JP4757592B2 - 二連式容器 - Google Patents

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    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
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    • B65D83/68Dispensing two or more contents, e.g. sequential dispensing or simultaneous dispensing of two or more products without mixing them

Description

本発明は、ノズルを有する箱状のジョイント部材に、互いに種類の異なる流動体が充填された2つの容器が、流動体がジョイント部材の内部空間に供給可能に連結されて、前記内部空間に供給された流動体がノズルを介して外部へ吐出される二連式容器に関するものである。
この種の二連式容器として、例えば下記特許文献1に示されるような、2種類の流動体をジョイント部材の内部空間内で混合した後に、この混合体をノズルから外部へ吐出する構成が知られている。
特開2004−90990号公報
しかしながら、近年では、製品の使用時においてその見映えを良くしてその製品に競争力を具備させる等のために、2種類の流動体を並列させてストライプ状にノズルから吐出することができる二連式容器が望まれている。
本発明は前記状況に鑑みてなされたもので、2種類の流動体を並列させてストライプ状にノズルから吐出することができる二連式容器を提供することを目的とする。
このような課題を解決して、前記目的を達成するために、本発明の二連式容器は、ノズルを有する箱状のジョイント部材に、互いに種類の異なる流動体が充填された2つの容器が、その流動体がジョイント部材の内部空間に供給可能に連結されて、この内部空間に供給された各流動体がノズルを介して外部へ吐出される二連式容器であって、前記内部空間には、この内部空間を、一方の容器から流動体が供給される部分と他方の容器から流動体が供給される部分とに仕切り、かつこれらの仕切られた空間を並列させてノズルに連通させる仕切り部が設けられ、前記ジョイント部材は、上下方向両端部がそれぞれ開口する筒状体の各開口部が、上面壁および下面壁で各別に閉塞されるとともに、ノズルの設けられた側壁前面側から見て横長とされて、その長手方向中央部にノズルが設けられるとともに、長手方向両端部に前記2つの容器がそれぞれ連結され、前記仕切り部は、前記内部空間へのノズルの開口部からこの内部空間におけるノズルの開口部と反対側に向けて延在して、この内部空間を、前記ノズルの開口部に対向する部分と、この部分を長手方向に挟んで互いに対向する第1空間および第2空間とに仕切る一対の仕切り板と、これらの仕切り板同士をつなぎ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分を一方の部分と他方の部分とに分割する分離板と、前記一方の部分とノズルとを連通させる第1通路、および前記他方の部分とノズルとを連通させる第2通路とを備え、前記一対の仕切り板のうち、一方の仕切り板に、前記一方の部分と前記第1空間とを連通させる第1導入孔が形成されるとともに、他方の仕切り板に、前記他方の部分と前記第2空間とを連通させる第2導入孔が形成され、前記第1、第2通路の少なくとも一方は複数設けられるとともに、これらの第1、第2通路が前記長手方向に交互に並んでノズルに開口していることを特徴とする。
この発明によれば、ジョイント部材の内部空間に前記仕切り部が設けられているので、2つの容器から内部空間に供給された2種類の流動体を混ざり合わせることなく、並列させてストライプ状にノズルから吐出することができる。
さらにこの発明によれば、一方の前記容器内の流動体と他方の前記容器内の流動体とを混ざり合わせることなく少なくとも3列交互に並列させてノズルから吐出することが可能になり、製品の使用時における見映えをさらに向上させることができる。また、第1、第2通路の個数を適宜増減することにより、所望のストライプ本数を容易に得ることができる。
このような二連式容器として、例えば、前記分離板は、その表裏面が、ジョイント部材の前記上面壁および下面壁と平行となるように設けられた平板状とされ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分をジョイント部材の上面壁側の部分と下面壁側の部分とに分割し、前記第1、第2通路はこの分離板のノズル側の端部に連設され、第1通路は前記上面壁側の部分とノズルとを連通させるとともに、第2通路は前記下面壁側の部分とノズルとを連通させ、前記第1導入孔は、前記上面壁側の部分と前記第1空間とを連通させるとともに、前記第2導入孔は、前記下面壁側の部分と前記第2空間とを連通させ、前記第1導入孔から前記上面壁側の部分に導入された一方の流動体が、前記第1通路を介してノズルに到達するとともに、前記第2導入孔から前記下面壁側の部分に導入された他方の流動体が、前記第2通路を介してノズルに到達するような構成を採用することができる。
また、この構成に代えて、前記仕切り部は、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部に対向する位置に配置された箱体を備え、前記一対の仕切り板はこの箱体の表面に設けられ、前記分離板は、これらの仕切り板の延在する方向における中間部同士をつなぎ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分を、ノズル側の部分とノズルと反対側の部分とに分割し、前記第1、第2通路は、前記箱体の内部に前記ノズルの開口部に向けて延在して形成されるとともに、この箱体において前記ノズル側の端面および表面に開口し、第1通路は前記ノズル側の部分とノズルとを連通させるとともに、第2通路は前記ノズルと反対側の部分とノズルとを連通させ、前記第1導入孔から前記ノズル側の部分に導入された一方の流動体が、前記第1通路を介してノズルに到達するとともに、前記第2導入孔から前記ノズルと反対側の部分に導入された他方の流動体が、前記第2通路を介してノズルに到達するような構成を採用することもできる。
これらの構成において、前記ジョイント部材は開閉可能とされるとともに、前記仕切り部における前記ノズルの開口部と反対側の端部と、前記内部空間における前記ノズルの開口部と対向する対向面との間にこれらを係合する係合部が設けられ、ジョイント部材を開いた状態で、前記仕切り部は、この係合部によって係合されつつ前記内部空間に対して着脱可能とされてもよい。
この場合、前記係合部が設けられているので、この仕切り部を内部空間に高精度に位置決めして取り付けることを容易に実現することができる。また、仕切り部が内部空間に対して着脱可能とされているので、目的に応じて、内部空間内で2種類の流動体を混合した後に、この混合体をノズルから吐出するか、前記のようにストライプ状にしてノズルから吐出するかの選択をすることが可能になり、この二連式容器の取り扱い性の向上を図ることもできる。
この発明に係る二連式容器によれば、2種類の流動体を並列させてストライプ状にノズルから吐出することができる。
以下、図面を参照し、この発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係る二連式容器10は、ノズル11を有する箱状のジョイント部材12に、互いに種類の異なる流動体A、Bが充填された2つの容器13、14が、流動体A、Bがジョイント部材12の内部空間12aに供給可能に連結されて、内部空間12aに供給された流動体A、Bがノズル11を介して外部へ吐出されるようになっている。
なお、流動体A、Bには、容器13、14から内部空間12a内に供給されたときに発泡される泡状体やジェル状体あるいはクリーム状のものを含むものとする。また、容器13、14には、エアゾール缶やポンプあるいはチューブ等を含むものとし、本実施形態ではエアゾール缶とした構成について説明する。さらに、互いに種類の異なる流動体A、Bには、同一の性状で単にその色彩のみを異ならせたものを含むものとする。
図1から図3に示す二連式容器10では、ジョイント部材12は、上下方向両端部がそれぞれ開口する筒状体の各開口部が、上面壁12hおよび下面壁12cで各別に閉塞されるとともに、ノズルの設けられた側壁前面12b側から見て横長とされて、図1および図2に示すように、その長手方向中央部にノズル11が設けられるとともに、ノズル11との連結部分を挟んだ長手方向両端部に2つの容器13、14がそれぞれ連結されている。本実施形態では、ジョイント部材12の下面壁12cのうち、側壁前面12bにおけるノズル11の連結部分を挟んだ長手方向両端部に形成された連結孔部13a、13bにそれぞれ、容器13、14の各ステムが連結されている。
以上の構成において、ノズル11を突出させた状態でジョイント部材12の全体を覆うようにしてレバー付きキャップ本体部16が設けられている。このレバー付キャップ本体部16の上面部において、ジョイント部材12の側壁前面12bと反対側の側壁後面12d側には、下方に押し下げ可能とされたレバー16aが形成されるとともに、このレバー16aのジョイント部材12の側壁前面12b側の端部はヒンジ部16bとされている。
このようにレバー16aを下方に向けて押し下げることにより、このレバー16aの下面が、エアゾール缶としての容器13、14の両ステムを同時にその缶軸方向下方に向けて押圧することによって、これらの容器13、14の流動体A、Bが噴出され、この流動体A、Bが内部空間12a内に供給されるようになっている。
そして、本実施形態では、内部空間12aに、この内部空間12aを一方の容器13から流動体Aが供給される第1空間12eと他方の容器14から流動体Bが供給される第2空間12fとに仕切り、かつこれらの仕切られた空間を並列させてノズル11に連通させる仕切り部17が設けられている。
本実施形態の仕切り板22は一対の仕切り板22a、22bにより構成され、内部空間12aへのノズル11の開口部からこの内部空間12aにおけるノズル11の開口部と反対側、つまり側壁後面12d側に向けて延在して、この内部空間12aを、ノズル11の開口部に対向する部分と、この部分を長手方向に挟んで互いに対向する第1空間12eおよび第2空間12fとに仕切っている。
また、仕切り部17は、一対の仕切り板22a、22b同士をつなぎ、内部空間12aのうちノズル11の開口部と対向する部分を2つに分割する分離板23を備えている。本実施形態の分離板23は、その表裏面が、ジョイント部材12の前記上面壁12hおよび下面壁12cと平行となるように一対の仕切り板22a、22b同士をつなぐ平板状とされて、内部空間12aのうちノズル11の開口部と対向する部分を、ジョイント部材12の上面壁12h側の部分と下面壁12c側の部分とに分割している。なお、この分離板23の表裏面は、仕切り板22a、22bの延在する方向においてノズル11の開口部と反対側の端部から中央部に至るまで延在させられている。
この分離板23のノズル11側の端部には、前記下面壁12c側の部分とは閉塞させた状態で前記上面壁12h側の部分とノズル11とを連通させる第1通路18と、前記上面壁12h側の部分とは閉塞させた状態で前記下面壁12c側の部分とノズル11とを連通させる第2通路19とが設けられている。なお、これらの第1、第2通路18、19はそれぞれ、仕切り板22a、22bの延在する方向においてその中央部からノズル11側の端部に至るまで位置させられている。
本実施形態では、第1、第2通路18、19はそれぞれ2つ設けられ、これらの第1、第2通路18、19が分離板23の延在する方向、つまり長手方向に沿って交互に並んでノズル11に開口している。
一方の仕切り板22aには、ノズル11と反対側で、かつ分離板23よりも上方に位置する部分に第1導入孔20が形成され、また、他方の仕切り板22bには、ノズル11側で、かつ分離板23よりも下方に位置する部分に第2導入孔21が形成されている。第1導入孔20により前記上面壁12h側の部分と第1空間12eとが連通され、第2導入孔21により前記下面壁12c側の部分と第2空間12fとが連通されるようになっている。
さらに、本実施形態では、図1に示されるように、連結孔部13a、13bが形成されたジョイント部材12の下面壁12cは開閉可能とされている。また、分離板23におけるノズル11の開口部と反対側の端部と、内部空間12aにおけるノズル11の開口部と対向する対向面との間にこれらを係合する係合部24が設けられている。
この係合部24は、分離板23におけるノズル11の開口部と反対側の端部に形成されるとともに、その上下面および端面に開口する凹溝24aと、内部空間12aにおけるノズル11の開口部と対向する対向面に上下方向に延在するように形成されて凹溝24aに嵌め込まれる突起物24bとにより構成されている。
これにより、図2に示すように、ジョイント部材12の下面壁12cを開いた状態で、仕切り部17を内部空間12aに対して上下方向にスライドすることによって着脱可能とされている。
以上より、レバー16aを下方に押し下げることによって内部空間12aの第1空間12eに供給された流動体Aは、第1導入孔20から分離板23の表面側、つまり前記上面壁12h側の部分に導入されて、この流動体Aが第1通路18に到達したときに、この通路18からノズル11の開口部に至り、このノズル11から吐出される。これと同時に、内部空間12aの第2空間12fに供給された流動体Bは、第2導入孔21から分離板23の裏面側、つまり前記下面壁12c側の部分に導入され、その後、この流動体Bが第2通路19に到達したときに、この通路19からノズル11の開口部に至り、このノズル11から吐出される。これにより、内部空間12aに供給された2種類の流動体A、Bを並列させてノズル11から吐出する。
ここで、流動体Aは、間隔をおいて配設された2箇所の第1通路18に到達する。また、流動体Bは、間隔をおいて配設された2箇所の第2通路19に到達する。この際、内部空間12aにおける前記長手方向の一端部側(図示の例では連結孔部13a)から供給された流動体Aは、2つの第2通路19のうち少なくとも前記長手方向の一端部側に位置する第2通路19の前記長手方向における配設位置を越えて第1通路18に到達する。また、内部空間12aにおける前記長手方向の他端部側(図示の例では連結孔部13b)から供給された流動体Bは、2つの第1通路18のうち少なくとも前記長手方向の他端部側に位置する第1通路18の前記長手方向における配設位置を越えて第2通路19に到達する。
以上説明したように、本実施形態による二連式容器10によれば、ジョイント部材12の内部空間12aに仕切り部17が設けられているので、2つの容器13、14から内部空間12aに供給された2種類の流動体A、Bを混ざり合わせることなく、並列させてストライプ状にノズル11から吐出することができる。
また、本実施形態では、分離板23におけるノズル11の開口部と反対側の端部と、内部空間12aにおけるノズル11の開口部と対向する対向面との間に係合部24が設けられているので、この分離板23を有する仕切り部17を内部空間12aに高精度に位置決めして取り付けることを容易に実現することができる。また、仕切り部17が内部空間12aに対して着脱可能とされているので、目的に応じて、内部空間12a内で2種類の流動体A、Bを混合した後に、この混合体をノズル11から吐出するか、前記のようにストライプ状にしてノズル11から吐出するかの選択をすることが可能になり、この二連式容器10の取り扱い性の向上を図ることもできる。
さらに、本実施形態では、第1、第2通路18、19がそれぞれ2つ設けられ、これらの第1、第2通路18、19が前記長手方向に交互に並んでノズル11に開口しているので、流動体Aと流動体Bとが隣接された合計4列を並列させてストライプ状にノズル11から吐出することが可能になり、製品の使用時における見映えをさらに向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ジョイント部材12の下面壁12cを開閉可能としたが、固定させてもよく、あるいは下面壁12cを固定して、上面壁12hを開閉可能としてもよい。
また、係合部24を設けることにより仕切り部17を内部空間12aに対して着脱可能としたが、この内部空間12aに固定させるようにしてもよい。
さらに、係合部24として、分離板23におけるノズル11の開口部と反対側の端部に形成された凹溝24aと、内部空間12aにおけるノズル11の開口部と対向する対向面に形成された突起物24bとを備える構成を示したが、これに代えて、分離板23に突起物を形成するとともに、内部空間12aの前記対向面に凹溝を形成するようにしてもよいい。
さらにまた、前記実施形態では、ノズル11としてその内面形状が前記長手方向に仕切られていない構成を示したが、これを仕切るようにしてもよい。つまり、第1、第2通路18、19をそれぞれ、ノズル11の先端開口部にまで至らせるようにその長さを延長してもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明するが、前記第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では、図4および図5に示すように、仕切り部25は、内部空間12aのうちノズルの開口部11に対向する位置に配置された箱体26を備え、この箱体26の表面のうちノズル11の開口部の前記長手方向両端部と対応する位置に設けられ、ノズル11側からこれと反対側に向けて延在して、この内部空間12aを、ノズル11の開口部と対向する部分と第1空間12eおよび第2空間12fとで仕切る一対の仕切り板27と、これらの仕切り板27の延在する方向における中間部同士をつなぎ、内部空間12aのうちノズル11の開口部と対向する部分を、ノズル11側の部分とノズル11と反対側の部分とに分割する分離板32とを備えている。
なお、箱体26は、内部空間12aを画成する壁面のうちジョイント部材12の上面壁12hと対応する壁面と一体成形され、また、仕切り板27および分離板32は、内部空間12aを画成する壁面のうちジョイント部材12の下面壁12cと対応する壁面と一体成形されている。さらに、分離板32の表裏面は、ジョイント部材12の側壁前面12bおよび側壁後面12dと平行になっている。
また、箱体26の内部には、ノズル11の開口部に向けて延在し、この箱体26においてノズル11側の端面26aおよび表面に開口して、前記ノズル11側の部分とノズル11とを連通させる第1通路28、および前記ノズル11と反対側の部分とノズル11とを連通させる第2通路29が形成されている。そして、一方の仕切り板27aに、前記ノズル11側の部分と内部空間12aの第1空間12eとを連通させる第1導入孔30が形成されるとともに、他方の仕切り板27bに、前記ノズル11と反対側の部分と内部空間12aの第2空間12fとを連通させる第2導入孔31が形成されている。
さらに、本実施形態では、第1、第2通路28、29はそれぞれ2つ設けられ、これらの第1、第2通路28、29が前記長手方向に沿って交互に並んでノズル11に開口している。また、箱体26の表面において、第1通路28は分離板32よりもノズル11側に開口し、第2通路29は分離板32よりもノズル11と反対側に開口している。
以上より、レバー16aを下方に押し下げることによって内部空間12aの第1空間12eに供給された流動体Aは、第1導入孔30から前記ノズル11側の部分に導入されて第1通路28に到達すると、この通路28によりノズル11の開口部に至りノズル11から吐出される。これと同時に、内部空間12aの第2空間12fに供給された流動体Bは、第2導入孔31から前記ノズル11と反対側の部分に導入されて第2通路29に到達すると、この通路29によりノズル11の開口部に至りノズル11から吐出される。これにより、前記第1実施形態と同様に、内部空間12aに供給された2種類の流動体A、Bを並列させてノズル11から吐出する。
ここで、流動体Aは、間隔をおいて配設された2箇所の第1通路28に到達する。また、流動体Bは、間隔をおいて配設された2箇所の第2通路29に到達する。この際、内部空間12aにおける前記長手方向の一端部側(図示の例では連結孔部13a)から供給された流動体Aの少なくとも一部は、2つの第2通路29のうち前記長手方向の一端部側に位置する第2通路29の前記長手方向における配設位置を越えて第1通路28に到達する。また、内部空間12aにおける前記長手方向の他端部側(図示の例では連結孔部13b)から供給された流動体Bの少なくとも一部は、2つの第1通路28のうち前記長手方向の他端部側に位置する第1通路28の前記長手方向における配設位置を越えて第2通路29に到達する。
以上説明したように、本実施形態による二連式容器40によれば、ジョイント部材12の内部空間12aに仕切り部25が設けられているので、2つの容器13、14から内部空間12aに供給された2種類の流動体A、Bを混ざり合わせることなく、並列させてストライプ状にしてノズル11から吐出することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、ジョイント部材12の下面壁12cを開閉可能としたが、固定させてもよく、あるいは下面壁12cを固定して、上面壁12hを開閉可能としてもよい。
また、仕切り部25を内部空間12a内に固定させたが、箱体26と仕切り板27と分離板32とを一体成形する等して、前記第1実施形態と同様の係合部を介してこの内部空間12aに対して着脱可能に設けてもよい。
さらに、前記実施形態では、ノズル11としてその内面形状が前記長手方向に仕切られていない構成を示したが、これを仕切るようにしてもよい。つまり、第1、第2通路28、29をそれぞれ、ノズル11の先端開口部にまで至らせるようにその長さを延長してもよい。
さらにまた、前記第1、第2実施形態で示した仕切り部17、25に代えて、例えば内部空間12aにおけるノズル11の開口部と対向する位置に、ノズル11の開口部からこの内部空間12aにおけるノズル11の開口部と反対側に向けて延在する仕切り板を設けることにより、流動体Aと流動体Bとをこの内部空間12aで仕切った状態でノズル11に供給し、2種類の流動体A、Bを2列に並列させてノズル11から吐出するようにしてもよい。
2種類の流動体をストライプ状に並列させてノズルから吐出できる二連式容器を提供する。
本発明に係る第1実施形態として示した二連式容器のジョイント部の概略構成図である。 図1に示すジョイント部を上下反転させて展開した状態を示す図である。 本発明に係る一実施形態として示した二連式容器の概略構成図である。 本発明に係る第2実施形態として示した二連式容器のジョイント部を上下反転させて展開したときの状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態として示した二連式容器のジョイント部を上下を反転させた状態での横断面図である。
符号の説明
10、40 二連式容器
11 ノズル
12 ジョイント部材
12a 内部空間
12b 側壁前面
12c 下面壁
12e 第1空間
12f 第2空間
12h 上面壁
13、14 容器
17、25 仕切り部
18、28 第1通路
19、29 第2通路
20、30 第1導入孔
21、31 第2導入孔
22、27 仕切り板
23、32 分離板
24 係合部
A、B 流動体

Claims (4)

  1. ノズルを有する箱状のジョイント部材に、互いに種類の異なる流動体が充填された2つの容器が、その流動体がジョイント部材の内部空間に供給可能に連結されて、この内部空間に供給された各流動体がノズルを介して外部へ吐出される二連式容器であって、
    前記内部空間には、この内部空間を、一方の容器から流動体が供給される部分と他方の容器から流動体が供給される部分とに仕切り、かつこれらの仕切られた空間を並列させてノズルに連通させる仕切り部が設けられ
    前記ジョイント部材は、上下方向両端部がそれぞれ開口する筒状体の各開口部が、上面壁および下面壁で各別に閉塞されるとともに、ノズルの設けられた側壁前面側から見て横長とされて、その長手方向中央部にノズルが設けられるとともに、長手方向両端部に前記2つの容器がそれぞれ連結され、
    前記仕切り部は、前記内部空間へのノズルの開口部からこの内部空間におけるノズルの開口部と反対側に向けて延在して、この内部空間を、前記ノズルの開口部に対向する部分と、この部分を長手方向に挟んで互いに対向する第1空間および第2空間とに仕切る一対の仕切り板と、
    これらの仕切り板同士をつなぎ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分を一方の部分と他方の部分とに分割する分離板と、
    前記一方の部分とノズルとを連通させる第1通路、および前記他方の部分とノズルとを連通させる第2通路とを備え、
    前記一対の仕切り板のうち、一方の仕切り板に、前記一方の部分と前記第1空間とを連通させる第1導入孔が形成されるとともに、他方の仕切り板に、前記他方の部分と前記第2空間とを連通させる第2導入孔が形成され、
    前記第1、第2通路の少なくとも一方は複数設けられるとともに、これらの第1、第2通路が前記長手方向に交互に並んでノズルに開口していることを特徴とする二連式容器。
  2. 請求項記載の二連式容器において、
    前記分離板は、その表裏面が、ジョイント部材の前記上面壁および下面壁と平行となるように設けられた平板状とされ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分をジョイント部材の上面壁側の部分と下面壁側の部分とに分割し、
    前記第1、第2通路はこの分離板のノズル側の端部に連設され、第1通路は前記上面壁側の部分とノズルとを連通させるとともに、第2通路は前記下面壁側の部分とノズルとを連通させ、
    前記第1導入孔は、前記上面壁側の部分と前記第1空間とを連通させるとともに、前記第2導入孔は、前記下面壁側の部分と前記第2空間とを連通させ、
    前記第1導入孔から前記上面壁側の部分に導入された一方の流動体が、前記第1通路を介してノズルに到達するとともに、前記第2導入孔から前記下面壁側の部分に導入された他方の流動体が、前記第2通路を介してノズルに到達することを特徴とする二連式容器。
  3. 請求項記載の二連式容器において、
    前記仕切り部は、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部に対向する位置に配置された箱体を備え、前記一対の仕切り板はこの箱体の表面に設けられ、
    前記分離板は、これらの仕切り板の延在する方向における中間部同士をつなぎ、前記内部空間のうち前記ノズルの開口部と対向する部分を、ノズル側の部分とノズルと反対側の部分とに分割し、
    前記第1、第2通路は、前記箱体の内部に前記ノズルの開口部に向けて延在して形成されるとともに、この箱体において前記ノズル側の端面および表面に開口し、第1通路は前記ノズル側の部分とノズルとを連通させるとともに、第2通路は前記ノズルと反対側の部分とノズルとを連通させ、
    前記第1導入孔から前記ノズル側の部分に導入された一方の流動体が、前記第1通路を介してノズルに到達するとともに、前記第2導入孔から前記ノズルと反対側の部分に導入された他方の流動体が、前記第2通路を介してノズルに到達することを特徴とする二連式容器。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の二連式容器において、
    前記ジョイント部材は開閉可能とされるとともに、前記仕切り部における前記ノズルの開口部と反対側の端部と、前記内部空間における前記ノズルの開口部と対向する対向面との間にこれらを係合する係合部が設けられ、ジョイント部材を開いた状態で、前記仕切り部は、この係合部によって係合されつつ前記内部空間に対して着脱可能とされていることを特徴とする二連式容器。
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