JP2002350122A - 属性情報処理装置、及び方法 - Google Patents

属性情報処理装置、及び方法

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JP2002350122A
JP2002350122A JP2002036806A JP2002036806A JP2002350122A JP 2002350122 A JP2002350122 A JP 2002350122A JP 2002036806 A JP2002036806 A JP 2002036806A JP 2002036806 A JP2002036806 A JP 2002036806A JP 2002350122 A JP2002350122 A JP 2002350122A
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Kazufumi Koike
和史 小池
Kazuma Shimizu
和磨 清水
Ryozo Yanagisawa
亮三 柳澤
Yoshiyuki Matori
至之 馬鳥
Etsuichi Sasako
悦一 笹子
Masaya Morioka
昌也 森岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CAD装置を用いて作成される図面データ上
の、寸法、寸法公差などの属性情報に対し、識別子を簡
単に付加し、図面データ・属性情報・識別子が共に見や
すく属性情報を有効に活用できる情報処理装置を実現す
る。 【解決手段】 CAD装置において、作成した図面デー
タ上の属性情報に対して識別子を付加し、属性情報近傍
域を配置する。この識別子を属性情報と共に表示手段に
表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置及び方
法に関し、特に、CAD装置を用いて作成したCADモ
デルと属性情報を利用した情報処理装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CAD装置(2DCAD装置また
は3DCAD装置)を用いて、商品や製品を構成する部
品等の3次元の形状を有する物品(以下、単に部品とい
う)の設計を製品設計工程で行っている。
【0003】設計者は、CADモデル(3Dモデル、ま
たは2D図面)に、寸法、寸法公差、幾何公差、注記、
記号などの属性情報を入力して、設計・製造情報や設計
意図などを製造工程などの下流工程に伝達している。
【0004】一例として、金型製造などの設計の下流工
程では、3Dモデルや2D図面などを参照して設計情報
を確認し、金型設計、NCプログラミング、金型製作、
成型及び成形品または金型の検査を行っている。
【0005】前記検査工程では、図面やモデルで指示さ
れた寸法公差などの設計情報を基に、自動測定機若しく
は顕微鏡やマイクロメータといったマニュアル測定器な
どを用いて測定を行っている。
【0006】三次元測定機(以下CMM)は、成型品の
表、裏、左右といった幾つかの方向(段取り)毎に測定
する。
【0007】2D図面の場合は、測定済の寸法に色鉛筆
などでマークを付けて、同じ寸法を二重に測ったり、測
定漏れが無いように注意をして測定を行っている。
【0008】さらに、測定した結果を図面上で比較でき
るよう寸法に識別子を付加している。これにより、測定
値を識別子と共に記録し、測定結果と図面上の識別子が
付加された寸法を照合できるようにすることも一般的に
行われている。
【0009】特開平 5−282388号公報「寸法検
査装置」ではCAD図面に対し識別子を付加し測定検査
用紙の出力、測定装置へのデータ出力が行われている。
【0010】この方法では、識別子付加及び表示の方法
はシステムにより全て自動で行うことで手間とミスを無
くすことを目的としており、付加する識別子の内容を予
め指定する必要がない、付加後に識別子を変更できな
い、識別子表示は固定位置行われる等の特徴を持ってい
る。
【0011】特開平08−082575号公報「評価表
の作成表示方法および装置」にあるように測定結果の集
計を自動化することにより測定作業の効率を向上する例
が示されている。
【0012】さらに、特開平08−190575号公報
「検査教示装置及び方法」若しくは特開2000−23
5594号公報「CADシステムおよび測定寸法値の検
査方法」にあるようにCMMに限定しているもののCM
Mの経路データに寸法の識別子を付加することで、三次
元測定機の出力ファイルに識別子付きで測定値を出力さ
せ、その測定結果をCADに読込み寸法と測定結果を照
合することも行われている。
【0013】また、寸法に識別子を付加してCMMの経
路データを出力し、測定結果を読込んで寸法と照合する
方法は市販のCATシステムなどでも行われている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
ではCMMなどの自動測定機を利用するものに限定され
ており、マイクロメータなど手動の測定器を用いた測定
業務を支援できるものにはなっていない。
【0015】また、CMMなどの自動測定機であって
も、CAD画面上で測定プログラムを作成(オフライン
テーチング)しにくい場合が有り、CMMなどで測定プ
ログラムを作成(オンラインテーチング)する作業を支
援できるものになっていない。
【0016】更に、従来の識別子自動付加システムで
も、手動測定器作業、自動測定機オフラインティーチン
グ作業に関しては作業性が考慮されておらず、オペレー
タに対する情報伝達機能(識別子視認性等)の改善が必
要となる。
【0017】検査工程において、手動で行うオンライン
テーチング、手動測定に要する工数は大きく、費用面、
納期面の側面からも作業効率を向上し、工数などを削減
することが望まれている。
【0018】本発明は更に以下の課題を解決するもので
ある。
【0019】寸法毎にどの測定器で測定するかその都度
考えながら測定を行い、測定済の寸法かその工程の測定
器測定する寸法かどうか同じ寸法を何度も参照すること
になり、時間がかかっていた。
【0020】測定器毎や測定器の段取り毎に順番に測定
していく。例えばCMMで測定し、CMMで測定しなか
った寸法を顕微鏡で測定し、顕微鏡でも測定しなかった
寸法をマイクロメータで測定し、と各測定工程を順番に
行っていくことになり全体の測定期間が長くかかってい
た。
【0021】また、従来は2D図面を用いて設計製造情
報を伝達していたが、2D図面の作成には大きな工数を
要していた。
【0022】これに対して、3Dモデルに寸法公差など
の設計・製造情報を付加して設計情報を伝達するいわゆ
る「図面レス」を実現することで、前記情報伝達に要す
る工数を大幅に削減することが期待されている。
【0023】一方、検査工程では2D図面に記載されて
いる寸法公差などを参照しながら計測を行う作業方法が
定着しており、3Dモデルに付加された属性情報を参照
して効率的に計測を行える仕組みが「図面レス」及び情
報伝達工数やコストの削減を実現する上で必要とされて
いる。
【0024】また、図面やモデルには数十から数百、あ
るいはそれ以上の寸法などの設計情報が付加されてい
る。測定する際はそのなかから必要な情報を見いだし
て、測定箇所を確認する必要があり、複雑なモデルにな
ると目的とする寸法を探しながら行うため時間がかかっ
ていた。
【0025】更に、測定済みのマークなどを測定しなが
ら図面などに付加しており、記入漏れや誤記、見落とし
などが発生しやすく、測定工程が一旦終了してから測定
漏れ箇所のチェックを行って、再度各測定器で測定漏れ
寸法を測定することがしばしば発生し、後戻りの時間が
かかっていた。
【0026】本発明の目的は、これらの課題を解決し、
検査の測定準備、測定、測定結果評価の各工程を前倒
し、自動化、並列化、効率化する情報処理方法及び情報
処理システムを提供することにある。
【0027】また、本発明の他の目的は、工程検討、コ
スト見積りなどCADモデルに関連付けられた属性情報
を参照して行う作業を支援することにある。
【0028】更に、本発明では、図面レスで検査などの
業務が行える情報処理システムを提供し、設計・製造情
報の作成・伝達工数を削減するものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するために、本発明の属性情報処理装置は、CADモデ
ル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加手段と、
計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
段と、計測などの作業を教示する作業教示手段と、計測
などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読込む
作業結果読込手段と、前記作業結果をCADモデルと関
連付けて表示する作業結果表示手段とを有し、前記識別
子付加手段は、付加された識別子の履歴を保持する識別
子履歴保持手段と、前記識別子の履歴を参照して履歴に
無い識別子を属性情報に付加する履歴に無い識別子を属
性情報に付加する手段とを有することを特徴とする。
【0030】また、本発明の属性情報処理装置は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加手
段と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力手段と、計測などの作業を教示する作業教示手段
と、計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
て読込む作業結果読込手段と、前記作業結果をCADモ
デルと関連付けて表示する作業結果表示手段とを有し、
前記識別子付加手段において、範囲指定で識別子の付加
をすることを特徴とする。
【0031】また、本発明の属性情報処理装置は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加手
段と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力手段と、計測などの作業を教示する作業教示手段
と、計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
て読込む作業結果読込手段と、前記作業結果をCADモ
デルと関連付けて表示する作業結果表示手段とを有し、
前記識別子付加手段は、付加開始識別子の指定が可能に
なる手段を有することを特徴とする。
【0032】また、本発明の属性情報処理装置は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加手
段と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力手段と、計測などの作業を教示する作業教示手段
と、計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
て読込む作業結果読込手段と、前記作業結果をCADモ
デルと関連付けて表示する作業結果表示手段と、前記識
別子を属性情報と関連付けてその近傍域の指定位置に表
示する識別子表示手段とを有することを特徴とする。
【0033】また、本発明の属性情報処理方法は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加工
程と計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出
力工程と、計測などの作業を教示する作業教示工程と、
計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
て読込む作業結果読込み工程と、作業結果をCADモデ
ルと関連付けて表示する作業結果表示工程とを有し、前
記識別子付加工程において、前記付加された識別子の履
歴を保持し、前記識別子の履歴を参照して履歴に無い識
別子を属性情報に付加することを特徴とする。
【0034】また、本発明の属性情報処理方法は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加工
程と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力工程と、計測などの作業を教示する作業教示工程
と、計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連
付けて読込む作業結果読込み工程と、作業結果をCAD
モデルと関連付けて表示する作業結果表示工程とを有
し、前記識別子付加工程において、範囲指定で識別子を
付加することを特徴とする。
【0035】また、本発明の属性情報処理方法は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加工
程と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力工程と、計測などの作業を教示する作業教示工程
と、計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連
付けて読込む作業結果読込み工程と、作業結果をCAD
モデルと関連付けて表示する作業結果表示工程とを有
し、前記識別子付加工程において、付加開始識別子の指
定が可能であることを特徴とする。
【0036】また、本発明の属性情報処理方法は、CA
Dモデル上の属性情報に識別子を付加する識別子付加工
程と、計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報
出力工程と、計測などの作業を教示する作業教示工程
と、計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連
付けて読込む作業結果読込み工程と、作業結果をCAD
モデルと関連付けて表示する作業結果表示工程と、属性
情報への識別子を属性情報と関連付けてその近傍域の指
定位置に表示する工程とを有することを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図面を
用いて詳細に説明する。
【0038】
【実施例】(モールド金型生産の全体の流れ)図1は、
本発明をモールド部品金型生産に適用した場合の全体の
流れを示す図である。
【0039】図において、ステップS101で、製品の
設計を行い、個々の部品の設計図面を作成する。部品の
設計図面には、部品製作に必要な情報、制約情報などが
含まれている。部品の設計図面は2D−CADまたは3
D−CADで作成され、3D−CADで作成された図面
(3D図面)は、形状及び寸法公差などの属性情報から
なる。寸法公差は形状(面、稜線、点)と関連付けるこ
とができ、寸法公差は成形品の検査指示、金型精度指示
などに利用される。
【0040】ステップS102において、製品の組み立
てや成形などの製造性の検討を行い、部品毎の工程図を
作成する。部品の工程図には、部品製作に必要な情報に
加えて、詳細な検査指示が含まれる。部品の工程図は2
D−CADまたは3D−CADで作成される。
【0041】ここで、詳細な検査指示の例として、
(1)測定項目(寸法あるいは寸法公差)の番号付け、
(2)測定項目に対して測定ポイントや測定方法の指
示、などがある。
【0042】詳細な検査指示情報はCAD上で寸法公差
と関連付けることができる。
【0043】ステップS103において、ステップS1
02で作成した部品の工程図(工程図面、金型仕様書)
を基に金型設計を行い、金型図面を作成する。金型図面
には金型製作に必要な情報、制約条件が含まれる。金型
図面は、2D−CADまたは3D−CADで作成され、
3D−CADで作成された金型図面(3D図面)は、形
状及び寸法公差などの属性情報からなる。
【0044】ステップS104において、ステップS1
03で作成した金型図面を基に金型の製作工程を検討
し、金型工程図を作成する。金型加工工程は、NC加工
及び汎用加工からなる。NC加工(数値制御による自動
加工)を行う工程に対しては、NCプログラムの作成指
示を行う。汎用加工(手動による加工)工程には、汎用
加工を行うための指示を行う。
【0045】ステップS105において、金型図面を基
に、NCプログラムを作成する。
【0046】ステップS106において、工作機械など
で金型部品を製作する。
【0047】ステップS107において、製作された金
型部品を、ステップS103で作成した情報に基づき検
査する。
【0048】ステップS108において、金型部品を組
み立て、成形する。
【0049】ステップS109において、成形されたモ
ールド部品をステップS101、ステップS102で作
成した情報に基づき検査し、OKであれば終了する。
【0050】ステップS110において、ステップS1
09の検査の結果に基づき成形品の精度不足の個所の金
型を修正する。
【0051】(製品の設計)次に、製品の設計を行い、
個々の部品の設計図面の作成について説明する。部品の
設計図面は、2D−CAD装置または3D−CAD装置
により作成される。
【0052】ここで、図2に示す情報処理装置、例えば
CAD装置を用いて、部品の設計について説明する。
【0053】図2は、CAD装置のブロック図である。
図において、201は内部記憶装置、202は外部記憶
装置であり、CADデータやCADプログラムを保管す
るRAM等の半導体記憶装置、磁気記憶装置等からな
る。
【0054】203はCPU装置であり、CADプログ
ラムの命令に沿って処理を実行する。
【0055】204は表示装置であり、CPU装置20
3の命令に沿って形状などを表示する。
【0056】205はCADプログラムに対して指示等
を与えるマウス、キーボードなどの入力装置である。
【0057】206はCPU装置203の命令に沿って
紙図面などを出力するプリンタなどの出力装置である。
【0058】207は外部接続装置であり、本CAD装
置と外部の装置とを接続し、本装置からのデータを外部
装置へ供給したり、外部の装置から本装置を制御したり
する。
【0059】図3は、図2に示したCAD装置の処理動
作を示すフローチャートである。
【0060】まず、オペレータが入力装置205によ
り、CADプログラムの起動を指示すると、外部記憶装
置202に格納されているCADプログラムが内部記憶
装置201に読み込まれ、CADプログラムがCPU装
置203上で実行される(ステップS301)。
【0061】オペレータが入力装置205により対話的
に指示することにより、内部記憶装置201上に形状モ
デルを生成し、表示装置204上に画像として表示する
(ステップS302)。この形状モデルについては、後
述する。なお、オペレータが入力装置205によりファ
イル名などを指定することにより、既に外部記憶装置2
02上に作成されている形状モデルをCADプログラム
上で取り扱えるように、内部記憶装置201に読み込む
こともできる。
【0062】オペレータが入力装置205により形状モ
デルに対して、寸法公差などを属性情報として付加する
(ステップS303)。付加された属性情報は、ラベル
などの画像情報として表示装置に表示することができ
る。付加された属性情報は、形状モデルに関連付けられ
て内部記憶装置201に保管される。
【0063】オペレータが入力装置205により、属性
情報に対する検索条件などを指定して、属性情報に対す
る表示制御などを一括して行えるようにグループ化する
(ステップS304)。属性情報のグループ化の情報
は、内部記憶装置201に保管される。オペレータがあ
らかじめグループを指定して属性付けを行うようにして
も良い。また、オペレータが入力装置205により、属
性情報をグループに登録・削除することができる。
【0064】次に、オペレータは入力装置205によ
り、グループなどの条件を指定して寸法公差などの属性
情報の表示・非表示や色付けなどの表示制御を行う(ス
テップS305)。また、オペレータが入力装置205
により、形状モデルの表示方向、倍率、表示中心などの
表示方法を設定する。後から表示方法を指定すること
で、指定された表示方向、倍率、表示中心で形状モデル
を表示することができる。表示方法をグループ化した属
性情報と関連することができる。表示方法を指定された
場合、関連付けられた属性情報のみを表示することがで
きる。表示方法は内部記憶装置に保管される。
【0065】オペレータの指示により、属性情報を外部
記憶装置202などに保管することができる(ステップ
S305)。外部記憶装置202上の属性情報と形状モ
デルに関連付けられた属性情報を照合する属性IDを付
加することができる。外部記憶装置202上の属性情報
に情報を追加したものを内部記憶装置201に読み込ん
で、属性情報を更新することができる。
【0066】オペレータが入力装置205により、形状
モデルに属性情報を付加したCAD属性モデルを外部記
憶装置202に保管する(ステップS306)。
【0067】ここで、形状モデルとCAD属性モデルに
ついて説明する。
【0068】図4は形状モデルの例を示す図であり、図
5は形状モデルを構成する各部の関連を示す概念図であ
る。
【0069】図3は、形状モデルの代表例として、So
lidModelである。図に示すように、Solid
Modelは部品などの形状をCAD上の3次元空間上
に定義する表現方法で、位相情報(Topology)
と幾何情報(Geometory)からなる。Soli
dModelの位相情報は、図5に示すように、内部記
憶装置201上で階層的に記憶され、1つ以上のShe
llと、1つShellに対して1つ以上のFace
と、1つのFaceに対して1つ以上のLoopと、1
つのLoopに対して1つ以上のEdgeと、1つのE
dgeに対して2個のVertexと、からなる。
【0070】また、Faceに対して平面や円筒面とい
ったFace形状を表現するSurface情報が内部
記憶装置201上で関連付けられて保管される。Edg
eに対して直線や円弧といったEdgeの形状を表現す
るCurve情報が内部記憶装置201上で関連付けら
れて保管される。Vertlexに対して三次元空間上
の座標値を内部記憶装置201上で関連付けられて保管
される。
【0071】Shell、Face、Loop、Ver
texの各位相要素には、夫々属性情報が内部記憶装置
201上で関連付けられて保管されている。
【0072】ここで、Face情報を例に、内部記憶装
置201上での保管方法の一例を説明する。
【0073】図6は、内部記憶装置201上でのFac
e情報の保管方法を示す概念図である。
【0074】図に示すように、Face情報はFace
ID、Faceを構成するLoopListへのポイン
タ、Face形状を表すSurfaceデータへのポイ
ンタ及び属性情報へのポインタからなる。
【0075】LoopListは、Faceを構成する
全てのLoopのIDをリスト形式で保管したものであ
る。Surface情報は、SurfaceタイプとS
urfaceタイプに応じたSurfaceParam
eterから構成される。属性情報は、属性タイプ及び
属性タイプに応じた属性値から構成される。属性値に
は、Faceへのポインタや属性が所属するグループへ
のポインタなども含まれる。
【0076】(3Dモデルへの属性情報の入力と表示)
更に、3Dモデルへの属性情報の入力と属性情報が付加
された3Dモデルの表示について、詳細に説明する。
【0077】図7〜図11は、3Dモデル、及び属性情
報を示す図であり、図12〜図14は3Dモデルに属性
情報を付加するときの処理動作を示すフローチャートで
ある。
【0078】図12のステップS121で、図7に示す
3Dモデル1を作成し、作成した3Dモデル1に属性情
報を付与するために、ステップS122で必要なビュー
を設定する。
【0079】ここで、ビューとは、3Dモデル1を(仮
想的な)三次元空間上で見るための、視線の方向、倍
率、および視線の中心により定まる、3Dモデル1の表
示に関わる要件を規定するものである。例えば、図7に
おいては、図25に示した平面図に直交する視線方向で
ビューAが定められる。倍率および視線の中心は、3D
モデル1の形状と付与した属性情報の概ね全てが表示装
置の表示画面に表示できるように、定められる。例え
ば、本実施の形態では倍率は2倍で、視線中心は平面図
のほぼ中心に定められる。同様に、正面図に直交する視
線方向のビューB、側面図に直交する視線方向のビュー
Cも設定される。
【0080】次に、ステップS123で設定された各ビ
ューに関連付けて、各ビューの視線方向に正対するよう
に、属性情報を入力する。図8、図10の(a)、図1
1の(a)は各々のビューA、B、Cに属性情報を付与
した状態を示す図である。図9、図10の(b)、図1
1の(b)は各々のビューA、B、Cから見た3Dモデ
ル1および属性情報である。
【0081】また、各ビューと属性情報の関連付けは、
属性情報の入力後でもよい。たとえば図13に示すフロ
ーチャートのように、3Dモデルを作成し(ステップS
131)、ステップS132にて属性を入力後、ステッ
プS133にて所望のビューに属性情報が関連付けられ
るものである。また、必要に応じ、ビューに対し関連付
けられる属性情報の追加、削除等の修正がなされるもの
である。
【0082】属性情報の入力は、各々のビューから二次
元的に3Dモデル1を表示させ入力してもよく、また必
要に応じ、三次元的に表示させながら入力してもよい。
該入力はいわゆる2D−CADで二次元図面を作成する
工数と何ら変わることなく実現できるものである。さら
には、必要に応じ三次元的に3Dモデル1を見ながら入
力することができるので、より効率的かつミスなく実現
できるものである。
【0083】次に、3Dモデル1の属性情報を見る場合
には、図14のステップS141において所望のビュー
を選択することで、ステップS142において選択され
たビューの視線方向、倍率、および視線中心に基づき3
Dモデル1の形状と該ビューに関連付けて付与されてい
る属性情報が表示されるものである。ここで、ビューが
容易に選択可能となるように、選択可能な3D−モデル
1のビューが適切に保管およびアイコン等で画面上に表
示されているものである。例えばビューA、あるいはビ
ューB、あるいはビューCが選択されると、それぞれ図
9、あるいは図10の(b)、あるいは図11の(b)
が表示される。このとき、属性情報が各ビューに正対し
て配置されているために、表示画面上では二次元的に極
めて容易に分かりやすく見ることができる。
【0084】3Dモデルの属性情報が少ない場合は、特
にビューに属性情報を関連づけなくと見やすく表示でき
る場合もある。このような場合は、図13に示すフロー
チャートにおいて、3Dモデルを作成し(ステップS1
31)、ステップS132にて属性情報を付加するだけ
でもよい。
【0085】(モールド検査工程の流れ)図15は本発
明をモールド検査工程に適用した場合の流れを示す図で
ある。
【0086】図15のステップS151において、属性
情報を指定することで、個々の属性情報に対してユニー
クな識別子が自動的に付加されるものである。ここで、
指定された属性情報毎に識別子が付加されるだけでな
く、ビューに関連付けられた属性情報のグループ、ある
いは図3のステップS304で定義される任意の属性情
報のグループあるいはパーツを指定することで指定した
番号順にまとめて識別子を付加することもできる。
【0087】また、S132で3Dモデルに属性情報が
入力される際にユニークな識別子を付加することもでき
る。
【0088】付加された識別子は図6に示される属性情
報の属性値として内部記憶装置201あるいは外部記憶
装置202上に保持される。
【0089】図16は付加された識別子を表示装置20
4に表示される属性情報の近傍に表示した例である。1
61は識別子であり、丸や四角で囲んで属性情報の近傍
に表示される。識別子を丸や四角で囲むことで、属性情
報の他の属性値と区別することが容易になる。
【0090】S151で行われる3Dモデルに付加され
た属性情報への識別子付加手順について詳細に説明す
る。
【0091】本発明は形状モデルに関連付けた属性情報
に識別子を付加し内部記憶装置201に格納することが
できる。
【0092】また、本発明は付加された識別子を全ての
履歴を形状モデルに関連付けた識別子リストとして内部
記憶装置201に格納することができる。
【0093】更に、本発明により付加された識別子及び
識別子リストはオペレータの指示により、属性情報と共
に外部記憶装置202に保管することが出来る。(ステ
ップS307) 識別子が付加された属性情報を削除した場合、内部記憶
装置201上の属性情報と共に識別子も削除されるが、
識別子リスト上の履歴はそのまま保持される。
【0094】こうすることにより、過去に付加された識
別子が使い回されることが無くなり、識別子の使い回し
による後工程での混乱を回避出来ることになる。
【0095】図21は本発明による識別子及び識別子リ
ストの記憶装置への保管方法の概念を示す。
【0096】本発明による識別子付加機能は属性情報付
加と同時に自動的に付加する方法と、形状モデル単位・
属性グループ単位でまとめて付加する方法と、属性情報
毎に個々に付加する方法で行われる。
【0097】本発明による識別子表示機能は識別子付加
処理により付加された識別子を属性情報の近傍域に表示
することが可能である。
【0098】その際に識別子の表示色・表示形式・表示
サイズを指定することも可能である。
【0099】図22は属性情報付加処理部S303で識
別子付加が自動で行われる場合の処理フローであり、属
性付加処理S303を行う際に以下の処理も同時に行う
ことを示している。
【0100】S2201において内部記憶装置201上
の属性付け対象の形状モデルに関連した識別子リストを
検索し、使用していない最小の識別子番号を選び出す。
【0101】S2202において識別子リストに選出識
別子番号を付加し記憶装置201に格納する。
【0102】S2203において属性情報に識別子を付
加し内部記憶装置201に格納する。
【0103】この属性情報付加と同時に自動的に識別子
を付加する方法は、図23に示される操作メニュー上の
識別子自動付加設定項目(2301)をオペレータの入
力装置205による操作で設定実施・未実施を切り替え
ることが可能である。
【0104】図24及び図25は識別子付加を形状モデ
ル単位または属性グループ単位で付加する方法の処理フ
ローである。
【0105】図26は識別子付加を形状モデル単位また
は属性グループ単位で付加する方法の操作メニューであ
り、オペレータが入力装置205により対話的に指示す
ることで各処理が実行される。
【0106】ステップS2401において識別子を付加
する対象となる形状モデルを選択することが出来る。
【0107】図27は本ステップでの形状モデルの選択
方法を示している。
【0108】形状モデルの選択はオペレータが表示装置
204上に表される表示形状を確認しながら入力装置2
05の指示により任意に行うことが出来る。
【0109】2703は入力装置205の操作指示ポイ
ンタである。入力装置205を使用して行われる対象形
状モデル選択は、表示装置204上に表示された形状モ
デル2701そのものを操作指示ポインタ2703で選
択するか、同じく表示装置204上に表示された形状モ
デルリスト2702の該当形状モデル名部を指示する
か、直接形状モデル名を入力する事で選択することが出
来る。
【0110】形状モデル選択後、S2402において選
択された形状モデルに関連する属性グループから識別子
を付加する対象属性グループを選択する。
【0111】操作メニュー2602からS2402を起
動して属性グループを選択する。
【0112】図28は本ステップでの属性グループ選択
方法を示している。
【0113】属性グループの選択はオペレータが表示装
置204上に表される属性リストを確認しながら入力装
置205の指示により任意に行うことが出来る。
【0114】属性グループの選択はオペレータが表示装
置204上の属性グループリスト2801を確認しなが
ら操作指示ポインタ2802により行うことが出来る。
【0115】またプログラムメニュー上の全グループ選
択スイッチ2603を選択すると特定の寸法グループで
はなく“全グループ”も選択可能である。
【0116】操作メニュー2604からS2403を起
動して識別子開始番号を指定する。
【0117】ステップS2401において対象形状モデ
ルが指定された場合、その形状モデルに関連している識
別子リストから最小の未使用識別子が選択されステップ
S2403初期設定として指定されている。識別子開始
番号は入力装置205から数値を入力することで指定で
きる。
【0118】オペレータの操作により操作メニューから
識別子付加処理S2404を開始する。
【0119】まずステップS2405において識別子付
加対象形状モデルが指定されているか確認を行う。
【0120】ここで対象形状モデルの指定されていない
場合はステップS2401に処理が移る。
【0121】ステップS2405において識別子付加対
象形状モデルが指定されていた場合、ステップS240
6を開始する。ステップS2406おいて識別子付加対
象属性情報グループが指定されているか確認を行う。こ
こで属性情報グループが指定されていない場合はステッ
プS2402に処理が移る。
【0122】ステップS2406において識別子付加対
象属性グループが指定されていた場合、ステップS25
01を開始する。
【0123】ステップS2501において選択形状モデ
ルの選択属性情報グループに含まれる属性情報からデー
タ入力順に一つ選択する。
【0124】ステップS2502において選択された属
性情報に識別子が付加されていないか確認をする。選択
属性情報に識別子付加されていた場合は、ステップS2
501に戻り次の属性情報を選択する。選択属性情報に
識別子が付加されていない場合は、ステップS2503
に処理が写る。
【0125】ステップS2503において識別子リスト
からステップS2403で指定した識別子開始番号以後
で未使用の識別子を選択する。
【0126】ステップS2504において選択属性情報
に識別子を付加し内部記憶装置201に格納する。
【0127】ステップS2505において識別子リスト
に識別子を付加し内部記憶装置201に格納する。
【0128】ステップS2506において、選択形状モ
デルの選択属性グループ内の全ての属性情報に識別子を
付加してあるか確認し、未処理属性情報がある場合はス
テップS2501に戻り処理を繰り返す。全ての属性情
報に識別子が付加されていた場合は処理を終了する。
【0129】図29は属性情報個々に識別子付加を行う
場合の処理フローである。
【0130】図30は属性情報個々に識別子付加を行う
場合の操作メニューであり、オペレータが入力装置20
5により対話的に指示することで各処理が実行される。
【0131】ステップS2901において識別子を付加
する対象となる属性情報を選択することが出来る。選択
指定は表示装置204上に表示された属性情報のうち特
定の属性情報を入力装置205で指示して行う。
【0132】次にステップS2902において選択属性
情報に付加する識別子番号を指定する。
【0133】オペレータが入力装置205を使用して操
作メニュー3003から識別子付加処理S2903を開
始する。
【0134】まずステップS2904においてステップ
S2902で指定された識別子番号が記憶装置201上
の識別子リストで確認をし、重複している場合はステッ
プS2902に戻る。識別子番号に重複が無い場合は次
に進む。
【0135】ステップS2905において識別子リスト
に指定識別子を追加する。
【0136】ステップS2906において選択属性情報
に指定識別子を付加し処理を終了する。
【0137】図31及び図32は属性情報に付加された
識別子の表示状態の一例を示したものである。
【0138】3202に示される属性情報に付加された
識別子3101は属性情報の近傍域配置される。この事
により属性情報毎の識別子が認識しやすくなる。
【0139】属性情報の近傍域とは3201に示すよう
に、属性情報3203に重ならず且つ一定距離以上離れ
ない領域を指す。
【0140】属性情報の識別子3202はこの近傍域の
範囲内にオペレータ指示で配置する事が出来る。
【0141】また識別子自体は枠もしくは括弧等で囲み
表示する事が出来る。
【0142】図33は識別子の囲み表示の例を示す。
【0143】この事により識別子番号が他の属性表示・
識別子等から区別出来る為、更に認識しやすくなる。
【0144】図34は形状モデル単位または属性グルー
プ単位で識別子の表示設定を行う処理フローチャートで
ある。
【0145】図35は形状モデル単位または属性グルー
プ単位で識別子の表示設定を行う処理プログラムメニュ
ーを示す。
【0146】本処理により形状モデル単位・属性グルー
プ単位でまとめて識別子の表示/非表示の切り替えが可
能になる。
【0147】このことにより作業上属性情報に識別子の
表示が必要のない場合、識別子を非表示にすることで表
示装置204上の属性情報をより見易くすることができ
る。
【0148】ステップS152において、属性情報を測
定の段取り毎に分類する。
【0149】ここで測定の段取りについて説明する。
【0150】測定する部品は3D形状を有しており、測
定する部位により上下、左右、前後の各方向、場合によ
っては任意の方向から測定することになる。CMMなど
の自動測定器では、測定対象部品を測定器のテーブルに
治具などで固定して測定を行っている。
【0151】自動測定器で測定する方向ごとに寸法を分
類、もしくはマイクロメータなど手動計測する寸法を分
類することを測定段取りと称する。
【0152】このステップでは、分類したい寸法をステ
ップ304でグループ化することにより行われる。
【0153】グループ化された属性情報は図6に示すG
roup Listとして内部記憶装置201あるいは
外部記憶装置202上に保持される。
【0154】ステップS153において、測定ポイント
を属性情報に対して指定する。
【0155】測定ポイントは寸法などの属性情報に対し
て、測定者が測定する目安となる点をCADモデル上に
予め指示することができる。この測定ポイントの情報を
参照して、CMMなどの自動測定機の測定経路プログラ
ムを作成することもできる。
【0156】測定ポイントの指示は表示装置204に表
示された3Dモデルに対してマウスなどの入力装置20
5で指示される。指示された測定ポイントは属性情報の
属性値として内部記憶装置201あるいは外部記憶装置
202上に保持される。
【0157】図17は測定ポイントを表示装置204に
表示される3Dモデルと属性情報に関連付けて表示した
例である。
【0158】171は測定ポイントを表示装置に表示し
た一例である。
【0159】172はポイントIDを表示装置に表示し
た一例である。
【0160】測定ポイントにも個々の属性情報毎にユニ
ークとなる識別子がポイントIDとして付加される。ポ
イントIDは図のように表示装置204に表示される測
定ポイントの近傍に表示される。
【0161】ステップS154において、パートあるい
は測定段取りのグループを指定することで、測定用デー
タが外部記憶装置202に出力される。
【0162】図18に出力された測定用データの一例を
示す。
【0163】測定用データの項目は識別子、測定ポイン
トID、測定ポイントの座標、設計値、上限公差、下限
公差、測定値、その他の情報などからなる。
【0164】属性情報の属性値として内部記憶装置20
1あるいは外部記憶装置202上に保持されている情報
を参照して、属性情報毎に前述した各データ項目が図に
示すようなテーブル形式で出力される。
【0165】属性情報が複数の測定ポイントを有する場
合、個々の測定ポイント毎に前述した各データ項目が出
力される。
【0166】測定用データをテーブル形式で外部記憶装
置202上に出力することで、他のアプリケーションで
出力された測定用データを参照しデータ集計作業などを
自動化することができる。
【0167】測定用のデータに測定ポイントの座標値を
含めて出力する場合は、出力時に座標系を指定して出力
することが出来る。
【0168】ステップS155において、パーツまたは
段取りグループを指定することで、測定個所を示す3D
モデルの面や稜線や点及び寸法などの属性情報が表示色
などを他の部位と変えて表示装置204に図19に示さ
れるように表示される。
【0169】測定者は表示装置204上の3Dモデルを
参照して、CMMの測定プログラムを作成したり、若し
くはノギスやゲージなどの手動測定器で計測を行うこと
ができる。
【0170】測定結果は図18に示す帳票に入力するこ
とができる。
【0171】また、後述するように一旦3Dモデルに入
力した後に、ステップ154を再度実行することで、図
18に示す帳票に測定結果を含めて出力することができ
る。
【0172】ステップS156において、測定結果デー
タを外部記憶装置202から読込む。
【0173】図18は測定結果データの一例でもある。
ステップS154で出力された測定用データに測定者が
計測結果を測定値として入力することができる。
【0174】また、他の測定支援アプリケーションから
の出力ファイルを測定結果データとして読み込むことも
できる。
【0175】測定結果データに測定ポイントなどの座標
値が含まれる場合は、読込時に座標系を指定して読込む
ことが出来る。
【0176】ステップS157において、測定結果を3
Dモデルと関連づけて表示する。
【0177】図20に測定結果を3Dモデルに関連づけ
て表示した一例を示す。
【0178】測定結果は属性情報毎に測定値と設計値の
ズレ量に応じて3Dモデルの面や稜線の色を変えて表現
することができる。
【0179】更に、各属性情報がもつ公差値を参照し
て、ズレ量の公差値に対するの割合に応じて3Dモデル
の面や稜線の色を変えて表現することができる。
【0180】(他の実施例1)以上、本発明を3DCA
D装置を用いてモールド検査工程に適用する実施例を説
明したが、本発明は3DCAD装置に限定されるもので
なく2DCAD装置を用いることもできる。2DCAD
装置を用いた場合でも、検査業務を効率化できるもので
ある。
【0181】(他の実施例2)更に他の実施例として、
本発明はモールド検査工程への適用に限定されるもので
なく、金型や板金など形状を有するものの検査工程に適
用できる。また、寸法や寸法公差に代表されるCADの
属性情報を個別に評価していく作業の支援に適用するこ
とができる。
【0182】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、手
動で行う検査業務を効率化すると共に2D図面が無くて
も検査業務を行えるようになり、設計・製造に関する情
報伝達に要する工数、コストを削減できる。
【0183】また、識別子の履歴を保持し、履歴に無い
識別子を属性情報に付加することにより、一部の属性情
報に変更が入った場合の属性情報の情報伝達において属
性情報の取り違え等が発生せず、検査工程における作業
を効率的に行うことができる。
【0184】また、付加開始識別子の指定が可能になる
ことにより、識別子其の物に測定者が認識可能な意味付
けを行う事が可能になり、自動測定以外の測定(マニュ
アル測定等)時に作業効率を上げることができる。
【0185】更に、属性情報への識別子を属性情報と関
連付けてその近傍域の指定位置に表示すること及び属性
情報への識別子の表示・非表示を切り替える手段を有す
ることにより、作業者が属性情報を必要な作業時に分か
りやすく表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールド部品金型生産の全体の流れを示す図で
ある。
【図2】CAD装置のブロック図である。
【図3】図2に示したCAD装置の処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図4】形状モデルの例を示す図である。
【図5】形状モデルを構成する各部の関連を示す概念図
である。
【図6】内部記憶装置201上でのFace情報の保管
方法を示す概念図である。
【図7】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図8】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図9】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図10】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図11】3Dモデルおよび属性情報を示す図である。
【図12】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図13】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図14】3Dモデルに属性情報を付加するときの処理
動作を示すフローチャートである。
【図15】モールド検査工程の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】属性情報に識別子を付加した3Dモデルを示
す図である。
【図17】属性情報に測定ポイントを付加した3Dモデ
ルを示す図である。
【図18】測定作業用データの概念図である。
【図19】作業教示中の3Dモデルを示す図である。
【図20】測定結果を3Dモデルと関連付けて表示した
3Dモデルを示す図である。
【図21】内部記憶装置201上での識別子及び識別子
リスト情報の保管方法を示す概念図である。
【図22】属性情報付加処理時の識別子自動付加の処理
フローチャートである。
【図23】属性情報付加処理時の識別子自動付加処理切
り替えプログラムメニューを示す図である。
【図24】識別子を形状モデル単位または属性グループ
単位で付加する方法の処理フローチャートである。
【図25】識別子を形状モデル単位または属性グループ
単位で付加する方法の処理フローチャートである。
【図26】識別子を形状モデル単位または属性グループ
単位で付加する方法のプログラムメニューを示す図であ
る。
【図27】表示装置204に表示された形状モデル及び
形状モデルリストを示す図である。
【図28】表示装置204に表示された属性グループリ
ストを示す図である。
【図29】識別子を属性情報個々に付加する方法の処理
フローチャートである。
【図30】識別子を属性情報個々に付加する方法のプロ
グラムメニューを示す図である。
【図31】識別子を付加した属性情報を示す図である。
【図32】識別子を配置できる属性情報の近傍域を示す
図である。
【図33】識別子表示形態を示す図である。
【図34】形状モデル単位または属性グループ単位で識
別子表示設定を行う方法の処理フローチャートである。
【図35】形状モデル単位または属性グループ単位で識
別子表示設定を行う方法のプログラムメニューである。
【符号の説明】
1 3Dモデル 201 内部記憶装置 202 外部記憶装置 203 CPU装置 204 表示装置 205 入力装置 206 出力装置 207 外部接続装置 161 識別子 171 測定ポイント 172 ポイントID 191 次表示がある場合の作業教示メニュー 192 次表示がない場合の作業教示メニュー 193 作業教示中の3Dモデル
フロントページの続き (72)発明者 柳澤 亮三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 馬鳥 至之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 笹子 悦一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 森岡 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2F069 AA04 AA31 AA66 DD30 GG72 QQ01 4E050 JB10 JD03 5B046 AA05 HA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加手段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込手段と、 前記作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業
    結果表示手段とを有し、 前記識別子付加手段は、 付加された識別子の履歴を保持する識別子履歴保持手段
    と、 前記識別子の履歴を参照して履歴に無い識別子を属性情
    報に付加する履歴参照識別子付加手段とを有することを
    特徴とする属性情報処理装置。
  2. 【請求項2】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加手段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込手段と、 前記作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業
    結果表示手段とを有し、 前記識別子付加手段において、範囲指定で識別子の付加
    をすることを特徴とする属性情報処理装置。
  3. 【請求項3】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加手段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込手段と、 前記作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業
    結果表示手段とを有し、 前記識別子付加手段は、付加開始識別子の指定が可能に
    なる手段を有することを特徴とする属性情報処理装置。
  4. 【請求項4】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加手段と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力手
    段と、 計測などの作業を教示する作業教示手段と、 計測などの作業結果を識別子と属性情報を関連付けて読
    込む作業結果読込手段と、 前記作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業
    結果表示手段と、 前記識別子を属性情報と関連付けてその近傍域の指定位
    置に表示する識別子表示手段とを有することを特徴とす
    る属性情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記識別子表示手段において、前記識別
    子の表示・非表示を切り替える手段を有することを特徴
    とする請求項4に記載する属性情報処理装置。
  6. 【請求項6】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加工程と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力工
    程と、 計測などの作業を教示する作業教示工程と、 計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
    て読込む作業結果読込み工程と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示工程とを有し、前記識別子付加工程において、 前記付加された識別子の履歴を保持し、前記識別子の履
    歴を参照して履歴に無い識別子を属性情報に付加するこ
    とを特徴とする属性情報処理方法。
  7. 【請求項7】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加工程と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力工
    程と、 計測などの作業を教示する作業教示工程と、 計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
    て読込む作業結果読込み工程と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示工程とを有し、前記識別子付加工程において、範囲
    指定で識別子を付加することを特徴とする属性情報処理
    方法。
  8. 【請求項8】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加工程と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力工
    程と、 計測などの作業を教示する作業教示工程と、 計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
    て読込む作業結果読込み工程と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示工程とを有し、前記識別子付加工程において、付加
    開始識別子の指定が可能であることを特徴とする属性情
    報処理方法。
  9. 【請求項9】 CADモデル上の属性情報に識別子を付
    加する識別子付加工程と、 計測などの作業に必要な情報を出力する作業情報出力工
    程と、 計測などの作業を教示する作業教示工程と、 計測結果などの作業結果を識別子と属性情報を関連付け
    て読込む作業結果読込み工程と、 作業結果をCADモデルと関連付けて表示する作業結果
    表示工程と、 属性情報への識別子を属性情報と関連付けてその近傍域
    の指定位置に表示する工程とを有することを特徴とする
    属性情報処理方法。
  10. 【請求項10】 請求項6乃至9の何れかに記載の属性
    情報処理方法を実現するためのプログラム。
JP2002036806A 2001-02-20 2002-02-14 属性情報処理装置、及び方法 Pending JP2002350122A (ja)

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