JP4755779B2 - 板金加工製品の3次元検査・利用方法及びそのシステム - Google Patents

板金加工製品の3次元検査・利用方法及びそのシステム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、板金加工製品の3次元検査・利用方法及びそのシステムに関し、さらに詳細には、板金加工製品の3次元検査を行い検査結果データを蓄積・利用する板金加工製品の3次元検査・利用方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば、板金加工においての検査工程では、検査の担当者が板金加工製品の紙三面図に記入されている寸法及びその公差と、板金加工製品における測定個所の測定値とを突き合わせ確認を行い、検査を実施している。そして、検査した検査結果は検査表等を作成して記入し保管している。
【0003】
一方、検査結果が必要になったときは、例えば紙の検査結果表を綴じたファイルから担当者が手動により目的の検査結果表の検索を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の板金加工製品の測定方法は、以下のような問題があった。
【0005】
検査を行う作業者によって図面読みとりと加工品における測定個所の認識に差が生じ、その結果、測定ミスや誤差を生みやすいという問題があった。
【0006】
また、検査結果は書面によって伝達されるために、記録結果の再利用が困難であるという問題があった。
【0007】
すなわち、検査行為は加工品と設計寸法との比較とその記録に留まり、加工条件など加工品が出来上がるまでの行為情報の記録がなされていない。
【0008】
このため、新規製品の適切な加工を行うには、最適な加工条件を逐次考えなければならないという問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、発注先が製作した板金加工製品の3次元検査を行い、検査の結果の利用を行う板金加工製品の3次元検査・利用方法であって、
前記板金加工製品の3次元立体モデルである立体姿図を生成して前記立体姿図の形状に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する工程と、
前記板金加工製品の検査個所を測定して検査データを作成しメモリに記憶する工程と、
前記検査データと、前記寸法値とを比較し検査結果データを作成してメモリに記憶する工程と
前記板金加工製品の製作を行った製作工程に関する情報である加工条件情報を作成してメモリに記憶する工程と、
前記検査結果データと、前記立体姿図と、前記加工条件情報とから2以上を関連づけた利用データを作成しデータベースに記憶する工程と、
板金加工製品の適正な製作のために前記データベースに格納されている利用データを利用する工程とを含むものであり、
前記検査に係る箇所の特定において、前記立体姿図を分割することにより作成された曲げ伸び値、突き合わせ形状の考慮を含む各展開図の検証が行われると共に、この検証後の立体姿図に対して重要寸法の定義が行われる板金加工製品の3次元検査・利用方法である。
【0010】
そして、立体姿図に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する工程は表示画面上で立体姿図に寸法線を付加することが好ましい。
【0011】
データベースに格納されている利用データを利用する工程は、前記利用データをWebサイトにより公開することが望ましい。
【0012】
また、データベースに格納されている利用データを利用する工程は、新規の製品の曲げ箇所と同一又は類似の曲げのデータをデータベースに格納されている利用データから検索して参照することが好ましい。
【0013】
さらに、データベースに格納される加工条件情報は、製品の材料を特定する材料属性データ、工作機械を特定する機械属性データ、金型の形状等を特定する金型属性データ、加工内容に関する加工属性データ、加工した環境を特定する環境属性データのうち1以上を含むことが好ましい。
【0014】
発注先が製作した板金加工製品の3次元検査を行い、検査の結果の利用を行う板金加工製品の3次元検査・利用システムであって、
前記板金加工製品の3次元立体モデルである立体姿図を生成して前記立体姿図の形状に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する手段と、
前記板金加工製品の検査個所を測定して検査データを作成しメモリに記憶する手段と、
前記検査データと、前記寸法値とを比較し検査結果データを作成してメモリに記憶する手段と
前記板金加工製品の製作を行った製作工程に関する情報である加工条件情報を作成してメモリに記憶する手段と、
前記検査結果データと、前記立体姿図と、前記加工条件情報とから2以上を関連づけた利用データを作成しデータベースに記憶する手段と、
板金加工製品の適正な製作のために前記データベースに格納されている利用データを利用する手段とを備え、
前記検査に係る箇所の特定において、前記立体姿図を分割することにより作成された曲げ伸び値、突き合わせ形状の考慮を含む各展開図の検証が行われると共に、この検証後の立体姿図に対して重要寸法の定義が行われる板金加工製品の3次元検査・利用システムである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
図1及び図2に板金加工製品の3次元検査・利用システム1の概略の構成を示す。
【0017】
図1を参照する。前記3次元検査・利用システム1は、板金加工製品の製作を依頼する発注元3と、前記発注元3に製品の製作を依頼される発注先5とを備えている。そして、前記発注元3と発注先5とは、例えばインターネットのような通信システム7によってコンピュータ通信ができるようになっている。
【0018】
前記発注先3の製品製作の依頼方法は以下のものがある。すなわち、発注元3が必要な製品を、例えば3次元CADで作成した3次元CADデータである3次元ソリッドモデル、2次元CADにより製品を設計した2次元CADデータ等を発注先5に通信システム7を介して送信する。また、紙に設計された製品の三面図を送る場合もある。
【0019】
一方、前記発注先5には事務所9と工場11とが備えられている。
【0020】
前記事務所9は、前記発注元3から送信されてきた製品図面の各CADデータ、紙による三面図を受け取り自己が備えている板金製品設計製造専用のCAD/CAMシステム用に変換を行う。そして、製品の3次元立体モデルである立体姿図を作成することにより、曲げ伸び値、突き合わせ形状等を考慮した正確な展開図を作る。この作成した展開図の検証を行なった後、前記立体姿図に対して重要寸法の定義を行う(寸法線の付加)。この重要寸法の定義を行うことにより、重要寸法と立体姿図に含まれる要素(点、線分、円等)とが関連づけられる。これにより、3次元検査を自動的に行うことができる。
【0021】
さらに、上記において作成した展開図を基にNCデータ(例えば、NCタレットパンチプレス用、レーザ加工機用、曲げ加工機用)の作成を行い工場11側に送信する。
【0022】
前記工場11には板金製品を行うための各種NC工作機(例えばNCタレットパンチプレス、レーザ加工機、曲げ加工機等)15が備えられている。事務所9から送信されてきたNCデータにより板金加工が行われる。
【0023】
板金加工により仕上がった製品は検査が行われる。この製品は曲げ部分を含むため3次元の製品検査である。そして、検査された製品の検査データ等は加工条件情報、立体姿図等のデータと関連づけられて、次回の新規製品設計のために利用さる。さらに、インターネット等に接続されたWebサイトにより公開が行われ何時でも、誰でも、閲覧が可能な状態になる。
【0024】
図2を参照して前記3次元検査・利用システム1の各処理部及び各データを格納するメモリ等を説明する。
【0025】
上述したように、前記3次元検査・利用システム1は発注元3と発注先5とが通信システム7によりコンピュータ通信ができるようになっている。
【0026】
前記発注先5は事務所9と工場11と3次元検査により作成された検査データ等の利用を図る検査結果利用手段13とが備えられている。
【0027】
また、前記工場11にはNC工作機(NCタレットパンチプレス、レーザ加工機、曲げ加工機等)15と3次元検査手段17とが備えられている。ここで、前記3次元検査手段は工場11に備えられているが、利用の適正から事務所9に備えても良いことは勿論である。
【0028】
前記3次元検査・利用システム1には、さらに、製品の検査結果等を公開するためのWebサイト19が備えられている。これにより、何時でも、誰でもが検査結果の閲覧を行うことができる。例えば、発注先5が製品の製作を行う際に製品に含まれる部品の製作を2次下請け板金業者に依頼する場合がある。一方、発注元3は製品の品質を知りたい場合等には、前記Webサイト19にアクセスすれば容易、かつ、迅速に製品の検査結果データを知ることができる。
【0029】
上記各部署の処理機能をさらに詳細に説明する。
【0030】
前記発注元3は自社の商品設計製造システムであるCAD/CAMシステム21とCAD/CAMソフトにより製品の設計等を行うCAD/CAM部23と前記CAD/CAM部23により設計したデータを格納する発注元CAD/CAMデータメモリ25と、前記発注元CAD/CAMデータメモリ25から、発注元CAD/CAMデータを読み込み発注先5に送信する送信部27とを備えている。
【0031】
前記事務所9はCAD/CAM機能を中心に製品の設計、製造を行うCAD/CAMシステム29を備える。そして、このCAD/CAMシステム29は以下の処理機能を備えている。すなわち、前記発注元3から送信された発注元CAD/CAMデータを受信して発注元CAD/CAMデータメモリ31に格納する受信部33と、前記発注元CAD/CAMデータメモリ31から発注元CAD/CAMデータを読み込み自己のCAD/CAMデータに変換を行い発注先CAD/CAMデータメモリ35に格納する変換部36とを備えている。これにより、CAD/CAM部37が発注先3が送信した図形にCAD/CAMオペレーション等を行うことができる。
【0032】
前記CAD/CAM部37と、立体姿図作成編集部39とはリンク部41によりリンクされている。これにより、前記立体姿図作成編集部39はCAD/CAM部37の基本的な機能を使用しながら立体姿図の作成、編集等を行うことができる。
【0033】
前記立体姿図作成編集部39は、立体姿図作成部45と、展開図作成部47と、展開図検証部49と、重要寸法定義部51とを備えている。
【0034】
前記立体姿図作成部45は発注元3から送信されたデータを変換した三面図を受注先CAD/CAMデータメモリ35から読み込み、三面図の各面の合成を行い板厚等を参照して立体姿図を作成する。作成した立体姿図は一時的に中間データメモリ43に格納する。この中間データメモリ43はコンピュータプログラムがデータ処理を行う際に使用する作業用のメモリであり以下の処理でも適宜利用される。
【0035】
前記展開図作成部47は立体姿図を展開して展開図を作成する。このとき、製品の3次元モデルである立体姿図を複数の部品に分割したり、部品と部品の突き合わせ形状等を考慮して展開図を作成する。
【0036】
前記展開図検証部49は立体姿図に記入されている寸法と、展開図の寸法とを比較して展開図の検証を行う。
【0037】
前記重要寸法定義部51は製品の立体姿図に対して重要寸法を定義(寸法線の付加)する。重要寸法が定義された立体姿図は立体姿図メモリ53に格納される。すなわち、立体姿図の図形データに、重要寸法が定義された箇所のデータと、重要寸法が定義された箇所の寸法値とが関連づけられて立体姿図メモリ53に格納される。これにより、製品の測定個所に対応する3次元立体モデルの寸法値を特定できる。
【0038】
送信部55は前記立体姿図メモリ53より立体姿図(重要寸法箇所、寸法値が関連づけられたもの)を読み込み3次元検査手段17に送信する。
【0039】
一方、前記立体姿図作成編集部39はNC工作機(NCタレットパンチプレス、レーザ加工機、曲げ加工機)15のNCデータを作成してNCデータメモリ57に格納する。送信部59はNCデータメモリ57よりNCデータを読み込み工場11のNC工作機15に送信する。
【0040】
前記NC工作機15は送信されてきたNCデータを受信して、NCデータメモリ61に格納する受信部63と、前記NCデータメモリ61からNCデータを読み込みNC工作機15の制御を行うマシン制御部65とを備えている。
【0041】
前記マシン制御部65はNC工作機15の制御を行うとともにNC工作機15の各種データ(例えば、材料属性、機械属性、金型属性、加工属性、環境属性)を取得して加工条件情報メモリ67に格納する。送信部69は加工条件情報メモリ67より加工条件情報を読み込み3次元検査手段17に送信する。
【0042】
前記3次元検査手段17の各処理部を説明する。この3次元検査手段17は事務所9の送信部55から送信されてきた重要寸法、寸法値等が関連づけられた立体姿図のデータを読み込み、立体姿図メモリ71に格納する受信部73を備えている。
【0043】
表示画面75は立体姿図メモリ71より前記立体姿図を読み込み表示する。そして、立体姿図に表示されている重要寸法の箇所に対応する製品の測定値を入力部77より入力するように促す。
【0044】
検査部79は立体姿図メモリ71より前記立体姿図に関連づけられている重要寸法の寸法箇所とその寸法値を読み込み、入力部77から入力された製品の寸法値との比較を行い寸法公差内であるかどうか等の検査を行う。この検査結果データを検査結果データメモリ81に格納する。
【0045】
一方、受信部83はNC工作機15側から送信されてきた加工条件情報を受信して加工条件情報メモリ85に格納する。
【0046】
データ作成部87は立体姿図メモリ71より立体姿図を読み込み、検査結果データメモリ81より検査結果データを読み込む。さらに、加工条件情報メモリ85より加工条件情報を読み込み、それぞれのデータを関連づけて利用データメモリ89に格納する。
【0047】
図3を参照して利用データメモリ89を説明する。例えば、製品番号に関連づけられてNCデータ301と、図形データ303と、属性データ305とが格納されている。これにより、製品番号、NCデータ301、図形データ303、属性データ305等を検索キーにして関連づけられているデータの検索を行うことができる。
【0048】
前記NCデータは、NCタレットパンチプレス、レーザ加工機、曲げ加工機等のNCデータを含む。前記図形データ303は製品の三面図、立体姿図、展開図を含む。前記属性データは材料属性、機械属性、金型属性、加工属性、環境属性等を含む。
【0049】
前記材料属性とは、材料の名称、材質、板厚、寸法等の加工対象のワークを特定するデータである。
【0050】
前記機械属性とは、機械種別、機械名称、機械番号等のNC工作機械を特定するデータである。
【0051】
金型属性とは、パンチ、ダイ、等の工具の形状、角度等、各種工具を特定するデータである。
【0052】
加工属性とは、実加工の際の製品の曲げ伸び値、曲げ線、曲げ順、使用金型等の加工に関するデータである。
【0053】
環境属性とは、実加工の際の気温、湿度等、工作機械等に影響するデータである。
【0054】
送信部91は利用データメモリ89より利用データを読み込み、検査結果利用手段13に側に送信する。
【0055】
前記検査結果利用手段13は受信部93と、データベース95と、曲げデータ利用部97と、インターネット利用部99とを備えている。
【0056】
前記受信部93は送信部91より送信されてきた利用データを受信して、データベース95に格納する。
【0057】
前記曲げデータ利用部97は新規の製品製作を行う際、データベース95から立体姿図、加工条件情報、検査結果データ等が関連付けされたデータを読み込み利用できるデータを検索し利用する。
【0058】
前記インターネット利用部99は製品の検査結果をインターネット上で公開するために、製品の検査結果をWebサイト19に送信する。
【0059】
前記Webサイト19は受信部101と、利用データメモリ103と、Webページ作成部105と、Webページメモリ107と、送信部109とを備えている。
【0060】
前記受信部101は、検査結果利用手段13側から送信されてきた利用データを読み込み利用データメモリ103に格納する。
【0061】
前記Webページ作成部105は、利用データメモリ103から利用データを読み込みインターネット上で公開するためのWebページを作成し、Webページメモリ107に格納する。
【0062】
前記送信部109はWebサイト19にアクセスしてきた閲覧者にWebページのデータを送信する。
【0063】
図4〜図8を参照して、板金加工製品の3次元検査・利用システム1の動作を説明する。
【0064】
図4を参照する。ステップS401では、発注元3が製品の製作を依頼する発注先5を決定して製品の製品図面の電子図面データ(CAD/CAMデータ等)を送信する。
【0065】
ステップS403では、発注先5が備えている事務所9が発注元3から送信されてきた電子図面データを受信して、自己のCAD/CAM部37用のデータに変換する。
【0066】
ステップS405では、事務所9では受信したCAD/CAM図面の三面図から立体姿図を作成する。そして、作成した立体姿図を展開して展開図を作成する。このとき、製品を複数の部品に分割したり、分割した部品同士の突き合わせ形状等を考慮して展開図を作成する。
【0067】
ステップS407では展開図の検証を行う。すなわち、立体姿図の寸法と展開図の寸法が一致しているかどうか等を検証する。
【0068】
ステップS409では立体姿図に対して重要寸法の定義を行う(寸法線の付加)。ここで定義された重要寸法は3次元検査手段17において製品の検査箇所の対象になる。
【0069】
ステップS411では、事務所9ではNCデータの作成が行われてNC工作機15に送信する。送信されたNCデータはNCデータメモリ61に格納される。
【0070】
ステップS413ではNC工作機15等により製品の加工が行われる。このとき、加工条件情報(例えば、材料属性、機械属性、金型属性、加工属性、環境属性)がマシン制御部65により取得されて加工条件情報メモリ67に格納される。
【0071】
ステップS415では、3次元検査手段17の表示画面73に重要寸法が定義された立体姿図が表示される。
【0072】
ステップS417では、立体姿図に表示されている寸法の実測値を入力する。例えばデジタルノギス等により計測した値が自動的に入力欄に入力されるような方法が考えられる。
【0073】
また、3次元スキャナー等により読み込んだ3次元の製品モデルと、重要寸法が定義された立体姿図を比較して検査結果を求めることもできる。
【0074】
図7に重要寸法を入力する画面701を示す。画面701は立体姿図の重要寸法を表示する画面703と、重要寸法に対応する製品の数値を入力する画面705を含む。すなわち、画面703に表示されている立体姿図の重要寸法であるA寸法707、B寸法709、C寸法711、D寸法713、E寸法715、F寸法717に該当する製品の箇所を測定して、それぞれ、A寸法入力欄719、B寸法入力欄721、C寸法入力欄723、D寸法入力欄725、E寸法入力欄727、F寸法入力欄729に入力する。
【0075】
ステップS419では測定データと、立体姿図に定義されている重要寸法の寸法値とを比較して検査結果データを作成して検査結果データメモリに格納する。
【0076】
ステップS421では、検査結果データ、加工条件情報、立体姿図(設計形状情報)、測定形状情報等を関連づけて利用データを作成しデータベース95に格納する。
【0077】
ステップS423では、データベース95に格納されているデータの利用が行われる。
【0078】
図8に発注元3から製品製作の依頼を受けた発注先5が製品の検査結果をインターネット上のWebサイト19に公開する例を示す。
【0079】
インターネット上のWebサイト19への公開用の画面801は、例えば、1次下請け業者である甲板金工業が製作依頼を受けた製品の検査結果を表示する画面803と、甲板金業者が製品の各部品の製作を請け負う2次下請け業者である乙製作所が製作した部品の検査結果を表示する画面805と、同じく丙板金製作所が製作した部品を表示する画面807と、丁板金工業が製作した部品の検査結果を表示する画面809を備えている。
【0080】
これにより、何時でも誰でもが製品の検査結果を閲覧することができる。企業内外の迅速な活動が可能になる。例えば、前記発注者3はWebサイト19に公開されている製品、2次下請け業者が製作した部品の検査結果を閲覧することができるので、不良でない製品が完成していることを迅速に確認できる。
【0081】
図6を参照する。ステップS601では発注先5に新規製品作成の依頼がされる。発注先5は製品製作の受注を承諾する。
【0082】
ステップS603では、受注した製品の三面図より立体姿図を作成する。
【0083】
ステップS605では、立体姿図の各曲げ箇所と同一または類似の曲げデータをデータベースから検索する。
【0084】
ステップS607の判断処理では、立体姿図の各曲げ箇所の形状と同一又は類似の曲げのデータが有ったかどうかを判断する。同一又は類似の曲げデータが有ったと判断されたときステップS609に進む。
【0085】
同一又は類似の曲げのデータが検索されなかったときはステップS611に進む。
【0086】
ステップS611では製品の設計者が設計資料等を参照して曲げのスプリングバック量、曲げ伸び値等を決定して製品図面を作成する。
【0087】
ステップS609では、データベース95から加工条件情報、曲げのスプリングバック、曲げ伸び値等を検索し参照して製品の設計等を行う。そして、展開図等からNCデータを作成する。
【0088】
ステップS613ではNCデータをNC工作機15に送信する。
【0089】
ステップS615では過去の経験を参考にした適正な加工が行われ板金加工製品が完成する。
【0090】
これにより、新たに製品製作の依頼があったときデータベース95に格納されている製品の曲げ箇所を参照し、使用したNC工作機械、曲げ金型、検査結果等のデータからより製品精度の高い製品を事前に予測して設計を行うことができる。
【0091】
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
【0092】
【発明の効果】
上述の如く本発明に係る板金加工製品の3次元検査・利用システムによれば、すなわち、検査工程の自動化によって人為的な技術レベルの差やミスが無くなるため、検査工程の品質の向上並びに生産工程全体の効率向上が見込める。
【0093】
そして、検査結果情報をデジタル情報にすることによって、ネットワーク利用が可能になる。このため「いつでも」、「どこでも」検査情報の閲覧が可能となり、企業内外の種々の業務活動の迅速な遂行が可能となる。
【0094】
さらに、設計形状情報、加工条件情報、測定情報等により創出された加工ノウハウを利用することができるために、新たな加工品の生産設計を支援するための情報を提供することができる。これによって、設計業務の効率向上と新たな市場の創出を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3次元検査・利用システムの概略の構成を示す概略図である。
【図2】3次元検査・利用システムの概略の構成を示す概略図である。
【図3】データベースの内容を説明する説明図である。
【図4】3次元検査・利用システムの動作を示すフローチャート図である。
【図5】図4の続きのフローチャート図である。
【図6】検査結果の利用の流れを示すフローチャート図である。
【図7】画面を説明する説明図である。
【図8】画面を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 3次元検査・利用システム
3 発注元
5 発注先
7 通信システム
9 事務所
11 工場
13 検査結果利用手段
15 NC工作機
17 3次元検査手段
19 Webサイト

Claims (6)

  1. 発注先が製作した板金加工製品の3次元検査を行い、検査の結果の利用を行う板金加工製品の3次元検査・利用方法であって、
    前記板金加工製品の3次元立体モデルである立体姿図を生成して前記立体姿図の形状に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する工程と、
    前記板金加工製品の検査個所を測定して検査データを作成しメモリに記憶する工程と、
    前記検査データと、前記寸法値とを比較し検査結果データを作成してメモリに記憶する工程と
    前記板金加工製品の製作を行った製作工程に関する情報である加工条件情報を作成してメモリに記憶する工程と、
    前記検査結果データと、前記立体姿図と、前記加工条件情報とから2以上を関連づけた利用データを作成しデータベースに記憶する工程と、
    板金加工製品の適正な製作のために前記データベースに格納されている利用データを利用する工程とを含むものであり、
    前記検査に係る箇所の特定において、前記立体姿図を分割することにより作成された曲げ伸び値、突き合わせ形状の考慮を含む各展開図の検証が行われると共に、この検証後の立体姿図に対して重要寸法の定義が行われることを特徴とする板金加工製品の3次元検査・利用方法。
  2. 立体姿図に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する工程は表示画面上で立体姿図に寸法線を付加することにより行うことを特徴とする請求項1記載の板金加工製品の3次元検査・利用方法。
  3. データベースに格納されている利用データを利用する工程は、前記利用データをWebサイトにより公開することを特徴とする請求項1又は2記載の板金加工製品の3次元検査・利用方法。
  4. データベースに格納されている利用データを利用する工程は、新規の製品の曲げ箇所と同一又は類似の曲げのデータをデータベースに格納されている利用データから検索して参照することを特徴とする請求項1、2又は3記載の板金加工製品の3次元検査・利用方法。
  5. データベースに格納される加工条件情報は、製品の材料を特定する材料属性データ、工作機械を特定する機械属性データ、金型の形状等を特定する金型属性データ、加工内容に関する加工属性データ、加工した環境を特定する環境属性データのうち1以上を含むことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の板金加工製品の3次元検査・利用方法。
  6. 発注先が製作した板金加工製品の3次元検査を行い、検査の結果の利用を行う板金加工製品の3次元検査・利用システムであって、
    前記板金加工製品の3次元立体モデルである立体姿図を生成して前記立体姿図の形状に対して検査に係る箇所を特定し、この箇所の寸法値を算出する手段と、
    前記板金加工製品の検査個所を測定して検査データを作成しメモリに記憶する手段と、
    前記検査データと、前記寸法値とを比較し検査結果データを作成してメモリに記憶する手段と
    前記板金加工製品の製作を行った製作工程に関する情報である加工条件情報を作成してメモリに記憶する手段と、
    前記検査結果データと、前記立体姿図と、前記加工条件情報とから2以上を関連づけた利用データを作成しデータベースに記憶する手段と、
    板金加工製品の適正な製作のために前記データベースに格納されている利用データを利用する手段とを備え、
    前記検査に係る箇所の特定において、前記立体姿図を分割することにより作成された曲げ伸び値、突き合わせ形状の考慮を含む各展開図の検証が行われると共に、この検証後の立体姿図に対して重要寸法の定義が行われることを特徴とする板金加工製品の3次元検査・利用システム。
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