JP5033018B2 - 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 - Google Patents
重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5033018B2 JP5033018B2 JP2008045860A JP2008045860A JP5033018B2 JP 5033018 B2 JP5033018 B2 JP 5033018B2 JP 2008045860 A JP2008045860 A JP 2008045860A JP 2008045860 A JP2008045860 A JP 2008045860A JP 5033018 B2 JP5033018 B2 JP 5033018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chip
- cell
- overlap
- graphic
- overlapping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/30—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
- H01J37/317—Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
- H01J37/3174—Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y10/00—Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B82—NANOTECHNOLOGY
- B82Y—SPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
- B82Y40/00—Manufacture or treatment of nanostructures
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70375—Multiphoton lithography or multiphoton photopolymerization; Imaging systems comprising means for converting one type of radiation into another type of radiation
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2237/00—Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
- H01J2237/26—Electron or ion microscopes
- H01J2237/28—Scanning microscopes
- H01J2237/2813—Scanning microscopes characterised by the application
- H01J2237/2817—Pattern inspection
Description
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料340に照射される。また、ステージは、描画中、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動する。すなわち、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
図30は、同一チップ内で図形間に重なりが生じている場合の一例を示す図である。図30において、チップA内のある領域500内に位置する図形502と図形504とが一部重なっている状態を示している。このような場合、描画データを作成する際に、フラクチャ処理等で除去することができる。よって、描画装置に入力する前に事前に図形間の重なりを除去することができる。他方、異なるチップ間で図形同士の重なりが生じている場合もある。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
階層毎にセル領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する判定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
図1において、描画装置100は、電子ビーム描画装置の一例である。描画装置100は、試料101に所定のパターンを描画する。試料101には、半導体装置を製造する際にリフォグラフィ工程で用いるための露光マスク、或いは露光マスク用のガラス基板が含まれる。描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画部150は、描画室103と描画室103の上部に配置された電子鏡筒102を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。そして、描画室103内には、XYステージ105が配置され、XYステージ105上に描画対象となる試料101が配置される。制御部160は、制御ユニット110、描画制御回路140、及びモニタ134を有している。制御ユニット110、描画制御回路140、及びモニタ134は、図示しないバスにより互いに接続されている。制御ユニット110は、重なり図形の検査装置の一例となる。制御ユニット110内には、制御回路112、簡易検査部114、転送処理回路116、メモリ118、図形重複検査部120、磁気ディスク装置122,124,130、複数のデータ処理回路128a、データ処理回路128b、・・・データ処理回路128k、及び表示ツール132を有している。これら複数のデータ処理回路128a〜128kによりデータ処理回路群126が構成される。制御ユニット110内の各構成は、図示しないバスにより互いに接続されている。また、外部の磁気ディスク装置109内には、複数のチップ配置情報ファイルと複数のチップデータファイルが格納されている。また、磁気ディスク装置109内には、非検出セル情報や図形判別情報といった非検出関連情報が格納されている。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わない。
図2において、制御ユニット110内では、簡易重複検査とチップデータ転送と図形重複検査とデータ変換処理とを行なう。そして、簡易重複検査とチップデータ転送と図形重複検査は、パイプライン処理になるように実行される。また、チップデータ転送と図形重複検査とデータ変換処理は、それら3つの処理、或いはそれらの少なくとも2つの処理が並列処理になるように実行される。このようにパイプライン処理或いは並列処理になるようにデータ処理を進めることで処理効率を高めることができる。その結果、データ量の多い描画データであっても図形の重なり検査、描画を行なうためのデータ処理及び描画動作をリアルタイムに行なうことができる。
S(ステップ)102において、非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報取得工程として、制御回路112は、磁気ディスク装置109から非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報を取得する。レイアウトによっては、故意にセル或いは図形について重ね配置する場合もある。これら重複しても構わないセル或いは図形を検出しないようにするため予めこれらの情報を取得しておく。元々のチップデータが階層構造を持っている場合には重複しても構わないセルを特定することができるので非検出セル情報で非検出セルを特定することができる。また、重複しても構わない図形について特定する場合には図形判別情報で非検出図形を特定することができる。元々のチップデータには、階層構造を持っていない場合もあり得る。その場合は重複しても構わないセルを特定することができないので、重複しても構わない図形について図形判別情報で非検出図形を特定すればよい。よって、ここでは、階層構造の有無によって、非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報を取得すればよい。
図4において、描画レイアウト領域20内において非検出領域42が決まっている場合には、非検出領域42の基準位置の座標とサイズを設定すればよい。或いは、非検出領域42の対角位置にある2つの座標(例えば、左下座標と右上座標)を設定しても好適である。また、非検出点44が決まっている場合には、非検出点44の座標を設定すればよい。
図5において、描画レイアウト領域20内において非検出セル46,48が決まっている場合には、非検出セル46,48のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等を設定すればよい。図5では、セル名が”セルA”となるセルを非検出セル46,48として示している。
図7は、実施の形態1における指定セル内の図形判別情報の一例を説明するための概念図である。
図6に示すように、特定の指定セル50内において非検出領域52が決まっている場合や非検出点54が決まっている場合がある。かかる場合に、図7に示すように、指定セル50内の非検出領域52が決まっている場合には、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出領域52の基準位置の座標とサイズを設定すればよい。或いは、図7に示すように、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出領域52の対角位置にある2つの座標(例えば、左下座標と右上座標)を設定しても好適である。また、図7に示すように、指定セル50内の非検出点54が決まっている場合には、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出点44の座標を設定すればよい。
S202において、簡易検査部114は、制御回路112からの簡易重複検査実行要求を取得する。
図9において、描画レイアウト領域20に、チップA〜Eが配置されている。実線はチップ外形枠を示している。点線は、マージン幅を付加したチップのマージン枠を示している。図9において、チップAの配置位置は、チップ外形枠21が配置された位置で示される。チップBの配置位置は、チップ外形枠23が配置された位置で示される。チップCの配置位置は、チップ外形枠25が配置された位置で示される。チップDの配置位置は、チップ外形枠27が配置された位置で示される。チップEの配置位置は、チップ外形枠29が配置された位置で示される。
S302において、転送処理回路116は、制御回路112からの重複チップデータ転送要求を取得する。
図11において、図形重複検査部120は、入力部60、重複チップキュー判定部62、セル外形設定部64、重複下位層抽出部66、検出要否判定部68、最終セル判定部70、図形重複判定部72、エラー通知生成部74、エラー通知出力部76、セルデータ出力部78、及び検査終了通知出力部80を有している。ここで、図形重複検査部120内の各構成は、電気的な回路によるハードウェアにより構成しても構わないし、これに限るものではなく、ソフトウェアにより実施させても構わない。すなわち、図形重複検査部120はコンピュータでも構わない。そして、コンピュータの一例となる図形重複検査部120で、入力部60、重複チップキュー判定部62、セル外形設定部64、重複下位層抽出部66、検出要否判定部68、最終セル判定部70、図形重複判定部72、エラー通知生成部74、エラー通知出力部76、セルデータ出力部78、及び検査終了通知出力部80といった各機能の処理を実行させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、ソフトウェアにより、或いはソフトウェアとの組合せにより実施させる場合には、図形重複検査部120に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ118或いは図示しないメモリに記憶される。
S402において、入力部60は、制御回路112からの図形重複検査要求を入力する。これにより図形重複検査部120は、制御回路112からの図形重複検査要求を取得することになる。
チップデータでは、描画領域が、最上位階層(第1階層)のチップ12の層、チップ領域を例えばy方向に向かって短冊状に仮想分割した第2階層のセル14の層、セル14を分割した第3階層のセル16の層、セル16内の少なくとも1つ以上の図形で構成される第4階層のセル18の層、かかるセル18を構成する図形19の層といった一連の複数の階層単位ごとに階層化されている場合がある。尚、ここではセル14についてチップ領域をy方向(所定の方向)に向かって短冊状に分割した領域としてあるが、これは一例であり、描画面と平行しy方向と直交するx方向に分割する場合もありうる。或いは描画面と平行するその他の方向であっても構わない。図13に示すような階層構造が予め設定されていて、各階層のセルの座標やサイズがデータに定義されているチップデータであれば、その階層構造の各階層のセルの座標やサイズの設定をそのまま利用してもよい。
図14において、例えば、3つの図形19a〜19cが取り囲まれるように長方形のセル18が設定される。ここでは、長方形で図形19を取り囲む際に、少なくとも1つの図形とセル18の辺が接するように取り囲む。言い換えれば、いくつかの図形19の外接矩形を設定する。内部に取り込む図形数は、セルによって変化することもある。例えば、最下位階層のセルの最大寸法を設定しておけばよい。その寸法以内のサイズで取り囲む図形が存在すれば最下位階層のセル18を設定する。
図15において、例えば、3つのセル18a〜18cが取り囲まれるように1つ上位の階層の長方形のセル16が設定される。ここでは、長方形でセル18を取り囲む際に、下位のセル18の一辺とセル16の一辺が接するように取り囲む。言い換えれば、いくつかのセル18の外接矩形を設定する。内部に取り込むセル18の数は、上位の階層のセル16によって変化することもある。例えば、1つ上位の階層のセルの最大寸法を設定しておけばよい。その寸法以内のサイズで取り囲むセル18が存在すれば1つ上位の階層のセル16を設定する。
図16において、階層領域が予め格子状に分けられている場合には、最下位階層のセル18a,18cを取り囲むその格子状の枠を1つ上位の階層のセル16として設定してもよい。
まずは、重複下位層抽出部66は、描画レイアウト領域10に、磁気ディスク装置122に格納された重複チップデータを読み出し、重複チップデータのチップ12の層を配置する。重複するには相手が必要なので、通常、複数の重複チップデータのチップ12の層が配置されることになる。図17では、チップBとチップCとが重複している状態を示している。そのため、かかるチップBとチップCとを重複チップとしてまずは抽出する。ここで、簡易重複検査の際に使用したマージンが付加されている場合には簡易重複検査と同様にマージンを付加して重複の有無を判断すればよい。
図18は、実施の形態1におけるエラー通知ファイルの一例を示す図である。
図19において、エラー通知ファイル82には、重複番号、重なった一方の情報、重なった他方の情報、属性情報が重複する数だけ繰り返し定義される。エラー通知ファイル82では、まず、重複番号として、”重複1”が定義される。そして、エラー通知ファイル82では、重なった一方の情報として、重複チップ名、チップ配置座標、第2階層セル番号、第2階層セル配置座標、第3階層セル番号、第3階層セル配置座標、・・・、最下位階層の第n階層セル番号、第n階層セル配置座標、図形情報が定義される。続いて、重なった他方の情報として、重複チップ名、チップ配置座標、第2階層セル番号、第2階層セル配置座標、第3階層セル番号、第3階層セル配置座標、・・・、最下位階層の第n階層セル番号、第n階層セル配置座標、図形情報が定義される。続いて、属性情報として、例えば、重なり状況の説明が記載される。続いて、重複番号として、”重複2”が定義される。以下、同様に、重なった一方の情報、重なった他方の情報、属性情報が定義される。重複下位階層セル抽出工程(S412)から最終階層セル判定工程(S418)までが最下位の階層まで繰り返されるので、図形同士の重複があれば、その都度、上述した情報が蓄積されていくことになる。
制御回路112は、表示ツール132を使って、磁気ディスク装置124に格納されたエラー通知ファイル82や重複階層セルをモニタ134に表示する。図19では、最下位階層の重複セルとその内部の重なり図形を表示している様子を示している。以上のようにして、ユーザは、各チップの階層とセル領域とを把握しながら重なり図形を検出することができる。よって、複数のチップをマージ処理する前に、重なり図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを容易に見つけ出すことができる。その結果、描画データの修正を短時間で行なうことができ、描画装置の復旧時間を大幅に短縮することができる。
S140において、制御回路112は、データ変換処理要求をデータ処理回路群126に出力する。データ処理回路群126では、データ変換処理要求を受けると磁気ディスク装置122に格納されたチップデータを順次読み出し、制御回路112によりいずれかのデータ処理回路128に振り分けされる。そして、担当するデータ処理回路128が、重複チップデータを磁気ディスク装置122から読み出し、複数段の変換処理の末に描画装置100内のフォーマットのショットデータに変換される。ショットデータは、磁気ディスク装置130に出力される。そして、データ変換処理が終了すると、担当するデータ処理回路128より制御回路112にデータ変換終了通知が出力される。
S140において、制御回路112は、データ変換処理要求をデータ処理回路群126に出力する。データ処理回路群126では、データ変換処理要求を受けると磁気ディスク装置122に格納された非重複チップのチップデータを順次読み出し、制御回路112によりいずれかのデータ処理回路128に振り分けされる。そして、担当するデータ処理回路128が、非重複チップデータを磁気ディスク装置122から読み出し、複数段の変換処理の末に描画装置100内のフォーマットのショットデータに変換される。ショットデータは、磁気ディスク装置130に出力される。そして、データ変換処理が終了すると、担当するデータ処理回路128より制御回路112にデータ変換終了通知が出力される。
図20は、実施の形態1におけるアレイ構造セルと単独セルとにおける重複図形の検査手法を説明するための図である。
図20(a)において、一方のチップについて同じ図形配列のセルを繰り返し配置する場合、アレイ構造セル300として定義される場合がある。図20(a)では、他方のチップについては、単独のセル320として定義されている。このような両者について図形重複の有無を判定する際、アレイ構造セル300全体を対象にする必要はない。そのため、図20(b)に示すように、アレイ構造セル300全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセル310だけを抽出するようにする。そして、セル320内の図形322と2つのセル310内の図形312とについて重なりの有無を判定する。これにより、判定に供するセル数が減少し、短時間で判定可能となる。
図21(a)において、一方のチップについて同じ図形配列のセルを繰り返し配置する場合、アレイ構造セル300として定義される場合がある。図20(a)では、他方のチップについても同じ図形配列のセルを繰り返し配置するアレイ構造セル331として定義される。このような両者について図形重複の有無を判定する際、アレイ構造セル300全体とアレイ構造セル331全体とを対象にする必要はない。そのため、図21(b)に示すように、一方のチップについて、アレイ構造セル300全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセル310だけを抽出するようにする。同様に、他方のチップについて、アレイ構造セル331全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセルだけを抽出するようにする。図21(b)では、アレイ構造セル331全体を構成するすべてのセルが重なっているのですべて抽出されている様子を示している。そして、アレイ構造セル331の3つのセル内の各図形と3つのセル310で構成されるセル群314内の各図形とについて重なりの有無を判定する。これにより、判定に供するセル数が減少し、短時間で判定可能となる。
図22(a)に示すように、最終セル341,344まで抽出した場合に、上述した例では、このまま重複図形の有無を判定する場合について説明した。しかし、図22(b)に示すように、一方のセル344についてだけ、図形展開し、セル344内に配置されていた図形346とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形348とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数の少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
上述した例では、階層回数が同じチップ同士を検査する場合について説明したが、重複チップ間で階層回数の異なる場合もあり得る。その場合、図23(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、まだ最終セル350,352の上位の階層のセル344までしか展開されていない場合もある。このようなケースでは、図23(b)に示すように、一方のセル342についてだけ、セル342内に配置されていたセル350,352まで展開する。そして、セル350とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、セル352とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数とセル配置数の合計が少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図24(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、図形346とセル350とを包含する上位の階層のセル345まで展開される場合もある。このように、例えばセルを構成せずに単独の図形346として残り、図形346と他のセル350とが一緒にさらに一段上位のセルとして構成される場合もあり得る。このようなケースでは、図24(b)に示すように、一方のセル345についてだけ、セル345内に配置されていたセル350と図形346まで展開する。そして、セル350とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形346とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数とセル配置数の合計が少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図25(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、図形358,360とセル356とを包含する上位の階層のセル354まで展開される場合もある。このように、例えば図形同士が単独で離れていたためにそれぞれセルを構成せずに単独の図形358,360として残り、図形358,360と他のセル356とが一緒にさらに一段上位のセル354として構成される場合もあり得る。このようなケースでは、図25(b)に示すように、一方のセル354についてだけ、セル354内に配置されていたセル356と図形358,360まで展開する。例えば、面積の小さい方のセルを展開すると好適である。そして、セル356とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形358とセル341とについて重なりの有無を判定し、図形360とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。図25(b)では、図形360とセル341とについて重なりが生じているので、さらに、図形360とセル341内の図形343との重なりの有無を判定する。或いは、セル356とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形358とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定し、図形360とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。
図26(a)に示すように、一方のチップの最終セル362と他方のチップの最終セル341とがセルサイズが異なる場合もあり得る。図26(a)では、セル362内にセル341全体が入ってしまう位置関係になる場合を示している。このようなケースでは、図26(b)に示すように、サイズの大きい一方のセル362についてだけ、セル362内に配置されていた図形364,366まで展開する。そして、図形364とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形366とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図27において、チップBのセル372,374が、チップCのセル382,384と重なっている状態を示している。
図28は、図27のケースの図形重複検査の仕方を説明するための概念図である。
例えば、チップBのセル372,374についてだけ、図形展開する。そして、セル372内の図形376及びその他のチップBのセル372,374内の図形と、セル382,384との重なりの有無を判定する。ここでは、セル382と図形376とが重なっているので、これらを抽出する。そして、セル382内の図形386及びその他の内部図形と、図形376との重なりの有無を判定する。このように、一方のチップのセルをまず図形展開しても好適である。これにより、抽出されるセル或いは図形の個数を減らすことができる。その結果、短時間で重複検査を行なうことができる。
12 チップ
14,16,18 セル
19,312 図形
21,23,25,27,29 チップ外形枠
22,24,26,28,30 マージン枠
42,52 非検出領域
44,54 非検出点
46,48 非検出セル
50 セル
52 非検出領域
60 入力部
62 重複チップキュー判定部
64 セル外形設定部
66 重複下位層抽出部
68 検出要否判定部
70 最終セル判定部
72 図形重複判定部
74 エラー通知生成部
76 エラー通知出力部
78 セルデータ出力部
80 検査終了通知出力部
82 エラー通知ファイル
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
109,122,124,130 磁気ディスク装置
110 制御ユニット
112 制御回路
114 簡易検査部
116 転送処理回路
118 メモリ
120 図形重複検査部
126 データ処理回路群
128 データ処理回路
132 表示ツール
134 モニタ
140 描画制御回路
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
206,420 第2のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
207 対物レンズ
300,331 アレイ構造セル
310,320,341,342,344,345,350,352 セル
314 セル群
322,343,346,348,358,360 図形
330 電子線
354,356,362,372,374,382,384 セル
364,366,376,386 図形
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
500,510,520,530 領域
502,504,512,514,516,522,524,526 図形
Claims (9)
- 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。 - 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。 - 階層毎にセル領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。 - 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。 - 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。 - 階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する判定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。 - 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。 - 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。 - 階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045860A JP5033018B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 |
US12/392,507 US8280632B2 (en) | 2008-02-27 | 2009-02-25 | Apparatus and method for inspecting overlapping figure, and charged particle beam writing apparatus |
KR1020090016082A KR101015645B1 (ko) | 2008-02-27 | 2009-02-26 | 겹침 도형의 검사 장치, 하전 입자 빔 묘화 장치 및 겹침 도형의 검사 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008045860A JP5033018B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009206248A JP2009206248A (ja) | 2009-09-10 |
JP5033018B2 true JP5033018B2 (ja) | 2012-09-26 |
Family
ID=40999117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008045860A Expired - Fee Related JP5033018B2 (ja) | 2008-02-27 | 2008-02-27 | 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8280632B2 (ja) |
JP (1) | JP5033018B2 (ja) |
KR (1) | KR101015645B1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8407228B1 (en) | 2010-03-26 | 2013-03-26 | Cadence Design Systems, Inc | Method and mechanism for maintaining existence information for electronic layout data |
US8413087B1 (en) * | 2010-03-26 | 2013-04-02 | Cadence Design Systems, Inc. | Method and mechanism for implementing region query using hierarchical grids |
US8940555B2 (en) * | 2012-09-06 | 2015-01-27 | Globalfoundries Inc. | Method and system for determining overlap process windows in semiconductors by inspection techniques |
JP2015185800A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子ビーム描画装置、情報処理装置、パターン検査装置及び荷電粒子ビーム描画方法 |
US10474781B2 (en) | 2014-05-24 | 2019-11-12 | Synopsys, Inc. | Virtual hierarchical layer usage |
CN104503202B (zh) * | 2014-12-25 | 2018-10-16 | 上海华虹宏力半导体制造有限公司 | 重复设计单元的区分方法 |
JP6484491B2 (ja) * | 2015-04-10 | 2019-03-13 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法 |
JP6819475B2 (ja) * | 2017-06-14 | 2021-01-27 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | データ処理方法、荷電粒子ビーム描画装置、及び荷電粒子ビーム描画システム |
DE112019007422T5 (de) | 2019-05-31 | 2022-02-24 | Micron Technology, Inc. | Speicherkomponente für ein system-on-chip-gerät |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11274038A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-08 | Toshiba Corp | パターン描画方法及び描画装置 |
JP3679751B2 (ja) * | 2001-12-26 | 2005-08-03 | タマパック株式会社 | 貼り絵シミュレーション装置、方法、及びプログラム |
JP4831390B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2011-12-07 | 大日本印刷株式会社 | 電子線描画データ作成方法、作成装置及び作成プログラム並びに電子線描画装置 |
JP2005268657A (ja) | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Toshiba Corp | 電子ビーム描画データ生成方法と電子ビーム描画データ生成用プログラム及び電子ビーム描画装置 |
US7669158B2 (en) * | 2004-09-30 | 2010-02-23 | Cadence Design Systems, Inc. | Method and system for semiconductor design hierarchy analysis and transformation |
JP4751273B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2011-08-17 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置 |
-
2008
- 2008-02-27 JP JP2008045860A patent/JP5033018B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-02-25 US US12/392,507 patent/US8280632B2/en active Active
- 2009-02-26 KR KR1020090016082A patent/KR101015645B1/ko active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101015645B1 (ko) | 2011-02-22 |
KR20090092715A (ko) | 2009-09-01 |
JP2009206248A (ja) | 2009-09-10 |
US8280632B2 (en) | 2012-10-02 |
US20090216450A1 (en) | 2009-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5033018B2 (ja) | 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 | |
US7760347B2 (en) | Design-based method for grouping systematic defects in lithography pattern writing system | |
JP4791267B2 (ja) | 欠陥検査システム | |
JP5408852B2 (ja) | パターン測定装置 | |
US7760929B2 (en) | Grouping systematic defects with feedback from electrical inspection | |
JP3668215B2 (ja) | パターン検査装置 | |
JP2020510864A (ja) | 2つのフォトマスクを比較することによるフォトマスクの検査 | |
US9703919B2 (en) | System and method of filtering actual defects from defect information for a wafer | |
JP2008047722A (ja) | 描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置 | |
JP4953693B2 (ja) | 荷電ビーム描画装置の描画エラー診断方法および荷電ビーム描画装置 | |
KR102506721B1 (ko) | 어레이 구역에 대한 결함 샘플 생성 | |
JP4695942B2 (ja) | データの検証方法 | |
JP4982125B2 (ja) | 欠陥検査方法及びパターン抽出方法 | |
JP5148233B2 (ja) | 描画装置及び描画方法 | |
JP2010278179A (ja) | 描画装置の描画エラー検証方法及び描画装置の描画エラー検証用データの作成装置 | |
JP2009141290A (ja) | 描画装置及び描画データの変換方法 | |
JP4828460B2 (ja) | 描画データ作成方法及び描画データファイルを格納した記憶媒体 | |
JP5232429B2 (ja) | 描画装置及び描画方法 | |
JP6690216B2 (ja) | データ処理方法、データ処理プログラム、荷電粒子ビーム描画方法、及び荷電粒子ビーム描画装置 | |
JP4388045B2 (ja) | パターン検査方法 | |
US11561256B2 (en) | Correlation between emission spots utilizing CAD data in combination with emission microscope images | |
JP2008085248A (ja) | 荷電粒子ビーム描画データの作成方法及び荷電粒子ビーム描画データの変換方法 | |
US8369569B2 (en) | Method and apparatus for detecting non-uniform fracturing of a photomask shape | |
KR20230119139A (ko) | 하전 입자 빔 검사 시스템에서의 토폴로지 기반의 이미지 렌더링 | |
JP2005215016A (ja) | 電子ビーム描画におけるデータ圧縮方法および電子ビーム描画方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120619 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120629 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5033018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |