JP5033018B2 - 重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 - Google Patents

重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の抽出方法に関する。例えば、電子ビーム描画に用いる描画データに定義される複数のチップデータ間で生じる図形の重なりを検査する装置、方法及びその機構を搭載した描画装置に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図29は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向される。そして、可変成形開口421の一部を通過して、ステージ上に搭載された試料340に照射される。また、ステージは、描画中、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動する。すなわち、開口411と可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。開口411と可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
かかる電子ビーム描画を行なうにあたり、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計される。そして、パターンレイアウトが定義されたレイアウトデータ(設計データ)が生成される。そして、レイアウトデータが変換され、電子線描画装置に適応した描画データが生成される。電子線描画装置で描画される描画パターンは、複数のチップが配置されて構成される場合がある。そして、各チップの描画データとなるチップデータは、別々のファイルに格納されることが一般的である。そして、電子線描画装置は、各チップのチップデータを入力して、描画エリア内に仮想的に配置した位置でマージ処理を行なって1つのチップに再構成してから再構成された描画パターンを試料に描画する。
ここで、配置される図形間に重なりが生じたまま描画すると多重露光となるため、事前に図形間の重なりを除去する必要がある。
図30は、同一チップ内で図形間に重なりが生じている場合の一例を示す図である。図30において、チップA内のある領域500内に位置する図形502と図形504とが一部重なっている状態を示している。このような場合、描画データを作成する際に、フラクチャ処理等で除去することができる。よって、描画装置に入力する前に事前に図形間の重なりを除去することができる。他方、異なるチップ間で図形同士の重なりが生じている場合もある。
図31は、異なるチップ間で図形同士の重なりが生じている場合の一例を示す図である。図31において、チップB内のある領域510内に図形512,514,516が配置されている。他方、チップC内のある領域520内に図形522,524,526が配置されている。これらのチップB,Cを描画エリア上に配置すると、チップBの領域510とチップCの領域520とが一部重なるように配置されるものとする。その際、図31に示すように、チップB内の図512とチップC内の図形522とが一部重なってしまう場合がある。図31では、重複している部分を斜線で示している。このような異なるチップ間を重ね配置した際に発生するチップ間図形の重なりを見つける有効な手段が従来確立されていなかった。そのため、このようなチップ間図形の重なりが生じた場合、描画装置に描画データを投入後、複数のデータ変換処理が行なわれショットデータが生成された後、例えば、ビーム照射量をチェックする段階になってから多重露光であることが判明することになる。しかしながら、この段階で判明しても以下のような問題が生じてしまう。
図32は、異なるチップをマージ処理した場合の重なり図形の一例を示す図である。図32において、チップB,Cが描画エリア内に仮想的に配置した位置でマージ処理が行なわれることで、マージ処理後の領域530内に図形512,514,516,522,524,526配置される。そして、上述したビーム照射量をチェックする段階では、マージ処理が済んでしまっている。このように、マージ処理後の段階では、チップの階層構造が再構成されてしまっているので、マージ処理後に重なった図形512,522を見つけ出せたとしても、これらの図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを調査するには多大な時間と労力が必要となってしまうといった問題があった。
ここで、二重露光を避けるために重なり除去を行なう技術に関して、以下の内容が文献に開示されている。繰り返し配置されるセルをキャラクタ・パターンとする場合、隣接するキャラクタ・パターンが存在するときは、その重なりを調べ、重なるパターンはショットしないため、EBショットデータを生成しない旨記載されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、当該文献は、異なるチップを配置する場合に関するものでない。そのため、異なるチップを配置する場合の図形の重なりを検査する手法は何ら開示も示唆もない。
特開2005−268657号公報(段落番号0025)
以上のように、異なるチップ間で図形同士の重なりが生じている場合に、マージ処理される前にその図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを調査するための有効な手法が確立されていなかった。そのため、マージ処理後に重なった図形を見つけ出せたとしても、これらの図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを調査するには多大な時間と労力が必要となってしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、かかる問題点を克服し、重なり図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかが把握可能な検査装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の重なり図形の検査装置は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
まず、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域自体の重なりを検査する。この時点では重なり図形は把握されていない。そして、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出していく。これにより、階層とセル領域とを把握しながら順に重なり図形が配置されるセル領域に近づいていくことができる。そして、抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を検査すればよい。
ここで、予め階層と階層毎のセル領域が定義(設定)されていないデータの場合、複数の階層と階層毎の複数のセル領域を設定する。そのためには、チップ領域が複数の階層と階層毎の複数のセル領域に仮想分割されることになる。その際、複数の図形の少なくとも1つと接するように取り囲む領域が直上の階層のセル領域になるように仮想分割されると好適である。そして、所定の階層の複数のセル領域の少なくとも1つと接するように取り囲む領域がその所定の階層の直上の階層のセル領域になるように仮想分割されると好適である。
また、本発明の他の態様の重なり図形の検査装置は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成では、予め階層と階層毎のセル領域の座標は定義されているが、セル領域サイズが定義されていないチップ間での図形重なり検査に特に有効である。
また、本発明の他の態様の重なり図形の検査装置は、
階層毎にセル領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成では、予め階層と階層毎のセル領域が定義されているチップ間での図形重なり検査に特に有効である。
また、本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する判定部と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様の重なり図形の検査方法は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様の重なり図形の検査方法は、
複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、本発明の他の態様の重なり図形の検査方法は、
階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する工程と、
重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、階層とセル領域とを把握しながら重なり図形を検出することができる。よって、重なり図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを容易に見つけ出すことができる。その結果、描画データの修正を短時間で行なうことができ、描画装置の復旧時間を大幅に短縮することができる。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、荷電粒子ビーム描画装置、特に、可変成形型の電子ビーム描画装置について説明する。
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。
図1において、描画装置100は、電子ビーム描画装置の一例である。描画装置100は、試料101に所定のパターンを描画する。試料101には、半導体装置を製造する際にリフォグラフィ工程で用いるための露光マスク、或いは露光マスク用のガラス基板が含まれる。描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画部150は、描画室103と描画室103の上部に配置された電子鏡筒102を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208が配置されている。そして、描画室103内には、XYステージ105が配置され、XYステージ105上に描画対象となる試料101が配置される。制御部160は、制御ユニット110、描画制御回路140、及びモニタ134を有している。制御ユニット110、描画制御回路140、及びモニタ134は、図示しないバスにより互いに接続されている。制御ユニット110は、重なり図形の検査装置の一例となる。制御ユニット110内には、制御回路112、簡易検査部114、転送処理回路116、メモリ118、図形重複検査部120、磁気ディスク装置122,124,130、複数のデータ処理回路128a、データ処理回路128b、・・・データ処理回路128k、及び表示ツール132を有している。これら複数のデータ処理回路128a〜128kによりデータ処理回路群126が構成される。制御ユニット110内の各構成は、図示しないバスにより互いに接続されている。また、外部の磁気ディスク装置109内には、複数のチップ配置情報ファイルと複数のチップデータファイルが格納されている。また、磁気ディスク装置109内には、非検出セル情報や図形判別情報といった非検出関連情報が格納されている。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分について記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わない。
上述したように、電子ビーム描画を行なうにあたっては、まず、半導体集積回路のレイアウトが設計される。そして、パターンレイアウトが定義されたデータが生成される。この段階では、まだ、チップごとのレイアウトデータとして生成される。このレイアウトデータは、チップの配置情報が定義されたチップ配置情報ファイルとチップ内のパターンデータが定義されたチップデータファイルとして磁気ディスク装置109に格納される。そして、これら複数のチップ内のパターンが1つの描画領域に配置され、描画装置100によって1枚の試料101上に描画されることになる。
実施の形態1では、これらの複数のチップのパターンを描画するにあたって、異なるチップ同士が重なる結果、異なるチップ間におけるパターンを構成する図形の重なりを検査する。この検査は、チップマージ処理より前に行ない、描画を行なうためのデータ処理及び描画動作を行ないながらリアルタイムに行なう。そのためにも以下に説明するように効率的なデータ処理を行なう。
図2は、実施の形態1における制御ユニット内でのデータ処理フローを示す図である。
図2において、制御ユニット110内では、簡易重複検査とチップデータ転送と図形重複検査とデータ変換処理とを行なう。そして、簡易重複検査とチップデータ転送と図形重複検査は、パイプライン処理になるように実行される。また、チップデータ転送と図形重複検査とデータ変換処理は、それら3つの処理、或いはそれらの少なくとも2つの処理が並列処理になるように実行される。このようにパイプライン処理或いは並列処理になるようにデータ処理を進めることで処理効率を高めることができる。その結果、データ量の多い描画データであっても図形の重なり検査、描画を行なうためのデータ処理及び描画動作をリアルタイムに行なうことができる。
図3は、実施の形態1における制御回路の動作を示すフローチャート図である。
S(ステップ)102において、非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報取得工程として、制御回路112は、磁気ディスク装置109から非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報を取得する。レイアウトによっては、故意にセル或いは図形について重ね配置する場合もある。これら重複しても構わないセル或いは図形を検出しないようにするため予めこれらの情報を取得しておく。元々のチップデータが階層構造を持っている場合には重複しても構わないセルを特定することができるので非検出セル情報で非検出セルを特定することができる。また、重複しても構わない図形について特定する場合には図形判別情報で非検出図形を特定することができる。元々のチップデータには、階層構造を持っていない場合もあり得る。その場合は重複しても構わないセルを特定することができないので、重複しても構わない図形について図形判別情報で非検出図形を特定すればよい。よって、ここでは、階層構造の有無によって、非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報を取得すればよい。
図4は、実施の形態1における図形判別情報の一例を説明するための概念図である。
図4において、描画レイアウト領域20内において非検出領域42が決まっている場合には、非検出領域42の基準位置の座標とサイズを設定すればよい。或いは、非検出領域42の対角位置にある2つの座標(例えば、左下座標と右上座標)を設定しても好適である。また、非検出点44が決まっている場合には、非検出点44の座標を設定すればよい。
図5は、実施の形態1における非検出セル情報の一例を説明するための概念図である。
図5において、描画レイアウト領域20内において非検出セル46,48が決まっている場合には、非検出セル46,48のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等を設定すればよい。図5では、セル名が”セルA”となるセルを非検出セル46,48として示している。
図6は、実施の形態1における指定セル内の非検出図形の一例を説明するための概念図である。
図7は、実施の形態1における指定セル内の図形判別情報の一例を説明するための概念図である。
図6に示すように、特定の指定セル50内において非検出領域52が決まっている場合や非検出点54が決まっている場合がある。かかる場合に、図7に示すように、指定セル50内の非検出領域52が決まっている場合には、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出領域52の基準位置の座標とサイズを設定すればよい。或いは、図7に示すように、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出領域52の対角位置にある2つの座標(例えば、左下座標と右上座標)を設定しても好適である。また、図7に示すように、指定セル50内の非検出点54が決まっている場合には、描画レイアウト領域20内において、指定セル50のセル名、セル番号、或いはセル配置座標等と、非検出点44の座標を設定すればよい。
以上のように取得された非検出セル情報、或いは/及び図形判別情報は、メモリ118に格納される。
S104において、制御回路112は、簡易検査部114に簡易重複検査実行要求を出力する。簡易検査部114は、制御回路112からの簡易重複検査実行要求を受けて、以下に説明するように簡易重複検査を行なう。
図8は、実施の形態1における簡易重複検査の方法の要部を示すフローチャート図である。
S202において、簡易検査部114は、制御回路112からの簡易重複検査実行要求を取得する。
S204において、簡易検査部114は、磁気ディスク装置109からチップ毎に格納されているチップ配置情報ファイルを順次読み出す。そして、簡易検査部114は、各チップ配置情報ファイルに定義された各チップのチップ配置情報を取得する。
図9は、実施の形態1におけるチップ配置の一例を示す概念図である。
図9において、描画レイアウト領域20に、チップA〜Eが配置されている。実線はチップ外形枠を示している。点線は、マージン幅を付加したチップのマージン枠を示している。図9において、チップAの配置位置は、チップ外形枠21が配置された位置で示される。チップBの配置位置は、チップ外形枠23が配置された位置で示される。チップCの配置位置は、チップ外形枠25が配置された位置で示される。チップDの配置位置は、チップ外形枠27が配置された位置で示される。チップEの配置位置は、チップ外形枠29が配置された位置で示される。
S206において、簡易検査部114は、マージンを付加するかどうかを判定する。マージン幅については予め設定しておけばよい。例えば、メモリ118に格納しておいても好適である。その際には、簡易検査部114は、メモリ118に格納されたデータを参照し、マージン幅が設定されていればマージンを付加すると判定し、設定されていなければを付加しないと判定すればよい。マージン幅は、メモリ118の代わりに磁気ディスク装置109に格納しておいても好適である。その場合には簡易検査部114は、磁気ディスク装置109に格納されたデータを参照すればよい。マージンを付加すると判定した場合はS208に、付加しないと判定すればS210に進む。
S208において、簡易検査部114は、設定されたマージン幅をチップ外形枠の外側、すなわち、チップ高さ、及びチップ幅に付加する。図9では、マージン枠22で示すマージン幅が付加されたチップAの配置状態を示している。そして、図9では、マージン枠24で示すマージン幅が付加されたチップBの配置状態を示している。そして、図9では、マージン枠26で示すマージン幅が付加されたチップCの配置状態を示している。そして、図9では、マージン枠28で示すマージン幅が付加されたチップDの配置状態を示している。そして、図9では、マージン枠30で示すマージン幅が付加されたチップEの配置状態を示している。
S210において、簡易検査部114は、チップ外形重複検査を行なう。チップ外形重複検査は、チップAとチップBとの配置関係のように、チップ外形枠同士で重なる部分が存在するかどうかで検査する。或いは、チップBとチップCとの配置関係のように、チップ外形枠同士で重なる部分が存在しない場合でも一方のチップのチップ外形枠と他方のチップのマージン枠とで重なる部分が存在すれば重なっていれば重複していると判定するように検査してもよい。或いは、チップBとチップDとの配置関係のように、一方のチップのマージン枠と他方のチップのマージン枠との間でのみ重なる部分が存在するかどうかで検査してもよい。いずれにしても、チップBとチップEとの配置関係のように、チップのマージン枠同士で重なる部分が存在しない場合には、重複しないと判定される。
S212において、簡易検査部114は、検査の結果、重複するチップについて、重複チップ情報を作成し、制御回路112に出力する。
以上のようにして、チップ外形枠或いはマージン枠が重なるチップ同士を検査により抽出する。簡易重複検査が終了した段階では、まだ、チップ内のどの図形が重なっているのか、或いは重なりが存在しないのかについては判明していない。異なるチップ間における図形同士の重なりは後述する別の検査で判明させる。簡易重複検査では、単に、異なるチップ間における図形同士の重なりが存在する可能性があるチップ同士を抽出できればよい。この簡易重複検査によりまずは図形同士の重なりが存在する可能性があるチップをその他のチップから選別することができる。よって、すべてのチップに対して図形同士の重なり検査を行なう場合に比べて検査の手間を大幅に軽減することができる。
図3のS106において、制御回路112は、簡易検査部114から重複チップ情報を取得する。
S108において、制御回路112は、重複チップについて重複チップキューに登録する。そして、重複チップキューはメモリ118に格納される。
S110において、制御回路112は、転送処理回路116に重複チップデータ転送要求を出力する。転送処理回路116は、制御回路112からの重複チップデータ転送要求を受けて、以下に説明するようにデータ転送を行なう。
図10は、実施の形態1におけるデータ転送の方法の要部を示すフローチャート図である。
S302において、転送処理回路116は、制御回路112からの重複チップデータ転送要求を取得する。
S304において、転送処理回路116は、磁気ディスク装置109から重複チップに該当するチップのチップデータファイルを選択して、磁気ディスク装置122に転送する。重複チップが存在する場合には、少なくとも2つのチップデータファイルを転送することになる。
S306において、転送処理回路116は、重複チップに該当する各チップのチップデータファイルの転送が完了する毎に重複チップデータ転送済情報を制御回路112に出力する。
以上のようにして、まずは、重複チップに該当する各チップのチップデータファイルの転送を行なう。
図3のS112において、制御回路112は、転送処理回路116から重複チップデータ転送済情報を取得する。
S114において、制御回路112は、重複チップについて転送済キューに登録する。そして、転送済キューはメモリ118に格納される。
S120において、制御回路112は、すべての重複チップデータが転送されたかどうかを判定する。そして、まだ、転送していない重複チップデータが存在する場合にはS110に戻る。すべて転送済みである場合にはS122に進む。
重複チップデータが磁気ディスク装置122に転送されると、図2で示した図形重複検査とデータ変換処理とが並列に行なわれる。まずは、図形重複検査について説明する。
S130において、制御回路112は、図形重複検査要求を図形重複検査部120に出力する。図形重複検査部120は、制御回路112からの図形重複検査要求を受けて、以下に説明するように図形重複検査を行なう。
図11は、実施の形態1における図形重複検査部の内部構成を示す概念図である。
図11において、図形重複検査部120は、入力部60、重複チップキュー判定部62、セル外形設定部64、重複下位層抽出部66、検出要否判定部68、最終セル判定部70、図形重複判定部72、エラー通知生成部74、エラー通知出力部76、セルデータ出力部78、及び検査終了通知出力部80を有している。ここで、図形重複検査部120内の各構成は、電気的な回路によるハードウェアにより構成しても構わないし、これに限るものではなく、ソフトウェアにより実施させても構わない。すなわち、図形重複検査部120はコンピュータでも構わない。そして、コンピュータの一例となる図形重複検査部120で、入力部60、重複チップキュー判定部62、セル外形設定部64、重複下位層抽出部66、検出要否判定部68、最終セル判定部70、図形重複判定部72、エラー通知生成部74、エラー通知出力部76、セルデータ出力部78、及び検査終了通知出力部80といった各機能の処理を実行させても構わない。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、ソフトウェアにより、或いはソフトウェアとの組合せにより実施させる場合には、図形重複検査部120に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ118或いは図示しないメモリに記憶される。
図12は、実施の形態1における図形重複検査の方法の要部を示すフローチャート図である。
S402において、入力部60は、制御回路112からの図形重複検査要求を入力する。これにより図形重複検査部120は、制御回路112からの図形重複検査要求を取得することになる。
S404において、重複チップキュー判定部62は、制御回路112を介してメモリ118内に格納されている重複チップキューを参照し、重複チップキューが登録されているかどうかを判定する。登録された重複チップキューが存在すればS406へ進む。登録された重複チップキューが存在しなければS424へ進む。
S406において、セル外形設定部64は、磁気ディスク装置122に格納された複数の重複チップデータを読み出し、重複チップデータの各チップ領域に対して階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域を設定する。
図13は、実施の形態1におけるチップデータの階層構造の一例を示す図である。
チップデータでは、描画領域が、最上位階層(第1階層)のチップ12の層、チップ領域を例えばy方向に向かって短冊状に仮想分割した第2階層のセル14の層、セル14を分割した第3階層のセル16の層、セル16内の少なくとも1つ以上の図形で構成される第4階層のセル18の層、かかるセル18を構成する図形19の層といった一連の複数の階層単位ごとに階層化されている場合がある。尚、ここではセル14についてチップ領域をy方向(所定の方向)に向かって短冊状に分割した領域としてあるが、これは一例であり、描画面と平行しy方向と直交するx方向に分割する場合もありうる。或いは描画面と平行するその他の方向であっても構わない。図13に示すような階層構造が予め設定されていて、各階層のセルの座標やサイズがデータに定義されているチップデータであれば、その階層構造の各階層のセルの座標やサイズの設定をそのまま利用してもよい。
しかしながら、図13のような階層構造、各階層のセルの座標及びサイズが、予め設定されていないチップデータも存在し得る。その場合には、セル外形設定部64が、以下のようにして複数の階層を設定し、そして複数の階層の階層毎に複数のセル領域を設定する。その他にも、階層構造と各階層の各セルの座標は定義されているが、各セルのサイズが定義されていないチップデータも存在し得る。或いは、各セルのサイズも定義されているがサイズの設定を変更したい場合もあり得る。これらの場合には、セル外形設定部64が、以下のようにして複数の階層の階層毎に複数のセル領域を設定する。設定の仕方は、最下位の階層のセルから最上位のチップの層に向かって順に設定していく。
図14は、実施の形態1における最下位階層のセルの設定の仕方の一例を示す図である。
図14において、例えば、3つの図形19a〜19cが取り囲まれるように長方形のセル18が設定される。ここでは、長方形で図形19を取り囲む際に、少なくとも1つの図形とセル18の辺が接するように取り囲む。言い換えれば、いくつかの図形19の外接矩形を設定する。内部に取り込む図形数は、セルによって変化することもある。例えば、最下位階層のセルの最大寸法を設定しておけばよい。その寸法以内のサイズで取り囲む図形が存在すれば最下位階層のセル18を設定する。
図15は、実施の形態1における最下位階層のセルの上位層のセルの設定の仕方の一例を示す図である。
図15において、例えば、3つのセル18a〜18cが取り囲まれるように1つ上位の階層の長方形のセル16が設定される。ここでは、長方形でセル18を取り囲む際に、下位のセル18の一辺とセル16の一辺が接するように取り囲む。言い換えれば、いくつかのセル18の外接矩形を設定する。内部に取り込むセル18の数は、上位の階層のセル16によって変化することもある。例えば、1つ上位の階層のセルの最大寸法を設定しておけばよい。その寸法以内のサイズで取り囲むセル18が存在すれば1つ上位の階層のセル16を設定する。
図16は、実施の形態1における一部の階層のセルが定義されている場合の一例を示す図である。
図16において、階層領域が予め格子状に分けられている場合には、最下位階層のセル18a,18cを取り囲むその格子状の枠を1つ上位の階層のセル16として設定してもよい。
以上のようにして、セル外形設定部64は、重複チップデータの各チップ領域に対して階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と複数の階層の階層毎に複数のセル領域を設定する。これにより、各セルの座標とサイズが計算されたことになる。各セルのセルデータは、メモリ118或いは図示しないメモリに格納すればよい。
S408において、図形重複検査部120による図形重複検査が行なわれる。図形重複検査工程(S408)には、内部工程として、非検出セル情報或いは図形判別情報入力工程(S410)、重複下位階層セル抽出工程(S412)、検出要否判定工程(S414)、図形重複判定工程(S416)、及び最終階層セル判定工程(S418)を有している。以下、順に説明する。
S410において、入力部60は、制御回路112を介してメモリ118から格納されている非検出セル情報或いは図形判別情報を入力する。
S412において、重複下位層抽出部66は、重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する。
図17は、実施の形態1における重複セルの抽出手法を説明するための概念図である。
まずは、重複下位層抽出部66は、描画レイアウト領域10に、磁気ディスク装置122に格納された重複チップデータを読み出し、重複チップデータのチップ12の層を配置する。重複するには相手が必要なので、通常、複数の重複チップデータのチップ12の層が配置されることになる。図17では、チップBとチップCとが重複している状態を示している。そのため、かかるチップBとチップCとを重複チップとしてまずは抽出する。ここで、簡易重複検査の際に使用したマージンが付加されている場合には簡易重複検査と同様にマージンを付加して重複の有無を判断すればよい。
次に、重複チップにおけるチップ12の層の1つ下位の層において重複するセル14同士を抽出する。図17では、チップBの一部のセル14とチップCの一部のセル14が抽出されている様子を示している。
S414において、検出要否判定部68は、非検出セル情報或いは図形判別情報に基づいて、抽出されたチップBの一部のセル14とチップCの一部のセル14とが検出不要なセル同士かどうかを判定する。検出不要なセル同士であればS424に進む。検出不要なセル同士でなければS416に進む。
S416において、図形重複判定部72は、抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する。そして、図形同士の重複があれば、S420,S422に進む。また、図形同士の重複の有無に関わらず終了後、次のS418に進む。
S418において、最終セル判定部70は、抽出されたチップBの一部のセル14とチップCの一部のセル14とが最終階層のセルかどうかを判定する。最終階層のセルの場合にはS424に進む。最終階層のセルでない場合にはS412に戻る。
S412に戻った場合には、次に、重複する2つのセル14を抜き出し、重複する2つのセル14の層の1つ下位の層において重複するセル16同士を抽出する。そして、検出要否判定工程(S414)、図形重複判定工程(S416)、及び最終階層セル判定工程(S418)を行なう。そして、最終階層のセルでない場合にはS412に戻る。このように、重複下位階層セル抽出工程(S412)、検出要否判定工程(S414)、図形重複判定工程(S416)、及び最終階層セル判定工程(S418)を検出不要なセル同士でなければ、最下位の階層まで繰り返す。このようにして、最下位の階層まで、同様に、重複する下位階層のセル同士を抽出すると共に図形重複を判定する。
S420において、エラー通知生成部74は、重複する図形同士に関するエラー通知を生成する。
図18は、実施の形態1におけるエラー通知ファイルの一例を示す図である。
図19において、エラー通知ファイル82には、重複番号、重なった一方の情報、重なった他方の情報、属性情報が重複する数だけ繰り返し定義される。エラー通知ファイル82では、まず、重複番号として、”重複1”が定義される。そして、エラー通知ファイル82では、重なった一方の情報として、重複チップ名、チップ配置座標、第2階層セル番号、第2階層セル配置座標、第3階層セル番号、第3階層セル配置座標、・・・、最下位階層の第n階層セル番号、第n階層セル配置座標、図形情報が定義される。続いて、重なった他方の情報として、重複チップ名、チップ配置座標、第2階層セル番号、第2階層セル配置座標、第3階層セル番号、第3階層セル配置座標、・・・、最下位階層の第n階層セル番号、第n階層セル配置座標、図形情報が定義される。続いて、属性情報として、例えば、重なり状況の説明が記載される。続いて、重複番号として、”重複2”が定義される。以下、同様に、重なった一方の情報、重なった他方の情報、属性情報が定義される。重複下位階層セル抽出工程(S412)から最終階層セル判定工程(S418)までが最下位の階層まで繰り返されるので、図形同士の重複があれば、その都度、上述した情報が蓄積されていくことになる。
そして、エラー通知出力部76は、重なる複数の図形の情報として、磁気ディスク装置124にエラー通知ファイル82を出力する。そして、エラー通知ファイル82は、磁気ディスク装置124に格納される。
S422において、セルデータ出力部78は、重なる複数の図形の情報として、重複階層セルのセルデータを磁気ディスク装置124に出力する。重複階層セルのセルデータは、セル外形設定工程(S406)で設定されているので、そのデータをメモリ118等から読み出して用いればよい。最下位階層のセルデータには、その内部の図形19のデータも定義しておけばよい。
S424において、検査終了通知出力部80は、検出不要なセル同士であった場合、或いは最終階層のセルまで図形重複検査が終了した場合、制御回路112に検査終了通知を出力する。
図3のS132において、制御回路112は、検査終了通知出力部80から検査終了通知を取得する。
S134において、制御回路112は、検査が終了したチップについてメモリ118に登録された重複チップキューを削除する。
図19は、実施の形態1における重複図形をユーザが認知する方法を説明するための概念図である。
制御回路112は、表示ツール132を使って、磁気ディスク装置124に格納されたエラー通知ファイル82や重複階層セルをモニタ134に表示する。図19では、最下位階層の重複セルとその内部の重なり図形を表示している様子を示している。以上のようにして、ユーザは、各チップの階層とセル領域とを把握しながら重なり図形を検出することができる。よって、複数のチップをマージ処理する前に、重なり図形がどのチップのどの階層領域に配置されていたのかを容易に見つけ出すことができる。その結果、描画データの修正を短時間で行なうことができ、描画装置の復旧時間を大幅に短縮することができる。
一方、上述した図形重複検査と並行して、データ変換処理も行なわれる。
S140において、制御回路112は、データ変換処理要求をデータ処理回路群126に出力する。データ処理回路群126では、データ変換処理要求を受けると磁気ディスク装置122に格納されたチップデータを順次読み出し、制御回路112によりいずれかのデータ処理回路128に振り分けされる。そして、担当するデータ処理回路128が、重複チップデータを磁気ディスク装置122から読み出し、複数段の変換処理の末に描画装置100内のフォーマットのショットデータに変換される。ショットデータは、磁気ディスク装置130に出力される。そして、データ変換処理が終了すると、担当するデータ処理回路128より制御回路112にデータ変換終了通知が出力される。
S142において、制御回路112は、データ処理回路128からデータ変換終了通知を取得する。
以上のようにして、重複チップデータの図形重複検査とデータ変換処理との並列処理が行なわれる。他方、磁気ディスク装置109には、重複しないチップデータも数多く格納されている。そのため、重複チップデータの転送が終了すると次に非重複チップデータの転送処理が行なわれる。
S122において、制御回路112は、転送処理回路116に非重複チップデータ転送要求を出力する。転送処理回路116は、制御回路112からの非重複チップデータ転送要求を受けて、以下に説明するようにデータ転送を行なう。
図10のS308において、転送処理回路116は、制御回路112からの非重複チップデータ転送要求を取得する。
S310において、転送処理回路116は、磁気ディスク装置109から非重複チップに該当するチップのチップデータファイルを選択して、磁気ディスク装置122に転送する。
S312において、転送処理回路116は、非重複チップに該当する各チップのチップデータファイルの転送が完了する毎に非重複チップデータ転送済情報を制御回路112に出力する。
以上のようにして、残りの非重複チップに該当する各チップのチップデータファイルの転送を行なう。この転送処理は、図2に示すように、重複チップデータの図形重複検査及びデータ変換処理と並列に行なわれる。すなわち、重複チップデータの処理の間に非重複チップデータの転送を行なうことでデータ処理時間の短縮を図ることができる。
図3のS124において、制御回路112は、転送処理回路116から非重複チップデータ転送済情報を取得する。
S126において、制御回路112は、非重複チップについて転送済キューに登録する。そして、転送済キューはメモリ118に格納される。
非重複チップデータの転送が完了すると、重複チップデータと同様、データ変換処理を行なう。
S140において、制御回路112は、データ変換処理要求をデータ処理回路群126に出力する。データ処理回路群126では、データ変換処理要求を受けると磁気ディスク装置122に格納された非重複チップのチップデータを順次読み出し、制御回路112によりいずれかのデータ処理回路128に振り分けされる。そして、担当するデータ処理回路128が、非重複チップデータを磁気ディスク装置122から読み出し、複数段の変換処理の末に描画装置100内のフォーマットのショットデータに変換される。ショットデータは、磁気ディスク装置130に出力される。そして、データ変換処理が終了すると、担当するデータ処理回路128より制御回路112にデータ変換終了通知が出力される。
S142において、制御回路112は、データ処理回路128からデータ変換終了通知を取得する。
以上のようにして、非重複チップデータのデータ変換処理が行なわれる。
以上説明した中で、図形層での重なりが生じていた場合には、図形層での重なりを修正した上で、再度、上述した各工程が実施される。そして、図形層での重なりを修正した上で、全てのチップデータがショットデータに変換されて磁気ディスク装置130に格納される。そのショットデータは、描画制御回路140に出力され、描画部150が、電子ビーム200を用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料101に描画する。描画部150は、描画制御回路140によって制御される。
電子銃201から出た荷電粒子線の一例となる電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形、例えば長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形、例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。かかる第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208により偏向されて、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。
以上のように、本実施の形態によれば、描画データの修正を短時間で行なうことができ、描画装置の復旧時間を大幅に短縮することができるので、データ転送から描画終了までの描画全体にかかる描画時間を短縮することができる。
ここで、重複図形検査を行なう際の変形例について説明する。
図20は、実施の形態1におけるアレイ構造セルと単独セルとにおける重複図形の検査手法を説明するための図である。
図20(a)において、一方のチップについて同じ図形配列のセルを繰り返し配置する場合、アレイ構造セル300として定義される場合がある。図20(a)では、他方のチップについては、単独のセル320として定義されている。このような両者について図形重複の有無を判定する際、アレイ構造セル300全体を対象にする必要はない。そのため、図20(b)に示すように、アレイ構造セル300全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセル310だけを抽出するようにする。そして、セル320内の図形322と2つのセル310内の図形312とについて重なりの有無を判定する。これにより、判定に供するセル数が減少し、短時間で判定可能となる。
図21は、実施の形態1におけるアレイ構造セルとアレイ構造セルとにおける重複図形の検査手法を説明するための図である。
図21(a)において、一方のチップについて同じ図形配列のセルを繰り返し配置する場合、アレイ構造セル300として定義される場合がある。図20(a)では、他方のチップについても同じ図形配列のセルを繰り返し配置するアレイ構造セル331として定義される。このような両者について図形重複の有無を判定する際、アレイ構造セル300全体とアレイ構造セル331全体とを対象にする必要はない。そのため、図21(b)に示すように、一方のチップについて、アレイ構造セル300全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセル310だけを抽出するようにする。同様に、他方のチップについて、アレイ構造セル331全体を構成する複数のセルのうち、重なっているセルだけを抽出するようにする。図21(b)では、アレイ構造セル331全体を構成するすべてのセルが重なっているのですべて抽出されている様子を示している。そして、アレイ構造セル331の3つのセル内の各図形と3つのセル310で構成されるセル群314内の各図形とについて重なりの有無を判定する。これにより、判定に供するセル数が減少し、短時間で判定可能となる。
以上のように、アレイ構造セルについては、重なる部分だけを抽出すると好適である。ここで、単独セル同士についても以下のように図形重複検査を行なってもよい。
図22は、実施の形態1におけるセルと図形との重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。
図22(a)に示すように、最終セル341,344まで抽出した場合に、上述した例では、このまま重複図形の有無を判定する場合について説明した。しかし、図22(b)に示すように、一方のセル344についてだけ、図形展開し、セル344内に配置されていた図形346とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形348とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数の少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図23は、実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。
上述した例では、階層回数が同じチップ同士を検査する場合について説明したが、重複チップ間で階層回数の異なる場合もあり得る。その場合、図23(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、まだ最終セル350,352の上位の階層のセル344までしか展開されていない場合もある。このようなケースでは、図23(b)に示すように、一方のセル342についてだけ、セル342内に配置されていたセル350,352まで展開する。そして、セル350とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、セル352とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数とセル配置数の合計が少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図24は、実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の他の一例を示す図である。
図24(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、図形346とセル350とを包含する上位の階層のセル345まで展開される場合もある。このように、例えばセルを構成せずに単独の図形346として残り、図形346と他のセル350とが一緒にさらに一段上位のセルとして構成される場合もあり得る。このようなケースでは、図24(b)に示すように、一方のセル345についてだけ、セル345内に配置されていたセル350と図形346まで展開する。そして、セル350とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形346とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。例えば、図形数とセル配置数の合計が少ない方のセルを展開すると好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図25は、実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の他の一例を示す図である。
図25(a)に示すように、一方のチップについては、最終セル341まで展開されているが、他方のチップについては、図形358,360とセル356とを包含する上位の階層のセル354まで展開される場合もある。このように、例えば図形同士が単独で離れていたためにそれぞれセルを構成せずに単独の図形358,360として残り、図形358,360と他のセル356とが一緒にさらに一段上位のセル354として構成される場合もあり得る。このようなケースでは、図25(b)に示すように、一方のセル354についてだけ、セル354内に配置されていたセル356と図形358,360まで展開する。例えば、面積の小さい方のセルを展開すると好適である。そして、セル356とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形358とセル341とについて重なりの有無を判定し、図形360とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。図25(b)では、図形360とセル341とについて重なりが生じているので、さらに、図形360とセル341内の図形343との重なりの有無を判定する。或いは、セル356とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形358とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定し、図形360とセル341内の複数の図形343とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。
図26は、実施の形態1におけるサイズの異なるセル同士の重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。
図26(a)に示すように、一方のチップの最終セル362と他方のチップの最終セル341とがセルサイズが異なる場合もあり得る。図26(a)では、セル362内にセル341全体が入ってしまう位置関係になる場合を示している。このようなケースでは、図26(b)に示すように、サイズの大きい一方のセル362についてだけ、セル362内に配置されていた図形364,366まで展開する。そして、図形364とセル341とについて重なりの有無を判定し、同様に、図形366とセル341とについて重なりの有無を判定するようにしても好適である。ここで、重なりが生じなければ検査終了となる。
図27は、実施の形態1における複数のセル同士が重なる場合の一例を示す図である。
図27において、チップBのセル372,374が、チップCのセル382,384と重なっている状態を示している。
図28は、図27のケースの図形重複検査の仕方を説明するための概念図である。
例えば、チップBのセル372,374についてだけ、図形展開する。そして、セル372内の図形376及びその他のチップBのセル372,374内の図形と、セル382,384との重なりの有無を判定する。ここでは、セル382と図形376とが重なっているので、これらを抽出する。そして、セル382内の図形386及びその他の内部図形と、図形376との重なりの有無を判定する。このように、一方のチップのセルをまず図形展開しても好適である。これにより、抽出されるセル或いは図形の個数を減らすことができる。その結果、短時間で重複検査を行なうことができる。
以上の説明において、「〜部」或いは「〜工程」と記載したものの機能、或いはフローチャートで示した各工程の機能については、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置122、或いはメモリ118、或いは図示しない磁気テープ装置、FD、CD、DVD、MO或いはROM等の記録媒体に記録される。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての重なり図形の検査装置、荷電粒子ビーム描画装置及び重なり図形の検査方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における制御ユニット内でのデータ処理フローを示す図である。 実施の形態1における制御回路の動作を示すフローチャート図である。 実施の形態1における図形判別情報の一例を説明するための概念図である。 実施の形態1における非検出セル情報の一例を説明するための概念図である。 実施の形態1における指定セル内の非検出図形の一例を説明するための概念図である。 実施の形態1における指定セル内の図形判別情報の一例を説明するための概念図である。 実施の形態1における簡易重複検査の方法の要部を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるチップ配置の一例を示す概念図である。 実施の形態1におけるデータ転送の方法の要部を示すフローチャート図である。 実施の形態1における図形重複検査部の内部構成を示す概念図である。 実施の形態1における図形重複検査の方法の要部を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるチップデータの階層構造の一例を示す図である。 実施の形態1における最下位階層のセルの設定の仕方の一例を示す図である。 実施の形態1における最下位階層のセルの上位層のセルの設定の仕方の一例を示す図である。 実施の形態1における一部の階層のセルが定義されている場合の一例を示す図である。 実施の形態1における重複セルの抽出手法を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるエラー通知ファイルの一例を示す図である。 実施の形態1における重複図形をユーザが認知する方法を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるアレイ構造セルと単独セルとにおける重複図形の検査手法を説明するための図である。 実施の形態1におけるアレイ構造セルとアレイ構造セルとにおける重複図形の検査手法を説明するための図である。 実施の形態1におけるセルと図形との重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。 実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。 実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の他の一例を示す図である。 実施の形態1におけるセルと上位セルとの重なり検査を行なう場合の他の一例を示す図である。 実施の形態1におけるサイズの異なるセル同士の重なり検査を行なう場合の一例を示す図である。 実施の形態1における複数のセル同士が重なる場合の一例を示す図である。 図27のケースの図形重複検査の仕方を説明するための概念図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。 同一チップ内で図形間に重なりが生じている場合の一例を示す図である。 異なるチップ間で図形同士の重なりが生じている場合の一例を示す図である。 異なるチップをマージ処理した場合の重なり図形の一例を示す図である。
符号の説明
10,20 描画レイアウト領域
12 チップ
14,16,18 セル
19,312 図形
21,23,25,27,29 チップ外形枠
22,24,26,28,30 マージン枠
42,52 非検出領域
44,54 非検出点
46,48 非検出セル
50 セル
52 非検出領域
60 入力部
62 重複チップキュー判定部
64 セル外形設定部
66 重複下位層抽出部
68 検出要否判定部
70 最終セル判定部
72 図形重複判定部
74 エラー通知生成部
76 エラー通知出力部
78 セルデータ出力部
80 検査終了通知出力部
82 エラー通知ファイル
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
109,122,124,130 磁気ディスク装置
110 制御ユニット
112 制御回路
114 簡易検査部
116 転送処理回路
118 メモリ
120 図形重複検査部
126 データ処理回路群
128 データ処理回路
132 表示ツール
134 モニタ
140 描画制御回路
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
206,420 第2のアパーチャ
204 投影レンズ
205,208 偏向器
207 対物レンズ
300,331 アレイ構造セル
310,320,341,342,344,345,350,352 セル
314 セル群
322,343,346,348,358,360 図形
330 電子線
354,356,362,372,374,382,384 セル
364,366,376,386 図形
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
500,510,520,530 領域
502,504,512,514,516,522,524,526 図形

Claims (9)

  1. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
    前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。
  2. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
    前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。
  3. 階層毎にセル領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査装置。
  4. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
    前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する設定部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  5. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査するチップ重複検査部と、
    前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する設定部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  6. 階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する判定部と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する抽出部と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する図形重複判定部と、
    重なる複数の図形の情報を出力する出力部と、
    荷電粒子ビームを用いて、図形層での重なりが生じない複数のチップが配置されて構成される描画パターンを試料に描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
  7. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
    前記複数のチップ領域に対して複数の階層と各階層の複数のセル領域とを設定する工程と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
    重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。
  8. 複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ情報ファイルを入力し、各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を検査する工程と、
    前記複数のチップ領域に対して各チップ情報が有する階層毎に複数のセル領域を設定する工程と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
    重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。
  9. 階層毎に領域が順に小さくなるように複数の階層と前記複数の階層の階層毎に複数のセル領域とが定義された複数のチップが配置されて構成される描画パターンにおける各チップ領域の配置情報に基づいて複数のチップ領域間での重なりの有無を判定する工程と、
    重なりが生じた複数のチップ領域について、重なる領域が位置する、より下位の階層のセル領域を順に抽出する工程と、
    抽出された一方のセル領域内の図形と残りのセル領域内の図形との重なりの有無を判定する工程と、
    重なる複数の図形の情報を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする重なり図形の検査方法。
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