JP4751273B2 - 描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置 - Google Patents

描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置 Download PDF

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Description

本発明は、描画装置の動作エラー検証方法及び描画装置の動作エラー検証用データの作成装置に係り、例えば、電子ビーム描画装置における動作エラー検証方法或いは検証用データの作成装置に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図22は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線描画装置(EB(Electron beam)描画装置)における第1のアパーチャ410には、電子線442を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線442を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線442は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料440の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
かかる電子ビーム描画を行なうにあたり、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計され、レイアウトデータが生成される。そして、かかるレイアウトデータに含まれるある条件を満たすチップ同士のデータがマージされ、レイアウトデータが再構築される。そして、チップマージされたレイアウトデータが変換され、電子線描画装置において用いられる描画データが生成される。そして、描画データに基づいて、さらに、実際に電子線をショットするためのショットサイズに図形が分割され、描画される。
ここで、マスク作成における前工程となる露光装置(描画装置)に入力される前の露光データを作成する場合に、設計データを複数の処理単位に振り分けて並列処理し、並列処理のうちいずれかの処理でデータ変換にエラーが生じた場合にエラー発生に基づくデータに対してのみ再度処理を行ない、正常に変換されたデータはそのまま使用するとする技術が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−249651号公報
ここで、描画装置にレイアウトデータが入力されてから図形パターンが描画された試料を検査するまでの過程で描画エラーが生じる場合がある。描画装置で描画を開始したところ描画エラーが生じた場合、調査のための再現を行なうために最も簡単な方法は、全く同じデータを使用することである。しかしながら、描画開始からエラー発生箇所にたどり着くまでの処理時間が長い場合、エラーの調査に非常に時間がかかってしまうといった問題があった。
本発明は、かかる問題点を克服し、エラーの調査時間を短縮することを目的とする。
本発明の一態様における描画装置の描画エラー検証方法は、
描画される図形パターンが含まれるレイアウトデータを入力し、入力されたレイアウトデータに基づいて試料に図形パターンを描画する描画装置における描画動作開始後の描画エラーを検証する描画装置の描画エラー検証方法であって、
描画装置にレイアウトデータが入力されてから図形パターンが描画された試料を検査するまでの過程で描画エラーが生じた場合に、レイアウトデータから描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部を抽出し、
抽出されたレイアウトデータの一部に基づいて、描画エラーとなった機能の動作を再現することを特徴とする。
上述したように、描画動作開始後の描画エラーを検証するには、描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部、すなわち、全く同じデータを使用することである。よって、かかるレイアウトデータの一部をレイアウトデータから抽出することで描画開始当初からやり直さなくても描画エラーとなった動作に必要なデータを得ることができる。そして、かかるレイアウトデータの一部に基づいて描画エラーとなった機能の動作を再現することにより短時間で再現することができる。
かかるレイアウトデータは、複数の内部構成単位ごとに階層化され、
描画エラーとなった箇所を含む複数の内部構成単位のいずれかのデータをレイアウトデータの一部として抽出することを特徴とする。
後述するように、レイアウトデータは、例えばチップ、フレーム、セル、図形といった複数の内部構成単位ごとに階層化され構成されている。そして、レイアウトデータが描画装置内に入力されると複数の処理を経て図形パターンが試料に描画される。そして、各処理によって最低限必要なデータが異なる場合がある。そこで、描画エラーとなった箇所を含む複数の内部構成単位のいずれかの内部構成単位のデータを上述したレイアウトデータの一部として抽出することで、描画エラーとなった機能の処理動作を再現するための少なくとも最低限必要なデータを得ることができる。データ量をなるべく少なくすることでその分だけ再現させるために費やす時間を短縮することができる。
本発明の一態様における描画装置の描画エラー検証用データの作成装置は、
描画される図形パターンが含まれるレイアウトデータに基づいて試料に描画する描画装置における描画装置の描画開始後の描画エラーを検証するための検証用データを作成する描画装置の描画エラー検証用データの作成装置であって、
レイアウトデータから描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部を抽出するデータ抽出部と、
抽出されたレイアウトデータの一部に基づいてマージ処理を行い、マージ処理された描画装置の描画エラー検証用データを作成する検証用データ作成部と、
を備えたことを特徴とする。
上述したように、描画動作開始後の描画エラーを検証するには、描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部、すなわち、全く同じデータを使用することである。よって、かかるレイアウトデータの一部をレイアウトデータから抽出することで描画開始当初からやり直さなくても描画エラーとなった動作に必要なデータを得ることができる。しかしながら、レイアウトデータはまだチップのマージ処理がされていないため、その後の処理を進めることができない。そこで、検証用データ作成部によりかかるレイアウトデータの一部を使ってマージ処理を行い、マージされた描画装置の描画エラー検証用データを作成する。これにより、スムーズに描画エラーが生じた処理機能にデータを進めることができる。
また、かかる描画装置の描画エラー検証用データの作成装置は、描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部を指定する指定情報を入力し、
データ抽出部は、指定情報により指定されるレイアウトデータの一部をレイアウトデータから抽出することを特徴とする。
そして、レイアウトデータは、複数の内部構成単位ごとに階層化され、複数の内部構成単位の各内部構成は識別子で識別され、
指定情報として、内部構成の座標指定情報と領域指定情報と前記内部構成の識別子指定情報との内、少なくとも1つの情報を用いると好適である。
本発明によれば、描画エラーとなった機能の動作を短時間で再現することができるので、エラー調査時間を短縮することができる。
以下、実施の形態では、描画装置の一例として、荷電粒子ビーム描画装置、特に、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の他の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。
図1において、荷電粒子ビーム描画装置の一例である描画装置100は、描画部150を構成する電子鏡筒102、描画室103、XYステージ105、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208を備え、制御系として、描画制御ユニット(WCU:Writing Control unit)110、ショットデータ生成ユニット(SDG:Shot Data Generating unit)130、偏向制御回路(DEF)140、デジタルアナログコンバータ(DAC)142、DAC144、高速ストレージユニット(HSU:High−speed Shared Storage unit)170、ハードディスク装置(DSU:Data Storage Unit)180、並列演算ユニット(PPU:Parallel Processing unit)182、PPU184、PPU186、ステージ駆動回路210を備えている。
描画制御ユニット110は、処理管理部112、メモリ114、評価用データ作成部120(描画装置100の動作エラー検証用データの作成装置の一例)を有している。そして、評価用データ作成部120内では、データ選択部122、指定値検証部124、データ抽出部126、データ構築部128、出力データ検証部132を有している。ここでは、一例として、評価用データ作成部120が、コンピュータとなる制御計算機により構成され、データ選択部122、指定値検証部124、データ抽出部126、データ構築部128、出力データ検証部132といった各機能を有している。そして、評価用データ作成部120で演算される入力データ或いは出力データ等はメモリ114に記憶される。ここで、データ選択部122、指定値検証部124、データ抽出部126、データ構築部128、出力データ検証部132といった各機能は、その処理がコンピュータにより実行されるソフトウェアで構成する場合に限るものではなく、電気的な回路によるハードウェアにより構成しても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、処理管理部112もコンピュータとなる制御計算機により構成されてもよい。
また、ショットデータ生成ユニット130、PPU182、PPU184、PPU186も図示していないがコンピュータとなるCPUを有している。
また、描画制御ユニット110には、ショットデータ生成ユニット130、高速メモリユニット170、ハードディスク装置180、PPU182、PPU184、PPU186がバスを介して接続されている。ショットデータ生成ユニット130には、描画制御ユニット110の他に、偏向制御回路140、高速ストレージユニット170がバスを介して接続されている。偏向制御回路140には、DAC142、DAC144、ステージ駆動回路210がバスを介して接続されている。そして、DAC142は、偏向器205に接続され、DAC144は、偏向器208に接続されている。また、ハードディスク装置180には、客先サーバ装置から入力されたチップマージ処理がされているまたはされていないレイアウトデータ152が格納されている。
そして、電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置されている。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれることは言うまでもない。また、図1では、3つの並列演算ユニット(PPU)を記載しているが、1つ以上であればよく、ユニット数を限定するものではない。
電子銃201から出た荷電粒子ビームの一例となる電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、DAC142を介して偏向制御回路140で制御された偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、DAC144を介して偏向制御回路140で制御された偏向器208によって偏向され、ステージ駆動回路210により制御された移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。
また、電子鏡筒102、描画室103内は、図示していない真空ポンプにより真空引きされ、大気圧よりも低い圧力に制御されている。
そして、描画制御ユニット110、特に処理管理部112が、ショットデータ生成ユニット130、高速ストレージユニット170、ハードディスク装置180、PPU182、PPU184、PPU186といった各ユニット装置を制御することで、描画装置100全体の制御を行なう。
図2は、レイアウトデータの階層構造の一例を示す図である。
レイアウトデータは、描画領域が、チップの層、チップ領域を例えばy方向に向かって短冊状に分割したフレームの層、ブロックの層、例えば、半導体装置における1つの機能を持つセルの層、かかるセルを構成するパターンとなる図形の層といった一連の複数の内部構成単位ごとに階層化されている。また、レイアウトデータには、1つの試料101の描画領域に対して複数のチップの層がレイアウトされていることが一般的である。
図3は、実施の形態1におけるステージ移動の様子を説明するための図である。
試料101に描画する場合には、XYステージ105を例えばX方向に連続移動させながら、描画(露光)面を電子ビーム200が偏向可能な短冊状の複数のストライプ領域に仮想分割された試料101の1つのストライプ領域上を電子ビーム200が照射する。XYステージ105のX方向の移動は、例えば連続移動とし、同時に電子ビーム200のショット位置もステージ移動に追従させる。連続移動させることで描画時間を短縮させることができる。そして、1つのストライプ領域を描画し終わったら、XYステージ105をY方向にステップ送りしてX方向(今度は逆向き)に次のストライプ領域の描画動作を行なう。各ストライプ領域の描画動作を蛇行させるように進めることでXYステージ105の移動時間を短縮することができる。
よって、描画装置100がレイアウトデータ152に含まれる各チップ領域の図形パターンを描画していくには、レイアウトデータ152に含まれる複数のチップをマージ処理して、改めて描画装置100が描画するための描画フレーム領域(上述したストライプ領域)に仮想分割することになる。そして、さらに、レイアウトデータ152は描画装置100が描画するための描画データに変換され、さらに、ショットデータへと変換されて実際のショットが行なわれる。
図4は、実施の形態1における描画までの流れの要部を示すフローチャート図である。
図4において、実施の形態1における描画方法は、レイアウトデータ入力工程(S202)、リアルタイムチップマージ(RTCM)処理工程(S204)、描画データ変換工程(S206)、ショットデータ生成工程(S208)、描画工程(S210)という一連の工程を実施する。
まず、処理管理部112の制御の下、PPU182、PPU184、PPU186がそれぞれ、ハードディスク装置180に格納されたレイアウトデータ152を各チップのフレーム単位で読み出して入力する(S202)。そして、PPU182とPPU184とPPU186の各演算ユニットは、それぞれ並列処理にて入力されたデータをリアルタイムでチップマージ処理する(S204)。そして、さらに、PPU182とPPU184とPPU186の各演算ユニットは、それぞれ並列処理にてチップマージ処理されたデータを描画データに変換して高速ストレージユニット170に出力する(S206)。バッファメモリとなる高速ストレージユニット170では、リアルタイムで次々に変換されていく描画データを一時的に格納していく。そして、読み出されたデータは消去される。高速ストレージユニット170に描画するための1つの描画フレーム分のデータが蓄積されると、ショットデータ生成ユニット130がかかる1つの描画フレーム分の描画データを高速メモリユニット170から読み出して、ショットデータを生成する(S208)。そして、生成されたショットデータに従って、偏向制御回路140がDAC142を介して偏向器205を偏向制御してビーム形状と寸法を変化させる。また、偏向制御回路140がDAC144を介して偏向器208を偏向制御してXYステージ105上の試料101の所望する位置に電子ビーム200を照射することになる(S210)。
以上のような描画装置100におけるレイアウトデータの入力から描画までの流れの過程で、PPU182とPPU184とPPU186の各演算ユニットによる描画データ変換エラー、又は、ショットデータ生成ユニット130によるショットデータ生成エラー、偏向制御回路140による実描画における偏向制御エラー、ステージ駆動回路210によるトラッキングオーバーフロー等の機能の動作エラーが生じる場合がある。また、描画エラーとしては、このようなソフトウェア或いはハードウェアにより描画装置100がエラー停止する場合の他、描画装置100で描画後に検査装置でパターンエラー等を検出する場合もある。
そこで、本実施の形態では、このような描画装置100にレイアウトデータ152が入力されてから図形パターンが描画された試料101を検査するまでの過程で描画装置100の機能の動作に描画エラーが生じた場合に、調査時間を短縮させるため再現テストを実施するために必要な最小のデータを得るように構成する。この最小のデータとは、リアルタイムチップマージ処理後のエラー箇所を含む所定の範囲のデータである。すなわち、エラーが発生したレイアウトデータ152から描画エラーとなった機能の動作に必要なレイアウトデータの一部を抽出し、抽出されたレイアウトデータの一部に基づいて、評価用データを作成して、描画エラーとなった機能の動作を再現することで描画装置の描画エラーを検証する。
ここで、描画エラーが生じた箇所によって、機能の動作を再現するために必要な最小データは異なってくる。上述した例で言えば、例えば、描画データ変換処理では、実際に変換エラーとなった図形のデータがあればよい。また、例えば、ショットデータ生成処理では、エラーとなった箇所を含む描画フレーム1つ分のデータがあればよい。描画フレーム1つ分のデータがあればステージ速度算出のためにフレーム面積を求めることができる。また、例えば、実描画中の偏向制御処理では、エラーとなった箇所を含む描画フレーム1つ分のデータがあればよい。上述したように、描画動作は、1つの描画フレーム(ストライプ)毎にXYステージ105を移動させながら行なうため、実描画中に偏向位置にエラーが生じた場合には、描画フレーム単位でやり直す必要があるためである。また、例えば、トラッキングオーバーフローが生じた場合もステージ速度算出にあたってパターン面積密度が必要なため、やはりエラーとなった箇所を含む描画フレーム1つ分のデータが必要となる。また、描画後に検査装置でパターンエラー等を検出した場合も描画フレーム単位で描画をやり直す必要があるため、エラーとなった箇所を含む描画フレーム1つ分のデータが必要となる。
ここで、上述したように、レイアウトデータ152は、チップの層、フレームの層、ブロックの層、セルの層、図形の層といった複数の内部構成単位ごとに階層化されているため、動作エラーとなった箇所を含む必要なデータを、かかる複数の内部構成単位(レイアウトデータの一部)でレイアウトデータ152から抽出して評価用データを作成すればよい。
図5は、実施の形態1における評価用データ作成方法と動作再現方法の要部工程を示すフローチャート図である。
図5において、描画装置の描画エラー検証用データの作成方法の一例となる評価用データ作成方法は、データ選択工程(S102)、指定値検証工程(S104)、データ抽出工程(S106)、データ構築工程(S108)、出力データ検証工程(S110)という一連の工程を実施する。そして、出力された評価用データを用いて、動作再現方法は、データ登録工程(S112)、再現テスト工程(S114)という一連の工程を実施する。
S(ステップ)102において、データ選択工程として、データ選択部122は、所定のパラメータ154を入力して、ハードディスク装置180に格納されたチップマージ処理前のレイアウトデータ152を選択する。ハードディスク装置180には、複数のレイアウトデータ152が格納されている場合もあるので、該当する必要なレイアウトデータ152を選択する。
S104において、指定値検証工程として、指定値検証部124は、指定情報156を入力して指定値が適切かどうかを検証する。指定値が適切でない場合には、エラー出力と共に工程を終了する。ここで、指定情報156として、例えば、チップの層、フレームの層、ブロックの層、セルの層、図形の層といった複数の内部構成単位の座標指定情報と、所定の領域を指定した領域指定情報と、チップの層、フレームの層、ブロックの層、セルの層、図形の層といった複数の内部構成単位の各内部構成に設けられた階層番号(識別子)を指定した階層番号指定情報(識別子指定情報の一例)とが挙げられる。そして、かかる座標指定情報と領域指定情報と階層番号指定情報の内、少なくとも1つの情報を用いてレイアウトデータ152に含まれるデータの中から動作エラーの検証に必要とするデータを指定する。以下、指定の仕方の一例について説明する。
図6は、実施の形態1におけるチップマージ処理されるチップの配置位置を示す概念図である。
図6に示すレイアウトデータ152には、一例として、チップA、チップB、チップCが配置されている。そして、チップAは、フレーム1(F1A)〜フレーム8(F8A)の8つのフレームから構成される。チップBは、フレーム1(F1B)〜フレーム2(F2B)の2つのフレームから構成される。チップCは、フレーム1(F1C)〜フレーム6(F6C)の6つのフレームから構成される。そして、描画するにあたり、かかるチップA、チップB、チップCが1つのチップにチップマージされる。
図7は、実施の形態1におけるチップマージ処理されたチップを描画フレームに分割した例を示す概念図である。
図7では、図6に示したチップマージ処理されたチップを描画フレーム1(DF1)〜描画フレーム6(DF6)の6つの描画フレームに分割した場合を示している。そして、上述したように、描画フレーム毎に描画装置100で描画していくことになる。ここで、例えば、描画フレーム2(DF2)のある位置(×で表示)でエラーが生じた場合を想定する。
まず、指定情報として、エラーが生じた位置(図7において×で表示)を座標(或いはポイント)で指定した座標指定(或いはポイント指定)を行なう場合について説明する。
図8は、実施の形態1における座標指定によるフレーム全体を抽出単位とする例を示す概念図である。
図8では、指定された座標を含むフレーム全体を抜き出す場合を示している。ここでは、指定された座標位置がチップBのフレーム2(F2B)中に存在するため、チップBのフレーム2(F2B)を抽出領域とする例を示している。
図9は、実施の形態1における座標指定によるブロックを抽出単位とする例を示す概念図である。
図9では、指定された座標を含むブロックを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された座標位置がチップBのフレーム2(F2B)中のブロック(2,1)に存在するため、ブロック(2,1)を抽出領域とする例を示している。
図10は、実施の形態1における座標指定によるセルを抽出単位とする例を示す概念図である。
図10では、指定された座標を含むセルを抜き出す場合を示している。
図11は、実施の形態1における座標指定による図形を抽出単位とする例を示す概念図である。
図11では、指定された座標を含む図形を抜き出す場合を示している。
上述した図8〜図11では、動作エラーの検証に1つの描画フレーム分のデータが必要ない場合に有効である。次は、1つの描画フレーム分のデータが必要な場合についての一例を示す。
図12は、実施の形態1における座標指定による描画フレームに含まれる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。
図12では、指定された座標を含む描画フレームに少しでも跨ぐ(重なる)チップマージ前のチップのフレームを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された座標位置が描画フレーム2(DF2)中に存在するため、描画フレーム2を構成する領域が含まれるチップAのフレーム2(F2A)及びフレーム3(F3A)と、チップBのフレーム1(F1B)及びフレーム2(F2B)とを抽出領域とする例を示している。
以上のような指定座標に対してどの範囲までを抽出領域とするかは、例えばパラメータ154(図5)にマージン値として設定しておけばよい。
次に、図13のように指定情報として、エラーが生じた位置を含むある領域(2点の座標位置を対角頂点とする長方形(或いは正方形)で囲まれた領域)で指定した領域指定を行なう場合について説明する。
図14は、実施の形態1における領域指定によるフレーム全体を抽出単位とする例を示す概念図である。
図14では、指定された領域と少しでも重なるフレーム全体を抜き出す場合を示している。ここでは、指定された領域がチップAのフレーム1(F1A)とチップBのフレーム1(F1B)とに重なるため、チップAのフレーム1(F1A)とチップBのフレーム1(F1B)とを抽出領域とする例を示している。
図15は、実施の形態1における領域指定によるブロックを抽出単位とする例を示す概念図である。
図15では、指定された領域少しでも重なるブロックを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された領域がチップAのフレーム1(F1A)の一部のブロックとチップBのフレーム1(F1B)の一部のブロックとに重なるため、チップAのフレーム1(F1A)の一部のブロックとチップBのフレーム1(F1B)の一部のブロックとを抽出領域とする例を示している。
図16は、実施の形態1における領域指定によるセルを抽出単位とする例を示す概念図である。
図16では、指定された領域と少しでも重なるセルを抜き出す場合を示している。
図17は、実施の形態1における領域指定による図形を抽出単位とする例を示す概念図である。
図17では、指定された領域と少しでも重なる図形を抜き出す場合を示している。
上述した図15〜図17では、動作エラーの検証に1つの描画フレーム分のデータが必要ない場合に有効である。次は、1つの描画フレーム分のデータが必要な場合についての一例を示す。
図18は、実施の形態1における領域指定による描画フレームに含まれる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。
図18では、指定された領域を含む描画フレームに少しでも跨ぐ(重なる)チップマージ前のチップのフレームを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された領域が描画フレーム1(DF1)中に存在するため、描画フレーム1を構成する領域が含まれるチップAのフレーム1(F1A)及びフレーム2(F2A)と、チップBのフレーム1(F1B)とを抽出領域とする例を示している。
以上のような領域座標に対してどの範囲までを抽出領域とするかは、上述したように例えばパラメータ154にマージン値として設定しておけばよい。例えば、描画後のパターンエラーを検証する場合などは、目視で確認した位置で領域指定できることから利便性に優れている。また、複数のエラー箇所が生じている場合等もまとめて領域指定できるので好適である。
次に、指定情報として、エラーが生じた位置を含むある内部構成の特定階層番号(識別子の一例)や名前(識別子の一例)で指定した階層番号指定を行なう場合について説明する。例えば、描画データ中の描画フレーム番号、ブロック番号、セル番号、図形番号といった識別子を用いることができる。レイアウトデータ152については、上述したようにチップの層、フレームの層、ブロックの層、セルの層、図形の層といった複数の内部構成単位で階層化されているが、チップマージされ、描画データ変換された描画データについても同様にチップの層、フレームの層、ブロックの層、セルの層、図形の層といった複数の内部構成単位で階層化される。そして、各内部構成は、レイアウトデータにおける各内部構成とは別に新たに番号や名前が付けられる。ここでは、かかる描画データにおける内部構成の特定階層番号等を用いてレイアウトデータ152中で必要となるデータを指定する。
図19は、実施の形態1における階層番号指定による描画フレームに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。
図19では、指定された階層番号指定による描画フレームに少しでも跨ぐ(重なる)チップマージ前のチップのフレームを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された階層番号が描画フレーム1(DF1)を示しているため、描画フレーム1に少しでも跨がる(重なる)チップAのフレーム1(F1A)及びフレーム2(F2A)と、チップBのフレーム1(F1B)とを抽出領域とする例を示している。
図20は、実施の形態1における階層番号指定によるブロックに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。
図20では、描画データ中の指定された階層番号指定によるブロックに少しでも跨ぐ(重なる)チップマージ前のチップのフレームを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された階層番号が描画フレーム3(DF3)内の指定ブロックを示しているため、この指定ブロックに少しでも跨がる(重なる)チップAのフレーム4(F4A)と、チップBのフレーム2(F2B)と、チップCのフレーム1(F1C)とを抽出領域とする例を示している。
図21は、実施の形態1における階層番号指定によるセルに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。
図21では、描画データ中の指定された階層番号指定によるセルに少しでも跨ぐ(重なる)チップマージ前のチップのフレームを抜き出す場合を示している。ここでは、指定された階層番号が描画フレーム3(DF3)内の指定セル(セル100)を示しているため、この指定セルに少しでも跨がる(重なる)チップAのフレーム4(F4A)及びフレーム5(F5A)を抽出領域とする例を示している。
図19〜図21では、レイアウトデータ152中のフレーム単位で抽出する場合を示したが、上述したようにレイアウトデータ152におけるブロックの層、セルの層、或いは図形の層の内部構成で抽出しても構わない。以上のような階層番号指定に対してどの範囲までを抽出領域とするかは、上述したように例えばパラメータ154にマージン値として設定しておけばよい。
S106において、データ抽出工程として、データ抽出部126は、指定情報156による指定値が検証の結果、適切である場合、指定情報156と設定されたマージン値とに基づいて、ハードディスク装置180に格納されているレイアウトデータ152から動作エラーとなった動作に必要なレイアウトデータの一部となる所定の範囲のデータを抽出する。
S108において、データ構築工程として、検証用データ作成部の一例となるデータ構築部128は、抽出されたデータをチップマージ処理してレイアウトデータを再構築して、描画装置100の動作エラー検証用データとなる評価用データ158を作成する。その際、抽出されなかったデータ部分については、データが無いヌル(NULL)データとして扱えばよい。
S110において、出力データ検証工程として、出力データ検証部132は、作成された評価用データ158の正当性を検証する。例えば、データフォーマットが適切かどうか等を検証する。そして、パラメータ154に予め設定された出力場所に評価用データ158を出力する。また、同時にパラメータ154に予め設定されたログファイル出力場所にパラメータ154に予め設定されたログファイル名を付けて評価用データ作成にかかるログファイルを出力する。
ここで、評価用データ作成部120は、描画制御ユニット110内に配置されているが、これに限るものではない。ハードディスク装置180にアクセスできる構成であればどこに配置されていても構わない。例えば、描画装置100の外部に配置されても構わない。
そして、出力された評価用データ158を用いて描画装置100の動作の再現を行なう。
S112において、データ登録工程として、処理管理部112は、評価用データ作成部120から出力された評価用データ158を登録する。
S114において、再現テスト工程として、動作エラーとなった機能の動作を再現する。
以上のように、実施の形態1では、描画される図形パターンが含まれるレイアウトデータ152に基づいて試料101に描画する描画装置100において生じた描画装置100の描画開始後の描画エラーを作成された評価用データ158を用いて検証する。
以上のように、レイアウトデータ152から必要な部分(レイアウトデータ152の一部)だけを回収(抽出)して、評価用データ158を作成するため、回収先のディスク等のメディア(例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、テープ等)の消費量を削減することができる。
さらに、全てのレイアウトデータ152を回収する必要がないため、回収時間を削減することができる。
さらに、描画装置メーカ等のメーカ側での検証が必要なデータをFTP(File Transfer Protcol)等で転送する場合に全てのレイアウトデータ152を転送する必要がないため転送時間を削減することができる。
さらに、評価用データ158を作成する際、ある局所領域のみデータ変換すればよいのでMTTR(Mean Time to Repair:平均修理時間)を短縮することができる(デバック時間を短縮することができる)。
さらに、描画装置のユーザ側にとっては局所領域のみのデータ開示で済ますことができるので、情報漏えいのリスクを少なくすることができる。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものの処理内容或いは動作内容は、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、磁気ディスク装置146に記録される。
また、図1において、評価用データ作成部120或いは描画制御ユニット110等をコンピュータとなる制御計算機で構成する場合には、評価用データ作成部120或いは描画制御ユニット110等が、さらに、図示していないバスを介して、記憶装置の一例となるRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気ディスク(HD)装置、入力手段の一例となるキーボード(K/B)、マウス、出力手段の一例となるモニタ、プリンタ、或いは、入力出力手段の一例となる外部インターフェース(I/F)、FD、DVD、CD等に接続されていても構わない。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、上述した電子ビーム描画装置の他に、レーザを用いて試料に描画するレーザ描画装置についても同様のことが言える。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての描画装置、描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 レイアウトデータの階層構造の一例を示す図である。 実施の形態1におけるステージ移動の様子を説明するための図である。 実施の形態1における描画までの流れの要部を示すフローチャート図である。 実施の形態1における評価用データ作成方法と動作再現方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるチップマージ処理されるチップの配置位置を示す概念図である。 実施の形態1におけるチップマージ処理されたチップを描画フレームに分割した例を示す概念図である。 実施の形態1における座標指定によるフレーム全体を抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における座標指定によるブロックを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における座標指定によるセルを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における座標指定による図形を抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における座標指定による描画フレームに含まれる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定による抽出を行なう場合の例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定によるフレーム全体を抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定によるブロックを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定によるセルを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定による図形を抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における領域指定による描画フレームに含まれる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における階層番号指定による描画フレームに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における階層番号指定によるブロックに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。 実施の形態1における階層番号指定によるセルに重なる全てのフレームを抽出単位とする例を示す概念図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
符号の説明
100 描画装置
101,440 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 描画制御ユニット
112 処理管理部
114 メモリ
120 評価用データ作成部
122 データ選択部
124 指定値検証部
126 データ抽出部
128 データ構築部
130 ショットデータ生成ユニット
132出力データ検証部
140 偏向制御回路
142,144 DAC
150 描画部
152 レイアウトデータ
154 パラメータ
156 指定情報
158 評価用データ
170 高速メモリユニット
180 ハードディスク装置
182,184,186 PPU
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
210 ステージ駆動回路
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
442 電子線

Claims (5)

  1. 描画される図形パターンが含まれるレイアウトデータを入力し、入力された前記レイアウトデータに基づいて試料に図形パターンを描画する描画装置における描画動作開始後の描画エラーを検証する描画装置の描画エラー検証方法であって、
    前記描画装置に前記レイアウトデータが入力されてから前記図形パターンが描画された試料を検査するまでの過程で前記描画エラーが生じた場合に、前記レイアウトデータから前記描画エラーとなった機能の動作に必要な前記レイアウトデータの一部を抽出し、
    抽出された前記レイアウトデータの一部に基づいて、前記描画エラーとなった機能の動作を再現することを特徴とする描画装置の描画エラー検証方法。
  2. 前記レイアウトデータは、複数の内部構成単位ごとに階層化され、
    前記描画エラーとなった箇所を含む前記複数の内部構成単位のいずれかのデータを前記レイアウトデータの一部として抽出することを特徴とする請求項1記載の描画装置の描画エラー検証方法。
  3. 描画される図形パターンが含まれるレイアウトデータに基づいて試料に描画する描画装置における前記描画装置の描画開始後の描画エラーを検証するための検証用データを作成する描画装置の描画エラー検証用データの作成装置であって、
    前記レイアウトデータから前記描画エラーとなった機能の動作に必要な前記レイアウトデータの一部を抽出するデータ抽出部と、
    抽出された前記レイアウトデータの一部に基づいてマージ処理を行い、マージ処理された描画装置の描画エラー検証用データを作成する検証用データ作成部と、
    を備えたことを特徴とする描画装置の描画エラー検証用データの作成装置。
  4. 前記描画装置の描画エラー検証用データの作成装置は、前記描画エラーとなった機能の動作に必要な前記レイアウトデータの一部を指定する指定情報を入力し、
    前記データ抽出部は、前記指定情報により指定される前記レイアウトデータの一部を前記レイアウトデータから抽出することを特徴とする請求項3記載の描画装置の描画エラー検証用データの作成装置。
  5. 前記レイアウトデータは、複数の内部構成単位ごとに階層化され、複数の内部構成単位の各内部構成は識別子で識別され、
    前記指定情報として、前記内部構成の座標指定情報と領域指定情報と前記内部構成の識別子指定情報との内、少なくとも1つの情報を用いることを特徴とする請求項3又は4記載の描画装置の描画エラー検証用データの作成装置。
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