JP2001097054A - 給油機構 - Google Patents

給油機構

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JP2001097054A
JP2001097054A JP27564699A JP27564699A JP2001097054A JP 2001097054 A JP2001097054 A JP 2001097054A JP 27564699 A JP27564699 A JP 27564699A JP 27564699 A JP27564699 A JP 27564699A JP 2001097054 A JP2001097054 A JP 2001097054A
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    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油機構の車両への組み付け作業の簡便化を
図る。 【解決手段】 給油機構FSは、インレットフィラーパ
イプ40と接続させた接続パイプ80に、プロテクタ8
5を装着して備える。このプロテクタ85は、EPDM
ゴム材料の型成形品の上部プロテクタ86と下部プロテ
クタ87を接合・固定して構成される。プロテクタ85
は、その内部に、給油口と燃料タンクFTの位置関係を
考慮して湾曲軌跡が決定された燃料管路軌跡NKPに沿
った貫通孔を有し、この貫通孔で接続パイプ80を保持
する。よって、接続パイプ80は、プロテクタ85によ
り規定される燃料管路軌跡NKPに沿った状態で保持さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】車両の燃料タンクに車両外板
の給油口から燃料を導くための給油機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給油機構は、図12の模
式図に示すように構成されている。即ち、給油機構21
0は、燃料タンク200の側から、インレットロアパイ
プ212とインレットホース214とインレットフィラ
ーパイプ216とを有する。インレットロアパイプ21
2は、タンク本体202の側壁部204に固定されてい
る。インレットフィラーパイプ216は、インレットホ
ース214を介してインレットロアパイプ212と一端
側で接続され、他端側で給油口216aと接続されてい
る。給油機構210は、これら部材で、給油口216a
から燃料タンク200にかけての燃料管路を形成してい
る。インレットホース214は、図示するように蛇腹状
とされており、燃料管路を湾曲軌跡とする際の湾曲部と
なる。なお、給油時には、給油口216aから燃料キャ
ップ218が取り外され、給油された燃料は、インレッ
トフィラーパイプ216の先端の逆止弁220からタン
ク内に補給される。この逆止弁220は、給油時にタン
ク本体202内の燃料および燃料蒸気が逆流して外部に
放出されるのを防止するためのものである。
【0003】近年になって、燃費向上等のために車両各
部品の軽量化が求められている。給油機構にあっては、
この軽量化の一環として、上記のインレットフィラーパ
イプ216等の各管部材の樹脂化が図られている。そし
て、ゴム製のインレットホース214と樹脂製のインレ
ットフィラーパイプ216の各管部材は、車両への組み
付けに先立ち一体に組み付けされ、いわゆるサブアッシ
ー品とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、給油口216
aと燃料タンク200は、図12に示すような直線的な
位置関係を採ることはなく、車両におけるボディ構造等
により上下・左右にずれた配置を採る。このような配置
を採る給油口216aと燃料タンク200の間に給油機
構を組み込む必要があるので、上記したインレットホー
ス214で湾曲され、燃料管路は湾曲軌跡の管路とされ
る。給油口と燃料タンクの位置関係はボディ構造等によ
り異なるので、インレットホース214を含むサブアッ
シー品としての給油機構の組み付けに際しては、給油口
と燃料タンクの位置関係に応じてインレットホース21
4が適切に湾曲するよう、組み付け作業する必要があ
る。この湾曲組み付けに際しては、組み付け対象となる
車種、車両サイズ等に応じた給油口と燃料タンクの位置
関係を熟知しておくことが不可欠であるので、熟練を必
要とし煩雑であった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するためになされたものであり、給油機構の車両への組
み付け作業の簡便化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明の給油機構は、
車両の燃料タンクに車両外板の給油口から燃料を導くた
めの給油機構であって、前記給油口から前記燃料タンク
に至るまでの燃料管路を形成するパイプ部であって、前
記燃料管路の軌跡が湾曲軌跡となるように湾曲可能な前
記パイプ部と、前記パイプ部に外部から装着されると共
に、装着箇所における前記燃料管路の軌跡を湾曲軌跡に
決定するよう賦形成形済みの装着部材であって、前記パ
イプ部への装着により、前記装着箇所において前記パイ
プ部を前記湾曲軌跡に倣った湾曲状態で保持する装着部
材と、を備えたことを特徴とする。
【0007】上記構成を有する本発明の給油機構では、
車両への組み付けに先立ち、パイプ部にその外部から装
着部材を装着しパイプ材を装着部材で保持する。パイプ
部は給油口から燃料タンクに至るまで燃料管路を形成す
るが、装着部材の装着箇所における燃料管路は、装着部
材の賦形形状で規定される湾曲軌跡となる。したがっ
て、装着部材の賦形形状を給油口と燃料タンクの位置関
係に応じたものとしておけば、装着部材をパイプ材に装
着するとうい簡単な作業で、給油口と燃料タンクの位置
関係に応じた湾曲軌跡の燃料管路とできる。このため、
給油機構の車両への組み付けに熟練を必要とせず、作業
の簡便化を図ることができる。更に、外部で衝撃が起き
たとしても、この衝撃を装着部材で緩和することができ
る。
【0008】この場合、装着部材装着済みのパイプ材
を、給油口を通じかつ車両の外側から燃料タンクに向け
て挿入可能としておけば、このパイプ材を車両外板の給
油口を通じて、かつ車両の外側から取り付けることがで
きる。よって、車体の下側からのパイプ材組付を必要と
しないので、作業性を高めることができる。
【0009】また、この装着部材装着済みのパイプ材
を、車両外板の内側に配置した車体側取付部材に車両外
販側から装着可能なパイプ取付部を有するものとすれ
ば、このパイプ材の車両への固定をも、パイプ取付部を
介して、車両の外側から行うことができる。よって、組
み付け作業性をより高めることができる。
【0010】上記した本発明の給油機構の好適な態様と
して、前記装着部材を、その装着箇所において前記パイ
プ部のプロテクタとして機能するものとしたり、耐炎性
を有する材料から形成されているものとすることができ
る。こうすれば、装着部材による保持箇所(装着箇所)
において、パイプ部に対しプロテクタとして機能させた
り、耐炎性を発揮できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0012】図1は自動車の燃料タンクFTへ燃料を給
油するための給油機構FSの概略斜視図、図2はこの給
油機構FSを直線状に展開した上でその主要部を一部破
断して示す断面図である。
【0013】これら図面に示すように、給油機構FS
は、車両の外板を構成するサイドメンバアウタ20およ
びホイールハウスアウタ30(車体側取付部材)に取り
付けられた給油部FIから燃料タンクFTに至る燃料管
路を形成すべく、以下の構成を有する。即ち、給油機構
FSは、給油部FIの側から、燃料キャップFCと、イ
ンレットフィラーパイプ40と、シールカップ50と、
口金60と、接続パイプ80と、プロテクタ85と、逆
止弁90とを備えている。また、給油機構FSは、イン
レットフィラーパイプ40から分岐したブリーザパイプ
45を備え、このブリーザパイプ45により、給油時の
タンク内空気(燃料蒸気)抜きとこの燃料蒸気のタンク
内戻しを行う。図2に示すように、燃料キャップFCは
ホイールハウスアウタ30においてシールカップ50で
覆われており、このシールカップ50により、サイドメ
ンバアウタ20とホイールハウスアウタ30との間のス
ペースSPはシールされている。
【0014】この給油機構FSの構成により、燃料キャ
ップFCを開けて、図示しない給油ガンから燃料をイン
レットフィラーパイプ40内に供給すると、燃料は、イ
ンレットフィラーパイプ40から接続パイプ80を介し
て逆止弁90に達してこれを開き、燃料タンクFT内に
送給される。逆止弁90は、給油時以外には閉弁状態に
あって、燃料キャップFCを外した際にも、燃料タンク
FT内の燃料および燃料蒸気が逆流して外部に放出され
るのを防止する。
【0015】以下、給油機構FSの各部の構成について
詳細に説明する。図3は自動車の給油部FIの付近を示
す断面図、図4は給油部FIを組み付ける前の断面図で
ある。図3および図4において、自動車のサイドメンバ
アウタ20には、給油蓋21により開閉される給油口2
2が形成されている。給油口22には、インレットフィ
ラーパイプ40の注入口40aが配置されている。上記
インレットフィラーパイプ40は、給油した燃料を接続
パイプ80(図1、図2参照)を経て燃料タンクFTへ
送るものである。インレットフィラーパイプ40は、通
路40bを有するパイプ本体41と、パイプ本体41の
注入口40aからやや奥側に形成され下面に等間隔に係
合クリップ42aを有するフランジ部42と、パイプ本
体41の下流側端部に形成された接続部43と、パイプ
本体41の側壁から分岐したブリーザパイプ接続部45
aとを備え、これらを耐燃料性の樹脂により一体成形さ
れている。上記接続部43には、接続パイプ80の一端
部が圧入されることにより、インレットフィラーパイプ
40を接続パイプ80に接続している。なお、接続部4
3の外周部には、シール突条43aが形成されており、
接続パイプ80との間のシール性を高めている。
【0016】上記フランジ部42は、パイプ本体41の
側壁から円盤状に延設されており、ホイールハウスアウ
タ30の開口部32にシールカップ50の一端部を介在
した状態で装着されている。この装着に際しては、フラ
ンジ部下面の係合クリップ42aを車外側からシールカ
ップ50のカップ底部51における貫通孔51aとホイ
ールハウスアウタ30の貫通孔30aに挿入される。こ
れにより、係合クリップ42aは両貫通孔に対して抜止
作用を果たすので、インレットフィラーパイプ40はフ
ランジ部42の係合クリップ42aを介してホイールハ
ウスアウタ30に固定される。
【0017】シールカップ50は、側壁部52とカップ
底部51とにより囲まれたカップ状形状に、ゴム材料ま
たは樹脂とゴム材料の複合材により形成されている。そ
して、このシールカップ50は、カップ底部51で上述
したようにフランジ部42とホイールハウスアウタ30
の開口部32との間で挟持されることにより固定され
る。また、開口部では、固定用凹所54にサイドメンバ
アウタ20の開口周縁部23を嵌め込むことで、シール
カップ50は、サイドメンバアウタ20に固定される。
このように固定されたシールカップ50は、燃料キャッ
プFCの周辺部を、サイドメンバアウタ20とホイール
ハウスアウタ30との間のスペースSPへの水の進入を
防止して、このスペースSPに配線された電気系統など
を保護している。
【0018】図4に示すように、インレットフィラーパ
イプ40の先端には、口金60が装着されている。口金
60は、燃料キャップFCを着脱自在に装着するための
金属製の部材である。この口金60は、取付用スペース
61aを有する口金本体61を備えており、この取付用
スペース61aにインレットフィラーパイプ40のキャ
ップ保持部44が挿入されることによりインレットフィ
ラーパイプ40の先端部に装着されている。また、口金
本体61の内側部には、燃料キャップFCを止めるため
のネジ部62が形成されており、その底側部には、給油
ガンを位置決めするための位置決め部63が形成されて
いる。
【0019】図1、図2に戻り、インレットフィラーパ
イプ40の下流側に接続された接続パイプ80は、ゴム
または樹脂から形成されており、曲げ性を高めるための
蛇腹81を適宜箇所に備えている。よって、この接続パ
イプ80は、蛇腹81の形成箇所において容易に湾曲す
ると共に、直管部分においても少しは湾曲可能である。
そして、この接続パイプ80に、本実施例にあっては燃
料タンクFTの側に、以下に説明するプロテクタ85を
装着して有する。
【0020】図5は燃料管路に沿ったプロテクタ85の
概略断面図、図6はプロテクタ85の概略分解斜視図、
図7は図5の7−7線拡大断面図である。これら図面に
示すように、プロテクタ85は、接続パイプ80の形成
する燃料管路NKをプロテクタ装着箇所において湾曲軌
跡とし、この軌跡に倣わして接続パイプ80を保持する
ものであり、予め賦形成形される。このプロテクタ85
は、上下に分割形成された上部プロテクタ86と下部プ
ロテクタ87とを見切り線で接合して構成され、内部に
接続パイプ80を保持する湾曲孔85aを有する。この
見切り線は、この湾曲孔85aの軸線、即ち接続パイプ
80の燃料管路NKのうちプロテクタ85が規定する燃
料管路軌跡NKPとほぼ一致するようにされている。
【0021】上部プロテクタ86と下部プロテクタ87
は、共にEPDMゴム材料の型成形品であり、適宜間隔
で賦形形状保持用の芯材88を埋設して備え、接合面に
上半凹部溝86aと下半凹部溝87aを有する。この両
凹部溝は、上部プロテクタ86と下部プロテクタ87の
接合により、湾曲孔85aを形成する。この湾曲孔85
aの湾曲軌跡、即ち燃料管路軌跡NKPは、給油部FI
における給油口22と燃料タンクFTの位置関係を考慮
して、その設計段階で決定される。詳しく説明すると、
給油口22に対する燃料タンクFTの上下左右の位置ず
れ程度の他、燃料タンクFT周辺に存在する図示しない
ボディ構成部材等と干渉しないようにすること等をも考
慮して、湾曲孔85aの湾曲軌跡(燃料管路軌跡NK
P)は決定される。なお、プロテクタ85の外径は、既
述したホイールハウスアウタ30の開口部32の内径よ
り小さくされており、プロテクタ85を装着したまま接
続パイプ80をこの開口部32に車両外部から挿入でき
るようにされている。
【0022】この上部プロテクタ86と下部プロテクタ
87は、適宜な手法、例えばインサート成型により製造
できる。つまり、上記決定された燃料管路軌跡NKPに
倣って湾曲した芯材88を予め金型内に配置し、この金
型内キャビティにEPDMゴム材料を注入する。この
際、上半凹部溝86aと下半凹部溝87aは、接続パイ
プ80の外径より僅かに大きな径の半円形の凹部溝とな
るよう燃料管路軌跡NKPに倣って湾曲形成される。な
お、燃料管路軌跡NKPに沿って湾曲した環状体を芯材
88を用いて予めインサート成型し、この環状体を燃料
管路軌跡NKPを見切り線として上下に分割して、上部
プロテクタ86と下部プロテクタ87とすることもでき
る。
【0023】図2に戻り、接続パイプ80の下流側端部
に装着された逆止弁90は、弁室91aを形成するハウ
ジング91内に弁体92を備えており、この弁体92
は、スプリング93により閉弁方向に付勢されている。
逆止弁90は、通常の閉弁状態にあって燃料タンクFT
内の燃料蒸気の大気への飛散を防止し、一方、給油時に
燃料が逆止弁90に達すると、スプリング93の付勢力
に抗して弁体92が開いて燃料を燃料タンクFT内に導
く。逆止弁90のハウジング91には、係合部91bが
突設されており、燃料タンクFT側のタンク側取付部F
Taに係合することにより逆止弁90が燃料タンクFT
に取り付けられている。
【0024】次に、自動車の組立ラインにおいて、車体
に給油機構FSを取り付ける作業について説明する。給
油機構FSを取り付ける前の準備として、以下の作業を
予め行なう。まず、車体に燃料タンクFTを装着する。
また、給油機構FSのサブアッシー品を作成する。即
ち、インレットフィラーパイプ40のキャップ保持部4
4に口金60を固定するとともに接続部43に接続パイ
プ80を接続する。更に、プロテクタ85の装着とパイ
プ先端への逆止弁90の組み付けを行う。
【0025】プロテクタ85の装着に際しては、まず、
上部および下部のプロテクタの一方、例えば下部プロテ
クタ87の下半凹部溝87aに、接続パイプ80を湾曲
させながら押し込み配置する。次いで、この状態で、下
部プロテクタ87に上部プロテクタ86を接合・固定し
て、プロテクタ85を接続パイプ80に装着する。上下
のプロテクタ固定に当たっては、図示しないベルトやバ
ンドを用いたり、図8に示すように、下部プロテクタ8
7の接合面に設けた固定用凹部87bに、上部プロテク
タ86のアンカー用突部86bを嵌合させるようにする
こともできる。
【0026】プロテクタ装着と逆止弁組み付けが完了し
た給油機構FSのサブアッシー品では、接続パイプ80
にその外側から装着したプロテクタ85により、接続パ
イプ80の燃料管路NKをプロテクタ85が湾曲規定し
た燃料管路軌跡NKPに沿ったものとする。そして、こ
の燃料管路軌跡NKPに沿った燃料管路NKとしたま
ま、接続パイプ80をプロテクタ85で保持する。
【0027】次に、サイドメンバアウタ20の給油口2
2を通じて、車体の外側からシールカップ50を挿入
し、さらに上記の給油機構FSのサブアッシー品を、逆
止弁90の側からホイールハウスアウタ30の開口部3
2に挿入する。図9はホイールハウスアウタ30の開口
部32とインレットフィラーパイプ40との位置関係を
説明する説明図である。図9に示すように、ホイールハ
ウスアウタ30の開口部32には、挿入用切欠36が形
成されている。これによりサブアッシー品は支障なく開
口部32に挿入できる。すなわち、インレットフィラー
パイプ40から分岐したブリーザパイプ45を、この挿
入用切欠36に位置合わせし、この状態で、サブアッシ
ー品を挿入する。そして、インレットフィラーパイプ4
0のフランジ部42により、シールカップ50のカップ
底部51の周辺部を、ホイールハウスアウタ30との間
で挟持する(図2〜図4参照)。続いて、フランジ部下
面の係合クリップ42aを、車外側からカップ底部51
の貫通孔51a並びにホイールハウスアウタ30の貫通
孔30aに挿入することで、インレットフィラーパイプ
40を含み上記のサブアッシー品をホイールハウスアウ
タ30に固定する。さらに、図2に示すように、逆止弁
90を燃料タンクFTのタンク側取付部FTaに係合さ
せることにより取り付ける。これにより、給油機構FS
がサイドメンバアウタ20、ホイールハウスアウタ30
に固定されるとともに、燃料タンクFTに接続される。
【0028】上記給油機構FSの組付作業において、イ
ンレットフィラーパイプ40や接続パイプ80を含むサ
ブアッシー品をサイドメンバアウタ20の給油口22を
通じて、自動車の外側から取り付けることができる。よ
って、給油機構FSを車体の下側から組み付けるような
作業を必要としないから、作業性に優れている。
【0029】しかも、このサブアッシー品では、接続パ
イプ80に装着したプロテクタ85により、プロテクタ
85が湾曲規定した燃料管路軌跡NKPに沿った燃料管
路NKとしたまま、接続パイプ80をプロテクタ85で
保持する。このプロテクタ85が規定する燃料管路軌跡
NKPは給油口22と燃料タンクFTの位置関係に応じ
た湾曲軌跡である。よって、接続パイプ80へのプロテ
クタ85の装着という簡単な作業で、給油口22と燃料
タンクFTの位置関係に応じた湾曲軌跡の燃料管路NK
を形成したサブアッシー品とできる。このため、給油機
構FSの車両への組み付けに熟練を必要とせず、作業の
簡便化を図ることができる。更に、外部で衝撃が起きた
としても、プロテクタ85により接続パイプ80を保護
することができる。更に、このプロテクタ85を耐炎性
を有するEDPMゴム材料としたので、プロテクタ85
による接続パイプ80の保持箇所において耐炎性を発揮
できる。
【0030】加えて、インレットフィラーパイプ40を
ホイールハウスアウタ30に取り付ける際に、シールカ
ップ50のカップ底部51をインレットフィラーパイプ
40のフランジ部42とホイールハウスアウタ30とに
より挟持することにより、シールカップ50の装着作業
と同時に、燃料キャップFCの周辺部を、サイドメンバ
アウタ20とホイールハウスアウタ30との間のスペー
スSPに対してシールすることができる。しかも、シー
ルカップ50のカップ底部51がインレットフィラーパ
イプ40のフランジ部42とホイールハウスアウタ30
との間をシールするシール部材の作用を兼用し、別のシ
ール部材を必要としないから、構成を簡単にすることが
できる。
【0031】また、インレットフィラーパイプ40の固
定に際しては、フランジ部42の係合クリップ42aを
貫通孔に係合させ、このクリップの弾性変形により抜止
め並びに固定を図った。よって、部品点数を減少できる
とともに、ワンタッチの装着作業で行なうことができ、
作業性にいっそう優れている。
【0032】次に、プロテクタ85の変形例について説
明する。図10は、変形例のプロテクタ100の概略斜
視図である。図示するように、このプロテクタ100
は、両端にC字状の保持部101を有し、両保持部をブ
リッジ102で連結している。ブリッジ102は、図示
する燃料管路軌跡NKPに沿って湾曲しており、両保持
部をこの燃料管路軌跡NKPの端部に位置させている。
この場合、ブリッジ102は、略半円状の断面となるよ
うにされている。このプロテクタ100によっても、各
保持部を一旦開いてから接続パイプ80をこの保持部1
01で保持すれば、その保持部分においては、接続パイ
プ80を燃料管路軌跡NKPに沿って湾曲させて保持で
きる。よって、この変形例のプロテクタ100によって
も、上記したプロテクタ85を装着した場合と同様に作
業の簡便化を図ることができる。なお、図示するよう
に、接続パイプ80をプロテクタ100の装着箇所にお
いて蛇腹81を有するものとすれば、接続パイプ80の
湾曲保持が容易となる。
【0033】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば、以下
の構成をとることができる。
【0034】プロテクタを上下に均等の半分割とした
が、上下の分割比が2/3〜1/3の範囲となるように上
下に分割するようにしても良い。2/3の上下分割比で
形成したプロテクタにあっては、パイプ装着時の形状保
持性が向上するため好ましい。 図11に示すように、上部プロテクタ86と下部プ
ロテクタ87を連結部85bを介して一体成形するよう
変形することもできる。この変形例では、図8にも示し
たように下部プロテクタ87の接合面に固定用凹部87
bを形成し、上部プロテクタ86には、固定用凹部87
bに嵌合するアンカー用突部86bを有する。そして、
この変形例によれば、連結部85bを中心にして上部プ
ロテクタ86を下部プロテクタ87の側に折り曲げるこ
とで、パイプ部への装着が完了し、その際には、固定用
凹部87bにアンカー用突部86bが嵌合して上部プロ
テクタ86と下部プロテクタ87とが一体となる。よっ
て、上部・下部プロテクタが一体なために部品管理が容
易となる。また、固定用凹部87bにアンカー用突部8
6bを位置合わせしながら上部・下部プロテクタを組み
付ける必要がないので、部品管理の簡略化に加え、作業
性も向上する。 プロテクタの分割形成に際し、上下に分割したが燃
料管路軌跡NKPに沿って分割すればよく、分割方向は
成形性や作業性を考慮して決定すればよい。例えば、左
右に分割したようなプロテクタとすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる自動車の燃料タンク
FTへ燃料を給油するための給油機構FSの概略斜視図
である。
【図2】この給油機構FSを直線状に展開した上でその
主要部を一部破断して示す断面図である。
【図3】自動車の給油部FIの付近を示す断面図であ
る。
【図4】給油部FIを組み付ける前の断面図である。
【図5】燃料管路NKに沿ったプロテクタ85の概略断
面図である。
【図6】このプロテクタ85の概略分解斜視図である。
【図7】図5の7−7線拡大断面図である。
【図8】上部プロテクタ86と下部プロテクタ87の固
定の様子を説明するための説明図である。
【図9】ホイールハウスアウタ30の開口部とインレッ
トフィラーパイプ40との位置関係を説明する説明図で
ある。
【図10】変形例のプロテクタ100を説明するための
説明図である。
【図11】また別の変形例のプロテクタ110を説明す
るための説明図である。
【図12】従来の技術にかかる給油機構を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
20…サイドメンバアウタ 21…給油蓋 22…給油口 23…開口周縁部 30…ホイールハウスアウタ 30a…貫通孔 32…開口部 36…挿入用切欠 40…インレットフィラーパイプ 40a…注入口 40b…通路 41…パイプ本体 42…フランジ部 42a…係合クリップ 43…接続部 43a…シール突条 44…キャップ保持部 45…ブリーザパイプ 45a…ブリーザパイプ接続部 50…シールカップ 51…カップ底部 51a…貫通孔 52…側壁部 54…固定用凹所 60…口金 61…口金本体 61a…取付用スペース 62…ネジ部 63…位置決め部 80…接続パイプ 81…蛇腹 85…プロテクタ 85a…湾曲孔 86…上部プロテクタ 86a…上半凹部溝 86b…アンカー用突部 87…下部プロテクタ 87a…下半凹部溝 87b…固定用凹部 88…芯材 90…逆止弁 91…ハウジング 91a…弁室 91b…係合部 92…弁体 93…スプリング 100…プロテクタ 101…保持部 102…ブリッジ FC…燃料キャップ FI…給油部 FS…給油機構 FT…燃料タンク FTa…タンク側取付部 NK…燃料管路 NKP…燃料管路軌跡 SP…スペース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の燃料タンクに車両外板の給油口か
    ら燃料を導くための給油機構であって、 前記給油口から前記燃料タンクに至るまでの燃料管路を
    形成するパイプ部であって、前記燃料管路の軌跡が湾曲
    軌跡となるように湾曲可能な前記パイプ部と、 前記パイプ部に外部から装着されると共に、装着箇所に
    おける前記燃料管路の軌跡を湾曲軌跡に決定するよう賦
    形成形済みの装着部材であって、前記パイプ部への装着
    により、前記装着箇所において前記パイプ部を前記湾曲
    軌跡に倣った湾曲状態で保持する装着部材と、 を備えたことを特徴とする給油機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給油機構であって、 前記装着部材は、その装着箇所において前記パイプ部の
    プロテクタとして機能する、給油機構。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の給油機構で
    あって、 前記装着部材は、耐炎性を有する材料から形成されてい
    る、給油機構。
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