、前記外装体における前記押し潰された位置で、金属及び樹脂製シール層を、先端が鋭角の押込み刃により、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の外周端部の断面形状が前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りのくさび形状となり、且つ、前記外装体の厚さ方向他方側の金属層の外周端部は、前記樹脂製シール層のくさび形状外周端部の外側面に密着し、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状となるように厚さ方向一方に向けて押し切る工程と、を有してなる電気化学デバイスの製造方法。
本発明においては、電池あるいは二重電気層キャパシタ等の電気化学デバイスにおいて、非水電解液を含浸させた積層体を収容する外装体の最外周部において、外装体を構成する金属ラミネート材の金属層を相互に接近又は接触させて構成することにより、水分子の外装体内への侵入を効果的に抑制することができる。
又、このような電気化学デバイスを工程や製造コストを大幅に増大させることなく、簡単に製造することができる。
アルミニウム等の金属層の一方の面に樹脂製シール材を積層し、他方の面に樹脂製カバー層を積層した構成の金属ラミネート材を、樹脂製シール層が内側になるように外周部を2枚貼り合わせて外装体を構成し、この外装体に、正極シート、セパレータ、負極シートを積層した積層体を非水電解液を含浸させた状態で収納し、外装体の最外周部の少なくとも一部を、貼合わされた2枚の金属ラミネート材における金属層の外周端部間の距離を、その内側にある2層の樹脂製シール層の厚さよりも小さくし、且つ、この2層の樹脂製シール層の外周端面の一部又は全部を金属層の外周端部に被覆されるように構成されている。
以下図1〜図3を参照して、本発明の実施例1について説明する。
この実施例1に係る電気化学デバイス10は、二次電池又は電気二重層キャパシタであって、収納部金属ラミネート材14と蓋部金属ラミネート材12からなる外装体16内に、積層体18を、非水電解液を含浸させた状態で収納、密封して構成されている。
前記蓋部金属ラミネート材12は、アルミニウム又はアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金からなる金属層20Aの一方の面に樹脂製シール層22A、他方の面に樹脂製カバー層24Aをそれぞれ積層したラミネート構造とされている。又、前記収納部金属ラミネート材14は、前記蓋部金属ラミネート材12と同様にアルミニウム又はアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金からなる金属層20Bの一方の面に樹脂製シール層22B、他方の面に樹脂製カバー層24Bをそれぞれ積層したラミネート構造とされている。
又、前記積層体18は、正極シート26A、セパレータ26B、負極シート26Cを積層して構成されている。図1の符号27A、27Bは、それぞれ正極シート26A及び負極シート26Cのリード端子を示す。
前記蓋部金属ラミネート材12は、図2に示されるように、積層体18の一方の面(図2において上面)に沿って、略平面形状とされている。
又、他方の収納部金属ラミネート材14は、前記積層体18を収納する収納凹部15と、その周囲の平面部である接着領域17とを有する構成とされている。
従って、収納部金属ラミネート材14に形成された前記収納凹部15内に積層体18が収納され、これを蓋部金属ラミネート材12で蓋をする構成となっている。
前記蓋部金属ラミネート材12と収納部金属ラミネート材14とは、これらが重なる範囲で積層体18の外側位置の前記接着領域17で、前記樹脂製シール層22A,22B同士が熱溶融接着されている。
更に、外装体16の最外周部28では、前記2層の樹脂製シール層22A,22Bの外周端部23A、23Bは、蓋部金属ラミネート材12の表面から離れる方向に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされ、更に、蓋部金属ラミネート材12における金属層20Aの外周端部21Aは、前記樹脂製シール層22A、22Bの外周端部23A、23Bの外側面に密着し、且つ、収納部金属ラミネート材14における金属層20Bの外周端部21Bに接近する方向に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされている。
ここでは、蓋部金属ラミネート材12の樹脂製カバー層24A及び金属層20Aの外周端部25A、21A、収納部金属ラミネート材14における金属層20Bの外周端部21B、更には樹脂製カバー層24Bの外周端部25Bは、連続したテーパ外周面29を形成している。
この実施例1に係る電気化学デバイス10においては、樹脂製シール層22A、22Bの外周端部23A、23Bの外側が、蓋部金属ラミネート材12の金属層20Aにおける外周端部21Aによって被覆され、且つ、外周端部21Aが、収納部金属ラミネート材14における金属層20Bの外周端部21Bに接触する構成であるので、空気中の水分がシール材を構成する樹脂を経て、外装体16の内部に侵入することが抑制される。
更に、この実施例1では、2層の金属層20A、20Bにおける外周端部21A、21Bの、更に外側にはシール層や樹脂層が無いので、水分の侵入を更に効果的に抑制することができる。
この実施例1において、前記金属層20A、20Bの外周端部21A、21Bは相互に接触しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、外周端部21A、21B間の距離が、その内側に隣接する2層の樹脂製シール層22の厚さの和よりも小さければ、樹脂製シール層22の外周端部23A、23Bの少なくとも一部が金属層20Aによって被覆されていることになるので、その範囲において、水分の侵入を抑制することができる。又、前記金属層20A、20Bの外周端部21A、21B間の距離は、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層22A、22Bの厚さの和の1/2以下とするのが更に好適である。
又、この実施例1において、外装体16の平面視における、前記リード端子27A、27Bが突出する辺、及び蓋部金属ラミネート材12から収納部金属ラミネート材14に至る折り曲げ接続部の辺を除いて、前記外周端部21A、21B、23A、23B、25A、25Bが形成されるが、本発明は、外装体16の最外周部28の一部のみにこれら外周端部21A〜25Bを形成する場合にも適用されるものである。
ここで、前記蓋部金属ラミネート材12及び収納部金属ラミネート材14における金属層20は、アルミニウム、アルミニウムを主成分とする合金、その他の金属であればよい。又、その厚さは、アルミニウム又はアルミニウム合金の場合、15μm以上、50μm以下が好適である。
厚さが15μm未満の場合は、アルミニウム、アルミニウムを主成分とする合にピンホールが発生し易く、又15μm以上で50μm以下であれば、アルミニウム、あるいはこれを主成分とする合金のピンホールの影響を完全に除去することができるからである。
次に、電気化学デバイスの製造方法の実施例2について、図3乃至図8及び図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップ101では、一方の面に樹脂製シール層を積層し、他方の面に樹脂製カバー層を積層した構成の金属ラミネート材を水平において、その半分を蓋部金属ラミネート材12、残りの半分を収納部金属ラミネート材14とする(図3参照)。収納部金属ラミネート材14には、あらかじめ収納凹部15が形成されている。
次のステップ102では、前記収納部金属ラミネート材14の、収納凹部15内に正極シート26A、セパレータ26B、負極シート26Cを積層して積層体18を構成し、次のステップ103において、積層体18に非水電解液を含浸させる。ステップ104では、蓋部金属ラミネート材12を折り曲げて、前記積層体18及び収納部金属ラミネート材14の、図において上側になるようにして、図4の状態とする。
なお、積層体18に非水電解液を含浸させてから、収納凹部15内にセットしてもよい。
ステップ105において、一定の条件、例えば190℃、1MPa、3秒間の条件で、上記蓋部金属ラミネート材12と収納部金属ラミネート材14とを、積層体18に熱や圧力がかからないようにして、接着領域17(図6参照)の範囲で熱溶融接着する。
次のステップ106では、図5において二点鎖線で示されるトリミングライン30を中心として、製品の最終形状となる部分を200℃で加熱し、圧力を掛けながら押し潰す。
次に、ステップ107において、鋭角の先端を有する押込み刃32の先端により、前記トリミングライン30に沿って、接着された蓋部金属ラミネート材12及び収納部金属ラミネート材14を図7、図8に示されるように押し切って、前記外周端部21A〜25Bを形成する。
このとき、鋭角の押込み刃32によって、接着されている蓋部金属ラミネート材12、収納部金属ラミネート材14は、V字形状に切断される。図7、8における符号34は押込み刃32の受け台であり、外装体16をトリミングライン30に沿って、図において下方から支持するものである。
前記鋭角の押込み刃32による押し切りの際に、蓋部金属ラミネート材12の樹脂製カバー層24A、金属層20A、樹脂製シール層22A及び収納部金属ラミネート材14の樹脂製シール層22B、金属層20B及び樹脂製カバー層24Bの、図8において、押し切り断面に沿った材料が下向きに流れ、前記のような外周端部21A〜25Bが構成され、これらの外周端部は、押込み刃32に沿ったテーパ外周面29を構成することになり、これによって、図2に示された状態となる。
なお、上記実施例において、蓋部金属ラミネート材12及び収納部金属ラミネート材14は、それぞれ樹脂製カバー層24A、24Bを有しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、樹脂製カバー層24A、24Bが設けられない場合についても適用されるものである。
本発明の実施例1に係る電気化学デバイスを示す斜視図 図1のII−II線に沿う拡大断面図 本発明の実施例1に係る電気化学デバイスの製造過程の積層体収納段階を示す斜視図 同製造過程において、外装体内に積層体を収納した状態を示す斜視図 同製造過程において、外装体の外周部を熱溶融接着した状態を示す斜視図 図5のVI−VIに沿う拡大断面図 同実施例に係る製造過程における外装体最外周部の押し切り直前の状態を示す拡大断面図 同押し切り完了状態を示す拡大断面図 電気化学デバイスの製造方法の実施例を示すフローチャート
符号の説明
10…電気化学デバイス
12…蓋部金属ラミネート材
14…収納部金属ラミネート材
15…収納凹部
16…外装体
17…接着領域
18…積層体
20A、20B…金属層
21A、21B、23A、23B、25A、25B…外周端部
22A、22B…樹脂製シール層
24A、24B…樹脂製カバー層
26A…正極シート
26B…セパレータ
26C…負極シート
28…最外周部
29…テーパ外周面
30…トリミングライン
32…押込み刃
34…受け台

Claims (6)

  1. 各々が、少なくとも金属層及び樹脂製シール層を積層してなる金属ラミネート材を、樹脂製シール層が内側になるように外周部を2枚貼り合わせて構成した外装体と、正極シート、セパレータ、負極シートを積層して構成された積層体とを有してなり、前記積層体は非水電解液を含浸させた状態で収納、密封されてなる電気化学デバイスであって、
    前記外装体の最外周部の少なくとも一部は、前記2枚の金属ラミネート材における金属層の外周端部間の距離が、内側に隣接する貼合わされた2層の樹脂製シール層の厚さの和よりも小さくされ、且つ、貼り合わされた2層の樹脂製シール層の最外周端面の少なくとも一部が前記金属層の外周端部により被覆され、更に、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の外周端部の断面形状は、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされ、前記外装体の厚さ方向他方側の金属層の外周端部は、前記樹脂製シール層のくさび形状外周端部の外側面に密着し、且つ、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状とされたことを特徴とする電気化学デバイス。
  2. 請求項1において、
    前記2枚の金属ラミネート材の一方が、略平面形状とされ、他方の金属ラミネート材が、前記積層体を収納する収納凹部とその周囲の平面部を有する構成であることを特徴とする電気化学デバイス。
  3. 請求項1又は2において、
    前記金属層の外周端部間の距離は、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の厚さの和の1/2以下であることを特徴とする電気化学デバイス。
  4. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記金属層はアルミニウム、アルミニウムを主成分とする合金のいずれかからなり、且つ、その厚さは15μm以上、50μm以下であることを特徴とする電気化学デバイス。
  5. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記金属ラミネート材は、各々、前記金属層の一方の面に前記樹脂製シール層を積層し、他方の面に樹脂製カバー層を積層した構成であることを特徴とする電気化学デバイス。
  6. 各々が、少なくとも金属層及び樹脂製シール層を積層してなる金属ラミネート材を、樹脂製シール層が内側になるように外周部を2枚貼り合わせて構成した外装体と、正極シート、セパレータ、負極シートを積層して構成された積層体と、を有してなり、前記積層体は非水電解液を含浸させた状態で収納、密封されてなる電気化学デバイスの製造方法であって、
    前記正極、セパレータ及び負極を所定の形状として、正極と負極との間にセパレータを挟んで積層体を形成する工程と、
    この積層体に非水電解液を含浸させた状態で前記外装体内部に収納する工程と、
    前記積層体よりも外側位置で、前記2枚の金属ラミネート材の樹脂製シール層を熱溶融接着する工程と、
    前記外装体の製品最終形状となる部分を加熱し、且つ、圧力をかけながら押し潰す工程と、
    前記外装体における前記押し潰された位置で、金属層及び樹脂製シール層を、先端が鋭角の押込み刃により、前記貼り合わされた2層の樹脂製シール層の外周端部の断面形状が前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りのくさび形状となり、且つ、
    前記外装体の厚さ方向他方側の金属層の外周端部は、前記樹脂製シール層のくさび形状外周端部の外側面に密着し、前記外装体の厚さ方向一方に向かって斜め外側に先細りとなるくさび形状となるように厚さ方向一方に向けて押し切る工程と、
    を有してなる電気化学デバイスの製造方法。
JP2005022197A 2005-01-28 2005-01-28 電気化学デバイス及びその製造方法 Active JP4760028B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005022197A JP4760028B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 電気化学デバイス及びその製造方法
CN2005101340586A CN1812157B (zh) 2005-01-28 2005-12-23 电化学器件及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005022197A JP4760028B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 電気化学デバイス及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006210201A JP2006210201A (ja) 2006-08-10
JP4760028B2 true JP4760028B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=36844917

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005022197A Active JP4760028B2 (ja) 2005-01-28 2005-01-28 電気化学デバイス及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4760028B2 (ja)
CN (1) CN1812157B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016549A (ja) * 2007-07-04 2009-01-22 Nissin Electric Co Ltd 電気二重層コンデンサ
WO2009119465A1 (ja) 2008-03-18 2009-10-01 太陽誘電株式会社 電気化学デバイス
JP5241314B2 (ja) * 2008-05-13 2013-07-17 日立マクセル株式会社 ラミネート形非水二次電池
JP5035397B2 (ja) * 2010-07-28 2012-09-26 Tdk株式会社 電気化学デバイス
KR101501364B1 (ko) * 2012-08-07 2015-03-12 주식회사 엘지화학 2차전지 외장재 및 그 제조방법
KR101940150B1 (ko) * 2015-12-11 2019-01-18 주식회사 엘지화학 이차전지용 실링장치
KR102384007B1 (ko) * 2018-12-18 2022-04-07 주식회사 엘지에너지솔루션 파우치형 이차전지 및 그 제조방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5891856U (ja) * 1981-12-16 1983-06-21 松下電器産業株式会社 扁平電池
JPS6129064A (ja) * 1984-07-19 1986-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扁平電池の製造法
CN1196210C (zh) * 2002-07-17 2005-04-06 广州市鹏辉电池有限公司 软壳锂离子电池及制造方法
JP2004087239A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Nissan Motor Co Ltd 電池およびその製造方法、ならびに組電池、組電池モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
CN1812157B (zh) 2010-10-06
CN1812157A (zh) 2006-08-02
JP2006210201A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4760028B2 (ja) 電気化学デバイス及びその製造方法
JP5082263B2 (ja) フィルム外装電気デバイスの製造方法
JP5314837B2 (ja) 電池用リート゛線被覆フィルム材および電池用フィルム被覆リード線
WO2013191125A1 (ja) フィルム外装電池
JP2008021634A (ja) シーリング部の安全性が向上した二次電池
JP5561315B2 (ja) フィルム外装電気デバイス
KR20130140587A (ko) 파우치형 이차 전지의 실링방법, 파우치형 이차 전지 및 그의 제조방법
CN113330628B (zh) 电化学装置及电子装置
JP2007026901A (ja) フィルムパッケージ型電池
CN102227792B (zh) 蓄电体和蓄电装置
JP6560877B2 (ja) ラミネート形電池及びその製造方法
KR101306190B1 (ko) 절연성이 향상된 이차전지
KR20190058196A (ko) 파우치 타입 이차 전지
JPWO2017158986A1 (ja) 電池セル
JP6932129B2 (ja) 電気化学デバイス
JP3696028B2 (ja) フィルム封止構造を有する電池及びその製造方法
JP3931983B2 (ja) 電気リード部の構造、該リード部構造を有する電気デバイス、電池および組電池
JP2006164784A (ja) フィルム外装電気デバイス
JP2015165460A (ja) 電気化学セル
JP2002190283A (ja) 薄型二次電池の製造方法および薄型二次電池
JP7434168B2 (ja) 電池
JP2006156161A (ja) 密閉型電池
JP2005116228A (ja) ラミネートフィルムの熱融着方法、フィルム外装電池の製造方法およびラミネートフィルム用熱融着装置
JP3908917B2 (ja) 電気二重層キャパシタの製造方法
JP4604500B2 (ja) 電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4760028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250