JP4990081B2 - 燃料給油装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料給油装置に関し、詳しくは燃料キャップがねじ込み装着されるリテーナと給油ガンを案内するガン案内部材とを有する燃料給油装置に関する。
こうした燃料給油装置は、車両等の燃料タンクへの給油に用いられ、リテーナとガン案内部材の組み付け手法が種々提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献では、リテーナとインレットパイプにてガン案内部材を挟持することが提案されている。
実開平2−64430号公報
上記した燃料給油装置は、リテーナとインレットパイプにてガン案内部材を挟持した状態で車両ボディの給油口に組み込まれることから、この組込後において、ガン案内部材の姿勢が問題視されることがある。つまり、ガン案内部材は、給油ガンをテーパ形状や湾曲形状のガン案内部で案内しつつガン先端をガン案内部材の開口内部のインレットパイプに入り込ませるのであるが、このガン案内部が車両ボディ給油口において上側にあったりすると給油ガンの案内に支障が出て、給油ガン挿入作業がしづらくなる。このため、リテーナのねじ込み装着を行う作業工程において、ガン案内部材の姿勢を目視する必要があり、作業性の低下が危惧されていた。
本発明は、上記した課題を踏まえ、給油ガンを案内するガン案内部材をリテーナに対して組み付ける際の作業性を高めることをその目的とする。
上記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明では、以下の構成を採用した。
[適用:燃料給油装置]
燃料給油装置であって、
燃料キャップがねじ込み装着されるキャップ装着部と該キャップ装着部より拡径して前記キャップ装着部に連結形成された筒状の拡径部とを有するリテーナと、
該リテーナの開口に差し込まれた給油ガンを案内するガン案内部材と、
該ガン案内部材を包囲した状態で前記拡径部に挿入して装着されて前記ガン案内部材より下流側の燃料流路を形成し、前記拡径部に設けられた保持部により抜止された筒状体のフィラーネックと、
前記フィラーネックは、
前記ガン案内部材の回転止めと抜止とを図った上で前記拡径部に挿入され、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部を前記キャップ装着部と前記拡径部との連結箇所に対向させて、前記保持部により抜止保持されている
ことを要旨とする。
上記構成の燃料給油装置では、燃料キャップがねじ込み装着されるリテーナは、燃料キャップ装着部と当該装着部より拡径した筒状の拡径部とを連結して備える。そして、このリテーナの拡径部には、ガン案内部材を包囲して装着済みの筒状体のフィラーネックが挿入され、当該フィラーネックは、拡径部に設けられた保持部にて抜止される。こうして拡径部への挿入・抜止がなされたフィラーネックは、ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部を燃料キャップの装着部と拡径部との連結箇所に対向させている。
その一方、フィラーネックに装着されたガン案内部材は、リテーナの拡径部へのフィラーネックの挿入前の状態において、このフィラーネックに対して回転止めと抜止とが図られている。よって、リテーナの拡径部へのフィラーネックの挿入作業を行う際には、フィラーネックとガン案内部材との位置関係は既に定まっているので、リテーナの拡径部へのフィラーネックの挿入作業においてガン案内部材の姿勢目視が不要となり、作業性が高まる。この場合、リテーナの拡径部とフィラーネックとの位置決めを行っておけば、リテーナの拡径部へのフィラーネックの挿入作業に際して、リテーナ、詳しくはリテーナの拡径部とガン案内部材との位置関係を配慮する必要がないので、より作業性が高まる。
上記した燃料給油装置は、次のような態様とすることができる。例えば、前記フィラーネックを、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部に凹所を備えるものとし、前記ガン案内部材を、前記リテーナの側のガン案内部材端部に前記凹所に入り込む突出部を備えるものとし、前記突出部を前記連結箇所に対向させる。こうすれば、ガン案内部材の突出部を介して、ガン案内部材の回転止めを簡便に行うことができると共に、連結箇所とフィラーネックの端部にて、ガン案内部材を挟持できる。
また、ガン案内部材の前記突出部を前記フィラーネックの前記凹所に嵌合するようにすれば、凹所への突出部の嵌合により、フィラーネックに対するガン案内部材の回転止めばかりか抜止も図ることができる。
この他、前記ガン案内部材を、前記フィラーネックに包囲される範囲の側壁に係合部を備えるものとし、前記フィラーネックを、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体周壁に前記係合部と係合して少なくとも抜止作用を果たす被係合部を備えるものとできる。こうすれば、ガン案内部材の係合部をフィラーネックの被係合部に係合することで、フィラーネックに対するガン案内部材の抜止を簡便に図ることができる。
この場合、係合部を、前記ガン案内部材の側壁から突出し該側壁の内側に退避可能な弾発フックとし、被係合部を、前記弾発フックが入り込む凹所または穴とすれば、フィラーネックにガン案内部材を装着するだけで、フィラーネックに対してガン案内部材をより簡便に抜止できる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。図1は本発明の実施例としての燃料給油装置10の全体構成を概略的に分解して示す説明図、図2は燃料給油装置10を図1における2−2線にて破断して示す断面図、図3は燃料給油装置10を図1における3−3線にて破断して示す断面図である。
図示するように、燃料給油装置10は、燃料キャップFCの装着対象となるリテーナ100を備え、その下流には、ガン案内部材130を介在させてフィラーネック150を備え、これらを後述のカバーで覆う。金属製のリテーナ100は、その開口端側にテーパ状のシール面102を備え、その下方側を、キャップ装着部106と筒状の胴体部108とする。キャップ装着部106は、燃料キャップFCのねじ込み部位であり、当該キャップの雌ネジと螺合する雄ネジ104を有する。胴体部108は、キャップ装着部106より拡径して形成され、連結段部110を介してキャップ装着部106に連結形成されている。また、このリテーナ100は、胴体部108の下端側にカシメ部112を円周上等ピッチに3箇所備え、このカシメ部により、胴体部108に後述するように装着されたフィラーネック150を抜止保持する。この他、リテーナ100は、胴体部108の下端に、フィラーネック150の位置決めのための切欠114を備える。
ガン案内部材130は、樹脂成型品であり、リテーナ100の開口に差し込まれた図示しない給油ガンを案内するためフィラーネック150の開口端に装着される。ガン案内部材130は、上端側の円筒部132を底部134に案内部136にて保持し、図2や図3に示すように、案内部136の内壁を内側に窪ませることで図示しない給油ガンの案内機能を果たしつつ、この窪んだ案内部136にてガン挿入孔137を形成する。底部134は、ほぼその外周全域においてフィラーネック150の内周壁に接触することで、フィラーネック150におけるガン案内部材130の姿勢維持、延いては案内機能を果たす案内部136の姿勢維持を図る。この場合、底部134と案内部136との間には、適宜間隔でリブ138が形成され、上記姿勢維持の信頼性が高められている。
また、ガン案内部材130は、案内部136に、給油時のエア抜きのための開口139を備えるほか、円筒部132の上端にはその外周から突出した突出片140を備え、円筒部132の側壁には弾発フック142を備える。突出片140は、本実施例では円筒部上端に2箇所形成され、弾発フック142は円筒部周壁に2箇所形成され、この突出片140と弾発フック142は、後述のフィラーネック150における凹所等と相まって、ガン案内部材130の後述の回転止め・抜止および周方向の装着位置を規定する。この周方向の装着位置規定は、いわゆる逆付け防止のためであり、ガン案内部材130における円筒部132の周方向において、弾発フック142と弾発フック142の形成ピッチを所定の関係とすることで達成される。
フィラーネック150は、樹脂成型品であり、リテーナ100の胴体部108に挿入して装着され、リテーナ100に続く流路を形成すべく、筒状体のネック本体152と、インレットパイプ接続筒部154と、ブリーザパイプ接続筒部156とを備える。インレットパイプ接続筒部154は、ネック本体152の下端に連設されてインレットパイプIPに接続され、給油ガンからの燃料をインレットパイプIPに導く。ブリーザパイプ接続筒部156は、ネック本体152の側壁下端側に形成された開口158の周囲から斜めに突出して図示しないブリーザパイプと接続され、図示しない燃料タンクの燃料蒸気の余剰分を開口158を経てフィラーネック150に導く。この場合、開口158の開口位置は、ネック本体152に装着されたガン案内部材130の案内部136と対向するよう設定されているので、燃料タンクからの余剰燃料蒸気は、案内部136の裏面およびリブ138に一旦衝突した後に、ガン案内部材130のガン挿入孔137や開口139からガン案内部材130の内部に達する。
ネック本体152は、本体上端側を、リテーナ100の胴体部108に隙なく挿入される外径の厚肉部153とし、この厚肉部上端の開口周縁には、ガン案内部材130の突出片140が入り込む凹所160を備え、厚肉部側壁には、ガン案内部材130の弾発フック142が入り込む貫通孔162を備える。また、ネック本体152は、厚肉部153の側壁面に形成した環状凹所164にシール用のOリング166を装着して備える他、厚肉部153に連設して突起168を有する。この突起168は、リテーナ100の下端に設けた切欠114に入り込むことで、リテーナ100とフィラーネック150との位置決め機能を果たす。
ここで、カバーの説明に先立ち、上記したリテーナ100とガン案内部材130とフィラーネック150の組み付けの様子について説明する。
リテーナ100へのフィラーネック150の装着の前に、まず、ガン案内部材130をフィラーネック150に装着する。つまり、ガン案内部材130を、その底部134の側からフィラーネック150のネック本体152に挿入する。この場合、ガン案内部材130の円筒部132および底部134は、ネック本体152に挿入可能でネック本体152の内部において不用意なガタが生じないよう、その外径が規定されている。ガン案内部材130の挿入過程では、弾発フック142は、ネック本体152の内壁に接して内側に退避しているが、弾発フック142がフィラーネック150の貫通孔162に達すると弾発して、この貫通孔162に入り込む。この状態では、ガン案内部材130の突出片140にあってもフィラーネック150の凹所160に入り込む。これにより、ガン案内部材130は、図2や図3に示すように、その上端がフィラーネック150の上端とほぼ面一となる状態で、フィラーネック150に包囲されると共に、凹所160への突出片140の入り込みおよび貫通孔162への弾発フック142の入り込みにより、フィラーネック150に対してのガン案内部材130の回転止めと抜止がなされる。この場合、ブリーザパイプ接続筒部156の開口158に対しても、既述したようにガン案内部材130の案内部136とリブ138が対向するようになる。
上記したようにガン案内部材130を包囲して装着済みのフィラーネック150は、リテーナ100の胴体部108に挿入される。このフィラーネック挿入は、フィラーネック150の突起168がリテーナ100の切欠114に入り込むようにしてなされると共に、フィラーネック150における厚肉部153の上端がリテーナ100の連結段部110に対向して近接もしくは当接するようになされる。その後、リテーナ100のカシメ部112を内側に押圧すると、図2や図3に示すように、このカシメ部112は、厚肉部153の下端部に係合して、フィラーネック150を抜止する。これにより、ガン案内部材130は、フィラーネック150に対する回転止めと抜止がなされた上で、リテーナ100の連結段部110とフィラーネック150(詳しくは、厚肉部153)の上端部にて、挟持され、リテーナ100とガン案内部材130およびフィラーネック150は一体のサブアッシー品となる。
次に、上記したサブアッシー品を覆うカバーについて説明する。本実施例の燃料給油装置10は、分割形成された樹脂製のカバー170R、170Lを有する。このカバー170Rとカバー170Lは、上記のサブアッシー品におけるリテーナ100の左右方向から接合されてリテーナ100を取り囲む。そして、この両カバーは、リテーナ100におけるキャップ装着部106を含んで取り囲む上流側カバー部172R、172Lと、当該カバー部に続いて形成されてリテーナ100の下端部領域を取り囲む下流側カバー部174R、174Lとに分けて形成されている。この場合、カバー170Rとカバー170Lは、それぞれの接合面の上下端に設けた係合爪175を係合凹所176に入れ込むことで、接合・一体化する。
上記したようにカバーで覆われた燃料給油装置10は、車両ボディの給油口への組み付け後の状態において、上流側カバー部172R、172Lをボディ装着孔BHに装着させている。この場合、図示しない係合具により、燃料給油装置10は、車両ボディに固定される。一方、下流側カバー部174R、174Lについては、これらをボディ装着孔BHの下方側に位置させ、下流側カバー部174Rは、その下端側にフィルタ収納容器200を装着して備える。この容器の装着は、下流側カバー部174Rの下端の容器カバー部179に設けた貫通孔180に、フィルタ収納容器200の係合フック202を入り込ませることでなされる。フィルタ収納容器200のフィルタ収納領域210には、図示しないエアフィルタが装着され、フィルタ収納容器200からは図示しない燃料タンクに装着済みのキャニスタ(図示せず)までパージ配管(図示せず)が配設されている。
次に、上記したカバー170R、170Lが形成するエア流路について説明する。このカバー170R、170Lは、それぞれの上流側カバー部172R、172Lの上端縁をリテーナ100におけるシール面102の裏面から離しているので、カバー上端においてエア導入部178を形成する。このエア導入部178から下流側カバー部174Rのフィルタ収納容器200のフィルタ収納領域210までのエア流路は、エア導入部178に繋がる上流側カバー部上端側の上流側エア流路190と、上流側カバー部下端側から下流側カバー部に亘る下流側エア流路192とを含み、これら流路は、リテーナ100におけるキャップ装着部106および連結段部110の外周にエア通気可能に形成されている。そして、下流側エア流路192は、下流側カバー部174Rの外周に設けた通気用凸部182の内部の通気口184を経てフィルタ収納容器200のフィルタ収納領域210と連通している。これにより、図示しないキャニスタのパージの際には、エアは、エア導入部178から上流側エア流路190に入り込んで当該流路を通過した後に下流側エア流路192に達し、通気口184を経てフィルタ収納領域210のフィルタ(図示せず)を通過した後、キャニスタに導入される。
以上説明したように、本実施例の燃料給油装置10では、フィラーネック150をリテーナ100の胴体部108に装着するに当たり、それ以前において、ガン案内部材130を、フィラーネック150に対して既述したように回転止めと抜止とを図った上で、フィラーネック150に装着する。つまり、フィラーネック150とガン案内部材130との位置関係を予め定めた上で、フィラーネック150をリテーナ100の胴体部108に挿入させ、カシメ部112にてフィラーネック150の抜止を行えばよい。従って、胴体部108へのフィラーネック150の挿入作業においては、ガン案内部材130がどんな姿勢にあるのかと言った目視確認が不要となるので、当該挿入作業の作業性は高まる。しかも、本実施例の燃料給油装置10では、リテーナ100の切欠114にフィラーネック150の突起168が入り込むようにして、胴体部108とフィラーネック150との位置決めを行うので、胴体部108へのフィラーネック150の挿入作業に際しては、リテーナ100、詳しくはその胴体部108とフィラーネック150との位置関係を配慮する必要がない。このため、この点でも胴体部108へのフィラーネック150の挿入作業性が高まる。
また、本実施例の燃料給油装置10では、ガン案内部材130とフィラーネック150との回転止めを、フィラーネック150に設けた凹所160にガン案内部材130の上端の突出片140を入り込ませることで達成した。よって、凹所への突出片入り込みという単純な構成で、フィラーネック150に対するガン案内部材130の回転止めを簡便に行うことができる。しかも、ガン案内部材130を、その上端がフィラーネック150とほぼ面一とした上で、連結段部110とフィラーネック150にて挟持するので、ガン案内部材130の不用意なガタを生じさせないようにできる。
この他、フィラーネック150に対するガン案内部材130の抜止を、フィラーネック150の貫通孔162へのガン案内部材130の弾発フック142の係合により、簡便に達成できる。
また、本実施例の燃料給油装置10では、給油ガンを案内するガン案内部材130をフィラーネック150に装着するに当たり、ガンの案内を果たす案内部136を底部134と連設し、フィラーネック150(詳しくはネック本体152)の内壁に底部134のほぼ外周全域が接触するようにした。このため、フィラーネック150におけるガン案内部材130の姿勢、延いては案内機能を果たす案内部136の姿勢を高い信頼性で維持できるので、給油ガンの案内機能を損なうことがない。しかも、底部134と案内部136との間に設けたリブ138により、こうした姿勢維持の信頼性はより高まり、好ましい。
更に、本実施例の燃料給油装置10では、ブリーザパイプ接続筒部156からの余剰燃料蒸気をフィラーネック150に導入するに当たり、ブリーザパイプ接続筒部156の開口158をガン案内部材130の案内部136に対向させ、余剰燃料蒸気がこの案内部136の裏面およびリブ138に衝突するようにした。よって、次の利点がある。
余剰燃料蒸気は、案内部136の裏面およびリブ138に衝突した後、リブ138を迂回しつつ案内部136の裏面を回り込み、ガン案内部材130の複数の開口139からフィラーネック150の内部に達する。通常、余剰燃料蒸気には、燃料が蒸気にならないままの状態の燃料飛沫が含まれているが、上記した蒸気の衝突により、燃料飛翔は案内部136やリブ138に跳ね返される、或いはこれらの表面に付着する。よって、余剰燃料蒸気に含まれる燃料飛翔は蒸気分から分離されることになり、燃料飛翔が燃料キャップFC脱着の際に大気に不用意に放出されるような事態を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態を実施例にて説明したが、本発明は上記した実施例や変形例の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。例えば、ガン案内部材130の突出片140をフィラーネック150の凹所160に嵌合するようにすれば、凹所への突出部の嵌合により、ガン案内部材130を、フィラーネック150に対して回転止めできると共に、その抜止も図ることができる。
本発明の実施例としての燃料給油装置10の全体構成を概略的に分解して示す説明図である。 燃料給油装置10を図1における2−2線にて破断して示す断面図である。 燃料給油装置10を図1における3−3線にて破断して示す断面図である。
符号の説明
10…燃料給油装置
100…リテーナ
102…シール面
104…雄ネジ
106…キャップ装着部
108…胴体部
110…連結段部
112…カシメ部
114…切欠
130…ガン案内部材
132…円筒部
134…底部
136…案内部
137…ガン挿入孔
138…リブ
139…開口
140…突出片
142…弾発フック
150…フィラーネック
152…ネック本体
153…厚肉部
154…インレットパイプ接続筒部
156…ブリーザパイプ接続筒部
158…開口
160…凹所
162…貫通孔
164…環状凹所
166…Oリング
168…突起
170L…カバー
170R…カバー
172R…上流側カバー部
174R…下流側カバー部
175…係合爪
176…係合凹所
178…エア導入部
179…容器カバー部
180…貫通孔
182…通気用凸部
184…通気口
190…上流側エア流路
192…下流側エア流路
200…フィルタ収納容器
202…係合フック
210…フィルタ収納領域
FC…燃料キャップ
BH…ボディ装着孔
IP…インレットパイプ

Claims (4)

  1. 燃料給油装置であって、
    燃料キャップがねじ込み装着されるキャップ装着部と該キャップ装着部より拡径して前記キャップ装着部に連結形成された筒状の拡径部とを有するリテーナと、
    該リテーナの開口に差し込まれた給油ガンを案内するガン案内部材と、
    該ガン案内部材を包囲した状態で前記拡径部に挿入して装着されて前記ガン案内部材より下流側の燃料流路を形成し、前記拡径部に設けられた保持部により抜止された筒状体のフィラーネックとを備え、
    前記フィラーネックは、
    前記ガン案内部材の回転止めと抜止とを図った上で前記拡径部に挿入され、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部を前記キャップ装着部と前記拡径部との連結箇所に対向させて、前記保持部により抜止保持されていると共に、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部に凹所を備え、
    前記ガン案内部材は、
    前記凹所に入り込む突出部を、前記リテーナの側のガン案内部材端部に備え、前記突出部を、前記連結箇所に対向させた上で、前記フィラーネックの前記凹所に嵌合させ、
    前記ガン案内部材の上面は、前記フィラーネックの上端と面一とされている燃料給油装置。
  2. 請求項1に記載の燃料給油装置であって、
    前記ガン案内部材は、前記フィラーネックに包囲される範囲の側壁に係合部を備え、
    前記フィラーネックは、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体周壁に前記係合部と係合して少なくとも抜止作用を果たす被係合部を備える
    燃料給油装置。
  3. 請求項2に記載の燃料給油装置であって、
    前記係合部は、前記ガン案内部材の側壁から突出し該側壁の内側に退避可能な弾発フックとされ、
    前記被係合部は、前記弾発フックが入り込む凹所または穴とされている
    燃料給油装置。
  4. 料給油装置であって、
    燃料キャップがねじ込み装着されるキャップ装着部と該キャップ装着部より拡径して前記キャップ装着部に連結形成された筒状の拡径部とを有するリテーナと、
    該リテーナの開口に差し込まれた給油ガンを案内するガン案内部材と、
    該ガン案内部材を包囲した状態で前記拡径部に挿入して装着されて前記ガン案内部材より下流側の燃料流路を形成し、前記拡径部に設けられた保持部により抜止された筒状体のフィラーネックとを備え、
    前記フィラーネックは、
    前記ガン案内部材の回転止めと抜止とを図った上で前記拡径部に挿入され、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部を前記キャップ装着部と前記拡径部との連結箇所に対向させて、前記保持部により抜止保持されていると共に、前記ガン案内部材を包囲する側の筒状体端部に凹所を備え、
    前記ガン案内部材は、
    前記凹所に入り込む突出部を、前記リテーナの側のガン案内部材端部に備え、前記突出部を、前記連結箇所に対向させた上で、前記フィラーネックの前記凹所に嵌合させている燃料給油装置。
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