JP4757975B2 - 煙草移送装置 - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、煙草または煙草の流れを収集室、収集容器、収集空間、収集チャンネル等に導入する装置に関し、前記煙草は、自重で、および／または、移送部材によって移送される。
【０００２】
【従来の技術】
煙草製造機および包装機の区域においては、煙草が専ら自重で移送される。従来の装置の場合は、煙草製造機または貯蔵庫から到達する煙草が、上方から収集容器に収容され、次いで、水平な移送区分に沿って移送され、これに伴って上方から煙草マガジン内に運び込まれる。煙草マガジンは、包装機の標準的な構成部分である。底部区域において、煙草マガジンは互いに並んで配置された通路のグループへと移り変わる。煙草は、これらの直立チャンネルの底端部において、グループをなして取り出される。すなわち、煙草は押し出されて、包装用諸部材に移送される。
【０００３】
包装機を立ち上げる作業、すなわち、煙草を空の収集容器に導入すること、移送区域に導入することおよび煙草マガジン内に導入することには問題が多い。煙草は落下移動と無秩序な移送移動によって機械的に損なわれる。更に、個別の煙草に相当な不正な位置決めが存在する。水平なまたは直立する煙草コンベヤーに沿って移送される煙草に関しても問題が発生する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の目的は、煙草を（収集）容器、室または通路などに、導入または移送する作業を、煙草に機械的な負荷がかからず、不整な配置が起きることなく移送されるように構成することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この発明は、自由な収容量という観点において、煙草の収集室または収集空間または収集容器が、煙草の供給にしたがって、煙草を収容する自由空間が煙草の供給量と必ず一致するように、連続してまたは周期的に拡大される点に特徴を有する。
【０００６】
したがって、この発明の解決手段によれば、煙草が（水平または垂直に）移送されて、自由落下状態または案内部材が設けられないまま、直立通路内を通過して収集容器内に収容されるような状況が回避される。この発明によれば、むしろ、可動案内部材が収集容器、収集室、収集チャンネルなどの内部に案内されて、煙草充填作業と一致するように煙草移送方向に移動される。このことによって、関連する空間において、充填作業が徐々に進行する結果となる。すべての空間、室、容器、および、通路が完全に充填され終わったとき、前記案内部材はこれらのスペースの外に移動される。この作業が進行するととみに、煙草の流れが、中断されることなく、この発明の意義における案内部材を伴うことのない連続した態様をなして移送される。
【０００７】
この発明の場合は、水平方向を向く案内プレートが煙草の収集容器内に案内される。煙草は、上方から収集容器内に導入される。この案内部材は、充填作業と一致するように下降する。
【０００８】
同様に、１つの境界部材すなわち１つの境界壁が煙草の水平移送区分に沿って移動される、正確に言えば、この移動区分の充填作業が徐々に進行するのに一致して移動される。
【０００９】
更に、この発明によれば、煙草マガジンが上から下に移動される煙草案内部材、すなわち、案内部材網を具備する。マガジンの通路区域には、各通路内に進入する支持フィンガーまたは運搬バーが設けられる。
【００１０】
案内部材すなわち境界部材は、前もって櫛状のデザインをなしているので、この部材は収集容器内において、対応する櫛状デザインの機能諸部材を越えて移動することができる。
【００１１】
例えば、製造機から包装機に煙草の流れを移送する煙草コンベヤーの場合、この発明は、１つの補助部材を提供し、この部材もまた、充填作業の開始に当たり煙草の流れの前を走行しこの流れを保持し、或いは、煙草コンベヤーが終着点に到達すると、煙草の流れを保持するとともに案内する。
【００１２】
この発明の他の細部は、案内および境界部材の構造と作動に関する。この発明の模範具体例は添付図面を参照しつつより詳細に説明される。
【００１３】
【発明の実施の形態】
添付図面は、（図示しない）包装機に関連する煙草の操作を取り扱う。煙草‐製造機または貯蔵庫から到着する‐は、収集容器１０内に導入され、前記容器から水平移送区分１１に移動され、最後に煙草マガジン１２内に導入される。煙草グループは、知られた態様で、正確には押し出し部材１２９（図５）によって煙草マガジンからパッケージユニットとして取り出される。
【００１４】
煙草を導入するために、収集容器１０は上側が開いている。側部壁１３、１４が煙草の長さよりも多少大きい距離だけ離間して設けられる（図２参照）。したがって、煙草は収集容器内にこれを横断するように配列される。下側は、収容容器１０がベルトコンベヤー１５によって区画されており、前記ベルトコンベヤーの幅は、煙草の長さに大体等しい。長手方向においては、このベルトコンベヤー１５は収集容器１０の長さに大体等しい。
【００１５】
一方の幅の狭い側において、収集容器１０は直立した横断方向壁１６によって区画される（図１）。他方の側においては、収集容器１０は移送区分１１と隣接する。移送区分１１は底部において取り出しコンベヤー１７すなわちベルトによって区画される。側部壁１８、１９は、取り出しコンベヤー１７とともに１つの長いチャンネル状の移送区域を形成する。
【００１６】
収集容器から遠い区域においては、移送区分１１は煙草マガジン１２へと移り変るか、または、移送区分１１が煙草マガジン１２の上側において終わる。
【００１７】
煙草は様々な態様で装置または収集容器１０に供給することができる。今の場合、煙草は、既知の移送コンテナー、すなわち、いわゆるトレーを介して供給される。これらは、大きな面積の区域と下側が開いたコンテナーである。トレイを横断して配列された煙草２１がトレー２０を完全に充填する。トレー２０は、開いた狭い側２２を介して収集容器１０に配置される。収集容器１０は上面が開いている。この場合トレー２０は、収集容器１０の長さ全体に亘って延出する。内容物すなわち煙草２１は、それらの自重で収集容器１０内に移動する。
【００１８】
包装機およびここに説明する煙草供給作業が連続して行われる間、装置全体は煙草で完全に充填される。煙草の装填量が特に煙草の銘柄を変更するために尽きると、煙草２１はトレー２０から空の収集容器１０内に導入されなければならない。要求された煙草２１を収集容器１０に移送することを可能にするために、容器１０に煙草２１用の案内部材が専用に設けられる。これらは、収集容器内で煙草２１とともに下方に移動される運搬部材または支持部材であり、前記の移動は収集容器１０が徐々に完全に充填され終わるまで行われる。この下降移動は、ここでは煙草２１の損傷或いは不正な配置が避けられるように達成される。
【００１９】
この案内部材は、複数の案内プレート２３を備える。上部の出発位置（図１、図２参照）においては、案内プレート２３はトレー２０の下側面またはその開いた幅の狭い側部２２の面に位置している。トレー２０の内容物は、案内プレート２３の面に置かれており、内容物は収集容器１０の長さ全体に亘って延出する。煙草２１を導入するために、案内プレート２３は、これらが直接収集容器１０の底部境界に到達するまで、すなわち、これらがベルトコンベヤー１５と隣合って接触するに至るまで合理的な速度で下降される。これらの案内プレート２３は、次いで収集容器１０の区域外へ移動される。正確には、この目的のためにベルトコンベヤー１５（図２参照）の上方に或る距離を隔てて終わる側部壁１４の真下に移動される。
【００２０】
これらの案内プレート２３は、収集容器１０の外側に設けられた駆動機構によって移動されることができる。この目的で、側部壁１４はその内部に複数の直立スリット２４が設けられ、これらを対応する幅の狭い枝部材２５が通過する。案内プレート２３は、駆動機構つまり前記枝部材２５を介して共通の横断キャリヤー２６に接続される（図３参照）。前記横断キャリヤーは、垂直な駆動部材を備える。（２つの）水平案内ロッド２７が横断キャリヤー２６に接続される。案内ロッド２７は、装着フレームすなわち横断方向の運搬レール２９のスリーブ状支持軸受け２８にマウントされる。これらはこれらで昇降することができ、案内プレート２３は、これらのプロセスに沿って運搬される。運搬レール２９の両端部は、直立したスピンドル３１を収容する内側ねじ溝を備えるボアを有する運搬部材３０に接続される。運搬部材３０は、横方向に案内部材３２に接続されており、同案内部材は、直立支持ロッド３３と接して行われるスライド作動で移動される。したがって、（２つの）スピンドル３１の援用によって、案内プレート２３は収集容器１０の内部またはその外部において昇降することができる。案内プレート２３を（底部の）収集容器１０から外側に横断移動し、収集容器１０の上部区域内に再導入する目的で、水平方向の駆動部材が利用される。この部材は、（２つの）(圧力媒体)シリンダー３４によって形成される。これらは同様に運搬レール２９にマウントされる。横断キャリヤー２６にはピストンロッドが接続される。
【００２１】
収集容器１０内の案内部材は、複数すなわち４つの隣り合う案内プレート２３を有する。別の特徴は、これらの案内プレート２３が収集容器１０内において、（固定）部材を越えて移動されることである。これらの（固定）部材は、小滴型の形状を備える複数の分配部材３５（例えば図１、図３参照）である。これらは、煙草を取り扱い、および／または、移送するために、煙草２１を収集容器１０の内部に有利な態様で分配させる。その結果、収集容器は作業中は常に完全に充填される。
【００２２】
分配部材３５は、櫛状の構造をなし、すなわち、中央部に設けられた装着枝部材３６と複数の横断枝部材３７を有する。これらの横断枝部材３７は、それぞれ、小滴型または所望の効果を奏するために必要な（図１に示す）形状を有する。現行の模範具体例においては、３つの分配部材３５、正確には大きさと高さを異にする３つの分配部材が収集容器１０内に設けられる。装着枝部材３６は側部壁の一方すなわち収集容器１０の側部壁１４に接続される。
【００２３】
案内プレート２３の副次的分割は、分配部材３５の構造によって決定される。煙草２１を収集容器１０の長さ方向全体に亘って連続して保持するために、案内プレート２３は、分配部材３５を越えて移動されるように配置しなければならない。この目的で、分配部材３５に向く案内プレートの区域は、突起３８と凹部３９を備える櫛状の構造を有する（例えば図２参照）。この場合、突起３８は、横断方向枝部材３７同士の間に形成される間隙部内に進入するが、逆に、このように設計される案内プレート２３が、分配部材３５を越えて移動する場合は、分配部材３５の横断枝部材３７が凹部３９内に進入する。
【００２４】
煙草２１を移送区分１１に移送することもまた、特別な態様で形成される。横方向の境界すなわち側部壁１８、１９は、収集容器１０の側部壁１３、１４の連続部分として有利に設計される。煙草２１のための底部境界または保持部材は、取り出しコンベヤー１７を形成し、同コンベヤー１７は、収集容器１０のベルトコンベヤー１５と直接隣接する。
【００２５】
収集容器１０は、横断方向壁１６とは反対側で終わるので、煙草２１は隣接する移送区分１１の区域に(最初に）進入することなく収集容器１０内に導入されることができる。この目的で、横断方向壁１６の反対側に横断方向壁４０が設けられる。横断方向壁４０の底部副区域は移動可能な調節壁４１として設計され、移送区分１１の方向（取り出しコンベヤー１７の上方）に変位することができる。このことは、収集容器１０の内部が横方向に開かれる状態を発生する。
【００２６】
この調節壁４１は、作動機構すなわち駆動ベルト４２に接続され、調節壁４１はこれに装着部材４３を介して締着される。この装着部材４３は、（水平）案内レール４４に移動可能にマウントされる。駆動ベルト４２は、転向ローラー４５の１つを介して一方向または他方向に駆動される。
【００２７】
収集容器１０が煙草２１で一旦充分に充填されると、調節壁４１は、駆動ベルト４２によって,正確に言えば煙草２１の供給にしたがって、移送区分１１に沿って閉鎖位置（図１）の外に移動される。このことによって、移送区分１１に連続する中断されない煙草の流れが形成される。この場合、調節壁４１は煙草マガジン１２上の端部位置（図１の点線参照）まで移動する。移送区分１１は、その区分の長さの全体に亘り対応する煙草の流れを有する。
【００２８】
上面においては、煙草の流れは、煙草の流れの外観形状に適用される変形可能なカバー部材、すなわち、知られた設計にかかるローラーチェーン４６を備える。ローラーチェーン４６は、煙草の流れの上面に専ら自重で接する。１つのセンサー４７が煙草の高さのレベルをモニターする。
【００２９】
ローラーチェーン４６は、調節壁４１と一緒に移動されるので、その一方の端部が調節壁４１の上部区域に締着される。ローラーチェーン４６の自由な他方の端部は移動可能であり可動拘束部材４８に接続される。可動拘束部材４８は、駆動ベルト４２に締着され、案内レール４４の面を案内される。図１の出発位置すなわち収集容器１０の区域における調節壁４１においては、ローラーチェーン４６が前もって移送区分１１の区域外に引き出されており、移送区域１１の上方に延出する。調節壁４１が延出されると、ローラーチェーンは調節壁４１の移動にしたがって、煙草の流れの頂部のカバー部材として移送区分１１内を走行する。ローラーチェーン４６は緊張した直線形成状態で走行することはないのでローラーチェーン４６の不均整な形状を許容する１つの補償機構が設けられる。この機構は、補償シリンダー４９である。補償シリンダー４９は、対応するマウントを介して拘束部材４８に設けられる。すなわち、補償シリンダー４９は前記拘束部材とともに前後に移動する。補償シリンダー４９は、ローラーチェーン４６の所望の形状に応じて、延出するピストンロッドによってローラーチェーン４６の長さを更に釈放する。
【００３０】
煙草マガジン１２も、これを煙草の供給量に応じて煙草で注意深く案内される充填を行えるように、特別な態様で設計される。
【００３１】
煙草マガジン１２は、基本的に知られた態様において、上部貯蔵部５０と、底部通路部５１とを有する。煙草マガジン１２またはその貯蔵部５０は、移送区分１１すなわち底部移送面の区域と隣り合っているので、煙草２１は上方から貯蔵部５０内に導入される。煙草２１は、それらの自重で通路部の区域に落下移動する。前記の通路部は、複数（４つ）の通路グループ５２を備えており、これらはこれらでそれぞれが、互いに並んで密接して配列された複数の通路５３を備える。１つの通路グループ５２の複数の通路５３は、互いに対し僅かに傾いた（直立）状態で延出する。すなわち、これらは下に向かうにしたがって減少する間隔だけ互いに離間する（図９参照）。いずれの場合も、１つの煙草パックの内容物に対応する煙草グループが、底部にある通路グループ５２から押し出される。通路グループ５２の通路５３は、下に向かって減少する幅を備える通路壁５４によって互いに離間される（図９参照）。
【００３２】
貯蔵部５０と通路部５１には、煙草用の別体の案内部材が専用に設けられる。移送プレート５５、５６、５７が貯蔵部５０のために設けられ、これらは構造と機能という観点において収集容器１０用の案内プレート２３と似ている（図１、図８参照）。複数の、つまり３つのそのような移送プレート５５，５６、５７が並んで配列され、煙草２１のための連続支持部を形成する。貯蔵部５０の区域において、煙草マガジン１２は、互いに向き合う長手方向壁５８、５９および横断方向壁６０、６１によって区画される。長手方向壁５８、５９は、長手方向に配列される煙草２１の長さに見合う距離だけ互いに離間される。貯蔵部５０は、下に向かうにしたがって拡大する、すなわち、横断壁６０、６１の間の距離が広がる形状をなす（図１参照）。これらの両壁は、真ん中あたりで曲がっている（図１参照）。長手方向壁５８、５９は、貯蔵部５０の外形に見合う。
【００３３】
移送プレート５５、５６、５７は貯蔵部５０の内部で下に向かって移動されることができ、供給された煙草２１はこのプロセスに沿って運搬される。貯蔵部５０の外側には、案内プレート２３用の機構に類似して設計された機構が設けられる。これらは、それぞれ、貯蔵部５０の外側の共通のクロス部材６２に接続され、長手方向壁５８に隣接する。各移送プレート５５、５６、５７は１つまたは２つの細長い枝部材６３を介して共通のクロス部材に接続される（図６）。これらの枝部材６３は、長手方向壁５８内の直立スリット６４を通過する。枝部材６３は、これらのスリット６４内において下降する。クロス部材６２は、昇降する装着手段すなわちクロスバー６５に接続される。クロスバー６５は内側のねじ溝を備える装着部材６６を介して直立スピンドル６７に取り付けられる。これらのスピンドルは回転可能なので装着手段すなわちクロスバー６５は、これらに取り付けられた諸部材とともに上昇、下降を行う。
【００３４】
クロス部材６２は、横断方向に移動可能な態様で、詳しく言えばクロスバー６５に設けられたスリーブ状軸受け部材６９内で移動することができる案内ロッド６８を介してクロスバー６５にマウントされる。クロス部材６２の横断方向移動は、クロスバー６５に設けられ、そのピストンロッド７１がクロス部材６２に接続されるシリンダー７０によって発生される。直立方向の案内部材として、クロスバー６５および／または装着部材６６がスピンドル体７３を介して可動な態様で装着される装着ロッド７２が利用される。枝部材６３は、角度を付与されて設計される（図５）ので、底部位置（図５）においては、クロス部材６２は貯蔵部５０の底端部区域から或る距離だけ離間して配置される。
【００３５】
移送プレート５５、５６、５７の構造においては、高さの方向における貯蔵部５０の不均整な断面について説明する。横断方向壁６０、６１に向かう側においては、境界側の移送プレート５５、５７は、櫛状の構造をしており細長い装着フィンガー７４と、これらのフィンガーの間に配置された細長い凹部７５を備える。これに対応して、横断方向壁６０、６１は、小さい横断方向の寸法区域において、その上部と中央部に櫛状の構造を有する。すなわち、横断方向壁６０、６１は、直立して離間した壁の枝部材７６と、これらの間に形成されたスリット７７を有する。上部の貯蔵部５０の細長い区域においては、移送プレート５５、５７は、装着フィンガー７４を介して横断方向の壁６０、６１すなわち壁のスリット７７を通り抜け貯蔵部５０の外側に配置される。移送プレート５５、５７は、貯蔵部５０の底部の広い区域においては、前記プレートが全部貯蔵部５０の内部に、すなわち、横断方向壁６０、６１の内部に位置するように、それらの大きさが決められて配置される。したがって、底部においては広い部分である横断方向壁６０、６１は壁のスリット７７を伴うことなく連続する（図６の右側参照）。
【００３６】
貯蔵部５０内で適合することによって別の特徴が達成される。これらは、煙草２１用の小滴型指向部材７８である(図１、図５）。前記の指向部材は傾いて設けられており、煙草２１の両側への転向、つまり、貯蔵部５０の底部区域におけるより拡大した横断方向壁６０、６１の方向への転向を惹起させる。指向部材７８は、収集容器１０内の分配部材３５と同様に設計される。各指向部材７８は、片側に突出する部材として、長手方向壁５８に接続された必須的に直立した装着枝部材７９を有する。横断方向を向く複数の枝部材８０は、装着枝部材７９の面に互いに離間されて配置される。これらの枝部材８０は、指向部材７８（例えば図１）の外観を備える。造形された枝部材８０の間に間隙部８１が形成され、装着枝部材７９の両側に櫛状に設けられる。
【００３７】
移送プレート５５、５６、５７は、指向部材７８の外形に見合う。つまり、移送プレートは、前記指向部材に向く両側に同様に装着フィンガー８２を備える。これらの装着フィンガーは、造形された枝部材８０の間の間隙部８１内に適合されるので、移送プレート５５、５６、５７は下降移動中は妨げられることなく指向部材７８を通過することができる。しかしがら、煙草２１は、貯蔵部５０の長さと幅全体に亘って指向部材７８の区域外において移送プレート５５、５６、５７によって保持される。
【００３８】
貯蔵部の底部区域において、移送部材５５、５６、５７は貯蔵部から横方向に移動し、貯蔵部の外側において上部の出発位置に復帰する。この目的で、長手方向壁５８は通路部５１の上方の対応する距離の場所で終わる。他方、反対側の長手方向壁５９もまた通路部５１の区域内で連続して延出する。
【００３９】
煙草２１は、通路部５１の区域において、特別な態様で案内／または保持される。各通路５３には、通路５３内で下降することができる装着および／または保持部材が専用に設けられる。前記部材は、通路５３内でほぼ中央において下降することができる薄いキャリヤーバー８３によって構成され、底部のそれぞれの煙草２１は、水平なキャリヤーバー８３の面に載置される。
【００４０】
キャリヤーバー８３は外側から通路５３内に進入する。外部壁８４‐貯蔵部５０の長手方向壁５８の真下‐は、通路５３の方向に追随し各通路５３に関しそのほぼ中央に延出する直立したスリット８５を備える。これらのスリット８５は、キャリヤーバー８３の直径よりも僅かに広い。
【００４１】
通路部５１の外側において、キャリヤーバー８３は、共通の横断方向に向く装着部材すなわちキャリヤー８６に設けられる。これらのキャリヤーバー８３は、下降中に通路５３の外形または経路に順応するように設計されて設けられる。この目的で、キャリヤーバー８３が横断方向に、正確に言えば、キャリヤー８６の長手方向における横断移動によって横断移動されることができる。キャリヤー８６は中空部材として設計される。キャリヤーバー８３は、キャリヤー８６内に移動可能に設けられる。キャリヤーバー８３は、キャリヤー内の側部スリット８７を介してキャリヤー８６から外に移動することができる。
【００４２】
キャリヤーバー８３を横断方向に移動するために、キャリヤーバー８３は、個別の可動装着部材すなわちキャリヤー８６内のローラーマウント８８に設けられる。各ローラーマウント８８は、複数の、つまり４つの走行ローラー８９を介してキャリヤー８６内にマウントされる。この場合、キャリヤー８６は、上部および底部の走行側面９０を形成するように造形される。ローラーマウント８８の走行ローラー８９は、どの場合も前記の走行側面をなして形状適合の態様で移動することができる。スペース上の理由で、この装置は、横断方向において次々に連続するキャリヤーバー８３が、交代で上部と底部の走行側面９０にあるように配置される。
【００４３】
キャリヤーバー８３の横断方向を向く補償移動は、通路５３内の移動が行われる間に自動的に達成される。この場合は、スリット８５が、ローラーマウント８８に対し側方への移動を伝達する案内部材として機能する。
【００４４】
底部位置において、通路５３の底端部の上方の或る距離のところに、キャリヤーバー８３は通路５３から外に引き出される（図５の点線の位置参照）。この目的で、キャリヤーバー８３のキャリヤー８６は、横断方向に、すなわち、キャリヤーバー８３の係合位置から引き戻された位置に向かって移動されることができる（図７左側）。キャリヤー８６は、その両端部が案内部材９１に取り付けられ、前記案内部材は、大部分が移動方向を指向する固定キャリーアーム９２に移動可能に設けられる。両キャリーアーム９２には、作動シリンダー９３が設けられ、そのピストンロッド９４は、案内部材９１横断方向ロッドに接続され、前記横断方向ロッドは案内部材９１を互いに接続する。
【００４５】
キャリヤーバー８３を備えるキャリヤー８６は、直立スピンドル９６に取り付けられて移動するスピンドルナット９７とともに下降することができる。スピンドルナット９７には、直立キャリヤーロッド９９に沿って移動されることができる案内部材９８が取り付けられる。直立キャリヤーロッド９９は、キャリヤーロッド７２の連続部分であって差し支えない（図９）。キャリヤーバー８３の運搬装置、すなわち、キャリヤー８６は、案内部材９８に接続される。したがって、上昇、下降移動は、スピンドル９６が回転されることによって発生する。
【００４６】
横断方向の指向部材すなわち知られた構造の揺動ロッド１００が、煙草マガジン１２の貯蔵部５０から通路部５１に移り変わる区域に設けられる（図５、図８、図９参照）。
【００４７】
図１０、図１１は水平方向および垂直方向移送区分の区域における煙草２１の案内移送を行う１つの例を示す。図１０は、Ｕ字状の煙草コンベヤー１０１の単純化して示す形態の側面図である。これは、煙草製造機または包装機の移送装置の副区分であることができる。
【００４８】
煙草コンベヤー１０１は、移送部材または案内部材によって横方向に区画される煙草チャンネル１０３を有する。煙草チャンネル１０３の直立した、または、垂直方向の断面区域においては、煙草チャンネルが対向する２つのエンドレスなコンベヤーベルト１０４、１０５によって区画される。外側のコンベヤーベルト１０４は、底部の水平区域から延出して、上部の水平区画まで弧状の態様をなして連続する。内側に位置し外側コンベヤーベルトと対向するコンベヤーベルト１０５は、移送ベルト１０４と平行しており、同様に弧状態様で上部および底部区域を走行する。横断方向に向く煙草２１を有する煙草の流れ１０８は、煙草チャンネル１０３内において、互いに向き合う移送ストランド１０６、１０７の間を移送される。移送ベルト１０４、１０５は、特定態様の断面を備えるベルトであり、対応して造形された中空ボックス状の拘束断面部材１０９上を案内される。この煙草チャンネル１０３は、チャンネル壁１１０、１１１によって横方向に区画されており、前記両チャンネル壁は、移送経路に対応するように造形される。移送ベルト１０４、１０５の区域の外側、すなわち、煙草コンベヤー１０１の上部および底部の水平区域には、それぞれ、上部壁１１２または１１３が煙草の流れ１０８のための上部カバーまたは案内部材として設けられる。
【００４９】
煙草チャンネル１０３内で煙草２１を取り扱うためには、何よりも先ず、煙草移送の初期すなわち煙草の流れ１０８を導入することが、特に、煙草２１が煙草チャンネルの上部水平区分を経て供給され、垂直区分内に進入する場合は決定的に重要である。同様に重要なのは、上方に向かう移送を伴う煙草移送の終了であり、特に、底部水平区域内に最早煙草が存在しない場合、すなわち、インストールが尽きる場合が決定的に重要である。
【００５０】
煙草コンベヤー１０１には、満足すべき煙草の移送を可能にするための補助部材が専用に設けられる。前記の補助部材は、１つの移送または連行部材であり、この部材は、煙草チャンネル１０８内において、煙草の流れ１０８の前端部(図１０の点線の矢印）において、煙草の移送方向にしたがって煙草２１を伴って下に移動され、あるいは、煙草の流れの後端部(図１０の実線の矢印）において、煙草の流れ１０８を伴って上に移動される。
【００５１】
設けられる補助部材は、煙草チャンネル１０３内で移動することができる１つの接触プレート１１４である。前記接触プレートは、煙草チャンネル１０３の断面を大きく埋める。
【００５２】
接触プレート１１４は、煙草チャンネル１０３の外側に、正確には、煙草チャンネル１０３に対応してＵ字状に形成された走行レール１１５に移動可能にマウントされる。１つの走行フレーム１１６が、組をなすローラー１１７、１１８を介して、向き合う走行レール１１５の両側にマウントされる。この走行レール１１５は、多角形断面である。組をなすローラー１１７、１１８は、形が見合う態様で走行レール１１５を囲むために走行レールに対応する設計がなされる。
【００５３】
この接触プレート１１４は、装着アーム１１９を介して走行フレーム１１６に設置される。接触プレート１１４は、偏心して、すなわちコーナー側の区画を介して装着アーム１１９に座着される。装着アーム１１９と接触プレート１１４の間の接続部材として、薄板１２０が、煙草チャンネルの長手方向スリットを介して煙草チャンネル１０３内に進入する。このスリットは、内側移送ベルト１０５に沿って横方向に形成される。
【００５４】
接触プレート１１４を駆動するために、正確に言えば、走行フレーム１１６のピニオン１２１を介して走行フレーム１１６が駆動される。このピニオン１２１は、モーター１２２によって駆動され、走行レール１１５のラック１２３と噛合する。
【００５５】
接触プレート１１４は、可動、正確には、軸受け１２４を中心として回動することができる。上端部および底端部の位置においては、接触プレート１１４は煙草の流れの区域外、例えば、下部壁１１３の面に回動される（図１０の下部参照）。
【００５６】
空の煙草コンベヤー１０１が、煙草で充填されると接触プレート１１４は、水平方向移送区分の区域において上部位置に配置される（図１０の点線位置）。到来する煙草が、横断方向を向く接触プレート１１４に衝突する。接触プレート１１４は、移送される煙草の流れ１０８とともに底部位置に下降される。この様子は実線によって示される。煙草チャンネル１０３は次に、この位置まで充填される。煙草コンベヤー１０１の水平な区域における移送は、接触プレート１１４に保持されずに継続する。
【００５７】
逆に、煙草の流れ１０８を底部水平部から上部水平区分に移送する間に、すなわち、インストールが尽きた場合に煙草の供給が完了する場合は、接触プレート１１４は、煙草の流れ１０８の端部にあって、底部位置から上部位置に走行する。この場合は、煙草の流れの端部が接触プレート１１４によって保持される。
【００５８】
煙草の流れ１０８は、煙草コンベヤー１０１の上部水平区分と、底部水平区分とにおいて同様に、モニター部材、正確には、電子光学的センサー１０２によって探知される。これらは接触プレート１１４の移動を制御する。
【００５９】
図１２、図１３は、煙草を容器内に導入する間に煙草を取り扱うための他の例を示す。この場合の模範具体例は、煙草マガジン１２および／または（上部）貯蔵部５０の構造に関する。煙草２１は、水平煙草コンベヤー１３０によって、容器または煙草マガジン１２内に供給される。煙草マガジン１２内において煙草を案内され制御された態様で充填移動させるために、特に下降移動が行われる間のために、容器または煙草マガジンの外側にマウントされ、案内壁１２５または１２６の構造をなす可動案内部材が設けられる。原理的に説明される案内壁１２５、１２６は、櫛状の構造を備え、枝部材を介して容器または煙草マガジン１２の壁内のスリットに進入する。容器内に延出する枝部材は、充填作業が行われる間煙草を保持し案内する。
【００６０】
案内壁１２５、１２６は、到来する煙草が案内壁１２５、１２６に衝突するように、上部出発位置に配置される(図１２、図１３）。これらは次に、容器または煙草マガジン１２内において、煙草の供給に対応してこの特定の目的に適う態様で、煙草とともに、正確には矢印１３１と１３２にしたがって、移動される。したがって、図１２の模範具体例の場合は、案内壁１２５は、先ず最初に下方に移動され、一旦底端部位置に到達し、容器または煙草マガジン１２から側方へ移動されるので、煙草マガジン１２は、煙草で完全に充填される。図１３の模範具体例の場合は、上部区域が弧状をなす案内壁１２６が、水平方向に移動される（矢印１３２）。案内壁１２６の端部位置は点線で示される。この位置において案内壁１２６は、容器または煙草マガジンの側部壁を形成する。したがってこの具体例の場合は、容器は先ず垂直方向の副区域が煙草で充填され、次いで水平方向に充填される。
【００６１】
図１２の模範具体例の場合は、容器または煙草マガジン１２の１つの外側壁１２７が、上部の水平区域と同様に、櫛状の案内壁１２５の通路用の直立スリットを備える。図１３の模範具体例の場合は、外側壁１２７とは反対側に位置する側部壁１２８が櫛状の設計をなしているので、充填作業の初期の段階においては、案内壁１２６の底部副区域が、側部壁１２８のスリットを通過することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】包装機に煙草を供給する装置の概略側面図。
【図２】装置の細部の拡大図、すなわち、図１のII‐II断面に沿う収集容器の垂直断面図。
【図３】図１のIII‐III面に沿う水平断面における、図２の細部の同様な拡大図。
【図４】図１におけるIV‐IV断面に沿う垂直断面図、すなわち、収集容器と接する水平移送区分の区域。
【図５】煙草マガジンの区域の拡大図すなわち図１のV‐V断面に沿う垂直断面図。
【図６】図１のVI‐VI段違い断面に沿う煙草マガジンの上部区域の水平方向断面図。
【図７】煙草マガジンの別の区域の細部すなわち図５のVII‐VII断面に沿う水平断面図。
【図８】煙草マガジンの別の細部の拡大図すなわち図９のVIII‐VIII面に沿う垂直断面図。
【図９】煙草マガジンの区域の細部の拡大図すなわち図５のIX‐IX断面に沿う断面図。
【図１０】煙草移送装置の副区域の側面の垂直断面図。
【図１１】図１０のXI‐XI断面にに沿う装置の断面図。
【図１２】煙草移送装置の別の模範具体例の側面の断面図。
【図１３】煙草移送装置の別の模範具体例の図１２に類似した図。
【符号の説明】
１０…容器，１２…煙草マガジン，１４，５８…側部壁，２１…煙草，２３…案内プレート，２４，６４…スリット，３０，３１，６７，７３…移送部材，３５…分配部材，３８…突起，５０…貯蔵部，５２…通路グループ，５３…通路，５５，５６，５７…移送プレート，７８…指向部材，８２…装着フィンガー，８３…キャリヤーバー，８４…外側壁，８８…ローラーマウント，１０１…煙草コンベヤー，１０３…煙草チャンネル，１１４…隣接プレート，１１５…走行フレーム，１１６…走行フレーム，１２０…枝部材，１２２…モーター，１２５，１２６…案内壁，１２７…外側壁，１２８…側部壁。

Claims (10)

1. 煙草の製造および／または包装と関連して煙草を移送する装置であって、煙草は、移送方向を横断する方向に並んで配列した状態で、直立した容器内を下方へ、すなわち、容器の上部開口から上記容器の底部に向かって、移送可能であり、かつ、
   容器の煙草は、煙草と共に移送可能な支持部材上に位置し、
   この支持部材は、水平な横断方向にある容器の下端の位置で、容器から外に移動可能であり、かつ、
   この支持部材は、上部出口位置に、容器の外側に向かって戻ることが可能であり、かつ、
   これと逆方向の横断方向の移動によって、この支持部材は、前記上部出口位置で、容器の少なくとも部分的に空の部分に収納可能である下記の（ａ）〜（ｃ）を特徴とする装置。
   （ａ）前記直立した容器は、複数の直立した隣接する流れのエリアまたは煙草の流れの通路に、分割部材を介して分割されている
   （ｂ）各流れのエリアで、煙草のための少なくとも１つの支持部材が、煙草とともに容器の下端位置へ下方向に移動することができる
   （ｃ）隣接して配置された容器の支持部材は、共通の上下運動可能なユニットを構成して、かつ、支持部材の横断方向の運動をするために、容器の外側で互いに接続されている
2. 配部材と該分配部材の支持部材とが互いに対応する櫛状態様で、互いに向き合って構成され、
   一方で、案内プレートの突出部または移送プレートのキャリヤーフィンガーが、
   他方で、分配部材の窪みまたは指向部材のギャップが、
   案内プレートまたは移送プレートが下降移動する際に係合する点を特徴とする請求項１記載の装置。
3. 下記の（ａ）〜（ｄ）を特徴とする請求項１記載の装置。
   （ａ）下方に移動された煙草を、複数の隣接して設置された通路を有する、重なって配置された個別の煙草列のための煙草マガジン内に案内するために、煙草又は煙草列とともに下方に移動可能なキャリヤーバーが各通路に設けられる
   （ｂ）全てのキャリヤーバーは、共通の横キャリヤーを介して、通路の外側において互いに接続しており、前記横支持部材はキャリヤーバーを共通に下方移動するために下方に移動可能である
   （ｃ）キャリヤーバーは、煙草マガジンの外部壁のスリットを通っ
   ており、前記スリットは通路の形状に対応している
   （ｄ）通路の下端部においては、キャリヤーバーは、横キャリヤーの横断
   方向の移動によって通路から引き出され、上方の初期位置に復帰可能である
4. 煙草マガジンの通路に入るキャリヤーバーは、横断方向に移動可能に、共通のキャリヤーに取り付けられ、キャリヤーバーは、下方に移動する場合に、斜め方向を向いていることを特徴とする請求項３記載の装置。
5. 各キャリヤーバーは、走行ローラーを備えたローラーマウントに取り付けられ、その走行ローラーは、中空に構成されたキャリヤーにおいて、上部および底部の走行側面を横断的に移動可能である点を特徴とする請求項４記載の装置。
6. 下記の（ａ）（ｂ）（ｃ）を特徴とする請求項１または２記載の装置。
   （ａ）プレート状に形成された煙草の支持部材、すなわち、案内プレートまたは移送プレートは、ウエブによって収集容器または貯蔵部の外側に設けられた横断方向キャリヤー部材に接続される
   （ｂ） キャリヤー部材は、シリンダーによって、煙草のための支持部材を有する容器に対して横方向に移動することができる
   （ｃ）支持部材の下降移動中に、ウエブが容器壁の直立スリットに沿って走行する
7. 貯蔵部が、少なくとも１つの斜めの容器壁、すなわち、横断壁が斜めの容器壁を備える場合に、斜めの容器壁が、少なくとも一部分の領域で、直立壁のスリット及び隣接の壁ウエッブによって櫛状に形成され、
   容器内に設けられたキャリヤー部材、すなわち、少なくとも１つの移送プレートは、横断壁に面する側にキャリヤーフィンガーを有しており、前記キャリヤーフィンガーは、運搬プレートが下降移動を行う間に、壁のスリットを通過する点を特徴とする請求項１または２記載の装置。
8. 下記の（ａ）（ｂ）（ｃ）を特徴とする請求項７記載の装置。
   （ａ）収集容器は、移送セクションに面する直立した横断壁の領域で、調節壁によって閉じられる開口部を備え、
   （ｂ）調節壁は、収集容器から放出された煙草の量に応じて、移送ストレッチに沿って、煙草マガジンに進入する端部位置まで、煙草マガジンの煙草の進入開口部が空くように、移動可能である
   （ｃ）直立する調節壁は、前後に駆動可能な駆動ベルトを備えたコンベヤーが備えられ、かつ、
   横断壁内の開口内部の初期位置と、煙草マガジンの上方にある移送セクションの境界としての端部位置との間を、前記駆動ベルトによって移動可能である
9. 下記の（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）を特徴とする請求項１記載の装置。
   （ａ）煙草マガジンは煙草のための上部貯蔵部と、煙草の整列下降移送のための複数の、直立した竪穴部を備える通路部分を有している
   （ｂ） 貯蔵部内において、外から貯蔵部内を進入する支持部材、すなわち、案内壁は、供給された煙草の移送方向に、前記煙草を支持して移動可能である
   （ｃ）案内壁は櫛状に形成される
   （ｄ）貯蔵部の外側壁は、少なくとも上部領域において、案内壁が外部壁内のスリットを通るように、案内壁と対応して櫛状に形成される
10. 下記の（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）（ｅ）を特徴とする請求項１記載の装置。
    （ａ）煙草は、水平な煙草コンベヤーにより貯蔵部の上部領域内へ横方向に運ばれる
    （ｂ）煙草コンベヤーの出口とは反対側にある貯蔵部の外側壁は、横断方向に移動可能な案内壁として形成される
    （ｃ）案内壁は、煙草の煙草コンベヤーの出口の領域にある初期位置から、通路の一部の上方にある貯蔵部の範囲を画定するための端部位置に向かって、横断方向に煙草を供給するのと対応して移動可能である
    （ｄ）案内壁は少なくとも１領域が櫛状に形成されている
    （ｅ）煙草コンベヤーに接続された貯蔵部の側壁は、案内壁の下部領域が側壁内のスリットを通過するように、案内壁に対応して櫛状に形成されている

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