JP2004310317A - 業務支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】個々の課題に応じた作業手順を容易に生成できる業務支援装置を提供することにある。
【解決手段】業務支援装置は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する。仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適した仮想プロセステンプレートを生成する。仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、チェックリストから生成した仮想プロセステンプレートを入出力画面10の操作画面に表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】業務支援装置は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する。仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適した仮想プロセステンプレートを生成する。仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、チェックリストから生成した仮想プロセステンプレートを入出力画面10の操作画面に表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機,データベース及び各種ソフトウェアプログラムを用いて設計業務や解析業務の合理化,高効率化を支援する業務支援装置に係り、特に、非定型の作業手順のように様々な課題に対して適切な作業プロセスを作業者に示すことにより、作業を誘導/支援するに好適な業務支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のパーソナルコンピュータやネットワークなどの計算機環境の進歩により、製造業における設計業務/解析業務もこれらの計算機環境や各種のソフトウェアを利用して行なわれることが多くなっている。例えば、製品形状を形状モデルデータとして作成する3次元CAD(Computer Aided Design)システム、形状モデルデータを用いた数値解析シミュレーションで製品の性能や信頼性を評価検証するCAE(Computer Aided Engineering)システム、設計資料や製品仕様書を作成するドキュメント作成ツール、設計ドキュメントをデータベースに蓄積するデータベースシステム、各種のデータベースから設計業務に必要な情報を参照する検索可視化ツール等が設計業務で使われている。これらの設計業務で利用されるソフトウェアツールや設計情報を効果的に課活用しかつ間違いなく使いこなすための方法として、以下の二つの方法が知られている。
【0003】
第1の方法は、設計作業に必要なソフトウェアツールを起動するコマンドや設計資料を参照するコマンドを一つの画面に集約して、その画面から上記ソフトウェアツールの実行や設計資料の参照・登録を可能にする方法である。これは一般的にポータルと呼ばれている。ポータル画面には各種コマンドのアイコンが配置されており、設計作業者はこのアイコンをピックすることにより、必要なソフトウェアツールを起動したり、設計資料を参照したりできる。これにより、各種のソフトウェアツールの起動処理や散在するデータベースからの資料検索等の煩雑な作業を軽減することができる。
【0004】
第2の方法は、例えば、特開2001−290846号公報に記載されているように、設計作業の内容とその手順を設計テンプレートとして定義して、その設計テンプレートに記述された手順に沿って設計作業を誘導する方法である。操作画面に表示される設計テンプレートには、各作業プロセスの内容を表すアイコンが作業の順番に配置されており、設計作業者は作業の順番に沿ってこのアイコンをピックして設計作業を進める。各作業プロセスには、この作業で必要なソフトウェアツール、参照すべき資料、作成すべき資料のフォーマット等が予め定義されており、設計作業者は作業プロセスのアイコンをピックすることにより、ここに定義されたソフトウェアツールや関連資料を使用することができる。この方法は前述の方法に比べ、設計作業プロセス毎に必要なソフトウェアツールや関連資料を限定し提供することが可能である。特開2001−290846号公報に記載されたものでは、設計業務作業の中でもCAEによる解析作業支援を対象としている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−290846号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のソフトウェアシステムを用いた業務支援装置には、以下の2つの問題点があった。
【0007】
第1に、従来の設計支援装置では、予め設定された標準的な作業手順や作業内容に関しては設計情報や設計ツールを作業手順に沿って提供することはできるが、個々の設計課題に応じて最も適切な設計手順,設計情報,設計ツールを設計作業者に提供することはできないという問題点である。特に設計業務の中には設計課題によっては省略できる作業プロセスや試行錯誤的に特定の作業を繰り返す作業プロセスもあり、従来の標準的な作業手順による方法ではこれらの業務支援には対応できないものである。また、従来の業務支援では場合によっては無駄な作業プロセスを含んだ作業手順が提示されるため、作業効率が悪かった。特に設計作業者のレベルが上級になればなるほど、設計課題に特化した作業手順を提示する必要がある。
【0008】
第2に、個々の設計課題に特化した作業手順をプロセステンプレートとして予め用意する作業には、相当な時間と手間を要するという問題点である。このような非定型の設計作業手順は熟練の設計作業者が実際の設計業務の中で創生していることが多く、後になって第三者がその設計作業手順やそこで使用した設計情報や設計ツールを分析、特定することは限りなく困難であった。一方、実際の設計業務の中で熟練の設計作業者自身が他の設計作業者にもその設計作業手順を活用できる形にプロセステンプレートとして定義することも時間的制約によって難しかった。
【0009】
本発明の目的は、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成できる業務支援装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行える業務支援装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適した仮想プロセステンプレートを生成する仮想プロセステンプレート生成手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成し得るものとなる。
【0012】
(2)上記(1)において、好ましくは、さらに、上記チェックリストから生成した仮想プロセステンプレートを操作画面に表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0013】
(3)上記(2)において、好ましくは、さらに、操作画面に表示された上記仮想プロセステンプレートに対して入力した設計/解析情報を、上記標準プロセステンプレートに関連付けてナレッジデータベースに蓄積する標準プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0014】
(4)上記(1)において、好ましくは、作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えるようにしたものである。
【0015】
(5)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、作業履歴をチェックリストとして容易に蓄積し得るものとなる。
【0016】
(6)上記(5)において、好ましくは、さらに、上記データベースに蓄積された上記チェックリストを操作画面に表示する標準プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0017】
(7)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適して生成された仮想プロセステンプレートを表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行えるものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を用いて、本発明の一実施形態による業務支援装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による業務支援装置のシステム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による業務支援装置のシステム構成図である。
【0019】
本実施形態の業務支援装置は、入出力装置10と、プロセステンプレートデータベース20と、ナレッジデータベース30と、チェックリストデータベース40と、ナビゲーションシステム50とから構成されている。
【0020】
入出力装置10は、システム使用者がデータを入力したり表示したりするためのキーボード,マウス,ディスプレイ等からなる。プロセステンプレートデータベース20は、設計業務や解析業務の標準的な作業プロセスを記述した標準プロセステンプレートを格納している。ナレッジデータベース30は、設計業務で使用する設計情報(設計資料,技術資料,設計事例,解析資料,ノウハウ集等)と設計ツール(ドキュメント作成ツール,3次元CAD/CAE等のエンジニアリングツール)や、解析業務で使用する解析情報や解析ツールを格納している。チェックリストデータベース40は、非定型な設計作業や解析作業の履歴を設計課題や解析課題と対応させて格納している。
【0021】
ナビゲーションシステム50は、プロセステンプレートに記入された設計手順や解析手順に基づき設計情報,設計ツールや解析情報や解析ツールを順次提供し設計/解析作業を誘導する。ナビゲーションシステム50は、標準プロセステンプレート実行プログラム52と、仮想プロセステンプレート生成プログラム54と、仮想プロセステンプレート実行プログラム56と、作業プロセス蓄積プログラム58とを備えている。標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートに基づき設計/解析作業を誘導するプログラムである。仮想プロセステンプレート生成プログラム54は、チェックリストデータベース40から取り出したチェックリストとプロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートから、新たな仮想プロセステンプレートを生成するプログラムである。仮想プロセステンプレート実行プログラム56は、仮想プロセステンプレート生成プログラム54で生成された仮想プロセステンプレートにより設計/解析課題に特化した設計/解析作業を支援するプログラムである。作業プロセス蓄積プログラム58は、非定型な設計/解析作業の履歴を記録し、設計/解析チェックリストとしてチェックリストデータベース40に蓄積するプログラムである。
【0022】
ナビゲーションシステム50は、設計/解析業務作業の中でも標準的で定型的な設計/解析作業プロセスを支援する業務誘導に加えて、個々の設計/解析課題に応じてそれぞれ異なる設計/解析作業プロセスが要求される場合についても業務誘導を実現することを目的としている。ここで、後者の具体例としては、
・設計対象物の部分変更やシリーズ展開のように設計項目が限定される場合
・数値シミュレーションによるパラメータサーベイの解析作業の場合
(2回目以降の解析作業は部分的なパラメータ変更作業のみ)
・トラブル対策のように現象によって設計作業プロセスが異なる場合
・設計評価結果に基づき次のステップを判断するような試行錯誤的設計作業
などがある。
【0023】
次に、図2を用いて、本実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52の処理内容について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52による処理時の表示例図である。以下の例では、解析作業を例にして表示例を説明する。
【0024】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートに基づき設計/解析作業を誘導する。
【0025】
例えば、構造解析作業に構造解析ナビゲータを使用する場合、標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された種々の標準プロセステンプレートの中から、構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。構造解析ナビゲータ画面P10は、標準プロセステンプレートに記述された一般的な有限要素法による構造解析手順を、順序付きの木構造で表示したものである。
【0026】
図示する例では、構造解析ナビデータの中で、テンプレート名が「構造解析作業」であり、解析作業名が「材料パラメータサーベイ」である。ここでは、形状作成,解析モデル作成,解析,解析結果評価の順に業務手順を誘導する。例えば、解析モデル作成の中は、さらに、解析条件定義とメッシュ作成の業務が順次あることが表示される。また、解析条件定義の中には、拘束条件,荷重条件,材料条件の業務がある。これらの順序やどのような業務内容があるかは、木構造を見ることにより一目で分かる構成となっている。
【0027】
ここで、各業務(プロセス)のアイコンを入出力装置10の中のマウスでピックすると、図示するようにメニュー画面P20が表示される。メニュー画面P20の中には、参照可能な資料,作成すべき資料,ツールやデータベース,事例の参照,事例の蓄積などがある。これらは、ナレッジデータベース30の中に格納されている。そして、メニュー画面P20の中のアイコンをマウスでピックすると、これらにリンクした資料や事例にアクセスでき、アクセスされた資料や事例は、ディスプレイに表示される。
【0028】
解析作業者は、解析業務ナビゲータのテンプレートに表示される業務(プロセス)の順に従って、解析作業を進めることにより、容易に解析作業を行うことができる。
【0029】
次に、図3を用いて、本実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造を示す構成図である。
【0030】
標準プロセステンプレートのデータは、プロセステンプレートデータベース20に格納されている。標準プロセステンプレートのデータは、プロセステンプレート共通データD10と、単位プロセスデータD20と、プロセス順序/階層データD30との大きく3つのパートに分けられる。
【0031】
プロセステンプレート共通データD10は、テンプレート名称,テンプレート作成者名,作業名称,作業者名,プロセステンプレート検索用キーワード,メッセージや、共通テンプレートのテンプレート名称,親テンプレートのテンプレート名称等のデータから構成される。図2に示した構造解析ナビゲータ画面P10の例で説明すると、テンプレート名称は「構造解析作業」であり、作業名称は「材料パラメータサーベイ」である。
【0032】
これらのデータの内、テンプレート名称,共通テンプレートのテンプレート名称,親テンプレートのテンプレート名称,テンプレート作成者名は、プロセステンプレートを作成或いは改変、複製した時にのみ入力するデータである。また、設計作業名称,作業者名,プロセステンプレート検索用キーワードのデータは、プロセステンプレートを選択し設計作業を開始する時に入力するデータである。さらに、メッセージは設計作業を終了或いは中断する時に入力するデータであり、次にこのプロセステンプレートを使用する際に、その設計作業者へ伝達するメッセージ情報である。
【0033】
単位プロセスデータD20は、単位プロセス毎に定義される。すなわち、図2の構造解析ナビゲータ画面P10に示された例では、「形状作成」,「形状簡略化」,「解析モデル作成」等がそれぞれ単位プロセスであり、これらの単位プロセス毎に単位プロセスデータD20が定義されている。
【0034】
単位プロセスデータD20は、単位プロセスの名称,作業内容の概要,参照資料,作成資料,作業ツール/データベース,進捗状況に関するデータが記載されている。図2の構造解析ナビゲータ画面P10の例の中で、例えば、「解析モデル作成」の単位プロセスについて、単位プロセスデータD20の具体的な構成は、単位プロセス名称が「解析モデル作成」である。参照資料の参照ファイル名称が「形状データ」等であり、構造解析する形状のデータが参照資料となる。作成資料の作成ファイル名称が「解析モデル」等であり、解析を行った際の解析条件やメッシュのデータが作成資料として作成される。作業ツール/データベースの作業ツール名称が「CASE(Computer Aided Software Engineering)ツール」等であり、これらの作業ツールを用いて解析作業を進めることができる。
【0035】
この中でも参照資料と作成資料に関しては重要度のパラメータが設定でき、参照資料の場合は参照する必要性の高いもの、作成資料の場合は作成する優先順位の高いものを重要度で識別する。
【0036】
プロセス順序/階層データD30は、単位プロセスデータD20で記述した単位プロセスについて、それらが実行される順番と単位プロセス間の親子関係に関するデータを記述する。すなわち、図2の構造解析ナビゲータ画面P10には、木構造で形状作成,形状簡略化,解析モデル作成等の単位プロセスが表示されるが、この木構造の順番と親子関係を示すデータがプロセス順序/階層データD30である。さらに、単位プロセスの処理が完了した時点で記述されるプロセス完了フラグが単位プロセス毎に設定されている。これにより、設計作業を途中で中断した場合でも設計作業再開時に中断時の状態を再現することができる。
【0037】
図2に示した構造解析ナビゲータ画面P10は、解析作業者が構造解析する際に支援するものであり、構造解析ナビゲータ画面P10に表示された手順を用いて、解析作業者が容易に解析作業を進めることができる。例えば、図2に示した例では、解析作業者は、最初に形状作成を行う必要があることがわかる。解析作業者は、メニュー画面P20の参照資料から複数の形状データを読み出し、その中で、構造解析を行う形状データを選択して、それを作成資料として格納する。必要に応じて、形状簡略化を行うこともできる。
【0038】
次に、解析モデル作成に進むと、最初に、メニュー画面P20の参照資料から形状作成のプロセスで作成した形状データを読み出す。そして、メニュー画面P20のツール/DBから例えば「CASEツール」を選択する。さらに、メニュー画面P20の作成資料に解析条件やメッシュなどの解析モデルを収納する。このとき、解析条件定義として拘束条件や加重条件,材料条件などを定義できることも構造解析ナビゲータ画面P10から明らかになる。
【0039】
その上で、解析作業プロセスを実行し、さらに、解析結果評価プロセスを実行することにより、容易に構造解析作業を進めることができる。標準テンプレートは、このような標準的な解析作業を支援するのに用いられる。
【0040】
次に、図4を用いて、本実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法の説明図である。
【0041】
図1に示したチェックリストデータベース40に格納されているチェックリストは、標準プロセステンプレートに定義されている設計/解析作業手順とは異なる設計/解析手順により課題の解決を図った設計/解析作業履歴情報を蓄積したものである。チェックリストは、過去に行った非定型な設計/解析作業の履歴情報から生成されるものである。
【0042】
図4の具体例を用いて、チェックリストの生成方法を説明する。標準的な設計/解析作業手順では解決できない課題が生じた場合、これを宣言して設計/解析作業履歴情報の蓄積を開始する。
【0043】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。図4の構造解析ナビゲータ画面P10に表示された標準プロセステンプレートは、一般的な有限要素法による構造解析手順を表したものである。しかし、この標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合には、2回目以降の解析作業で省略できる解析作業プロセスが多い。そこで、2回目以降の解析作業履歴をチェックリストとして作成する。
【0044】
そこで、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例蓄積」のコマンドを指定して、チェックリストの共通データ入力画面P30を表示させ、共通データを入力する。
【0045】
チェックリストの共通データ入力画面P30には、事例名称,課題,対策,事例検索用キーワード,コメント等の入力事項がある。パラメータサーベイの例では、事例名称に「材料パラメータサーベイ」と入力し、課題に「作業時間短縮」と入力し、対策に「関連作業に限定」と入力する。これによって、作業プロセス蓄積プログラム58は、チェックリストデータD40を順次作成する。
【0046】
さらに、設計/解析作業者は、課題解決に必要な標準プロセステンプレートの単位プロセスを順番に指示して設計/解析作業を進める。その際、指示された単位プロセスをチェックリストの作業履歴データとして順番に記述する。図4の例では、例えば、標準プロセステンプレートの中で必要な単位プロセス,この場合には、「材料条件」,「メッシュ生成」,「解析」,「解析結果評価」の単位プロセスを順番に指定して、解析作業を進める。
【0047】
そして、課題が解決された場合は、再度設計チェックリスト共通データの入力画面P30を表示して、結果等の必要事項を入力する。結果としては、例えば、「作業時間短縮可」等を入力する。これにより、作業履歴情報の蓄積を終了して、作業プロセス蓄積プログラム58はチェックリストD40を完成する。完成したチェックリストD40は、図1に示したチェックリストデータベース40に格納され、その格納先アドレスを標準プロセステンプレートの設計チェックリストの作成開始を宣言した単位プロセスに関連付ける。すなわち、標準プロセステンプレートの「形状作成」の単位プロセスに関連付ける。
【0048】
次に、図5を用いて、本実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造を示す構成図である。
【0049】
チェックリストD40は、チェックリスト共通データD42と、作業履歴データD44とから構成される。設計チェックリスト共通データD42には、事例名称,課題,対策,結果,事例検索用キーワード,コメント等がテキストデータで記述されている。図4に示したチェックリストデータD40の例では、チェックリスト共通データD42の事例名称には、例えば「材料パラメータサーベイ」と記述される。課題には、「作業時間短縮」と記述される。対策には、「関連作業に限定」と記述される。結果には「作業時間短縮可」と記述される。
【0050】
また、作業履歴データD44は、課題解決のための必要な設計/解析手順が標準プロセステンプレートのテンプレート名称と単位プロセス名称の組が作業手順の順番に記述されている。図4に示したチェックリストデータD40の例では、4個の作業履歴データD44が作成される。第1の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「材料条件設定」である。第2の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「メッシュ生成」である。第3の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析」である。第4の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析結果評価」である。
【0051】
次に、図6を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法の説明図である。
【0052】
仮想プロセステンプレートは、設計/解析作業者が選択した設計チェックリストと標準プロセステンプレートのデータから生成される一時的な(テンポラリーな)プロセステンプレートであり、仮想プロセステンプレート生成プログラム56が生成する。
【0053】
仮想プロセステンプレートを、チェックリストのみで生成する場合、チェックリストの作業履歴データを仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータとして変換する。また、仮想プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データについては設計チェックリストの事例名称を仮想プロセステンプレートのテンプレート名称に変換する。
【0054】
ここで、図6を用いて具体的に説明する。図6は、図4で説明したチェックリストD40から仮想プロセステンプレートを生成する手順を示している。
【0055】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。ここで、標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合に、解析作業時間を短縮したいという課題が発生した場合、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40を表示する。チェックリスト画面P40には、チェックリストデータD40に格納されている複数のチェックリストが表示される。チェックリストデータには、図5のチェックリスト共通データD42に示した事例検索用キーワードが格納されているため、このキーワードを用いて複数のチェックリストから絞り込んで表示することも可能である。
【0056】
チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「解析作業時間短縮」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50に表示する。パラメータサーベイの2回目以降の解析作業は、この仮想プロセステンプレートを用いることにより効率的な解析作業が行える。
【0057】
ここで、図7を用いて、本実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造を示す構成図である。
【0058】
仮想プロセステンプレートデータは、プロセステンプレート共通データD52と、単位プロセスデータD54から構成される。プロセステンプレート共通データD52は、仮想プロセステンプレート生成時に自動的に標準プロセステンプレート等から継承されるデータである。図7に示した仮想プロセステンプレートデータの例では、プロセステンプレート共通データD52の作業名称には、例えば「材料パラメータサーベイ」と記述される。
【0059】
また、単位プロセスデータD54は、標準プロセステンプレートのテンプレート名称と単位プロセス名称の組が作業手順の順番に記述されている。図7に示した仮想プロセステンプレートデータの例では、4個の単位プロセスデータD54が作成される。第1の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「材料条件設定」である。第2の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「メッシュ生成」である。第3の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析」である。第4の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析結果評価」である。
【0060】
次に、図8を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みについて説明する。
図8は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みの説明図である。
【0061】
図6において説明したように、仮想プロセステンプレートを用いた設計情報の参照や登録は全て標準プロセステンプレートを介して行われる。例えば、図8に示すように、仮想プロセステンプレートTPt10が、標準プロセステンプレートTPn10のプロセスA,B,Cと、標準プロセステンプレートTPn20のプロセスD,Eから構成されているものとする。例えば、プロセスAに関連付けられている設計/解析情報1を参照する場合には、まず仮想プロセステンプレートTPt10のプロセスAから標準プロセステンプレートTPn10のプロセスAを検索し、そこからナレッジデータベース30に格納されている設計/解析情報1を検索して可視化する。
【0062】
また、作成された設計/解析情報3をプロセスDに関連付けてナレッジデータベース30に登録する場合には、標準プロセステンプレート実行プログラム52は、仮想プロセステンプレートTPt10のプロセスDから標準プロセステンプレートTPn20のプロセスDを検索し、設計/解析情報3をナレッジデータベース30に登録したアドレスを標準プロセステンプレートTPn20のプロセスDに関連付ける。これにより、設計情報の一元管理と設計作業者間における設計情報の共有化が図れる。
【0063】
なお、図6で説明した例では、仮想プロセステンプレート画面P50に表示された仮想プロセステンプレートは、構造解析ナビゲータ画面P10に表示された標準プロセステンプレートのプロセスからのみ構成されているが、ある仮想プロセステンプレートが構造解析の標準プロセステンプレートと熱解析の標準プロセステンプレートとから構成されているような場合には、図8にて説明した設計/解析情報の参照と作成が該当する。
【0064】
なお、仮想プロセステンプレートの作成方法としては、作業中の標準プロセステンプレートに設計チェックリストを追加する場合もある。この場合には、標準プロセステンプレートの単位プロセスデータを仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータの形式変換して生成し、作業中の単位プロセスの後に設計チェックリストの作業履歴データを追加することにより、仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータを生成することができる。仮想プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データについては、標準プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データを継承させる。
【0065】
次に、図9を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法について説明する。
図9は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法の説明図である。
【0066】
標準プロセステンプレート実行プログラム52によって、標準プロセステンプレートを読み出し、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。ここで、標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合に、解析作業時間を短縮したいという課題が発生した場合、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40を表示する。チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「解析作業時間短縮」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50に表示する。そして、仮想プロセステンプレート画面P50に表示された仮想プロセステンプレートデータを用いて、各プロセスに従って解析作業を進めることにより、効率的な解析作業が行える。
【0067】
次に、図10を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法について説明する。
図10は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法の説明図である。
【0068】
標準プロセステンプレート実行プログラム52によって、標準プロセステンプレートを読み出し、設計業務ナビゲータ画面P10Aを表示する。ここで、標準プロセステンプレート)の「モジュールテスト」のプロセスにおいて、次の「統合テスト」のプロセスに進めないような問題が発生した場合、設計業務ナビゲータ画面P10Aの中から、「モジュールテスト」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40Aを表示する。チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「計算時間が掛かる」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50Aに表示する。そして、仮想プロセステンプレート画面P50Aに表示された仮想プロセステンプレートデータの設計手順に従って、各プロセスに従って設計作業を進めることにより、効率的な設計作業が行える。問題解決後は再び標準テンプレートの「モジュールテスト」のプロセスに戻ってさらにその先のプロセスに進むことができる。
【0069】
なお、以上の例では標準プロセステンプレートの一部を仮想プロセステンプレートで補うようにしているが、設計/解析業務の最初の段階でチェックリストを選択して全ての設計/解析作業を仮想プロセステンプレート上で行うことも可能である。
【0070】
さらに、図9,図10の例では、標準プロセステンプレートと仮想プロセステンプレートを分けて表示しているが、例えば、図10の例において、設計業務ナビゲータ画面P10Aの標準プロセステンプレートの「モジュールテスト」と「統合テスト」の間に、仮想プロセステンプレート画面P50Aの「プログラム設計」−「プログラム設計仕様書作成」−「プログラムコーディング」−「コーディング作業」を挿入した形の仮想プロセステンプレートを作成し、一つのプロセステンプレートとして表示することもできる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、過去の設計作業履歴を基に最適なプロセステンプレートを生成して、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成し得るものとなる。
【0072】
また、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行える。
【0073】
さらに、作業履歴をチェックリストとして容易に蓄積できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による業務支援装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52による処理時の表示例図である。
【図3】本発明の一実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造を示す構成図である。
【図6】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造を示す構成図である。
【図8】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みの説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法の説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法の説明図である。
【符号の説明】
10…入出力装置
20…プロセステンプレートデータベース
30…ナレッジデータベース
40…チェックリストデータベース
50…ナビゲーションシステム
52…標準プロセステンプレート実行プログラム
54…仮想プロセステンプレート実行プログラム
56…仮想プロセステンプレート生成プログラム
58…作業プロセス蓄積プログラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機,データベース及び各種ソフトウェアプログラムを用いて設計業務や解析業務の合理化,高効率化を支援する業務支援装置に係り、特に、非定型の作業手順のように様々な課題に対して適切な作業プロセスを作業者に示すことにより、作業を誘導/支援するに好適な業務支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のパーソナルコンピュータやネットワークなどの計算機環境の進歩により、製造業における設計業務/解析業務もこれらの計算機環境や各種のソフトウェアを利用して行なわれることが多くなっている。例えば、製品形状を形状モデルデータとして作成する3次元CAD(Computer Aided Design)システム、形状モデルデータを用いた数値解析シミュレーションで製品の性能や信頼性を評価検証するCAE(Computer Aided Engineering)システム、設計資料や製品仕様書を作成するドキュメント作成ツール、設計ドキュメントをデータベースに蓄積するデータベースシステム、各種のデータベースから設計業務に必要な情報を参照する検索可視化ツール等が設計業務で使われている。これらの設計業務で利用されるソフトウェアツールや設計情報を効果的に課活用しかつ間違いなく使いこなすための方法として、以下の二つの方法が知られている。
【0003】
第1の方法は、設計作業に必要なソフトウェアツールを起動するコマンドや設計資料を参照するコマンドを一つの画面に集約して、その画面から上記ソフトウェアツールの実行や設計資料の参照・登録を可能にする方法である。これは一般的にポータルと呼ばれている。ポータル画面には各種コマンドのアイコンが配置されており、設計作業者はこのアイコンをピックすることにより、必要なソフトウェアツールを起動したり、設計資料を参照したりできる。これにより、各種のソフトウェアツールの起動処理や散在するデータベースからの資料検索等の煩雑な作業を軽減することができる。
【0004】
第2の方法は、例えば、特開2001−290846号公報に記載されているように、設計作業の内容とその手順を設計テンプレートとして定義して、その設計テンプレートに記述された手順に沿って設計作業を誘導する方法である。操作画面に表示される設計テンプレートには、各作業プロセスの内容を表すアイコンが作業の順番に配置されており、設計作業者は作業の順番に沿ってこのアイコンをピックして設計作業を進める。各作業プロセスには、この作業で必要なソフトウェアツール、参照すべき資料、作成すべき資料のフォーマット等が予め定義されており、設計作業者は作業プロセスのアイコンをピックすることにより、ここに定義されたソフトウェアツールや関連資料を使用することができる。この方法は前述の方法に比べ、設計作業プロセス毎に必要なソフトウェアツールや関連資料を限定し提供することが可能である。特開2001−290846号公報に記載されたものでは、設計業務作業の中でもCAEによる解析作業支援を対象としている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−290846号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のソフトウェアシステムを用いた業務支援装置には、以下の2つの問題点があった。
【0007】
第1に、従来の設計支援装置では、予め設定された標準的な作業手順や作業内容に関しては設計情報や設計ツールを作業手順に沿って提供することはできるが、個々の設計課題に応じて最も適切な設計手順,設計情報,設計ツールを設計作業者に提供することはできないという問題点である。特に設計業務の中には設計課題によっては省略できる作業プロセスや試行錯誤的に特定の作業を繰り返す作業プロセスもあり、従来の標準的な作業手順による方法ではこれらの業務支援には対応できないものである。また、従来の業務支援では場合によっては無駄な作業プロセスを含んだ作業手順が提示されるため、作業効率が悪かった。特に設計作業者のレベルが上級になればなるほど、設計課題に特化した作業手順を提示する必要がある。
【0008】
第2に、個々の設計課題に特化した作業手順をプロセステンプレートとして予め用意する作業には、相当な時間と手間を要するという問題点である。このような非定型の設計作業手順は熟練の設計作業者が実際の設計業務の中で創生していることが多く、後になって第三者がその設計作業手順やそこで使用した設計情報や設計ツールを分析、特定することは限りなく困難であった。一方、実際の設計業務の中で熟練の設計作業者自身が他の設計作業者にもその設計作業手順を活用できる形にプロセステンプレートとして定義することも時間的制約によって難しかった。
【0009】
本発明の目的は、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成できる業務支援装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行える業務支援装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適した仮想プロセステンプレートを生成する仮想プロセステンプレート生成手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成し得るものとなる。
【0012】
(2)上記(1)において、好ましくは、さらに、上記チェックリストから生成した仮想プロセステンプレートを操作画面に表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0013】
(3)上記(2)において、好ましくは、さらに、操作画面に表示された上記仮想プロセステンプレートに対して入力した設計/解析情報を、上記標準プロセステンプレートに関連付けてナレッジデータベースに蓄積する標準プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0014】
(4)上記(1)において、好ましくは、作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えるようにしたものである。
【0015】
(5)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、作業履歴をチェックリストとして容易に蓄積し得るものとなる。
【0016】
(6)上記(5)において、好ましくは、さらに、上記データベースに蓄積された上記チェックリストを操作画面に表示する標準プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
【0017】
(7)上記目的を達成するために、本発明は、業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適して生成された仮想プロセステンプレートを表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行えるものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図10を用いて、本発明の一実施形態による業務支援装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による業務支援装置のシステム構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による業務支援装置のシステム構成図である。
【0019】
本実施形態の業務支援装置は、入出力装置10と、プロセステンプレートデータベース20と、ナレッジデータベース30と、チェックリストデータベース40と、ナビゲーションシステム50とから構成されている。
【0020】
入出力装置10は、システム使用者がデータを入力したり表示したりするためのキーボード,マウス,ディスプレイ等からなる。プロセステンプレートデータベース20は、設計業務や解析業務の標準的な作業プロセスを記述した標準プロセステンプレートを格納している。ナレッジデータベース30は、設計業務で使用する設計情報(設計資料,技術資料,設計事例,解析資料,ノウハウ集等)と設計ツール(ドキュメント作成ツール,3次元CAD/CAE等のエンジニアリングツール)や、解析業務で使用する解析情報や解析ツールを格納している。チェックリストデータベース40は、非定型な設計作業や解析作業の履歴を設計課題や解析課題と対応させて格納している。
【0021】
ナビゲーションシステム50は、プロセステンプレートに記入された設計手順や解析手順に基づき設計情報,設計ツールや解析情報や解析ツールを順次提供し設計/解析作業を誘導する。ナビゲーションシステム50は、標準プロセステンプレート実行プログラム52と、仮想プロセステンプレート生成プログラム54と、仮想プロセステンプレート実行プログラム56と、作業プロセス蓄積プログラム58とを備えている。標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートに基づき設計/解析作業を誘導するプログラムである。仮想プロセステンプレート生成プログラム54は、チェックリストデータベース40から取り出したチェックリストとプロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートから、新たな仮想プロセステンプレートを生成するプログラムである。仮想プロセステンプレート実行プログラム56は、仮想プロセステンプレート生成プログラム54で生成された仮想プロセステンプレートにより設計/解析課題に特化した設計/解析作業を支援するプログラムである。作業プロセス蓄積プログラム58は、非定型な設計/解析作業の履歴を記録し、設計/解析チェックリストとしてチェックリストデータベース40に蓄積するプログラムである。
【0022】
ナビゲーションシステム50は、設計/解析業務作業の中でも標準的で定型的な設計/解析作業プロセスを支援する業務誘導に加えて、個々の設計/解析課題に応じてそれぞれ異なる設計/解析作業プロセスが要求される場合についても業務誘導を実現することを目的としている。ここで、後者の具体例としては、
・設計対象物の部分変更やシリーズ展開のように設計項目が限定される場合
・数値シミュレーションによるパラメータサーベイの解析作業の場合
(2回目以降の解析作業は部分的なパラメータ変更作業のみ)
・トラブル対策のように現象によって設計作業プロセスが異なる場合
・設計評価結果に基づき次のステップを判断するような試行錯誤的設計作業
などがある。
【0023】
次に、図2を用いて、本実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52の処理内容について説明する。
図2は、本発明の一実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52による処理時の表示例図である。以下の例では、解析作業を例にして表示例を説明する。
【0024】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20から取り出した標準プロセステンプレートに基づき設計/解析作業を誘導する。
【0025】
例えば、構造解析作業に構造解析ナビゲータを使用する場合、標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された種々の標準プロセステンプレートの中から、構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。構造解析ナビゲータ画面P10は、標準プロセステンプレートに記述された一般的な有限要素法による構造解析手順を、順序付きの木構造で表示したものである。
【0026】
図示する例では、構造解析ナビデータの中で、テンプレート名が「構造解析作業」であり、解析作業名が「材料パラメータサーベイ」である。ここでは、形状作成,解析モデル作成,解析,解析結果評価の順に業務手順を誘導する。例えば、解析モデル作成の中は、さらに、解析条件定義とメッシュ作成の業務が順次あることが表示される。また、解析条件定義の中には、拘束条件,荷重条件,材料条件の業務がある。これらの順序やどのような業務内容があるかは、木構造を見ることにより一目で分かる構成となっている。
【0027】
ここで、各業務(プロセス)のアイコンを入出力装置10の中のマウスでピックすると、図示するようにメニュー画面P20が表示される。メニュー画面P20の中には、参照可能な資料,作成すべき資料,ツールやデータベース,事例の参照,事例の蓄積などがある。これらは、ナレッジデータベース30の中に格納されている。そして、メニュー画面P20の中のアイコンをマウスでピックすると、これらにリンクした資料や事例にアクセスでき、アクセスされた資料や事例は、ディスプレイに表示される。
【0028】
解析作業者は、解析業務ナビゲータのテンプレートに表示される業務(プロセス)の順に従って、解析作業を進めることにより、容易に解析作業を行うことができる。
【0029】
次に、図3を用いて、本実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造を示す構成図である。
【0030】
標準プロセステンプレートのデータは、プロセステンプレートデータベース20に格納されている。標準プロセステンプレートのデータは、プロセステンプレート共通データD10と、単位プロセスデータD20と、プロセス順序/階層データD30との大きく3つのパートに分けられる。
【0031】
プロセステンプレート共通データD10は、テンプレート名称,テンプレート作成者名,作業名称,作業者名,プロセステンプレート検索用キーワード,メッセージや、共通テンプレートのテンプレート名称,親テンプレートのテンプレート名称等のデータから構成される。図2に示した構造解析ナビゲータ画面P10の例で説明すると、テンプレート名称は「構造解析作業」であり、作業名称は「材料パラメータサーベイ」である。
【0032】
これらのデータの内、テンプレート名称,共通テンプレートのテンプレート名称,親テンプレートのテンプレート名称,テンプレート作成者名は、プロセステンプレートを作成或いは改変、複製した時にのみ入力するデータである。また、設計作業名称,作業者名,プロセステンプレート検索用キーワードのデータは、プロセステンプレートを選択し設計作業を開始する時に入力するデータである。さらに、メッセージは設計作業を終了或いは中断する時に入力するデータであり、次にこのプロセステンプレートを使用する際に、その設計作業者へ伝達するメッセージ情報である。
【0033】
単位プロセスデータD20は、単位プロセス毎に定義される。すなわち、図2の構造解析ナビゲータ画面P10に示された例では、「形状作成」,「形状簡略化」,「解析モデル作成」等がそれぞれ単位プロセスであり、これらの単位プロセス毎に単位プロセスデータD20が定義されている。
【0034】
単位プロセスデータD20は、単位プロセスの名称,作業内容の概要,参照資料,作成資料,作業ツール/データベース,進捗状況に関するデータが記載されている。図2の構造解析ナビゲータ画面P10の例の中で、例えば、「解析モデル作成」の単位プロセスについて、単位プロセスデータD20の具体的な構成は、単位プロセス名称が「解析モデル作成」である。参照資料の参照ファイル名称が「形状データ」等であり、構造解析する形状のデータが参照資料となる。作成資料の作成ファイル名称が「解析モデル」等であり、解析を行った際の解析条件やメッシュのデータが作成資料として作成される。作業ツール/データベースの作業ツール名称が「CASE(Computer Aided Software Engineering)ツール」等であり、これらの作業ツールを用いて解析作業を進めることができる。
【0035】
この中でも参照資料と作成資料に関しては重要度のパラメータが設定でき、参照資料の場合は参照する必要性の高いもの、作成資料の場合は作成する優先順位の高いものを重要度で識別する。
【0036】
プロセス順序/階層データD30は、単位プロセスデータD20で記述した単位プロセスについて、それらが実行される順番と単位プロセス間の親子関係に関するデータを記述する。すなわち、図2の構造解析ナビゲータ画面P10には、木構造で形状作成,形状簡略化,解析モデル作成等の単位プロセスが表示されるが、この木構造の順番と親子関係を示すデータがプロセス順序/階層データD30である。さらに、単位プロセスの処理が完了した時点で記述されるプロセス完了フラグが単位プロセス毎に設定されている。これにより、設計作業を途中で中断した場合でも設計作業再開時に中断時の状態を再現することができる。
【0037】
図2に示した構造解析ナビゲータ画面P10は、解析作業者が構造解析する際に支援するものであり、構造解析ナビゲータ画面P10に表示された手順を用いて、解析作業者が容易に解析作業を進めることができる。例えば、図2に示した例では、解析作業者は、最初に形状作成を行う必要があることがわかる。解析作業者は、メニュー画面P20の参照資料から複数の形状データを読み出し、その中で、構造解析を行う形状データを選択して、それを作成資料として格納する。必要に応じて、形状簡略化を行うこともできる。
【0038】
次に、解析モデル作成に進むと、最初に、メニュー画面P20の参照資料から形状作成のプロセスで作成した形状データを読み出す。そして、メニュー画面P20のツール/DBから例えば「CASEツール」を選択する。さらに、メニュー画面P20の作成資料に解析条件やメッシュなどの解析モデルを収納する。このとき、解析条件定義として拘束条件や加重条件,材料条件などを定義できることも構造解析ナビゲータ画面P10から明らかになる。
【0039】
その上で、解析作業プロセスを実行し、さらに、解析結果評価プロセスを実行することにより、容易に構造解析作業を進めることができる。標準テンプレートは、このような標準的な解析作業を支援するのに用いられる。
【0040】
次に、図4を用いて、本実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法の説明図である。
【0041】
図1に示したチェックリストデータベース40に格納されているチェックリストは、標準プロセステンプレートに定義されている設計/解析作業手順とは異なる設計/解析手順により課題の解決を図った設計/解析作業履歴情報を蓄積したものである。チェックリストは、過去に行った非定型な設計/解析作業の履歴情報から生成されるものである。
【0042】
図4の具体例を用いて、チェックリストの生成方法を説明する。標準的な設計/解析作業手順では解決できない課題が生じた場合、これを宣言して設計/解析作業履歴情報の蓄積を開始する。
【0043】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。図4の構造解析ナビゲータ画面P10に表示された標準プロセステンプレートは、一般的な有限要素法による構造解析手順を表したものである。しかし、この標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合には、2回目以降の解析作業で省略できる解析作業プロセスが多い。そこで、2回目以降の解析作業履歴をチェックリストとして作成する。
【0044】
そこで、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例蓄積」のコマンドを指定して、チェックリストの共通データ入力画面P30を表示させ、共通データを入力する。
【0045】
チェックリストの共通データ入力画面P30には、事例名称,課題,対策,事例検索用キーワード,コメント等の入力事項がある。パラメータサーベイの例では、事例名称に「材料パラメータサーベイ」と入力し、課題に「作業時間短縮」と入力し、対策に「関連作業に限定」と入力する。これによって、作業プロセス蓄積プログラム58は、チェックリストデータD40を順次作成する。
【0046】
さらに、設計/解析作業者は、課題解決に必要な標準プロセステンプレートの単位プロセスを順番に指示して設計/解析作業を進める。その際、指示された単位プロセスをチェックリストの作業履歴データとして順番に記述する。図4の例では、例えば、標準プロセステンプレートの中で必要な単位プロセス,この場合には、「材料条件」,「メッシュ生成」,「解析」,「解析結果評価」の単位プロセスを順番に指定して、解析作業を進める。
【0047】
そして、課題が解決された場合は、再度設計チェックリスト共通データの入力画面P30を表示して、結果等の必要事項を入力する。結果としては、例えば、「作業時間短縮可」等を入力する。これにより、作業履歴情報の蓄積を終了して、作業プロセス蓄積プログラム58はチェックリストD40を完成する。完成したチェックリストD40は、図1に示したチェックリストデータベース40に格納され、その格納先アドレスを標準プロセステンプレートの設計チェックリストの作成開始を宣言した単位プロセスに関連付ける。すなわち、標準プロセステンプレートの「形状作成」の単位プロセスに関連付ける。
【0048】
次に、図5を用いて、本実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造について説明する。
図5は、本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造を示す構成図である。
【0049】
チェックリストD40は、チェックリスト共通データD42と、作業履歴データD44とから構成される。設計チェックリスト共通データD42には、事例名称,課題,対策,結果,事例検索用キーワード,コメント等がテキストデータで記述されている。図4に示したチェックリストデータD40の例では、チェックリスト共通データD42の事例名称には、例えば「材料パラメータサーベイ」と記述される。課題には、「作業時間短縮」と記述される。対策には、「関連作業に限定」と記述される。結果には「作業時間短縮可」と記述される。
【0050】
また、作業履歴データD44は、課題解決のための必要な設計/解析手順が標準プロセステンプレートのテンプレート名称と単位プロセス名称の組が作業手順の順番に記述されている。図4に示したチェックリストデータD40の例では、4個の作業履歴データD44が作成される。第1の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「材料条件設定」である。第2の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「メッシュ生成」である。第3の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析」である。第4の作業履歴データD44では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析結果評価」である。
【0051】
次に、図6を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法について説明する。
図6は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法の説明図である。
【0052】
仮想プロセステンプレートは、設計/解析作業者が選択した設計チェックリストと標準プロセステンプレートのデータから生成される一時的な(テンポラリーな)プロセステンプレートであり、仮想プロセステンプレート生成プログラム56が生成する。
【0053】
仮想プロセステンプレートを、チェックリストのみで生成する場合、チェックリストの作業履歴データを仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータとして変換する。また、仮想プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データについては設計チェックリストの事例名称を仮想プロセステンプレートのテンプレート名称に変換する。
【0054】
ここで、図6を用いて具体的に説明する。図6は、図4で説明したチェックリストD40から仮想プロセステンプレートを生成する手順を示している。
【0055】
標準プロセステンプレート実行プログラム52は、プロセステンプレートデータベース20に格納された構造解析のための標準プロセステンプレートを読み出し、入出力装置10の中のディスプレイに、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。ここで、標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合に、解析作業時間を短縮したいという課題が発生した場合、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40を表示する。チェックリスト画面P40には、チェックリストデータD40に格納されている複数のチェックリストが表示される。チェックリストデータには、図5のチェックリスト共通データD42に示した事例検索用キーワードが格納されているため、このキーワードを用いて複数のチェックリストから絞り込んで表示することも可能である。
【0056】
チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「解析作業時間短縮」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50に表示する。パラメータサーベイの2回目以降の解析作業は、この仮想プロセステンプレートを用いることにより効率的な解析作業が行える。
【0057】
ここで、図7を用いて、本実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造について説明する。
図7は、本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造を示す構成図である。
【0058】
仮想プロセステンプレートデータは、プロセステンプレート共通データD52と、単位プロセスデータD54から構成される。プロセステンプレート共通データD52は、仮想プロセステンプレート生成時に自動的に標準プロセステンプレート等から継承されるデータである。図7に示した仮想プロセステンプレートデータの例では、プロセステンプレート共通データD52の作業名称には、例えば「材料パラメータサーベイ」と記述される。
【0059】
また、単位プロセスデータD54は、標準プロセステンプレートのテンプレート名称と単位プロセス名称の組が作業手順の順番に記述されている。図7に示した仮想プロセステンプレートデータの例では、4個の単位プロセスデータD54が作成される。第1の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「材料条件設定」である。第2の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「メッシュ生成」である。第3の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析」である。第4の単位プロセスD54では、標準プロセステンプレートのテンプレート名称が「構造解析ナビゲータ」であり、単位プロセス名称が「解析結果評価」である。
【0060】
次に、図8を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みについて説明する。
図8は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みの説明図である。
【0061】
図6において説明したように、仮想プロセステンプレートを用いた設計情報の参照や登録は全て標準プロセステンプレートを介して行われる。例えば、図8に示すように、仮想プロセステンプレートTPt10が、標準プロセステンプレートTPn10のプロセスA,B,Cと、標準プロセステンプレートTPn20のプロセスD,Eから構成されているものとする。例えば、プロセスAに関連付けられている設計/解析情報1を参照する場合には、まず仮想プロセステンプレートTPt10のプロセスAから標準プロセステンプレートTPn10のプロセスAを検索し、そこからナレッジデータベース30に格納されている設計/解析情報1を検索して可視化する。
【0062】
また、作成された設計/解析情報3をプロセスDに関連付けてナレッジデータベース30に登録する場合には、標準プロセステンプレート実行プログラム52は、仮想プロセステンプレートTPt10のプロセスDから標準プロセステンプレートTPn20のプロセスDを検索し、設計/解析情報3をナレッジデータベース30に登録したアドレスを標準プロセステンプレートTPn20のプロセスDに関連付ける。これにより、設計情報の一元管理と設計作業者間における設計情報の共有化が図れる。
【0063】
なお、図6で説明した例では、仮想プロセステンプレート画面P50に表示された仮想プロセステンプレートは、構造解析ナビゲータ画面P10に表示された標準プロセステンプレートのプロセスからのみ構成されているが、ある仮想プロセステンプレートが構造解析の標準プロセステンプレートと熱解析の標準プロセステンプレートとから構成されているような場合には、図8にて説明した設計/解析情報の参照と作成が該当する。
【0064】
なお、仮想プロセステンプレートの作成方法としては、作業中の標準プロセステンプレートに設計チェックリストを追加する場合もある。この場合には、標準プロセステンプレートの単位プロセスデータを仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータの形式変換して生成し、作業中の単位プロセスの後に設計チェックリストの作業履歴データを追加することにより、仮想プロセステンプレートの単位プロセスデータを生成することができる。仮想プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データについては、標準プロセステンプレートのプロセステンプレート共通データを継承させる。
【0065】
次に、図9を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法について説明する。
図9は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法の説明図である。
【0066】
標準プロセステンプレート実行プログラム52によって、標準プロセステンプレートを読み出し、構造解析ナビゲータ画面P10を表示する。ここで、標準プロセステンプレートを用いて材料定数を変化させるパラメータサーベイを行う場合に、解析作業時間を短縮したいという課題が発生した場合、構造解析ナビゲータ画面P10の中から、標準プロセステンプレートの最初の単位プロセスである「形状作成」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40を表示する。チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「解析作業時間短縮」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50に表示する。そして、仮想プロセステンプレート画面P50に表示された仮想プロセステンプレートデータを用いて、各プロセスに従って解析作業を進めることにより、効率的な解析作業が行える。
【0067】
次に、図10を用いて、本実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法について説明する。
図10は、本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法の説明図である。
【0068】
標準プロセステンプレート実行プログラム52によって、標準プロセステンプレートを読み出し、設計業務ナビゲータ画面P10Aを表示する。ここで、標準プロセステンプレート)の「モジュールテスト」のプロセスにおいて、次の「統合テスト」のプロセスに進めないような問題が発生した場合、設計業務ナビゲータ画面P10Aの中から、「モジュールテスト」のアイコンからコマンドメニュー画面P20を表示させ、さらにコマンドメニュー画面P20の「事例参照」のコマンドを指定すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、ディスプレイにチェックリスト画面P40Aを表示する。チェックリスト画面P40に表示された複数のチェックリストの中から設計/解析作業者は、現在問題としている課題(例えば、「計算時間が掛かる」)に合致するチェックリストをマウス等を用いて選択すると、仮想プロセステンプレート生成プログラム56は、仮想プロセステンプレートデータを生成する。さらに、仮想プロセステンプレート実行プログラム54は、生成された仮想プロセステンプレートデータを仮想プロセステンプレート画面P50Aに表示する。そして、仮想プロセステンプレート画面P50Aに表示された仮想プロセステンプレートデータの設計手順に従って、各プロセスに従って設計作業を進めることにより、効率的な設計作業が行える。問題解決後は再び標準テンプレートの「モジュールテスト」のプロセスに戻ってさらにその先のプロセスに進むことができる。
【0069】
なお、以上の例では標準プロセステンプレートの一部を仮想プロセステンプレートで補うようにしているが、設計/解析業務の最初の段階でチェックリストを選択して全ての設計/解析作業を仮想プロセステンプレート上で行うことも可能である。
【0070】
さらに、図9,図10の例では、標準プロセステンプレートと仮想プロセステンプレートを分けて表示しているが、例えば、図10の例において、設計業務ナビゲータ画面P10Aの標準プロセステンプレートの「モジュールテスト」と「統合テスト」の間に、仮想プロセステンプレート画面P50Aの「プログラム設計」−「プログラム設計仕様書作成」−「プログラムコーディング」−「コーディング作業」を挿入した形の仮想プロセステンプレートを作成し、一つのプロセステンプレートとして表示することもできる。
【0071】
【発明の効果】
本発明によれば、過去の設計作業履歴を基に最適なプロセステンプレートを生成して、個々の課題に応じた作業手順を容易に生成し得るものとなる。
【0072】
また、個々の課題に応じた作業手順に基づいて、無駄のない業務支援が行える。
【0073】
さらに、作業履歴をチェックリストとして容易に蓄積できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による業務支援装置のシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による業務支援装置の標準プロセステンプレート実行プログラム52による処理時の表示例図である。
【図3】本発明の一実施形態による業務支援装置に用いる標準プロセステンプレートのデータ構造を示す構成図である。
【図4】本発明の一実施形態による業務支援装置の作業プロセス蓄積プログラム58によるチェックリストの生成方法の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成されるチェックリストデータの構造を示す構成図である。
【図6】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレート生成プログラム56による仮想プロセステンプレートの生成方法の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態による業務支援装置によって作成される仮想プロセステンプレートデータの構造を示す構成図である。
【図8】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートにおける設計情報の参照と作成の仕組みの説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる業務誘導方法の説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による業務支援装置の仮想プロセステンプレートによる設計作業の業務誘導方法の説明図である。
【符号の説明】
10…入出力装置
20…プロセステンプレートデータベース
30…ナレッジデータベース
40…チェックリストデータベース
50…ナビゲーションシステム
52…標準プロセステンプレート実行プログラム
54…仮想プロセステンプレート実行プログラム
56…仮想プロセステンプレート生成プログラム
58…作業プロセス蓄積プログラム
Claims (7)
- 業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、
過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適した仮想プロセステンプレートを生成する仮想プロセステンプレート生成手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1記載の業務支援装置において、さらに、
上記チェックリストから生成した仮想プロセステンプレートを操作画面に表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 請求項2記載の業務支援装置において、さらに、
操作画面に表示された上記仮想プロセステンプレートに対して入力した設計/解析情報を、上記標準プロセステンプレートに関連付けてナレッジデータベースに蓄積する標準プロセステンプレート実行手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 請求項1記載の業務支援装置において、
作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、
作業履歴の情報をチェックリストとしてデータベースに蓄積する作業プロセス蓄積手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 請求項5記載の業務支援装置において、さらに、
上記データベースに蓄積された上記チェックリストを操作画面に表示する標準プロセステンプレート実行手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。 - 業務作業の手順が定義されたプロセステンプレートに沿って順番に業務作業を誘導する業務支援装置において、
過去の作業履歴の情報を記録したチェックリストから特定の課題の解決に適して生成された仮想プロセステンプレートを表示する仮想プロセステンプレート実行手段を備えたことを特徴とする業務支援装置。
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