JP3741983B2 - 加工属性情報リンクシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、加工属性情報リンクシステムに関し、さらに詳細には、例えば、アウトソーシングサービスで蓄積した加工ノウハウを、新たなアウトソーシングの依頼先に提供するために、板金製品の3次元立体モデルであるベンドモデルに加工属性情報をリンクさせ加工ノウハウを伝える加工属性情報リンクシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、例えば、板金製品の3次元立体モデルであるベンドモデルには発注元の板金製品の設計図面に記載されている情報の一部のみ電子データの加工属性情報として付加される。
【0003】
すなわち、部品モデルに分割するためのデータ、ベンドモデルの曲げ箇所を展開するための曲げ線データ等の標準的な属性データが加工属性情報として付加される。
【0004】
また、板金製品をNC加工するNCデータを作成するための加工属性情報は、例えば部品モデルを展開した展開形状等に付加している。
【0005】
一方、例えば、発注先の依頼に基づいて発注先の板金製品製作の作業の一部の代行を行うアウトソーシングセンタは、コンピュータ操作(例えば、CAD/CAMの操作)の代行も行っている。この代行業務により得られた、加工ノウハウ(例えば、標準的でない加工の秘訣等)は口頭により関係者に伝えられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の加工属性情報リンク方法は、以下のような問題があった。
【0007】
すなわち、発注元が発注先に送信する設計図面には板金製品製作のための全ての情報等が記載されている。そして、これら全ての情報をベンドモデルに加工属性情報として付加することが望ましい。
【0008】
しかし、ベンドモデルと、加工属性情報とのファイルフォーマットが異なると、既存アプリケーションソフト(例えば、ベンドモデルを操作対象にしたCAD/CAMソフト等)のベンドモデルインターフェイス(例えば、ベンドモデルのデータをCAD/CAMソフト内に読み込むインターフェイスのプログラム)を修正する必要があり、これにより、既納入ベンダ等のアプリケーションバージョンアップが必要となり、工数が掛かるという問題があった。
【0009】
一方、情報の一部をベンドモデルに付加するのみでは加工ノウハウのデジタル化を阻害し、情報伝達が適正に行われないという問題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、板金製品の3次元立体モデルであるベンドモデルに加工属性情報をリンクする加工属性情報リンクシステムであって、発注元コンピュータと、発注先コンピュータと、アウトソーシングセンタコンピュータとをネットワークを介して通信可能に備え、前記発注元コンピュータは、電子図面データを生成する発注元CAD/CAM部と、前記電子図面データを格納するメモリと、前記電子図面データを前記発注先コンピュータに送信する送信部とを有し、前記発注先コンピュータは、前記発注元コンピュータより受信した前記電子図面データを格納するメモリと、前記アウトソーシングセンタコンピュータより受信したベンドモデルを格納するベンドモデルメモリと、前記アウトソーシングセンタコンピュータより受信した加工属性情報を格納する加工属性情報メモリと、表示部と、NC工作機とを有し、前記アウトソーシングセンタコンピュータは、前記発注先コンピュータより電子図面データを受信する受信部と、アウトソーシングセンタCAD/CAM部と、結合部により前記アウトソーシングセンタCAD/CAM部に結合した加工属性情報管理部と、表示部とを有し、前記アウトソーシングセンタCAD/CAM部は、前記電子図面データよりベンドモデルを生成する処理と、前記ベンドモデルを複数の部品モデルに分解する処理と、分割した前記部品モデル毎に展開図を生成する処理とを実行し、前記加工属性情報管理部は、表示部に表示したベンドモデルの加工属性情報付加箇所を選択する要素指定部と、入力した加工属性情報を取得する加工属性入力部と、前記加工属性情報付加箇所と前記加工属性情報とのリンク関係を作成するリンク関係作成部とを有し、前記アウトソーシングセンタコンピュータにおいて前記リンク関係を保ちながら、前記ベンドモデルをベンドモデルメモリに格納し、前記加工属性情報を加工属性情報メモリに格納し、前記ベンドモデルと前記加工属性情報との前記リンク関係を保ちながら前記アウトソーシングセンタコンピュータから前記発注先コンピュータへ送信し、前記発注先コンピュータはNC加工機で加工を行うとき前記ベンドモデルの加工属性情報付加箇所及び加工属性情報を表示部に表示させる加工属性情報リンクシステムである。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
図1に加工属性情報リンクシステム1の概略の構成を示す。
【0019】
前記加工属性情報リンクシステム1は、板金製品の製作の依頼を行う発注元3と、発注元3の板金製作依頼を受注して板金製品の製作を行う発注先5と、前記発注先5が行う作業の一部を代行するアウトソーシングセンタ7とを備えている。
【0020】
前記発注元3と、前記発注先5と、前記アウトソーシングセンタ7とは、例えばインターネットのような通信システム9により通信ができるようになっている。
【0021】
そして、前記発注元3は、発注元コンピュータ11を備えている。前記発注先5は発注先コンピュータ19を備えている。前記アウトソーシングセンタ7はアウトソーシングセンタコンピュータ39を備えている。
【0022】
前記発注先5はアウトソーシングセンタ7に対して、例えば見積もりの作成、板金製品の工作機用のNCデータの作成等を依頼する。
【0023】
前記アウトソーシングセンタ7は、見積もりデータ、NCデータ等の作成を行う。ここで、NCデータを作成する際、3次元のCADデータである板金製品の3次元モデルであるベンドモデルを作成する。このベンドモデルに基づき、見積もりデータ、NCデータを作成する。このとき、ベンドモデルに対して加工属性情報をリンクさせる(例えば前記ベンドモデルの曲げ線に対してこの曲げは曲げ線の側に成形があるので要注意というテキストデータの加工属性情報をリンクする)。なお、加工属性情報をベンドモデルに付加する際は加工ノウハウデータベース71から同一又は類似の加工ノウハウを検索して参照する。この加工ノウハウデータベース71はアウトソーシングセンタ7が過去に行ったアウトソーシングサービスで蓄積した情報を加工ノウハウとして格納する記憶領域である。
【0024】
そして、上述の加工属性情報は、前記ベンドモデルとは別メモリに格納する。すなわち、ベンドモデルはベンドモデルメモリ73に格納し、加工属性情報は加工属性情報メモリ75に格納する。
【0025】
これにより、ベンドモデルと、加工属性情報とのファイルフォーマットが異なっても既存アプリケーションのベンドモデルインターフェイスを修正する必要がなくなる。
【0026】
従って、既納入ベンダ等のアプリケーションバージョンアップの必要が無くなりソフト保守の工数が削減できるという効果がある。
【0027】
図2を参照して各処理部の説明をする。
【0028】
前記加工属性情報リンクシステム1は、上述のように板金製品の製作の依頼を行う発注元3と、発注元3の板金製作依頼を受注して板金製品の製作を行う発注先5と、前記発注先5が行う作業の一部を代行するアウトソーシングセンタ7とを備えている。
【0029】
前記発注元3と、前記発注先5と、前記アウトソーシングセンタ7とは、例えばインターネットのような通信システム9により通信ができるようになっている。
【0030】
そして、前記発注元3は、発注元コンピュータ11を備えている。前記発注元コンピュータ11は自社の商品の設計等を行うCAD/CAM部13と、前記CAD/CAM部13により設計した図面データである電子図面データを格納する電子図面データメモリ15と、電子図面データメモリより電子図面データを読み込み外注に板金製品の製作を依頼するために板金製品の電子図面データを発注先5に送信する送信部17とを備えている。
【0031】
前記発注先5は、発注先コンピュータ19と、板金製品の加工を行うNC工作機21とを備えている。
【0032】
前記発注先コンピュータ19は、受信部23と、受信部23により受信した電子図面データを格納する電子図面データメモリ25と、電子図面データをアウトソーシングセンタ7に送信する送信部27とを備えている。
【0033】
さらに、前記発注先5は、受信部23により受信したベンドモデルを格納するベンドモデルメモリ29と、受信した加工属性情報を格納する加工属性情報メモリ31とを備えている。前記ベンドモデルと、前記加工属性情報とはリンク手段33によりリンク関係が保たれている。
【0034】
本例でベンドモデルとは、板金製品の設計、NC加工機による加工等に必要になる電子情報としての属性が付加された3次元立体モデルである。この3次元立体モデルは、例えば3次元CAD/CAMシステム等でモデリングされる。
【0035】
表示手段35は、前記ベンドモデルメモリ29よりベンドモデルを読み込み、前記加工属性情報メモリ31より加工属性情報を読み込み表示部37に表示させる。
【0036】
表示部37に表示する際、ベンドモデルと、ベンドモデルに含まれる加工属性情報付加箇所(ベンドモデルの中で加工属性情報が付加され、又は付加される箇所)と、加工属性情報を関連づけて表示する。これにより、オペレータは実際の加工の際、容易に加工属性情報を参照することができる。
【0037】
すなわち、表示部37上の画面に表示されている加工属性情報を選択するように促す。そして、選択が行われると加工属性情報にリンクされたベンドモデルに含まれる加工属性付加箇所(例えば、要素)が例えばハイライト表示される。これにより、板金製品作成のオペレータは容易に加工ノウハウを参照することができる。なお、ベンドモデルに含まれる加工属性付加箇所を選択することにより加工属性情報がハイライトされるようにもなっている。
【0038】
前記アウトソーシングセンタ7はアウトソーシングセンタコンピュータ39を備えている。
【0039】
前記アウトソーシングセンタコンピュータ39は受信部41と、CAD/CAM部43と、結合部45により前記CAD/CAM部43に結合された加工属性情報管理部47と、表示部49とを備えている。
【0040】
前記受信部41により受信された電子図面データは電子図面データメモリ51に格納される。変換部53は前記電子図面データメモリ51より電子図面データを読み込み自己のCAD/CAM部43用のCAD/CAMデータに変換してCAD/CAMデータメモリ55に格納する。
【0041】
前記CAD/CAM部43はCAD/CAMデータメモリ55より、板金製品の三面図を読み込みベンドモデル(3次元立体モデル)を作成する。このベンドモデルを複数の部品モデルに分解して、部品モデル毎の展開図を作成する。これらのベンドモデル、部品モデル、展開図のデータを関連づけてCAD/CAMデータメモリ55に格納する。
【0042】
また、板金製品のベンドモデルを作成する際、発注先5の社長、工場長、曲げベテラン等とアウトソーシングセンタ7のCAD/CAMオペレータにより、加工編集会議が行われ板金製品の見積もりデータ、NCデータが作成される。見積もりデータは発注先5から発注元3に送信される。NCデータは発注先5が受注が正式に決定したときにただちに使用され加工が始まる。
【0043】
一方、前記加工属性情報管理部47は、加工属性付加部57と、加工属性編集部59とを備えている。
【0044】
前記加工属性付加部57は要素指定部61と、加工属性入力部63と、リンク関係作成部65とを備えている。
【0045】
前記要素指定部61はベンドモデルを表示部49に表示させベンドモデルの加工属性付加箇所(例えば、ベンドモデルに含まれる線分等の要素)をマウスでクリックするように促す。
【0046】
クリックした後、前記加工属性入力部63は、例えば加工属性情報(例えば曲げ線付近に成形穴があるという内容のテキストデータ)をキーボード等から入力するように促す。このとき、加工ノウハウデータベース71から加工ノウハウを検索して加工属性情報を作成することができる。
【0047】
前記リンク関係作成部65は前記ベンドモデルの加工属性情報付加箇所(例えば、線分等の要素)と、前記加工属性情報とのリンク関係を作成する。そして、ベンドモデルのデータはベンドモデルメモリ73に格納する。一方、加工属性情報は加工属性情報メモリ75に格納する。これらの各データはリンク手段77によりリンク関係が保たれている。
【0048】
図3はリンク手段の1例を示している。すなわち、加工属性情報付加箇所として選択された要素データ301(例えば番号001は丸穴、番号002は角穴、番号003は成形穴、番号004はV曲げ、番号005はR曲げ等)と、加工属性情報303(例えば番号001は曲げ線付近に成形穴、番号002は2Rコーナ等)とがシーケンシャル番号によりリンク関係が保たれている。
【0049】
これにより、前記ベンドモデルの加工属性情報付加箇所(例えば線分等の要素)と、加工属性情報(例えば、テキストデータ)とが、リンク関係を保ちながら別々のメモリに格納される。そして、前記ベンドモデルと、前記加工属性情報とのファイルフォーマットが異なっても既存アプリケーションソフトのベンドモデルインターフェイスを修正する必要がない。
【0050】
図4はベンドモデル(ベンドモデルのファイルフォーマット)は、このベンドモデルにリンクする加工属性情報(加工属性情報のファイルフォーマット)に影響されない事を示している。すなわち、ベンドモデル401に加工属性情報を付加すると、リンク手段403により、加工属性情報405がリンクされる。さらに、ベンドモデル401に加工属性を付加すると、加工属性情報407が増大するが、ベンドモデル401のデータ内容には何ら変化はない。
【0051】
これにより、例えば、CAD/CAMソフトがベンドモデルを読み込み編集するときには加工属性情報を読み込まなくする。一方、オペレータが加工情報を参考にするときは、リンク手段を介して、ベンドモデルに関連づけながら参照するということができる。
【0052】
前記加工属性編集部59は加工属性指定部67と、リンク先要素指定部69とを備えている。
【0053】
前記加工属性指定部59は表示部49上の加工属性情報の表示画面に表示されている加工属性情報を選択するように促す。その後、加工属性情報を適正に編集する。
【0054】
前記リンク先要素指定部69は加工属性情報がリンクされたベンドモデルに含まれる加工属性情報付加箇所(例えば線分等の要素)を選択する。これにより、選択された加工属性情報付加箇所にリンクされている加工属性情報が編集される。
【0055】
そして、送信部79によりリンク手段77によりリンク関係が保たれたベンドモデルと、加工属性情報とは、リンク関係は保たれたまま発注先5に送信される。これにより、発注先5の発注先コンピュータ19において、ベンドモデルを使用するアプリケーションソフトの迅速な処理が図れる(例えば加工の際、ベンドモデルを画面表示させる処理速度等の迅速が図れる)。
【0056】
図5〜図8を参照して、加工属性情報リンクシステム1の動作を説明する。
【0057】
図5を参照する。ステップS501では、発注元3が発注先5に対して、板金製品製作に係る見積もり等の依頼を行う。
【0058】
ステップS503では、発注先5が板金製品の見積もり作成等をアウトソーシングセンタ7に依頼する。このとき、送信部27により板金製品の設計図面である電子図面データ等をアウトソーシングセンタ7に送信する。
【0059】
ステップS505では、アウトソーシングセンタ7に備えられたアウトソーシングセンタコンピュータ39において、板金製品の三面図から、立体モデルを作成する。続いて、前記板金製品のベンドモデル(3次元立体モデル)を部品モデルに分解する(例えば適正な加工を行うことができるように分割する)。その後、前記部品モデルを展開して展開図を作成する。これらのベンドモデル、部品モデル、展開図等は関連づけられている。
【0060】
ステップS507では、ベンドモデル作成中に見積もりデータ、NCデータ等の作成を行う。
【0061】
ステップS509では、加工ノウハウデータベースの内容を参照し、ベンドモデルの加工属性情報付加箇所に加工属性情報(例えば、曲げ線付近に成形加工があるというテキストデータ)をリンクさせる。
【0062】
図7にベンドモデルの加工属性情報付加箇所に加工属性情報を付加する方法を示す。すなわち、表示部49には、画面701が表示される。この画面にはベンドモデル703が表示されている。そして、ベンドモデル703に含まれる加工属性情報付加箇所(例えば、線分等の要素)705をクリックする。続いて、加工属性入力欄707から加工属性情報(例えば、加工ノウハウ等)を入力する。
【0063】
図6を参照する。ステップS511では、送信部79が見積もりデータ、NCデータ、加工属性情報がリンクされたベンドモデル等を発注先5に送信する。
【0064】
ステップS513では、発注先5に備えられた送信部27が板金製品の製作に係る見積もり等を発注元3に送信する。これにより、板金製品の製作の正式な受注を受ける。
【0065】
ステップS515では、発注先5においてベンドモデル、板金製品製作のためのNC工作機のNCデータ等が利用されて、板金製品の製作が行われる。
【0066】
このとき、ベンドモデルが表示部37の画面に表示される。そして、オペレータは加工属性情報を参照しながら実際の加工を行う。
【0067】
図8はオペレータが加工属性情報を参照する方法を示す。すなわち、表示部37に画面801が表示される。この画面801にはベンドモデル803が表示されている。そして、加工属性情報表示欄805も表示されている。この加工属性情報表示欄805にはリンクされている加工属性情報の全てが表示されている。
【0068】
例えば、加工属性情報807を選択すると、この加工属性情報807とリンク関係にあるベンドモデル803の加工属性情報付加箇所(例えば、線分等の要素)809がハイライト表示される。これにより、オペレータは容易に加工ノウハウを参照することができる。
【0069】
ステップS517では、発注先5と発注元3等は、製品製作のためのVE・VAの検討等を必要に応じて行う。
【0070】
ステップS519では、ステップS517での検討の結果、提案された内容のデータ(例えばテキストデータ)がアウトソーシングセンタコンピュータ39に送信される。そして、アウトソーシングセンタコンピュータ39が備える加工ノウハウデータベース71に蓄積される。これにより、次回からのアウトソーシングサービスに活用することができる。
【0071】
一方、ベンドモデルの加工属性付加箇所に対応させて多種類の加工属性情報をリンクさせることができる。以下にその例を示す。
【0072】
ベンドモデルに穴属性(例えば、定型穴、異形穴/開経路、成形/突起穴、特型穴、マクロ穴、マーキング、タッピング、スタッド、ウェルドナット、カシメ、プレス加工穴等)を付加することができる。
【0073】
また、ベンドモデルに材料属性(例えば、材料名称、板厚、材質、抗張力等)をリンクさせることができる。
【0074】
さらに、ベンドモデルに曲げ線属性(例えば、V曲げ、R曲げ、へミング曲げ、段曲げ等)をリンクさせることができる。
【0075】
また、曲げ形状属性(曲げ線関係である長さ違い、曲げ方向、付き当て、突き合わせ形状、曲げ形状関係である切りお越し曲げ、袋曲げ、深曲げ、小物曲げ、大物曲げ、薄板曲げ、厚板曲げ、特殊曲げ形状であるアマ曲げ、クロージング曲げ、段曲げ等)をリンクさせることができる。
【0076】
なお、本発明は、上述した実施の態様の例に限定されることなく、適宜の変更を加えることにより、その他の態様で実施できるものである。
【0077】
【発明の効果】
上述の如く本発明に係る加工属性情報リンクシステムによれば、ベンドモデルにリンクさせる加工属性情報はベンドモデルを格納するメモリと別メモリに格納される。
【0078】
このため、ベンドモデルにファイルフォーマットの異なった加工属性情報を付加しても、既存アプリケーションソフトを修正する必要がない。そして、既納入ベンダ等のアプリケーションバージョンアップの必要が無くなり、ソフト保守工数が削減されるという効果がある。
【0079】
さらに、ベンドモデルに対して、多数の加工ノウハウ(テキストデータ)等の加工属性情報をリンクすることができる。そして、板金製品の製作者が加工作業等を行う際、参照することができ作業のミスの削減、作業工数の削減になるという効果がある。
【0080】
また、板金製品の設計図面に記載されている情報を全てデジタル化することができるため情報の伝達等の迅速化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】加工属性情報リンクシステムの概略の構成を示す概略図である。
【図2】加工属性情報リンクシステムの概略の構成を示す概略図である。
【図3】ベンドモデルと加工属性情報とのリンク関係を説明する説明図である。
【図4】リンク関係の特徴を説明する説明図である。
【図5】加工属性情報リンクシステムの動作を説明するフローチャート図である。
【図6】図5の続きのフローチャート図である。
【図7】加工属性情報のリンクを説明する説明図である。
【図8】加工属性情報の利用を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 加工属性情報リンクシステム
3 発注元
5 発注先
7 アウトソーシングセンタ
9 通信システム
11 発注元コンピュータ
19 発注先コンピュータ
39 アウトソーシングセンタコンピュータ
Claims (1)
- 板金製品の3次元立体モデルであるベンドモデルに加工属性情報をリンクする加工属性情報リンクシステムであって、
発注元コンピュータと、発注先コンピュータと、アウトソーシングセンタコンピュータとをネットワークを介して通信可能に備え、
前記発注元コンピュータは、電子図面データを生成する発注元CAD/CAM部と、前記電子図面データを格納するメモリと、前記電子図面データを前記発注先コンピュータに送信する送信部とを有し、
前記発注先コンピュータは、前記発注元コンピュータより受信した前記電子図面データを格納するメモリと、前記アウトソーシングセンタコンピュータより受信したベンドモデルを格納するベンドモデルメモリと、前記アウトソーシングセンタコンピュータより受信した加工属性情報を格納する加工属性情報メモリと、表示部と、NC工作機とを有し、
前記アウトソーシングセンタコンピュータは、前記発注先コンピュータより電子図面データを受信する受信部と、アウトソーシングセンタCAD/CAM部と、結合部により前記アウトソーシングセンタCAD/CAM部に結合した加工属性情報管理部と、表示部とを有し、
前記アウトソーシングセンタCAD/CAM部は、前記電子図面データよりベンドモデルを生成する処理と、前記ベンドモデルを複数の部品モデルに分解する処理と、分割した前記部品モデル毎に展開図を生成する処理とを実行し、
前記加工属性情報管理部は、表示部に表示したベンドモデルの加工属性情報付加箇所を選択する要素指定部と、入力した加工属性情報を取得する加工属性入力部と、前記加工属性情報付加箇所と前記加工属性情報とのリンク関係を作成するリンク関係作成部とを有し、
前記アウトソーシングセンタコンピュータにおいて前記リンク関係を保ちながら、前記ベンドモデルをベンドモデルメモリに格納し、前記加工属性情報を加工属性情報メモリに格納し、前記ベンドモデルと前記加工属性情報との前記リンク関係を保ちながら前記アウトソーシングセンタコンピュータから前記発注先コンピュータへ送信し、前記発注先コンピュータはNC加工機で加工を行うとき前記ベンドモデルの加工属性情報付加箇所及び加工属性情報を表示部に表示させることを特徴とする加工属性情報リンクシステム。
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