JP6639016B2 - フィラーパイプの入口部の構造 - Google Patents

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本発明は、給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部の構造に関する。
図4に示すように、車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するためにフィラーパイプ110が取付けられている。
フィラーパイプ110には、注入口111に給油ガン130の先端部131を挿入して燃料を注入している。
このとき、給油ガン130の先端を保持するとともに、燃料の流れを安定させるために、フィラーパイプ110の入口部112から入り込んだ内部にノズルガイド120を設けて、ノズルガイド120の先端部分をパイプ状に長く伸ばして形成するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この場合には、フィラーパイプ110とノズルガイド120は、金属製であり、重量を軽減させる要望がある。また、フィラーパイプ110の全体の形状や入口部112の形状を自由に形成することができるために、フィラーパイプ110を合成樹脂製にすることが行われている。
この場合には、図5に示すように、フィラーパイプの先端にフィラーパイプとは別にリテーナ220を形成して取付けているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
リテーナ220は、内部に合成樹脂製のノズルガイド230が設けられるとともに、入口部212に剛性を向上させるために、金属製のリテーナ240が取付けられている。
リテーナ220の入口部212の内面には、燃料キャップ250を取付けるためのネジ部213が形成されている。
そして、リテーナ220の入口部212とリテーナ240との間から燃料が外部に漏れることを防止するためにシールリング241が取付けられている。
この場合には、入口部212のネジ部213は、合成樹脂製であるため、給油ガン130を挿入するときに、給油ガン130の先端部131がネジ部213に当接して、ネジ部213を削る場合がある。この場合に、燃料キャップ250を入口部212に保持することができなくなるとともに、燃料キャップ250のシールリング251へのシール圧力にばらつきが生じて、燃料キャップ250のシールリング251のシール性が低下する恐れがあった。
特開2009−18755号公報 特開2015−67018号公報
そこで本発明は、製造が容易で、シール性の高いフィラーパイプの入口部の構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部の構造において、
フィラーパイプの入口部に、燃料キャップを取付けるリテーナと、給油ガンを保持するノズルガイドを取付け、ノズルガイドは、ノズルガイドの先端がリテーナとフィラーパイプの入口部の先端で挟持され、
リテーナは、合成樹脂で形成され、内面に金属製又は硬質合成樹脂製のカラー部材が一体的に取付けられ、カラー部材は、燃料キャップのネジ部を取付けるカラー部材のネジ部が形成されたことを特徴とするフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項1の本発明ではノズルガイドを有するため、給油ガンをフィラーパイプの入口部に挿入するときに、給油ガンをノズルガイドが案内して、所定の位置に保持することができ、燃料の注入を確実にすることができる。
ノズルガイドは、ノズルガイドの先端がリテーナとフィラーパイプの入口部の先端で挟持されたため、リテーナとフィラーパイプを組付けるときに、ノズルガイドの先端を挟持して、ノズルガイドを強固に保持することができる。
フィラーパイプの入口部に、燃料キャップを取付けるリテーナを設けているため、車体給油口の形状に合わせてリテーナを形成することができ、リテーナで燃料キャップを確実に保持することができる。
リテーナは、合成樹脂で形成されているため、重量を軽減することができるとともに、リテーナの形状をフィラーパイプや燃料キャップの形状に合わせて自由に形成することができる。
リテーナは、内面に金属製又は硬質合成樹脂製のカラー部材が一体的に取付けられている。このため、リテーナを合成樹脂で形成しても、リテーナの剛性を向上させることができる。
カラー部材は、燃料キャップのネジ部を取付けるカラー部材ネジ部が形成されている。このため、給油ガンの挿入時にカラー部材のネジ部が給油ガンの先端部により、削られることがなく、カラー部材のネジ部により燃料キャップを強固に取付けて、シール性を向上させることができる。カラー部材は、燃料キャップのネジ部が係合するカラー部材ネジ部が形成されているため、カラー部材ネジ部の剛性が大きく、燃料キャップをリテーナに確実に保持することができる。
請求項2の本発明は、リテーナのカラー部材が取付けられたよりも奥にノズルガイドを取付けたフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項2の本発明では、リテーナのカラー部材が取付けられたよりも奥にノズルガイドを取付けたため、カラー部材により案内された給油ガンの先端部をノズルガイドにより保持することができる。
請求項3の本発明は、カラー部材は、入口側の先端が、リテーナの内部に埋設されているフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項3の本発明では、カラー部材は、入口側の先端が、リテーナの内部に埋設されているため、カラー部材をリテーナに強固に取付けることができるとともに、ノズルガイドの先端がカラー部材に当接しても、カラー部材の先端がノズルガイドの先端をリテーナから外すことがなく、カラー部材がリテーナから外れることがない。
請求項4の本発明は、フィラーパイプは合成樹脂で形成され、リテーナと一体的に溶着しているフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項4の本発明では、フィラーパイプは合成樹脂で形成され、リテーナと一体的に溶着しているため、フィラーパイプにリテーナを強固に取付けることができるとともに、リテーナとフィラーパイプの入口部の間に隙間がなく、燃料が漏れることがない。また、ノズルガイドの先端をフィラーパイプの入口部とリテーナが強固に挟持することができる。
請求項5の本発明は、フィラーパイプの入口部とリテーナは合成樹脂で一体的に形成され、カラー部材とノズルガイドは金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成されているフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項5の本発明では、フィラーパイプとリテーナは合成樹脂で一体的に形成され、カラー部材とノズルガイドは金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成されているため、フィラーパイプにリテーナを一緒に形成することができるとともに、カラー部材とノズルガイドを同時にフィラーパイプとリテーナに取付けて、インサート成形により、一緒に形成することができる。
請求項6の本発明は、金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成されたカラー部材と
ノズルガイドが、リテーナとフィラーパイプの入口部の内面に取付けられフィラーパイプの入口部の構造である。
請求項6の本発明では、金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成されたカラー部材とノズルガイドがリテーナとフィラーパイプの入口部の内面に取付けられている。このため、リテーナとフィラーパイプの入口部を形成するときに、カラー部材とノズルガイドを同時にインサート成形して、リテーナとフィラーパイプの入口部の内部に一体的に取付けることができる。
リテーナは、合成樹脂で形成されているため、重量を軽減することができるとともに、リテーナの形状を自由に形成することができる。リテーナは、内面に金属製又は硬質合成樹脂製のカラー部材が一体的に取付けられ、カラー部材は、燃料キャップを取付けるネジ部が形成されたため、リテーナの剛性を向上させることができる。また、カラー部材のネジ部が給油ガンの先端部により、削られることがなく、カラー部材のネジ部により燃料キャップのネジ部を強固に螺合して、シール性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの入口部に、リテーナとノズルガイドを取付けた部分の断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すもので、フィラーパイプの入口部に、リテーナを一致的に形成し、内部にノズルガイドを取付けた部分の断面図である。 本発明の第1の実施の形態のフィラーパイプの入口部を成形する金型の断面図である。 従来のフィラーパイプの入口部にノズルガイドを取付けた部分の断面図である。 従来の他のフィラーパイプの入口部にリテーナとノズルガイドを取付けた部分の断面図である。
本発明は、自動車の車体に設けられた車体給油口から自動車用燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプ10のフィラーパイプ入口部11に、リテーナ20とノズルガイド30を取付けたフィラーパイプ入口部11の構造に関するものである。リテーナ20は、燃料キャップ40をねじ止めする。ノズルガイド30は、給油ガンの先端部を保持して、燃料の注入をスムーズにする。
本発明の実施の形態を、第1の実施の形態について、図1に基づき説明し、第2の実施の形態について、図2に基づき説明する。
本発明の第1の実施の形態において、図1に示すように、フィラーパイプ10の先端部分は、ノズルガイド30を保持するフィラーパイプ入口部11を形成する。フィラーパイプ入口部11は、フィラーパイプ入口部11の先端に形成され、ノズルガイド30をリテーナ20とともに挟持するフィラーパイプ入口先端部12を有する。
さらに、フィラーパイプ10は、フィラーパイプ入口部11から延設されるフィラーパイプ本体部13と、フィラーパイプ入口部11の中央付近、又は、フィラーパイプ入口部11とフィラーパイプ本体部13の連結部付近から一体的に形成されるブリーザパイプ14を有している。
フィラーパイプ入口部11は、フィラーパイプ本体部13から入口方向に向けて徐々に内径を膨らませるように形成されている。フィラーパイプ入口部11の中央付近で、上述のようにブリーザパイプ14が一体的に形成されている。フィラーパイプ入口部11の先端付近では、内径方向に屈曲して、フィラーパイプ入口部段部11aが形成されている。フィラーパイプ入口部段部11aから、フィラーパイプ入口部11の軸方向にフィラーパイプ入口先端部12が形成されている。
次に、リテーナ20について説明する。リテーナ20は、略円筒状に形成され、リテーナ20の本体部分は、リテーナ本体部23を形成する。内面にリテーナカラー部材21が取付けられている。
リテーナカラー部材21は、金属又は硬質合成樹脂で形成されている。また、リテーナカラー部材21には、後述する燃料キャップ40を取付けるためのリテーナカラー部材ネジ部21aが形成されている。
リテーナカラー部材21は、金属又は硬質合成樹脂で形成されているため、リテーナ20の剛性を向上させることができる。また、リテーナカラー部材ネジ部21aが給油ガン(図示せず)の先端部により、削られることがなく、リテーナカラー部材ネジ部21aにより、後述するように、燃料キャップ40を強固に取付けて、シール性を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態では、リテーナカラー部材21の入口側のリテーナカラー部材先端部21bが、リテーナ20の内部に埋設されている。このため、リテーナカラー部材21をリテーナ20に強固に取付けることができるとともに、給油時に給油ガン(図示せず)の先端がリテーナカラー部材21に当接しても、先端が引っかかることなく、リテーナカラー部材21がリテーナ20から外れることがない。
リテーナ本体部23の先端には、リテーナ先端部22を形成し、フィラーパイプ入口先端部12の内面側は、傾斜面が形成されている。フィラーパイプ入口先端部12の傾斜面には、後述する燃料キャップ40の燃料キャップシールリング44が当接し、燃料キャップ40の燃料キャップネジ部43をリテーナカラー部材ネジ部21aに螺合すると、燃料キャップシールリング44が圧縮されて、燃料キャップ40とリテーナ20の間をシールする。
リテーナ本体部23のフィラーパイプ10側の後端には、リテーナ取付部24が形成されている。
リテーナ取付部24とリテーナ本体部23の連続部分はリテーナ取付部段部24aを形成している。リテーナ取付部段部24aとフィラーパイプ入口先端部12で後述するノズルガイド30のノズルガイド先端部31を挟持することができる。
第1の実施の形態では、リテーナ取付部24の先端は、フィラーパイプ入口部段部11aと当接して、固着されている。リテーナ20とフィラーパイプ10が合成樹脂で形成されているため、リテーナ取付部24の先端とフィラーパイプ入口部段部11aは、溶着することができる。
リテーナ取付部24の先端とフィラーパイプ入口部段部11aが溶着されたため、リテーナ20とフィラーパイプ10の接続部分から燃料蒸気等が漏れ出すことがなく、ノズルガイド30のノズルガイド先端部31を強固に保持することができる。
リテーナ20とフィラーパイプ10の接続は、溶着以外にも、他の固着方法を使用することができる。
次に、ノズルガイド30について説明する。
図1に示すように、ノズルガイド30は、合成樹脂で形成される。このノズルガイド30の成形は、射出成形して行われる。
ノズルガイド30は、筒状に形成されたノズルガイド本体部32と、ノズルガイド本体部32の先端に形成されたノズルガイド先端部31と、ノズルガイド本体部32の外面に形成され、フィラーパイプ10の内面に当接するノズルガイドリブ部33と、ノズルガイド本体部32に形成されたノズルガイドノズルセンサ孔34を有する。
ノズルガイド先端部31は、ノズルガイド本体部32から外径方向に屈曲して形成されて、上述のように、フィラーパイプ入口先端部12とリテーナ取付部段部24aにより挟持される。このため、ノズルガイド30をフィラーパイプ10の内部に保持することができる。
ノズルガイド30がフィラーパイプ10の内部に取付けられると、ノズルガイドリブ部33がフィラーパイプ10の内面に当接して、ノズルガイド30を安定して保持することができる。
給油ガンを挿入したときに、ノズルガイド本体部32が給油ガンの先端を保持して、ノズルガイドノズルセンサ孔34は、給油ガンの先端に取り付けられたセンサが働くように形成されている。
また、ノズルガイド本体部32の内径の大きさは、給油ガンの先端部の外径よりも若干大きく形成されている。給油ガンをノズルガイド30に挿入したときに、給油ガンの先端部は、ノズルガイド本体部32に沿って、ノズルガイド本体部32の内部に挿入されて保持される。このため、給油ガンの先端部のブレが少なく、確実にノズルガイド本体部32で給油ガンを保持することができ、フィラーパイプ10への燃料の噴出方向を所定の方向に維持することができる。
なお、図1において、2点鎖線で示したように、リテーナ20に燃料キャップ40が取付けられる。燃料キャップ40は、上述のリテーナ20に取付けられる燃料キャップ脚部41と、燃料キャップ脚部41を保持する燃料キャップ頭部42から形成される。
燃料キャップ脚部41には、リテーナカラー部材ネジ部21aと螺合する燃料キャップネジ部43が形成されている。
燃料キャップ脚部41と燃料キャップ頭部42の連続部分に燃料キャップシールリング44が取付けられている。燃料キャップ40をリテーナ20に取付けたときに、燃料キャップシールリング44は、上述のように、リテーナ先端部22の傾斜面に当接して、シールすることができる。燃料キャップ頭部42は、リテーナ20の先端開口部を塞ぐことができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について、図2に基づき説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは、フィラーパイプ10とリテーナ20が一体的に連続して形成されていることが異なるとともに、ノズルガイド30がリテーナカラー部材21に相当する後述するノズルガイドカラー部材35と一体的に連続して形成されている点が異なり、他の部分は同様である。異なる部分を説明し、同様な部分の説明は省略する。
第2の実施の形態では、図2に示すように、フィラーパイプ10のフィラーパイプ入口部11とリテーナ20が一体的に形成されている。フィラーパイプ入口部11は、フィラーパイプ本体部13と一体的に形成しても、別体として形成し、のちに合体させてもよい。
フィラーパイプ10とリテーナ20の連続部分には、フィラーパイプ入口部段部11aが形成されて、後述するノズルガイド30の段部が係止される。
ノズルガイド30は、第1の実施の形態と同様に、筒状に形成されたノズルガイド本体部32と、ノズルガイド本体部32の先端に形成されたノズルガイド先端部31と、ノズルガイド本体部32の外面に形成され、フィラーパイプ10の内面に当接するノズルガイドヒレ部33と、ノズルガイド本体部32に形成されたノズルガイドノズルセンサ孔34を有する。
第1の実施の形態と異なり、ノズルガイド先端部31から第1の実施の形態のリテーナカラー部材21に相当するノズルガイドカラー部材35が一体的に延設されている。ノズルガイドカラー部材35には、燃料キャップ40の燃料キャップネジ部43に螺合するノズルガイドカラー部材ネジ部36が形成されている。
ノズルガイド30は、フィラーパイプ10とリテーナ20が成形されるときに、内部にインサート成形されて、取付けられる。ノズルガイドカラー部材35の先端は、リテーナ20の内部に埋設することができる。
ノズルガイド30がリテーナ20の内部に取付けられると、ノズルガイドカラー部材35は、リテーナ20の内面に一体的に取付けられて、リテーナ20の剛性を向上させることができる。また、ノズルガイドカラー部材ネジ部36が給油ガン(図示せず)の先端部により、削られることがなく、ノズルガイドカラー部材ネジ部36により、後述するように、燃料キャップ40を強固に取付けて、シール性を向上させることができる。
図2に示すように、リテーナ20に燃料キャップ40が取付けられる。燃料キャップ40は、リテーナ20に取付けられる燃料キャップ脚部41と、燃料キャップ脚部41を保持する燃料キャップ頭部42から形成される。
燃料キャップ脚部41には、ノズルガイドカラー部材ネジ部36と螺合する燃料キャップネジ部43が形成されている。
燃料キャップ脚部41と燃料キャップ頭部42の連続部分に燃料キャップシールリング44が取付けられている。燃料キャップ40をリテーナ20に取付けたときに、燃料キャップシールリング44は、第1の実施の形態と同様に、リテーナ先端部22の傾斜面に当接して、シールすることができる。
第2の実施の形態では、ノズルガイド30がリテーナ20の部分まで延設されているため、フィラーパイプ10から出てくる燃料蒸気等は、ノズルガイド30とリテーナ20の間に隙間がなく、また、リテーナ20とフィラーパイプ10の間に隙間がなく、燃料キャップシールリング44でシールすることができる。
次に、図3に基づき、本発明のリテーナ20部分の製造方法について説明する。
リテーナ20部分の製造は、本発明の第1の実施の形態と第2の実施の形態のいずれにおいても使用することができる。
第1の実施の形態においては、リテーナ20とリテーナカラー部材21をインサート成形する。
第2の実施の形態においては、リテーナ20とフィラーパイプ入口部11を同時に成形して、ノズルガイド30をインサート成形する。リテーナ20の部分にノズルガイドカラー部材35を取付けて、フィラーパイプ入口部11の部分にノズルガイド本体部32を取付ける。
図3に示すように、成形型50は、左右に開く割型51,52とスライドコア53を有する。スライドコア53にリテーナカラー部材21を取付けて、割型51,52を閉じる。その後、リテーナ20を成形する部分に合成樹脂を注入する。この成形は射出成形、注入成形又はブロー成形等を用いることができる。
これにより、リテーナ20にリテーナカラー部材21をインサート成形することができる。
また、リテーナ20とフィラーパイプ入口部11を同時に成形する場合には、ノズルガイド30をインサート成形して、リテーナ20にノズルガイドカラー部材35の部分をインサート成形することができる。
10 フィラーパイプ
11 フィラーパイプ注入口
20 リテーナ
21 リテーナカラー部材
21a リテーナカラー部材ネジ部
30 ノズルガイド
35 ノズルガイドカラー部材
40 燃料キャップ

Claims (6)

  1. 車体外面に形成された車体給油口から燃料タンクへ燃料を注入するフィラーパイプの入口部の構造において、
    該フィラーパイプの入口部に、燃料キャップを取付けるリテーナと、給油ガンを保持するノズルガイドを取付け、上記ノズルガイドは、ノズルガイドの先端が上記リテーナと上記フィラーパイプの入口部の先端で挟持され、
    上記リテーナは、合成樹脂で形成され、内面に金属製又は硬質合成樹脂製のカラー部材が一体的に取付けられ、該カラー部材は、燃料キャップのネジ部を取付けるカラー部材ネジ部が形成されたことを特徴とするフィラーパイプの入口部の構造。
  2. 上記リテーナの上記カラー部材が取付けられたよりも奥に上記ノズルガイドを取付けた請求項1に記載のフィラーパイプの入口部の構造。
  3. 上記カラー部材は、入口側の先端が、上記リテーナの内部に埋設されている請求項1又は請求項2に記載のフィラーパイプの入口部の構造。
  4. 上記フィラーパイプは合成樹脂で形成され、上記フィラーパイプの入口部と上記リテーナが溶着している請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプの入口部の構造。
  5. 上記フィラーパイプと上記リテーナの入口部は合成樹脂で一体的に連続して形成され、上記カラー部材と上記ノズルガイドは金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のフィラーパイプの入口部の構造。
  6. 金属又は硬質合成樹脂で一体的に連続して形成された上記カラー部材と上記ノズルガイドが、上記リテーナと上記フィラーパイプの入口部の内面に取付けられた請求項5に記載のフィラーパイプの入口部の構造。
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