JP4252483B2 - 建物検査支援装置及びプログラム - Google Patents

建物検査支援装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4252483B2
JP4252483B2 JP2004088905A JP2004088905A JP4252483B2 JP 4252483 B2 JP4252483 B2 JP 4252483B2 JP 2004088905 A JP2004088905 A JP 2004088905A JP 2004088905 A JP2004088905 A JP 2004088905A JP 4252483 B2 JP4252483 B2 JP 4252483B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimension
inspection
design
inspection location
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004088905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005273311A (ja
Inventor
茂樹 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishimatsu Construction Co Ltd
Original Assignee
Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishimatsu Construction Co Ltd filed Critical Nishimatsu Construction Co Ltd
Priority to JP2004088905A priority Critical patent/JP4252483B2/ja
Publication of JP2005273311A publication Critical patent/JP2005273311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4252483B2 publication Critical patent/JP4252483B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、建物検査支援装置及びプログラムに関する。
従来、マンション等の建物の検査において、例えば、居住部の各室内における内法寸法等の寸法検査をする場合には、検査者が寸法検査チェックシートを携帯し、各居住部を巡回して寸法値等の寸法情報を計測し、部屋名、各部位の寸法検査箇所、寸法情報等をチェックシートに手書きで記入していた。
また、パーソナルコンピュータ等の端末装置において、寸法情報等を入力する方法も知られている(例えば、特許文献1)。
具体的には、例えば、検査者が検査対象とする工事物の設計値、実測値等を入力すると、設計値に対する誤差が算出されて画面上に表示される。そして、その誤差が予め定められている規格値の範囲内にあるか否かを検査者が確認することによって、検査対象の工事物について製品としての合否判定ができるようになっている。
特開平10−140830号広報
しかしながら、上記特許文献1記載の端末装置は、ある一つの工事物(例えば、ブロック積工)についての寸法検査を行うことができるが、予め設定された所定の箇所についてのみ検査を行うものであり、設定されていない箇所についての寸法検査を行うことができないという問題点があった。
また、検査箇所の最終的な合否判定は検査者により行われるので、検査箇所が多い場合には、合否判定を迅速に行うことができず、検査作業が煩雑になるという問題点もあった。
そこで、本発明の課題は、建物検査における寸法検査の管理をより効率的に行うことができる建物検査支援装置及びプログラムを提供することである。
以上の課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、例えば、図1に示すように、建物の図面に関する図面情報を記憶する図面情報記憶手段(例えば、図面マスタDB41)と、前記図面情報記憶手段に記憶された建物の図面情報を表示する表示手段(例えば、表示部7)と、を備える携帯可能な建物検査支援装置(1)であって、
前記図面情報は、建物の寸法検査箇所に関する寸法検査箇所情報を含み、
前記寸法検査箇所についての設計寸法値及びその誤差許容範囲を含む設計寸法情報を記憶する設計寸法情報記憶手段(例えば、設計寸法情報マスタDB43)と、
前記表示手段により表示された建物の図面上で、任意の2点が指示された位置に基づき、任意の寸法検査箇所に関する設計寸法値を算出する設計寸法算出手段と、
前記寸法検査箇所についての実寸法値を入力するための実寸法値入力手段(例えば、入力部5)と、
前記設計寸法情報記憶手段に記憶されている設計寸法値または前記設計寸法算出手段により算出された設計寸法値と、前記実寸法値入力手段によって入力された実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が前記誤差許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段(例えば、CPU2、判定プログラム451)と、
前記判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる表示制御手段(例えば、CPU2、表示制御プログラム452)と、
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、例えば、図5に示すように、請求項1記載の建物検査支援装置であって、
前記寸法検査箇所情報は、検査箇所番号(122)が付された寸法線(121)を含み、
前記表示制御手段は、
前記実寸法値入力手段により実寸法値が入力される実寸法値入力欄を、前記検査箇所番号と対応付けて前記表示手段に表示させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、プログラムであって、
建物の図面に関する図面情報を記憶する図面情報記憶手段と、前記図面情報記憶手段に記憶された建物の図面情報を表示する表示手段と、前記寸法検査箇所についての設計寸法値及びその誤差許容範囲を含む設計寸法情報を記憶する設計寸法情報記憶手段と、前記表示手段により表示された建物の図面上で任意の2点が指示された位置に基づき、その2点間を寸法検査箇所とする設計寸法値を算出する設計寸法算出手段と、前記寸法検査箇所についての実寸法値を入力するための実寸法値入力手段と、を備えるコンピュータを、
前記設計寸法情報記憶手段に記憶されている設計寸法値または前記設計寸法算出手段により算出された設計寸法値と、前記実寸法値入力手段によって入力された実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が前記誤差許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段、
前記判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる表示制御手段、
として機能させることを特徴とする。
請求項1、3記載の発明によれば、工事現場において所望の寸法検査箇所とその実寸法値とをその場で入力でき、その後に当該寸法検査箇所の設計寸法情報を入力することによって合否判定を表示させるので、現場の状況に応じて寸法検査箇所を柔軟に追加できることとなって、寸法検査の管理をより効率的に行うことができる。
また、建物の寸法検査において、寸法検査箇所の実寸法値を測定し入力するだけで、当該寸法検査箇所の合否判定が自動的に行われる。従って、煩雑な作業をすることなく迅速に寸法検査を行うことができることとなって、寸法検査の管理をより効率的に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、寸法検査箇所は、検査箇所番号が付された寸法線で示され、実寸法値を入力する実寸法値入力欄と検査箇所番号とが対応付けられて表示される。従って、実寸法値を測定すべき現場の検査箇所と、画面上における実寸法値の入力位置とが視覚的に把握できることとなって、実寸法値の入力作業をより容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる建物検査支援装置について詳細に説明する。本実施の形態における建物検査支援装置1は、例えば、マンション等の建物の検査業務を支援するものであり、タブレットPCやPDA等の検査者が携帯可能な携帯端末等により構成される。
図1に示すように、建物検査支援装置1は、CPU2(Central Processing Unit)、RAM3(Random Access Memory)、記憶部4、入力部5、音声入力部6、表示部7、計時部8、外部機器と接続するためのインターフェイス(I/F)9などを備え、これらはバスBを介して接続されている。
記憶部4は、プログラムやデータなどが予め記憶された記録媒体4aを有している。記録媒体4aは、例えば、磁気的記録媒体、光学的記録媒体、半導体メモリなどで構成されている。記録媒体4aは、記憶部4に対して、固定的に、或いは着脱自在に設けられている。
記録媒体4aには、図面マスタデータベース(図面マスタDB)41、寸法検査箇所情報マスタデータベース(寸法検査箇所情報マスタDB)42、設計寸法情報マスタデータベース(設計寸法情報マスタDB)43等が記憶されている。
また、記録媒体4aには、建物検査支援処理に使用される各種アプリケーションプログラムなどが記憶されるプログラム格納領域44、各種アプリケーションプログラムの実行結果などが記憶される結果データ格納領域46などが設けられている。
なお、記録媒体4aに記憶されるプログラム、データなどは、その一部または全部が、他の外部装置などから、I/F9などを介して取得して、記録媒体4aに記録されるものとしても良い。
図面マスタDB41には、例えば、マンションの各部屋番号別(居住部)の平面図データが図面に関する図面情報として記憶されている。
この平面図データは、居住部の各室内(例えば、洋室、和室、キッチン等)を示す図面データと、寸法検査を行う寸法検査箇所を示す寸法線データ等から構成されており、さらに、寸法線データは、寸法検査番号と対応付けられて記憶されている。
そして、平面図データが抽出され、表示部7に平面図120(図5参照、詳細は後述)が表示されるときには、平面図120上に居住部を示す図面と、寸法線121及び検査箇所番号122とが表示される。このとき、検査箇所番号122は、寸法線121近傍に表示されるようになっている。即ち、図面情報は、各居住部を示す平面図120と、平面図120上の寸法線121及び検査箇所番号122とを備えている。
このように、図面マスタDB41は、図面情報記憶手段として機能する。
なお、この図面データは、設計時におけるCADデータでもよいし、図面をスキャナ(図示所略)等により取り込んだBMP形式やJPEG形式、GIF形式の画像データでもよい。
寸法検査箇所情報マスタDB42には、例えば、図2に示すように、図面マスタDB41に記憶されている検査箇所番号122が示す寸法検査箇所について、室名データ、部位データ、寸法タイプデータとがそれぞれ対応付けられて記憶されている。
室名データとしては、例えば、洋室1、洋室2、トイレ、キッチン、リビングダイニング、和室等が記憶されている。また、部位データとしては、例えば、壁、天井、梁等が記憶されている。また、寸法タイプデータとしては、例えば、内法寸法、高さ寸法等が記憶されている。
具体的には、例えば、検査箇所番号「1」1221は、「洋室2」の「壁」における「内法寸法」を示す。
なお、検査箇所は図2に示す2箇所に限定されるものではなく、例えば、マンション等の建物ごと、或いは各階ごとに適宜設定可能なものとする。
設計寸法情報マスタDB43には、例えば、図3に示すように、設計寸法値が検査箇所番号122と対応付けられて記憶されている。また、設計寸法値には、それぞれ誤差許容範囲が対応付けられて記憶されており、寸法検査箇所の合否判定の基準となる。即ち、設計寸法値と実寸法値との誤差が誤差許容範囲内である場合には、合格と判定され、誤差許容範囲外である場合には、不合格と判定される。具体的には、例えば、検査箇所番号「1」1221の設計寸法値は「2930mm」であり、その誤差許容範囲は「10mm」と記憶されている。
このように、設計寸法情報マスタDB43は、設計寸法情報記憶手段として機能し、設計寸法情報には、誤差許容範囲に関するデータも含まれるものとする。
プログラム格納領域44には、CPU2での各種動作を行うためのシステムプログラム、アプリケーションプログラムが記憶されている。具体的には、判定プログラム451、表示制御プログラム452等が記憶されている。
CPU2は、記憶部4に格納されている各種アプリケーションプログラムやシステムプログラムなどをRAM3に格納して、各種指示信号や入力データなどに応じて、RAM3内に格納したアプリケーションプログラムに従って、各種処理を実行する。また、CPU2は、処理結果を一時的にRAM3に格納するとともに、表示部7に表示する制御を行う。また、CPU2は、処理結果情報を記憶部4の結果データ格納領域46に記憶させる制御も行う。
具体的には、CPU2は、判定プログラム451を実行することにより、設計寸法情報マスタDB43に記憶されている設計寸法値と、入力された実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が誤差許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段として機能する。
さらに、判定プログラム451を実行することにより、新たに入力された寸法検査箇所についての設計寸法値と実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が誤差許容範囲内にあるか否かを判定する。
また、CPU2は、表示制御プログラム452を実行することにより、寸法検査箇所の合否判定の判定結果を表示部7に表示させる表示制御手段として機能する。
さらに、CPU2は、表示制御プログラム452を実行することにより、入力部5により実寸法値が入力される実寸法値入力欄131(図5参照)と、図面マスタDB41に記憶されている図面情報に含まれる検査箇所番号122とを対応付けて表示部7に表示させる。
RAM3は、記憶部4に格納されたプログラムをCPU2が実行する際に、各種プログラムやデータを格納する格納領域を形成する。また、CPU2による処理を実行するための作業領域や、CPU2の処理に係わるデータが一時的に記憶される記憶領域などを形成する。
入力部5は、寸法検査箇所情報入力手段、寸法情報入力手段、実寸法値入力手段として機能し、例えば、キー群5a、タッチペン5bおよびタブレット5cを含んで構成される。
キー群5aは、カーソルキー、数字キー、機能キー等の各種キーを備え、ユーザにより操作されたキーに対応する操作信号をCPU2に出力する。
タブレット5cは、表示部7と一体に構成され、抵抗膜式、光学式、静電容量式等の各種座標読み取り原理により、ユーザがタッチペン5bで表示部7をタッチした座標位置を検出し、その座標位置に応じた入力信号をCPU2に出力する。
具体的には、表示部7に表示されたメニューバー、アイコン等をタッチペン5bでタッチすることにより、タッチされたメニュー項目またはアイコンに応じた操作を行うことができる。
音声入力部6は、図示しないマイク、音声認識部等によって構成され、マイクから入力されるユーザの音声信号を音声認識部にて音声認識してテキストデータに変換し、変換したテキストデータを音声入力情報としてCPU2に出力する。
表示部7は、表示手段として機能し、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などにより構成されている。CPU2の表示制御に従い、各種データを入力する入力画面などを表示画面上に表示できる。
計時部8は、時刻や日付を計時し、計時された時間データ等は、CPU2を介してRAM3に送られて順次更新セットされる。例えば、所定周波数のクロック信号を発振する発振回路(図示省略)と、該発振回路からの信号を分周して所定周波数の信号を得る分周回路(図示省略)と、一秒単位の計時データに変換するための時刻用カウンタ(図示省略)等を備える。
I/F9は、この建物検査支援装置1と外部機器(図示省略)間で各種指示信号や位置情報等を入出力するためのインターフェイスであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポートやRS−232C端子をはじめとするシリアル入出力端子、パラレル入出力端子、SCSIインターフェイス、IrDA(Infrared Data Association)規格に準じた赤外線通信装置等が備えられ、有線または無線通信手段により外部機器と接続することが可能である。
そして、記憶部4に記憶されている図面マスタDB41、寸法検査箇所情報マスタDB42、設計寸法情報マスタDB43、の各データを、I/F9を介して、例えば、別の施工管理システムに記憶されているデータから取得するようにしてもよい。
次に、建物検査支援装置1による寸法検査支援処理について、図面を参照して詳細に説明する。この寸法検査支援処理は、例えば、工事現場で行う「現場作業処理」と、事務所で行う「事務所作業処理」とに分けられる。
ここでは、建物検査支援装置1による現場作業処理について、図4を参照して詳細に説明する。なお、建物はマンションであり、各部屋番号(居住部)の各室内ごとの寸法検査を行うものとする。
図4に示すように、表示部7に表示された処理選択表示画面(図示省略)にて「現場作業」がタッチペン5bにより入力される(ステップS101)と、CPU2は、表示部7に、例えば、図5に示す実寸法値入力画面G100を表示させるとともに、画面内に部屋番号選択欄110を表示させる(ステップS102)。そして、部屋番号選択欄110に表示された部屋番号一覧から、ユーザがタッチペン5bで選択することにより部屋番号選択指示がCPU2に入力され、CPU2は、選択された部屋番号データをRAM3に一時的に記憶する(ステップS103)。具体的には、例えば、「203」を選択するものとする。
次いで、CPU2は、入力された部屋番号選択指示に基づいて、「203」に該当する平面図データを図面マスタDB41から抽出して、例えば、図5に示すように、「203」の平面図120を表示させるとともに、寸法検査箇所データを寸法検査箇所情報マスタDB42から抽出して、「203」の各検査箇所における寸法検査箇所一覧130を表示させる(ステップS104)。なお、「203」の平面図120と、「203」の寸法検査箇所一覧130とは、例えば、図5に示すように、同時に目視できるように重ねて表示される。
この平面図120には、複数の寸法線121・・・と、その寸法線121に付されている寸法検査番号122とが表示されている。また、寸法検査番号122は、寸法検査箇所一覧130に表示されている寸法検査番号122と同一の番号であり、その番号が示す寸法検査箇所の実寸法値を入力するための実寸法値入力欄131と対応付けられて表示される。
即ち、ユーザは、「203」の平面図120に表示されている寸法線121及び検査箇所番号122と、「203」の寸法検査箇所一覧130に表示されている検査箇所番号122とを照合しながら、それぞれの検査箇所番号122に対応する箇所の実寸法値を順次測定していくこととなる。
ここで、寸法線121は、例えば、図5に示すように、各居住部の各室内ごとに平面図120に表示されている。具体的には、例えば、直線は内法寸法を示し、引出し線は高さ寸法を示す。
次いで、CPU2は、ユーザが実寸法値入力欄131の押下による押下信号を入力したと判断した場合(ステップS105;Yes)には、数値入力欄140を表示させ(ステップS106)、ユーザのタッチペン5bの操作により実寸法値が入力され、CPU2は、入力された実寸法値をRAM3に一時的に記憶する(ステップS107)。具体的には、例えば、検査箇所番号「1」1221の実寸法値が「2930mm」と入力され、検査箇所番号「2」1222の実寸法値が「4405mm」と入力され、それぞれの実寸法値入力欄131に表示される。
次いで、CPU2は、設計寸法情報マスタDB43に記憶されている設計寸法値と、入力された実寸法値とに基づいて、その誤差を算出し(ステップS108)、誤差表示欄132に算出した誤差を表示させる。
次いで、CPU2は、算出した誤差が設計寸法情報マスタDB43に記憶されている誤差許容範囲内にあるか否かを判定し(ステップS109)、誤差が誤差許容範囲内にあると判断した場合(ステップS109;Yes)には、判定表示欄133に合格を示す「合」の文字を表示させるとともに、これらの算出結果をRAM3に一時的に記憶する(ステップS110)。
一方、CPU2は、算出した誤差が誤差許容範囲内にないと判断した場合(ステップS109;No)には、判定表示欄133に不合格を示す「否」の文字を表示させるとともに、これらの結果をRAM3に一時的に記憶する(ステップS111)
具体的には、例えば、図3に示す設計寸法情報マスタDB43に記憶されている検査箇所番号「1」1221の設計寸法値「2930mm」及び実寸法値「2930mm」から、誤差が「0mm」と算出され、次いで、誤差「0mm」が、検査箇所番号「1」1221の誤差許容範囲「10mm」の範囲内であると判断され、判定表示欄133に「合」と表示される。
また、例えば、検査箇所番号「2」1222の設計寸法値「4380mm」及び実寸法値「4405mm」から、誤差が「25mm」と算出され、次いで、誤差「25mm」が、検査箇所番号「2」1222の誤差許容範囲「20mm」の範囲外であると判断され、判定表示欄133に「否」と表示される。
次いで、CPU2は、「データ保存」のメッセージを表示部7に表示させ、ユーザによるデータ保存信号の入力があったと判断した場合(ステップS112;Yes)には、CPU2は、RAM3に一時的に記憶されている実寸法値データ、誤差データ、判定結果データ等を入力データとして記憶部4の結果データ格納領域46に保存して(ステップS113)、本処理を終了する。
次に、現場における寸法検査箇所の入力処理について、図6を参照して詳細に説明する。この入力処理は、寸法検査の現場において、図面マスタDB41に記憶されていない寸法検査箇所について寸法検査を行いたい場合のための処理である。
なお、図6において、ステップS201〜ステップS203は、図4に示すステップS101〜ステップS103と同様であるので、詳細な説明を省略する。ここでは、部屋番号「103」が選択されたものとする。
ここで、CPU2は、図5の実寸法値入力画面G100に表示されている平面図が「203」の代わりに「103」である場合であって、この「103」の平面図の拡大指示信号の入力があったと判断した場合には、 図7に示す寸法検査箇所入力画面G200を表示させる(ステップS204)。
次いで、CPU2は、寸法線入力ボタンAの押下に基づく寸法線入力指示の入力があったと判断した場合(ステップS205;Yes)には、ユーザによって平面図210上の2点がタッチペン5bによりタッチされると、当該2点を線で結んだ寸法線220を生成し表示させるとともに、生成した寸法線220の近傍に検査箇所番号221(例えば、「33」)を付し、RAM3に一時的に記憶する(ステップS206)。このとき、CPU2は、新たに生成した寸法線220及び検査箇所番号221を、既に表示されている他の寸法線及び検査箇所番号と異なる色で表示させるとともに、新たな検査箇所番号221に括弧を付けて表示させる。なお、CPU2は、新たな検査箇所番号221を、検査箇所番号表示欄230に表示させる。
次いで、CPU2は、生成した寸法線220に関わる「室名」、「部位」、「寸法タイプ」を寸法検査箇所表示欄240に表示させるとともに、RAM3に一時的に記憶する。具体的には、例えば、「103−33」−「玄関」−「壁」−「内法寸法」と表示される。
次いで、CPU2は、ユーザによる実寸法値入力チェック欄231の押下信号があったと判断した場合、数値入力欄250を表示させ、ユーザによるタッチペン5b操作に基づく実寸法値の入力があった場合、寸法検査箇所表示欄240内の実寸法値表示欄241に入力された実寸法値を表示させるとともに、RAM3に一時的に記憶する(ステップS207)。
ここで、CPU2は、「データ保存」のメッセージを表示部7に表示させ、ユーザによるデータ保存信号の入力があったと判断した場合には、CPU2は、RAM3に一時的に記憶されている寸法線データ、実寸法値データ等を入力データとして記憶部4の結果データ格納領域46に記憶する。
そして、ステップS207以降の処理については、ユーザによる事務所内での作業時の処理となる。具体的には、CPU2は、処理選択表示画面(図示省略)にて「事務所作業」が入力されると(ステップS208)、図5に示すような「103」の寸法検査箇所一覧130を表示させる。このとき表示される「103」の寸法検査箇所一覧130には、現場で入力した検査箇所番号221(例えば、「33」)と、その実寸法値とが表示される。
次いで、CPU2は、ユーザによってステップS206で入力された検査箇所番号221に対応する設計寸法値が入力され、且つ誤差許容範囲入力欄(図示省略)に設計寸法値に対する誤差許容範囲が入力されると、これらの値を画面上に表示させるとともに、RAM3に一時的に記憶する。(ステップS209)
次いで、CPU2は、図4に示すステップS108〜ステップS110と同様の判定処理を行い、判定結果を表示させる(ステップS210)。
次いで、CPU2は、「データ保存」のメッセージを表示部7に表示させ、ユーザによるデータ保存信号の入力があったと判断した場合(ステップS211;Yes)には、CPU2は、RAM3に一時的に記憶されている設計寸法値データ、誤差データ、判定結果データ等を入力データとして記憶部4の結果データ格納領域46に保存して(ステップS212)、本処理を終了する。
以上説明した建物検査支援装置1によれば、建物の寸法検査において、寸法検査箇所の実寸法値を測定し入力するだけで、当該寸法検査箇所の合否判定が自動的に行われる。従って、煩雑な作業をすることなく迅速に寸法検査を行うことができることとなって、寸法検査の管理をより効率的に行うことができる。
また、寸法検査箇所は、検査箇所番号122(図5参照)が付された寸法線121で示されるとともに、検査箇所番号122が実寸法値入力欄131と対応付けられて表示される。従って、寸法検査箇所と、画面上における実寸法値の入力位置とを視覚的に把握できることとなって、実寸法値の入力作業をより容易に行うことができる。
また、現場において所望の寸法検査箇所とその実寸法値とを表示部7上で入力でき、その後に当該検査箇所の設計寸法情報を入力することによって合否判定を表示させることができるので、現場の状況に応じて、寸法検査箇所を柔軟に追加でき、漏れのない寸法検査が可能となる。
なお、工事現場において、新たな寸法検査箇所を入力した時点で、その箇所の設計寸法値が自動的に表示される構成としてもよい。より具体的には、例えば、図7に示す平面図210上で寸法検査箇所がタッチペン5bでタッチされた後、タッチされた座標位置を検出し、検出した2点の座標位置から距離を算出し、この距離から実際の設計寸法値を算出して、表示させる。
そして、上記実施の形態と同様に設計寸法値と実寸法値との誤差を算出し、算出した誤差が、予め記憶されている建物の寸法値の誤差許容範囲に関する一般的基準値内にあるか否かを判断することにより、当該寸法検査箇所の合否判定を行う。さらに、寸法検査箇所が特殊な箇所である場合には、ユーザが誤差許容範囲を逐一入力でき、且つ合否判定が可能な構成とすればよい。
このような構成とした場合、ユーザが設計寸法値を全て入力する必要がなくなるので、検査作業をより簡便に行うことができる点で好適である。
また、新たな寸法検査箇所を入力する際に、平面図210上で寸法検査箇所が正確に入力されなかった場合であっても、正確な寸法線を生成させるような自動修正機能を備える構成としてもよい。より具体的には、例えば、「洋室1」の一方の壁から他方の壁までを新たな寸法検査箇所とする場合、ユーザは平面図210上の当該一方の壁及び他方の壁の2点をタッチペン5bでタッチする必要があるが、このとき、壁からやや外れた箇所をタッチしてしまった場合であっても、そのタッチ位置から直近の壁の部分がタッチされたと自動修正し、常に正確な寸法線を生成する構成としてもよい。このような構成は、現場で立って入力作業を行う際などの手元が不安定になる場合に好適である。
また、寸法線は、ユーザによるタッチペン5bのドラッグ操作に基づいて生成されるようにしてもよい。
また、合否判定結果の表示態様は、上記実施の形態で示した「合」、「否」等の文字に限定されるものではなく、例えば、「○」、「×」等の記号でもよいし、判定表示欄133を所定の色に着色して表示することにより合否を示してもよい。
また、設計寸法値と実寸法値との誤差を+、−の場合に分けて、誤差許容範囲をそれぞれの場合に応じて設定してもよいし、判定結果についても、「合」、「否」だけでなく、それぞれについて複数の段階に分けて表示する構成としてもよい。
本発明の実施の形態における建物検査支援装置の要部構成を示すブロック図である。 寸法検査箇所情報マスタDBのデータ内容の一例を示す図である。 設計寸法情報マスタDBのデータ内容の一例を示す図である。 現場作業における寸法検査箇所の合否判定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 実寸法値入力画面の一例を示す図である。 寸法検査箇所の入力処理の一例を説明するためのフローチャートである。 寸法検査箇所入力画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 建物検査支援装置
2 CPU(判定手段、表示制御手段)
5 入力部(寸法検査箇所情報入力手段、寸法情報入力手段、実寸法値入力手段)
7 表示部(表示手段)
41 図面マスタDB(図面情報記憶手段)
43 設計寸法情報マスタDB(設計寸法情報記憶手段)
121 寸法線
122 検査箇所番号
131 実寸法値入力欄
220 寸法線
221 検査箇所番号
451 判定プログラム(判定手段)
452 表示制御プログラム(表示制御手段)

Claims (3)

  1. 建物の図面に関する図面情報を記憶する図面情報記憶手段と、前記図面情報記憶手段に記憶された建物の図面情報を表示する表示手段と、を備える携帯可能な建物検査支援装置であって、
    前記図面情報は、建物の寸法検査箇所に関する寸法検査箇所情報を含み、
    前記寸法検査箇所についての設計寸法値及びその誤差許容範囲を含む設計寸法情報を記憶する設計寸法情報記憶手段と、
    前記表示手段により表示された建物の図面上で、任意の2点が指示された位置に基づき、任意の寸法検査箇所に関する設計寸法値を算出する設計寸法算出手段と、
    前記寸法検査箇所についての実寸法値を入力するための実寸法値入力手段と、
    前記設計寸法情報記憶手段に記憶されている設計寸法値または前記設計寸法算出手段により算出された設計寸法値と、前記実寸法値入力手段によって入力された実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が前記誤差許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする建物検査支援装置。
  2. 前記寸法検査箇所情報は、検査箇所番号が付された寸法線を含み、
    前記表示制御手段は、
    前記実寸法値入力手段により実寸法値が入力される実寸法値入力欄を、前記検査箇所番号と対応付けて前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の建物検査支援装置。
  3. 建物の図面に関する図面情報を記憶する図面情報記憶手段と、前記図面情報記憶手段に記憶された建物の図面情報を表示する表示手段と、前記寸法検査箇所についての設計寸法値及びその誤差許容範囲を含む設計寸法情報を記憶する設計寸法情報記憶手段と、前記表示手段により表示された建物の図面上で任意の2点が指示された位置に基づき、その2点間を寸法検査箇所とする設計寸法値を算出する設計寸法算出手段と、前記寸法検査箇所についての実寸法値を入力するための実寸法値入力手段と、を備えるコンピュータを、
    前記設計寸法情報記憶手段に記憶されている設計寸法値または前記設計寸法算出手段に
    より算出された設計寸法値と、前記実寸法値入力手段によって入力された実寸法値との誤差を算出し、当該誤差が前記誤差許容範囲内にあるか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段による判定結果を前記表示手段に表示させる表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
JP2004088905A 2004-03-25 2004-03-25 建物検査支援装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4252483B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088905A JP4252483B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 建物検査支援装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088905A JP4252483B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 建物検査支援装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005273311A JP2005273311A (ja) 2005-10-06
JP4252483B2 true JP4252483B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=35173274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088905A Expired - Fee Related JP4252483B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 建物検査支援装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4252483B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7309103B1 (ja) 2023-02-28 2023-07-14 スパイダープラス株式会社 合否判定システム、合否判定方法及びプログラム
JP7320693B1 (ja) 2023-03-01 2023-08-03 スパイダープラス株式会社 電子小黒板出力システム、判定結果出力方法及びプログラム
JP7316483B1 (ja) 2023-03-01 2023-07-27 スパイダープラス株式会社 判定結果出力システム、判定結果出力方法及びプログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10140830A (ja) * 1996-11-12 1998-05-26 Kensetsu Syst:Kk 工事物の寸法管理装置及び工事物の寸法管理プログラムを記録した媒体
JP2002092082A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Taisei Corp 建築現場施工管理一元化システム
JP4755779B2 (ja) * 2001-07-31 2011-08-24 株式会社アマダ 板金加工製品の3次元検査・利用方法及びそのシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005273311A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109271685B (zh) 一种基于bim的城市更新改造数据存储方法及装置
JP3390806B2 (ja) 位置認識装置及びこの位置認識装置を備えた測定装置並びに測定システム
EP1189162A1 (en) Food safety administration system
CN103186329A (zh) 电子设备及其触摸输入控制方法
JP2019082933A (ja) 報告書作成システム
JP6665493B2 (ja) 文書点検支援装置、文書点検支援システム及びプログラム
JP2006092274A (ja) 建物検査支援装置
JP4252483B2 (ja) 建物検査支援装置及びプログラム
JP2006277654A (ja) 携帯端末装置、情報処理方法及び情報処理システム
JP2021177402A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
WO2015081863A1 (zh) 信息输入方法、装置及终端
JPWO2011055801A1 (ja) 共同開発支援システム、共同開発支援方法及びプログラム
JP4494886B2 (ja) 点検作業支援装置及びプログラム
JP6889292B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
JP6953291B2 (ja) 測量支援装置及び測量支援プログラム
JP3200786B2 (ja) 作業検査用タッチパネル式携帯型端末器、及び作業管理装置
JP3126564B2 (ja) 対角線寸法表示装置
JP4300053B2 (ja) 建物検査支援装置
CN110780782A (zh) 一种楼盘展示方法、装置、存储器及移动终端
JP5279149B2 (ja) Cadデータ作成装置、cadデータ作成方法及びコンピュータプログラム
JP4583476B2 (ja) 設計図面処理装置及びコンピュータプログラム
JP2005215863A (ja) 増改築工事見積もりシステム
JP2020009115A (ja) 機器構成管理装置、システム、およびプログラム
JP2019220105A (ja) データ抽出方法およびデータ抽出装置
KR102321077B1 (ko) 상호 연동되는 컬럼화면 및 범례화면을 이용한 건축물 안전진단 서비스 제공 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070316

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4252483

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140130

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees