JP4751195B2 - スペアタイヤ搭載装置,スペアタイヤ搭載方法及びブラケット - Google Patents
スペアタイヤ搭載装置,スペアタイヤ搭載方法及びブラケット Download PDFInfo
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Description
2本のスペアタイヤを車両に搭載する技術として、実公昭58−16465号公報(特許文献1)に記載されるように、チェーン先端部に取り付けられた吊り板でディスクホイール下面を受け、2本のスペアタイヤを水平に重ねた状態で車体下面に搭載するスペアタイヤ搭載装置が提案されている。かかるスペアタイヤ搭載装置では、スペアタイヤを1本づつ搭載できるようにすべく、弾性部材からなる係止部材が取り付けられた支持部材により、上側に位置するスペアタイヤを着脱可能に弾性係止する構造が採用されている。
図1及び図2は、前後輪の径が異なるタイヤを装着した低床トラックに対して、本発明に係るスペアタイヤ搭載装置を適用した実施形態を示す。
車体フレーム10を構成する左右のサイドレール10A及び10Bの後端部には、重量軽減穴12Aが開設されたバンパーブラケット12を介して、車両左右方向へと延びるリヤバンパー14が取り付けられる。リヤバンパー14の車両前方に位置する車体フレーム10には、前後輪の径が異なる2つのタイヤ16及び18を上下かつ水平に重ねた状態で搭載するスペアタイヤ搭載装置20が取り付けられる。
下側に位置するタイヤ18を取り外すときには、キャリア本体24Cに接続されたハンドルを操作し、キャリア本体24Cからチェーン24Aを繰り出す。すると、図4に示すように、上側に位置するタイヤ16及びブラケット26が降下し、ブラケット26の棒部材26Dがクロスメンバ22の上面に当接して、タイヤ16の降下が停止する。一方、下側に位置するタイヤ18は、チェーン24Aの先端部に取り付けられた吊り板24Bの降下に伴って地面まで降下する。下側に位置するタイヤ18が地面まで降下したら、吊り板24Bを斜めに傾けてそのホイールディスク穴18Aから抜き取り、図5に示すように、ハンドルを操作してキャリア本体24Cにチェーン24Aを巻き取る。その後、地面に置かれたタイヤ18を車体後方へ取り出す。
このようにすれば、下側に位置するタイヤ18を着脱するときには、上側に位置するタイヤ16は、ブラケット26によりクロスメンバ22に強固かつ確実に係合されるため、多少の外力が作用しても、容易にその固定が解除されることがない。また、上側に位置するタイヤ16を着脱するときには、これを回転させるだけで、クロスメンバ22に対する係合又はその解除が行われるので、タイヤ16の着脱作業が困難となることがない。このため、リヤバンパーが設置されても、スペアタイヤ着脱時の安全性を確保しつつ、タイヤの着脱を容易に行うことができる。
10A サイドレール
10B サイドレール
16 タイヤ
16A ホイールディスク穴
16B ホイールディスク
18 タイヤ
18A ホイールディスク穴
18B ホイールディスク
20 スペアタイヤ搭載装置
22 クロスメンバ
24 スペアタイヤキャリア
24A チェーン
24B 吊り板
24C キャリア本体
26 ブラケット
26A 下部材
26B 上部材
26C 連結部材
26D 棒部材
Claims (5)
- 左右のサイドレールに渡って略平行に架設された2つのクロスメンバにスペアタイヤキャリアを固定すると共に、そのチェーンを上下に重ねた2本のタイヤのホイールディスク穴に挿通し、該チェーンの先端部に取り付けられた吊り板で下側に位置するタイヤのホイールディスクの下面を受けて2本のタイヤを搭載するスペアタイヤ搭載装置において、
前記チェーンを挟んだ離間した2位置に、上側に位置するタイヤのホイールディスク穴を利用して、該ホイールディスクの上面及び下面を挟持しつつ、前記タイヤの回転によりクロスメンバに対する係合及びその解除が行われる一対のブラケットを設け、
前記ブラケットは、上側に位置するタイヤのホイールディスク下面と当接する下部材と、該ホイールディスク上面と当接する上部材と、ホイールディスク穴を通して上部材と下部材とを連結する連結部材と、前記上部材に基端部が略垂直に固定された略L字形状の棒部材と、を含んで構成され、
前記下部材は、上側に位置するタイヤのホイールディスクと略平行な状態で、該ホイールディスク穴に挿通可能な大きさに形成されたことを特徴とするスペアタイヤ搭載装置。 - 前記棒部材は、その先端部が上部材方向に向かって屈曲形成されたことを特徴とする請求項1記載のスペアタイヤ搭載装置。
- 左右のサイドレールに渡って略平行に架設された2つのクロスメンバにスペアタイヤキャリアを固定すると共に、そのチェーンを上下に重ねた2本のタイヤのホイールディスク穴に挿通し、該チェーンの先端部に取り付けられた吊り板で下側に位置するタイヤのホイールディスクの下面を受けて2本のタイヤを搭載するときに、前記チェーンを挟んだ離間した2位置に、上側に位置するタイヤのホイールディスク穴を利用して、該ホイールディスクの上面及び下面を挟持しつつ、前記タイヤの回転によりクロスメンバに対する係合及びその解除が行われる一対のブラケットを配設し、該タイヤをクロスメンバに吊り下げ固定するスペアタイヤ搭載方法であって、
前記ブラケットは、上側に位置するタイヤのホイールディスク下面と当接する下部材と、該ホイールディスク上面と当接する上部材と、ホイールディスク穴を通して上部材と下部材とを連結する連結部材と、前記上部材に基端部が略垂直に固定された略L字形状の棒部材と、を含んで構成され、
前記下部材は、上側に位置するタイヤのホイールディスクと略平行な状態で、該ホイールディスク穴に挿通可能な大きさに形成されたことを特徴とするスペアタイヤ搭載方法。 - 左右のサイドレールに渡って略平行に架設された2つのクロスメンバにスペアタイヤキャリアを固定すると共に、そのチェーンを上下に重ねた2本のタイヤのホイールディスク穴に挿通し、該チェーンの先端部に取り付けられた吊り板で下側に位置するタイヤのホイールディスクの下面を受けて2本のタイヤを搭載するときに、前記チェーンを挟んだ離間した2位置で、上側に位置するタイヤのホイールディスク穴を利用して、該ホイールディスクの上面及び下面を挟持しつつ、前記タイヤの回転によりクロスメンバに対する係合及びその解除が行われ、上側に位置するタイヤをクロスメンバに吊り下げ固定する一対のブラケットであって、
上側に位置するタイヤのホイールディスク下面と当接する下部材と、該ホイールディスク上面と当接する上部材と、ホイールディスク穴を通して上部材と下部材とを連結する連結部材と、前記上部材に基端部が略垂直に固定された略L字形状の棒部材と、を含んで構成され、
前記下部材は、上側に位置するタイヤのホイールディスクと略平行な状態で、該ホイールディスク穴に挿通可能な大きさに形成されたことを特徴とするブラケット。 - 前記棒部材は、その先端部が上部材方向に向かって屈曲形成されたことを特徴とする請求項4記載のブラケット。
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JP2005364714A JP4751195B2 (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | スペアタイヤ搭載装置,スペアタイヤ搭載方法及びブラケット |
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JP2005364714A JP4751195B2 (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | スペアタイヤ搭載装置,スペアタイヤ搭載方法及びブラケット |
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JP2007168465A JP2007168465A (ja) | 2007-07-05 |
JP4751195B2 true JP4751195B2 (ja) | 2011-08-17 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4751195B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5816464Y2 (ja) * | 1978-12-04 | 1983-04-02 | いすゞ自動車株式会社 | 自動車のスペアタイヤ保持装置 |
-
2005
- 2005-12-19 JP JP2005364714A patent/JP4751195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2007168465A (ja) | 2007-07-05 |
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