JP7042680B2 - 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品 - Google Patents

2液吐出ノズルおよび2液吐出製品 Download PDF

Info

Publication number
JP7042680B2
JP7042680B2 JP2018077767A JP2018077767A JP7042680B2 JP 7042680 B2 JP7042680 B2 JP 7042680B2 JP 2018077767 A JP2018077767 A JP 2018077767A JP 2018077767 A JP2018077767 A JP 2018077767A JP 7042680 B2 JP7042680 B2 JP 7042680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
discharge
undiluted solution
passage
discharge port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018077767A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019182517A (ja
Inventor
秀 樫根
知之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daizo Corp filed Critical Daizo Corp
Priority to JP2018077767A priority Critical patent/JP7042680B2/ja
Priority to KR1020207012599A priority patent/KR20200094737A/ko
Priority to CN201880076129.7A priority patent/CN111372868B/zh
Priority to PCT/JP2018/044283 priority patent/WO2019111823A1/ja
Priority to EP18886305.4A priority patent/EP3722227B1/en
Priority to US16/768,177 priority patent/US11053067B2/en
Publication of JP2019182517A publication Critical patent/JP2019182517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7042680B2 publication Critical patent/JP7042680B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Description

本発明は2液吐出ノズルおよびそれを用いた2液吐出製品に関する。
特許文献1、2には、2液反応製剤を混合し易くする吐出容器が開示されている。具体的には、特許文献1では、第1液を吐出する第1開口部と、第2液を吐出する第2開口部とを交互に配置することで、2種類の原液を交互に並べて吐出することが開示されている。また、特許文献2では、ノズル内にスクリュー状の混練羽根を設けることで、2種類の原液を螺旋状に組み合わせた状態で吐出することが開示されている。
特許第3960649号公報 特開2011-73766号公報
ところで、吐出された原液が泡状やクリーム状であると、液状である場合に比べて混ぜ難い傾向がある。2種類の原液を十分に混ぜ合わせることができないと所定の性能を発揮させることができない。例えば、原液が2液反応型の染毛剤である場合、十分に染毛することができない。
そこで本発明は、2種類の原液を混合させ易いように吐出する2液吐出ノズルおよび2液吐出製品の提供を目的としている。
本発明の2液吐出ノズルは、吐出容器2、2Aに取り付けられ、2種類の原液C1、C2を吐出する2液吐出ノズルであって、側面に吐出口323が形成されたノズル部32、32Aを備えており、ノズル部32、32Aは、吐出される原液C1、C2をノズル部32、32Aの軸回りに旋回させる旋回手段Rを備え、吐出口323は、主に第1原液C1を吐出する第1吐出口324と、主に第2原液C2を吐出する第2吐出口325とを備え、第1吐出口324と第2吐出口325とがノズル部32、32Aの軸回りに交互に配置されていることを特徴としている。
ノズル部32、32Aと吐出容器2、2Aとを繋ぐ本体部31を備えており、本体部31は、第1原液C1を通す第1通路311と、第2原液C2を通す第2通路312とを備え、第1通路311のノズル部32、32A側の開口311eと第2通路312のノズル部32、32A側の開口312dとが、ノズル部32、32Aの軸回りに交互に配置されていることが好ましい。
旋回手段Rが、吐出口323を構成する開口内周面36の一対の側面部36a、36bによって構成されていることが好ましい。具体的には、開口内周面36の一対の側面部36a、36bのうち、少なくとも一方の側面部を、ノズル部32、32Aの中心軸Aから外側に向かって弧を描くように湾曲させたり、吐出口323をノズル部32、32Aの軸回りに捩ることで旋回手段Rが構成されていることが好ましい。
ノズル部32、32Aが、第1原液C1を通す第1内部通路321と、第2原液C2を通す第2内部通路322とを備えていることが好ましい。
本発明の2液吐出製品は、吐出容器2、2Aと、吐出容器2、2Aに充填された第1原液C1と、吐出容器2、2Aに充填された第2原液C2と、上記いずれかに記載の2液吐出ノズルとを備えていることを特徴としている。
本発明の2液吐出ノズルは、原液の吐出口がノズル部の側面に形成されているとともに、ノズル部が、吐出される原液をノズル部の軸回りに旋回させる旋回手段を備えているため、原液をノズル部の周り(ノズル部の側面に沿わせるよう)に旋回させながら吐出することができる。また、第1吐出口と第2吐出口とがノズル部の軸回りに交互に配置されているため、それぞれ旋回しながら吐出される第1原液と第2原液2が層状に重なり合うこととなり、吐出された第1原液と第2原液とを混合し易い。
ノズル部と吐出容器とを繋ぐ本体部を備えており、本体部が、第1原液を通す第1通路と、第2原液を通す第2通路とを備え、第1通路のノズル部側の開口と第2通路のノズル部側の開口とが、ノズル部の軸回りに交互に配置されていれば、第1吐出口から第1原液を吐出させ易く、また第2吐出口から第2原液を吐出させ易くなり、第1原液と第2原液とをきれいに重ね合わせることができる。
旋回手段が、吐出口を構成する開口内周面の一対の側面部によって構成されていれば、原液を旋回させるための部品などを別途設ける必要が無い。開口内周面の一対の側面部のうち、少なくとも一方の側面部を、ノズル部の中心軸から外側に向かって弧を描くように湾曲させたり、吐出口をノズル部の軸回りに捩れば、原液をノズル部の周りで旋回させながら吐出することができる。
ノズル部が、第1原液を通す第1内部通路と、第2原液を通す第2内部通路とを備えていれば、吐出容器から吐出される第1原液と第2原液とを、吐出口まで互いに混合させること無く通過させることができる。そのため、ノズル部内に反応物(混合物)が残留することがない。
本発明の一実施形態に係る2液吐出製品を示す斜視図である。 2液吐出製品の分解斜視図である。 2液吐出ノズルを示す、図3Aが正面図、図3Bが平面図、図3Cが側面図、図3DがA-A線断面図、図3EがB-B線断面図、図3FがC-C線断面図である。 図4Aが2液吐出ノズルの本体部の斜視図、図4Bが本体部内の通路を示す斜視図、図4Cが図4Bの分解斜視図である。 図5Aがノズル部の正面図、図5Bがノズル部の側面図、図5CがD-D線断面図である。 図6Aが本発明の異なる実施形態の2液吐出ノズル製品を示す斜視図、図6B、図6Cがその2液吐出ノズルを用いた2液吐出製品の斜視図であって、図6Bが非操作時、図6Cが操作時を示している。 図7Aが本発明のさらに異なる実施形態の2液吐出製品を示す断面図、図7Bは図7Aの吐出容器を示す断面図である。 別のノズル部を示す、図8Aが正面図、図8Bがノズル部の側面図、図8CがE-E線断面図である。
次に、この発明の2液吐出製品の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。この発明の2液吐出製品1は、吐出容器2と、吐出容器2に充填された2種類の原液C1、C2(図7B参照)と、2液吐出ノズル3とを備えている。また、この実施形態では、図1および図2に示すように、2液吐出ノズル3を操作するための操作部材4を備えている。
吐出容器2は、第1原液C1が充填された第1吐出容器21と、第2原液C2が充填された第2吐出容器22とからなり、図示しない結束部材によって並設状態で互いに固定されている。
吐出容器2は、第1吐出容器21と第2吐出容器22のどちらも、有底筒状の容器本体200と、容器本体200の上端に設けられた開口部に取り付けられるバルブアッセンブリ201とからなる、いわゆるエアゾール容器である。容器本体200は、原液C1、C2を吐出するために内部に充填される噴射剤Pの圧力に耐えうる耐圧性を有している。材質としては、例えばアルミニウムやブリキ等の金属、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂やガラス等が挙げられるが、他の素材を用いても良い。バルブアッセンブリ201は、原液C1、C2や、原液と噴射剤Pの混合物の噴射口となるステム202と、ステム202のステム孔を塞ぐステムラバー203と、ステム202を軸方向にスライド自在に収容するハウジング204と、ステム202を付勢し、非操作時にステムラバー203によるステム孔の閉塞を維持するバネ205とからなるバルブ機構206と、このバルブ機構206を容器本体200の開口部に取り付けるマウンテンカバー207とを備えた従来公知ものである(図7A、図7B参照)。ただ、これに限らず異なる構成のバルブアッセンブリを用いても良い。
吐出容器2に充填される原液C1、C2は例えば2液反応製剤であって、第1吐出容器21に一方の原液(第1原液C1)が充填され、第2吐出容器22に他方の原液(第2原液C2)が充填されている。原液C1、C2が2液反応型の染毛剤である場合、例えば、第1吐出容器21に、酸化により発色する染料(パラフェニレンジアミンなど)を含有する第1剤が充填され、第2吐出容器22に、染料を酸化させる酸化剤(過酸化水素)を含有する第2剤が充填される。
吐出容器2に充填される噴射剤Pは、例えば窒素、二酸化炭素、空気などの圧縮ガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィンなどの液化ガスが挙げられる。ただ、これに限らず種々の公知の噴射剤を用いることができる。
原液C1、C2と噴射剤Pとが充填された吐出容器2は、ステム202を押し込む(ステム202を操作する)ことで、ステムラバー203によるステム孔の閉塞が解かれ、ステム202から原液C1、C2や、原液と噴射剤Pの混合物が吐出される。
2液吐出ノズル3は、図2及び図3に示すように、ノズル部32と、ノズル部32と吐出容器2とを繋ぐ本体部31とを備えている。まず、本体部31について説明すると、本体部31は、平面視長円状の基部33と、基部33の長手方向の中央から前向き水平方向に延びる延出部34とを備えている。基部33は、第1吐出容器21のステム202と第2吐出容器22のステム202とに跨ることが可能な長さとされており、下面側に、吐出容器2のステム202を装着するためのステム装着部331を備えている。このステム装着部331は、ステム202を嵌め込むことができる孔であって、第1吐出容器21のステム202に装着される第1ステム装着部332と、第2吐出容器22のステム202に装着される第2ステム装着部333とからなる。延出部34は略円柱状であって、その先端にノズル部32を装着するためのノズル装着部34aを備えている。
ところで本体部31は、図3D~図3Fや図4B、図4Cに示すように、ステム装着部331からノズル装着部34aにかけて連通する通路310を備えている。通路310は、第1原液C1を通す第1通路311と、第2原液C2を通す第2通路312とからなる。この第1通路311と第2通路312は接続されること無く互いに独立している。従って、第1原液C1と第2原液C2とが本体部31内で混ざり合うことは無い。
第1通路311は、基部33と延出部34とに跨って設けられている。第1通路311のうち、基部33に位置する部分は、第1ステム装着部332で開口し、そこから上に延びる縦路311aと、縦路311aの上端から右向き水平方向に延びる横路311bと、横路311bを上下方向に分岐する分岐路311cとからなる。第1通路311のうち、延出部34に位置する部分は、延出部34の軸方向に延びる2本の横路311dからなる。2本の横路311dは、図4Cに示すように上下方向に並んでおり、延出部34の基端でそれぞれ上下方向に分岐された分岐路311cと接続されている。
第2通路312についても、基部33と延出部34とに跨って設けられている。第2通路312のうち、基部33に位置する部分は、第2ステム装着部333で開口し、そこから上に延びる縦路312aと、縦路312aの上端から左向き水平方向(左右方向)に延びる横路312bとからなる。この横路312bは、第1通路311の分岐路311cの間に位置している。また途中で後方に拡幅されている。さらに先端に加えて中間部にも開口を備えている。第2通路312のうち、延出部34に位置する部分は、延出部34の軸方向に延びる2本の横路312cからなる。2本の横路312cは、図4Cに示すように水平方向に並んでおり、延出部34の基端でそれぞれ横路312bの開口と接続されている。
上記構成の本体部31は、延出部34の先端において、第1通路311が上下方向に2つ、第2通路312が水平方向2つ開口している。この状態は、第1通路311のノズル部32側の開口311eと、第2通路312のノズル部32側の開口312dとが、十字状の仕切り部313によってノズル部32の軸回り(中心軸A周り)に交互に配置されていると言える(図4A参照)。そして、延出部34には各通路と連通するようにしてノズル部32が取り付けられている。
ノズル部32は、図5Bに示すように先端に向かって尖る略砲弾状の外観をなしている。また、ノズル部32は、図5Aや図5Cに示すように、ノズル部32の軸方向に延び、先端が閉じられた内部通路320と、内部通路320の側方(ノズル部32の側面)で開口する吐出口323とを備えている。
吐出口323は、ノズル部32の軸方向に長いスリット状であって、ノズル部32の軸回りに等間隔に4つ設けられている。また、ノズル部32の軸回りに捩れるようにして設けられている。具体的には、ノズル部32の根元から先端に向かって左回りに捩れている。この吐出口323は、第1吐出口324と、第2吐出口325とからなり、第1吐出口324と第2吐出口325とはノズル部32の軸回りに交互に配置されている。なお、第1吐出口324は、主に第1通路311の横路311dの延長線上に位置し、第2吐出口325は、主に第2通路312の横路312cの延長線上に位置している。第1吐出口324と第2吐出口325の間に位置する窪みは、肉抜き部35であって内部通路320とは連通していない。この肉抜き部35は省略しても良い。
吐出口323を構成する開口内周面36は、上端同士が互いに繋がった一対の側面部36a、36bと、側面部36a、36bの下端間を繋ぐ下面部36cとによって構成されている。内部通路320を構成する内面320aと、開口内周面36との境界を吐出口323の入り口323aとし、ノズル部32の外面32aと、開口内周面36との境界を吐出口323の出口323bとした場合、吐出口323の入り口323aのノズル部32軸方向の長さL1は3~50mm、好ましくは5~40mmである。また、入り口323aの幅W1は0.3~3mm、好ましくは0.5~2mmとされている。
一対の側面部36a、36bは、図5Cに示すように、ノズル部32の中心軸Aから外側に向かって弧を描くように湾曲している。具体的には、各側面部36a、36bが吐出口323の入り口323a(内部通路320)から出口323b(ノズル部32の外面32a:外部)に向かって弧を描くようにして湾曲している。なお、この状態は、各側面部36a、36bがノズル部32の軸回りに湾曲しているともいえる。各側面部36a、36bは同じ方向に湾曲している。具体的には、ノズル部32の中心軸Aから外側に向かって左回りに湾曲している。これは、吐出口323のノズル部32の軸方向における捩れの方向と同じである。また、4つの吐出口323は全て同じ方向に湾曲している。湾曲の程度、すなわち側面部36a、36bの曲率は、一対の側面部36a、36b間で互いに異なっている。具体的には、絶対値で比較した場合、湾曲の内周側に位置する側面部(凸面)36aの曲率よりも、湾曲の外周側に位置する側面部(凹面)36bの曲率の方が大きくなっている(曲率半径は小)。また、一対の側面部36a、36b間の間隔は外方に向かって広がっている。内部通路320の幅は、ノズル部32の軸方向でほとんど変わらない。一方で、ノズル部32の外形は先細り形状である。そのため、一対の側面部36a、36bによって形成される制御通路37の水平方向の長さL2は、先端(上方)に向かうにつれて短くなっている。制御通路37の長さL2は1~6mm、好ましくは2~5mmである。
下面部36cは、図3Fに示すように、ノズル部32の軸方向に対して斜めである。具体的には、ノズル部32の先端に向かって開くようにして角度が付けられている。
操作部材4は、図1に示すように、ノズル部32を除く2液吐出ノズル3と吐出容器2の上部を覆うカバー部41と、ステム202を操作するための押ボタン部42とを備えている。カバー部41は、平面形状が略長円とされた筒状部材である。上端側は押ボタン部42を設ける部分を除いて塞がれている。一方、下端側は開口しており、2液吐出ノズル3と吐出容器2の上部を内包した状態で、吐出容器2に直接又は第1吐出容器21と第2吐出容器22とを束ねる結束部材(図示しない)を介して間接的に固定されている。押ボタン部42は、平面視、カバー部41の中央に位置している。押ボタン部42はカバー部41とヒンジ43を介して繋がっている。
上記構成の2液吐出製品1は、押ボタン部42を押し込むと、押ボタン部42の下方に位置する2液吐出ノズル3が押し込まれ、ステム202が押し込まれる。すると、吐出容器2からそれぞれ第1原液C1と第2原液C2とが噴射され、2液吐出ノズル3内に設けられた通路を経て外部に吐出される。この際、第1通路311のノズル部32側の開口311eと、第2通路312のノズル部32側の開口312dとが、ノズル部32の軸回りに交互に配置されているため、内部通路320内で第1原液C1と第2原液C2が合流するものの、主として第1吐出口324から第1原液C1が吐出され、主として第2吐出口325から第2原液C2が吐出される。また、第1吐出口324と第2吐出口325とがノズル部32の軸回りに交互に配置されているため、第1原液C1と第2原液C2とは隣り合った状態で吐出される。さらに、開口内周面36の一対の側面部36a、36bが湾曲していたり、吐出口323がノズル部32の軸回りに捩れているため、これらが原液C1、C2をノズル部32の軸回りに旋回させる旋回手段Rとして機能し、原液C1、C2がノズル部32の周りに巻き付くようにして吐出される。その結果、原液C1、C2がノズル部32の周りを旋回する間に、内側から次々と第1原液C1と第2原液C2とが交互に重なり合うこととなり、層状の吐出物が得られる。層の厚みは、吐出口323がスリット状であることから、円形状や正方形状の孔から吐出させる場合に比べて薄い。そのため、軽く混ぜるだけで、第1原液C1と第2原液C2とを簡単に混ぜ合わせることができる。なお、吐出物はある程度、ノズル部32周りを旋回すると後続の吐出物に押されてノズル部32の前方へと送り出される。従って、吐出物はソフトクリーム状を呈する。
図6は、本発明の2液吐出製品1Aの異なる実施形態を示している。図6Aに示すように、2液吐出ノズル3Aのノズル部32が上を向いている。また、操作部材4Aがノズル部32の軸方向にスライド可能に取り付けられている。この操作部材4Aは、バネなどの付勢手段(図示しない)によって上側に付勢されており、非操作時はノズル部32も操作部材4A内に格納されている。使用にあたっては、操作部材4Aを下に押し込み、上面に設けられた孔44からノズル部32を突出させる。この状態でさらに操作部材4Aを下に押し込むことで、2液吐出ノズル3Aを介してステム202を押し込み、原液C1、C2を吐出させる。押し込み操作を止めると、付勢手段によって操作部材4Aが持ち上げられ、再びノズル部32が操作部材4A内に格納される。このような構成であれば、操作部材4Aの上に手を置き、指と指の間からノズル部32を突出させるようにして操作部材4Aを押し込めば、手の上方に原液C1、C2が吐出されるため、手を上に引き上げるだけで吐出物を手に取ることができる。従って、片手での使用が可能であり、必ずしも2液吐出製品1Aを持ち上げて使用する必要がない。他の構成については、上記の2液吐出製品1と同様であるから、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図7は、本発明の2液吐出製品1Bのさらに異なる実施形態を示している。この実施形態では、1つの容器本体200内に2つの内袋5が設けられており、1つの吐出容器2Aが2つのステム202、202を有している。内袋5は、可撓性を有する例えばパウチであって、一方の内袋51に第1原液C1が充填され、他方の内袋52に第2原液C2が充填されている。噴射剤Pは、容器本体200と内袋5との間に充填されている。このような構成の場合、原液C1、C2と噴射剤Pとが混ざり合わないため、原液C1、C2そのものを吐出することができる。すなわち、原液C1、C2がクリーム状であれば、クリーム状のままで吐出させることができる。なお、原液C1、C2がクリーム状であっても、噴射剤Pと混合状態で吐出されると泡状になり易い。
また、この実施形態では操作部材4、4Aが設けられておらず、直接、2液吐出ノズル3を押し込むようになっている。符号6は肩カバーである。他の構成については、上記の2液吐出製品1と同様であるから、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8は、上記ノズル部32とは異なる構成のノズル部32Aを示している。このノズル部32Aは、内部通路320が、十字状の仕切り部38によって仕切られており、本体部31の第1通路311と連通する第1内部通路321と、第2通路312と連通する第2内部通路322とを備えている。この第1内部通路321と第2内部通路322は、それぞれ2つずつ設けられており、ノズル部32Aの先端から見て周方向に交互に配置されている(図8C参照)。これら内部通路321、322は接続されること無く互いに独立している。従って、第1原液C1と第2原液C2とがノズル部32A内で混ざり合うことは無く、第1内部通路321を通る第1原液C1は第1吐出口324から吐出され、第2内部通路322を通る第2原液C2は第2吐出口325から吐出される。このノズル部32Aは、図5に示すノズル部32に代えて適用可能である。なお、図5に示すノズル部32は、内部通路320で第1原液C1と第2原液C2とが合流するため、各原液C1、C2の流速の違いが是正され、吐出時の原液C1、C2の飛び散りが抑制される傾向が見られる。ノズル部32Aについては、2液吐出ノズル3内で原液C1、C2同士が混ざり合うことがないため、反応物が内部に残留することがなく、使用後の洗浄の手間を省くことができる。
以上に、この発明の代表的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施形態では、旋回手段Rとして2つの構成(開口内周面36の一対の側面部36a、36bを、ノズル部32、32Aの中心軸Aから外側に向かって弧を描くように湾曲させる構成、吐出口323をノズル部32、32Aの軸回りに捩る構成)を取り入れていたが、いずれか一方だけでも良い。また、開口内周面36の一対の側面部36a、36bのうち、いずれか一方のみを湾曲させるだけでも良い。旋回手段Rとしては、他に、吐出口323の外側に、開口内周面36の側面部36a、36bを延長するように羽根を設け、その羽根を湾曲させたり、ノズル部32の軸回りに捩じるようにしても良い。吐出口323や開口311e、312dの数は適宜増減可能であって、上記実施形態に限定されるものではない。ただ、開口311e、312dと第1、第2吐出口324、325の数や配置位置(配置角度)は揃えることが好ましい。例えば上記実施形態では、開口311e、312dと吐出口323をそれぞれ4つずつ設け、90度毎に配置していたが、6つ設けて、60度毎に配置しても良い。
原液C1、C2としては、2液反応製剤に限らず、種々のものを用いることができる。例えば、第1原液C1と第2原液C2とで色を異ならせれば、縞状の外観が得られる。一方を泡状に吐出し、他方を液状(クリーム状)に吐出するなど、吐出される状態を異ならせるようにしても良い。
1、1A、1B 2液吐出製品
2、2A 吐出容器
21 第1吐出容器
22 第2吐出容器
200 容器本体
201 バルブアッセンブリ
202 ステム
203 ステムラバー
204 ハウジング
205 バネ
206 バルブ機構
207 マウンテンカバー
3、3A 2液吐出ノズル
31 本体部
310 通路
311 第1通路
311a 縦路
311b 横路
311c 分岐路
311d 横路
311e ノズル部側の開口
312 第2通路
312a 縦路
312b 横路
312c 横路
312d ノズル部側の開口
313 仕切り部
32、32A ノズル部
32a ノズル部の外面
320 内部通路
320a 内部通路を構成する内面
321 第1内部通路
322 第2内部通路
323 吐出口
323a 吐出口の入り口
323b 吐出口の出口
324 第1吐出口
325 第2吐出口
33 基部
331 ステム装着部
332 第1ステム装着部
333 第2ステム装着部
34 延出部
34a ノズル装着部
35 肉抜き部
36 開口内周面
36a 一対の側面部の一方の側面部
36b 一対の側面部の他方の側面部
36c 下面部
37 制御通路
38 仕切り部
4、4A 操作部材
41 カバー部
42 押ボタン部
43 ヒンジ
44 上面の孔
C1 第1原液
C2 第2原液
P 噴射剤
5 内袋(パウチ)
51 一方のパウチ
52 他方のパウチ
6 肩カバー
L1 吐出部の入り口のノズル部軸方向の長さ
W1 吐出部の入り口の幅
L2 制御通路の長さ
R 旋回手段
A ノズル部の中心軸

Claims (7)

  1. 吐出容器に取り付けられ、2種類の原液を吐出する2液吐出ノズルであって、
    側面に吐出口が形成されたノズル部と、ノズル部と吐出容器とを繋ぐ本体部とを備えており、
    ノズル部は、吐出される原液をノズル部の軸回りに旋回させる旋回手段を備え、
    吐出口は、主に第1原液を吐出する第1吐出口と、主に第2原液を吐出する第2吐出口とを備え、
    第1吐出口と第2吐出口とがノズル部の軸回りに交互に配置されており、
    本体部は、第1原液を通す第1通路と、第2原液を通す第2通路とを備え、
    第1通路のノズル部側の開口と第2通路のノズル部側の開口とが、ノズル部の軸回りに交互に配置されており、
    前記両開口と第1、第2吐出口の数が揃っている、
    2液吐出ノズル。
  2. 第1吐出口が第1通路の延長線上に位置し、第2吐出口が第2通路の延長線上に位置している、請求項1記載の2液吐出ノズル。
  3. 旋回手段が、吐出口を構成する開口内周面の一対の側面部によって構成されている、
    請求項1又は2記載の2液吐出ノズル。
  4. 旋回手段が、開口内周面の一対の側面部のうち、少なくとも一方の側面部を、ノズル部の中心軸から外側に向かって弧を描くように湾曲させることで構成されている、
    請求項3記載の2液吐出ノズル。
  5. 旋回手段が、吐出口をノズル部の軸回りに捩ることで構成されている、
    請求項3又は4記載の2液吐出ノズル。
  6. ノズル部が、第1原液を通す第1内部通路と、第2原液を通す第2内部通路とを備えている、
    請求項1~5のいずれかに記載の2液吐出ノズル。
  7. 吐出容器と、
    吐出容器に充填された第1原液と、
    吐出容器に充填された第2原液と、
    請求項1~6のいずれかに記載の2液吐出ノズルとを備えた、
    2液吐出製品。
JP2018077767A 2017-12-04 2018-04-13 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品 Active JP7042680B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077767A JP7042680B2 (ja) 2018-04-13 2018-04-13 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品
KR1020207012599A KR20200094737A (ko) 2017-12-04 2018-11-30 발포성 내용물의 토출 노즐 및 에어로졸 제품
CN201880076129.7A CN111372868B (zh) 2017-12-04 2018-11-30 发泡性内容物的喷出喷嘴及气溶胶制品
PCT/JP2018/044283 WO2019111823A1 (ja) 2017-12-04 2018-11-30 発泡性内容物の吐出ノズルおよびエアゾール製品
EP18886305.4A EP3722227B1 (en) 2017-12-04 2018-11-30 Discharging nozzle for foamable contents, and aerosol product
US16/768,177 US11053067B2 (en) 2017-12-04 2018-11-30 Discharging nozzle for foamable contents, and aerosol product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018077767A JP7042680B2 (ja) 2018-04-13 2018-04-13 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019182517A JP2019182517A (ja) 2019-10-24
JP7042680B2 true JP7042680B2 (ja) 2022-03-28

Family

ID=68339227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018077767A Active JP7042680B2 (ja) 2017-12-04 2018-04-13 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7042680B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542022A (ja) 1999-04-21 2002-12-10 ペチニー・プラスティック・パッケージング・インコーポレーテッド クローバ形のオリフィスを有する二重供給容器
JP2017214147A (ja) 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ダイゾー 発泡性内容物の吐出部材およびエアゾール製品

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034775A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Kao Corp 吐出装置
JP4757592B2 (ja) * 2005-09-30 2011-08-24 株式会社吉野工業所 二連式容器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002542022A (ja) 1999-04-21 2002-12-10 ペチニー・プラスティック・パッケージング・インコーポレーテッド クローバ形のオリフィスを有する二重供給容器
JP2017214147A (ja) 2016-05-30 2017-12-07 株式会社ダイゾー 発泡性内容物の吐出部材およびエアゾール製品

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019182517A (ja) 2019-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6021892A (en) Device for packaging a product comprising constituents which must be stored separately and mixed just before use of the product
JP6779281B2 (ja) 製品を吹き付けるためのデバイス
ES2524665T3 (es) Dispensador bloqueable
US7845518B2 (en) Product packaging and dispensing assembly
ES2204815T3 (es) Cabezal de distribucion limpiable, y distribuidor asi equipado.
JPH02282083A (ja) マルチキャビティ分配容器
MX2014003795A (es) Estructura de pulverizador en abanico para usar en un accionador de dispensacion.
JP3977954B2 (ja) 吐出ヘッド
JP7042680B2 (ja) 2液吐出ノズルおよび2液吐出製品
JP2005035631A (ja) 吐出装置
JP4757592B2 (ja) 二連式容器
KR100690025B1 (ko) 염모제 혼합분출이 가능한 헤어브러시
JP2004155484A (ja) 毛髪化粧料塗布用具
CN111372868B (zh) 发泡性内容物的喷出喷嘴及气溶胶制品
US3437272A (en) Valve actuator for pressurized dispensers
JP2023082380A (ja) 2液吐出部材及び2液吐出容器及び2液吐出製品
KR102342567B1 (ko) 3종 내용물 토출용기
JP5594717B2 (ja) 二液混合吐出器
KR102607344B1 (ko) 내용물 선택 배출 용기
JP5869873B2 (ja) 吐出器
JP2007253953A (ja) ノズル構造及び該ノズル構造を備えた容器
KR102024789B1 (ko) 배출부재의 교체가 가능한 이종 내용물 배출용기
KR200371123Y1 (ko) 구획된 내부를 갖는 튜브
JP2018043794A (ja) 吐出部材および吐出製品
JP4845547B2 (ja) 液体吐出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7042680

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150