JP4759552B2 - 燃料噴射弁の取付構造 - Google Patents
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また、燃料噴射弁の軸中心とした回動位置の位置決めを特に設けないと、回動が自由となり、燃料導入口とジョイントキャップの燃料導入路が一致しないとともに、電装カプラの向きも決まらない。
前記保持部(10)は、前記燃料噴射弁(I)の本体(Ib)の側方を円筒壁(12)が囲繞する円筒形状に形成された円筒保持部(10)とされ、該円筒保持部(10)の円筒壁(12)の一部に、前記燃料噴射弁(I)の本体(Ib)から側方に突出する電装カプラ(Ic)が嵌挿して外部に張り出すことができる欠損部(15)が、前記円筒壁(12)の開口端面(13s)から該円筒保持部(10)の中心軸(C)方向に長方形状に切り欠いて形成され、前記ジョイントキャップ(30)の外周に係合爪(31a,31b)が放射方向に突出形成され、前記円筒保持部(10)の円筒壁(12)の内面に、前記係合爪(31a,31b)を係合するための横溝(17,18)が周方向に指向して形成されるとともに、同横溝(17,18)の端部から該円筒壁(12)の開口端面(13s)に向かい同開口端面(13s)に開口して縦溝(16)が該円筒保持部(10)の中心軸(C)方向に指向して形成され、前記ジョイントキャップ(30)は、前記係合爪(31a,31b)より上方にフランジ部(31p,31q)が形成され、前記円筒保持部(10)に前記ジョイントキャップ(30)が係合保持される際に、前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)と前記ジョイントキャップ(30)のフランジ部との間に弾性部材(20,21)が介装され、同弾性部材(20,21)により前記ジョイントキャップ(30)が前記円筒保持部(10)に対して上方に付勢され、前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)の係止部(13a,13b)に係止された前記弾性部材(20,21)と前記ジョイントキャップ(30)のフランジ部(31p,31q)との互いに対向する所定部分に凹部(20a,21a)と凸部(31pa,31qa)がそれぞれ形成され、同凹部(20a,21a)と凸部(31pa,31qa)の互いの嵌合により前記円筒保持部(10)に対して前記ジョイントキャップ(30)が所定の回動位置に位置決めされて係合保持される燃料噴射弁の取付構造である。
燃料噴射弁の本体を筒形保持部が囲繞するので、燃料噴射弁が十分保護されるとともに、燃料噴射弁の作動音を遮断することができる。
吸気管に突出形成された保持部は、燃料噴射弁の本体を筒壁が囲繞する筒形状を形成しているので、該筒形保持部は比較的薄肉の筒壁であっても強度および剛性を確保することができ、燃料噴射弁をコンパクトに取り付けることができる。
筒形保持部にジョイントキャップが係合保持される際に、筒形保持部の開口端面とジョイントキャップのフランジ部との間に弾性部材が介装され、同弾性部材によりジョイントキャップが筒形保持部に対して上方に付勢されるので、上方に付勢されたジョイントキャップは筒形保持部の横溝に係合した係合爪が横溝の上面に押さえつけられるため、摩擦抵抗が大きくなりジョイントキャップの回動を抑制して係合を安定化する。
筒形保持部の開口端面の係止部に係止された弾性部材とジョイントキャップのフランジ部との互いに対向する所定部分に凹部と凸部がそれぞれ形成され、同凹部と凸部の互いの嵌合により筒形保持部に対してジョイントキャップが所定の回動位置に位置決めされて係合保持されるので、筒形保持部に対するジョイントキャップの所定の回動位置への位置合せ作業が容易かつ確実にできる。
筒形保持部への燃料噴射弁の取り付けに、締結ボルト等を必要とせず、取付作業を容易とするとともに、締結ボス部等を設けないので燃料噴射弁をコンパクトに保持することができる。
また、大部分が母線に垂直な平面をなす横溝の上面の欠損部に連通する一部が外側方に向かって斜め上方に傾斜した傾斜面を形成しているので、該横溝をスライド型で成形する際に、金型とスライド型との組合せが円滑に行われるとともに、ジョイントキャップの係合爪を縦溝(欠損部)から横溝へ係合し易く、組付作業を容易にする。
なお、筒形保持部に燃料噴射弁を挿入する方向を下方、その反対を上方としている。
図1は、本実施の形態に係る内燃機関のシリンダヘッド91cの吸気ポート開口端部に連結された吸気管2およびその近傍の斜視図である。
吸気管2の上流側端部にはスロットルボディ3が連結される。
同吸気管2の構造を、図2ないし図10に基づき、以下説明する。
他方、吸気管2の吸気通路2pの上流側(スロットルボディ3側)の開口端部は、取付フランジ2uが形成され、同取付フランジ2uの一対の取付ボス部2ubに金属製雌ねじ部材5が埋設されている(図10参照)。
ボルト4Bの締付けによる負荷は金属製カラー4が受け、樹脂製の取付ボス部2lb自体は締結力を受けず破損などの不具合がなく、緊締して確固として固定することができる。
ボルト5Bは金属製雌ねじ部材5に螺合して緊締されるので、樹脂製の取付ボス部2ub自体には締結力が加わらず破損などの不具合がなく、緊締して確固として締結することができる。
スロットルドラム3dにはスロットルワイヤが巻き掛けられ、同スロットルワイヤの牽引によりスロットルドラム3dとともにスロットル弁が回動してスロットル弁開度が調整される。
円筒保持部10の中心軸Cは、吸気通路2pの中心曲線とシリンダヘッド1の吸気ポート内で交差する。
欠損部15は、上部円筒壁13の開口端面13sから中央円筒壁12にかけて周面の母線方向(中心軸C方向)に凹出して長方形状に形成されている。
欠損部15の周方向の幅は、燃料噴射弁Iの本体Ibから側方に突出する電装カプラIcの幅長に略等しい。
図8の断面図において、中心軸Cから欠損部15の中央に向けて延びるCP方向を想定すると、一方の横溝17は、短尺で一端が欠損部15に連通しており、横溝17の内側面17sはCP方向に平行な平面と一部円弧面を奥側(欠損部15と反対側)に形成している。
この仕切り部19は、図8において中心軸Cを中心にCP方向を時計回りに135度回動した方向に形成されている。
また、横溝17,18の上面17u,18uの欠損部15に連通する端面は、CP方向に向けて上方に傾斜した傾斜面17ue,18ueを形成している。
縦溝16の周方向幅は、欠損部15の周方向幅と略同じである。
欠損部15は、縦溝の1本を兼ねており、L字状に屈曲するようにして横溝17が連通している。
なお、欠損部15は、他方の横溝18とも連通している。
吸気管2がシリンダヘッド1に取り付けられたときに、吸気管2から分岐し突出した円筒保持部10は、中心軸Cが鉛直線より幾らか傾いており、傾いた中央円筒壁12の最下位置に水抜き孔15wが位置する。
したがって、円筒保持部10内に浸入した水を水抜き孔15wから外部に容易に排出することができる。
同ばね部材20,21の湾曲した最上部位に凹部20a,21aが形成され、この最上部位の凹部20a,21aは、嵌装凹部13a,13bにばね部材20,21が嵌装されたとき、上部円筒壁13の開口端面13sより上方に飛び出している。
円筒保持部10は、その内側と外側の金型に対して横溝17,18を形成するスライダ型を欠損部15側から嵌挿して組み合わせた所に射出成形して形成する。
そして、本体Ibから分岐するようにして制御電力を得るための電装カプラIcが側方に突出している。
シール部材25は、下部円筒壁11の中径部11aに嵌合して小径部11bと中央円筒壁12内部との間をシールする(図16参照)。
このキャップ部31の上壁中央部が上方に膨出して燃料導入管32の基端部が形成され、同基端部から燃料導入管32はキャップ部31の円筒中心軸に対して直角方向に長尺に延出している。
一方の係合爪31bは燃料導入管32と同じ方向に突出し、他方の係合爪31aは係合爪31bと180度反対側に突出していて、互いに同じ軸方向位置にある。
係合爪31a,31bの周方向幅は、欠損部15および縦溝16の周方向幅より若干小さく、厚さは横溝17,18の溝幅より若干小さい。
フランジ部31pは係合爪31aの上方に略同じ形状で若干突出量が大きく平行に突出形成され、フランジ部31qは係合爪31bの上方に略同じ形状で若干突出量が大きく平行に突出形成されるとともに燃料導入管32と部分的に融合して一体化している。
そして、該係合爪31p,31qの下面には、所定位置に放射方向に長尺で幅狭の凸部31pa,31qaが形成されている。
以下、燃料噴射弁Iの円筒保持部10への取り付け手順を、図11ないし図14に従って説明する。
また、円筒保持部10の上部円筒壁13の開口端面13sの嵌装凹部13a,13bにはばね部材20,21を嵌装しておく。
そして、ジョイントキャップ30の係合爪31a,31bは、円筒保持部10の上部円筒壁13の横溝17,18と軸方向位置が一致している。
また、ジョイントキャップ30の係合爪31aが円筒保持部10の横溝17,18間の仕切り部19により約90度回動位置で規制される。
吸気管2に突出形成された円筒保持部10は、燃料噴射弁Iの本体Ibを中央円筒壁12および上部円筒壁13が囲繞する円筒形状を形成しているので、該円筒保持部10は比較的薄肉の筒壁であっても強度および剛性を確保することができ、燃料噴射弁Iをコンパクトに取り付けることができる。
円筒保持部10への燃料噴射弁Iの取り付けに、締結ボルト等を必要とせず、取付作業を容易とするとともに、締結ボス部等を設けないので燃料噴射弁Iをコンパクトに保持することができる。
円筒保持部10の欠損部15が縦溝の1本を兼ねるので、円筒保持部10の形状が簡素化され、よりコンパクトになる。
メインフレーム73の後部でピボットブラケット74,74の固着位置より前辺りから左右一対のシートレール75,75が後方へ斜め上向きに延出し途中で略水平に屈曲して後端に至っている。
このシートレール75,75の屈曲部位辺りとピボットブラケット74,74との間にミドルフレーム76,76が介装されている。
収納ボックス100の下部にはバッテリ101が配設され、燃料タンク102の前部には燃料ポンプ103が設けられている。
車体中央のピボットブラケット74,74にピボット軸82によりリヤフォーク83が前端を軸支されて後方に延びており、同リヤフォーク83の後端部に後輪84が軸支されている。
ピボット軸82を中心に上下に揺動するリヤフォーク83の後部とシートレール75,75との間にリヤクッション85,85が介装されている。
パワーユニット90は、内燃機関91を前半部に、変速機92を後半部に位置して一体に構成されたものであり、変速機92の出力軸93と後輪84の後車軸間にチェーン94が架渡されて、出力軸93の回転動力がチェーン94を介して後輪84に伝達されて後輪84が回転して走行する。
吸気管2は下流側開口端部がシリンダヘッド91cの吸気ポート開口に結合されて、上方に延出しながら前方に湾曲して上流側開口端部がスロットルボディ3に結合される。
したがって、円筒保持部10の欠損部15は車体幅方向の左側に向いており、同欠損部15から燃料噴射弁Iの電装カプラIcが車体左方に突出する。
後方斜め上向きに傾いた円筒保持部10の最下位置に水抜き孔15wが位置し、円筒保持部10内に浸入した水を水抜き孔15wから外部に排出することができる。
車体後部には、燃料タンク102が搭載されており、燃料タンク102の前部に設けられた燃料ポンプ103とジョイントキャップ30の後方に突出した燃料導入管32とが、燃料ホース104により連結される。
このように、ジョイントキャップ30の燃料導入管32は、車体後方の燃料タンク102のある方を向いて取り付けられるので、燃料ホース104を短くすることができる。
本実施の形態は、ジョイントキャップのみが、前記実施の形態と異なるので、他の部材は前記実施の形態と同じ符号を用いて示すこととする。
なお、円板部51faの下面には所定位置に凸部51fc,51fdが、前記ジョイントキャップ30と同様に形成されている。
1…シリンダヘッド、2…吸気管、3…スロットルボディ、4…金属製カラー、5…金属製雌ねじ部材、
10…円筒保持部、11…下部円筒壁、12…中央円筒壁、13…上部円筒壁、13s…開口端面、15…欠損部、15w…水抜き孔、16…縦溝、17…横溝、17u…上面、18…横溝、18u…上面、20, 21…ばね部材、20a,21a…凹部、25…シール部材、26…Oリング、
30…ジョイントキャップ、31…キャップ部、31a,31b…係合爪、31p,31q…フランジ部、32…燃料導入管、
50…ジョイントキャップ、51a,51b…係合爪、51f…フランジ部、52…燃料導入管。
Claims (8)
- 内燃機関の燃焼室に吸気を導く吸気管(2)またはシリンダヘッド(1)の所定箇所に形成された装着孔(11a,11b)に燃料噴射弁(I)の燃料噴射側端部が嵌挿され、前記燃料噴射弁(I)の燃料導入側端部が同燃料導入側端部に被せられるジョイントキャップ(30)を介して前記吸気管(2)または前記シリンダヘッド(1)に一体に突出形成された保持部(10)により保持される燃料噴射弁(I)の取付構造において、
前記保持部(10)は、前記燃料噴射弁(I)の本体(Ib)の側方を円筒壁(12)が囲繞する円筒形状に形成された円筒保持部(10)とされ、
該円筒保持部(10)の円筒壁(12)の一部に、前記燃料噴射弁(I)の本体(Ib)から側方に突出する電装カプラ(Ic)が嵌挿して外部に張り出すことができる欠損部(15)が、前記円筒壁(12)の開口端面(13s)から該円筒保持部(10)の中心軸(C)方向に長方形状に切り欠いて形成され、
前記ジョイントキャップ(30)の外周に係合爪(31a,31b)が放射方向に突出形成され、
前記円筒保持部(10)の円筒壁(12)の内面に、前記係合爪(31a,31b)を係合するための横溝(17,18)が周方向に指向して形成されるとともに、同横溝(17,18)の端部から該円筒壁(12)の開口端面(13s)に向かい同開口端面(13s)に開口して縦溝(16)が該円筒保持部(10)の中心軸(C)方向に指向して形成され、
前記ジョイントキャップ(30)は、前記係合爪(31a,31b)より上方にフランジ部(31p,31q)が形成され、
前記円筒保持部(10)に前記ジョイントキャップ(30)が係合保持される際に、前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)と前記ジョイントキャップ(30)のフランジ部との間に弾性部材(20,21)が介装され、同弾性部材(20,21)により前記ジョイントキャップ(30)が前記円筒保持部(10)に対して上方に付勢され、
前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)の係止部(13a,13b)に係止された前記弾性部材(20,21)と前記ジョイントキャップ(30)のフランジ部(31p,31q)との互いに対向する所定部分に凹部(20a,21a)と凸部(31pa,31qa)がそれぞれ形成され、同凹部(20a,21a)と凸部(31pa,31qa)の互いの嵌合により前記円筒保持部(10)に対して前記ジョイントキャップ(30)が所定の回動位置に位置決めされて係合保持されることを特徴とする燃料噴射弁の取付構造。 - 前記ジョイントキャップ(30)の外周に前記係合爪(31a,31b)が放射方向に複数突出形成され、
前記円筒保持部(10)の円筒壁(12)の内面に、前記係合爪(31a,31b)を係合するための前記横溝(17,18)が複数本周方向に指向して形成されるとともに、同横溝(17,18)の端部から該円筒壁(12)の開口端面(13s)に向かい同開口端面(13s)に開口して前記縦溝(16)が複数本該円筒保持部(10)の中心軸(C)方向に指向して形成されることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射弁の取付構造。 - 前記欠損部(15)が前記縦溝の1本を兼ねることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射弁の取付構造。
- 前記横溝(17,18)は、前記欠損部(15)に連通して形成されていることを特徴とする請求項3記載の燃料噴射弁の取付構造。
- 前記横溝(17,18)の上下対向した面のうち下方に向いた上面(17u,18u)は、その大部分が前記円筒保持部(10)の中心軸(C)に垂直な平面を形成し、前記欠損部(15)に連通する一部が外側方に向かって斜め上方に傾斜した傾斜面(17ue,18ue)を形成していることを特徴とする請求項4記載の燃料噴射弁の取付構造。
- 前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)は、その全面が前記フランジ部(31p,31q)により覆われることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項記載の燃料噴射弁の取付構造。
- 前記ジョイントキャップ(30)が前記円筒保持部(10)に係合保持された状態で、前記ジョイントキャップ(30)に突設され燃料配管(104)が接続される燃料導入管(32)が、前記円筒保持部(10)の開口端面(13s)より上方に位置していることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項記載の燃料噴射弁の取付構造。
- 前記円筒保持部(10)は、前記吸気管(2)または前記シリンダヘッド(1)に取り付けられた状態で傾いており、傾いた前記円筒保持部(10)の最下位置に水抜き孔(15w)が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項記載の燃料噴射弁の取付構造。
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