JP4636112B2 - 車両のスペアタイヤ格納構造 - Google Patents
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Description
なお、高さ方向の荷室空間を大きくとるために、ケーブル巻き取り部(ウインチ)は巻き上げケーブルが水平方向に出入りするようにレイアウトするのが好ましい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、最後方メンバは最後方クロスメンバであり、ケーブル巻き取り部は最後方クロスメンバに固定された支持ブラケットに取り付けられているのが好ましい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、支持ブラケットは、車両の2つのクロスメンバ間に設けられているのが好ましい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、ケーブル巻き取り部は、スペアタイヤ取付部の斜め後方に設置されていてもよい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、巻き上げケーブルは、支持ブラケットが伸びる方向に沿って伸びていてもよい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、最後方メンバより前方に位置するクロスメンバを備えていて、スペアタイヤ取付部は、クロスメンバの近傍に設置されているのも好ましい。
本発明にかかる車両のスペアタイヤ格納構造においては、ケーブル巻き取り部は、最後方メンバより前方の位置に設置されていてもよい。
図1と図2とに示すように、本発明にかかるスペアタイヤ格納構造を備えた2ボックスタイプ(トランクルームを備えていない)の車両1の下部には、それぞれ概ね車両前後方向に伸びる左側サイドフレーム2と右側サイドフレーム3とが設けられ、両サイドフレーム2、3間にはそれぞれ車両幅方向に伸びる第1〜第6クロスメンバ4〜9が設けられている。そして、この車両1においては、基本的には、各部がこれらのサイドフレーム2、3とクロスメンバ4〜9とによって支持される構造とされている。なお、車両1には、左右の前輪10、11と、左右の後輪12、13とが設けられている。また、車両1の後部において、フロアパネル15の下側の所定のスペアタイヤ格納位置には、スペアタイヤ14が格納(保持)されている。
図3〜図5に示すように、フロアパネル15の下方において、車両1の前後方向にみて最後部に位置する第6クロスメンバ9と、この第6クロスメンバ9より1つ前側の第5クロスメンバ8との間には、スペアタイヤ14を支持するための支持ブラケット16が設けられている。この支持ブラケット16は、概ねその後端部18から左前方に向かって斜めに伸びるように配置されている。そして、詳しくは図示していないが、この支持ブラケット16の前端部17はボルト締結等により第5クロスメンバ8の下端面に固定され、他方後端部18は第6クロスメンバ9の前端面に固定されている。
図6と図7とに示すように、ウインチ21には、ドライブシャフト25と、該ドライブシャフト25に同軸に取り付けられ外歯を備えたドライブギヤ26と、該ドライブギヤ26の外歯と噛み合う内歯を備えたドリブンギヤ27とが設けられている。そして、ドリブンギヤ27にはホイール29が同軸に取り付けられ、このホイール29にケーブル22が巻き取られるようになっている。なお、各ギヤ26、27とホイール29とは、ギヤケース28内に収容されている。また、ドリブンギヤ27は、ドライブギヤ26との噛み合いを確実化するために、一端がギヤケース28に取り付けられたばね30によって付勢されている。
スペアタイヤ14を車両1に格納する際には、まずケーブル22の先端部に取り付けられた係合部材23を、地面あるいは作業台等の上に置かれたスペアタイヤ14の中央開口部を上側から下向きに通り抜けさせ、係合部材23の上側支持板31をスペアタイヤ14の下面に係合させる。
Claims (7)
- 車両のフロアパネルの下面側に、略水平な状態でスペアタイヤを保持するようになっている車両のスペアタイヤ格納構造であって、
上記スペアタイヤと係合する係合部材を先端部に備え、上記フロアパネルより下側において水平方向に関して上記係合部材の近傍に設けられたスペアタイヤ取付部から垂下する巻き上げケーブルと、
上記車両側に取り付けられ、略水平状態に設置され上記巻き上げケーブルが巻かれる回転可能なホイールと、鉛直方向に伸び上記ホイールを回転駆動するドライブ軸とを備え、上記係合部材を上記スペアタイヤと係合させた状態で、上記巻き上げケーブルを巻き取り又は解き放つことにより上記スペアタイヤを格納し又は脱離させるケーブル巻き取り部とが設けられていて、
上記ケーブル巻き取り部が、上記フロアパネルより上側の車室側からと上記フロアパネルより下方の車外側とから巻き取り又は解き放ち操作が可能となるように、車両後部で上記フロアパネルの下方に配置され、
上記ドライブ軸は、上部が上記フロアパネルより上方に位置する上側操作部と、下方に形成された下側操作部とを備え、
上記スペアタイヤ取付部に、上記係合部材が上方位置にあるときに該係合部材の直ぐ上方に位置し上記巻き上げケーブルの伸びる方向を水平方向から下方に変えるケーブルガイドが設けられ、
上記ケーブル巻き取り部は、上記スペアタイヤ取付部より後方に位置する一方、上記スペアタイヤ取付部より後方に設けられ車幅方向に伸びる最後方メンバより前方に離間して上記ホイール部が上記ケーブルガイドと略同じ高さに位置するように配置され、
上記ケーブル巻き取り部の下側操作部は、上記最後方メンバの下面より上方に位置することを特徴とする車両のスペアタイヤ格納構造。 - 上記最後方メンバは最後方クロスメンバであり、上記ケーブル巻き取り部は上記最後方クロスメンバに固定された支持ブラケットに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
- 上記支持ブラケットは、上記車両の2つのクロスメンバ間に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
- 上記ケーブル巻き取り部は、上記スペアタイヤ取付部の斜め後方に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
- 上記巻き上げケーブルは、上記支持ブラケットが伸びる方向に沿って伸びていることを特徴とする請求項3に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
- 上記最後方メンバより前方に位置するクロスメンバを備えていて、上記スペアタイヤ取付部は、上記クロスメンバの近傍に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
- 上記ケーブル巻き取り部は、上記最後方メンバより前方の位置に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のスペアタイヤ格納構造。
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